JP3904144B2 - ベンチグリル装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のダッシュボードに設けられている空調装置のエア吹き出し口であるベンチグリル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダッシュボードに設けられている空調装置のエア吹き出し口であって、ベンチグリルの開閉と、エアの風向き調節とが別の操作ノブでそれぞれ行われる技術は知られている。
しかし、ベンチグリルの開閉と、エアの風向き調節とを別の操作部材(操作ノブ)で行うのは手間が係る旨の要請が、ドライバや同乗者から良く出される。
【0003】
この様な要請に応えるべく、ベンチグリル閉鎖と風向き調節とを一つののフィン部品で行うためには、そのフィンに操作部を作り込む必要がある。そのためには外観や操作性が悪くなるという問題が生じる。
また、単一の操作部材でベンチグリルの開閉を行う際には、特に全閉部分近傍では操作部材による操作が困難になり、その結果として、フィンによるベンチグリル装置の閉め切りが不充分になるという問題も存在する。
さらに、単一の操作部材でベンチグリルの開閉を行うためには当該操作部材の形状が複雑となり、製造コストが嵩む、という問題も発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点に鑑み、一枚のフィンに操作部を設け、ベンチグリルの閉鎖と風向き調節とができ、外観を損なわない上に操作性が良く、ベンチグリル装置の閉め切りが容易かつ確実に行われ、複雑な形状の部品を必要としない様なベンチグリル装置を提供する事を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、ダッシュボードに設けられている空調装置のエア吹き出し口として構成され、アウタケースを備え、そのアウタケースのエア吹き出し口に複数の横フィンを設け、その横フィンの内側に複数の縦フィンが回動自在に連結ロッドで連結されて取り付けられ、それらの縦フィンのうちの1枚には第1のノブと第2のノブが取り付けられており、第1のノブと第2のノブとは異なる横フィン空間に位置するように構成され、縦フィン同士が重なることによるグリル閉状態では第1のノブ先端部が横フィンの内側に位置すると共に第2のノブ先端部が横フィン先端付近に位置し、グリル開状態では第1のノブ先端部が横フィン前端から突出すると共に第2のノブ先端部が横フィンの内側に位置するように構成されている。
【0006】
係る構成を有する本発明によれば、第1及び第2のノブを取り扱えばベンチグリルの開閉操作は全て行うことが出来て、第1及び第2のノブは近接して設けられている(同一の縦フィンに取り付けられている)ので、単一の操作部材によるのと同程度に簡便な調整を行うことが出来る。
また、グリル閉(全閉)状態で、第2のノブ先端部が横フィン前端付近に位置するよう構成されているので、全閉状態近傍の位置では当該第2のノブを操作することにより、ベンチグリル装置を十分に締め切ることが出来る。 さらに、第1及び第2のノブの形状自体は特殊である必要が無いので、製造コストが高騰することもない。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るベンチグリル装置の一実施形態を示す模式斜視図を示し、ベンチグリル装置のアウタケース1には、複数の横フィン2(図示の例は4枚で2a〜2d)が取り付けられている。なお、図1においては、横フィン2が縦フィンと重なって、図が煩雑になることを避けて一部分だけが図示されているが、アウタケース1の前面にアウタケース1を横断するよう固設されており、アウタケース1は左右両側に設けられたピン20により図示しないダッシュボードに回動自在に取り付けられている。
【0008】
複数の縦フィン3〜5(図示の例は5枚であり、3と5とはそれぞれ2枚)は各縦フィンの上下に取り付けられた軸10、10によりアウタケース1に回動自在に取り付けられている。
【0009】
そして、中央に取り付けられた縦フィン4には、第1のノブ15と第2のノブ16とがそれぞれ縦フィン4と一体的に形成されており、第1のノブ15は縦フィン4の前後方向延長線上で横フィン2bと2cとの間の空間で、且つ横フィン2の前面から先端部15aが突出するよう構成されている。
【0010】
第2のノブ16は、上下方向には横フィン2cと2dとの間の空間に位置し、図2を参照して、縦フィン4が最も右側にエアを吹きだす位置で、アウタケース1の長手方向と略平行となリ、図3を参照して、縦フィン4が最も左側にエアを吹き出す位置で、先端部16aが横フィン2の先端部付近となるよう構成されている。
【0011】
また、縦フィン5には第2のノブ16がグリルが最も右側吹き出しになる位置で縦フィンと干渉する位置に切欠き5a、5bがそれぞれ設けられ、各縦フィン3〜5は連結ロッド18で連結され、縦フィン4と連動して回動する。
