JP3901037B2 - 積層板用ジアリルフタレートプレポリマーのプリプレグ - Google Patents

積層板用ジアリルフタレートプレポリマーのプリプレグ Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はジアリルフタレート系樹脂を使用した積層板用プリプレグに関し、特に住宅、車両、船舶、航空機等の内装用あるいは家具調度類に使用される化粧板用として好適なジアリルフタレートプレポリマーを使用したプリプレグ及び該プリプレグ積層板基材に熱圧積層した化粧板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平11−140203号、特開平11−140777号等に例示されているが、ジアリルフタレート樹脂硬化物の透明性の良好さ、高い表面硬度と光沢の良さ、耐熱性と耐薬品性、寸法安定性などの優秀な性質を利用して、これまで住宅、車両、船舶、航空機等の屋内用内装材化粧板としてテーブル、こたつの天板、システムキッチンなどに広く利用されてきた。このジアリルフタレート樹脂製化粧板はジアリルフタレートプレポリマー、ジアリルフタレートモノマー、不飽和ポリエステル、硬化剤、離型剤、重合調整剤、充填剤、紫外線吸収剤、その他の添加剤からなる組成物を含浸させたプリプレグと、基板であるパーチクルボードやベニヤ板、厚紙やアルミ等の金属板などをプレス等で加熱加圧して張り合わせて製造されている。
【0003】
ジアリルフタレートプレポリマーのプリプレグの製造方法は、基材として植物繊維、ガラス繊維やポリエステル等の合成繊維からなる不織布や織布などのシート状基材を用い、ジアリルフタレートプレポリマーとその他の配合剤を有機溶剤に溶解して作成した樹脂液を含浸した後、溶媒を加熱除去するというものである。この方法は現在でも広く実施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年環境問題による省資源、省エネルギーが要求されるようになり、多くの溶媒とエネルギーを使用するプリプレグ製造方法の改善が求められている。その対策として溶剤を使用することなくあるいは使用する溶剤の量を少量に抑えプリプレグを製造する方法がいろいろ検討されているが、ジアリルフタレートプレポリマーを使用したプリプレグについては、大量の溶媒に溶かした樹脂液の中にプリプレグ基材を通すことにより含浸する方法以外には安価に製造する適当な方法がなかった。
【0005】
ジアリルフタレート樹脂の市販品のポリスチレン換算重量平均分子量は約3万から5万であり、フェノール樹脂や不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂のそれに比較して高く、たとえジアリルフタレート樹脂以外の樹脂で溶媒を使用することなくプリプレグ基材中に樹脂を含浸できる方法(例えば特開平11−226950号)があっても、同じ方法、同じ工程ではプリプレグ基材隅々までジアリルフタレートプレポリマー組成物を含浸できず、ボイドが発生して商品価値の低いものしかできなかった。
【0006】
本発明者は、使用する溶剤の量を従来の含浸工程で使用する量より大幅に抑えてプリプレグ、あるいは積層板を得ようとして研究した結果、プリプレグ基材にジアリルフタレートプレポリマーと硬化触媒の粉末状配合物を散布後、少量の低沸点溶媒にジアリルフタレートプレポリマーと硬化触媒を溶解し、該硬化触媒によりジアリルフタレートと共重合する液体成分を溶解した液状配合物をプリプレグ基材に塗布することで、基材へのジアリルフタレートプレポリマー組成物の含浸性が従来の大量に溶剤を使用したものと同等になるとの知見を得、さらに研究を重ねて本発明を完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明は上記課題を解決したもので、硬化触媒を分散したジアリルフタレートプレポリマーの粉末状配合物をプリプレグ基材の裏面(裏面とは、積層基板と重ねて熱圧プレス時に基板側にきて、プレス後は隠れてしまう面をいう)にプリプレグ基材の重量の5〜200wt%に相当する量を散布した後、50〜180℃のオーブン中で1〜60分加熱してプリプレグ基材に粉末状配合物を融着させた後、ジアリルフタレートプレポリマーと、硬化触媒によりジアリルフタレートプレポリマーと共重合する成分、硬化触媒としてジアリルフタレートプレポリマーおよびジアリルフタレートプレポリマーと共重合する成分の合計重量に対して0.1〜10wt%の有機過酸化物、およびこれらのジアリルフタレートプレポリマー、硬化触媒によりジアリルフタレートプレポリマーと共重合する成分、硬化触媒の合計重量に対して25〜200wt%の低沸点溶媒よりなる液状配合物を、前記ジアリルフタレートプレポリマーの粉末状配合物を散布した面とは反対側の表面に、プリプレグ基材の重量の5〜200wt%に相当する量を塗布し50〜180℃のオーブン中で1〜60分加熱して溶媒を揮発させたことを特徴とする積層板用ジアリルフタレートプレポリマーのプリプレグである。
