JP3906673B2 - 燃料電池及びその組付方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池及びその組付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、燃料電池としては、膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly、以下MEAという)を2つのセパレータで挟み込んで構成された単セルを複数積層したものが知られている。MEAは、両面に触媒電極としての白金が塗布された電解質膜と、この電解質膜を挟み込むガス拡散電極とから構成されている。MEAのうち、一方の面に形成された触媒電極とガス拡散電極とがアノードを構成し、他方の面に形成された触媒電極とガス拡散電極とがカソードを構成する。そして、アノードに面するセパレータには、燃料ガスとしての水素ガスを単セル内に行き渡らせるための燃料ガス通路が形成され、カソードに面するセパレータには、酸化ガスとしてのエアを単セル内に行き渡らせるための酸化ガス通路が形成されている。
【0003】
ところで、燃料電池を構成する各単セルの出力電圧のばらつきが大きくなると、燃料電池全体としての性能が低下することがある。この点に鑑み、特開2000−208161公報には、燃料電池を運転制御するにあたり、各単セルごとの出力電圧をモニタしてその標準偏差を求め、その標準偏差に基づいて電流密度、反応ガス流量あるいは反応ガス圧力を制御することにより、燃料電池全体としての性能を高く維持することが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように各単セルの出力電圧の標準偏差に基づいて電流密度、反応ガス流量あるいは反応ガス圧力を制御するとしても、そのような制御のみでは各単セルの出力電圧のばらつきの影響を抑え込むのに限界があった。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、燃料電池の構成要素を製造した時のばらつきの影響を抑えることができる燃料電池を提供することを目的とする。また、このような燃料電池の組付方法を提供することを別の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
すなわち、本発明の第1の燃料電池は、燃料電池に複数個使用される構成要素につき製造時における精度又は特性が略同等なものを集めて組み付けたものである。この燃料電池では、燃料電池に複数個使用される構成要素の精度ばらつきや特性ばらつきが小さくなるため、それらのばらつきの影響を抑えることができ、燃料電池として良好な性能が得られる。例えば、ある構成要素に関し、精度・特性のばらつきが大きいと、一つの燃料電池の中に精度・特性の極めて良好なものと不良に近いものとが混在するため、これら二つに適する制御を同時に行うことは困難であるが、精度・特性のばらつきが小さいと、一つの燃料電池の中には精度・特性がほぼ同じものしか存在しないため、そのものに適する制御を行えばよく、燃料電池としての制御安定性が増す。
【0008】
なお、「構成要素」とは、燃料電池を構成する要素であって1つの燃料電池に複数個使用される要素であれば特に限定されるものではなく、例えば単セルであってもよいし、単セルを構成するセパレータや膜電極接合体であってもよいし、膜電極接合体を構成する電解質膜、触媒電極層、ガス拡散電極層であってもよいし、その他どのような構成要素であってもよい。
【0009】
本発明の第1の燃料電池は、燃料電池に複数個使用される構成要素につき製造時における精度又は特性を2以上にランク分けし、同じランクの構成要素を集めて組み付けたものでもよい。こうすれば、ランク分けしたあと同じランクの構成要素を集めて組み付けることにより、本発明の効果が得られる。
【0010】
本発明の第1の燃料電池は、燃料電池に複数個使用される構成要素につき製造時における精度又は特性を所定の許容範囲内にて2以上に分割した範囲に応じてランク分けし、同じランクの構成要素を集めて組み付けたものでもよい。こうすれば、所定の許容範囲内にて2以上に分割した範囲に応じてランク分けするため、許容範囲を外れた精度又は特性のものは除外される。
