JP3908710B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関し、特に波面を好適に表示させる技術に関する。
仮想3次元空間にオブジェクト及び視点を配置し、該視点から前記仮想3次元空間を見た様子を示す画像を表示する画像処理装置では、仮想3次元空間に配置するオブジェクト次第で、様々な仮想世界を画像表示させることができる。例えば、三角関数によって波高値が制御された波面オブジェクトを配置すれば、揺らめく波面を画像表示させることができる。
上記のように三角関数によって波高値が制御された波面オブジェクトを仮想3次元空間に配置する場合に、その一部に波が穏やかな領域を設定したり、逆に波が荒い領域を設定したりすると、他の領域との境界部分を自然なものとするために、両領域の波高値を算出してそれを合成する等の処理が増加してしまうという問題がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、処理量を増加させずに、擬似的に一部領域の波の高さが変化したかのように演出することができる画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像処理装置は、仮想3次元空間にポリゴンにより構成された波を表すオブジェクトと視点とを配置し、前記視点から前記仮想3次元空間を見た様子を表示する画像処理装置において、前記波を表すオブジェクトを構成するポリゴンの各頂点の位置を1又は複数の波及びそれら波に与えるパラメータ組に基づいて算出する波算出手段と、前記視点が従動し、前記波を表すオブジェクト上を移動する基準座標を取得する基準座標取得手段と、前記基準座標が前記波を表すオブジェクトの一部に設定された所定領域に進入したか否かを判断する領域進入判断手段と、前記基準座標が前記所定領域に進入したと判断される場合に、前記パラメータ組のうち全部又は一部を変化させるパラメータ変化手段と、前記視点から前記基準座標の方向を所定範囲内の視野角で見た様子を画像化し、表示する表示手段と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理方法は、仮想3次元空間にポリゴンにより構成された波を表すオブジェクトと視点とを配置し、前記視点から前記仮想3次元空間を見た様子を表示する画像処理方法において、波算出手段が、前記波を表すオブジェクトを構成するポリゴンの各頂点の位置を1又は複数の波及びそれら波に与えるパラメータ組に基づいて算出する波算出ステップと、基準座標取得手段が、前記視点が従動し、前記波を表すオブジェクト上を移動する基準座標を取得する基準座標取得ステップと、領域進入判断手段が、前記基準座標が前記波を表すオブジェクトの一部に設定された所定領域に進入したか否かを判断する領域進入判断ステップと、パラメータ変化手段が、前記基準座標が前記所定領域に進入したと判断される場合に、前記パラメータ組のうち全部又は一部を変化させるパラメータ変化ステップと、表示手段が、前記視点から前記基準座標の方向を所定範囲内の視野角で見た様子を画像化し、表示する表示ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、仮想3次元空間にポリゴンにより構成された波を表すオブジェクトと視点とを配置し、前記視点から前記仮想3次元空間を見た様子を表示するようコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記波を表すオブジェクトを構成するポリゴンの各頂点の位置を1又は複数の波及びそれら波に与えるパラメータ組に基づいて算出する波算出手段、前記視点が従動し、前記波を表すオブジェクト上を移動する基準座標を取得する基準座標取得手段、前記基準座標が前記波を表すオブジェクトの一部に設定された所定領域に進入したか否かを判断する領域進入判断手段、前記基準座標が前記所定領域に進入したと判断される場合に、前記パラメータ組のうち全部又は一部を変化させるパラメータ変化手段、及び前記視点から前記基準座標の方向を所定範囲内の視野角で見た様子を画像化し、表示する表示手段として前記コンピュータを機能させるための命令を含むことを特徴とするプログラムである。コンピュータは、例えばパーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、家庭用ゲーム機、業務用ゲーム機、携帯用ゲーム機、携帯電話機、携帯情報端末等である。プログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM、メモリカード、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に格納されてもよい。
