JP3903823B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物などの構造物躯体の開口部を開放及び閉鎖する複数の開閉体の開口部開放時における各開閉体の収納の際に、それぞれの開閉体を対応する収納部分に導いて収納させる開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
住宅や倉庫、工場などの建物や、ガレージ、簡易物置、簡易販売所、地下街、車両、船舶などの構造物躯体の開口部に設けられる開閉装置としてのシャッター装置において、このシャッター装置を構成する開閉体としてのシャッターカーテンが、左右横方向に開閉移動する横引きシャッター装置というものがある。
この横引きシャッター装置は、シャッターカーテンを構成する短冊板状のスラットが垂直縦方向とされ、左右方向に複数連結されている。シャッターカーテンの上縁及び下縁には、ローラが複数配設されており、構造物躯体開口部の上縁と下縁に配設される上下一対のレールに支持され、左右方向となる開閉方向に摺動をガイドされる。そして、開口部の開放時には、構造物躯体開口部の側方に配設される収納部に、シャッターカーテンが収納される。
【0003】
シャッターカーテンは、構造物躯体の開口部分の間口などの構造により、複数で構成されることがあり、すなわち、構造物躯体開口に対し、各シャッターカーテンを幅方向に並列させて閉鎖とする構造である。このような構造の場合、各シャッターカーテンは、巻き取りなどを行わずに、略平板状のまま収納される構成とされ、その収納部は、各シャッターカーテン毎に収納されるように構成される。この収納部は、シャッターカーテンが、その構造上、可撓性を備えるので、上縁及び下縁に、開口部に配設されるレールと同様のレール部材を設け、各シャッターカーテンを、それぞれ収納できるように、シャッターカーテンと同数のレール部材を略平行に並列させている。そして、各レール部材に、シャッターカーテンがそれぞれ進入して収納されるように、開口部のレールと収納部のレール部材との連結部分に、案内方向切替片を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した横引きシャッター装置では、シャッターカーテンを開放させ、収納部に収納させる際に、上記案内方向切替片を揺動させることで、各シャッターカーテンを対応する収納部のレール部材に導き進入させているが、この従来の横引きシャッター装置では、案内方向切替片の揺動を手動にて行っていた。すなわち、並列している収納部の各レール部材に、収納位置を対応させるように案内切替片を手動にて揺動させ、シャッターカーテンを開放操作していた。このような案内切替片の揺動操作は、シャッターカーテンの開閉をガイドするレールが、構造物躯体開口の上縁と下縁に配設されていることから、上縁側に位置する案内切替片では手の届かない場合があり、操作棒などを用いて操作を行うこととなり、非常に煩雑な作業となるとともに、下縁側の案内切替片では、屈まなければならず、上下双方ともに、揺動操作が煩雑となっており、これら切替操作の自動化が望まれており、すなわち、シャッターカーテンの収納を簡便に行えるよう望まれていた。
【0005】
そこで本発明は、上記問題点を解消するために、複数のシャッターカーテンなどの開閉体を、収納操作のみで、各開閉体毎に構成される収納位置に自動的に導かれて収納させることを可能とし、開閉体の開放操作を簡便なものとすることのできる開閉装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面(図1乃至図7)を参照して説明する。
この発明の開閉装置1は、構造物躯体2の開口部3に備えられる一対のレール9,10に両側縁部を支持され各レール9,10間を移動自在となって前記開口部3に対し開放及び閉鎖を行う複数の開閉体5,6を備え、前記開口部3の開放時に前記各開閉体5,6を収納する収納部7が前記開口部3の一側に備えられるとともに、前記開口部3の閉鎖時には前記一対のレール9,10間に各開閉体5,6が幅方向に並列することで閉鎖となる開閉装置であって、
前記収納部7に備えられ、前記各開閉体5,6と同数で構成される収納支持部21,22と、前記開口部3と前記収納部7との連結部分に配設され、前記開閉体5,6が前記開口部3から収納部7へ移動する際に、前記各開閉体5,6を、各開閉体5,6に対応する前記各収納支持部21,22内へそれぞれ導く誘導手段を構成し、前記連結部分を形成する連結レール23の長さと略同等の長さの略羽根板状に形成され、付勢部材30が取り付けられた基端25aが収納部7側になるとともに、開口部3側となる先端25bが連結レール23の幅方向に揺動自在且つ付勢部材30により連結レール23の一方の内壁面23aに弾圧し、基端25aに対し鋭角に延出形成された衝合部29を先端に有するガイド片25と、前記複数の開閉体5,6のうち一部の開閉体の前記収納部側の端縁に配設される経路変更手段を構成し、該開閉体が収納部7へと移動する際に、前記衝合部29と当接して、前記付勢部材30の付勢力に抗して前記ガイド片25を前記一方の内壁面23aから退かせるように揺動させることで、前記各開閉体の収納部側に位置する開閉体が対応する収納支持部に収納される毎に、次に収納する開閉体を、この収納する開閉体に対応する収納支持部に導くように、前記ガイド片25による導き方向を変更させる当接部35を有する切替片33と、を具備することを特徴としている。
【0007】
この開閉装置によれば、開閉体5,6の移動操作のみで、開口部3を開閉でき、すなわち、収納部7からの繰り出し操作と収納部7への収納操作が行え、従来のような切り替え手作業が不要となり、この開閉操作が簡便なものとなる。すなわち、開口部3のレール9,10と収納部7の収納支持部21,22との連結部分に、誘導手段25を設けるとともに、この誘導手段25による開閉体5,6の収納される方向を変更させる経路変更手段33を設けたので、開閉体5,6を開口部3から収納部7に収納操作するだけで、経路変更手段33が誘導手段25による導き方向を変更させ、開閉体5,6の収納する方向を自動的に切り替えることとなり、煩雑な手間もなく、複数の各開閉体5,6は対応する収納支持部21,22への経路を形成されて導かれ収納できることとなる。
【0008】
なお、前記収納支持部は、前記開閉体5,6の両側縁部を支持し、前記一対のレール9,10のそれぞれに連結される一対の収納レール21,22より構成としてもよく、この各収納レール21,22は、互いに平行となって並列し前記収納部7に配設され、前記開閉体5,6を厚さ方向に並べて収容する構成としてもよい。
【0009】
