JP3903495B2 - サーボ回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はサーボ回路に関し、速度制御系と2つの位相制御系とを持つサーボ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来のサーボ回路のブロック図を示す。同図中、端子10,11夫々には速度検出値、位相検出値夫々が入来する。速度検出値は加算器12で速度基準値を減算され、速度エラー値が得られる。速度エラー値は乗算器13で係数K1 を乗算された後、加算器14に供給される。位相検出値は加算器15で位相基準値を減算され位相エラー値が得られる。速度エラー値は乗算器16で係数K2 を乗算されて加算器14に供給され、加算器14はサーボエラー値を生成して端子17から出力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
記録可能な光ディスクでは、回転制御のための同期信号とアドレス信号などの制御信号だけを予めディスクに記録しておくことが行われている。その方式として、レコーダブル・コンパクト・ディスク・システム(CD−R)の規格であるオレンジブック(ORANGE BOOK)にあるように、グルーブを蛇行させて形成することによって同期信号を記録するという方法がある。このようにグルーブを蛇行させることによってディスク上に記録された信号をWBL(ウォブル)信号と呼ばれる。
【0004】
このWBL信号はディスクのアドレス等の情報であるバイフェーズコードの変調信号BIDATAでFSK変調された信号であり、ディスク回転が規定の線速度のときWBL周波数fWBL は22.05 ±1kHzである。上記のアドレス等の情報であるATIP信号は同期信号(ATIPsyc )と、アドレスと、誤り検出符号CRCとより構成され、同期信号の繰り返し周波数は75Hzである。
【0005】
図7(A)はディスクより再生されたWBL信号をFSK復調して得たBIDATA信号を示す。このBIDATA信号をPLL回路に供給して図7(B)に示す如きクロック信号を生成する。上記のBIDATA信号でパルス幅1T,2Tの繰り返しはアドレス及びCRCであり、同期信号はアドレス及びCRCと区別するために、パルス幅3T,1T,1T,3Tのパターンとされている。
【0006】
上記のCD−Rでデータを記録する際にはBIDATA信号から生成されるクロック信号が基準クロック信号と同期するように速度制御及び位相制御する他に、記録データに含まれる同期信号(繰り返し周波数75Hz)とディスクから再生したATIP信号の同期信号(ATIPsyc )との位相を合わせる必要がある。
【0007】
しかし、ATIP信号の同期信号(ATIPsyc )と記録データの同期信号(SBSY:サブコードシンク)との位相誤差値を求め、図6に示す端子10,11にはBIDATA信号から生成したクロック信号の速度検出値、位相検出値を供給した上で、上記の同期信号の位相誤差値に所定の係数を乗算して加算器14に供給するような構成とした場合、例えばクロック信号の位相誤差値は正の値であるのに同期信号の位相誤差値は負の値になるような場合が生じ、適正なサーボを行うことができないという問題が生じる。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、記録媒体からの再生信号の位相系の制御対象が2系統あるとき、この2系統の位相制御を同時に行うことができるサーボ回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、図1(A)に示す如く、記録媒体から再生されたクロック信号と基準クロック信号との周波数のずれである速度エラーを検出する速度エラー検出手段M1と、
上記クロック信号と基準クロック信号との位相のずれである第1の位相エラーを検出する第1の位相エラー検出手段M2と、
上記速度エラー検出手段の検出信号と上記第1の位相エラー検出手段の検出信号から上記速度エラー及び第1の位相エラーを補正するためのサーボ信号を生成するサーボ信号生成手段M3とを有するサーボ回路において、
上記クロック信号とは別に記録媒体から再生された同期信号と記録データの同期信号との位相ずれである第2の位相エラーを検出する第2の位相エラー検出手段M4と、
上記第2の位相エラー検出手段で検出した第2の位相エラーに基づいて上記基準クロック信号の位相を可変する基準位相可変手段M5を有する。
【0010】
