JP4253133B2 - アタッチメント連結装置の油圧系統保護構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バックホーやクレーン等の建設機械のアームの先端にアタッチメント(作業機)を着脱可能とするアタッチメント連結装置に設ける油圧装置を保護する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からバックホー等のアームの先端にアタッチメント連結装置を設けて、アタッチメントを着脱可能とした技術は公知となっている。このアタッチメント連結装置には固定フックと可動フックを設けて、両フックの間に油圧シリンダを介装して、油圧シリンダを伸縮させることにより、可動フックを回動してアタッチメントを固定したり外したりするようにしていた。この油圧シリンダや圧油を送油するための配管が露出する部分には保護用のカバーが設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の配管用保護カバー70は図7、図8に示すように、アーム5の上面に鋼管と油圧ホース35を連結する部分を覆う構成であったために、アーム先端部の油圧ホース35は露出し、そのボス部5a近傍では、掘削作業時等では土砂が入り込み、油圧ホース35を傷つけることがあった。また、図9に示すように、油圧シリンダ71を収納する空間のボス部5a側の開放部は保護カバー72及び弾性体で構成した保護カバー51で覆っていたが、開放側から土砂が入り込むことを防止するように保護カバー72・51を構成していたために隙間がなく、上方から入った土砂は排出することができず堆積するようになっていた。よって作業後にはこの土砂を取り除く作業をしなければならず面倒となるばかりでなく、バケット4を回動したときに土砂が締まり、油圧ホース35を圧迫して送油を止めてしまうことがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。
請求項1においては、アーム(5)の先端にアタッチメント連結装置(11)を介して作業機を着脱可能とし、該アタッチメント連結装置(11)の着脱作動を油圧シリンダ(34)で行なう構成において、前記油圧シリンダ(34)に接続する油圧ホース(35)をアーム(5)に沿わせて配管し、該アーム(5)に沿う油圧ホース(35)を保護カバー(62)にて覆い、該保護カバー(62)の内面に油圧ホース(35)の配設方向と平行にリブ(63)を設け、該保護カバー(62)先端をアーム(5)の先端のボス部(5a)まで延設したアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造である。
【0005】
請求項2においては、請求項1記載のアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造において、前記保護カバー(62)の先端を、前記ボス部(5a)に沿わせた曲面形状とし、該保護カバー(62)先端に突起(65)を設けたものである。
【0006】
請求項3においては、請求項1記載のアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造において、前記アタッチメント連結装置(11)の本体に、油圧シリンダ収納空間(2)を形成して、該油圧シリンダ収納空間(2)と該アーム(5)との間の開放側を、弾性体保護カバー(51)で覆うとともに、該弾性体保護カバー(51)と本体の端面との間に隙間(L2)を形成し、該弾性体保護カバー(51)の端部を曲げて、該アーム(5)先端との間に隙間(L3)を形成したものである。
【0007】
請求項4においては、請求項1記載のアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造において、該油圧シリンダ上面にチェックバルブ(41)を配置し、該チェックバルブ(41)上面にバルブカバー(44)を固定し、該バルブカバー(44)両側より本体側に支持ステー(45)を延設するとともに、該バルブカバー(44)の裏面にチェックバルブ(41)に接続するコネクタ(46)に当接する凸部(49)を形成したものである。
【0008】
請求項5においては、請求項1記載のアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造において、前記アーム(5)先端のボス部(5a)と油圧シリンダ(34)の端面との間に隙間(L1)を形成するとともに、前記ボス部(5a)の軸心に対する接線(56)と平行な接線(57)を有する曲面(34f)を該油圧シリンダ(34)の端部に形成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を、旋回作業車としてバックホーのアーム先端にアタッチメント連結装置を取り付けてた実施例について図面に基づいて説明する。図1は旋回作業車の側面図、図2はアーム先端のアタッチメント連結装置の側面図一部断面図、図3は同じく平面図一部断面図、図4はアタッチメント連結装置の側面断面図、図5は同じく後面図、図6は保護カバーを取り除いた後面図である。