本発明では、仮想3次元空間に波を表すオブジェクトが配置される。このオブジェクトはポリゴンにより構成されており、各頂点の位置が1又は複数の波及びそれら波に与えるパラメータ組に基づいて算出される。各波は、例えば三角関数等を用いて記述される。また、本発明では、仮想3次元空間内の基準座標が取得される。この基準座標には視点が従動するようになっている。基準座標は、例えばユーザにより操作されるオブジェクトの代表座標であってもよい。そして、基準座標が所定領域に進入したと判断される場合、前記パラメータ組のうち全部又は一部が変化する。このため、波を表すオブジェクトを構成する各ポリゴンの位置が、異なるパラメータ組が与えられた波により算出されることとなり、変化した波が表示されるようになる。本発明によれば、擬似的に一部領域の波の高さが変化したかのように演出することができる。
また、本発明の一態様では、複数の波レベルのそれぞれに対応づけて前記パラメータ組を記憶するパラメータ組記憶手段をさらに含み、前記波算出手段は、所与の波レベルに対応づけて前記パラメータ組記憶手段に記憶されたパラメータ組に基づいて、前記各頂点の位置を算出する。こうすれば、予め波を表すオブジェクトに相応しいパラメータ組を記憶させておくことにより、自然な波の表示を得ることができる。
また、本発明の一態様では、前記パラメータ変化手段は、前記所定領域に対応する波レベルに対応づけて前記パラメータ記憶手段に記憶されるパラメータ組と、前記基準座標が前記所定領域に進入する前に前記各頂点の位置を算出する際に基礎とされたパラメータ組と、を補間することにより、変化の過程において、前記各頂点の位置を算出する際の基礎となるパラメータ組を算出する。パラメータ組の補間は、簡易な計算により実現可能なので、この態様によれば、簡易な計算により波の変化を実現することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るゲーム装置のハードウェア構成を示す図である。同図に示すゲーム装置10は、家庭用ゲーム機11に情報記憶媒体たるDVD−ROM25及びメモリカード28が装着され、さらにモニタ18及びスピーカ22が接続されることによって構成されている。モニタ18には家庭用テレビ受像器が用いられ、スピーカ22にはその内蔵スピーカが用いられる。また、ここではプログラムを家庭用ゲーム機11に供給するためにDVD−ROM25を用いるが、CD−ROMやROMカード等、他のあらゆる情報記憶媒体を用いるようにしてもよい。また、インターネット等のデータ通信網を介して遠隔地からプログラムを家庭用ゲーム機11に供給するようにしてもよい。
家庭用ゲーム機11は、マイクロプロセッサ14、画像処理部16、主記憶26、入出力処理部30、音声処理部20、コントローラ32及びDVD−ROM再生部24を含んで構成される公知のコンピュータゲームシステムである。マイクロプロセッサ14、画像処理部16、主記憶26及び入出力処理部30は、バス12によって相互データ通信可能に接続されており、入出力処理部30には、コントローラ32、音声処理部20、DVD−ROM再生部24及びメモリカード28が接続されている。コントローラ32以外の家庭用ゲーム機11の各構成要素は筐体内に収容されている。
マイクロプロセッサ14は、図示しないROMに格納されるオペレーティングシステム、DVD−ROM25から読み出されるプログラム、及びメモリカード28から読み出されるセーブデータに基づいて、家庭用ゲーム機11の各部を制御し、プレイヤにゲームを提供する。バス12はアドレス及びデータを家庭用ゲーム機11の各部でやり取りするためのものである。また、主記憶26は、例えばRAMを含んで構成されるものであり、DVD−ROM25から読み出されたプログラムやメモリカード28から読み出されたセーブデータが必要に応じて書き込まれる。また、主記憶26は、マイクロプロセッサ14の作業用としても用いられる。画像処理部16はVRAMを含んで構成されており、マイクロプロセッサ14から送られる画像データを受け取って、それに基づいてVRAM上にゲーム画面を描画するとともに、その内容をビデオ信号に変換して所定のタイミングでモニタ18に出力する。
入出力処理部30は、マイクロプロセッサ14が、コントローラ32、音声処理部20、DVD−ROM再生部24及びメモリカード28にアクセスするためのインタフェースである。音声処理部20はサウンドバッファを含んで構成されており、DVD−ROM25から読み出され、該サウンドバッファに記憶されたゲーム音楽、ゲーム効果音、メッセージ等の各種音声データを再生してスピーカ22から出力する。DVD−ROM再生部24は、マイクロプロセッサ14からの指示に従ってDVD−ROM25に記録されたプログラムを読み取る。コントローラ32は、プレイヤが各種ゲーム操作の入力をするための汎用操作入力手段である。また、メモリカード28は、不揮発性メモリ(例えばEEPROM等)を含んでおり、家庭用ゲーム機11に対して脱着可能に構成されている。このメモリカード28には、各種ゲームのセーブデータ等が記憶される。
