JP3900665B2 - 産業車両の油圧制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はオイルコントロールバルブに係り、詳しくは産業車両の油圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フォークリフトにおいては、車両の前部に設けられたアウトマスト及びインナマストを備えたマストによりリフトブラケットとともにフォークを昇降させる。マストはリフトシリンダの作動により伸縮され、ティルトシリンダの作動により傾動される。そして、リフトシリンダ又はティルトシリンダの作動は、それぞれリフトシリンダ又はティルトシリンダへの作動油の供給、排出を切り換え制御するリフト用制御弁又はティルト用制御弁の手動操作により行われている。
【0003】
従来のフォークリフトの油圧制御装置において、そのフォークを昇降させる油圧回路が図10に示されている。図10に示すように、フォークリフトのリフトシリンダ40は、リフト用制御弁41の切替により伸縮制御されるようになっている。リフト用制御弁41はリフトレバー42により手動操作される。リフト用制御弁41は、リフトレバー42が上昇位置に操作されると管路44と管路43とを連通させ、リフトレバー42が下降位置に操作されると戻り管路45と管路43とを連通させる。また、リフトレバー42が中立位置に操作されると、リフト用制御弁41は管路43を管路44及び戻り管路45から遮断し、ピストンロッド40bを所定位置に保持するようになっている。
【0004】
しかしながら、リフトシリンダ40によるフォークの下降動作は、フォーク及びマストなどの重量によってピストンロッド40bが下降されることにより行われる。従って、従来の装置ではリフトレバー42が下降位置に操作されて、リフトシリンダ40のボトム室40aがオイルタンクに連通されると、油圧ポンプの駆動停止状態においても、フォークは下降する。その結果、フォークを上昇位置に配置してリフトシリンダ40の作動を停止した状態で、フォークリフトの運転停止中(即ちエンジンの停止中あるいはバッテリ車では電源スイッチオフの状態)に第三者あるいは作業者が誤ってリフトレバー42を下降位置に操作することによってフォークが下降するという問題点があった。
【0005】
また、リフトレバー42が中立位置に操作されて、リフトシリンダ40のボトム室40aの作動油に加わる荷重がそのままリフト用制御弁41に作用している状態において、スプール弁で構成されているリフト用制御弁41は大きな油圧が加わり、摺動面から作動油が徐々に漏れる。その結果、フォークが上昇位置に配置された状態でリフト用制御弁41が中立位置に配置され、その状態で放置するとフォークが自然降下するという問題点があった。
【0006】
そこで、油圧ポンプの駆動停止状態においてフォークが下降しない、即ちリフトロック機能を有するフォークリフトが提案されている。そのロック用油圧回路としての油圧回路の代表例としては、例えば、図11と図12に示すロック用油圧回路が知られている。図11及び図12に示すように、前記リフト用制御弁41とリフトシリンダ40のボトム室40aとの接続する管路43の途中に、前記ボトム室40aからリフト用制御弁41へ向かう作動油の流れを規制するパイロット操作逆止弁46,47を直列に設け、油圧ポンプPの駆動時のみに前記パイロット操作逆止弁46,47を開放させるパイロット圧を供給可能なパイロット圧供給手段を設けている。
【0007】
また、非常時において油圧ポンプPの駆動停止状態にフォークを下降させることができるつまりリフトロック機能を解除させるために、一端がリフトシリンダ40のボトム室40aと連通し他端が戻り管路45を介してオイルタンクTと連通するロック解除用開閉弁としてのニードル弁48を設けていた。図11に示す油圧回路の場合において、ニードル弁48を開けるとボトム室40aの作動油がニードル弁48を経由してオイルタンクTへ戻ることによってフォークは徐々に下降できる。図12に示す油圧回路の場合において、ニードル弁48を開けるとボトム室40aの作動油がニードル弁48を経由してオイルタンクTへ戻るとともに、前記パイロット操作逆止弁47が開放されるためボトム室40aの作動油が前記パイロット操作逆止弁及び下降位置に配置されたリフト用制御弁41を経由してオイルタンクTへ戻ることによってフォークは迅速に下降できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のニードル弁48は、図13に示すように、流路49と流路50とを遮断するための弁棒48aがその弁棒48aと一体形成されているネジ48bに位置調整(流量調整)されている。ニードル弁48を開けるときには、ネジ48bをまわす必要があり、しかも、ニードル弁48がフォークリフトのインパネの中に配置されているため、ニードル弁48を開ける前に、まずインパネをはずさなければならない。これは、非常時において迅速にリフトロック機能を解除しフォークを下降させる場合には望ましくない。
【0009】
本発明の目的は、簡単に産業車両のアタッチメントをロック状態から解除させることができるとともに、産業車両の製造管理が容易になり、産業車両の製造コストを低減することができる産業車両の油圧制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1に記載の発明は、ピストンロッドを伸長させてアタッチメントを上昇動作させ、ピストンロッドを収縮させてアタッチメントを下降動作させるシリンダと、作動油を吐出する油圧ポンプと、前記作動油を前記シリンダに供給してピストンロッドを伸長させる位置と、前記供給した作動油を前記シリンダからタンクに排出してピストンロッドを収縮させる位置と、前記シリンダに対して前記作動油の給排を遮断してピストンロッドを停止させてアタッチメントを停止させる位置の3位置にシリンダ駆動用操作レバーの操作に基づいて切り替わる制御弁と、前記制御弁とシリンダとの間に設けられ前記作動油が給排される管路に対して前記油圧ポンプの駆動停止時には、シリンダから制御弁への作動油の排出を遮断するロック用油圧回路と、前記シリンダに供給されている作動油を前記制御弁の3位置に関係なく強制的に前記タンクに排出させるロック解除用開閉弁とを有した産業車両の油圧制御装置において、運転室に設けられ、前記ロック解除用開閉弁を開閉操作する第2の操作レバーと、前記第2の操作レバーの操作に基づいて前記ロック解除用開閉弁を開閉作動させる作動力を該ロック解除用開閉弁に伝達させる作動力伝達機構とを備え、前記第2の操作レバーは、前記制御弁を切替作動させるシリンダ駆動用操作レバーであって、そのシリンダ駆動用操作レバーを前記ピストンロッドを収縮させる位置の操作位置に操作することによって前記作動力伝達機構を介して前記ロック解除用開閉弁を開閉作動させるものであることを要旨とする。