【0010】
まず、本発明のアタッチメント連結装置を装着したクローラ式走行装置を有する旋回作業車の構成から説明する。図1において、旋回作業車は、クローラ式走行装置1の上部中央に旋回台軸受7を配置し、該旋回台軸受7により旋回フレーム8を左右旋回可能に軸受支持している。該クローラ式走行装置1の前後一側には排土板10を上下回動可能に配設している(矢印F方向を前方とする)。
【0011】
前記旋回フレーム8の上方にはエンジンを被覆するボンネット9とキャビン21が配設されている。旋回フレーム8の前端部にはブームブラケット12が左右回動自在に取り付けられ、該ブームブラケット12は図示しない油圧シリンダにより左右回動可能とするとともに、ブーム6の下端部が上下回動自在に枢支されている。該ブーム6の先端部はアーム5の基部が枢支されており、該アーム5の先端部にはアタッチメント連結装置11の一端が枢支されている。アタッチメント連結装置11にはバケット4等のアタッチメント(作業機)が装着される。
【0012】
前記ブームブラケット12にブームシリンダ23の下端が回動自在に枢支されており、該ブームシリンダ23を伸縮することにより、ブーム6を前後方向に回動できるようにしている。該ブーム6の上部にはアームシリンダ25が配設されており、該アームシリンダ25の伸縮によりアーム5がブーム6に対して上下方向に回動できるようにしている。該アーム5の上部(図1においては前方)にはバケットシリンダ24が配設されており、該バケットシリンダ24の先端にはリンク13・14を介して、アタッチメント連結装置11とアーム5が連結される。該アタッチメント連結装置11は、アーム5の先端部において回動自在に枢支されており、バケットシリンダ24の伸縮により、アーム5に対して回動するものである。
【0013】
次に、アタッチメント連結装置11の構成について、図2乃至図6を用いて説明する。アタッチメント連結装置11は、本体となる固定フック31と可動フック32と油圧シリンダ34等により構成されている。該固定フック31の内側に可動フック32の上部が入り込み、ピン33により固定フック31と可動フック32を回動自在に枢支し、該ピン33は前記リンク14先端のボス部も枢支している。そして、該ピン33の挿入部の外周部に、固定フック31と可動フック32をロックするための複数の固定孔がそれぞれ開口され、両者の固定孔が一致する一つを選択して固定ピン36を挿入することにより、アタッチメント装着後に可動フック32と固定フック31を固定できるようにしている。
【0014】
また、固定フック31は側面視略三角形状に構成されて、上側の1つの頂部は前記ピン33に支持され、他の上側の頂部は前記アーム5の先端にピン39によって枢支される。そして、残りの下頂部に係合凹部31aが形成されている。該係合凹部31aは前記可動フック32の下部に形成した係合凹部32aと略同じ構成としており、互いに反対方向の前後外方向に向かって開放され、この係合凹部31aと係合凹部32aがアタッチメントとしてのバケット4に設けた係合ピンを係合して取り付けられるようにしている。
【0015】
次に、アタッチメント連結装置11に配設された油圧シリンダ34の取付構成について説明する。前記固定フック31と可動フック32は正面視V字状に構成して、その谷部をシリンダ収納空間2として油圧シリンダ34が配置されて、油圧シリンダ34のシリンダチューブ34aの中央部が固定フック31に枢支され、ピストンロッド34eの先端が枢支ピン47により可動フック32に枢支される。該油圧シリンダ34の上部にはチェックバルブ41を一体的に設けて、チェックバルブ41にコネクタ46・46を介して油圧ホース35・35が接続されている。
【0016】
前記油圧シリンダ34は前後方向に配設されており、油圧シリンダ34の本体となるシリンダチューブ34aの両側面にボス穴34b・34bが左右方向に穿設されて、固定フック31の側面から枢支ピン43・43を挿入して、油圧シリンダ34を固定フック31に枢支する構成としている。該油圧シリンダ34のシリンダロッドの先端は可動フック31に枢支ピン47により枢支している。
【0017】
そして、前記油圧シリンダ34の上面のあいた空間を利用してチェックバルブ41が載置固定されている。該チェックバルブ41を固定するシリンダチューブ34aにはロッド室側に連通する油路34cとヘッド側室に連通する油路34dが一体的に穿設されて、油圧配管をなくしてコスト低減化を図り、コンパクトな構成となるようにしている。該チェックバルブ41の左右側面にはコネクタ46・46が設けられて油圧ホース35・35が接続されている。
【0018】
該チェックバルブ41の上面には図4、図6に示すように、バルブカバー44が固定されて左右方向にも延設され、チェックバルブ41とコネクタ46・46と油圧ホース35の一部の上方が保護されている。該バルブカバー44にはネジ孔が開口されて、ネジ等によりチェックバルブ41のケースに固定され、該バルブカバー44の両側には支持ステー45・45が垂設され、該支持ステー45・45の下端が前記固定フック31の谷部の上面に当接するようにしている。但し、支持ステー45の代わりにバルブカバー44を折り曲げて構成することもできる。