【0011】
なお、「許容範囲」とは、実用上支障のない範囲であり、例えば経験的に決められた範囲であってもよいし、理論的に決められた範囲であってもよい。また、ランク分けする場合の許容範囲は、ランク分けしない場合に比べて広範囲としてもよい。すなわち、ランク分けすると精度・特性のばらつきが小さくなるため燃料電池としての制御安定性が増すことから、従来では許容範囲外とされていた部分も含めて許容範囲としても実用上支障が生じにくい。
【0012】
本発明の第1の燃料電池において、前記製造時における精度又は特性は、燃料電池に同一機能として複数個使用される構成要素の製造時における精度又は特性であってもよい。同じ構成要素であっても機能が異なる場合にはそれぞれの機能に応じて要求される精度又は特性が異なることがある(例えば同じセパレータ又は同じガス拡散電極層であってもアノード側とカソード側とで要求される精度又は特性が異なることがある)ため、同一機能として複数個使用される構成要素につき製造時における精度又は特性が同等なものを集めて組み付けることが好ましい。
【0013】
本発明の第1の燃料電池において、前記構成要素は単セルであってもよい。こうすれば、単セルの精度又は特性のばらつきが小さくなるため、そのばらつきによる影響を抑えることができる。
【0014】
本発明の第1の燃料電池において、前記構成要素は単セルであり、前記特性は単セルに設けられたガス通路をガスが通過する際の圧力損失であってもよい。こうすれば、各単セルを通過する反応ガス(酸化ガス又は燃料ガス)の流量がほぼ一定になるため、各単セルの出力電圧のばらつきが抑えられ、燃料電池として良好な性能が得られる。ここで、ガス通路は、酸化ガス通路及び燃料ガス通路のいずれか一方であってもよいし、両方であってもよい。ところで、燃料電池の電気化学反応に必要な量よりも大過剰に供給される反応ガスについては、圧力損失の大小によって出力電圧が影響を受けることは少ないため、圧力損失のばらつきを略同等にする必要性に乏しい。これに対して、電気化学反応に必要な量と同量又はそれより僅かに過剰な量しか供給されない反応ガスについては、圧力損失の高い単セルと圧力損失の低い単セルが併存すると圧力損失の高い単セルには反応ガスが十分に供給されず十分な出力電圧が得られなくなるため、圧力損失を略同等にして各単セルを通過するガス流量をほぼ一定にする必要性が高い。したがって、ガス供給量に応じて、そのガス通路の圧力損失のばらつきを考慮すべきか否かを判断してもよい。
【0015】
本発明の第1の燃料電池において、前記構成要素は単セルであり、前記特性は単セルの出力電圧であってもよい。こうすれば、各単セルの出力電圧のばらつきが抑えられ、燃料電池として良好な性能が得られる。なお、各単セルの出力電圧を測定する際には、電流密度、ガス流量などの条件を一定にして測定することが好ましい。あるいは、前記特性はIV特性(電流密度と出力電圧との関係を表す特性)としてもよい。こうすれば、各単セルのIV特性のばらつきが抑えられ、燃料電池として良好な性能が得られる。
【0016】
本発明の第1の燃料電池において、前記構成要素は単セルを構成するセパレータであり、前記精度は単セルのガス通路を形成するために設けられた溝の製造精度であってもよい。こうすれば、セパレータの溝の製造精度のばらつきが小さくなるため、単セルのガス通路の形状や容積等のばらつきも小さくなり、圧力損失や出力電圧のばらつきも小さくなりやすい。
【0017】
本発明の第2の燃料電池組付方法は、
燃料電池に複数個使用される構成要素につき該構成要素の製造時における精度又は特性を測定する第1工程と、
前記構成要素につき区別し製造時における精度又は特性が略同等なものを集めて組み付ける第2工程と
を含むものである。
【0018】
この燃料電池組付方法では、燃料電池に複数個使用される構成要素の精度又は特性が略同等なものを集めて組み付けるため、その構成要素の精度ばらつきや特性ばらつきが小さくなり、それらのばらつきの影響を抑えることができ、良好な性能の燃料電池が得られる。