以下、以上の構成を有するゲーム装置10を用いて、仮想3次元空間に配置された波オブジェクトに関する画像を表示させる技術について説明する。
図2は、ゲーム装置10の主記憶26に構築される仮想3次元空間を示す図である。同図に示すように、仮想3次元空間50には、ワールド座標系のZX平面に平行して波オブジェクト60が配置されている。波オブジェクト60は、水面を表すオブジェクトであり、Vu行Vv列に配置された(Vu×Vv)個の正方形のポリゴンから構成されている。各ポリゴンは同一のサイズを有している。波オブジェクト60上には、船オブジェクト56が配置されている。この船オブジェクト56はコントローラ32から入力される操作信号に従って、波オブジェクト60上を移動するようになっている。船オブジェクト56の後方上部には、船オブジェクトの代表点(基準座標)Pに向かう方向を視線方向とする、視点58が設定されている。そして、ゲーム装置10では、視点58から代表点Pの方向を見た様子を画像化して、この画像をモニタ18に表示させるようになっている。
波オブジェクト60上には、島オブジェクト54が配置されている。島オブジェクト54は波オブジェクト60の表面よりも上側(Y方向)に盛り上がった形状を有しており、該盛り上がった部分については、陰面処理により、波オブジェクト60よりも優先して画像化され、モニタ18に表示されるようになっている。島オブジェクト54を取り囲む領域は、波変化領域52として、それを特定するデータが予めゲーム装置10に記憶されている。例えば、波変化領域52が島オブジェクト54を中心とする円形領域であれば、島オブジェクト54の中心座標、円形領域の半径、円形領域の法線方向などが記憶される。波変化領域52の境界線を特定するデータ(例えば頂点座標の集合など)を記憶しておいてもよい。
本実施形態では、船オブジェクト56がコントローラ32から入力される操作信号に従って、波オブジェクト60上を移動する。そして、該船オブジェクト56に従動する視点58から船オブジェクト56に設定された代表点P方向を見た様子が表示される。波オブジェクト60を構成する各ポリゴンの頂点は、そのZ座標及びX座標が固定されており、Y座標が、波を表す三角関数に従ってリアルタイム(所定時間毎)に生成されるようになっている。ここでは、複数の三角関数の線形和によりY座標、すなわち波高値が算出されるようになっている。各三角関数に与える振幅、初期位相、周期、速さ等のパラメータは、予め互いに関連づけられたものが用意され、DVD−ROM25に記憶されている。ここではそれらのパラメータ組そのもの、或いはそれらのパラメータ組を補間してなるパラメータ組を三角関数に与え、そこに各頂点のX座標、Z座標及び時刻を代入することにより、各頂点の波高値を算出するようにしている。こうして、仮想3次元空間50において、時間経過に従って波高値が上下し、且つ空間的に移動するにつれて波高値が上下する波を実現するようにしている。
本実施形態では、船オブジェクト56の代表点Pが、波オブジェクト60に設定された波変化領域52に進入すると、各三角関数に与えるパラメータ組に変化が現れるようになっている。すなわち、船オブジェクト56が島オブジェクト54に接近すると、波オブジェクト60により表される波が穏やかになる(振幅が減少する)ようにしている。モニタ18に映し出されるのは、視点58から所定範囲内の視野角で仮想3次元空間50を見た様子であり、これにより、あたかも島オブジェクト54の周辺で波の高さが当初から低かった(穏やかであった)かのような錯覚をプレイヤに与えることができる。
ここで、以上の波オブジェクト60の表示を実現するための処理について説明する。図3は、ゲーム装置10にて実現される機能のうち、本発明に関連するものを中心として示す図である。この図に示すように、ゲーム装置10で実現される機能には、モード記憶部70、現在波パラメータ記憶部72、波パラメータテーブル記憶部74、カウンタ及び変化量記憶部76、現在時刻取得部78、現在位置記憶部80、波変化処理部82、波高値算出部84及び波変化判断部86が含まれている。これらの機能は、DVD−ROM25に格納されたプログラムを家庭用ゲーム機11が実行することにより、実現されるものである。