このように、記録媒体から再生された同期信号の位相エラーに基づいてクロック信号の位相エラーを検出するための基準クロック信号の位相が可変されるため、見掛け上は位相系のサーボループは1つだけとなり、クロック信号の位相エラーと同期信号の位相エラーとを重畳した形でサーボ信号が生成され、上記2系統の位相エラーを同時に補正することが可能となる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、図1(B)に示す如く、請求項1記載のサーボ回路において、
前記第2の位相エラー検出手段で検出した第2の位相エラーに基づいて前記基準クロック信号の周波数を可変する基準周波数可変手段M6を有する。
【0012】
このように、同期信号の位相エラーに基づいて基準クロック信号の周波数を可変することにより、同期信号の位相エラーの補正に要する時間を短縮化でき、早期に安定したクロック信号及び同期信号の再生が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図2は本発明回路を適用したCD−Rの記録系サーボシステムの一実施例のブロック図を示す。同図中、光ディスク20(記録媒体)はスピンドルモータ22によって回転される。光ピックアップ24はディスク20から図3(B)に示すウォブル信号を再生し、これを2値化した同図(C)に示すWBL信号を出力する。
【0014】
上記のWBL信号はFSK復調回路26に供給され、図7(A)に示す如き、BIDATA信号が復調され、更に同期信号(ATIPsyc )が検出される。ディジタルPLL回路30は供給されるBIDATA信号に同期したクロック信号を生成してスイッチ32に供給する。スイッチ32は始動時に再生されたWBL信号を選択し、光ディスク20の回転が安定するとディジタルPLL回路30の出力するクロック信号を選択してスピンドルサーボ回路34に供給する。スピンドルサーボ回路34はスイッチ32から供給されるWBL信号を1/3.5分周した信号、又はクロック信号及びFSK復調回路26よりの同期信号に基づいてスピンドルモータ22の回転制御を行い、ディスク20の線走度が一定となるようにする。
【0015】
図4はスピンドルサーボ回路の一実施例のブロック図を示す。同図中、端子40にはディジタルPLL回路30の出力するクロック信号PLLCLKが入来し、エッジ検出器(EDG)42に供給される。このクロック信号は動作速度が1倍速で周波数6.3 kHz,2倍速で周波数12.6kHz,4倍速で周波数25.2kHzとなる信号である。エッジ検出器42はクロック信号の立上りエッジを検出したパルスを生成する。
【0016】
カウンタ44はこのエッジ検出パルスを供給されたとき、加算器46から供給される値をロードして、その後、端子48から供給されるシステムクロックCLKをカウントアップする。この加算器46の出力値は通常では基準値−1371である。システムクロックCLKは動作速度が1倍速で周波数8.64MH,2倍速で周波数17.29 MHz,4倍速で34.57 MHzである。このため、カウンタ44は通常、エッジ検出パルスが入来する時点で、クロック信号PLLCLKに速度エラーがなければ零で、クロック信号PLLCLKが速ければ負、クロック信号PLLCLKが遅ければ正となる速度エラーに応じたカウント値を出力する。
【0017】
このカウント値はレジスタ(REG)50に供給されてエッジ検出パルスの入来時に格納される。レジスタ50に格納されたカウント値は平均化回路52で先行する所定回数分のカウント値と平均化された後オーバーサンプリング回路(OVS)54に供給される。
【0018】
オーバーサンプリング回路54はエッジ検出パルスを逓倍回路56で4逓倍したクロックを供給されており、このクロックを用いて平均化回路52出力のオーバーサンプリングを行い、平均化回路52出力の略1/4の値を得て加算器58に供給する。加算器58はオーバーサンプリング出力にオフセット値172を加算してPWM(パルス幅変調)回路60に供給する。なお、オフセット値172は50%デューティに対応する値である。
【0019】
PWM回路60は逓倍回路56の出力するクロックでリセットされて端子62より供給されるシステムクロックCLKをカウントし、カウント値が零から加算器58の出力値となるまでハイレベル(+5V)で、その後ローレベル(0V)の速度エラー信号としての矩形波信号を生成して加算回路64に供給する。上記のカウンタ44,レジスタ50が速度エラー検出手段M1に対応する。
【0020】