【0008】
本発明に用いられる低沸点溶媒とは、ジアリルフタレートプレポリマー、ジアリルフタレートプレポリマーと共重合する成分および使用する硬化触媒が溶解可能な沸点が150℃以下の溶媒でアセトン、トルエン、酢酸エチル、THF、メチルエチルケトンなどを例示することができる。また、低沸点溶媒の添加量としては使用する樹脂や添加剤等の種類や配合量などによって異なるが、液状配合物の散布工程で使用する器具によって均一に散布できる粘度になればよい。
【0009】
本発明に用いられるジアリルフタレートプレポリマーとは、ジアリルオルソフタレートプレポリマー、ジアリルイソフタレートプレポリマー、ジアリルテレフタレートプレポリマーの単独あるいはそれらの共重合体又はそれらの混合物で、粒径が1000μm以下、好ましくは700μm以下で平均粒子径がメジアン径で50μm以下のものをいう。
【0010】
本発明に用いられる粉末状配合物には粉末状の、液状配合物には使用する低沸点溶媒に可溶な、硬化触媒によりジアリルフタレートプレポリマーと共重合する成分を添加することができる。これらの例としては、分子内に少なくともアリル基、アクリル基、チオール基を単独、あるいは二種類以上を一つ以上六つまでを含む物質あるいは、分子内に不飽和基を持つ物質をいい、これらを単独、あるいは混合して使用することができる。例えばアリルベンゾエート、ジアリルオルソフタレートモノマー、ジアリルイソフタレートモノマー、ジアリルテレフタレートモノマー、トリアリルイソシアネート、トリアリルシアネート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ペンタエリスリトールテトラキスチオグリコレート、不飽和ポリエステルなどを例示することができる。
【0011】
不飽和ポリエステルとしては、通常の液体状もしくは固体状の不飽和ポリエステル樹脂、例えばマレイン酸、フマル酸、イタコン酸、フタル酸、アジピン酸等の多塩基性の不飽和酸あるいは飽和酸との混合物とエチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、水素化ビスフェノールA等の多価アルコールとの反応生成物、あるいは空気硬化型不飽和ポリエステル樹脂があげられる。さらに上記成分の他に、テトラヒドロフタル酸、3,6−エンドメチレンテトラフタル酸、メチル−3,6−エンドメチレンテトラフタル酸等の脂肪族環状不飽和酸を含む酸、またはアルコール成分として上記の他、アリルグリシジルエーテルより製造された不飽和ポリエステル樹脂が適当である。
【0012】
本発明におけるジアリルフタレートプレポリマーはジアリルフタレートプレポリマー単独でなくてもよく、上記ジアリルフタレートプレポリマー100〜20wt%と、粒径が700μm以下で平均粒子径がメジアン径50μm以下であれば融点50℃以上の不飽和ポリエステル0〜80wt%との混合物であってもよい。
【0013】
不飽和ポリエステルを加える理由としては、プリプレグ基材の厚みが大きい時などに流動性向上の目的で加える。しかし、80wt%を超えるとジアリルフタレート樹脂の特徴である熱変形温度が高いなどの耐熱性や耐水性が低下するので好ましくない。
【0014】
本発明に用いられる硬化触媒は、ベンゾイルパーオキサイド、ターシャリブチルパーベンゾエイト、メチルエチルケトンパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド等、従来からジアリルフタレート系樹脂プリプレグや成形材料で使用されてきた過酸化物系硬化剤をあげることができる。
【0015】
プリプレグ基材としては、植物繊維、ガラス繊維やポリエステル等の合成繊維からなる不織布や織布、紙、ダンボール、金属繊維やカーボン繊維からなる織布やマット類等があげられ、これらの基材の原料は単独または混合して使用してもよい。
