JP4615389B2 - 装軌車両 - Google Patents
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Description
本発明の一実施形態にかかる装軌車両100を図1および図2に示す。図1は装軌車両100の外観斜視図であり、図2は装軌車両100の側面図である。この装軌車両100は、不整地での作業を行うブルドーザーなどの建設車両であり、主として、運転室1、車体フレーム2(図3参照)、作業機構3、一対の走行機構4、作動油タンクモジュール5、燃料タンクモジュール6(図3参照)、排出部7、ノーズモジュール8およびラジエータモジュール9(図3参照)を備えている。
運転室1は、主としてピラーおよび板材によって構成されており、装軌車両100の運転者が座るためのシートや各種操作のためのレバー、ペダルおよび計器類が内装されている。運転室1は、図3に示す車体フレーム2に載置されている。
車体フレーム2には、作業機構3、走行機構4、作動油タンクモジュール5、燃料タンクモジュール6、ノーズモジュール8およびラジエータモジュール9が取り付けられ、その上部には運転室1が載置される。また、車体フレーム2には、エンジン81が設けられており、エンジン81で発生した駆動力が走行機構4のスプロケット42に伝達される。
作業機構3は、地面を削り取り土砂を押し運ぶための機構であり、図2に示すように、ブレード31と支持フレーム32、シリンダ33とを有する。ブレード31は、車体フレーム2の前方に設けられており、前面が湾曲した形状を有している。支持フレーム32、シリンダ33は、一端がブレード31に固定され、他端が車体フレーム2や走行機構4に固定されており、ブレード31を支持している。
一対の走行機構4は、車体フレーム2の右側壁部22および左側壁部23の側方下部にそれぞれ設けられており、無端状の履帯によって不整地での走行を可能としている。以下、一対の走行機構4のうち一方の走行機構4のみについて説明するが、他方の走行機構4も同様の構造である。走行機構4は、車両前後方向に沿って配設されたトラックフレーム40と、走行輪であるアイドラ41及びスプロケット42と、トラックフレーム40の下部に設けられた複数の下転輪(図示せず)およびトラックフレーム40の上部に設けられた複数の上転輪(図示せず)、および、履帯43とを有する。
作動油タンクモジュール5は、燃料タンクモジュール6との間に運転室1を挟んで正面視における運転室1の右側に設けられている。作動油タンクモジュール5は、図2に示すように、変速機系統および作業機系統に供給される作動油を蓄積する作動油タンク51(タンク)をその後端部に有している。作動油タンクモジュール5は、上述した保護部材25の上に載置され、ボルトによって保護部材25に締結されることにより、車体フレーム2に固定される。また、作動油タンク51は、車体フレーム2に固定された状態で、右側壁部22より側方へ突出するように設けられており、右側壁部22の側方に配置された走行機構4の履帯43の上方に位置している。より詳細には、作動油タンク51は、履帯43の後部上方に位置しており、側面視においてスプロケット42の上方に位置している。
燃料タンクモジュール6は、正面視における運転室1の左側に設けられており、エンジン81に対して供給される燃料を蓄積する燃料タンクを有している。燃料タンクモジュール6の構造、配置については作動油タンクモジュール5と同様である。なお、作動油タンクモジュール5と燃料タンクモジュール6との配置はこれに限られるものではなく、左右に入れ替わってもよい。
排出部7は、図2および図4に示すように、作動油タンク51の下面に且つ作動油タンク51の後端部よりも前方に設けられており、作動油タンク51から内容物を排出するための部分である。排出部7は、正面視における作動油タンク51の中心よりも内側、すなわち、車体フレーム2側に設けられている。また、排出部7は、側面視において作動油タンク51の前端と後端との中間部分に設けられており、スプロケット42の中心と履帯43の後端との間の上方に配置されている。なお、図4は、装軌車両100の排出部7が設けられた部分を斜め下後方から見た図である。また、図5に示すように、作動油タンク51の下面の排出部7が設けられる位置には、上方に陥入した凹部52が設けられており、排出部7はこの凹部52に設けられている。また、上述した保護部材25のうち凹部52に対向する位置には、上下に貫通した開口53が設けられており、保護部材25が排出部7の周囲を覆って保護している。なお、保護部材25の開口53を通して排出部7が外部に露出しており、開口53を通して排出部7の操作が可能となっている。排出部7は、図5および図6に示すように、排出パイプ71と排出プラグ72とを有する。
図1から図3に示すノーズモジュール8は、内部にエンジン81を収納しており、運転室1の前方に取り付けられている。そして、ノーズモジュール8は、エンジン81のエアクリーナの吸気口と排気管とが貫通する穴のみを開口させており、密閉構造を形成している。このため、ノーズモジュール8から露出する排気管82から放出されるエンジン81の排気音はマフラ(図示せず)によって消音され、エンジン音が外部に漏れることを防止して騒音の少ないブルドーザーを得ることができる。