一方、加算器70には基準値676とレジスタ(REG)72出力が供給され、これらの加算値がカウンタ74に供給される。なお、レジスタ72は当初ゼロリセットされている。カウンタ74は11ビットのカウンタであり、自ら出力するキャリーをロード端子にフィードバックしており、キャリー出力タイミングで加算器70の出力値をロードし、端子76から供給されるシステムクロックCLKをカウントアップする。つまり、通常は676をロードした後システムクロックCLKが1371パルス入来する毎にキャリーを出力して自走する。このキャリーは1倍速の場合周波数6.3 kHzであり、基準信号Tref としてエッジ検出器78及び逓倍回路80に供給される。
【0021】
エッジ検出器78は基準信号Tref の立上りエッジを検出してカウンタ86及びレジスタ92に供給する。また、端子81にはクロック信号PLLCLKが入来しエッジ検出器82に供給される。エッジ検出器82はクロック信号PLLCLKの立上りエッジを検出してカウンタ88及びレジスタ90に供給する。カウンタ86は基準信号Tref の立上りでリセットされた後、端子84よりのシステムクロックCLKをカウントしてレジスタ90に供給し、レジスタ90はクロック信号PLLCLKの立上りでカウント値を格納する。カウンタ88はクロック信号PLLCLKの立上りでリセットされた後、端子84よりのシステムクロックCLKをカウントしてレジスタ92に供給し、レジスタ92は基準信号Tref の立上りでカウント値を格納する。このため、図5(A),(B)に示す基準信号Tref ,クロック信号PLLCLKについて、期間Aのシステムクロックカウント値がレジスタ90に格納され、期間Bのシステムクロックカウント値がレジスタ92に格納される。
【0022】
減算器96はレジスタ90出力値からレジスタ92出力値を減算して位相エラー量A−Bを得て平均化回路96に供給する。平均化回路96はこの位相エラー量A−Bを先行する所定回数分の位相エラー量と平均化し、平均値の絶対値をPWM回路98に供給し、平均値の符号をトライステートバッファ100の入力端子に供給する。
【0023】
PWM回路98は基準信号Tref を逓倍回路80で4逓倍したクロックによりリセットされて端子102より供給されるシステムクロックCLKをカウントし、カウント値が零から平均化回路96の出力値となるまでローレベルで、その後ハイレベルとなる矩形波を生成してトライステートバッファ100の制御端子に供給する。
【0024】
トライステートバッファ100は制御端子に供給されるPWM回路98出力の矩形波がローレベル時に出力状態となり平均化回路96より供給される符号が正のとき+5Vで、符号が負のとき0Vの信号を出力し、上記矩形波がハイレベル時にハイインピーダンス状態となる。つまり、PWM回路98及びトライステートバッファ100では期間Aと期間Bが同一のときハイインピーダンスで、期間AがBより大なるとき5Vで、期間BがAより大なるとき0Vとなる位相エラー信号を生成して加算回路64に供給する。
【0025】
加算回路64は低域フィルタを内蔵し、アナログ電圧の加算を行う。PWM回路60から供給される0V,5Vの速度エラー信号は低域フィルタで積分されDC成分が得られ、またトライステートバッファ100から供給される0V,5Vの位相エラー信号は低域フィルタで低域フィルタにおいてハイインピーダンス状態を例えば2.5 Vとして積分されDC成分が得られ、上記速度エラー信号と位相エラー信号夫々のDC成分の加算信号がサーボ信号として端子104よりスピンドルモータ22に供給される。
【0026】
上記のカウンタ74,86,88,減算器94が第1の位相エラー検出手段M2に対応し、平均化回路50,OVS54,加算器58,PWM回路60,平均化回路96,PWM回路98,トライステートバッファ100,加算回路64がサーボ信号生成手段M3に対応する。
【0027】
上記の説明は、光ディスク20から再生されたBIDATA信号より抽出したクロック信号PLLCLKをシステムクロックCLKより生成した基準信号Tref 等に対して周波数(速度)及び位相が一致するように動作するサーボである。次に光ディスク20から再生した周波数略75Hzの同期信号(ATIPsyc )を、記録データに含まれる周波数75Hzの同期信号(サブコードシンク)と位相合わせする回路について説明する。
【0028】
端子110には記録データの同期信号SBSYが入来し、エッジ検出器112はその立上りエッジを検出して位相差検出器114に供給する。また、端子116には光ディスクから再生された同期信号ATIPsyc が入来し、エッジ検出器118はその立上りエッジを検出して位相差検出器114及びレジスタ120及び遅延回路122に供給する。また、端子124より入来するシステムクロックCLKは分周器126で1/4分周されて位相差検出器114及びレジスタ120に供給される。