【0019】
本発明の第2の燃料電池組付方法において、前記第2工程は、前記構成要素につき製造時における精度又は特性を2以上にランク分けし、同じランクの構成要素を集めて組み付ける工程としてもよい。こうすれば、ランク分けしたあと同じランクの構成要素を集めて組み付けることにより、本発明の効果が得られる。
【0020】
本発明の第2の燃料電池組付方法において、前記第2工程は、前記構成要素につき製造時における精度又は特性が所定の許容範囲内にて2以上に分割した範囲に応じてランク分けし、同じランクの構成要素を集めて組み付ける工程としてもよい。こうすれば、所定の許容範囲内にて2以上に分割した範囲に応じてランク分けするため、許容範囲を外れた精度又は特性のものは除外される。
【0021】
本発明の第2の燃料電池組付方法において、前記製造時における精度又は特性は、燃料電池に同一機能として複数個使用される構成要素の製造時における精度又は特性であってもよい。同じ構成要素であっても機能が異なる場合にはそれぞれの機能に応じて要求される精度又は特性が異なることがあるため、同一機能として複数個使用される構成要素につき製造時における精度又は特性が同等なものを集めて組み付けることが好ましい。
【0022】
本発明の第2の燃料電池組付方法において、前記構成要素は単セルであってもよい。こうすれば、単セルの精度又は特性のばらつきが小さくなるため、そのばらつきによる影響を抑えることができる。
【0023】
本発明の第2の燃料電池組付方法において、前記構成要素は単セルであり、前記特性は単セルに設けられたガス通路をガスが通過する際の圧力損失であってもよい。こうすれば、各単セルを通過する反応ガス(酸化ガス又は燃料ガス)の流量がほぼ一定になるため、各単セルの出力電圧のばらつきが抑えられ、燃料電池として良好な性能が得られる。ここで、ガス通路は、酸化ガス通路及び燃料ガス通路のいずれか一方であってもよいし、両方であってもよい。なお、上述したとおり、ガス供給量に応じて、そのガス通路の圧力損失のばらつきを考慮すべきか否かを判断してもよい。
【0024】
本発明の第2の燃料電池組付方法において、前記構成要素は単セルであり、前記特性は単セルの出力電圧であってもよい。こうすれば、各単セルの出力電圧のばらつきが抑えられ、燃料電池として良好な性能が得られる。なお、各単セルの出力電圧を測定する際には、電流密度、ガス流量などの条件を一定にして測定することが好ましい。あるいは、前記特性はIV特性(電流密度と出力電圧との関係を表す特性)としてもよい。こうすれば、各単セルのIV特性のばらつきが抑えられ、燃料電池として良好な性能が得られる。
【0025】
本発明の第2の燃料電池組付方法において、前記構成要素は単セルを構成するセパレータであり、前記精度は単セルのガス通路を形成するために設けられた溝の製造精度であってもよい。こうすれば、セパレータの溝の製造精度のばらつきが小さくなるため、単セルのガス通路の形状や容積等のばらつきも小さくなり、圧力損失や出力電圧のばらつきも小さくなりやすい。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明を一層明らかにするために、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら以下に説明する。図1は本実施形態の燃料電池の概略構成を表す斜視図、図2は本実施形態の燃料電池を構成する単セルの分解斜視図であり、(a)は一方向から見た分解斜視図、(b)は(a)のA視(白抜き矢印)からみた分解斜視図、図3は単セルの概略構成を表す説明図で、(a)は組立前の断面図、(b)は組立後の断面図である。
【0027】
燃料電池10は、固体高分子型燃料電池であって、基本単位である単セル20を複数積層したスタック構造によって構成されている。単セル20は、MEA30を第1セパレータ40及び第2セパレータ50で挟み込んだものである。
【0028】
