JP3908343B2 - 路面処理作業機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、高圧水の噴射によって路面のハツリ作業や目荒し作業を行なう路面処理作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、傷んだ路面の補修作業時、あるいは、路面の摩擦抵抗を出すために、ハツリ作業や目荒し作業が行なわれる。
【0003】
ハツリ作業及び目荒し作業は、噴射ノズルから路面へ高圧水を噴射することで、路面の弱い部分を破砕し、路面に凹凸面を作るものである。噴射ノズルは、回転しながらガイド部材に沿って左右に横移動しながら、道路の作業幅となる端から端まで往復動する構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
噴射ノズルは、回転しながら横移動するものであるが、垂直線に対して所定角度を有して噴射し、回転することで円状の処理面が得られるようになっている。
【0005】
このために、何等かの原因で、噴射ノズルの回転が停止したり、あるいは、横移動が停止すると、一箇所に高圧水が集中し、時として必要以上に深掘れが発生する不具合が起きる。
【0006】
そこで、この発明は、噴射ノズルの回転が停止したり、又は横移動が停止した際に、深掘れが発生するのを防ぐようにした路面処理作業機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明は、高圧ポンプによって高圧水が送り込まれる噴射ノズルを回転させる駆動装置を備えた高圧水噴射装置と、機体に設けられた車巾方向に長いガイド部材に沿って前記高圧水噴射装置を左右に横移動させる横移動装置と、前記横移動装置が停止したときにその停止を検知する第1の検知センサと、駆動装置が停止した時にその停止を検知する第2の検知センサと、前記第1,第2の検知センサからの検知信号に基づき前記噴射ノズルからの噴射圧を高圧から低圧に切換える切換制御手段とを備えていることを特徴とする。
【0008】
切換制御手段としては、高圧ポンプの回転を高回転から低回転に落すようにする。
【0009】
あるいは、制御バルブを開とし、高圧水を水タンク又は大気中へ逃がすようにする。
【0010】
かかる路面処理作業機によれば、噴射ノズルを回転しながら、ガイド部材に沿って横移動させながら高圧水を路面へ向けて噴射することで、ハツリ作業あるいは目荒し作業が行なえるようになる。この作業時において、噴射ノズルを回転させる駆動装置が何等から原因で停止した際には第2の検知センサが、あるいは横移動装置が何等かの原因で停止した際に、第1の検知センサがそれを検知し、その第1,第2の検知センサの検知信号に基づき、切換制御手段が働き、噴射ノズルの噴射圧を低圧とする。これにより、一箇所に高圧水が集中する悪影響を回避する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図5の図面を参照しながら、この発明の実施の形態を具体的に説明する。
【0012】
図2において、1は路面処理作業機3の機体を示しており、駆動部(図示していない)からの動力にて駆動される走行輪5により自走可能となっている。機体1の前方には、左右一対の支持アーム7,9によって構成されるリンク機構と上下に伸縮可能な左右の支持輪10,10とにより車幅方向に長いガイド部材11が装着支持され、ガイド部材11は、油圧装置13によって所定の高さに位置決めされるようになっている。
【0013】
油圧装置13は、シリンダ15と伸縮可能なピストンロッド17とからなり、シリンダ15は機体1側に、ピストンロッド17は、ガイド部材11に設けられたブラケット19にそれぞれ取付けられ、ピストンロッド17の伸縮により、ガイド部材11を所定の高さに位置決めすることが可能となっている。
【0014】
ガイド部材11には、横移動装置21により、前記ガイド部材11に沿って横移動可能な噴射ノズル23を備えた高圧水噴射装置25が装着されている。
【0015】
横移動装置21は、図3に示す如く、高圧水噴射装置25が支持された横移動主体枠29に、ガイド部材11のガイドレール面31に沿って走行可能な上下に対向し合うガイドローラ33,33と、油圧モータ35により正転・逆転自在に駆動される駆動歯車37が設けられ、駆動歯車37はガイド部材11に沿って設けられたラック38と噛み合っている。これにより、ラック38と噛み合う駆動歯車37が正転又は逆転することで、横移動主体枠29、即ち、噴射ノズル23はガイド部材11に沿って横移動が可能となる。
【0016】
油圧モータ35は、ガイド部材11の両サイドに設けられたサイド検知スイッチS1,S2に横移動主体枠29が当接することで、そのサイド検知スイッチS1,S2からの検知信号により正転又は逆転自在に制御されるようになっている。
【0017】
高圧水噴射装置25は、図3に示す如く前記した横移動主体枠29に装着されると共に、高圧ホース41が接続された装置本体43と、装置本体43に対して回転可能な回転軸部39と回転軸部39の下端に設けられた噴射ノズル23とを有している。
【0018】
装置本体43は、図1に示す如く、高圧ホース41を介して水タンク45と接続し、水タンク45内の水は、高圧ポンプユニット47に配置されたエンジン49によって高回転から低回転まで駆動される高圧ポンプ51によって供給されるようになっている。高圧ポンプ51は、高回転となることで、路面を破砕処理する高圧水が、低回転となることで路面に影響を与えない低圧水がそれぞれ送り出されるようになる。高圧ポンプ51に回転動力を与えるエンジン49は、第1又は第2の検知センサ53,54からの信号に基づき切換制御手段となる制御部55からの信号によって作動制御されるようになっている。
【0019】