【0016】
本発明のプリプレグは、化粧板の基板である合板、パーティクルボード、中密度繊維板(MDF基板)、その他無機質板、金属板基板、厚紙、ダンボール紙などに1枚、あるいは複数枚とって積層し熱圧成形して積層板となる。成形は、温度130〜200℃、圧力0.1〜10MPa、時間20秒〜10分で実施する。
【0017】
次に本発明の実施の態様について述べる。まず、プリプレグ基材であるシート状繊維基材をポリエステル製フィルムを敷いて平らな台の上に広げ、硬化触媒を分散したジアリルフタレートプレポリマーの粉末状配合物を該プリプレグ基材の裏面に散布する。この時ジアリルフタレートプレポリマーの硬化触媒として、有機過酸化物の粉末で平均粒径100μm以下、好ましくは30μm以下のもの、あるいは有機過酸化物が平均粒径10μm以下の炭酸カルシウムやタルク等の充填材に分散されたものを樹脂に対して0.1〜10wt%配合することも必須とする。このほか、各種充填剤、離型剤、紫外線吸収剤、色素や顔料等の着色剤など必要に応じて、50wt%まで添加できる。その際には散布前にあらかじめそれらの材料を各種ブレンダーやミキサーで撹拌混合しておく。
【0018】
この散布量は、プリプレグ基材の性質、性状、重量(単位面積当たり)により異なるが、通常、プリプレグ基材の重量の5〜200wt%とする。この量が少ないときは基板との密着が不良となったり、成形後充分な艶が得られなくて化粧性が悪いものに仕上がる。また、散布量が多すぎても艶はある程度以上には上がらずコスト増になる。
【0019】
散布方法としては、プリプレグ基材上面から振りかける方法、各種コーターによる塗布方法、静電塗装、スプレーによる吹き付け法等、樹脂粉末が良好に散布付着できる方法であれば特に限定されない。散布した後、これを50〜180℃のオーブン中に1〜60分加熱して粉末状配合物を溶融しプリプレグ基材に固着させる。
【0020】
次に、該プリプレグ基材の粉末状配合物を散布した反対側の表面に液状配合物を散布ないし付着させる。この液状配合物はジアリルフタレートプレポリマーと、硬化触媒によりジアリルフタレートプレポリマーと共重合する成分、硬化触媒としてジアリルフタレートプレポリマーおよびジアリルフタレートプレポリマーと共重合する成分の合計重量に対して0.1〜10wt%の有機過酸化物、およびこれらのジアリルフタレートプレポリマーと硬化触媒によりジアリルフタレートプレポリマーと共重合する成分および硬化触媒の合計重量に対して25〜200wt%の低沸点溶媒に混合溶解してつくる。この時必要により重合抑制剤としてヒドロキノンやヒドロキノンモノメチルエーテル、ターシャリーブチルカテコールなどを1000ppm以下の量で添加できる。またこの液状配合物には、各種カップリング剤や離型剤、充填剤、紫体線吸収剤、色素や顔料等の着色剤など必要に応じて添加できる。
【0021】
この付着量は、プリプレグ基材の性質、性状、重量(単位面積当たり)により異なるが、通常、プリプレグ基材の重量の5〜200wt%とする。この量が少ないときは後に基板と共に加熱加圧したとき低沸点溶媒に溶解した成分がプリプレグ基材の隅々まで均一に浸透できなくなり、なおかつプリプレグと基板とが一体化しないため好ましくない。また、この量が多すぎても低沸点溶媒の揮散に時間がかかるためべたつきが残り後の工程での取り扱いが困難になり、また基板と共に加熱加圧した時ジアリルフタレート樹脂の流れが多いため樹脂が裏回りし、表面の樹脂が欠落したり、あるいは揮散せずに残ってしまった溶媒のためフクレが発生しやすくなるなど外観上好ましくない。
【0022】
この液状配合物をプリプレグ基材に均一に散布ないしは付着させる方法としては、スプレーによる吹き付け、各種コーターによる塗布など特に限定されない。
【0023】
その後、通常はこのプリプレグ基材を50〜180℃のオーブン中に1〜60分加熱して低沸点溶媒を揮散させることでプリプレグができる。また必要に応じてこのオーブン加熱前、あるいは加熱後、液状配合物を散布した上からプリプレグ基材の重量の5〜200wt%の硬化触媒を分散したジアリルフタレートプレポリマーの粉末状配合物を散布してもよい。
【0024】
この結果、ジアリルフタレートプレポリマーと硬化触媒を少量の低沸点溶媒に溶かした液状配合物によってプリプレグ基材が隅々まで濡れた状態になり、さらにはすでに散布した粉末状配合物も液状配合物によって一部は溶解され、プリプレグ基材の隅々まで含浸することができ、プリプレグ全面を樹脂で覆うことができて樹脂の抜け落ちのない、表面が平滑で、艶の良好な積層板が得られる。