モード記憶部70は、現在、波オブジェクト60の波高値を算出するためのパラメータに変化を与えている最中であるか否かを表すモードフラグを記憶するものであり、主記憶26等により構成される。ゲーム装置10では、代表点Pが波変化領域52に進入した場合、或いは代表点Pが波変化領域52から外にでた場合、波変化モードに設定される。そして、所定時間、例えば5秒経過した場合に、通常モードに戻される。モード記憶部70に記憶されるモードフラグは、現在、波高値を算出するためのモードが、波変化モードであるのか、通常モードであるのかを示すものである。
現在波パラメータ記憶部72は、現在、波オブジェクト60を構成する各ポリゴンの頂点座標(特にY座標、すなわち波高値)を算出するために用いられているパラメータ組(Au1,Av1〜Au4,Av4,Tu1,Tv1〜Tu4,Tv4,φu1,φv1〜φu4,φv4(後に詳述する))を記憶するものであり、主記憶26等により構成される。現在波パラメータ記憶部72の記憶内容は、波高値算出部84による波高値算出処理で用いられる。また、波変化モードでは、波変化処理部82は現在波パラメータ記憶部72にアクセスして、パラメータ組を次第に変化させ、更新している。
波パラメータテーブル記憶部74は、DVD−ROM25や主記憶26等により構成されるものであり、複数の波レベルのそれぞれに対応づけて、波オブジェクト60を構成する各ポリゴンの頂点座標を算出するために用いるパラメータ組を記憶するものである。ゲーム装置10では、例えば凪、小波、中波、大波等に対応する4つの波レベル(1〜4)が用意されており、各波レベルに対応づけて、その大きさの波を実現するのに適当なパラメータ組が予め波パラメータテーブル記憶部74に記憶されている。図4は、波パラメータテーブル記憶部74に記憶される波パラメータテーブルの一例を示す図である。同図に示すように、波パラメータテーブルは、波レベルαと、該波レベルαに対応するパラメータ組(Au1,Av1〜Au4,Av4,Tu1,Tv1〜Tu4,Tv4,φu1,φv1〜φu4,φv4)と、を対応づけたものである。
カウンタ及び変化量記憶部76は、主記憶26等により構成されるものであり、波変化モードにおいて、各パラメータ(Au1,Av1〜Au4,Av4,Tu1,Tv1〜Tu4,Tv4,φu1,φv1〜φu4,φv4)を所定時間毎に変化させる量、及び現在の波変化の進行度を示すカウンタを記憶するものである。
現在時刻取得部78は、所定基準タイミング(例えば波オブジェクト60の表示が開始されたタイミング)からの経過時間を表す数値を取得する。例えば、所定基準タイミング以降、所定時間毎にカウンタ(数値)を増加させることにより、このカウンタを現在時刻として用いることができる。
現在位置記憶部80は、例えば主記憶26を含んで構成されるものであり、船オブジェクト56の代表点Pのワールド座標系における位置座標、特にX座標及びZ座標を記憶するものである。この現在位置は、例えばコントローラ32により入力される操作信号に従って更新される。
波変化判断部86は、波変化領域52を特定するデータを記憶しており、現在位置記憶部80から読み出される代表点Pが波変化領域52に進入したか、或いは代表点Pが波変化領域52から外に出たかを判断する。そして、波変化領域52に代表点Pが進入したこと、波変化領域52から代表点Pが外にでたことを波変化処理部82に通知する。
波高値算出部84は、現在波パラメータ記憶部72に記憶されたパラメータ、現在時刻取得部78により取得される現在時刻を、次式(1)に代入することにより、波オブジェクト60を構成する各ポリゴンの頂点のY座標(y(t)m,n)を算出する。
Figure 0003908710
ここで、y(t)m,nは、時刻tにおける、原点からu方向(x方向)にm個目、v方向(z方向)にn個目の頂点のY座標(波高値)である。Auiは、u方向の第i波の振幅を表し、Aviは、v方向の第i波の振幅を表す。また、Tuiは、u方向の第i波の周期を表し、Tviは、v方向の第i波の周期を表す。さらに、φuiは、u方向の第i波の位相を表し、φviは、v方向の第i波の位相を表す(i=1〜4)。右辺のtには、現在時刻取得部78で取得される現在時刻が入力される。
波高値算出部84により算出される波高値は、図示しない、仮想3次元空間50の様子を画像化する処理において用いられる。
