JP3900148B2 - 表示パネルの組立装置 - Google Patents

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本発明は、表示パネルの額縁部にドライバ用電子部品などのワークをボンディングする表示パネルの組立装置に関するものである。
電子機器のディスプレイとして用いられるプラズマパネルや液晶パネルなどの表示パネルは、表示画面となるガラス基板などの透明な基板の額縁部にドライバ用の電子部品を実装して組み立てられる。この電子部品の実装は、基板の額縁部の上面に形成された端子に、電子部品の下面に形成された端子を異方性導電体などを介して圧着することにより行われる。この圧着に際しては、電子部品を圧着ツールによって押圧するとともに、額縁部を下面側からバックアップ部によって下受けして圧着反力を支持する。
この圧着過程において電子部品を高精度で実装するためには、表示パネルを保持する保持テーブルとバックアップ部の高さレベルを高精度で合わせる必要がある。高さ差があると圧着動作において電子部品を傾いた状態で押圧することになり、横方向の位置ずれが生じるからである。このため、表示パネル組立装置には、従来より保持テーブルに保持された表示パネルの高さレベルをセンサによって検出し、検出結果に基づいて保持テーブルの高さレベルをバックアップ部の高さレベルに合わせる方式のものが用いられていた(例えば特許文献1,2参照)。
特開2002−305214号公報 特開2003−234373号公報
しかしながら上記従来の方式においては、保持テーブルに保持された表示パネルの高さレベル差を検出する検出機能を必要とすることから、設備コストの上昇を招くとともに、圧着動作過程において表示パネルの高さを検出した後に、検出結果に基づいて保持テーブルを駆動して高さ調整を行う処理ステップを必要とし、タクトタイムの遅延を招くという問題があった。
そこで本発明は、低コストの簡便な機構で電子部品の圧着を高精度・高能率で行うことができる表示パネルの組立装置を提供することを目的とする。
本発明の表示パネルの組立装置は、表示パネルの額縁部にワークをボンディングする表示パネルの組立装置であって、表示パネルの額縁部を突出させた状態で表示パネルの下面を吸着して保持する吸着ステージと、前記吸着ステージに保持された表示パネルの額縁部の下面を下方から支持するバックアップ部と、前記バックアップ部に支持された額縁部の上面にワークをボンディングする圧着ツールと、前記吸着ステージを含み吸着ステージとともに一体的に昇降する昇降部を上下方向に昇降自在に案内する案内手段と、前記昇降部に接離自在に当接した状態で前記昇降部を前記案内手段に沿って上下させる昇降機構と、前記案内手段と昇降機構とを一体的に組み付けた可動部材を水平移動させることにより、前記バックアップ部の上方に前記吸着ステージに保持された表示パネルの額縁部を位置させるテーブル機構を備え、前記吸着ステージによる表示パネルの保持力を前記昇降部の自重よりも大きくし、またはバックアップ部の上面に着地することにより前記昇降部の下降を停止させる下降位置規制部材を前記吸着ステージの上面に備えた。
本発明の表示パネルの組立装置は、バックアップ部の上面に着地することにより昇降部の下降を停止させる下降位置規制部材を吸着ステージの上面に備えた。
本発明によれば、吸着ステージによる表示パネルの保持力を昇降部の自重よりも大きくしてバックアップ部に当接した表示パネル自体によって昇降部を保持する構成とすることにより、または吸着ステージの上面に設けた下降位置規制部材をバックアップ部に当接させて下降位置規制部材によって昇降部を保持する構成とすることにより、昇降部の高さレベルをバックアップ部に合わせるための機構を必要とせず、低コストの簡便な機構で電子部品の圧着を高精度・高能率で行うことができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の表示パネルの組立装置の側面図、図2は本発明の実施の形態1の表示パネルの組立装置の平面図、図3,図4は本発明の実施の形態1の表示パネルの組立装置の動作説明図である。