【0012】
以下、作用効果について説明する。
図2は、エアの吹き出しが最も右側になる位置を示し、図の上方からくるエアAは、縦フィンの間を通過して右方向に偏向されてBのように吹き出される。この場合、第2のノブ16はもっとも奥の位置にあるため、目立たない。
【0013】
図3は、エアの吹き出しが最も左側になる位置を示し、図の上方からくるエアAは、縦フィンの間を通過して左方向に偏向されてCのように吹き出される。この場合、第2のノブ16の先端部16aは横フィン2の前面より突出することがないよう構成されており、横フィン2cの下側にあるため、目立つことがなく、第1のノブ15だけが容易に視認されるので、操作性もよく誤操作がない。
【0014】
図4は、エアAの吹き出しが縦フィンで閉じられた態様を示し、縦フィン5の切欠き5a、5bは縦フィン4と縦フィン5および縦フィン5同士の重なりで閉じられるのでエア漏れがなく、第1のノブ15は最も奥の位置であり、第2のノブ16の先端部16aは横フィン2の近くに位置しているため、第2のノブ16を右方向に移動して第1のノブ先端部15aを横フィン2の先端部付近に移動してベンチグリル装置を開状態にすることができ、第1のノブにより吹き出し方向を調節すればよい。
【0015】
また、上記の実施形態に対して、縦フィン4を対称軸として左右対称に構成しても同様のベンチグリル装置を構成する事が出来る。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した通り構成されており、以下で列挙する様な優れた作用効果を奏する。
(1) 第2のノブでベンチグリルを開閉し、第一のノブでエアの吹き出し方向が調節でき,第1のノブを操作する位置では第2のノブは殆ど視認できない 。
(2) 第1のノブはフィンに対してオフセットされていないため、操作に違和感がない。
(3)縦フィンの切り欠きが全閉時には他の縦フィンで閉じられるためエア漏れがない。
(4) したがって、簡単な構造で操作性がよいベンチグリル装置を提供でき、見栄えもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すグリル装置の模式斜視図。
【図2】図1のエア右方向吹き出し態様を示す平面図。
【図3】図1のエア左方向吹き出し態様を示す平面図。
【図4】図1のエア全閉時の態様を示す平面図。
【符号の説明】
1…アウタケース
2…横フィン
3、4、5…縦フィン
5a、5b…切欠き
15…第1のノブ
16…第2のノブ
18…連結ロッド
Claims (1)
- ダッシュボードに設けられている空調装置のエア吹き出し口として構成され、アウタケースを備え、そのアウタケースのエア吹き出し口に複数の横フィンを設け、その横フィンの内側に複数の縦フィンが回動自在に連結ロッドで連結されて取り付けられ、それらの縦フィンのうちの1枚には第1のノブと第2のノブが取り付けられており、第1のノブと第2のノブとは異なる横フィン空間に位置するように構成され、縦フィン同士が重なることによるグリル閉状態では第1のノブ先端部が横フィンの内側に位置すると共に第2のノブ先端部が横フィン先端付近に位置し、グリル開状態では第1のノブ先端部が横フィン前端から突出すると共に第2のノブ先端部が横フィンの内側に位置するように構成されていることを特徴とするベンチグリル装置。
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JP2002065121A JP3904144B2 (ja) | 2002-03-11 | 2002-03-11 | ベンチグリル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002065121A JP3904144B2 (ja) | 2002-03-11 | 2002-03-11 | ベンチグリル装置 |
Publications (2)
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JP3904144B2 true JP3904144B2 (ja) | 2007-04-11 |
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Family Applications (1)
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2002
- 2002-03-11 JP JP2002065121A patent/JP3904144B2/ja not_active Expired - Fee Related
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