MEA30は、電解質膜31をアノード32とカソード33とで挟み込んだ膜電極接合体である。ここで、電解質膜31は、固体高分子材料、例えばフッ素系樹脂により形成されたプロトン導電性のイオン交換膜(例えばデュポン社製のナフィオン膜)であり、湿潤状態で良好な電気伝導性を示す。電解質膜31の両面には、白金または白金と他の金属から成る合金を塗布することにより触媒電極層34,35が形成され、更にその外側には、炭素繊維からなる糸で織成したカーボンクロスにより形成されたガス拡散電極層36,37が配置されている。そして、触媒電極層34とガス拡散電極層36とがアノード32、触媒電極層35とガス拡散電極層37とがカソード33を構成する。なお、ガス拡散電極層36,37はカーボンクロスのほか、炭素繊維からなるカーボンペーパーまたはカーボンフェルトによって形成してもよく、十分なガス拡散性および導電性を有していればよい。
【0029】
第1セパレータ40及び第2セパレータ50は、ガス不透過の導電性部材、例えば、カーボンを圧縮してガス不透過とした成形カーボンにより形成されている。このうち、第1セパレータ40は、向かい合う二辺の一辺に沿って孔部41,42が設けられており、この辺と向かい合う辺に沿って孔部46,47が設けられている。この第1セパレータ40は、MEA30のアノード32と対向する片面に、孔部41および孔部42を連通させる屈曲形状の凹溝43が設けられている。この凹溝43は、単セル20内において燃料ガス通路21を形成する。すなわち、単セル20において、孔部41から燃料ガスが供給されると凹溝43を通って孔部42から排出される。なお、凹溝43には、その底面から突出する所定の形状の複数の小突起44が設けられている。この小突起44は、その端面でアノード32のガス拡散電極層36と接することによって十分な導電性を確保すると共に、凹溝43が形成する燃料ガス通路21を通過するガスを拡散してガスの利用率を向上させるという働きを有する。一方、第2セパレータ50も、向かい合う二辺の一辺に沿って孔部51,52が設けられており、この辺と向かい合う辺に沿って56,57が設けられている。この第2セパレータ50は、MEA30のカソード33と対向する片面に、孔部56および孔部57を連通させる屈曲形状の凹溝53が設けられている。この凹溝53は、単セル20内において酸化ガス通路22を形成する。すなわち、単セル20において、孔部56から燃料ガスが供給されると凹溝53を通って孔部57から排出される。なお、凹溝53にも、図示しないが凹溝43と同様の小突起が設けられている。そして、第1セパレータ40の孔部41,42はそれぞれ第2セパレータ50の孔部51,52に連通され、第1セパレータ40の孔部46,47はそれぞれ第2セパレータ50の孔部56,57に連通されている。
【0030】
燃料電池10は、単セル20を複数個積層し、図1に示すようにその両端に集電板11,12、絶縁板13,14、エンドプレート15,16を順次配置して完成される。集電板11,12は緻密質カーボンや銅板などガス不透過な導電性部材によって形成され、絶縁板13,14はゴムや樹脂等の絶縁性部材によって形成され、エンドプレート15,16は剛性を備えた鋼等の金属によって形成されている。また、集電板11,12にはそれぞれ出力端子17,18が設けられており、燃料電池10で生じた起電力を出力可能となっている。また、エンドプレート15,16は、複数個積層された単セル20を図示しない加圧装置によって積層方向に加圧して保持している。
【0031】
このように単セル20を複数個積層した燃料電池10においては、各単セル20の孔部41と孔部51とがすべて連通して燃料ガス供給マニホルド61を形成し、各単セル20の孔部42と孔部52とがすべて連通して燃料ガス排出マニホルド62を形成し、各単セル20の孔部46と孔部56とがすべて連通して酸化ガス供給マニホルド66を形成し、各単セルの孔部47と孔部47とがすべて連通して酸化ガス排出マニホルド67を形成する。なお、第1セパレータ40と第2セパレータ50との間の空隙にはシール部材38が配置されている。このシール部材38は、この部分で各マニホルドを通過する燃料ガスや酸化ガスが混ざり合うのを防止したり、これらのガスが外部に漏れ出すのを防止したりする役割を果たす。