【0012】
請求項2に記載の発明は、ピストンロッドを伸長させてアタッチメントを上昇動作させ、ピストンロッドを収縮させてアタッチメントを下降動作させるシリンダと、作動油を吐出する油圧ポンプと、前記作動油を前記シリンダに供給してピストンロッドを伸長させる位置と、前記供給した作動油を前記シリンダからタンクに排出してピストンロッドを収縮させる位置と、前記シリンダに対して前記作動油の給排を遮断してピストンロッドを停止させてアタッチメントを停止させる位置の3位置にシリンダ駆動用操作レバーの操作に基づいて切り替わる制御弁と、前記制御弁とシリンダとの間に設けられ前記作動油が給排される管路に対して前記油圧ポンプの駆動停止時には、シリンダから制御弁への作動油の排出を遮断するロック用油圧回路と、前記シリンダに供給されている作動油を前記制御弁の3位置に関係なく強制的に前記タンクに排出させるロック解除用開閉弁とを有した産業車両の油圧制御装置において、運転室に設けられ、前記ロック解除用開閉弁を開閉操作する第2の操作レバーと、前記第2の操作レバーの操作に基づいて前記ロック解除用開閉弁を開閉作動させる作動力を該ロック解除用開閉弁に伝達させる作動力伝達機構とを備え、前記第2の操作レバーは、前記制御弁を切替作動させるシリンダ駆動用操作レバーであって、そのシリンダ駆動用操作レバーを前記3位置以外の操作位置に操作することによって前記作動力伝達機構を介して前記ロック解除用開閉弁を開閉作動させるものであることを要旨とする。
【0013】
請求項3に記載の発明は、ピストンロッドを伸長させてアタッチメントを上昇動作させ、ピストンロッドを収縮させてアタッチメントを下降動作させるシリンダと、作動油を吐出する油圧ポンプと、前記作動油を前記シリンダに供給してピストンロッドを伸長させる位置と、前記供給した作動油を前記シリンダからタンクに排出してピストンロッドを収縮させる位置と、前記シリンダに対して前記作動油の給排を遮断してピストンロッドを停止させてアタッチメントを停止させる位置の3位置にシリンダ駆動用操作レバーの操作に基づいて切り替わる制御弁と、前記制御弁とシリンダとの間に設けられ前記作動油が給排される管路に対して前記油圧ポンプの駆動停止時には、シリンダから制御弁への作動油の排出を遮断するロック用油圧回路と、前記シリンダに供給されている作動油を前記制御弁の3位置に関係なく強制的に前記タンクに排出させるロック解除用開閉弁とを有した産業車両の油圧制御装置において、運転室に設けられ、前記ロック解除用開閉弁を開閉操作する第2の操作レバーと、前記第2の操作レバーの操作に基づいて前記ロック解除用開閉弁を開閉作動させる作動力を該ロック解除用開閉弁に伝達させる作動力伝達機構とを備え、前記作動力伝達機構は、リンク機構であって、前記第2の操作レバーの回動操作の動作をロック解除用開閉弁の開閉動作に変換するものであることを要旨とする。
【0014】
請求項4に記載の発明は、ピストンロッドを伸長させてアタッチメントを上昇動作させ、ピストンロッドを収縮させてアタッチメントを下降動作させるシリンダと、作動油を吐出する油圧ポンプと、前記作動油を前記シリンダに供給してピストンロッドを伸長させる位置と、前記供給した作動油を前記シリンダからタンクに排出してピストンロッドを収縮させる位置と、前記シリンダに対して前記作動油の給排を遮断してピストンロッドを停止させてアタッチメントを停止させる位置の3位置にシリンダ駆動用操作レバーの操作に基づいて切り替わる制御弁と、前記制御弁とシリンダとの間に設けられ前記作動油が給排される管路に対して前記油圧ポンプの駆動停止時には、シリンダから制御弁への作動油の排出を遮断するロック用油圧回路と、前記シリンダに供給されている作動油を前記制御弁の3位置に関係なく強制的に前記タンクに排出させるロック解除用開閉弁とを有した産業車両の油圧制御装置において、運転室に設けられ、前記ロック解除用開閉弁を開閉操作する第2の操作レバーと、前記第2の操作レバーの操作に基づいて前記ロック解除用開閉弁を開閉作動させる作動力を該ロック解除用開閉弁に伝達させる作動力伝達機構とを備え、前記第2の操作レバーと作動力伝達機構との連結、作動力伝達機構とロック解除用開閉弁との連結及び作動力伝達機構を有効にするための作動力伝達機構内部の連結のうち、少なくとも1つの連結は脱着可能な連結手段にて行うものであることを要旨とする。
【0015】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1に記載の産業車両の油圧制御装置において、前記ロック解除用開閉弁は、弾性部材にて常に閉路方向に弾性力が付勢されていることを要旨とする。
【0016】
(作用)
従って、各請求項に記載の発明によれば、第2の操作レバーを操作すれば、その作動力が作動力伝達機構に伝達されロック解除用開閉弁を開閉することができる。従って、従来のネジをまわすことに比べ、第2の操作レバーの操作だけでシリンダに供給されている作動油を制御弁の3位置に関係なく強制的にタンクに排出させることによって簡単に産業車両のアタッチメントをロック状態から解除させることができる。
【0017】