波変化処理部82は、波変化モードにおいて、現在波パラメータ記憶部72の記憶内容を更新する。具体的には、まず波変化判断部86から波変化領域52に代表点Pが進入したことが通知された場合、或いは波変化領域52から代表点Pが外に出たことが通知された場合、モード記憶部70に記憶されているモードフラグを、波変化モードを表すものに変更する。波変化モードに変化した場合には、目標とする波レベルを判断する。例えば、波変化領域52に代表点Pが進入した場合には、目標とする波レベルを1とする。また、波変化領域52から代表点Pが外に出た場合には、目標とする波レベルを所与の値とする。この値は、ゲームプログラムにより、例えば乱数等に基づいて決定してもよいし、波オブジェクト60の波変化領域52以外の領域について予め固定しておいてもよい。その後、波変化処理部82は、現在波パラメータ記憶部72に記憶されたパラメータを、所定時間を掛けて、該目標とする波レベルに対応づけて波パラメータテーブル記憶部74に記憶されたパラメータに次第に近づける。このため、波変化処理部82では、波パラメータを変化させる変化量(1回の更新で変化させる量)、及び現在の波変化の進行度であるカウンタ(波変化モードに入ってから波パラメータを変化させた回数)をカウンタ及び変化量記憶部7に記憶させる。そして、所定時間を掛けて、現在波パラメータ記憶部72に記憶されたパラメータを、目標とする波レベルに対応するパラメータに変更すると、モード記憶部70に記憶されたモードフラグを、通常モードを表すものに変更する。
図5は、ゲーム装置10における波高値算出処理を説明するフロー図である。波高値算出処理では、まず波変化判断部86が、代表点Pが波変更領域52に進入したり、代表点Pが波変化領域52から外に出たかを判断する(S101)。そして、代表点Pが波変更領域52に進入したり、代表点Pが波変化領域52から外に出たと判断されると、モード記憶部70のモードフラグを波変化モードに対応する値に変更する(S102)。次に、現在のパラメータ組を現在波パラメータ記憶部72から読み出す(S103)。さらに、目標とする波レベルに対応するパラメータを波パラメータテーブル記憶部74から読み出す(S104)。そして、所定時間(所定更新回数)で、現在波パラメータ記憶部72に記憶された現在のパラメータ組を、目標とする波レベルに対応するパラメータ組に変化させるために、各更新で変化させるべき変化量をパラメータ種類毎に算出する。また、波変化の進行度を表すカウンタを、例えば0に初期化する(S105)。S105では、こうして算出するカウンタ及び変化量は、カウンタ及び変化量記憶部76に記憶する。
次に、カウンタ及び変化量記憶部76に記憶されている変化量だけ、現在波パラメータ記憶部72に記憶されている各パラメータを変化させ、それらを更新する(S106)。すなわち、ここでは、現在波パラメータ記憶部72に記憶された現在のパラメータ組と、目標とする波レベルに対応するパラメータ組と、をパラメータ種類毎に補間した(内分した)値を、更新後のパラメータとしている。
その後、カウンタ及び変化量記憶部76に記憶されているカウンタを1だけ増やす(S107)。そして、カウンタが所定値(パラメータを目標とする波レベルに対応するものに変化させるのに要する時間に対応したもの)に達しているかを判断し(S108)、達していればモード記憶部70に記憶されたモードフラグを、通常モードに対応する値に設定する(S109)。そうでなければ、モードフラグを、波変化モードに対応する値のままとしておく。
そして、波高値算出部84は、現在波パラメータ記憶部72に記憶されたパラメータ組(S106で更新されたもの)、及び現在時刻取得部78で取得される現在時刻に基づき、上式(1)に従って各波高値を算出する(S110)。
一方、S101で、代表点Pが波変化領域52に入ったり、そこから出たりしてはいないと判断されると、次に、モード記憶部70に記憶されるモードフラグが波変化モードに対応する値であるか否かを判断する(S111)。そして、波変化モードに対応する値であれば、S106に進む。また、波変化モードに対応する値でなければ、S110に進む。
以上のようにして、本ゲーム装置10によれば、船オブジェクト56の代表点Pが、波オブジェクト60に設定された波変化領域52に進入すると、各三角関数に与えるパラメータ組に変化が現れるようになっている。モニタ18に映し出されるのは、視点58から所定範囲内の視野角で仮想3次元空間50を見た様子であるから、あたかも島オブジェクト54の周辺で波の高さが当初から低かったかのような錯覚をプレイヤに与えることができる。こうして、処理量を増加させずに、擬似的に一部領域の波の高さが変化したかのように演出することができる。
本発明の一実施形態に係るゲーム装置のハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態に係るゲーム装置の主記憶に構築される仮想3次元空間を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るゲーム装置の機能ブロック図である。 波パラメータテーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るゲーム装置による波高値算出処理を示すフロー図である。
符号の説明
