JP3902879B2 - 油圧ショベルの作業機構油圧配管と車体落下土砂の排出構造 - Google Patents

油圧ショベルの作業機構油圧配管と車体落下土砂の排出構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上部車体の旋回中心位置寄りに起伏支点を有するオフセットブーム式の作業機構を有し、作業機構と作業機構に装着された作業機(バケット)を、上部車体の旋回半径内に折り込んで旋回可能とした油圧ショベルに係るもので、ことに、作業機構の油圧配管と作業機(以下バケットという)から上部車体上に落下する落下土砂の排出関係構造を改良した油圧ショベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
作業機構の油圧配管とバケットから上部車体上に落下する土砂の排出関係構造については、例えば、実開平2−80162号公報があり、上部車体上に落下する土砂の排出構造については、例えば、実開平4−37646号公報、実開平6−53371号公報があり、作業機構の起伏支点からブーム背面に沿って油圧配管を配設するものとして、実開平4−61150号公報がある。
【0003】
実開平2−80162号公報は、油圧配管をブームの背面(後面)側に配設すると、油圧配管が邪魔をして上部車体上に落下してくる土砂から上部車体搭載機器を保護するための保護カバーを設けられないので、油圧配管をブームの前面側に配設して、土砂カバーを設けるようにしたことを開示している。
実開平4−37646号、実開平6−53371号は、起伏支点となるブームフートピンを取付けたブラケット回りに落下してくる土砂の排出構造について開示しているが、作業機構への油圧配管の配設と関連した構造については言及していない。
実開平4−61150号は、ブームの背面側に作業機構の油圧配管を配設したことを開示しているが、起伏支点となるブームフートピンを取付けたブラケットの内側に落下してくる土砂の排出構造については言及していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上部車体の旋回中心位置寄りに起伏支点を有するオフセットブーム式の作業機構を有し、作業機構と作業機構に装着された作業機(バケット)を、上部車体の旋回半径内に折り込んで旋回可能とした油圧ショベルにあっては、上部車体の旋回半径が車体幅内に収まるようにすることも求められ、上部車体の旋回半径が車体幅内に収まるように上部車体に配置する搭載機器のスペースを狭めることに苦心をしている。そして、スペースを狭める手段として作業機構への油圧配管をブームの側面側から背面側に変えてブーム側方の配管配設隙間を少なくすることで、所望の目的を達成しようとしている。
しかし、油圧配管をブームの背面側に配設するためには、実開平4−61150号公報に見られるように、油圧配管を上部車体床下側から作業機構の起伏支点となるブームフートピンを取付けるブラケットの間をへて配設する必要があり、前述のブラケット間の空間遮蔽が油圧配管の配設によって困難となり、そのブラケット間にバケットからの落下土砂が入り込むことを阻止できなくなる。
【0005】
このような問題の解決として、実開平6−53371号公報にみられるように、作業機構の起伏支点となるブームフートピンを取付けたブラケット間に入り込む土砂をそのブラケット間の床下に土砂放出口を設けて上部車体の下方に排出できるようにすればよいが、上部車体の旋回中心寄りに位置する作業機構のブラケットの下側には、上部車体の旋回機構があり、旋回機構を避けた位置に土砂放出口を設けることが要求される。
一方、ブームの背面側に油圧配管を配設する場合、油圧配管の車体側の固設点とブーム側の固設点との間に、ブームの起伏揺動に伴う油圧配管の撓み変形空間が必要となるが、この空間を設けることはバケットからの落下土砂の堆積箇所となる問題がある。
【0006】
本発明は、作業機構のブームフートピンブラケット間の空間内から油圧配管を作業機ブームの背面側に配設しても、バケットから落下した土砂が油圧配管の配管撓み変形空間に堆積せず、また、ブームフートピンブラケット間に落下してくる土砂がブームフートピンブラケット間に堆積しないように、上部車体の旋回機構位置を避けて上部車体の下側に放出することができるようにした油圧ショベルの作業機構油圧配管と車体落下土砂の排出構造を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