また、前記誘導手段25は、前記連結部分に位置する前記一対のレール端部の少なくともいずれか一方のレール端部に配設される構成としてもよい。
【0012】
さらに、前記誘導手段を構成するガイド片25は、先端の形状が楔状に形成されるとともに、その前記付勢部材30により揺動される揺動方向と逆となる位置に傾斜面よりなる衝合部29を有し、前記経路変更手段を構成する切替片33は、前記開閉体の前記収納部側端縁に対して中途が鋭角に折曲形成された板状部材よりなり、その鋭角に折曲形成されて突設された先端に前記衝合部29と衝合する当接部35を有しており、前記衝合部29と前記当接部35とが衝合することで、前記ガイド片25が揺動し、前記収納支持部への導き方向となる経路の形成を行う構成としてもよい。
【0013】
このような構成によれば、開閉体5,6を収納方向に移動させると、突設された経路変更手段33により、誘導手段25は、その開閉体5,6の収納方向を導くように退かれ、開閉体5、6の収納のための経路を形成し、スムーズに開閉体5,6の収納操作が行われることとなる。そして、誘導手段25に衝合部29を設け、経路変更手段33に当接部35を設けることで、開閉体5,6の収納のための経路形成が容易に行われることとなり、この開閉体5,6の収納操作をよりスムーズに行うことが可能となる。
【0014】
また、図12乃至図16を参照する実施の形態に示すように、誘導手段を構成するガイド片25の基端にガイド片の長手方向に延出する帯板形状の当接片36を有し、経路変更手段を構成する切替片33は、前記開閉体5,6の前記開口部3側の端縁に配設される構成としてもよい。
【0015】
この構成によれば、開閉体5,6を収納方向に移動させると、開口部3から収納部7へと移動が完了するとともに、この開閉体5,6の開口部側端縁の経路変更手段33が誘導手段25を揺動させることとなり、すなわち、次に収納される開閉体5,6のために収納の経路を形成させることとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による開閉装置の実施の形態を示す(a)全体正面図と(b)平断面図、図2は同開閉装置を構成する開閉体としてのシャッターカーテンの一部省略正面図、図3は同開閉装置の要部拡大斜視図である。
【0020】
なお、本実施の形態の開閉装置は、開閉体としてのシャッターカーテンが左右横方向にスライド移動して構造物躯体としての建物の開口に対して開閉が行われる横引きシャッター装置として説明する。
【0021】
この横引きシャッター装置1は、例えば小型店舗などの建物2に用いられており、図1に示すように、店舗2の半部を開口部3とした構成とされ、この開口部3に対し本実施の形態では、開閉体としての2枚のシャッターカーテン5,6にて閉鎖を行い、また、これらシャッターカーテン5,6を重合した状態で、開口部3の側方の残る半部に位置する収納部7に収納し、開口部3を開放させるようになっている。
【0022】
この横引きシャッター装置1は、一対のレール9,10と、シャッターカーテン5,6と、収納部7と、誘導手段としてのガイド片25と、経路変更手段としての切替片33とで大略構成されている。
【0023】
一対のレール9,10は、建物2の開口部3の上縁と下縁とに略水平とされ、互いに平行となって対向して配設される。これらレール9,10は、図1(a)に示すように、略C字状に中途が湾曲形成されている。また、各レール9,10は、断面略コ字状に形成されており、シャッターカーテン5,6の上縁及び下縁を支持し、移動を案内する。
【0024】
シャッターカーテン5,6は、本実施の形態では、上記したように2枚で構成される。各シャッターカーテン5,6は、略短冊板状に形成される金属製、例えば鋼板やアルミニウム型材などよりなる複数のスラット部材11より構成され、各スラット部材11の左右縁部となる長辺部同士を互いに連結して構成される。
【0025】
これらシャッターカーテン5,6は、図2に示すように、ガイドローラ13と支持ローラ17とが配設されている。
ガイドローラ13は、2個1組で構成され、ブラケット15を介し、シャッターカーテン5,6の上縁及び下縁となるスラット部材11の長手方向両端部に設けられる。各ガイドローラ13は、互いに平行な一対の軸にてブラケット15に回転自在に設けられ、各軸をスラット部材11の長手方向と平行とし、垂直となるように設けられる。なお、このガイドローラ13は、直径が各スラット部材11の厚さより大径に設定されるとともに、上記レール9,10の内幅よりやや小径に設定される。
【0026】
支持ローラ17は、ブラケット19を介して、シャッターカーテン5,6の下縁となるスラット部材11の長手方向下端部に設けられる。この支持ローラ17は、スラット部材11の厚さ方向を軸方向として設けられ、シャッターカーテン5,6の自重を支持し、スラットカーテン5,6の移動に伴いレール9,10内を転動するようになっている。
【0027】
なお、これらガイドローラ13と支持ローラ17とは、シャッターカーテン5,6の任意の位置に設けられるが、本実施の形態では、図2,図5に示すように、シャッターカーテン5,6を構成する各スラット部材11の全てにそれぞれ設けられるのではなく、ガイドローラ13は、1つおきのスラット部材11の上下に設けられ、また、支持ローラ17は3つおきに設けられる。
【0028】
そして、各シャッターカーテン5,6は、開口部3の上下レール9,10に、上下両縁部を支持され、各レール9,10間を移動自在となっており、レール9,10内にてガイドローラ13が転動し、支持ローラ17にて開口部3の左右横方向にレール9,10に沿って移動自在となる。
なお、各シャッターカーテン5,6は、開口部3を閉鎖した状態で、上下レール9,10間に、幅方向、すなわち、シャッターカーテン5,6の移動方向である開閉方向となる方向に隣り合い、並列するようになっている。また、各シャッターカーテン5,6には、互いに隣り合う縁部となるスラット部材11同士を、施錠装置などにて連結状態とし、すなわち1枚状に構成させることで、建物開口部3の閉鎖が行われる。
【0029】
収納部7は、建物2の外側に付設され建物2の外壁に沿って設けられる戸袋よりなり、開口部3の一側に位置して、シャッタカーテン5,6を内部に収納し、このシャッターカーテン5,6の出入口となるスリット状開口20を備える。本実施の形態では、図1(b)に示すように、中途が折曲した略L字状の戸袋とされ、また、上記シャッターカーテン5,6が2枚で構成されることから、2つの収納支持部としての収納レール21,22を備えて構成される。これら収納レール21,22は、上記レール9,10と略同形状であり、すなわち、断面略コ字状に形成される。
【0030】
