JP3898934B2 - 汚染防止型内視鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、挿入部が患者の体壁に直接接触しないようにする筒状カバーが着脱自在に設けられた汚染防止型内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
汚染防止型内視鏡は一般に、内視鏡の挿入部を外部から遮蔽する筒状カバーを挿入部に着脱自在に被覆できるようになっており、筒状カバーを一回ごとに取り替えることにより、内視鏡による患者間の感染を完全に阻止することができる。
【0003】
そのような汚染防止型内視鏡は、挿入部に被せられた筒状カバーが挿入部の表面に密着せずに浮いた状態になっていると、体壁に引っ掛かって挿入性が阻害され、場合によって筒状カバーが破れてしまう。
【0004】
そこで従来の汚染防止型内視鏡においては、筒状カバーの内径の大きさを挿入部の外径の大きさより小さく形成して、挿入部に対する着脱時に筒状カバーを膨らませるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来の汚染防止型内視鏡においては、挿入部に筒状カバーを着脱するだけのために筒状カバーを膨らませる設備を必要とするだけでなく、使用中に筒状カバーにピンホール等ができると使用後に筒状カバーが膨らまなくなるため、挿入部から筒状カバーを外すことができなくなってにっちもさっちもいかなくなってしまう場合があった。
【0006】
そこで本発明は、筒状カバーを着脱するための付加的な設備を必要とせず、しかも筒状カバーを挿入部に対して確実かつ容易に着脱することができる汚染防止型内視鏡を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の汚染防止型内視鏡は、内視鏡の挿入部を外部から遮蔽するように挿入部に着脱自在に被覆される筒状カバーを有する汚染防止型内視鏡において、筒状カバーが、基端開口以外の部分が塞がれた弾力性のある材料からなる筒状体であって内径の大きさが挿入部の外径の大きさより大きく形成されており、挿入部が差し込まれた状態の筒状カバーを基端側へ引き伸ばして縮径させることにより挿入部の表面全体に密着させた状態にして内視鏡に固定する解除自在なカバー固定手段が設けられているものである。
【0008】
なお、挿入部の基端に操作部が連結されており、カバー固定手段が、操作部に対して係脱自在に筒状カバーの基端付近に取り付けられた手動ネジであってもよい。
【0009】
また、筒状カバーの先端部分に、筒状カバーの先端開口を塞ぐ状態に硬質の先端キャップが取り付けられていてもよく、或いは、筒状カバーの先端部分が筒状部分と一体に弾力性のある材料によって形成されていてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、内視鏡10にカバー装置20が取り付けられていない状態を示している。
【0011】
内視鏡10の挿入部11は、例えば可撓管11aの先端に湾曲部11bが連結され、湾曲部11bの先端に連結された先端部本体11cに観察窓等が配置されたものであり、挿入部11の基端には、湾曲部11bの遠隔操作を行う装置等が配置された操作部12が連結されている。
【0012】
内視鏡10の基端が連結されている操作部12の下端部分には、カバー装置20の筒状口金23が着脱自在に係合する円柱状の口金係止部13が形成されており、その中間部分には少しだけ径が細い係止溝部14が形成されている。
【0013】
カバー装置20の大半の部分は、挿入部11を外部から遮蔽するように挿入部11に被覆される円筒状に形成された筒状カバー21であり、筒状カバー21の先端は先端部本体11cに円滑に被嵌される先端キャップ22によって封止されている。その結果、筒状カバー21は基端開口以外の部分が全て塞がれた状態になっている。
【0014】
筒状カバー21は、内径dが挿入部11の外径Dより大きく形成されている。即ち、d>Dである。なお、挿入部11の外径Dが途中で変化している場合には、筒状カバー21の各部分の内径dが、それより先端寄りの範囲における挿入部11の最大外径より大きければよい。
【0015】
筒状カバー21は例えばシリコンゴム等のような弾力性のある材料によって形成されている。したがって、筒状カバー21は矢印Aで示されるように軸線方向に引き伸ばすことにより弾性変形して径が縮小し、内径dが挿入部11の外径Dより小さい(d<D)状態になる。なお、筒状カバー21の材質はシリコンゴム以外であっても差し支えない。
【0016】
筒状カバー21の基端には、内視鏡10の口金係止部13に対して係脱自在な筒状口金23が取り付けられている。筒状口金23は、口金係止部13に嵌合する筒状に形成されていて、その側壁に内方に貫通するように形成されたネジ孔に、手動ネジ24が螺合している。手動ネジ24の頭部には、外側から手で摘むことのできる摘みが形成されている。
【0017】
したがって、筒状口金23を口金係止部13に嵌合させて手動ネジ24を締め込むことにより筒状口金23が口金係止部13に固定され、手動ネジ24を緩めれば、筒状口金23を口金係止部13から離脱させて先端方向に移動させることができる。
【0018】
ただし、図1に示されるように、筒状カバー21が挿入部11より短く形成されているので、筒状カバー21内いっぱいに挿入部11を挿入しても、筒状カバー21が伸ばされていない自然状態では筒状口金23が係止溝部14に係止される位置には達しない。