請求項1及び2に記載の発明によれば、制御弁を切替作動させるシリンダ駆動用操作レバーを操作すれば、その作動力が作動力伝達機構に伝達されロック解除用開閉弁を開閉することができる。従って、従来のネジをまわすことに比べ、シリンダ駆動用操作レバーの操作だけでシリンダに供給されている作動油を強制的にタンクに排出させることによって簡単に産業車両のアタッチメントをロック状態から解除させることができる。
【0018】
また、ロック解除用開閉弁を開閉操作するための専用の第2の操作レバーを設ける必要がなくなり、産業車両の油圧制御装置の部品点数を低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、第2の操作レバーの回動操作の動作をロック解除用開閉弁の開閉動作に容易に変換することができる。
【0019】
請求項4に記載の発明によれば、脱着可能な連結手段にて行われた連結のうち、いずれも1つの連結を外せば、作動力伝達機構を介してロック解除用開閉弁を開閉することができなくなり、ユーザによってリフトロック機能の解除禁止とリフトロック機能の解除可能との切り換えは簡単にできる。
【0020】
請求項5に記載の発明によれば、弾性部材の弾性力にてロック状態を解除しない状態ではロック解除用開閉弁は確実に閉路状態が保持される。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明を産業車両としてのフォークリフトの油圧制御装置に具体化した第1の実施形態を図1及び図2に従って説明する。なお、本実施形態ではリフトロック機能を備えていて、図11又は図12の油圧回路で構成されているものとする。
【0022】
図1に示すように、フォークリフト1の車体フレーム2にはその前部にマスト3が設けられている。マスト3は車体フレーム2に対して傾動可能に支持された左右一対のアウタマスト3aと、その内側に昇降可能に装備されたインナマスト3bとからなる。両アウタマスト3aの後側にはリフトシリンダ4がアウタマスト3aと平行に固定され、そのピストンロッド4aの先端がインナマスト3bの上部に連結されている。インナマスト3bの内側にはリフトブラケット5がインナマスト3bに沿って昇降可能に装備され、リフトブラケット5にアタッチメントとしてのフォーク6が取り付けられている。インナマスト3bの上部にはチェーンホイール7が支承され、チェーンホイール7には第1端部がアウタマスト3aの上部に、第2端部がリフトブラケット5にそれぞれ連結されたチェーン8が掛装されている。そして、リフトシリンダ4の伸縮によりチェーン8を介してフォーク6がリフトブラケット5とともに昇降動される。
【0023】
車体フレーム2前部の左右両側にはティルトシリンダ9の基端が回動可能に支持され、そのピストンロッド9aの先端がアウタマスト3aに回動可能に連結されている。そして、ティルトシリンダ9のピストンロッド9aの伸縮によりアウタマスト3aが傾動される。
【0024】
運転室10の前部にはステアリング11、シリンダ駆動用操作レバーとしてのリフトレバー12及びティルト用操作手段としてのティルトレバー13がそれぞれ設けられている。図1においては両レバー12,13が重なった状態で示されている。リフトレバー12の操作によりリフトシリンダ4が伸縮され、ティルトレバー13の操作によりティルトシリンダ9が伸縮されるようになっている。
【0025】
運転室10前部のフロントフレーム2aの所定位置には第2操作レバーとしての操作レバー14が設けられている。また、図2に示すように、前記操作レバー14は、非常時以外の時に操作されないように防護カバー15内に配置されている。
【0026】
前記操作レバー14は、図2に示すように、フロントフレーム2aに固設されたL形の支持アーム16に対して回動可能に支持されている。操作レバー14にはレバー側ワイヤ固定部材14aが固定されている。そのレバー側ワイヤ固定部材14aにその一端が連結されたワイヤ17の他端は、ロック解除用開閉弁としてのニードル弁18を開放するための作動力伝達機構としてのリンク機構19に連結されている。前記レバー側ワイヤ固定部材14aとリンク機構19の間には前記ワイヤ17を案内支持するためのガイド20が設けられている。
【0027】
リンク機構19は、ニードル弁18の弁体18aに固設された支持部材22と、その支持部材22に対して回動可能に連結されているテコ23とから構成されている。テコ23の基端23aは支持部材22に対して脱着可能な連結手段としてのボルト24にて回動可能に連結され、テコ23の先端23bには前記ワイヤ17を連結したリンク機構側ワイヤ固定部材21が脱着可能な連結手段としてのボルト25が固定されている。テコ23の中間所定位置にロック解除用開閉弁としてのニードル弁18が脱着可能な連結手段としてのボルト26にて回動可能に連結されている。
【0028】
ニードル弁18は、図2に示すように、弁体18aと、流路18bと流路18cとを開閉する弁棒18dと、その弁棒18dを付勢保持する弾性部材としてのバネ18eとを備えている。弁棒18dは、流路遮断部18fと、その流路遮断部18fから上方へ向かって弁体18aの外に露出するように延出形成される開弁部18gとから構成されている。流路遮断部18fは、弁体18aに設けられたガイド部18hに沿って上下移動可能に且つ常時に流路18bと流路18cとを遮断するようにバネ18eにより上から押圧保持されている。前記バネ18eはコイルバネ18eであって、一端が前記流路遮断部18fと当接し、他端が保持板18iにより押圧保持されている。即ち、バネ18eは流路遮断部18fと保持板18iとより挟持保持されている。前記保持板18iは、その略中央位置に前記開弁部18gを貫挿するガイド孔18jが設けられ、ネジ18kにて弁体18aに固定されている。前記開弁部18gの先端には前記テコ23と連結するための連結孔18mが形成されている。そして、ニードル弁18は、開弁部18gを介してリンク機構19と連結されるとともに、車体フレーム2の所定位置に固定されている。また、入り口側の流路18bは図示しないリフトシリンダ4のボトム室と連通され、出口側の流路18bは図示しないオイルタンクと連通されている。
【0029】
次に、ニードル弁18を開ける動作について説明する。