【0019】
このように構成することによって、バルブカバー44上に土砂等が堆積してバケット4を回動したときに土砂が圧縮されても、バルブカバー44の両側が支持ステー45・45により突っ張り、バルブカバー44は変形することがなく、チェックバルブ41に繋がるコネクタ46や油圧ホース35を破損することがないのである。従来では図10に示すように、バルブカバー44の両端は支持ステーがなく開放された片持ち支持となっていたので、土砂等が堆積するとバケット4を回動したときに土砂を圧縮してバルブカバー44の両側を変形させ、コネクタ46や油圧ホース35を破損することがあったのである。本発明ではこのようなことを防止できるのである。
【0020】
また、前記コネクタ46・46が位置する上方のバルブカバー44の両側底面には、プレートまたはブロックを貼設したり、或いは、プレス加工等により凸部49・49が形成されている。該凸部49・49はバルブカバー44を取り付けるときに、コネクタ46・46の上面と当接し、該コネクタ46・46の位置決めをするとともに、回り止めとなるようにしている。従って、組立時にはコネクタ46・46の向きを決め易く、作業時においては、バケット4が回動されたときに油圧ホース35が曲げられてもコネクタ46は回ることがなく、コネクタ46が弛むことを防止できるのである。
【0021】
また、前記油圧シリンダ34のシリンダチューブ34aのヘッド側及び油路34dを形成した上面の端部は、図4に示すように、ボス部5aの軸心に対する接線56と平行な接線57を有する曲面34f(または斜面として端部を曲面とする)を油圧シリンダ34のヘッド側端部に形成して、油圧シリンダ34とボス部5aとの間に隙間L1を形成している。この隙間L1は少なくとも一本、できれば複数の油圧ホースが入る間隔として、油圧ホースが挟まれないようにする。従来は図9に示すように、油圧シリンダ71のヘッド側端部は角は削ってはいるが三角形状の突起を有し、油路34dを開口するために肉厚が厚い部分は階段状となり、本発明と同じ隙間であっても、作業機を回動したときに油圧ホース35が圧迫されたり、擦れて摩耗したりして、油圧ホースを傷めることがあったのである。
【0022】
本発明は前述のように構成することによって、油圧シリンダ34とアーム5の先端のボス部5aの間に隙間L1が構成され、この隙間L1は油圧ホース35が入れる間隙となり、バケットシリンダ24を縮小してアタッチメント連結装置11が後方へ回動されたときに、堆積した土砂等により油圧ホース35が案箔されたとしても押しつぶされたり、油圧シリンダ34の角で損傷を与えることもないのである。
【0023】
そして、可動フック32と反対側の固定フック31の外側端面、つまり、アタッチメント連結装置11の固定フック31に形成した油圧シリンダ収納空間2のシリンダヘッド側の開放部分、言い換えれば、係合凹部31aとアーム5のボス部5aとの間の開放部分を保護カバー51で覆っている。従来の保護カバー51は図5、図9に示すように、固定フック31の二股部分の端部を跨ぐように、略V字状の保護カバー72を固定し、該保護カバー72に前記油圧シリンダ34のヘッド側を覆う如くゴム等の弾性体で構成した保護カバー51を配置して押さえプレート53によって固定して、バケット4によるダンプ作業をするときに、配管となる油圧ホース35の折れ曲がった部分が押し出されて二股部分の間からはみ出して損傷することを防止していた。
【0024】
しかしこのような構成であると、保護カバー72と油圧シリンダ34のヘッド側端部との間が狭く、また、保護カバー51の先端がアーム5のボス部5aに当接するようにしていたので、外側から油圧シリンダ34側へ土砂が入ることは防げても、上方から入った土砂は排出することができず、土砂が堆積し易く、清掃もやり難い構成となっていたのである。
【0025】
そこで、本発明は保護カバー72の足部72aを長くして、係合凹部31a上部と保護カバー72下部との間の隙間L2を従来よりも広げて土砂の排出を容易とするとともに、保護カバー72の中央にピン54を横架して、保護カバー51を外方向へ曲げるようにし、さらに押さえプレート53にピン55を横架して保護カバー51の基部側を押さえるようにしている。このように構成することによって、保護カバー51の先端がアーム5のボス部5aより離れるように開き、保護カバー51とボス部5aとの間隙L3を作ることができ、この隙間L3より土砂が排出されて堆積を防止するようにしている。
【0026】
そして、前記油圧ホース35の他端は、アーム5に沿って後方(本機側)へ延出されて、アーム5の上面に沿って固定された鋼製の高圧パイプ60に接続されるが、この油圧ホース35の部分を保護するために、従来図7、図8に示すように、保護カバー70が設けられていたが、保護カバー70によって覆う面積は小さく十分に保護できるものではなく、保護カバー70は単にプレートを折り曲げた構成であったために剛性が不足して土砂等によって変形し易く、油圧ホース35まで損傷を与える可能性があった。