第1の発明は、走行体1を備えた下部車体2に上部車体3を旋回機構4で旋回自在に取付け、この上部車体3の左右幅方向中間寄りに間隔を空けて車体前後方向に左右一対のブームフートピンブラケット11,11を取付け、このブームフートピンブラケット11間に作業機ブーム6をブームフートピン12で揺動自在に連結して作業機構の起伏支点とし、作業機構及び作業機を上部車体3の旋回半径内に収めて旋回可能とした油圧ショベルにおいて、
ブームフートピンブラケット11,11の左右一方側に隣接して機器収納室15の側壁16aを立て、他方側に隣接して運転室5の側壁5aを立てて、ブームフートピンブラケット11,11の間隔間の上方側にブーム起伏空間26を形成すると共に、ブームフートピンブラケット11,11の車体後方側端部に隣接してエンジン収納室18の前壁20を立て、ブームフートピン12とエンジン収納室18の前壁20との間に、前記ブーム起伏空間26に連なる配管撓み変形空間27を形成し、ブームフートピン12とエンジン収納室18の前壁20との間のブームフートピンブラケット11,11間隔間を前記配管撓み変形空間27に開口し、開口したブームフートピンブラケット11の内側にブーム起伏空間26・配管撓み変形空間27を上部車体下側へ連通にする土砂排出ダクト51と、油圧配管用空間28を設け、ブームフートピン12に近接したブームフートピンブラケット間隔内部に油圧配管の中途部分を固定保持し、作業機ブーム6のブームフートピン12寄りの位置に油圧配管の中途部分を固定保持して、両固定保持間の間で油圧配管を前記配管撓み変形空間27内に湾曲して位置するように、油圧配管を作業機ブーム6の背面側に配設した油圧ショベルの作業機構油圧配管と車体落下土砂の排出構造である。
【0008】
第1の発明によれば、ブーム起伏空間26から配管撓み変形空間27に続く空間が土砂排出ダクト51を通じて上部車体下方側につながるから、油圧配管を作業機ブームの背面側に配設しても配管撓み変形空間27内に土砂が滞留することがない。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、土砂排出ダクト51を、前記配管撓み変形空間27に臨む受け入れ口32a、斜めの底壁33、斜めの壁33の下部の排出口32bとを有する落下土砂受箱32と、
片側のブームフートピンブラケット11に開けた、前記落下土砂受箱32の排出口32bを連通する排出連通口50と、この排出連通口50をあけた片側ブームフートピンブラケット11の外側に位置して、排出連通口50から旋回機構4の外周よりも離れた箇所に土砂を放出する土砂排出箱45で構成した油圧ショベルの作業機構油圧配管と車体落下土砂の排出構造である。
【0010】
第2の発明によれば、旋回機構4を回避した位置に土砂を排出することが可能となった。
【0011】
第3の発明は、第2の発明において前記左右一対のブームフートピンブラケット11間における作業機ブーム6の取付部下方から前方に亘って土砂排出ガイド30を取付けた油圧ショベルである。
【0012】
第3の発明によれば、左右一対のブームフートピンブラケット11間における作業機ブーム6の取付部よりも前方側に落下した土砂は土砂排出ガイド30で排出されるので、左右一対のブームフートピンブラケット11間に溜ることがない。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、走行体1を備えた下部車体2に上部車体3が旋回機構4で旋回自在に取り付けてある。
前記上部車体3には運転室5が取付けてあると共に、作業機ブーム6が前方に向けて上下揺動自在に取付けてある。
この作業機ブーム6はオフセットブーム構成で、その先端部にアーム7が上下揺動自在に連結されて上部車体の旋回中心位置寄りに起伏支点を有するオフセットブーム式の作業機構を形成し、このアーム7に作業機、例えばバケット8が上下揺動自在に取付けられて作業機構及び作業機を上部車体の旋回半径内に収めて旋回可能とした油圧ショベルを形成している。
【0014】
前記作業機ブーム6と上部車体3に亘ってブームシリンダ9が連結され、このブームシリンダ9を伸縮することで作業機ブーム6は上下に揺動して仮想線で示すように垂直姿勢Aよりも車体後方側に傾倒自在としてある。
【0015】