図2に示すように、操作レバー14を矢印方向に倒させると、ワイヤ17が引っ張られ、リンク機構側ワイヤ固定部材21を介してワイヤ17の他端に連結されるテコ23の先端23bは、上方へ向かって持ち上げられる。これと同時に、ニードル弁18の開弁部18gも上方へ向かって持ち上げられる。このとき、ニードル弁18の流路遮断部18fがバネ18eの弾力を抗して開弁部18gとともに持ち上げられることによって、流路18bと流路18cとが導通され、即ちニードル弁18は開放される。また、操作レバー14を放すと、ワイヤ17が引っ張られていないため、ニードル弁18の流路遮断部18fがバネ18eの弾力により再び流路18bと流路18cとを遮断するように元の位置に戻られる。そのとき、テコ23及び操作レバー14は弁棒18dにより逆方向に引っ張られることによって元の位置に戻られる。
【0030】
次に、上記のように構成された油圧制御装置の特徴を説明する。
(1)本実施形態では、ニードル弁18は、弁棒18dの開弁部18gを介してリンク機構19と連結され、そして、リンク機構19はワイヤ17を介して操作レバー14と連結されている。従って、上記したように、操作レバー14を倒すことによって、ニードル弁18を簡単に開放させることができる。その結果、非常時にフォーク6を上昇位置に配置してリフトシリンダ4の作動を停止した状態でのフォークリフト1の運転停止中においてもインパネを外さなく容易にリフトロック機能を解除しフォーク6を下降させることができる。
【0031】
(2)また、本実施形態では、リンク機構19のテコ23は、その基端23aが脱着可能な連結手段としてのボルト24にて連結され、その先端23bが脱着可能な連結手段としてのボルト25にてリンク機構側ワイヤ固定部材21と連結されている。また、テコ23の基端23aと先端23bとの間にニードル弁18は脱着可能な連結手段としてのボルト26にて連結されている。従って、リフトロック機能の解除禁止を望むユーザに対して、前記ボルト26又はボルト25を取り付けない、つまりテコ23とニードル弁18の開弁部18g、又は、テコ23とリンク機構側ワイヤ固定部材21とを連結しないだけで簡単に応じることができる。その結果、リフトロック機能の解除禁止リフトとリフトロック機能の解除可能リフトとを特別に別々製造する必要はなく、リフトの製造管理が容易になるとともにリフトの製造コストを低減することができる。
【0032】
(3)本実施形態では、ニードル弁18の流路遮断部18fは、常時に流路18bと流路18cとを遮断するように弾性部材としてのバネ18eにより押圧付勢されている。従って、流路18bと流路18cとが遮断、つまりリフトシリンダ4のボトム室とオイルタンクとが遮断されるため、油圧ポンプの駆動停止状態にフォーク6は下降することを確実に防止するリフトロック機能が有効である。
【0033】
(4)本実施形態では、非常時フォーク下降用操作手段としての操作レバー14が防護カバー15内に配置されている。従って、非常時以外に第三者あるいは作業者が誤って操作レバー14を倒すことが防止される。
【0034】
なお、本実施形態のリンク機構19を、図3に示すように変更して実施してもよい。詳述すると、図3に示すように、リンク機構19のテコ23は、その基端23aが脱着可能な連結手段としてのボルト24にてニードル弁18の開弁部18gと連結され、その先端23bが脱着可能な連結手段としてのボルト25にてリンク機構側ワイヤ固定部材21と連結されている。前記テコ23の基端23aと先端23bの間に支持部材22が脱着可能な連結手段としてのボルト26にて連結され、しかも、テコ23は支持部材22に対して回動可能に支持されている。リンク機構側ワイヤ固定部材21と連結されたワイヤ17は、ガイド20を通してから操作レバー14と連結されている。
【0035】
この場合、操作レバー14を矢印方向に倒させると、ワイヤ17が引っ張られ、リンク機構側ワイヤ固定部材21を介してワイヤ17の他端に連結されるテコ23の先端23bは、下方へ向かって下げられる。そして、テコ23の基端23aはテコの作用によって上方へ向かって上げられる。これと同時に、テコ23の基端23aに連結されたニードル弁18の開弁部18gが上方へ向かって持ち上げられる。このとき、ニードル弁18の流路遮断部18fがバネ18eの弾力を抗して開弁部18gとともに持ち上げられることによって、流路18bと流路18cとが導通され、即ちニードル弁18は開放される。また、操作レバー14を放すと、ワイヤ17が引っ張られていないため、ニードル弁18の流路遮断部18fがバネ18eの弾力により再び流路18bと流路18cとを遮断するように元の位置に戻られる。そのとき、テコ23そして操作レバー14は弁棒18dより逆方向に引っ張られることによって元の位置に戻られる。この場合、上記と同様な効果を奏することができる。
【0036】
本実施形態では、操作レバー14は運転室10前部の所定位置に配置されて実施したが、操作レバー14の操作に対して支障のない場所例えば車体フレーム2の所定位置に配置されて実施してもよい。この場合、上記と同様な効果を奏することができる。
【0037】
本実施形態では、操作レバー14を倒すと、ニードル弁18は開放されると述べているが、「操作レバー14を倒す」とは、ワイヤ17が引っ張られるように操作レバー14を操作するという意味である。
【0038】
(第2実施形態)
以下、本発明を産業車両としてのフォークリフトの油圧制御装置に具体化した第2の実施形態を図4及び図5に従って説明する。本実施形態では、リンク機構が直接にリフトレバーと連結されたという点が第1実施形態と相違する。説明の便宜上、第1実施形態と同一部分は同一符号を付してその説明を省略し、相違する点のみ詳細に説明する。なお、本実施形態ではリフトロック機能を備えていて、図11又は図12の油圧回路で構成されているものとする。
【0039】