図3に示すラジエータモジュール9は、ラジエータ91、ファン92および図示しないモータを有しており、モータによってファン92を回転させてラジエータ91内を流れる冷却水を冷やすことによりエンジン81を冷却する。また、ラジエータモジュール9は、運転室
の後方であって、車体フレーム2の後端部に取り付けられている。
次に、この装軌車両100において、作動油タンク51の内容物を排出部7を用いて排出させる場合の操作について説明する。
(1)
この装軌車両100では、排出部7が作動油タンク51の後端ではなく、後端よりもやや前方に設けられている。このため、装軌車両100の後進時に灌木等の障害物が排出部7に衝突する恐れが低減している。これにより、排出部7の損傷の発生を防止することできる。
この装軌車両100では、排出口78が排出プラグ72の後端よりも後方に位置している。上述したように、後方ほど作動油タンク51の下面と履帯43の上面との間の空間が広くなるため、排出口78の下方の空間をより広く確保することができる。これにより、排出口78にホースを接続する作業や、内容物を受ける容器を設置する作業が行い易くなっている。
この装軌車両100では、保護部材25によって排出部7の周囲が覆われているため、灌木等の障害物や履帯43から跳ね上がった石等から排出部7を保護することができる。
(A)
上記の実施形態では、排出プラグ72は、その後端が排出パイプ71から斜め下前方に突出するように傾斜しているが、その後端が排出パイプ71から斜め下後方に突出するように傾斜していてもよい。この場合も、履帯43との間の空間を広く確保することができる。また、排出プラグ72の後端が排出パイプ71の排出口78よりも後方に位置することになり、排出プラグ72の操作性がより向上する。ただし、排出口78に関する作業性を向上させる観点からは、排出プラグ72は、上記の実施形態のように、その後端が排出パイプ71から斜め下前方に突出するように傾斜していることが望ましい。
上記の実施形態では、排出プラグ72の傾斜角度は鉛直方向に対して約45度であるが、これと異なる角度であってもよい。
上記の実施形態では、作動油タンク51に排出部7が設けられているが、例えば燃料タンクのように作動油タンク51とは異なるタンクに上記のような排出部7が設けられてもよい。
上記の実施形態では、排出プラグ72は工具によって回転させられるが、排出プラグ72の後端にハンドルやツマミ等の操作体が設けられ手動で回転可能とされてもよい。
上記の実施形態では、保護部材25に開口53が設けられ、この開口53を通して排出部7の操作が可能となっているが、開口53ではなく、排出部7に対向する位置が切り欠かれた切欠きが保護部材25に設けられてもよい。この切欠きを通しても排出部7の操作が可能である。ただし、保護部材25は、車体フレーム2の一部を兼ねているため、強度の観点からは切欠きではなく上記の実施形態のように開口であることが望ましい。
4 走行機構
7 排出部
25 保護部材
43 履帯
51 作動油タンク(タンク)
52 凹部
53 開口
71 排出パイプ
72 排出プラグ
100 装軌車両
Claims (9)
- 車体フレームと、
前記車体フレームの側方に配置され履帯を有する走行機構と、
前記履帯の後部上方に設けられるタンクと、
前記タンクの下面に且つ前記タンクの後端部よりも前方に設けられ前記タンクから内容物を排出するための排出部と、
を備え、
前記排出部は、前記タンク内に連通する排出経路を有する排出パイプと、鉛直方向に対して傾斜して設けられ前記排出経路を開閉する排出プラグとを有する、
装軌車両。 - 車体フレームと、
前記車体フレームの側方に配置され履帯を有する走行機構と、
前記履帯の後部上方に設けられるタンクと、
前記タンクの下面に且つ前記タンクの後端部よりも前方に設けられ前記タンクから内容物を排出するための排出部と、
を備え、
前記排出部は、前記タンク内に連通する排出経路を有するとともに、前記タンクから鉛直方向斜め下方に突出する第1パイプ部と、前記第1パイプ部から分岐するとともに内部に前記第1パイプ部の排出経路と連通する排出経路を有する第2パイプ部と、前記第1パイプ部に装着され、前記第1パイプ部の排出経路と前記第2パイプ部の排出経路との間を開閉する排出プラグとを有する、
装軌車両。 - 前記第1パイプ部は、前記タンクから斜め下前方に突出するように傾斜している、
請求項2に記載の装軌車両。 - 前記第1パイプ部は、前記タンクから斜め下後方に突出するように傾斜している、
請求項2に記載の装軌車両。 - 前記排出部の周囲を覆う保護部材をさらに備える、
請求項1から4のいずれかに記載の装軌車両。 - 前記保護部材は、前記車両フレームの側壁部から側方に突出して設けられており、その上に前記タンクが載置される、
請求項5に記載の装軌車両。 - 前記保護部材は、上下に貫通する開口を有しており、
前記開口を通して前記排出プラグの操作が可能となっている、
請求項6に記載の装軌車両。 - 前記タンクの下面には上方に陥入した凹部が設けられており、
前記排出部は、前記凹部に設けられる、
請求項1から7のいずれかに記載の装軌車両。 - 前記装軌車両はブルドーザーである、
請求項1から8のいずれかに記載の装軌車両。
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