【0025】
一方、液状配合物から見れば、低沸点溶媒はオーブン加熱時に揮散するが、液状の不飽和ポリエステルや高沸点の反応性モノマー等の添加剤を使用した場合は先にプリプレグ基材に固着したジアリルフタレートプレポリマーに吸着されることになって、タックがほとんどなくなってそれ以降の積層板基材との重ね合わせや、熱圧プレス工程での取り扱いが溶媒を大量使用したときのプリプレグと同じ状況で操作可能になるのである。
【0026】
【実施例、比較例】
次に本発明の実施例を比較例と共に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例、比較例で示される部及び%は全て重量部及び重量%である。
【0027】
参考例1
ジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製、ダイソーダップAタイプ、メジアン径注132μm)100部にジクミルパーオキサイド(日本油脂(株)製、パークミルD−40、粉体状、含量40wt%、残り60wt%は平均粒径10μm以下の炭酸カルシウム)5部及びステアリン酸亜鉛(堺化学(株)製、SZ−2000)1部をポリ袋中で3分間振り混ぜた粉末状配合物を、80g/mのパターン印刷紙の裏面に40g/mの割合で目開き701μmのフルイを使用して均一に散布し、これを130℃の乾燥機で5分間加熱した。冷えた後裏返し、パターン印刷紙の表面にジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製、ダイソーダップAタイプ)60部、オルソフタル酸系不飽和ポリエステル(武田薬品工業(株)製、RZZ−1376、含量65%、残りはトルエン、酸価15、25℃での粘度800mPa・s)60部及びジクミルパーオキサイド(日本油脂(株)製、パークミルD、フレーク状、純品)3部をアセトン40部に撹拌溶解させた液状配合物を家庭用スプレーを使って50g/mの割合で散布し、130℃の乾燥機で5分間加熱しプリプレグを得た。
【0028】
このプリプレグを用い、15mm厚のパーティクルボードに150℃、1.5MPaの圧力で2分間熱圧積層した。
注1 メジアン径はマイクロトラックHRA粒度分析計(日機装)で測定した。
以下同じ。
【0029】
参考例2
ジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製、ダイソーダップAタイプ)100部にジクミルパーオキサイド(日本油脂(株)製、パークミルD−40)5部及びステアリン酸亜鉛(堺化学(株)製、SZ−2000)1部をポリ袋中で3分間振り混ぜた粉末状配合物を80g/mのパターン印刷紙の裏面に40g/mの割合で散布した。参考例1と同様にして加熱、冷えた後裏返し、パターン印刷紙の表面にジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製、ダイソーダップAタイプ)60部、オルソフタル酸系不飽和ポリエステル(武田薬品工業(株)製、RZZ−1376)60部及びジクミルパーオキサイド(日本油脂(株)製、パークミルD)3部をアセトン40部に撹拌溶解させた液状配合物を家庭用スプレーを使って20g/mの割合で散布し、この上に前記ジアリルフタレートプレポリマー、ジクミルパーオキサイド、およびステアリン酸亜鉛の粉末状配合物を45g/mの割合で散布し、参考例1と同様にして加熱しプリプレグを得た。
【0030】
参考例3
ジアリルイソフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製、ダイソーイソダップ、メジアン径25μm)100部にジクミルパーオキサイド(日本油脂(株)製、パークミルD−40)5部及びステアリン酸亜鉛(堺化学(株)製、SZ−2000)1部を混合した粉末状配合物を90g/mのガラス不織布の裏面に45g/mの割合で散布し、参考例1と同様にして加熱、冷却後表面にジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製、ダイソーダップAタイプ)60部、イソフタル酸系不飽和ポリエステル(日本ユピカ(株)製、ユピカ8542、100%品、酸価28、軟化点103℃)40部及びジクミルパーオキサイド(日本油脂(株)製、パークミルD)3部をアセトン40部に撹拌溶解させた液状配合物を50g/mの割合で散布し、参考例1と同様に加熱してプリプレグを作った。このプリプレグを用い、15mm厚のMDF基板に参考例1と同一条件で積層した。