各収納レール21,22は、図1(b)に示すように、中途が湾曲形成されているとともに、互いに平行となり並列するように構成される。なお、図1(b)に示すように、本実施の形態では、各収納レール21,22は、所定の間隙を有した状態で互いが平行となって並列し配設されている。
【0031】
そして、各収納レール21,22は、開口部3のレール9,10の一端と連結されている。本実施の形態では、図1及び図3に示すように、開口部3のレール9,10と、各収納レール21,22とをスムーズな溝状部分として形成されるように一端に対して他端が幅長を拡げた略V字形状の連結レール23を介して連結されている。なお、この連結レール23のある連結部分は、収納部7のシャッターカーテン出入口部分に位置し、スリット状開口20には、上下両縁に、上下のレール9,10の一端が位置する。
【0032】
ガイド片25は、本実施の形態では、上下一対で構成され、開口部3と収納部7との連結部分である上下の各連結レール23に位置してそれぞれ設けられる。このガイド片25は、図3に示すように、基端25aに対し先端25bが鋭角に延出形成される板状部材で、連結レール23の長さと略同等の長さの略羽根状に形成される。ガイド片25は、基端25aが収納部7側となるとともに、図5に示すように、各収納レール21,22の間隙部分に位置し、連結レール23の底面に垂直な支軸27を介して取り付けられる。そして、開口部3側となる先端25bがレール9,10の幅方向に揺動自在となるように取り付けられており、このガイド片先端25bが連結レール23の一方の壁面23aに当接している状態では、ガイド片25と他方の壁面23bとで移動経路が形成され、すなわち開口部3のレール9,10と、収納部7の一方の収納レール21とを連続状態とし、ガイド片先端25bが連結レール23の他方の壁面23bに当接している状態では、ガイド片25と一方の壁面23aとで移動経路が形成され、すなわち、開口部3のレール9,10と収納部7の他方の収納レール22とを連続状態とする。
【0033】
ガイド片25は、図3に示すように、先端25bの形状が、楔状に形成されるとともに、高さ方向の半部が切欠かれ、衝合部29が形成される。この衝合部29は、好ましくは、傾斜面よりなり、その傾斜方向は、本実施の形態では、連結レール23の一方の壁面23a側に形成される。
【0034】
また、このガイド片25には、基端25aの支軸27部分に付勢部材30が取り付けられている。この付勢部材30は、本実施の形態では、捩じりコイルバネ若しくは板バネよりなり、ガイド片25を一方の揺動方向に付勢力が働くように設定され、図5に示すように、連結レール23内の一方の壁面23aに当接状態とされる。
すなわち、このガイド片25が一方の壁面23aに当接した状態で、上記衝合部29により、ガイド片25の先端の半部に空隙部分を形成するようになる。
【0035】
なお、このガイド片25は、十分な強度を有するとともに、耐摩耗性に優れ、かつ摩擦抵抗の少ない素材よりなり、アルミニウム合金やステンレス合金などの金属やポリアセタール樹脂などの樹脂、または樹脂コーティングの施された金属素材などとされる。
【0036】
切替片33は、前述したシャッターカーテンの先端縁に配設される。
本実施の形態では、シャッターカーテンが開口部3に位置する際(開口部を閉鎖した状態)の収納部7側の端縁である戸先に配設され、かつ、各シャッターカーテンの開口部3閉鎖時における収納部7に近接したシャッターカーテン以外のシャッターカーテン5に設けられる。
【0037】
この切替片33は、シャッターカーテン5の先端縁である戸先5aとなるスラット部材11の上端と下端とに配設され、開口部3から収納部7へと移動する際に、連結レール23の位置で、上記ガイド片25に当接するようになっており、本実施の形態では、図5に示すように、略レ字状に中途が鋭角に折曲形成された板状部材よりなる。
【0038】
切替片33は、折曲されている先端縁を当接部35とされ、この当接部35が、この切替片33の設けられるシャッターカーテン5の収納方向となる方向に延出し、本実施の形態では、建物2の外側側に位置する収納レール22に向かって延出するように、スラット部材11と平行な面と、この面の先端縁(当接部)35からスラット部材11の厚み分傾斜する斜面とで形成される。また、この切替片33は、レール底面から所定の距離隔てて位置し、上記ガイド片25の先端に形成される衝合部29に対向する高さ位置とされる。
なお、この切替片33は、金属素材或いは硬質樹脂等より構成されることが好ましく、例えばステンレス鋼などの素材や上記ガイド片25と同様の素材とされる。
【0039】
次に、上述のように構成された開閉装置である横引きシャッター装置1の動作について説明する。
まず、開口部3が開放している状態では、各シャッターカーテン5,6は収納部7に収納されており、収納部7の各収納支持部である収納レール21,22間にそれぞれ位置している。本実施の形態では、収納レール21,22が並列して構成されることから、厚さ方向に重合状態であり、建物2の外側に位置するシャッターカーテン5を先に繰り出すこととなる。
【0040】
収納部7に収納されているシャッターカーテン5,6を繰り出し開口部3を閉鎖させるには、まず、建物2の外側に位置して収納されている1枚目のシャッターカーテン5をスリット状開口20より繰り出す。繰り出される1枚目のシャッターカーテン5は、収納レール22からレール9,10に案内され開口部3へとスライド移動する。このとき、連結レール23でのガイド片25は、付勢部材である捩じりコイルバネ30の付勢力により連結レール23の一方の壁面23aに当接状態(図5(a)参照)であるが、1枚目のシャッターカーテン5を移動させることにより、その付勢力に抗することとなってガイド片25を退かせ、この連結レール23部分を通過する。そしてこの1枚目のシャッターカーテン5は、開口部3の一端側から他端側へと移動され、開口部3の他端側半部を閉鎖する。
なお、この1枚目のシャッターカーテン5の閉鎖操作にて、シャッターカーテン5が連結レール23部分を通過すると、ガイド片25は、捩じりコイルバネ30の付勢力により、先端25bが連結レール23の一方の壁面23aに当接状態となる。
【0041】
続いて、収納部7内の2枚目のシャッターカーテン6を収納レール21からレール9,10へと繰り出し、スライド移動させる。このとき、ガイド片25は、先端25bが連結レール23の一方の壁面23aに当接状態であるので、このガイド片25と連結レール23の他方の壁面23bにてシャッターカーテン6の移動経路が形成される。そして、1枚目のシャッターカーテン5に幅方向に並列するように開口部3の残り半部である一端側半部を閉鎖させる。