まず図1,図2を参照して、表示パネルの額縁部にワークをボンディングして表示パネルを組み立てる表示パネルの組立装置の構造を説明する。図1において、基台1上にはX軸テーブル3およびY軸テーブル4より成る移動テーブル2が配設されている。Y軸テーブル4上には可動部材5が装着されており、移動テーブル2を駆動することにより可動部材5はXY方向に移動する。なお移動テーブル2としては、Y方向のみに移動する一軸テーブルを用いてもよい。
可動部材5の端部に立設された垂直フレーム10の側面にはガイドレール11が垂直姿勢で配設されている。ガイドレール11に上下方向にスライド自在に嵌合したスライダ12は昇降部材13に固着されており、昇降部材13は下端部に結合された引張りばね14によって下方に付勢されている。昇降部材13の上端には水平な吸着ステージ15が装着されており、吸着ステージ15の上面には表示パネル16が載置される。吸着ステージ15には図2に示すように、吸着溝15aが設けられており、真空吸引源(図示省略)を駆動して吸引孔15bから真空吸引することにより、表示パネル16は吸着溝15aによって真空吸着され、吸着ステージ15に保持される。
表示パネル16は、図1に示すように、第1のガラス板16a、第2のガラス板16bの2枚を重ねた構成となっている。表示パネル16の右側の端部は、第2のガラス板16bの上面の回路形成面が部分的に露呈した額縁部16dとなっており、また第2のガラス板16bの下面には偏光板16cが貼り付けられている。吸着ステージ15によって表示パネル16を保持する際には、額縁部16dを吸着ステージ15の端面から突出させた状態で、偏光板16cを吸着ステージ15の上面に接触させて保持する。
可動部材5にはモータ7がL字形状のブラケット6を介して出力軸7aを水平方向に延出させた姿勢で配設されており、出力軸7aにはカム部材8が結合されている。昇降部材13の側面には可動部材5の上方に延出して配設されたカムフォロア9が固着されており、カムフォロア9は引張りばね14の付勢力によりカム部材8の上端部に接離自在に当接する。
モータ7を駆動してカム部材8を回転させることにより、カムフォロア9に昇降部材13を介して結合された吸着ステージ15は、カム部材8のカム特性に応じて上下動する。なお、カムフォロア9をカム部材8に安定して当接させるためには引張りばね14を装着する方が望ましいが、引張りばね14は必須要素ではなく、省略してもよい。
上記構成において、表示パネル16、吸着ステージ15、昇降部材13、スライダ12およびカムフォロア9、吸着ステージ15は、昇降部を構成し、ガイドレール11、スライダ12は、前述の昇降部を上下方向に昇降自在に案内する案内手段となっている。そして、モータ7およびカム部材8は、昇降部に接離自在に当接した状態で昇降部を案内手段に沿って上下させる昇降機構となっている。なお、上記構成において、ガイドレール11、スライダ12の取り付け側を相互に入れ替えて、ガイドレール11を昇降部に含ませるようにしてもよい。
上述の案内手段および昇降機構は、可動部材5に一体的に組み付けられており、移動テーブル2を駆動して可動部材5を水平移動させることにより、吸着ステージ15に保持された表示パネル16は水平移動する。そして、吸着ステージ15による表示パネル16の保持力は、前述構成の昇降部の自重に引張りばね14の付勢力を加え合わせた力よりも大きくなるように、吸着溝15aの吸着面積と吸引圧力の組み合わせが設定されており、後述するボンディング動作において、吸着溝15aの真空吸引力のみによって昇降部の自重と引張りばね14の付勢力を保持することができるようになっている。