10 ゲーム装置、11 家庭用ゲーム機、12 バス、14 マイクロプロセッサ、16 画像処理部、18 モニタ、20 音声処理部、22 スピーカ、24 DVD−ROM再生部、25 DVD−ROM、26 主記憶、28 メモリカード、30 入出力処理部、32 コントローラ、50 仮想3次元空間、52 波変化領域、54 島オブジェクト、56 船オブジェクト、58 視点、60 波オブジェクト、70 モード記憶部、72 現在波パラメータ記憶部、74 波パラメータテーブル記憶部、76 カウンタ及び変化量記憶部、78 現在時刻取得部、80 現在位置記憶部、82 波変化処理部、84 波高値算出部、86 波変化判断部。

Claims (5)

  1. 仮想3次元空間にポリゴンにより構成された波を表すオブジェクトと視点とを配置し、前記視点から前記仮想3次元空間を見た様子を表示する画像処理装置において、
    前記波を表すオブジェクトを構成するポリゴンの各頂点の位置を1又は複数の波及びそれら波に与えるパラメータ組に基づいて算出する波算出手段と、
    前記視点が従動し、前記波を表すオブジェクト上を移動する基準座標を取得する基準座標取得手段と、
    前記基準座標が前記波を表すオブジェクトの一部に設定された所定領域に進入したか否かを判断する領域進入判断手段と、
    前記基準座標が前記所定領域に進入したと判断される場合に、前記パラメータ組のうち全部又は一部を変化させるパラメータ変化手段と、
    前記視点から前記基準座標の方向を所定範囲内の視野角で見た様子を画像化し、表示する表示手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    複数の波レベルのそれぞれに対応づけて前記パラメータ組を記憶するパラメータ組記憶手段をさらに含み、
    前記波算出手段は、所与の波レベルに対応づけて前記パラメータ組記憶手段に記憶されたパラメータ組に基づいて、前記各頂点の位置を算出する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記パラメータ変化手段は、前記所定領域に対応する波レベルに対応づけて前記パラメータ記憶手段に記憶されるパラメータ組と、前記基準座標が前記所定領域に進入する前に前記各頂点の位置を算出する際に基礎とされたパラメータ組と、を補間することにより、変化の過程において、前記各頂点の位置を算出する際の基礎となるパラメータ組を算出する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 仮想3次元空間にポリゴンにより構成された波を表すオブジェクトと視点とを配置し、前記視点から前記仮想3次元空間を見た様子を表示する画像処理方法において、
    波算出手段が、前記波を表すオブジェクトを構成するポリゴンの各頂点の位置を1又は複数の波及びそれら波に与えるパラメータ組に基づいて算出する波算出ステップと、
    基準座標取得手段が、前記視点が従動し、前記波を表すオブジェクト上を移動する基準座標を取得する基準座標取得ステップと、
    領域進入判断手段が、前記基準座標が前記波を表すオブジェクトの一部に設定された所定領域に進入したか否かを判断する領域進入判断ステップと、
    パラメータ変化手段が、前記基準座標が前記所定領域に進入したと判断される場合に、前記パラメータ組のうち全部又は一部を変化させるパラメータ変化ステップと、
    表示手段が、前記視点から前記基準座標の方向を所定範囲内の視野角で見た様子を画像化し、表示する表示ステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  5. 仮想3次元空間にポリゴンにより構成された波を表すオブジェクトと視点とを配置し、前記視点から前記仮想3次元空間を見た様子を表示するようコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記波を表すオブジェクトを構成するポリゴンの各頂点の位置を1又は複数の波及びそれら波に与えるパラメータ組に基づいて算出する波算出手段、
    前記視点が従動し、前記波を表すオブジェクト上を移動する基準座標を取得する基準座標取得手段、
    前記基準座標が前記波を表すオブジェクトの一部に設定された所定領域に進入したか否かを判断する領域進入判断手段
    記基準座標が前記所定領域に進入したと判断される場合に、前記パラメータ組のうち全部又は一部を変化させるパラメータ変化手段、及び
    前記視点から前記基準座標の方向を所定範囲内の視野角で見た様子を画像化し、表示する表示手段
    として前記コンピュータを機能させるための命令を含むことを特徴とするプログラム。
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