【0031】
参考例4
ジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製、ダイソーダップAタイプ)50部、テレフタル酸系不飽和ポリエステル(日本ユピカ(株)製、ユピカ8524、100%品、酸価18、150℃粘度93ポアズ、軟化点96℃)50部にジクミルパーオキサイド(日本油脂(株)製、パークミルD−40)5部及びステアリン酸亜鉛(堺化学(株)製、SZ−2000)1部、酸化チタン(石原産業(株)製、R820)1部を混合した粉末状配合物を140g/mのクラフト紙の裏面上に70g/mの割合で散布し、参考例1と同様にして加熱、冷却後表面にジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製、ダイソーダップAタイプ)60部、テレフタル酸系不飽和ポリエステル(日本ユピカ(株)製、ユピカ8524)40部及びジクミルパーオキサイド(日本油脂(株)製、パークミルD)3部をアセトン40部に撹拌溶解させた液状配合物を70g/mの割合で散布し、参考例1と同様に加熱してプリプレグを作った。このプリプレグを用い、4mm厚のダンボール紙に180℃、0.8MPaの圧力、2分間の熱圧条件で積層した。
【0032】
参考例5
ジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製、ダイソーダップAタイプ)50部、テレフタル酸系不飽和ポリエステル(日本ユピカ(株)製、ユピカ8524)50部にジクミルパーオキサイド(日本油脂(株)製、パークミルD−40)5部及びステアリン酸亜鉛1部、シリカ粉(塩野義製薬(株)製、CS−5)1部を混合した粉末状配合物を80g/mのパターン紙の裏面上に40g/mの割合で散布し、参考例1と同様にして加熱、冷却後表面にジアリルオルソフタレートプレポリマー90部、ジアリルオルソフタレートモノマー(ダイソー(株)製、ダイソーダップモノマー)10部及びジクミルパーオキサイド(日本油脂(株)製、パークミルD)3部、ヒドロキノン(和光純薬(株)製)0.01部をアセトン40部に撹拌溶解させた液状配合物を40g/mの割合で散布し、参考例1と同様に加熱してプリプレグを作った。このプリプレグを用い、15mm厚のMDF基板に参考例1と同一条件で積層した。
【0033】
参考例6
ジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製、ダイソーダップAタイプ)100部に40%品の1,3−ビス−(t−ブチルパーオキシ−イソプロピル)−ベンゼン(化薬アクゾ(株)製有機過酸化物、パーカドックス14−40C、40%品、残り60wt%は平均粒径10μm以下の炭酸カルシウム)5部及びステアリン酸亜鉛(堺化学(株)製、SZ−2000)1部を混合した粉末状配合物を80g/mのパターン紙の裏面上に40g/mの割合で散布し、参考例1と同様にして加熱、冷却後パターン紙の表面にジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製、ダイソーダップAタイプ)90部、トリアリルイソシアネート(日本化成(株)製、TAIC)10部及び純品の1,3−ビス−(t−ブチルパーオキシ−イソプロピル)−ベンゼン(化薬アクゾ(株)製、パーカドックス14)3部、ヒドロキノン0.05部、シリカ粉2部をアセトン40部に撹拌溶解させたものを40g/mの割合で散布し、参考例1と同様に加熱してプリプレグを作った。このプリプレグを用い、15mm厚のパーティクルボード基板にプレス温度を180℃とする以外は参考例1と同一条件で積層した。
【0034】
実施例7
ジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製、ダイソーダップAタイプ、メジアン径注132μm)100部にジクミルパーオキサイド(日本油脂(株)製、パークミルD−40、粉体状、含量40wt%、残り60wt%は平均粒径10μm以下の炭酸カルシウム)5部及びステアリン酸亜鉛(堺化学(株)製、SZ−2000)1部をポリ袋中で3分間振り混ぜた粉末状配合物を、300g/mのガラスチョップドストランドマット(セントラル硝子(株)製、ECM300−501)に150g/mの割合で目開き701μmのフルイを使用して均一に散布し、これを130℃の乾燥機で5分間加熱してプリプレグを得た。冷えた後裏返し、ジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製、ダイソーダップAタイプ)60部、オルソフタル酸系不飽和ポリエステル(武田薬品工業(株)製、RZZ−1376、含量65%、残りはトルエン、酸価15、25℃での粘度800mPa・s)60部及びジクミルパーオキサイド(日本油脂(株)製、パークミルD、フレーク状、純品)3部をアセトン40部に撹拌溶解させた液状配合物を家庭用スプレーを使って150g/mの割合で散布し、130℃の乾燥機で5分間加熱しプリプレグを得た。
【0035】
このプリプレグを6枚重ね、平板が成形できる押し込み型タイプの160℃に温度調節した圧縮成形金型に入れ、40kgf/cmの圧力で、3分間プレスし、約2mm厚さの成形板を得た。この成形板を幅15mm、長さ60mmに切断砥石を使ってカットし、JIS K 7055ガラス繊維強化プラスチックの曲げ試験方法に準拠し、3点曲げ試験法で曲げ試験を実施した。その結果、曲げ強度がシートモールディングコンパウンドとしてはすでに一般的な不飽和ポリエステル樹脂製のものと同等な強さのものが得られた。
【0036】
実施例8
ジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製、ダイソーダップAタイプ)50部、テレフタル酸系不飽和ポリエステル(日本ユピカ(株)製、ユピカ8524、100%品、酸価18、150℃粘度93ポアズ、軟化点96℃)50部にジクミルパーオキサイド(日本油脂(株)製、パークミルD−40)5部及びステアリン酸亜鉛(堺化学(株)製、SZ−2000)1部、酸化チタン(石原産業(株)製、R820)1部を混合した粉末状配合物を、300g/mのガラスチョップドストランドマット(セントラル硝子(株)製、ECM300−501)に150g/mの割合で目開き701μmのフルイを使用して均一に散布し、これを実施例7の条件で加熱してプリプレグを得た。冷えた後裏返し、冷却後表面にジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製、ダイソーダップAタイプ)60部、テレフタル酸系不飽和ポリエステル(日本ユピカ(株)製、ユピカ8524)40部及びジクミルパーオギサイド(日本油脂(株)製、パークミルD)3部をアセトン40部に撹拌溶解させた液状配合物を150g/mの割合で散布し、実施例7と同様に加熱してプリプレグを作った。
【0037】
このプリプレグを6枚重ね、実施例7と同様に成形して約2mm厚さの成形板を得た。この成形板を実施例7と同様にして曲げ試験を実施した。その結果、曲げ強度がシートモールディングコンパウンドとしてはすでに一般的な不飽和ポリエステル樹脂製のものと同等な強さのものが得られた。
【0038】
比較例1
液状配合物を全く散布しないで、参考例1と同様にしてプリプレグを作り、同様のパーティクルボードに参考例1と同一条件で積層した。
【0039】
比較例2
表面の液状配合物の散布量を240g/mとし、裏面の粉状配合物を全く散布しないで、それ以外は参考例1と同様にしてプリプレグを作り、同様のパーティクルボードに参考例1と同一条件で積層した。
【0040】
比較例3
ジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製、ダイソーダップAタイプ)100部にジクミルパーオキサイド(日本油脂(株)製、パークミルD−40)5部及びステアリン酸亜鉛(堺化学(株)製、SZ−2000)1部を混合した粉末状配合物を80g/mのパターン印刷紙の裏面に40g/mの割合で散布し、ジアリルオルソフタレートプレポリマー(ダイソー(株)製、ダイソーダップAタイプ)60部、オルソフタル酸系不飽和ポリエステル(武田薬品工業(株)製、RZZ−1376)60部及び純品のジクミルパーオキサイド(日本油脂(株)製、パークミルD)3部をアセトン20部に撹拌溶解させた液状配合物を50g/mの割合で散布した。それ以外は参考例1と同様にしてプリプレグを作った。このプリプレグを用い、15mm厚のパーティクルボードに参考例1と同一条件で積層した。