移動テーブル2の側方には基部17が立設されており、基部17の上面にはバックアップ部18が設けられている。バックアップ部18は、吸着ステージ15に保持された表示パネル16の額縁部16dの下面を下方から支持する。バックアップ部18の上方には、下端部に圧着ツール20を備えたボンディング機構19が配置されている。圧着ツール20は、バックアップ部18に支持された額縁部16dの上面にワークである電子部品21をボンディングする。
このボンディング動作について、図3,図4を参照して説明する。まず図3(a)に示すように、モータ7によってカム部材8を回転させて吸着ステージ15を上昇位置、すなわち表示パネル16の下面がバックアップ部18の上面よりも高くなる位置に保った状態で、移動テーブル2を駆動して可動部材5を右側へ水平移動させる。これにより、バックアップ部18の上方に吸着ステージ15に保持された表示パネル16の額縁部16dを位置させる。このとき、表示パネル16には図4(a)に示すように、予め電子部品接着用の接着テープ22が貼着されており、バックアップ部18の上方には、電子部品21を保持した圧着ツール20が待機している。
次いで、図3(b)に示すように、モータ7を駆動してカム部材8を回転させ、吸着ステージ15を前述の上昇位置から下降させる。この過程において、額縁部16dの下面はバックアップ部18の上面に当接する。そしてモータ7を駆動してバックアップ部18の上面に額縁部16dの下面を支持させた後も、更にモータ7を駆動して昇降部を構成するカムフォロア9の下面からカム部材8を下方へ離隔させる(図3(b)破線円内参照)。
このとき、前述のように吸着ステージ15によって表示パネル16を吸着保持する保持力は、前述の昇降部の自重と引張りばね14の付勢力の和よりも大きいことから、カムフォロア9からカム部材8が離隔した状態においても、額縁部16dのみがバックアップ部18によって支持された状態の表示パネル16が吸着ステージ15からはずれることがない。
これにより、図4(b)に示すように、そして額縁部16dは、下面がバックアップ部18の上面で下受けされて正しい水平姿勢に保持され、電子部品21のボンディングが可能な状態となる。そして図4(c)に示すように、圧着ツール20を下降させて電子部品21を接着テープ22を介して額縁部16dに押圧し、電子部品21を額縁部16dにボンディングする。
このとき、偏光板16cに厚みのばらつきが存在する場合においても、額縁部16dは偏光板16cを外れた位置を下受けされていることから、偏光板16cの厚みのばらつきに関係なく、常に水平位置を保って支持される。このため、圧着ツール20によって電子部品21を押圧する過程において電子部品21の水平方向の位置ずれを生じることなく、高精度でボンディングされる。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2の表示パネルの組立装置の平面図、図6は本発明の実施の形態2の表示パネルの組立装置の動作説明図である。本実施の形態2においては、偏光板が貼り付けられる前の表示パネル16がボンディングの対象となる。
図5において、表示パネルの組立装置は、実施の形態1と同様構成の移動テーブル2、可動部材5に組み込まれた昇降機構および昇降部を備えており、昇降部を構成する吸着ステージ15の上面には、偏光板が貼り付けられる前の表示パネル16が下面を吸着ステージ16に接触させて保持されている。すなわち、図6(a)に示すように、第2のガラス板16bを吸着ステージ15の上面に接触させて吸着保持する。
吸着ステージ15の上面には、下降位置規制部材23が固着されている。下降位置規制部材23は額縁部16dと並列する位置まで延出しており、額縁部16dがバックアップ部18の上面に着地する際に同時にバックアップ部18の上面に当接し、これにより吸着ステージ15の下降が規制される。すなわち、下降位置規制部材23は、バックアップ部18の上面に着地することにより、昇降部の下降を停止させる。
図6は、ボンディング動作におけるバックアップ部18による表示パネル16の下受け動作を示している。すなわち図6(a)に示すように、表示パネル16の下面がバックアップ部18の上面よりも高くなる位置に吸着ステージ15を上昇させた状態で、バックアップ部18の上方に表示パネル16の額縁部16dを位置させる。