図4に示すように、リフト油圧制御回路(図示せず)中に配置されフォーク6の昇降を制御するための制御弁としてのリフト用制御弁27は、直動式のスプール弁であり、その制御端が連結棒28の基端と連結されている。連結棒28の上下動によってリフト用制御弁27はa,b,cの3つの状態に切換可能となっている。その3つの状態に対応してフォーク6が上昇、中立、下降するように作動される。連結棒28の先端がリフトレバー12の回動部12aと回動可能に連結されている。リフトレバー12は、その回動部12aが支持ピン12bに対して回動可能に支持されるように、図1に示す運転室10の前部に取り付けられている。連結棒28の中間所定位置にはリンク機構19が連結されている。
【0040】
リンク機構19のテコ23は、その先端23bが脱着可能な連結手段としてのボルト25にて前記連結棒28と回動可能に連結され、その基端23aが該基端23aに固定されるピン29を介してニードル弁18の開弁部18gと連結されている。前記テコ23の基端23aと先端23bとの間に支持部材22が脱着可能な連結手段としてのボルト26にて回動可能に連結されている。なお、前記開弁部18gの先端に形成された前記テコ23と連結するためのピン孔18nは、図5(a)〜(d)に示すように前記ピン29の上下動を許容する長孔となるように形成されている。
【0041】
次に、ニードル弁18を開ける動作について説明する。
図4に示すように、リフトレバー12を矢印方向に沿って上昇位置のA位置から中立位置のB位置に切り換えると、連結棒28はリフトレバー12の回動部12aの反時計方向の回動によって下動され、リフト用制御弁27はa状態位置からb状態位置に切り換えられる。これと同時に、連結棒28に連結されているテコ23の先端23bは、下方へ向かって下げられる。そして、テコ23の基端23aはテコ入れ作用によって上方へ向かって上げられる。テコ23の基端23aに固定されているピン29は、開弁部18g先端の長孔よりなるピン孔18n内を図5(a)に示すピン孔18nの下端から図5(b)に示すピン孔18nの中間やや上に位置するように上動する。このとき、弁棒18dが持ち上げられることはなく、流路18bと流路18cとは、バネ18eに付勢されているニードル弁18の流路遮断部18fより遮断されたままでフォーク6は中立状態に保持される。
【0042】
また、図4に示すように、リフトレバー12を矢印方向に沿って中立位置のB位置から下降位置のC位置に切り換えると、連結棒28はリフトレバー12の回動部12aの反時計方向の回動によってさらに下動され、リフト用制御弁27はb状態位置からc状態位置に切り換えられる。これと同時に、連結棒28に連結されているテコ23の先端23bは、下方へ向かってさらに下げられる。そして、テコ23の基端23aはテコの作用によって上方へ向かって上げられる。テコ23の基端23aに固定されているピン29は、前記ピン孔18nの中間やや上の位置からピン孔18nの上端に当接する図5(c)に示す位置を経て図5(d)に示す位置まで上動することによって弁棒18dを持ち上げる。このとき、ニードル弁18の流路遮断部18fがバネ18eの弾力を抗して弁棒18dと共に持ち上げられることによって、流路18bと流路18cとが導通され、即ちニードル弁18は開放される。従って、リフトシリンダ4のボトム室の作動油がニードル弁又は図示しないパイロット操作逆止弁、下降位置に配置されたリフト用制御弁27を経由してオイルタンクへ戻ることによってフォーク6は降下される。
【0043】
逆に、リフトレバー12を矢印方向に沿ってC位置からB位置又はA位置に切り換えると、連結棒28はリフトレバー12の回動部12aの時計方向の回動によって上動され、リフト用制御弁27は中立状態のc状態位置からb状態位置又はa状態位置に切り換えられる。これと同時に、連結棒28に連結されているテコ23の先端23bは、上方へ向かって上げられる。そして、テコ23の基端23aはテコの作用によって下方へ向かって下げられる。テコ23の基端23aに固定されているピン29は、前記ピン孔18nの上端に当接した状態から下方へ下がると、ニードル弁18の流路遮断部18fがバネ18eの弾力により再び流路18bと流路18cとを遮断するように元の位置に戻られる。このとき、フォーク6は下降することができなくなる。
【0044】
従って、上記のように構成された油圧制御装置は、第1実施形態の油圧制御装置の特徴(3)に加え次のような特徴がある。
(1)本実施形態では、リンク機構19のテコ23の先端23bは、リフトレバー12の連結棒28と連結され、リフトレバー12の操作に従って上下動される。また、ニードル弁18の開弁部18gに設けられたピン孔18nは前記ピン29の上下動を許容する長孔となるように形成されている。従って、リフトレバー12が下降位置のC位置に操作されると、ニードル弁18は開放され、リフトレバー12が下降位置のC位置以外の位置例えばA,B位置に操作されると、ニードル弁18が開放されなくなる。その結果、非常時にフォーク6を上昇位置に配置してリフトシリンダ4の作動を停止した状態でのフォークリフト1の運転停止中においてもリフトレバー12を下降位置に操作すれば容易にフォーク6を下降させることができる。
【0045】
(2)本実施形態では、リンク機構19のテコ23は、直接にリフトレバー12と連結され、リフトレバー12の操作に従って上下動される。従って、リンク機構19のテコ23を作動させるための第1実施形態に必要な操作レバー、ワイヤ、ガイド及びワイヤ固定部材などの部品を省略することができる。その結果、リフトの部品点数及び製造コストを低減することができる。
【0046】
(3)また、本実施形態では、リンク機構19のテコ23は、その先端23bが脱着可能な連結手段としてのボルト25にて前記連結棒28と連結され、その基端23aが該基端23aに固定されるピン29を介してニードル弁18の開弁部18gと連結されている。さらに、前記支持部材22は脱着可能な連結手段としてのボルト26にてテコ23と連結され、しかも、テコ23は支持部材22に対して回動可能に支持されている。従って、リフトロック機能の解除禁止を望むユーザに対して、前記ボルト26又はボルト25を取り付けない、つまりテコ23と支持部材22、又は、テコ23と連結棒28とを連結しないだけで簡単に応じることができる。その結果、リフトロック機能の解除禁止リフトとリフトロック機能の解除可能リフトとを特別に別々製造する必要はなく、リフトの製造管理が容易になるとともにリフトの製造コストを低減することができる。