第1の検知センサ53は、横移動装置21の停止を検知するもので、駆動歯車33の歯数をカウントすることで、回転状態又は停止状態を監視し、停止状態になると、その検知信号を、制御部55に入力するようになっている。
【0020】
第2の検知センサ54は、回転軸部39の停止を検知するもので、回転軸部39に固着された回転体57の回転を監視することで、停止状態を検知し、停止状態になると、その検知信号を制御部55に入力するようになっている。
【0021】
一方、回転軸部39は、伝導歯車59が設けられている。伝導歯車59は、装置本体43と並んで配置された駆動装置となる油圧モータ61により駆動されるモータ歯車63と噛み合い、油圧モータ63からの回転動力がモータ歯車63、伝導歯車59を介して回転軸部39に伝導されるようになっている。
【0022】
噴射ノズル23は、ノズル口23aが中心線Xに対して所定の角度を有し、回転することで、円状の噴射領域が確保されるようになる。
【0023】
このように構成された路面処理作業機3によれば、噴射ノズル23を回転し、ガイド部材11に沿って横移動させながら高圧水を路面へ向けて噴射することで、ハツリ作業、あるいは目荒し作業が行なえるようになる。
【0024】
この作業時において、何等からの原因で噴射ノズル23の回転が停止すると第2の検知センサ54が、あるいは、横移動が停止すると、第1の検知センサ53がそれを検知し、その検知信号を制御部55へ入力する。制御部55は各第1,第2の検知センサ53,54からの検知信号に基づき、高圧ポンプ51の回転数を低回転とする。
【0025】
これにより、噴射ノズル23が一箇所に停止しても、路面に何等影響を与えない低圧水となるため、深掘りの状態にならない。
【0026】
この場合、図5に示す如く、制御部55からの信号によって、制御バルブ65を開とし、高圧ポンプ51からの高圧水を、水タンク45へ戻す手段とすることでもよい。あるいは、高圧ホース41の途中に仮想線で示す如く制御部55からの信号によって、開となる制御バルブ67を設け、高圧ポンプ51からの高圧水を大気中に逃がすようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上、説明したように、この発明の路面処理作業機によれば、作業中に、例えば、噴射ノズルの回転が停止した場合には第2の検知センサが、あるいは、横移動が停止した場合には第1の検知センサがそれぞれ働らき噴射ノズルの噴射圧を低圧とすることができる。したがって、一部分の路面に高圧水が必要以上に作用することがなくなり路面への悪影響を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる路面処理装置の高圧水噴射装置と検知センサと切換制御手段と高圧ポンプユニットとの関係を示した概要説明図。
【図2】この発明にかかる路面処理装置の概要側面図。
【図3】高圧水噴射装置の駆動装置と横移動装置を示した拡大説明図。
【図4】路面処理装置の概要正面図。
【図5】高圧水噴射装置と検知センサと切換制御手段と高圧ポンプユニットとの関係を示した図1と同様の概要説明図。
【符号の説明】
1 機体
11 ガイド部材
21 横移動装置
23 噴射装置
25 高圧水噴射装置
51 高圧ポンプ
53,54 検知センサ
55 制御部(切換制御手段)
61 油圧モータ(駆動装置)
Claims (1)
- 高圧ポンプによって高圧水が送り込まれる噴射ノズルを回転させる駆動装置を備えた高圧水噴射装置と、機体に設けられた車巾方向に長いガイド部材に沿って前記高圧水噴射装置を左右に横移動させる横移動装置と、前記横移動装置が停止したときにその停止を検知する第1の検知センサと、駆動装置が停止した時にその停止を検知する第2の検知センサと、前記第1,第2の検知センサからの検知信号に基づき前記噴射ノズルからの噴射圧を高圧から低圧に切換える切換制御手段とを備えていることを特徴とする路面処理作業機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP22377697A JP3908343B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 路面処理作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22377697A JP3908343B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 路面処理作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1161728A JPH1161728A (ja) | 1999-03-05 |
JP3908343B2 true JP3908343B2 (ja) | 2007-04-25 |
Family
ID=16803539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22377697A Expired - Lifetime JP3908343B2 (ja) | 1997-08-20 | 1997-08-20 | 路面処理作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3908343B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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-
1997
- 1997-08-20 JP JP22377697A patent/JP3908343B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1161728A (ja) | 1999-03-05 |
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