次いで、図6(b)、(c)に示すように、吸着ステージ15を下降させて額縁部16dの下面をバックアップ部18の上面に当接させる。図6(c)は、図6(b)のA−A矢視を示している。そしてこの後、実施の形態1と同様に、モータ7を駆動してバックアップ部18の上面に額縁部16dの下面を支持させた後も、更にモータ7を駆動して昇降部を構成するカムフォロア9の下面からカム部材8を下方へ離隔させる(図3(b)参照)。
このとき、吸着ステージ15は下降位置規制部材23を備えていることから、吸着ステージ15の下降が規制される。これにより、額縁部16dはバックアップ部18の上面で下受けされて正しい水平姿勢が保持される。
実施の形態2では、下降規制部材を用いて昇降部の下降を規制するので、昇降部の自重を吸着ステージによる表示パネルの保持力で保持することが困難な場合に有効である。
(実施の形態3)
図7は本発明の実施の形態3の表示パネルの組立装置の側面図、図8は本発明の実施の形態3の表示パネルの組立装置の動作説明図である。本実施の形態3は、吸着ステージ15を昇降させる昇降機構として、実施の形態1において用いられているカム部材8およびカムフォロア9の組み合わせに替えて、ボールねじによる直動機構を用いた例を示している。なお昇降機構以外の構成については、実施の形態1と同様である。
図7において、Y軸テーブル4上に配置された可動部材5には、モータ25によって回転駆動される送りねじ26が立設されている。送りねじ26に螺合したナット27は昇降ブロック28に結合されており、昇降ブロック28は昇降部材13から水平方向に延出して設けられた当接板29の下面に接離自在に当接している。モータ25を回転駆動して昇降ブロック28が昇降することにより、昇降部材13は昇降ブロック28、当接板29を介して昇降駆動される。したがって、モータ25、送りねじ26、ナット27、昇降ブロック28は、昇降部に接離自在に当接した状態で昇降部を案内手段に沿って上下させる昇降機構となっている。
図8は、ボンディング動作におけるバックアップ部18による表示パネル16の下受け動作を示している。すなわち図8(a)に示すように、表示パネル16の下面がバックアップ部18の上面よりも高くなる位置に吸着ステージ15を上昇させた状態で、可動部材5を水平移動させてバックアップ部18の上方に、表示パネル16の額縁部16dを位置させる。
次いで、図8(b)に示すように、モータ25を駆動して昇降ブロック28を下降させる。この過程において、額縁部16dの下面はバックアップ部18の上面に当接する。そしてバックアップ部18の上面に額縁部16dの下面を支持させた後も、更にモータ25を駆動して昇降部を構成する当接板29の下面から昇降ブロック28を下方へ離隔させる(図8(b)破線円内参照)。
このとき、前述のように吸着ステージ15によって表示パネル16を吸着保持する保持力は、前述の昇降部の自重と引張りばね14の付勢力の和よりも大きいことから、カムフォロア9からカム部材8が離隔した状態においても、額縁部16dのみがバックアップ部18によって支持された状態の表示パネル16が吸着ステージ15からはずれることがなく、額縁部16dは、下面がバックアップ部18の上面で下受けされて正しい水平姿勢に保たれる。これ以降のボンディング動作については、図4に示す実施の形態1と同様である。なお実施の形態3において、実施の形態2と同様な下降規制部材を有する構成を採用できる。
(実施の形態4)
図9は本発明の実施の形態4の表示パネルの組立装置の側面図である。本実施の形態4は、実施の形態3における昇降部の構成を、昇降機構によって直接昇降駆動される第1の昇降部と、吸着ステージ15を含む第2の昇降部とに分離した構成例を示している。