【0032】
この燃料電池10を動作させるときには、図示しない制御装置により、燃料ガス供給マニホルド61に燃料ガス(ここでは水素ガス)を供給し、酸化ガス供給マニホルド66に酸化ガス(ここでは圧縮エア)を供給する。すると、燃料ガスは各単セル20の燃料ガス通路21を通って燃料ガス排出マニホルド62を経て燃料電池10の外へ排出され、酸化ガスは各単セル20の酸化ガス通路22を通って酸化ガス排出マニホルド67を経て燃料電池10の外へ排出される。このとき、各単セル20では電気化学反応によって起電力が発生するが、単セル20は直列接続されているため、各単セル20の起電力の和が燃料電池10の出力となる。
【0033】
なお、本実施形態では図示しなかったが、単セル20には、冷却水が通過する冷却水路も形成されている。燃料電池10で進行する電気化学反応は発熱反応であるため、冷却水路内に冷却水を循環させることによって、燃料電池10の内部温度を所定の温度範囲に保っている。
【0034】
次に、燃料電池10は複数個の単セル20を積層したスタック構造を有するものであるが、ここで積層した複数個の単セル20は、いずれも燃料ガス通路21の圧力損失が略同等であり、かつ、酸化ガス通路22の圧力損失が略同等なものを集めて組み付けられている。以下には、酸化ガス通路22の圧力損失を例に挙げて説明するが、燃料ガス通路21の圧力損失についても同様である。
【0035】
図4は、単セルの圧力損失を測定してから組み付けるまでの手順を表す説明図である。単セル20の酸化ガス通路22の圧力損失を測定するには、図4の「▲1▼各単セルの圧力損失の測定」の項に示すように、まず、単セル20の第1セパレータ40に第1シールプレート80を密着させて孔部41,42,46,47をその第1シールプレート80により塞ぎ、第2セパレータ50に第2シールプレート82を密着させて孔部51,52,56,57をその第2シールプレート82により塞ぐ。各シールプレート80,82は、単セル20と接触する面がゴム面になっており、このゴム面によって各孔部を気密に塞ぐ。また、第2シールプレート82には、側面から孔部51に対向する位置までを貫通する導入孔82aと、孔部52に対向する位置から側面までを貫通する導出孔82bとを備えている。
【0036】
導入孔82aに接続されたガス供給ラインLinには、上流側から、元圧を安定させるレギュレータ70、ガス中の粉塵を除去するフィルタ72、流量を制御するフローコントローラ74、ガス流れの絞りを調節する絞り弁76、単セル20に供給されるガス圧を測定する第1圧力計78が設置されている。一方、導出孔82bに接続されたガス排出ラインLoutには、上流側から、単セル20から排出されたガス圧を測定する第2圧力計84、ガス流れの絞りを調節する絞り弁86が設置されている。そして、圧力損失を測定する際には、ガス供給ラインLinに圧縮ガスを供給し、レギュレータ70を所定の元圧とし、フローコントローラ74で流量を調節したり絞り弁76,86で絞りを調節する。そして、第1圧力計78を読み取って供給側のガス圧とし、第2圧力計84を読み取って排出側のガス圧とし、両ガス圧の差を求め、それを圧力損失とする。この圧力損失を予め定められたランクに照らしてランク分けを行う。
【0037】
ランク分けを説明するにあたり、まずランクの決め方について説明する。図5は単セルの圧力損失と製造個数との関係を表すグラフである。この図5に示すように、酸化ガス通路22の圧力損失には、それぞれ予め定められた所定の許容範囲があり、横軸に圧力損失、縦軸に頻度(製造個数)をとったとき概ね正規分布となる。この許容範囲は、2以上の小範囲に分割され、各小範囲ごとに第1ランク、第2ランク、……、第nランクとランク付けされている。このうち、第1ランクは許容範囲の中で圧力損失が最も低い範囲つまりガス流れ抵抗が最も低い範囲と定められ、ランクの序数が進むにつれて段々に圧力損失が高い範囲となるように定められ、第nランクは許容範囲の中で圧力損失が最も高い範囲つまりガス流れ抵抗が最も高い範囲と定められている。ランク分けする際の小範囲の決め方は、許容範囲を均等に分割してもよいし、許容範囲を不均等に分割してもよい。