前記上部車体3は図2、図3、図4に示すように、底板10を備え、この底板10の左右中間で前方寄り位置に車体前後方向に向う縦板状の左右一対のブームフートピンブラケット11,11が間隔を置いて固着してある。
この左右一対のブームフートピンブラケット11,11間の上部寄りに作業機ブーム6がブームフートピン12で上下揺動自在に取付けられて起伏支点としてあり、その左右一対のブームフートピンブラケット11の前端部寄りにブームシリンダ9がピン13で上下揺動自在に取付けられる。前記ブームフートピン12と底板10とは隔離している。
【0016】
前記運転室5は上部車体3の左右一方側に取付けられ、この運転室5の側壁5aは一方のブームフートピンブラケット11と近接(接しても良い)し、この側壁5aは一方のブームフートピンブラケット11と隣接して立っている。
この運転室5の底壁と底板10は上下方向に離隔し、その部分にバルブ14等が配設してある。
前記上部車体3の左右他方側には機器収納室15が形成され、この機器収納室15を形成する側部カバー体16の側壁16aが前記左右他方のブームフートピンブラケット11に接している。この側部カバー体16の上面には蓋17で開閉される開口部を有する。前記側壁16aは他方のブームフートピンブラケット11と隣接して立っている。
【0017】
前記上部車体3の後部寄りにエンジン収納室18が形成してある。このエンジン収納室18を形成する後部カバー体19の前面19aにおける運転室側壁5aと側部カバー体側壁16aとの間の部分(以下前壁20という)は図3に示すように垂直に対して上部が下部よりも後方寄りとなる斜めの上縦板21と垂直な下縦板22でくの字形状で、下縦板22に固着した取付横板23が取付横材24にボルト25で固着してある。この取付横材24は左右一対のブームフートピンブラケット11の上面間に跨って固着してある。
【0018】
前記運転室側壁5a(一方のブームフートピンブラケット11)と側部カバー体側壁16a(他方のブームフートピンブラケット11)と後部カバー体19の前壁20で車体前方に開口した平面形状コの字状のブーム起伏空間26を形成している。
前記前壁20とブームフートピン12との間の車体前後方向寸法は大きく、この前壁20と作業機ブーム6の取付部(ブームフートピン12)との間に車体前後方向寸法の大きな配管撓み変形空間27を形成している。
この配管撓み変形空間27、ブームフートピン12は図2に示すように旋回機構4を形成するリングギヤ4aの上方に位置している。
前記配管撓み変形空間27は左右一対のブームフートピンブラケット11間における作業機ブーム6の取付部と底板10の間の配管用空間28に連通している。
【0019】
前記左右一対のブームフートピンブラケット11間の車体前方側部分に土砂排出ガイド30が取付けてある。この土砂排出ガイド30は板状で、前端部30aが底板10の前端部に接し、後端部30bはブームフートピン12と接近して水平に対して車体前部側が低く傾斜している。
つまり、土砂排出ガイド30はブームフートピン12の下方位置から前端部に亘って傾斜して取付けてある。
【0020】
これによって、左右一対のブームフートピンブラケット11間におけるフートピン12から前方部分に落下した土砂等は土砂排出ガイド30上に落下して車体前部に排出される。
この土砂排出ガイド30にはブームシリンダ9の油圧配管が挿通する穴31が形成してある。具体的には土砂排出ガイド30に大きな開口部31aを形成し、この開口部31aの大部分を覆うカバー31bを着脱自在に取付けてカバー31bと開口部31aとで穴31を形成している。これによって、カバー31bを外すことで大きな開口部31aから油圧配管をブームシリンダ9に着脱できる。
前記後部カバー体19には蓋29で開閉される開口部が形成してある。
【0021】
前記左右一対のブームフートピンブラケット11間のブームフートピン12よりも車体後方側部分(つまり、前記配管撓み変形空間27の下方位置)には落下土砂受箱(ダクト)32が取付けてある。この落下土砂箱32は図5に示すように底壁33と一側縦壁34と他側縦壁35で断面略上向きコ字形状で、底壁33は左右方向に斜めで、受け入れ口32aと排出口32bを有する。前記一側縦壁34の上部寄りは斜め上向きに傾斜し、かつ先端面には平面コ字状の切欠部36が形成され、かつ孔37が形成してある。前記他側縦壁35の上端部は水平で、半円形の切欠部38と孔39が形成してある。