図9において、スライダ12には第1の昇降部材31が固着されており、ナット27に結合された昇降駆動部材30は第1の昇降部材31に固着されている。第1の昇降部材31にはガイドレール32が垂直に配設されており、ガイドレール32に上下方向にスライド自在に嵌合したスライダ33は第2の昇降部材34に固着されている。スライダ33は下端部に結合された引張りばね36によって下方に付勢されている。なお引張りばね36も省略可能であり必須要素ではない。
第2の昇降部材34の上端には、実施の形態1における吸着ステージ15と同様構成の水平な吸着ステージ35が装着されており、吸着ステージ35の上面には表示パネル16が真空吸着により保持される。表示パネル16は、実施の形態1と同様に下面に偏光板16cが貼り付けられており、吸着ステージ35は、上面に偏光板16cを接触させて表示パネル16を保持する。ここで吸着ステージ35の左端部は第1の昇降部材31の上方に位置しており、吸着ステージ35の下面が第1の昇降部材31に当接することにより、吸着ステージ35の下降限度が規制される。
上記構成において、昇降駆動部材30、スライダ12、第1の昇降部材31、ガイドレール32は、ガイドレール11、スライダ12よりなる案内手段に沿って上下方向に昇降する第1の昇降部を構成し、スライダ33、第2の昇降部材34。吸着ステージ35は、第1の昇降部に対して昇降自在で、第1の昇降部によって下降限度が規制された第2の昇降部を構成する。
ここで吸着ステージ35による表示パネル16の保持力は、上述構成の第2の昇降部の自重に引張りばね36の付勢力を加え合わせた力よりも大きくなるように、吸着ステージ35の上面の吸着面積と吸引圧力の組み合わせが設定されており、ボンディング動作において、吸着ステージ35による真空吸着力のみによって、第2の昇降部の自重と引張りばね36の付勢力を保持することができるようになっている。
ボンディング動作でのバックアップ部18による表示パネル16の下受けにおいては、図9(b)に示すように、モータ25を駆動して昇降駆動部材30を下降させる。この過程において、額縁部16dの下面はバックアップ部18の上面に当接する。そしてバックアップ部18の上面に額縁部16dの下面を支持させた後も、更にモータ25を駆動して昇降部を構成する吸着ステージ35の下面から第1の昇降部材31を下方へ離隔させる(図9(b)破線円内参照)。
このとき、前述のように吸着ステージ35によって表示パネル16を吸着保持する保持力は、前述の昇降部の自重と引張りばね36の付勢力の和よりも大きいことから、吸着ステージ35から第1の昇降部材31が離隔した状態においても、額縁部16dのみがバックアップ部18によって支持された状態の表示パネル16が吸着ステージ15からはずれることがなく、額縁部16dは、下面がバックアップ部18の上面で下受けされて正しい水平姿勢に保たれる。これ以降のボンディング動作については、図4に示す実施の形態1と同様である。
(実施の形態5)
図10は本発明の実施の形態5の表示パネルの組立装置の側面図である。本実施の形態5は、実施の形態4と同様に、吸着ステージ35を昇降させるための第1の昇降部と第2の昇降部とを備えた構成において、吸着ステージ35に実施の形態2における下降位置規制部材23と同様の下降位置規制部材37を備えた例を示している。
図10(a)において、吸着ステージ35の上面には下降位置規制部材37が固着されている。下降位置規制部材37は、図5,図6に示す下降位置規制部材23と同様の機能を有している。吸着ステージ35の上面には、偏光板が貼り付けられる前の表示パネル16が下面を吸着ステージ35に接触させて保持されている。上述以外の構成については、図9と同様である。
ボンディング動作でのバックアップ部18による表示パネル16の下受けにおいては、図10(b)に示すように、モータ25を駆動して昇降駆動部材30を下降させる。この過程において、額縁部16dの下面はバックアップ部18の上面に当接する。そしてバックアップ部18の上面に額縁部16dの下面を支持させた後も、更にモータ25を駆動して昇降部を構成する吸着ステージ35の下面から、第1の昇降部材31を下方へ離隔させる(図10(b)破線円内参照)。