【0027】
そこで本発明は、図2、図3に示すように、アーム5の上面において、前記高圧パイプ60の先端からボス部5aの外周の一部に達する部分までを覆う大きさの保護カバー62とし、該保護カバー62は鋼板等のプレートの両側を折り曲げて縁部62a・62aとして断面視門型とし、保護カバー62内に油圧ホース35を収納できるようにしている。該保護カバー62の先端部62bはボス部5aの形状に合わせて折り曲げられている。そして、該保護カバー62は更に剛性をアップするために内面中央に油圧ホース35の延出方向に合わせてリブ63・63が左右略対称に設けられ、該リブ63・63間には横架する如くリブ64が設けられ両者を固定している。そして更に、前記先端部62bの中央内側に前後方向に突起65が固定されている。
【0028】
このように構成した保護カバー62は縁部62a・62aとリブ63・63・64と突起65により補強されて剛性がアップされ、作業時にアーム5上面から石等が当接しても保護カバー62は曲がったりすることがなくなり、油圧ホース35を変形したり圧迫したりすることがなくなるのである。そして、保護カバー62内に収納した油圧ホース35・35は縁部62a・62aとリブ63・63と突起65によりガイドされて、バケット4を回動したときに油圧ホース35が押し引きされても突起65と保護カバー62により姿勢が整えられて、ねじりや油圧ホース35に損傷を与えることがないのである。
【0029】
そして、保護カバー52の先端部62b及び突起65はボス部5aに巻き付けるように沿って配置されているため、アタッチメント連結装置11の油圧シリンダ34のヘッド側に土砂等が堆積していても、バケットシリンダ24を伸縮してバケット4を回動することによって、先端部62bと突起65が堆積した土砂側へ突っ込むこととなり、固まった土砂を崩し、或いは、削り落とし、前記保護カバー51の隙間から排出して、油圧ホース35・35をスムースに動けるようにできるのである。
【0030】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
請求項1に記載のごとく、アーム(5)の先端にアタッチメント連結装置(11)を介して作業機を着脱可能とし、該アタッチメント連結装置(11)の着脱作動を油圧シリンダ(34)で行なう構成において、前記油圧シリンダ(34)に接続する油圧ホース(35)をアーム(5)に沿わせて配管し、該アーム(5)に沿う油圧ホース(35)を保護カバー(62)にて覆い、該保護カバー(62)の内面に油圧ホース(35)の配設方向と平行にリブ(63)を設け、該保護カバー(62)先端をアーム(5)の先端のボス部(5a)まで延設したので、アームに沿わせて配置した油圧ホースが殆ど露出することがなく保護できて、作業時に土砂等と当接してもリブにより補強された保護カバーは変形することが殆どなくなり、油圧ホースもつぶれて送油できなくことを防止できたのである。 また、リブは油圧ホースのガイドとなり、作業機を作動させたときに捩じれたり、絡んだりすることを防止できる。
【0031】
請求項2に記載のごとく、請求項1記載のアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造において、前記保護カバー(62)の先端を、前記ボス部(5a)に沿わせた曲面形状とし、該保護カバー(62)先端に突起(65)を設けたので、ボス部とアタッチメント連結装置の間に土砂が溜まっても油圧ホースが保護され、作業機を回動したときには、堆積して固まった土砂を、突起により砕いて土砂を取り除くことができるのである。
【0032】
請求項3に記載のごとく、請求項1記載のアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造において、前記アタッチメント連結装置(11)の本体に油圧シリンダ収納空間(2)を形成して、該油圧シリンダ収納空間(2)と該アーム(5)との間の開放側を、弾性体保護カバー(51)で覆うとともに、該弾性体保護カバー(51)と本体の端面との間に隙間(L2)を形成し、該弾性体保護カバー(51)の端部を曲げて、該アーム(5)先端との間に隙間(L3)を形成したので、シリンダ収納空間に入ってきた土砂は前記隙間より排出されるようになり、堆積してもその隙間より棒等を突っ込んで除去できるようになり、メンテナンス性も向上できたのである。
【0033】
請求項4に記載のごとく、請求項1記載のアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造において、該油圧シリンダ上面にチェックバルブ(41)を配置し、該チェックバルブ(41)上面にバルブカバー(44)を固定し、該バルブカバー(44)両側より本体側に支持ステー(45)を延設するとともに、該バルブカバー(44)の裏面にチェックバルブ(41)に接続するコネクタ(46)に当接する凸部(49)を形成したので、バルブカバー上に石等が当たったり、堆積した場合でも支持ステーにより剛性がアップして、更に、突っ張るようになって、変形することを防止でき、チェックバルブを確実に保護できる。