【0047】
なお、本実施形態では、リフト用制御弁27は、実際には、b位置からa位置(リフトレバー12のA位置)まで連続的に流量を制御でき、またb位置からc位置(リフトレバー12のC位置)まででも同様である。ここで、図5(c)に示すように、ニードル弁18の開弁部18gがピン孔18nの上端に当接し、動き始めるポイントを、図4に示すリフトレバー操作位置BとCの間のD(任意の位置)としてもよい。この場合、リフトレバー操作力は、図6に示すように、B−A、B−Dがリフト用制御弁27のバネ力に抗する力αだけなのに対し、D−C間では、前記の力にニードル弁流路遮断用バネ18eに抗する力も加わり、βとなって操作する人に注意を促すことができる。
【0048】
(第3実施形態)
以下、本発明を産業車両としてのフォークリフトの油圧制御装置に具体化した第3の実施形態を図7及び図8に従って説明する。本実施形態では、リンク機構と連結するリフトレバーの連結棒及びリフトレバーの操作位置が第2実施形態と異なっている。説明の便宜上、第2実施形態と同一部分は同一符号を付してその説明を省略し、異なる点のみ詳細に説明する。なお、本実施形態ではリフトロック機能を備えていて、図11又は図12の油圧回路で構成されているものとする。
【0049】
図7に示すように、リフトレバー12の連結棒28はリフト用制御弁連結部28aとリフトレバー連結部28bとからなり、リフト用制御弁連結部28aとリフトレバー連結部28bとは回動連結部材30にて連結されている。即ち、リフトレバー連結部28bの一端は回動部12bに対して連結ピン12cを回動中心として回動可能に連結されている。又、リフトレバー連結部28bの他端は回動連結部材30に固着されている。前記リフト用制御弁連結部28aの先端は前記回動連結部材30に対して連結ピン30aを回動中心として回動可能に連結されている。そして、リフトレバー12をA位置とC位置の間で操作する場合には、リフトレバー連結部28b、回動連結部材30、リフト用制御弁連結部28aを介してリフト用制御弁27のスプールは図7において上下動して同制御弁27をa,b,c状態位置の3状態位置に切り換えるようになっている。また、リフトレバー12をC位置からD位置に操作すると、リフト用制御弁27のスプールは図7においてc状態位置を保持しそれ以上の下動が規制され、その下動規制に基づいて回動連結部材30がK方向(図7において時計方向)に回動するようになっている。
【0050】
また、回動連結部材30の所定位置には作動ピン31が固定されている。
リンク機構19のテコ23の先端23bには、長孔23cが形成されている。そして、その長孔23cに前記作動ピン31が貫挿させて、テコ23と前記回動連結部材30とが連結されている。テコ23の基端23aには、ピン29が固定され、そのピン29をニードル弁18の開弁部18gに形成されたピン孔18nに貫挿させることによって、テコ23とニードル弁18とが連結されている。テコ23の基端23aと先端23bとの間に支持部材22が脱着可能な連結手段としてのボルト26にて回動可能に連結されている。
【0051】
次に、ニードル弁18を開ける動作について説明する。
図7に示すように、リフトレバー12を矢印方向に沿って上昇位置のA位置から中立位置のB位置に切り換えると、連結棒28はリフトレバー12の回動部12aの反時計方向の回動によって下動され、リフト用制御弁27はa状態位置からb状態位置に切り換えられる。これと同時に、連結棒28に連結されているテコ23の先端23bは、下方へ向かって下げられる。そして、テコ23の基端23aはテコの作用によって上方へ向かって上げられる。テコ23の基端23aに固定されているピン29は、開弁部18g先端のピン孔18nに沿って図8(a)に示すピン孔18nの下端から図8(b)に示すピン孔18nの略中間位置まで上動する。このとき、弁棒18dが持ち上げられることはなく、流路18bと流路18cとは、バネ18eに付勢されているニードル弁18の流路遮断部18fより遮断されたままでフォーク6は中立状態に保持される。
【0052】
また、リフトレバー12を矢印方向に沿って中立位置のB位置から下降位置のC位置に切り換えると、連結棒28はリフトレバー12の回動部12aの反時計方向の回動によって下動され、リフト用制御弁27はb状態位置からc状態位置に切り換えられる。これと同時に、連結棒28に連結されているテコ23の先端23bは、下方へ向かってさらに下げられる。そして、テコ23の基端23aはテコの作用によって上方へ向かってさらに上げられる。テコ23の基端23aに固定されているピン29は、開弁部18g先端のピン孔18nに沿って図8(b)に示すピン孔18nの略中間位置から図8(c)に示すピン孔18nの上端に当接するように上動する。このとき、弁棒18dが持ち上げられることはなく、流路18bと流路18cとは、バネ18eに付勢されているニードル弁18の流路遮断部18fより遮断されているため、油圧ポンプの駆動停止状態においてフォーク6を下降させることができない。リフト用制御弁27は下降位置(c位置)に切り換えられているため、油圧ポンプの駆動状態においてフォーク6を下降させることができる。
【0053】
さらに、図7に示すように、リフトレバー12を矢印方向に沿って下降位置のC位置から非常下降位置のD位置に切り換えると、連結棒28のリフトレバー連結部28bはリフトレバー12の回動部12aの反時計方向の回動によってさらに下動されるが、連結棒28のリフト用制御弁連結部28aはそれ以上の下動ができないため、回動連結部材30は図7に示すK方向に向かって回動される。このとき、回動連結部材30に固定された作動ピン31が下動されるため、回動連結部材30に連結されているテコ23の先端23bは、下方へ向かってさらに下げられる。そして、テコ23の基端23aはテコの作用によって上方へ向かってさらに上げられる。テコ23の基端23aに固定されているピン29は、前記ピン孔18nの上端に当接したままで図8(c)に示す位置から図8(d)に示す位置まで上動することによって弁棒18dを持ち上げる。このとき、ニードル弁18の流路遮断部18fがバネ18eの弾力を抗して弁棒18dとともに持ち上げられることによって、流路18bと流路18cとが導通され、即ちニードル弁18は開放される。従って、リフトシリンダ4のボトム油室の作動油がニードル弁又は図示しないパイロット操作逆止弁、下降位置に配置されたリフト用制御弁27を経由してオイルタンクへ戻ることによってフォーク6は降下される。