このとき、吸着ステージ35は下降位置規制部材37を備えていることから、吸着ステージ35の下降が規制される。これにより、額縁部16dはバックアップ部18の上面で下受けされて正しい水平姿勢が保持される。
上記各実施の形態において説明したように、吸着ステージによる表示パネルの保持力を昇降部の自重よりも大きくしてバックアップ部に当接した表示パネル自体によって昇降部を保持する構成とすることにより、または吸着ステージの上面に設けた下降位置規制部材をバックアップ部に当接させて下降位置規制部材によって昇降部を保持する構成とすることにより、以下の効果を得ることができる。
すなわち上記構成においては、表示パネルをバックアップ部によって下受けする際に、表示パネルを保持した吸着ステージの高さレベルの調整を全く必要としないことから、従来装置において必要とされていた高さレベル差を検出する検出機能を設ける必要がない。したがって設備コストを削減して低コストの簡便な機構が実現されるとともに、ボンディング動作過程において表示パネルの高さを検出した後に、検出結果に基づいて保持テーブルを駆動して高さ調整を行う処理ステップを必要としないことから、タクトタイムを短縮することが可能となる。すなわち、低コストの簡便な機構で電子部品の圧着を高精度・高能率で行うことができる。
本発明の表示パネルの組立装置は、表示パネルを保持するための吸着ステージを昇降させる昇降部の高さレベルをバックアップ部に合わせるための機構を必要とせず、低コストの簡便な機構で電子部品の圧着を高精度・高能率で行うことができるという効果を有し、表示パネルの額縁部にドライバ用の電子部品などのワークをボンディングする表示パネルの組立装置に有用である。
本発明の実施の形態1の表示パネルの組立装置の側面図 本発明の実施の形態1の表示パネルの組立装置の平面図 本発明の実施の形態1の表示パネルの組立装置の動作説明図 本発明の実施の形態1の表示パネルの組立装置の動作説明図 本発明の実施の形態2の表示パネルの組立装置の平面図 本発明の実施の形態2の表示パネルの組立装置の動作説明図 本発明の実施の形態3の表示パネルの組立装置の側面図 本発明の実施の形態3の表示パネルの組立装置の動作説明図 本発明の実施の形態4の表示パネルの組立装置の側面図 本発明の実施の形態5の表示パネルの組立装置の側面図
符号の説明
2 移動テーブル
5 可動部材
7 モータ
8 カム部材
9 カムフォロア
11 ガイドレール
12 スライダ
13 昇降部材
15 吸着ステージ
16 表示パネル
16c 偏光板
16d 額縁部
20 圧着ツール
21 電子部品

Claims (9)

  1. 表示パネルの額縁部にワークをボンディングする表示パネルの組立装置であって、表示パネルの額縁部を突出させた状態で表示パネルの下面を吸着して保持する吸着ステージと、前記吸着ステージに保持された表示パネルの額縁部の下面を下方から支持するバックアップ部と、前記バックアップ部に支持された額縁部の上面にワークをボンディングする圧着ツールと、前記吸着ステージを含む昇降部を上下方向に昇降自在に案内する案内手段と、前記昇降部に接離自在に当接した状態で前記昇降部を前記案内手段に沿って上下させる昇降機構と、前記案内手段と昇降機構とを一体的に組み付けた可動部材を水平移動させることにより、前記バックアップ部の上方に前記吸着ステージに保持された表示パネルの額縁部を位置させるテーブル機構を備え、前記吸着ステージによる表示パネルの保持力を前記昇降部の自重よりも大きくしたことを特徴とする表示パネルの組立装置。
  2. 前記表示パネルには偏光板が貼り付けられており、前記吸着ステージの上面にこの偏光板を接触させて前記表示パネルを保持することを特徴とする請求項1記載の表示パネルの組立装置。
  3. 前記昇降機構を駆動して前記バックアップ部の上面に前記表示パネルの額縁部の下面を支持させた後、更に前記昇降機構を駆動して前記昇降部の下面から前記昇降機構を下方へ離隔させることを特徴とする請求項1記載の表示パネルの組立装置。