両シャッターカーテン5,6にて開口部3を閉鎖したのち、必要であれば施錠装置などにて施錠が行われる。
【0042】
本実施の形態では、開口部3を2枚のシャッターカーテン5,6にて閉鎖した状態では、2枚目のシャッターカーテン6の先端縁である戸先6aが、図5(a)に示すように、収納部7との連結部分である連結レール23に位置している。また、この状態では、ガイド片25が捩じりコイルバネ30による付勢力にて連結レール23内の一方の壁面23aに当接状態である。
【0043】
次に、開口部3を閉鎖している各シャッターカーテン5,6を開放するには、開口部3の収納部7に近い2枚目のシャッターカーテン6を収納部7側にスライド移動させる。この2枚目のシャッターカーテン6は、図5(a)に示すように、戸先6aが連結レール23に位置していることから、そのままスライド移動させることで、対応する収納部分である一方の収納レール21内に移動し、図5(b)に示すように、収納される。
【0044】
次に、開口部3の半部を閉鎖している1枚目のシャッターカーテン5を、収納部7の方向にスライド移動させる。
この1枚目のシャッターカーテン5が開口部3の上下レール9,10間を移動し、連結レール23に達すると、戸先5aの切替片33が、ガイド片25と対向し、図6(a)に示すように、切替片33の当接部35がガイド片25の衝合部29による間隙部分に進入し互いに衝合状態となる。
【0045】
さらに1枚目のシャッターカーテン5を移動させると、切替片33の斜面によりガイド片25を退けるように、かつ、捩じりコイルバネ30の付勢力に抗して揺動させ、すなわち退かせる(図6(b))。
1枚目のシャッターカーテン5をさらにスライド移動させると、切替片33はガイド片25をさらに揺動させ(図7(a)参照)、そして、その先端25bを連結レール23の他方の壁面23bに当接状態とさせる。
【0046】
これにより、連結レール23の位置では、一方の壁面23aとガイド片25とでシャッターカーテン5の移動経路を形成させ、図7(b)に示すように、この1枚目のシャッターカーテン5に対応する他方の収納レール22への導き方向が設定される。そして、このシャッターカーテン5を引き続いてスライド移動させることで、収納となり、すなわち開口部3の開放となる。
【0047】
なお、1枚目のシャッターカーテン5が全て収納レール22内に収納されると、ガイド片25は、捩じりコイルバネ30の付勢力により初期の位置に戻り、すなわちガイド片25の先端25bは、連結レール23の一方の壁面23aに当接状態となる。
【0048】
従ってこのように構成された横引きシャッター装置である開閉装置1では、開閉体であるシャッターカーテン5,6のスライド移動の操作のみで、開口部3を開閉でき、すなわち、収納部7からの繰り出し操作と収納部7への収納操作が行え、従来のような切り替え手作業が不要となり、この開閉操作が簡便なものとなる。すなわち、開口部3のレール9,10と収納部7の収納レール21,22との連結部分に、揺動自在なガイド片25を設けるとともに、このガイド片25に衝合部29を形成し、またシャッターカーテン5の戸先5aに切替片33を設け当接部35を形成したので、シャッターカーテン5を開口部3から収納部7に収納操作するだけで、切替片33がガイド片25を揺動させて退かせ、シャッターカーテン5を収納する方向を自動的に切り替え、そのシャッターカーテン5に対応する収納部分(収納レール)22への経路を形成させることとなり、煩雑な手間もなく、シャッターカーテン5は対応した収納部分へ導かれて収納できることとなる。
【0049】
なお、上述した実施の形態では、誘導手段であるガイド片25を、上下それぞれに配設、すなわち上方の連結レール23と下方の連結レール23とに配設させた例について述べたが、このガイド片25は、上部或いは下部のいずれか一方に配設されることとしてもよい。この場合、このガイド片25に当接し揺動させる経路変更手段である切替片33も、ガイド片25の設けられる上部或いは下部に対応する上下いずれか一方に配設されればよく、部品点数の削減を図れることとなる。但し、開閉体であるシャッターカーテン5,6の上下幅長(スパン)が長尺である場合、開閉体自体の剛性が十分でなくなるおそれがあるので、撓むことで対応する収納レールに収納できないおそれがあるので、短幅の開閉体であることが好ましい。
【0050】
また、上述した実施の形態では、誘導手段である上下のガイド片25を、それぞれ連結レール23に軸支する構成としたが、両連結レール23間をわたる長尺な軸体を設け、この軸体の両端に、それぞれガイド片25を設ける構成としてもよい。この場合、ガイド片25は同時に揺動する構成とすることが可能であるので、いずれか一方のガイド片25を揺動させる切替片33を備える構成でよく、開閉体であるシャッターカーテン5に取り付ける構造を簡素化することが可能となる。
【0051】
さらに、上述した実施の形態では、誘導手段であるガイド片25に、付勢部材である捩じりコイルバネ30若しくは板バネを設けた構成としたが、上述した横引きシャッター装置1の構成など、ガイド片25が水平方向に揺動する構造とされる場合には、このガイド片25が自重で揺動してしまうことがないので、ガイド片25に付勢部材30を有さない構成としてもよい。
【0052】
また、この誘導手段であるガイド片25の揺動の付勢を、マグネットなどを用いて、すなわち磁力による吸引力や反発力を利用する構成としてもよい。
【0053】
また、上述したした実施の形態では、誘導手段であるガイド片25が、軸支され揺動する構成としたが、このガイド片25は、軸による揺動構造以外の構成としてもよく、例えば、スライドにより移動し、シャッターカーテンなど開閉体5,6の移動経路を形成する構造などとしてもよい。
【0054】
さらに、上述した実施の形態では、収納部7の各収納レール21,22を、中途で湾曲し互いに平行に並列させた構造としたが、中途の形状などについてはこれに限定されるものではなく、また、並列せずに異なる方向に延びる収納レールとしてもよい。
【0055】
また、上述した実施の形態では、図1(b)に示すように、開口部3及び収納部7のそれぞれの中途が湾曲形成され、これらの連結部分の略直線部分に連結レール23を設けた構成とした例としたが、図8に示すように、連結レール23を湾曲させ、すなわち、開口部3と収納部7との連結部分を建物の隅部分として湾曲した構成とし、ここにガイド片25を配設させる構成としてもよい。この構成の場合、図8,9に示すように、シャッターカーテンの先端縁に、上記実施の形態と同等構成の切替片33を設け、またガイド片25の先端25bに衝合部29を設ける。そして、この連結レール23の位置にて、シャッターカーテン6(5)が閉鎖方向に移動すると、切替片33の先端が、図8(a)に示すように、連結レール23の外側にオーバーハングすることとなり、これによりガイド片25の衝合部29と互いに衝合し、シャッターカーテン6(5)の移動とともに、図8(b)(c)(d)に示すように、ガイド片25を退かせる。これによりシャッターカーテンの収納への導き方向が設定されて、収納部7への収納となる。