【0054】
逆に、リフトレバー12を矢印方向に沿ってD位置からC位置に切り換えると、連結棒28のリフトレバー連結部28bはリフトレバー12の回動部12aの時計方向の回動によって上動されることによって、回動連結部材30は元の位置に戻る。このとき、テコ23の先端23bは、回動連結部材30とともに上動される作動ピン31に作用により上方へ向かって上げられる。そして、テコ23の基端23aはテコの作用によって下方へ向かって下げられる。テコ23の基端23aに固定されているピン29の下動に伴って、ニードル弁18の流路遮断部18fがバネ18eの弾力により再び流路18bと流路18cとを遮断するように元の位置に戻られる。
【0055】
従って、上記のように構成された油圧制御装置は第1実施形態の油圧制御装置の特徴(3)及び第2実施形態の油圧制御装置の特徴(2)に加え次のような特徴がある。
(1)本実施形態では、リフトレバー12の連結棒28はリフト用制御弁連結部28aとリフトレバー連結部28bとからなり、リフト用制御弁連結部28aとリフトレバー連結部28bとは回動連結部材30より連結されている。また、リンク機構19は、テコ23の先端23bに形成された長孔23cを前記回動連結部材30に固定された作動ピン31を貫挿させて、連結棒28と連結させている。従って、リフトレバー12を正常操作範囲つまりA位置からC位置までの範囲に操作するとき、ニードル弁18が開放されなく、油圧ポンプの駆動停止状態においてフォーク6を下降させることができない。第三者あるいは作業者が意志を持って、リフトレバー12をC位置から非常下降位置のD位置まで操作すれば、回動連結部材30の回動とともにニードル弁18が開放されフォーク6は下降することができる。その結果、油圧ポンプの駆動停止状態において第三者あるいは作業者が誤ってリフトレバー12を下降位置に操作することによってフォーク6が下降されることを防止することができる。また、フォーク6を上昇位置に配置してリフトシリンダ4の作動を停止した状態でのフォークリフト1の運転停止中においてもリフトレバー12を非常下降位置のD位置に操作すれば容易にフォーク6を下降させることができる。さらに、この場合、図9に示すように、リフトレバー12の操作力がαからβへと増加するため、誤操作を認識させることができる。
【0056】
(2)また、本実施形態では、支持部材22は脱着可能な連結手段としてのボルト26にてテコ23と連結され、しかも、テコ23は支持部材22に対して回動可能に支持されている。従って、リフトロック機能の解除禁止を望むユーザに対して、前記ボルト26を取り付けない、つまりテコ23と支持部材22とを連結しないだけで簡単に応じることができる。その結果、リフトロック機能の解除禁止リフトとリフトロック機能の解除可能リフトとを特別に別々製造する必要はなく、リフトの製造管理が容易になるとともにリフトの製造コストを低減することができる。
【0057】
なお、上記各実施形態及び別例は以下のように変更してもよい。
○荷役用アタッチメントとしてフォーク以外のアタッチメント、例えばロール紙の運搬に使用するロールクランプ、ブロックの運搬や高積み作業に使用するブロッククランプ、コイル状に巻かれたワイヤ及びケーブルなどコイル状あるいは円筒状の荷の運搬に使用するラムなどを装備した産業車両に適用してもよい。
【0058】
【発明の効果】
以上詳述したように、各請求項に記載の発明によれば、簡単に産業車両のアタッチメントをロック状態から解除させることができる。
【0059】
さらに、請求項4に記載の発明によれば、アタッチメントのロック状態の解除禁止産業車両とアタッチメントのロック状態の解除可能産業車両とを特別に別々製造する必要はなく、産業車両の製造管理が容易になるとともに産業車両の製造コストを低減することができる。
【0060】
請求項5に記載の発明によれば、ロック状態を解除しない状態ではロック解除用開閉弁を確実に閉路状態に保持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フォークリフトの側面図。
【図2】第1実施形態の油圧制御装置の要部断面図。
【図3】別例の油圧制御装置の要部断面図。
【図4】第2実施形態の油圧制御装置の要部断面図。
【図5】同じく油圧制御装置のロック解除用開閉弁の開弁部の要部拡大説明図。
【図6】リフトレバー操作位置とリフトレバー操作力との関係を示す説明図。
【図7】第3実施形態の油圧制御装置の要部断面図。
【図8】同じく油圧制御装置のロック解除用開閉弁の開弁部の要部拡大説明図。
【図9】リフトレバー操作位置とリフトレバー操作力との関係を示す説明図。
【図10】従来のフォークリフトの油圧回路要部図。
【図11】リフトロック機能を有するフォークリフトの油圧回路要部図。
【図12】リフトロック機能を有するフォークリフトの油圧回路要部図。
【図13】従来のニードル弁の要部断面図。
【符号の説明】
1…産業車両としてのフォークリフト、4…リフトシリンダ、6…アタッチメントとしてのフォーク、12…シリンダ駆動用操作レバーとしてのリフトレバー、14…第2操作レバーとしての操作レバー、17…ワイヤ、18…ロック解除用開閉弁としてのニードル弁、18d…弁棒、18e…弾性部材としてのバネ、18g…開弁部、19…作動力伝達機構としてのリンク機構、22…支持部材、23…テコ、24〜26…脱着可能な連結手段としてのボルト、27…制御弁としてのリフト用制御弁、30…回動連結部材。
Claims (5)