【0029】
位相差検出器114は同期信号SBSY(又はATIPsyc )の立上り時に零をロードされ、その後同期信号ATIPsyc 又はSBSYが立上り時までの位相差を1/4分周システムクロックでカウントし、そのカウント値をレジスタ120に供給する。このカウント値はATIPsyc が遅い場合を正、SBSYが遅い場合を負とする。レジスタ120は同期信号ATIPsyc の立上り時に供給される位相差のカウント値を格納してコンパレータ128及びレジスタ72に供給する。
【0030】
コンパレータ128にはクロック信号PLLCLKの1周期に相当する値±343が供給されており、上記カウント値が−343未満、又は+343を越えて位相差がPLLCLKの1周期より大なるときデータ発生器130にトリガ信号を供給する。一方、カウント値が−343以上から+343未満までで位相差がPLLCLKの1周期以内のときはレジスタ72にトリガ信号を位相差カウント値の符号と共に供給する。
【0031】
レジスタ72にはレジスタ120出力のカウント値が供給されると共に、エッジ検出器118出力を遅延回路122で遅延した信号が供給されており、また端子132には装置全体を制御するマイクロプロセッサ(図示せず)からイネーブル信号ENが供給される。レジスタ72はイネーブル信号ENが供給されてない場合はトリガ信号の供給時に零を出力し、イネーブル信号ENが供給されるとコンパレータ128のトリガ信号によりレジスタ120出力を格納して出力する。
【0032】
つまり、位相差がPLLCLKの1周期以内のときは位相差検出器114でカウントされた位相差のカウント値が加算器70に供給され基準値と加算されることにより、基準信号Tref の発生タイミングが可変されて同期信号ATIPsyc が同期信号SBSYに同期するようにサーボがかけられる。
【0033】
ところで、データ発生器130には端子134よりイネーブル信号ENが供給される。データ発生器130はイネーブル信号ENが供給されない場合はコンパレータ128からトリガ信号を供給されたとき零を発生し、イネーブル信号ENが供給されると、コンパレータ128からのトリガ信号及び符号から所定値±Nを発生して加算器46に供給する。この所定値±Nの符号はコンパレータ128から供給された符号であり、Nは予めマイクロプロセッサから書き込まれた値、例えばN=2,3,4のいずれかである。
【0034】
つまり、位相差がPLLCLKの1周期を越えているときは、データ発生器130で所定値±Nが発生され加算器46で基準値−1371に加算されることにより、カウンタ44にロードされる値が可変され、同期信号ATIPsyc が同期信号SBSYに同期するようにサーボがかけられる。
【0035】
上記の位相差検出器114,レジスタ120が第2の位相エラー検出手段M4に対応し、レジスタ72,加算器70が基準位相可変手段M5に対応する。また、データ発生器130,加算器46が基準周波数可変手段M6に対応する。
なお、位相エラー系の加算器70にはATIPsyc の位相ずれがPLLCLKの1周期以内の小さいときに−343〜+343の大きな値が加算されるのに対して、速度エラー系の加算器46にはATIPsyc の位相ずれが1周期以上の大きいときに±2,±3,±4の小さな値が加算されるのは、一般的に、速度エラー系のループゲインは位相エラー系のループゲインの数倍から数百倍くらい高く、速度エラー系へのフィードバック量は位相エラー系のフィードバック量に比べ小さくて良いからである。
【0036】
ところで、前述のマイクロプロセッサは装置始動時には、スイッチ32にWBL信号を選択させ、光ディスク20の回転が安定するとスイッチ32にクロック信号PLLCLKを選択させる。この時点では端子132,134にはイネーブル信号を供給しておらず、記録モードにおいて上記クロック信号PLLCLKが基準信号Tref 等に同期した後、端子132,134にイネーブル信号を供給して同期信号ATIPsyc を同期信号SBSYに同期させる。
【0037】
このように、記録媒体から再生された同期信号の位相エラーに基づいてクロック信号の位相エラーを検出するための基準クロック信号の位相が可変されるため、見掛け上は位相系のサーボループは1つだけとなり、クロック信号の位相エラーと同期信号の位相エラーとを重畳した形でサーボ信号が生成され、上記2系統の位相エラーを同時に補正することが可能となる。
【0038】