【0056】
なお、図10に示すように、連結レール23の側壁面の高さを大きくし、シャッターカーテン6(5)に設けられる切替片33を外部より直接目視できないように構成してもよい。この場合、図11(a)〜(d)に示すように、連結レール23の一方の壁面23aに近接するように切替片33が移動し、そして、ガイド片25の衝合部29との間に切替片33が進入し、ガイド片25が切替片33によって退かされ、これによりシャッターカーテンの収納への導き方向が設定されて、収納部7への収納となる。
【0057】
また、上述した実施の形態では、収納部7の構造を、開口部3のレール9,10に連続するようなレール構造である収納レール21,22にて構成した例として説明したが、本発明の開閉装置1としてはこれに限定されることはなく、例えば、開閉体を巻回して収納する構造としてもよく、また、開閉体を折り畳むことで収納する構造としてもよい。
【0058】
さらに、上記した収納レール21,22と、巻回による収納等とを複合した収納部としてもよく、開閉体5,6の構成に対応させ組み合わせても可能である。
【0059】
また、上述した実施の形態では、経路変更手段である切替片33を、開閉体であるシャッターカーテン5の戸先5aに延出するように設け構成させた例について述べたが、この切替片33の位置は、この戸先5aの位置に限定されることはなく、また、開閉体5の戸先5aと一体構成とする構造としてもよい。
【0060】
さらに、例えば、シャッターカーテンの収納部7側の側端縁となる戸先ではなく、図12に示すように、開口部3側の側端縁である戸尻6bに経路変更手段としての切替片33を設ける構成としてもよい。この例での切替片33は、図12及び図13に示すように、戸尻6bにおける上下端部に配設され、上方及び下方に延出形成されるとともに、シャッターカーテンの厚さと略同等となるように、厚み方向に延出して形成されて、上下のレール内を移動する構成とする。そして、この切替片33の場合には、ガイド片25の形状を図12(a)及び図14に示すように、ガイド片25の基端25aに、ガイド片25の長手方向に延出する帯板形状の当接片36を設ける構成とする。この当接片36は、連結レール23のレール底面に近接しシャッターカーテンのガイドローラ13に干渉しない位置に延設され、その先端36aが収納部7における収納レール21内に延出する。このような構成により、シャッターカーテンが開口部3から収納部7へ移動する際に、図16(a)に示すように、シャッターカーテンが収納部7内に収納される際、図15(a)(b)に示すように、その戸尻6bがガイド片25を通過する際に、切替片33の移動軌跡上に当接片36が位置することから、切替片33が当接片36に干渉して、当接片36に接触し押圧することとなる。当接片36は、この押圧によりガイド片25を揺動させることとなり、これにより図16(b)に示すように、ガイド片25の先端25bが他方の壁面23bの方向へ移動し当接して次のシャッターカーテンのための移動経路を形成する。
【0061】
なお、図12(b)に示すように、ガイド片25の基端25aに、L字状の当接片36を設ける構成としてもよく、この場合では、戸尻6bの切替片33と当接片36とが係合することとなり、切替片33による当接片36を介したガイド片25の揺動を行うとともに、当接片36と切替片33とが互いに係止しあい互いの移動を規制する。すなわち、シャッターカーテンの収納部7への移動を当接片36により規制するとともに、ガイド片25の揺動を切替片33にて保持することとなる。
【0062】
なお、上記のような戸尻に切替片33を設け、ガイド片25に当接片36を設ける構成では、好ましくは、各シャッターカーテンが開口部3に位置し開口部3を閉鎖した状態で収納部7側に位置するシャッターカーテン6の収納部側端縁(戸先)が収納レール23上に位置し、ガイド片25を一方の壁面23a側に当接させる状態となって、開口部閉鎖時に収納部7側ではないシャッターカーテンの収納経路をこれら切替片33と当接片36とで形成させることとする。
【0063】
さらには、この経路変更手段は、上記ガイド片25などの誘導手段の揺動の方向を維持するバネなどの付勢手段にて構成させてもよい。
例えば、図17に示すように、ガイド片基端25aの支軸27に捩じりコイルバネなどの付勢手段37を経路変更手段として設け、ガイド片25の揺動方向を一方向に設定する構成とする。この構成では、ガイド片25は、付勢手段37により、連結レール23内にて常に他方の側壁23bに当接する方向に付勢され、すなわち、他方の収納レール22と開口部3のレール9,10とを連続状態に維持しようとする。この構成においては、開口部3閉鎖時での各シャッターカーテン5,6の収納部7に近いシャッターカーテン6が、戸先を連結レール23上となるよう設定されることで、ガイド片25が付勢部材37の付勢力に抗している状態とされる。そして、開口部3を閉鎖している各シャッターカーテンを開放する際には、まず、収納部7側のシャッターカーテン6をまず収納部7内に移動させる(図18(a),(b)参照)。このシャッターカーテン6が収納部7内に収納されると、連結レール23上から移動されることとなり、これにより図19(a)に示すように、ガイド片25が付勢部材37の付勢力により一方の側壁23aから他方の側壁23bに揺動し、ガイド片25の先端25bを他方の側壁23bに当接状態とさせる。これにより、次に収納されるシャッターカーテン5のための移動経路が形成され、他方の収納レール22への導き方向が設定され、図19(b)に示すように、シャッターカーテン5の移動を行うことで開口部3の開放が行われる。
【0064】
また、このバネなどの付勢手段よりなる経路変更手段としては、上記した実施の形態でのガイド片25に設けた付勢部材30と略同様の構成であるが、例えば、トグル機構を構成するようにバネ部材等で構成し、ガイド片25などの構造の誘導手段の位置保持を行う構造とし、ガイド片の揺動方向を所定方向に向けた状態で維持し、開閉体5,6の収納移動方向を導くとともに、他の開閉体の際には、その揺動方向を例えば上記した切替片33などを用いて変更して、その導き方向を維持する構成としてもよい。
【0065】