そして、バルブカバー裏面にチェックバルブに接続するコネクタに当接する凸部を形成したので、バルブカバーの組立時にコネクタの位置決めができるようになり、コネクタを正確な位置に固定できる。
【0034】
請求項5に記載のごとく、請求項1記載のアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造において、前記アーム(5)先端のボス部(5a)と油圧シリンダ(34)の端面との間に隙間(L1)を形成するとともに、前記ボス部(5a)の軸心に対する接線(56)と平行な接線(57)を有する曲面(34f)を該油圧シリンダ(34)の端部に形成したので、油圧シリンダの端部の角で油圧ホースが引っ掛かったり、傷ついたりすることがなくなったのである。また、隙間の面積を大きくすることができて、土砂等の排出を容易にできるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 旋回作業車の側面図である。
【図2】 アーム先端のアタッチメント連結装置の側面図一部断面図である。
【図3】 同じく平面図一部断面図である。
【図4】 アタッチメント連結装置の側面断面図である。
【図5】 同じく後面図である。
【図6】 保護カバーを取り除いたアタッチメント連結装置の後面図である。
【図7】 従来のアーム先端のアタッチメント連結装置にバケットを取り付けた側面図である。
【図8】 従来のアーム先端のアタッチメント連結装置の平面図である。
【図9】 従来のアタッチメント連結装置の側面断面図である。
【図10】 従来の保護カバーを取り除いたアタッチメント連結装置の後面図である。
【符号の説明】
4 バケット(アタッチメント)
5 アーム
5a ボス部
11 アタッチメント連結装置
31 固定フック
32 可動フック
34 油圧シリンダ
35 油圧ホース
62 保護カバー
Claims (5)
- アーム(5)の先端にアタッチメント連結装置(11)を介して作業機を着脱可能とし、該アタッチメント連結装置(11)の着脱作動を油圧シリンダ(34)で行なう構成において、前記油圧シリンダ(34)に接続する油圧ホース(35)をアーム(5)に沿わせて配管し、該アーム(5)に沿う油圧ホース(35)を保護カバー(62)にて覆い、該保護カバー(62)の内面に油圧ホース(35)の配設方向と平行にリブ(63)を設け、該保護カバー(62)先端をアーム(5)の先端のボス部(5a)まで延設したことを特徴とするアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造。
- 請求項1記載のアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造において、前記保護カバー(62)の先端を、前記ボス部(5a)に沿わせた曲面形状とし、該保護カバー(62)先端に突起(65)を設けたことを特徴とするアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造。
- 請求項1記載のアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造において、前記アタッチメント連結装置(11)の本体に、油圧シリンダ収納空間(2)を形成して、該油圧シリンダ収納空間(2)と該アーム(5)との間の開放側を、弾性体保護カバー(51)で覆うとともに、該弾性体保護カバー(51)と本体の端面との間に隙間(L2)を形成し、該弾性体保護カバー(51)の端部を曲げて、該アーム(5)先端との間に隙間(L3)を形成したことを特徴とするアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造。
- 請求項1記載のアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造において、該油圧シリンダ上面にチェックバルブ(41)を配置し、該チェックバルブ(41)上面にバルブカバー(44)を固定し、該バルブカバー(44)両側より本体側に支持ステー(45)を延設するとともに、該バルブカバー(44)の裏面にチェックバルブ(41)に接続するコネクタ(46)に当接する凸部(49)を形成したことを特徴とするアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造。
- 請求項1記載のアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造において、前記アーム(5)先端のボス部(5a)と油圧シリンダ(34)の端面との間に隙間(L1)を形成するとともに、前記ボス部(5a)の軸心に対する接線(56)と平行な接線(57)を有する曲面(34f)を該油圧シリンダ(34)の端部に形成したことを特徴とするアタッチメント連結装置の油圧系統保護構造。
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