前記落下土砂受箱32の左右端面には図4、図6、図7に示すようにシール材40は装着され、この各シール材40が左右一対のブームフートピンブラケット11の対向した内面に圧着するようにしてある。
【0022】
前記落下土砂受箱32の一側縦壁34の孔37よりボルト41をブームフートピンブラケット11の内面に固着したナット部材42に螺合し、他側縦壁35の孔39よりボルト43を前記取付横板24に螺合して取付けられる。この時、前記ボルト25が切欠部38に臨んで干渉しないようにしてある。
【0023】
前記底板10における落下土砂受箱32と対向し、かつ前記リングギヤ4aと干渉しない位置に土砂排出口44が形成してあり、この土砂排出口44の開口縁に土砂排出箱(シュータ)45が取付けてある。この土砂排出箱45は図5に示すように筒部46の下端縁に取付片47を一体的に設けると共に、筒部46の一側方上部が側方に突出して土砂入口部48を形成している。
【0024】
図4に示すように、取付片47を底板10にボルト49で取付け、土砂入口部48がブームフートピンブラケット11に形成した排出連通口50より内部に突出している。
前記落下土砂受箱32の下部が土砂入口部48に嵌まり込んで落下土砂受箱32の内部(排出口32b)と土砂排出箱45の内部(土砂入口部48)が連続している。これによって土砂排出ダクト51を形成している。この土砂排出ダクト51は作業機ブーム6と対向した土砂入口52と土砂排出口44と連続した土砂出口53を有し、その土砂出口53は土砂入口52よりも左右一側方にずれている。
【0025】
このようであるから、作業機ブーム6を垂直姿勢よりも車体後方側に後傾した時にブーム起伏空間26におけるブームフートピン12よりも車体後方側に落下した土砂等は落下土砂受箱32、土砂排出箱45を通って土砂排出口44から落下排出される。
また、落下排出される土砂等は旋回機構4よりも外側に排出され、その旋回機構4内に土砂等が入り込むことがない。
【0026】
図2に示すバルブ14に直接又はパイプを経て接続した油圧配管、例えば油圧ホース60は図3に示すように一方のブームフートピンブラケット11の開口窓61を通って前記配管用空間28内に突出し土砂排出ガイド30の後端部30b(ブームフートピン12の下方位置)にホースクランプ62で保持され、落下土砂受箱32の一側縦壁34の切欠部36を通って配管撓み変形空間27を経て作業機ブーム6の背面6aの下部寄りにホースクランプ63で保持される。この油圧ホース60の端部は作業機ブーム6の背面6aに沿って配設された油圧配管64に接続される。なお、パイプを開口窓61から配管用空間28内に突出しても良い。つまり油圧ホース60はバルブ14側に接続していれば良い。前記油圧配管64はパイプでも良いし、ホースでも良い。
【0027】
このようであるから、作業機ブーム6を垂直姿勢よりも車体後方側に後傾した状態で油圧ホース60を配管撓み変形空間27内で車体前後方向に大きく湾曲させることが可能となり、たわみによって油圧ホース60が損傷しない。
作業機ブーム6を前傾した状態ではたわんでいた油圧ホース60が直線状となり、さらに前傾するとブームフートピン12(作業機ブーム揺動中心)の回りに沿って円弧状に湾曲するので油圧ホース60が損傷しない。
【0028】
つまり、車体前後方向寸法の大きな配管撓み変形空間27を形成したことにより、ホースクランプ62とホースクランプ63間の油圧ホース60の長さを作業機ブーム6が最も前傾した状態で油圧ホース60が損傷しない程度の長さとし、作業機ブーム6が垂直姿勢よりも車体後方側に後傾した時にその油圧ホース60が配管撓み変形空間27内で損傷しない程度の大きさに湾曲変形してたわませることができる。
【0029】
次に土砂排出ダクトの第2の実施の形態を図8、図9、図10に基づいて説明する。
落下土砂受箱32に取付縦片34aを設け、この取付縦片34aをボルト41でブームフートピンブラケット11に固着する。他側縦壁35はブームフートピンブラケット11に固着したナット部材35aにボルト43を螺合して取付ける。
土砂排出箱45の筒部46の上縁に取付片47を設け、この取付片47をボルト49でブームフートピンブラケット11に取付ける。この筒部46は左右方向に斜めで、その土砂入口部48に落下土砂受箱32の土砂出口部分(排出口32b部分)が嵌合されて底壁33が筒部46の底面46aと一直線状に連続している。