さらに、上述した実施の形態では、誘導手段を、羽根状のガイド片25とし、ガイド片先端25bの衝合部29を切欠にて形成した例について述べたが、この衝合部29は、これに限定されるものではなく、例えば、図20(a)に示すように、ガイド片25の先端25bをレール壁面23aより所定間隔浮かせるように略半球状の凸部29にて構成してもよく、また、図20(b)に示すように、ガイド片25の先端縁を斜面にて形成し、この斜面を衝合部29としてもよく、さらに、図20(c)に示すように、ガイド片25の先端25bにガイド片25の揺動方向と直交する方向を軸方向とするローラ部材29を設けることで構成してもよい。また、図21(a)に示すように、ガイド片25の先端25bを鋭角に形成せず、端面を有する形状とし、その上面(下面)に突片を設け衝合部29としてもよく、さらに、図21(b)に示すように、ガイド片25の先端に略ヘ字状に折曲形成された片状部材29を延設させる構成や、図21(c)に示すように、ガイド片25の先端を厚み方向に斜めに形成させ、錐台状に形成し、稜線部分を衝合部29としてもよい。上記いずれの場合も、切替片33の当接部35が衝合する構造となり、この衝合により揺動されることとなる。
【0066】
また、上述した実施の形態では、経路変更手段を、折曲形成した板状部材の切替片33とし、その折曲部分である先端縁を当接部35とした例について述べたが、この当接部35は、これに限定されるものではなく、例えば、図22(a)に示すように、略三角形状の板材を切替片33とし、開閉体5の端縁(戸先)5aに設け、その先端角部を当接部35として構成してもよく、また、図22(b)に示すように、小径なローラを設けて、これを当接部35として構成することとしてもよい。
【0067】
さらに、上述した実施の形態では、開閉体であるシャッターカーテン5,6を2枚で構成する例について述べたが、この開閉体の数は、これに限らず複数であればよく、3枚,4枚などの構成としてもよい。この場合、これら開閉体に対応する同数の収納支持部を有する構成とし、かつ、誘導手段及び経路変更手段を構成させる。
【0068】
例えば、開閉体が3枚である場合、図23に示すように、収納支持部(収納レール)41,42,43を3つで構成し、上述した実施の形態と同様に羽根状のガイド片25,25を2個設け、これらガイド片25,25にて開閉体44,45の収納方向の経路を形成させるとともに、開閉体44,45の戸先に、図23(a),(c)に示すような三角形状の切替片33を、各開閉体毎に設け、これら切替片33にて各ガイド片25を退け揺動させて、開閉体の導き方向を変更させる。この場合、各ガイド片25には、互いに近接するような付勢力を有する付勢部材をそれぞれ設け、その状態を維持することとし、またこのガイド片25の先端近傍に、切替片33の先端である当接部35に衝合する衝合部29を設ける。このような構成により、開閉体44,45を収納する操作を行うと、図23(a),(b),(c)に示すように、各開閉体44,45の戸先に設けられる切替片33にて各ガイド片25が退き開閉体の移動経路を形成してそれぞれの収納支持部41,42,43に収納されることとなる。
【0069】
また、開閉体が上記同様に3枚である場合に、図24に示すように、2つのガイド片25,25にて構成し、各ガイド片25,25をレール底面からの高さを異なるようにそれぞれ形成して、各開閉体44,45の戸先に、上記同様の三角形状の切替片33をそれぞれ設けるとともに、これら切替片33のレール底面からの高さを各ガイド片25,25に対応させて異なるように設け、各開閉体44,45の各切替片33の当接部35に衝合する衝合部29をガイド片先端25bに設ける構成としてもよい。なお、この構成においては、各ガイド片25,25のレール底面からの高さを、少なくとも各ガイドローラ13が当接するように構成し、また3枚の開閉体のうち、開口部閉鎖時における収納部7に近い開閉体46は連結レール23上に戸先を位置させ、各ガイド片25,25を一方の壁面23a側に当接状態とさせる。この構成によれば、図25(a)に示すように、1枚目の開閉体46を収納部7の収納支持部41に収納した後、2枚目の開閉体44を連結レール23へ移動させる。2枚目の開閉体44は、図25(b)に示すように、その戸先に設けられた切替片33が一方のガイド片25の衝合部29に衝合して、このガイド片25を退け揺動させ、この開閉体44の導き方向を形成させる。このとき、切替片33は、一方のガイド片25にのみ衝合し、他方のガイド片25の上方を通過することで、この他方のガイド片25を揺動させず、一方のガイド片25のみを他方の壁面23bに当接状態とし、両ガイド片25,25による経路を形成する。2枚目の開閉体44が収納部7の収納支持部42内に移動し、収納された後、図26に示すように、3枚目の開閉体45を連結レール23へ移動させる。3枚目の開閉体45は、その戸先に設けられた切替片33が他方のガイド片25の衝合部29に衝合して、この他方のガイド片25を退け揺動させ、この開閉体45の導き方向を形成させる。すなわち両ガイド片25,25が連結レール23の他方の壁面23bに当接状態となる。そして、この3枚目の開閉体45は収納部7の収納支持部43に収納される。
【0070】
また、上記のような開閉体が複数枚の構成において、図27,28に示すように、上述した実施の形態と同様の略V字状の連結レール23を開閉体の移動方向に直列させるように多段に構成し、各開閉体44,45,46を収納部7に収納させる構成としてもよい。この構成においても、上記同様に、各ガイド片25と各開閉体44,45に設けられる各切替片33のそれぞれのレール底面からの高さとを対応するよう設定し、収納部7における各収納支持部41,42,43に各開閉体44,45,46が収納されるようにする。すなわち、図27(a)に示すように、1枚目の開閉体46が収納支持部41内に収納された後、2枚目の開閉体44を次の収納支持部42内に移動させる際に、この開閉体44は、1つ目の連結レール23では戸先の切替片33がガイド片25と衝合せず、2つ目の連結レール23にて切替片33がガイド片25に衝合し、退け揺動させ、移動経路を形成して収納支持部42へと移動する(図27(b)参照)。また、3枚目の開閉体45は、図27(b)に示すように、2枚目の開閉体44が収納支持部42内に収納された後、連結レール23へと移動させると、戸先の切替片33がガイド片25に衝合して、このガイド片25を退かせ、収納部7の収納支持部43に移動し、収納されることとなる。
【0071】