【0041】
実施例、比較例で得られた積層化粧板の評価結果を表1及び表2に示す。評価方法は次の通りである。
作業性 プリプレグを作成する時や積層板に重ねてプレスする際のプリプレグのべたつき、プリプレグからの樹脂の飛散、剥落がどうか観察した。
離型性 積層板のプレス成形時、プレスが終了して開圧した時に熱板から外れる時間を測定した。
外観 積層板のプレス成形後、プリプレグを積層した表面に、樹脂の欠落部分や艶落ち部分等の外観異常がないか観察した。
硬化性 積層板をプレス成形し室温まで冷えた後、プリプレグを積層した表面に、クロロホルムを充分に染み込ませた綿布を置きガラスシャーレで蓋をして、15分経過後その部分をふき取ってから外観が変化していないか観察した。
材間強度 試験片の表面に1辺が40mmの正方形状のアタッチメントを接着剤にて接着し、接着剤の硬化後接着面と直角方向に引張り、どの層で剥離するか確認した。
【0042】
【表1】
Figure 0003901037
【0043】
【表2】
Figure 0003901037
曲げ強さ及び曲げ弾性率はJIS K 7055に準拠した。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、ジアリルフタレート系樹脂を使用したプリプレグ及び積層板を使用する有機溶剤の量を従来の工程と比較して大幅に抑えて作ることができる。またこのようにして作ったプリプレグ及び積層板は、従来のように有機溶媒を使用して作ったものと何ら遜色ないものができる。

Claims (6)

  1. 硬化触媒を分散したジアリルフタレートプレポリマーの粉末状配合物をガラスチョップドストランドマット基材の裏面(裏面とは、積層基板と重ねて熱圧プレス時に基板側にきて、プレス後は隠れてしまう面をいう)にガラスチョップドストランドマット基材の重量の5〜200wt%に相当する量を散布した後、50〜180℃のオーブン中で1〜60分加熱してガラスチョップドストランドマット基材に粉末状配合物を融着させた後、ジアリルフタレートプレポリマーと、硬化触媒によりジアリルフタレートプレポリマーと共重合する成分、硬化触媒としてジアリルフタレートプレポリマーおよびジアリルフタレートプレポリマーと共重合する成分の合計重量に対して0.1〜10wt%の有機過酸化物、およびこれらのジアリルフタレートプレポリマー、硬化触媒によりジアリルフタレートプレポリマーと共重合する成分、硬化触媒の合計重量に対して25〜200wt%の低沸点溶媒よりなる液状配合物を、前記ジアリルフタレートプレポリマーの粉末状配合物を散布した面とは反対側の表面に、ガラスチョップドストランドマット基材の重量の5〜200wt%に相当する量を塗布し50〜180℃のオーブンの中で1〜60分加熱して溶媒を揮発させたことを特徴とする積層板用ジアリルフタレートプレポリマーのプリプレグ。
  2. 請求項1に記載のジアリルフタレートプレポリマーの粉末状配合物がジアリルフタレートプレポリマー100〜20wt%と融点50℃以上の不飽和ポリエステル0〜80wt%の混合物の微粉末である請求項1記載の積層板用ジアリルフタレートプレポリマーのプリプレグ。
  3. 請求項1記載の液状配合物または粉末状配合物に、硬化触媒によりジアリルフタレートプレポリマーと共重合する成分で分子内に少なくともアリル基、アクリル基、チオール基を単独、あるいは二種類以上を一つ以上六つまでを含む物質あるいは、分子内に不飽和基を持つ高分子量物質を含む請求項1又は請求項2に記載の積層板用ジアリルフタレートプレポリマーのプリプレグ。
  4. 請求項1記載の低沸点溶媒がアセトン、トルエン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトンのいずれかである請求項1〜3のいずれかに記載のジアリルフタレートプレポリマーのプリプレグ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のプリプレグを積層板基材に熱圧積層したことを特徴とするジアリルフタレート樹脂化粧板。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載のプリプレグだけを一枚または複数枚重ね合せて熱圧積層したことを特徴とするジアリルフタレート樹脂積層板。
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