- ピストンロッドを伸長させてアタッチメントを上昇動作させ、ピストンロッドを収縮させてアタッチメントを下降動作させるシリンダと、
作動油を吐出する油圧ポンプと、
前記作動油を前記シリンダに供給してピストンロッドを伸長させる位置と、前記供給した作動油を前記シリンダからタンクに排出してピストンロッドを収縮させる位置と、前記シリンダに対して前記作動油の給排を遮断してピストンロッドを停止させてアタッチメントを停止させる位置の3位置にシリンダ駆動用操作レバーの操作に基づいて切り替わる制御弁と、
前記制御弁とシリンダとの間に設けられ前記作動油が給排される管路に対して前記油圧ポンプの駆動停止時には、シリンダから制御弁への作動油の排出を遮断するロック用油圧回路と、
前記シリンダに供給されている作動油を前記制御弁の3位置に関係なく強制的に前記タンクに排出させるロック解除用開閉弁と
を有した産業車両の油圧制御装置において、
運転室に設けられ、前記ロック解除用開閉弁を開閉操作する第2の操作レバーと、
前記第2の操作レバーの操作に基づいて前記ロック解除用開閉弁を開閉作動させる作動力を該ロック解除用開閉弁に伝達させる作動力伝達機構とを備え、
前記第2の操作レバーは、前記制御弁を切替作動させるシリンダ駆動用操作レバーであって、そのシリンダ駆動用操作レバーを前記ピストンロッドを収縮させる位置の操作位置に操作することによって前記作動力伝達機構を介して前記ロック解除用開閉弁を開閉作動させるものである産業車両の油圧制御装置。 - ピストンロッドを伸長させてアタッチメントを上昇動作させ、ピストンロッドを収縮させてアタッチメントを下降動作させるシリンダと、
作動油を吐出する油圧ポンプと、
前記作動油を前記シリンダに供給してピストンロッドを伸長させる位置と、前記供給した作動油を前記シリンダからタンクに排出してピストンロッドを収縮させる位置と、前記シリンダに対して前記作動油の給排を遮断してピストンロッドを停止させてアタッチメントを停止させる位置の3位置にシリンダ駆動用操作レバーの操作に基づいて切り替わる制御弁と、
前記制御弁とシリンダとの間に設けられ前記作動油が給排される管路に対して前記油圧ポンプの駆動停止時には、シリンダから制御弁への作動油の排出を遮断するロック用油圧回路と、
前記シリンダに供給されている作動油を前記制御弁の3位置に関係なく強制的に前記タンクに排出させるロック解除用開閉弁と
を有した産業車両の油圧制御装置において、
運転室に設けられ、前記ロック解除用開閉弁を開閉操作する第2の操作レバーと、
前記第2の操作レバーの操作に基づいて前記ロック解除用開閉弁を開閉作動させる作動力を該ロック解除用開閉弁に伝達させる作動力伝達機構とを備え、
前記第2の操作レバーは、前記制御弁を切替作動させるシリンダ駆動用操作レバーであって、そのシリンダ駆動用操作レバーを前記3位置以外の操作位置に操作することによって前記作動力伝達機構を介して前記ロック解除用開閉弁を開閉作動させるものである産業車両の油圧制御装置。 - ピストンロッドを伸長させてアタッチメントを上昇動作させ、ピストンロッドを収縮させてアタッチメントを下降動作させるシリンダと、
作動油を吐出する油圧ポンプと、
前記作動油を前記シリンダに供給してピストンロッドを伸長させる位置と、前記供給した作動油を前記シリンダからタンクに排出してピストンロッドを収縮させる位置と、前記シリンダに対して前記作動油の給排を遮断してピストンロッドを停止させてアタッチメントを停止させる位置の3位置にシリンダ駆動用操作レバーの操作に基づいて切り替わる制 御弁と、
前記制御弁とシリンダとの間に設けられ前記作動油が給排される管路に対して前記油圧ポンプの駆動停止時には、シリンダから制御弁への作動油の排出を遮断するロック用油圧回路と、
前記シリンダに供給されている作動油を前記制御弁の3位置に関係なく強制的に前記タンクに排出させるロック解除用開閉弁と
を有した産業車両の油圧制御装置において、
運転室に設けられ、前記ロック解除用開閉弁を開閉操作する第2の操作レバーと、
前記第2の操作レバーの操作に基づいて前記ロック解除用開閉弁を開閉作動させる作動力を該ロック解除用開閉弁に伝達させる作動力伝達機構とを備え、
前記作動力伝達機構は、リンク機構であって、前記第2の操作レバーの回動操作の動作をロック解除用開閉弁の開閉動作に変換するものである産業車両の油圧制御装置。 - ピストンロッドを伸長させてアタッチメントを上昇動作させ、ピストンロッドを収縮させてアタッチメントを下降動作させるシリンダと、
作動油を吐出する油圧ポンプと、
前記作動油を前記シリンダに供給してピストンロッドを伸長させる位置と、前記供給した作動油を前記シリンダからタンクに排出してピストンロッドを収縮させる位置と、前記シリンダに対して前記作動油の給排を遮断してピストンロッドを停止させてアタッチメントを停止させる位置の3位置にシリンダ駆動用操作レバーの操作に基づいて切り替わる制御弁と、
前記制御弁とシリンダとの間に設けられ前記作動油が給排される管路に対して前記油圧ポンプの駆動停止時には、シリンダから制御弁への作動油の排出を遮断するロック用油圧回路と、
前記シリンダに供給されている作動油を前記制御弁の3位置に関係なく強制的に前記タンクに排出させるロック解除用開閉弁と
を有した産業車両の油圧制御装置において、
運転室に設けられ、前記ロック解除用開閉弁を開閉操作する第2の操作レバーと、
前記第2の操作レバーの操作に基づいて前記ロック解除用開閉弁を開閉作動させる作動力を該ロック解除用開閉弁に伝達させる作動力伝達機構とを備え、
前記第2の操作レバーと作動力伝達機構との連結、作動力伝達機構とロック解除用開閉弁との連結及び作動力伝達機構を有効にするための作動力伝達機構内部の連結のうち、少なくとも1つの連結は脱着可能な連結手段にて行うものである産業車両の油圧制御装置。 - 請求項1〜4のいずれか1に記載の産業車両の油圧制御装置において、
前記ロック解除用開閉弁は、弾性部材にて常に閉路方向に弾性力が付勢されている産業車両の油圧制御装置。
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