また、上述した実施の形態では、複数の開閉体を、各収納支持部に収納させるための構成として、誘導手段としてのガイド片25と、経路変更手段としての切替片33を備えた例とし、すなわち、開閉体の移動とともにガイド片25を揺動させ、開閉体の収納方向を導くように経路を形成させる例について述べたが、図29,30に示すように、開口部3と収納部7との連結部分である連結レール23の部分に、開口部3の各レール9,10と収納部7の各収納支持部21,22とを連通する誘導レール51,52,53を設ける構成とし、これら誘導レール51,52,53に掛かるガイド手段55,56を開閉体5,6にそれぞれ設ける構成としてもよい。この構成の誘導レールとしては、連結レール23の側壁と兼用とする誘導レール53や、連結レール23の底面に側壁と同様に構成される誘導レール51,52などとし、またガイド手段としては、開閉体5の上部端縁及び下部端縁に延設される片状の部材をガイド手段55,56とする構成や、ガイドローラ13をガイド手段として構成する。そして、このような構成によれば、開閉体5,6を開口部閉鎖状態から開放する際、すなわち各開閉体5,6を収納部7内に収納する際、開閉体を開口部から収納部の方向にスライド移動させるが、開閉体5,6のスライド移動の操作のみで、各開閉体は、連結レール23の通過時に、図31に示すように、各ガイド手段13,55,56が各誘導レール51,52,53に掛かり、それぞれ対応する収納支持部21,22に導かれ収納される。
なお、このような構成とすることで、開閉体の戸先などに切替片33などの部材を設ける必要がなく、またガイド片25などの揺動などを行う機構部品を必要としないことから、構成として簡素となり、扱いやすく、メンテナンスなども容易なものとなる。
【0072】
また、この誘導レールとガイド手段との組み合わせ構成としては、図32に示すように、開口部と収納部とを連結する略V字状の連結レール23の底面に、畦状に突出形成される誘導レール61,62を設け、各開閉体5,6の支持ローラをフランジ付のプーリとし、これをガイド手段64,65として構成してもよい。ガイド手段の各プーリ64,65は、開閉体毎にフランジの形成位置を変えて構成され、すなわち、一方の開閉体5ではプーリ64のフランジが開閉体本体に近接して形成され、他方の開閉体6ではプーリ65のフランジが開閉体本体から離間して形成されて、各プーリ64,65の周面が誘導レール61,62の上面上を転動し、それぞれのフランジは、誘導レール61,62の外側部に当接する。この構成によれば、各開閉体5,6が開口部から収納部へとスライド移動する際に、連結レール23の部分にて、各開閉体5,6のプーリ64,65が、誘導レール61,62に沿って転動し、すなわち、一方の開閉体5の場合はプーリ64により誘導レール61の外側面にフランジが当接して、この誘導レール61に沿って開閉体5の移動方向を案内され、これに対応する収納支持部に収納となり、また、他方の開閉体6の場合にはプーリ65により誘導レール62の外側面にフランジが当接して、この誘導レール62に沿って開閉体6の移動方向を案内され、これに対応する収納支持部に収納となる。
【0073】
また、上述した実施の形態では、開閉装置1を、開閉体であるシャッターカーテン5,6が左右横方向に移動し開閉が行われる横引きシャッター装置とした例について説明したが、本発明の開閉装置としては、開閉体が上下垂直方向に移動し開閉を行うシャッター装置など、開閉体の移動方向(開閉方向)については、これに限定されるものではなく、上記のような横方向や縦方向、斜め方向、さらには、これらが複合される種々の方向とされてもよい。
【0074】
さらに、開閉体5,6として、複数のスラット部材11にて連結構成されるシャッターカーテンではなく、シート材よりなるシートカーテン、スクリーン等からなるスクリーンカーテン、杆状部材で構成されるグリルカーテン、パネル板で構成されるパネルカーテン、ネット部材で構成されるネットカーテン、さらにはこれらを複合したカーテンであってもよい。グリルカーテンやシートカーテン、パネルカーテン、あるいはスラットとシート等とを複合したカーテン等としてもよく、さらには、引戸などとしてもよい。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように本発明による開閉装置によれば、開閉体の移動操作のみで、開口部を開閉でき、すなわち、収納部からの繰り出し操作と収納部への収納操作が行え、従来のような開閉体に対応する収納部分への切り替え手作業が不要となり、この開閉操作が簡便なものとなる。すなわち、開口部のレールと収納部の収納支持部との連結部分に、誘導手段を設けるとともに、この誘導手段による開閉体の収納される方向を変更させる経路変更手段を設けたので、開閉体を開口部から収納部に収納操作するだけで、経路変更手段が誘導手段をによる導き方向を変更させ、開閉体の収納する方向を自動的に切り替えることとなり、煩雑な手間もなく、複数の各開閉体は対応する収納支持部への経路を形成されて導かれ収納できることとなる。
【0076】
また、誘導手段に衝合部を設け、経路変更手段に当接部を設けることで、開閉体の収納のための経路形成が容易に行われることとなり、すなわちこれら衝合部と当接部により、開閉体を収納方向に移動させるのみで、誘導手段が退き案内経路を形成させるので、この開閉体の収納操作をよりスムーズに行うことが可能となる。
【0077】
さらに、開口部と収納部との連結部分に誘導レールを設け、開閉体にガイド手段を設ける構成とすることで、揺動や摺動などの複雑な動きのある機構部品で構成されないことから、構造として簡素となり、扱いやすく、メンテナンスなども容易なものとなる。
【0078】
このようなことから、従来のような、棒を用いたり、屈むことで行っていた煩雑な手作業が一切無くなり、開閉体の移動操作のみで収納作業が完了されるので、作業性が大幅に向上し、この作業に要する時間短縮化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明による開閉装置の実施の形態を示す全体正面図
(b)同平断面図
【図2】同開閉装置を構成する開閉体としてのシャッターカーテンの一部省略正面図
【図3】同開閉装置の要部拡大斜視図
【図4】同開閉装置の誘導手段の概略斜視図
【図5】(a)同開閉装置の動作を説明する平面図
(b)同開閉装置の動作を説明する平面図
【図6】(a)同開閉装置の動作を説明する平面図
(b)同開閉装置の動作を説明する平面図
【図7】(a)同開閉装置の動作を説明する平面図
(b)同開閉装置の動作を説明する平面図
【図8】(a)他の実施の形態の開閉装置の要部を示す平面図
(b)同動作図
(c)同動作図
(d)同動作図
【図9】他の実施の形態の開閉装置の要部を示す正面図
【図10】他の実施の形態の開閉装置の要部を示す正面図
【図11】(a)他の実施の形態の開閉装置の要部を示す平面図
(b)同動作図
(c)同動作図
(d)同動作図
【図12】(a)他の実施の形態の開閉装置の要部を示す平面図