【0019】
図2は、筒状カバー21内いっぱいに挿入部11を挿入して筒状口金23を口金係止部13に係止した状態を示している。なお、16は観察窓、17は照明窓であり、先端キャップ22は透明なプラスチックにより形成されている。
【0020】
筒状口金23を口金係止部13に係合する位置まで軸線方向に引っ張ると、先端部本体11cの先端面に先端キャップ22が当接した後は筒状カバー21が軸線方向に引き伸ばされて縮径し、筒状カバー21が挿入部11の全面に密着する状態になる。そこで手動ネジ24を締め込めば、筒状口金23が口金係止部13に係止された状態になる。
【0021】
このとき、手動ネジ24の先端が係止溝部14の表面に当接するように構成することにより、手動ネジ24をきつく締め付けなくても口金係止部13に対する筒状口金23の係止が行われ、手動ネジ24の緩みによる係合外れが発生しない。なお、筒状カバー21をさらに引き伸ばした状態でも筒状口金23を口金係止部13に係止することができるよう、係合代に余裕を形成しておくとよい。
【0022】
このように筒状カバー21を軸線方向に引き伸ばして縮径させることにより、筒状カバー21が挿入部11の外面に密着した状態にすると、使用中に挿入部11が屈曲しても筒状カバー21にしわや浮き上がりが発生し難い。
【0023】
そして、内視鏡の使用が終了した後には、手動ネジ24を緩めて筒状口金23を挿入部11側に緩やかに移動させることにより筒状カバー21が弾性変形前の太い状態に戻るので、筒状カバー21にピンホール等の発生の有る無しにかかわらず、カバー装置20をそのまま容易に挿入部11から取り外すことができる。
【0024】
図3は、本発明の第2の実施例の汚染防止型内視鏡を示しており、第1の実施例に設けられている先端キャップ22に代えて、筒状カバー21の先端部分を筒状部と一体に弾力性のある材料によって形成したものである。このように形成することにより、観察窓16部分等に凹凸があっても、先端部本体11cの先端面に対して筒状カバー21がよく密着する。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、筒状カバーの内径の大きさを挿入部の外径の大きさより大きく形成し、挿入部が差し込まれた状態の筒状カバーを基端側へ引き伸ばして縮径させることにより筒状カバーを挿入部の表面全体に密着させた状態にして固定することができるので、筒状カバーを着脱するための付加的な設備を何ら必要とせず、しかも筒状カバーにピンホール等の発生の有る無しにかかわらず、筒状カバーを挿入部に対して確実かつ容易に着脱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の汚染防止型内視鏡のカバー装置が挿入部に取り付けられていない状態の部分断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の汚染防止型内視鏡のカバー装置が挿入部に取り付けられた状態の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の汚染防止型内視鏡のカバー装置が挿入部に取り付けられた状態の断面図である。
【符号の説明】
10 内視鏡
11 挿入部
12 操作部
13 口金係止部
14 係止溝部
20 カバー装置
21 筒状カバー
22 先端キャップ
23 筒状口金
24 手動ネジ(カバー固定手段)

Claims (3)

  1. 内視鏡の操作部に基端が連結された挿入部を外部から遮蔽するように上記挿入部に着脱自在に被覆される筒状カバーを有する汚染防止型内視鏡において、
    上記筒状カバーが、基端開口以外の部分が塞がれた弾力性のある材料からなる筒状体であって内径の大きさが上記挿入部の外径の大きさより大きく形成され、上記筒状カバーの基端には上記内視鏡の操作部と挿入部との連結部付近に形成された口金係止部に嵌合する筒状口金が取り付けられて、上記筒状口金に形成されたネジ孔に螺合する手動ネジが、上記口金係止部の外周に凹んで形成された係止溝部の底面に先端を当接させることができるように設けられ、
    上記挿入部が差し込まれた状態の上記筒状カバーを基端側へ引き伸ばすことにより縮径させて、上記手動ネジをその先端が上記係止溝部の底面に当接する状態に締め込めば、上記筒状カバーを上記挿入部の表面全体に密着させた状態に固定することができると共に、上記手動ネジの締め付け状態が緩んでも上記口金係止部の外周とそこから凹んで形成された上記係止溝部との段差部分に上記手動ネジが係合することで上記口金係止部に対する上記筒状口金の係合が外れず、
    さらに上記筒状カバーを基端側に引き伸ばした状態でも上記手動ネジの先端を上記係止溝部の底面に当接させて上記筒状口金を上記口金係止部に係止することができるように、上記筒状口金と上記口金係止部との嵌合代、及び上記係止溝部と上記手動ネジの先端との係合代に各々上記筒状カバーの長手方向に余裕が形成されていることを特徴とする汚染防止型内視鏡。
  2. 上記筒状カバーの先端部分には、上記筒状カバーの先端開口を塞ぐ状態に硬質の先端キャップが取り付けられている請求項1記載の汚染防止型内視鏡。
  3. 上記筒状カバーの先端部分が筒状部分と一体に弾力性のある材料によって形成されている請求項1記載の汚染防止型内視鏡。
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