【0038】
なお、単セル20において酸化ガス通路22の圧力損失がばらつく理由は、セパレータ50の凹溝53を形成する際の精度や凹溝53に突設した小突起を形成する際の精度が各個ごとに異なったり、MEA30の電解質膜31や触媒電極層35やガス拡散電極層37の厚さや密度が各個ごとに異なったり、シール部材38で第1セパレータ40と第2セパレータ50とを接着する際のシール部材使用量が各個ごとに異なったりすることによって、酸化ガス通路22の容積や通路の内部形状が各個ごとに微妙に異なっているためと考えられる。
【0039】
ランク分けは、次のようにして行う。すなわち、今回測定対象となった単セル20につき、酸化ガス通路22の圧力損失の値が第1ランクから第nランクのいずれに属するかに応じて今回の単セル20の酸化ガス通路22のランク分けを行い、同じく、燃料ガス通路21の圧力損失の値が第1ランクから第nランクのいずれに属するかに応じて今回の単セル20の燃料ガス通路21のランク分けを行う。そして、図4の「▲2▼ランク分け」の項に示したテーブル、すなわち酸化ガス通路22のランクと燃料ガス通路21のランクとを表すテーブルにおいて、今回測定対象となった単セル20がこのテーブルのどこに位置づけられるかを記録する。例えば、酸化ガス通路22の圧力損失が第1ランクで、燃料ガス通路21の圧力損失が第2ランクの場合には、「ランク1−2」として記録する。
【0040】
そして、複数の単セル20のそれぞれにつき「ランク○−○」(○は1以上の整数)を記録したあと、図4の「▲3▼単セルの組付」の項に示すように、同じランクの単セル20を集めてそれらを組み付けて燃料電池10を作製する。例えば、「ランク1−1」の単セル20を複数集めて組み付けたり、「ランク1−2」の単セル20を複数集めて組み付けたりする。この結果、得られた燃料電池10は、酸化ガス通路22の圧力損失が略同等であるため、酸化ガス供給マニホルド66から供給された酸化ガスは、その燃料電池10を構成するいずれの単セル20の酸化ガス通路22にも略同じガス流量として流れ、また、燃料ガス通路21の圧力損失が略同等であるため、燃料ガス供給マニホルド61から供給された燃料ガスは、その燃料電池10を構成するいずれの単セル20の燃料ガス通路21にも略同じガス流量として流れる。したがって、どの単セル20でも略同じように電気化学反応が起こって略同等の出力電圧が発生する。
【0041】
以上詳述した本実施形態の燃料電池10によれば、燃料電池10に複数個使用される構成要素である単セル20の特性ばらつきすなわち各ガス通路21,22の圧力損失のばらつきが小さくなるため、それらのばらつきの影響を抑えることができ、燃料電池10として良好な性能が得られる。例えば、単セル20の圧力損失のばらつきが大きいと、一つの燃料電池10の中に圧力損失が良好な単セル20と不良に近い単セル20とが混在するため、これら二つに適する制御を同時に行うことは困難であるが、本実施形態のように圧力損失のばらつきが小さいと、一つの燃料電池10の中では同程度の圧力損失の単セル20しか存在しないため、その単セル20に適する制御を行えばよく、燃料電池10としての制御安定性が増す。
【0042】
また、所定の許容範囲内にて2以上に分割した範囲に応じてランク分けするため、許容範囲を外れた精度又は特性のものは除外される。ただし、上述した実施形態における各ガス通路21,22の圧力損失の許容範囲は、従来のようにランク分けしない場合に比べて、広範囲としてもよい。すなわち、ランク分けすると各ガス通路21,22の圧力損失のばらつきが小さくなるため燃料電池10としての制御安定性が増すことから、従来では許容範囲外とされていた部分も含めて許容範囲としても実用上支障が生じにくい。
【0043】
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
【0044】