(b)他の実施の形態の開閉装置の要部を示す平面図
【図13】(a)他の実施の形態の開閉装置の要部を示す正面図
(b)同側面図
【図14】同開閉装置の誘導手段の概略斜視図
【図15】(a)同開閉装置の動作を説明する平面図
(b)同開閉装置の動作を説明する平面図
【図16】(a)同開閉装置の動作を説明する平面図
(b)同開閉装置の動作を説明する平面図
【図17】他の実施の形態の開閉装置の誘導手段の概略斜視図
【図18】(a)同開閉装置の動作を説明する平面図
(b)同開閉装置の動作を説明する平面図
【図19】(a)同開閉装置の動作を説明する平面図
(b)同開閉装置の動作を説明する平面図
【図20】(a)他の実施の形態による誘導手段を示す平面図
(b)他の実施の形態による誘導手段を示す平面図
(c)他の実施の形態による誘導手段を示す平面図
【図21】(a)他の実施の形態による誘導手段を示す斜視図
(b)他の実施の形態による誘導手段を示す平面図
(c)他の実施の形態による誘導手段を示す斜視図
【図22】(a)他の実施の形態による経路変更手段を示す斜視図及び平面図
(b)他の実施の形態による経路変更手段を示す平面図
【図23】(a)他の実施の形態の開閉装置の要部を示す平面図
(b)同動作図
(c)同動作図
【図24】他の実施の形態による開閉装置の要部を示す斜視図
【図25】(a)同開閉装置の動作を説明する平面図
(b)同開閉装置の動作を説明する平面図
【図26】同開閉装置の動作を説明する平面図
【図27】(a)他の実施の形態の開閉装置の要部を示す平面図
(b)同動作図
【図28】同動作図
【図29】他の実施の形態による開閉装置の要部を示す斜視図
【図30】同正面図
【図31】(a)同平面図
(b)同平面図
【図32】他の実施の形態による開閉装置の要部を示す斜視図
【符号の説明】
1…開閉装置(横引きシャッター装置)
2…構造物躯体(建物)
3…開口部
5,6…開閉体(シャッターカーテン)
5a…端縁(戸先)
7…収納部
9,10…レール
21,22…収納支持部(収納レール)
25…誘導手段(ガイド片)
25a…基端
25b…先端
29…衝合部
33…経路変更手段(切替部)
35…当接部
51,52,53,61,62…誘導レール
55,56…ガイド手段
64,65…ガイド手段(プーリ)

Claims (5)

  1. 構造物躯体の開口部に備えられる一対のレールに両側縁部を支持され各レール間を移動自在となって前記開口部に対し開放及び閉鎖を行う複数の開閉体を備え、前記開口部の開放時に前記各開閉体を収納する収納部が前記開口部の一側に備えられるとともに、前記開口部の閉鎖時には前記一対のレール間に各開閉体が幅方向に並列することで閉鎖となる開閉装置であって、
    前記収納部に備えられ、前記各開閉体と同数で構成される収納支持部と、
    前記開口部と前記収納部との連結部分に配設され、前記開閉体が前記開口部から収納部へ移動する際に、前記各開閉体を、各開閉体に対応する前記各収納支持部内へそれぞれ導く誘導手段を構成し、前記連結部分を形成する連結レールの長さと略同等の長さの略羽根板状に形成され、付勢部材が取り付けられた基端が収納部側になるとともに、開口部側となる先端が連結レールの幅方向に揺動自在且つ付勢部材により連結レールの一方の内壁面に弾圧し、基端に対し鋭角に延出形成された衝合部を先端に有するガイド片と、
    前記複数の開閉体のうち一部の開閉体の前記収納部側の端縁に配設される経路変更手段を構成し、該開閉体が収納部へと移動する際に、前記衝合部と当接して、前記付勢部材の付勢力に抗して前記ガイド片を前記一方の内壁面から退かせるように揺動させることで、前記各開閉体の収納部側に位置する開閉体が対応する収納支持部に収納される毎に、次に収納する開閉体を、この収納する開閉体に対応する収納支持部に導くように、前記ガイド片による導き方向を変更させる当接部を有する切替片と、
    を具備することを特徴とする開閉装置。
  2. 前記誘導手段を構成するガイド片は、先端の形状が楔状に形成されるとともに、その前記付勢部材により揺動される揺動方向と逆となる位置に傾斜面よりなる衝合部を有し、前記経路変更手段を構成する切替片は、前記開閉体の前記収納部側端縁に対して中途が鋭角に折曲形成された板状部材よりなり、その鋭角に折曲形成されて突設され先端に前記衝合部と衝合する当接部を有しており、前記衝合部と前記当接部とが衝合することで、前記ガイド片が揺動し、前記収納支持部への導き方向となる経路の形成を行うことを特徴とする請求項に記載の開閉装置。
  3. 構造物躯体の開口部に備えられる一対のレールに両側縁部を支持され各レール間を移動自在となって前記開口部に対し開放及び閉鎖を行う複数の開閉体を備え、前記開口部の開放時に前記各開閉体を収納する収納部が前記開口部の一側に備えられるとともに、前記開口部の閉鎖時には前記一対のレール間に各開閉体が幅方向に並列することで閉鎖となる開閉装置であって、
    前記収納部に備えられ、前記各開閉体と同数で構成される収納支持部と、
    前記開口部と前記収納部との連結部分に配設され、前記開閉体が前記開口部から収納部へ移動する際に、前記各開閉体を、各開閉体に対応する前記各収納支持部内へそれぞれ導く誘導手段を構成し、前記連結部分を形成する連結レールの長さと略同等の長さの略羽根板状に形成され、基端が収納部側になるとともに、開口部側となる先端が連結レールの幅方向に揺動自在とされるとともに連結レールの一方の内壁面に当接し、基端にガイド片の長手方向に延出する帯板形状の当接片を有するガイド片と、
    前記複数の開閉体のうち一部の開閉体の前記開口部側の端縁に配設される経路変更手段を構成し、該開閉体が収納部へと移動する際に、前記当接片と当接して、前記ガイド片を前記一方の内壁面から退かせるように揺動させることで、前記各開閉体の収納部側に位置する開閉体が対応する収納支持部に収納される毎に、次に収納する開閉体を、この収納する開閉体に対応する収納支持部に導くように、前記ガイド片による導き方向を変更させる切替片と、
    を具備することを特徴とする開閉装置。
  4. 前記収納支持部は、前記開閉体の両側縁部を支持し、前記一対のレールのそれぞれに連結される一対の収納レールよりなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の開閉装置。
  5. 前記各収納レールは、互いに平行となって並列し前記収納部に配設され、前記開閉体を厚さ方向に並べて収容することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の開閉装置。
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