また、同期信号の位相エラーに基づいて基準クロック信号の周波数を可変することにより、同期信号の位相エラーの補正に要する時間を短縮化でき、早期に安定したクロック信号及び同期信号の再生が可能となる。
しかし、上記の基準クロック信号の周波数を同期信号の位相エラーに基づいて可変することは行わなくとも良く、上記実施例に限定されない。
【0039】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1に記載の発明は、記録媒体から再生されたクロック信号と基準クロック信号との周波数のずれである速度エラーを検出する速度エラー検出手段と、
上記クロック信号と基準クロック信号との位相のずれである第1の位相エラーを検出する第1の位相エラー検出手段と、
上記速度エラー検出手段の検出信号と上記第1の位相エラー検出手段の検出信号から上記速度エラー及び第1の位相エラーを補正するためのサーボ信号を生成するサーボ信号生成手段とを有するサーボ回路において、
上記クロック信号とは別に記録媒体から再生された同期信号と記録データの同期信号との位相ずれである第2の位相エラーを検出する第2の位相エラー検出手段と、
上記第2の位相エラー検出手段で検出した第2の位相エラーに基づいて上記基準クロック信号の位相を可変する基準位相可変手段を有する。
【0040】
このように、記録媒体から再生された同期信号の位相エラーに基づいてクロック信号の位相エラーを検出するための基準クロック信号の位相が可変されるため、見掛け上は位相系のサーボループは1つだけとなり、クロック信号の位相エラーと同期信号の位相エラーとを重畳した形でサーボ信号が生成され、上記2系統の位相エラーを同時に補正することが可能となる。
【0041】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載のサーボ回路において、
前記第2の位相エラー検出手段で検出した第2の位相エラーに基づいて前記基準クロック信号の周波数を可変する基準周波数可変手段を有する。
このように、同期信号の位相エラーに基づいて基準クロック信号の周波数を可変することにより、同期信号の位相エラーの補正に要する時間を短縮化でき、早期に安定したクロック信号及び同期信号の再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明を適用した装置のブロック図である。
【図3】本発明を説明するための信号波形図である。
【図4】本発明回路のブロック図である。
【図5】本発明を説明するための信号波形図である。
【図6】従来回路のブロック図である。
【図7】本発明を説明するための信号波形図である。
【符号の説明】
20 光ディスク
22 スピンドルモータ
24 光ピックアップ
26 FSK復調回路
30 ディジタルPLL回路
32 スイッチ
34 スピンドルサーボ回路
42,78,82,112,118 エッジ検出器
44,74,86,88 カウンタ
46,58,70 加算器
50,70,90,92,120 レジスタ
52,96 平均化回路
54 オーバーサンプリング回路
56,80 逓倍回路
60,98 PWM回路
64 加算回路
94 減算器
100 トライステートバッファ
114 位相差検出器
122 遅延回路
126 分周器
128 コンパレータ
130 データ発生器

Claims (2)

  1. 記録媒体から再生されたクロック信号と基準クロック信号との周波数のずれである速度エラーを検出する速度エラー検出手段と、
    上記クロック信号と基準クロック信号との位相のずれである第1の位相エラーを検出する第1の位相エラー検出手段と、
    上記速度エラー検出手段の検出信号と上記第1の位相エラー検出手段の検出信号から上記速度エラー及び第1の位相エラーを補正するためのサーボ信号を生成するサーボ信号生成手段とを有するサーボ回路において、
    上記クロック信号とは別に記録媒体から再生された同期信号と記録データの同期信号との位相ずれである第2の位相エラーを検出する第2の位相エラー検出手段と、
    上記第2の位相エラー検出手段で検出した第2の位相エラーに基づいて上記基準クロック信号の位相を可変する基準位相可変手段を有することを特徴とするサーボ回路。
  2. 請求項1記載のサーボ回路において、
    前記第2の位相エラー検出手段で検出した第2の位相エラーに基づいて前記基準クロック信号の周波数を可変する基準周波数可変手段を有することを特徴とするサーボ回路。
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