例えば、上述した実施形態において、燃料ガスとして高純度の水素ガスを電気化学反応に必要な量に比べて大過剰となるように供給する場合には、燃料ガス通路21の圧力損失の小さな単セル20と燃料ガス通路21の圧力損失の大きな単セル20とを混在させて積層して燃料電池10を作製したとすると、圧力損失の大きな単セル20の燃料ガス通路21には圧力損失の小さな単セル20の燃料ガス通路21に比べて燃料ガス流量が小さいが、それでも供給量が過剰なため、電気化学反応に必要な量を満たしていることがある。そのような場合には、燃料ガス通路21の圧力損失のばらつきを考慮する必要性は低く、必ずしも燃料ガス通路21の圧力損失が略同等の単セル20を集めて組み付ける必要はない。したがって、燃料ガスのガス供給量に応じて燃料ガス通路21の圧力損失のばらつきを考慮するか否かを判断してもよい。なお、酸化ガスについても同様である。
【0045】
また、上述した実施形態においては、各ガス通路21,22の圧力損失が略同等な単セル20を複数集めて組み付けることにより燃料電池10を作製したが、出力電圧が略同等な単セル20を複数集めて組み付けることにより燃料電池10を作製してもよい。こうすれば、各単セル20の出力電圧のばらつきが抑えられ、燃料電池10として良好な性能が得られる。なお、各単セル20の出力電圧を測定する際には、電流密度、ガス流量などの条件を一定にして測定することが好ましい。あるいは、IV特性(電流密度と出力電圧との関係を表す特性)が略同等な単セル20を複数集めて組み付けることにより燃料電池10を作製してもよい。こうすれば、各単セルのIV特性のばらつきが抑えられ、燃料電池10として良好な性能が得られる。あるいは、凹溝43の製造精度が略同等な第1セパレータ40と凹溝53の製造精度が略同等な第2セパレータ50とを備えた単セル20を複数集めて組み付けることにより燃料電池10を作製してもよい。こうすれば、第1セパレータ40の凹溝43の製造精度のばらつきや第2セパレータ50の凹溝53の製造精度のばらつきが小さくなるため、単セル20の各ガス通路21,22の形状や容積等のばらつきも小さくなり、圧力損失や出力電圧のばらつきも小さくなりやすい。あるいは、製造精度又は特性が略同等のMEA30を備えた単セル20を複数集めて組み付けることにより燃料電池10を作成してもよい。
【0046】
更に、上述した実施形態において、燃料電池10に複数個使用されるガス拡散電極層36,37につき製造時における精度又は特性が略同等なものを集めて組み付けてもよいが、その場合にはアノード32側のガス拡散電極層36につき精度又は特性が略同等なものを集め、カソード33側のガス拡散電極層37につき精度又は特性が略同等なものを集めて組み付けることが好ましい。これは、同じガス拡散電極層であっても機能(アノード側かカソード側か)に応じて要求される精度又は特性が異なることがあるため、同一機能として使用されるガス拡散電極層ごとに製造時の精度又は特性が同等なものを集めて組み付けることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の燃料電池の概略構成を表す斜視図である。
【図2】本実施形態の燃料電池を構成する単セルの分解斜視図で、(a)は一方向から見た分解斜視図、(b)は(a)のA視(白抜き矢印)からみた分解斜視図である。
【図3】単セルの概略構成を表す説明図で、(a)は組立前の断面図、(b)は組立後の断面図である。
【図4】単セルの圧力損失を測定してから組み付けるまでの手順を表す説明図である。
【図5】単セルの圧力損失と製造個数との関係を表すグラフである。
【符号の説明】
10…燃料電池、20…単セル、21…燃料ガス通路、22…酸化ガス通路、31…電解質膜、32…アノード、33…カソード、34,35…触媒電極層、36,37…ガス拡散電極層、38…シール部材、40…第1セパレータ、41,42,46,47…孔部、43…凹溝、44…小突起、50…第2セパレータ、51,52,56,57…孔部、53…凹溝、61…燃料ガス供給マニホルド、62…燃料ガス排出マニホルド、66…酸化ガス供給マニホルド、67…酸化ガス排出マニホルド、70…レギュレータ、72…フィルタ、74…フローコントローラ、76…絞り弁、78…第1圧力計、80…第1シールプレート、82…第2シールプレート、84…第2圧力計、86…絞り弁、Lin…酸化ガス供給ライン、Lout…酸化ガス排出ライン。