  4. 表示パネルの額縁部にワークをボンディングする表示パネルの組立装置であって、表示パネルの額縁部を突出させた状態で表示パネルの下面を吸着して保持する吸着ステージと、前記吸着ステージに保持された表示パネルの額縁部の下面を下方から支持するバックアップ部と、前記バックアップ部に支持された額縁部の上面にワークをボンディングする圧着ツールと、前記吸着ステージを含む昇降部を上下方向に昇降自在に案内する案内手段と、前記昇降部の下面に接離自在に当接した状態で前記昇降部を前記案内手段に沿って上下させる昇降機構と、前記案内手段と昇降機構とを一体的に組み付けた可動部材を水平移動させることにより、前記バックアップ部の上方に前記吸着ステージに保持された表示パネルの額縁部を位置させるテーブル機構を備え、前記バックアップ部の上面に着地することにより前記昇降部の下降を停止させる下降位置規制部材を前記吸着ステージの上面に備えたことを特徴とする表示パネルの組立装置。
  5. 偏光板が貼り付けられる前の表示パネルの下面を前記吸着ステージの上面に接触させて保持することを特徴とする請求項4記載の表示パネルの組立装置。
  6. 表示パネルの額縁部にワークをボンディングする表示パネルの組立装置であって、表示パネルの額縁部を突出させた状態で表示パネルの下面を吸着して保持する吸着ステージと、前記吸着ステージに保持された表示パネルの額縁部の下面を下方から支持するバックアップ部と、前記バックアップ部に支持された額縁部の上面にワークをボンディングする圧着ツールと、前記吸着ステージを含む昇降部を上下方向に昇降自在に案内する案内手段と、前記昇降部を前記案内手段に沿って上下させる昇降機構と、前記案内手段と昇降機構とを一体的に組み付けた可動部材を水平移動させることにより、前記バックアップ部の上方に前記吸着ステージに保持された表示パネルの額縁部を位置させるテーブル機構を備え、
    前記昇降部が、前記案内手段に沿って上下方向に昇降する第1の昇降部と、前記吸着ステージを含み吸着ステージとともに一体的に前記第1の昇降部に対して昇降自在で且つ第1の昇降部によって下降限度が規制された第2の昇降部とを有し、前記吸着ステージによる表示パネルの保持力を前記第2の昇降部の自重よりも大きくしたことを特徴とする表示パネルの組立装置。
  7. 前記表示パネルには偏光板が貼り付けられており、前記吸着ステージの上面にこの偏光板を接触させて前記表示パネルを保持することを特徴とする請求項6記載の表示パネルの組立装置。
  8. 表示パネルの額縁部にワークをボンディングする表示パネルの組立装置であって、表示パネルの額縁部を突出させた状態で表示パネルの下面を吸着して保持する吸着ステージと、前記吸着ステージに保持された表示パネルの額縁部の下面を下方から支持するバックアップ部と、前記バックアップ部に支持された額縁部の上面にワークをボンディングする圧着ツールと、前記吸着ステージを含む昇降部を上下方向に昇降自在に案内する案内手段と、前記昇降部を前記案内手段に沿って上下させる昇降機構と、前記案内手段と昇降機構とを一体的に組み付けた可動部材を水平移動させることにより、前記バックアップ部の上方に前記吸着ステージに保持された表示パネルの額縁部を位置させるテーブル機構を備え、
    前記昇降部が、前記案内手段に沿って上下方向に昇降する第1の昇降部と、前記吸着ステージを含み吸着ステージとともに一体的に前記第1の昇降部に対して昇降自在で且つ第1の昇降部によって下降限度が規制された第2の昇降部とを有し、前記バックアップ部の上面に着地することにより前記第2の昇降部の下降を停止させる下降位置規制部材を前記吸着ステージの上面に備えたことを特徴とする表示パネルの組立装置。
  9. 偏光板が貼り付けられる前の表示パネルの下面を前記吸着ステージの上面に接触させて表示パネルを保持することを特徴とする請求項8記載の表示パネルの組立装置。
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