このようにすることで、土砂をスムーズに排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの正面図である。
【図2】上部車体の平面図である。
【図3】上部車体の作業機ブーム取付部を破断した正面図である。
【図4】土砂排出ダクト部分の左側面図である。
【図5】土砂排出ダクトの斜視図である。
【図6】図2のブームフートピンブラケット部分の拡大図である。
【図7】図3のブームフートピンブラケット部分の拡大図である。
【図8】土砂排出ダクトの第2の実施の形態を示す平面図である。
【図9】土砂排出ダクトの第2の実施の形態を示す断面図である。
【図10】土砂排出ダクトの第2の実施の形態を示す左側面図である。
【符号の説明】
1…走行体
2…下部車体
3…上部車体
4…旋回機構
5…運転室
5a…側壁
6…作業機ブーム
6a…背面
10…底板
11…ブームフートピンブラケット
12…ブームフートピン
15…機器収納室
16a…側壁
18…エンジン収納室
20…前壁
26…ブーム起伏空間
27…配管撓み変形空間
28…配管用空間
30…土砂排出ガイド
32…落下土砂受箱
32a…受け入れ口
32b…排出口
33…底壁
44…土砂排出口
45…土砂排出箱
50…排出連通口
51…土砂排出ダクト
52…土砂入口
53…土砂出口
60…油圧ホース(油圧配管)
62…ホースクランプ
63…ホースクランプ
64…油圧配管

Claims (3)

  1. 走行体(1)を備えた下部車体(2)に上部車体(3)を旋回機構(4)で旋回自在に取付け、この上部車体(3)の左右幅方向中間寄りに間隔を空けて車体前後方向に左右一対のブームフートピンブラケット(11),(11)を取付け、このブームフートピンブラケット(11)間に作業機ブーム(6)をブームフートピン(12)で揺動自在に連結して作業機構の起伏支点とし、作業機構及び作業機を上部車体(3)の旋回半径内に収めて旋回可能とした油圧ショベルにおいて、
    ブームフートピンブラケット(11),(11)の左右一方側に隣接して機器収納室(15)の側壁(16a)を立て、他方側に隣接して運転室(5)の側壁(5a)を立てて、ブームフートピンブラケット(11),(11)の間隔間の上方側にブーム起伏空間(26)を形成すると共に、ブームフートピンブラケット(11),(11)の車体後方側端部に隣接してエンジン収納室(18)の前壁(20)を立て、ブームフートピン(12)とエンジン収納室(18)の前壁(20)との間に、前記ブーム起伏空間(26)に連なる配管撓み変形空間(27)を形成し、ブームフートピン(12)とエンジン収納室(18)の前壁(20)との間のブームフートピンブラケット(11),(11)間隔間を前記配管撓み変形空間(27)に開口し、開口したブームフートピンブラケット(11)の内側にブーム起伏空間(26)・配管撓み変形空間(27)を上部車体下側へ連通にする土砂排出ダクト(51)と、油圧配管用空間(28)を設け、ブームフートピン(12)に近接したブームフートピンブラケット間隔内部に油圧配管の中途部分を固定保持し、作業機ブーム(6)のブームフートピン(12)寄りの位置に油圧配管の中途部分を固定保持して、両固定保持間の間で油圧配管を前記配管撓み変形空間(27)内に湾曲して位置するように、油圧配管を作業機ブーム(6)の背面側に配設した油圧ショベルの作業機構油圧配管と車体落下土砂の排出構造。
  2. 土砂排出ダクト(51)を、前記配管撓み変形空間(27)に臨む受け入れ口(32a)、斜めの底壁(33)、斜めの底壁(33)の下部の排出口(32b)とを有する落下土砂受箱(32)と、
    片側のブームフートピンブラケット(11)に開けた、前記落下土砂受箱(32)の排出口(32b)に連通する排出連通口(50)と、この排出連通口(50)をあけた片側ブームフートピンブラケット(11)の外側に位置して、排出連通口(50)から旋回機構(4)の外周よりも離れた箇所に土砂を放出する土砂排出箱(45)で構成した請求項1記載の油圧ショベルの作業機構油圧配管と車体落下土砂の排出構造。
  3. 前記左右一対のブームフートピンブラケット(11)間における作業機ブーム(6)の取付部下方から前方に亘って土砂排出ガイド(30)を取付けた請求項2記載の油圧ショベルの作業機構油圧配管と車体落下土砂の排出構造。
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