Claims (22)
- 燃料電池に複数個使用される構成要素につき製造時における複数の精度又は特性を2以上にランク分けし、該複数の精度又は特性の各々につきランクが同じである構成要素を集めて組み付けた燃料電池。
- 前記ランク分けは、所定の許容範囲内にて2以上に分割した範囲に応じて行う、請求項1に記載の燃料電池。
- 前記複数の精度又は特性は、燃料電池に同一機能として複数個使用される構成要素の製造時における複数の精度又は特性である請求項1又は2に記載の燃料電池。
- 前記構成要素は、単セルである請求項1〜3のいずれかに記載の燃料電池。
- 前記複数の精度又は特性の一つは、単セルに設けられたガス通路をガスが通過する際の圧力損失である請求項4記載の燃料電池。
- 前記ガス通路は、酸化ガス通路及び燃料ガス通路のいずれか一方又は両方である請求項5記載の燃料電池。
- 前記複数の精度又は特性の一つは、単セルの出力電圧である請求項4記載の燃料電池。
- 前記構成要素は、単セルを構成するセパレータ若しくは膜電極接合体であるか、又は、膜電極接合体を構成する電解質膜、触媒電極層若しくはガス拡散電極層である請求項1〜3のいずれかに記載の燃料電池。
- 前記構成要素はセパレータであり、前記複数の精度又は特性の一つは単セルのガス通路を形成するために設けられた溝の製造精度である請求項1〜3のいずれかに記載の燃料電池。
- 燃料電池に複数個使用される単セルにつき、製造時において該単セルに設けられたガス通路をガスが通過する際の圧力損失が略同等なものを集めて組み付けた燃料電池。
- 前記ガス通路は、酸化ガス通路及び燃料ガス通路のいずれか一方又は両方である請求項10記載の燃料電池。
- 燃料電池に複数個使用される構成要素につき該構成要素の製造時における複数の精度又は特性を測定する第1工程と、
前記複数の精度又は特性を2以上にランク分けし、該複数の精度又は特性の各々につきランクが同じである構成要素を集めて組み付ける第2工程と
を含む燃料電池の組付方法。 - 前記第2工程でのランク分けは、所定の許容範囲内にて2以上に分割した範囲に応じて行う請求項12に記載の燃料電池の組付方法。
- 前記複数の精度又は特性は、燃料電池に同一機能として複数個使用される構成要素の製造時における複数の精度又は特性である請求項12又は13に記載の燃料電池の組付方法。
- 前記構成要素は、単セルである請求項12〜14のいずれかに記載の燃料電池の組付方法。
- 前記複数の精度又は特性の一つは、単セルに設けられたガス通路をガスが通過する際の圧力損失である請求項15記載の燃料電池の組付方法。
- 前記ガス通路は、酸化ガス通路及び燃料ガス通路のいずれか一方又は両方である請求項16記載の燃料電池の組付方法。
- 前記複数の精度又は特性の一つは、単セルの出力電圧である請求項15記載の燃料電池の組付方法。
- 前記構成要素は、単セルを構成するセパレータ若しくは膜電極接合体、又は、膜電極接合体を構成する電解質膜、触媒電極層若しくはガス拡散電極層である請求項12〜14のいずれかに記載の燃料電池の組付方法。
- 前記構成要素はセパレータであり、前記複数の精度又は特性の一つは単セルのガス通路を形成するために設けられた溝の製造精度である請求項12〜14のいずれかに記載の燃料電池の組付方法。
- 燃料電池に複数個使用される単セルにつき該単セルの製造時における精度又は特性を測定する第1工程と、
前記単セルにつき区別し製造時において該単セルに設けられたガス通路をガスが通過する際の圧力損失が略同等なものを集めて組み付ける第2工程と、
を含む燃料電池の組付方法。 - 前記ガス通路は、酸化ガス通路及び燃料ガス通路のいずれか一方又は両方である請求項20記載の燃料電池の組付方法。
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