JP4014847B2 - 汚染防止型内視鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡の挿入部が患者の体壁に直接接触しないように挿入部を被覆する弾力性筒状カバーが着脱自在に設けられた汚染防止型内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
汚染防止型内視鏡は一般に、内視鏡の挿入部を外部から遮蔽する弾力性筒状カバーを挿入部に着脱自在に被覆できるようになっており、弾力性筒状カバーを一症例ごとに取り替えることにより、内視鏡による患者間の感染を阻止することができる。
【0003】
そのような汚染防止型内視鏡は、挿入部に被せられた弾力性筒状カバーが挿入部の表面に密着せずに浮いた状態になっていると、体壁に引っ掛かって挿入性が阻害され、場合によっては弾力性筒状カバーが破れてしまう。
【0004】
そこで従来の汚染防止型内視鏡においては、挿入部の表面に密着する状態に取り付くように弾力性筒状カバーを形成し、挿入部に対して弾力性筒状カバーを着脱する際には、弾力性筒状カバーの内外面の一方の空間を陰圧又は高圧にして弾力性筒状カバーを膨らませるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来の汚染防止型内視鏡においては、挿入部に弾力性筒状カバーを着脱するだけのために弾力性筒状カバーを膨らませる減圧又は加圧設備を必要とするだけでなく、挿入部からの取り外し時に弾力性筒状カバーが圧力によって破裂すると、弾力性筒状カバーの表面に付着した汚物が飛び散って周囲を汚染してしまう恐れがある。
【0006】
そこで本発明は、挿入部に弾力性筒状カバーを着脱するための付加的な設備を必要とせず、しかも周囲を汚染する恐れなく弾力性筒状カバーを挿入部から容易に取り外すことができる衛生的な汚染防止型内視鏡を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の汚染防止型内視鏡は、内視鏡の挿入部を外部から遮蔽するように挿入部に着脱自在に被覆される弾力性筒状カバーを有する汚染防止型内視鏡において、挿入部に被覆された状態の弾力性筒状カバーの基端部分に係止されて、弾力性筒状カバーの外面との間に隙間をあけて挿入部の先端方向に向かって移動自在なカバー取り外し筒を設け、カバー取り外し筒を挿入部の基端側から先端側に移動させることにより、弾力性筒状カバーが捲れ返って表裏が反転した状態で挿入部から剥がされるようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2は、内視鏡10に弾力性筒状カバー20が取り付けられていない状態を示している。
【0009】
内視鏡10の挿入部11は、例えば可撓管11aの先端に湾曲部11bが連結されて、湾曲部11bの先端に連結された先端部本体11cに観察窓等が配置されたものであり、挿入部11の基端には、湾曲部11bの遠隔操作等を行うための装置が配置された操作部12が連結されている。
【0010】
弾力性筒状カバー20は、例えばシリコンゴム等のような弾力性のある材料によって、挿入部11を外部から遮蔽するように挿入部11に被覆される円筒状に形成されており、弾力性筒状カバー20の先端20aは完全に封止されている。
【0011】
したがって、弾力性筒状カバー20は基端開口以外の部分が全て塞がれた状態になっている。なお、弾力性筒状カバー20を先端が開口した単純な筒状に形成して、その先端開口をキャップ状部材などで塞いだ構成にしてもよい。
【0012】
弾力性筒状カバー20は、挿入部11の外表面にピッタリと密着する状態に被覆されるように、挿入部11の外径と略同寸法の内径寸法に形成されている。ただし、弾力性筒状カバー20の内径を挿入部11の外径より少し細く形成すれば、弾力性筒状カバー20が挿入部11を軽く締め付ける状態に取り付けられるので、挿入部11が屈曲した状態でもその表面によく密着する。
【0013】
30は、挿入部11に被覆された弾力性筒状カバー20を挿入部11から取り外すために用いられる円筒形状のカバー取り外し筒であり、その最小内径(直径)は、挿入部11の最大外径に弾力性筒状カバー20の肉厚の4倍を加えた寸法より、例えば0.2〜1mm程度大きく形成されている。
【0014】
また、カバー取り外し筒30の先端部分30aの外面は先側へ次第に細くなるテーパ状に形成されており、カバー取り外し筒30の後側半部は、指先で挟み付けて把持し易いように太く形成された把持部30bになっている。
【0015】
このように形成されたカバー取り外し筒30は、内視鏡10に対して係止されるものではないが、内視鏡10の使用に際しては、挿入部11に弾力性筒状カバー20を被覆する前に、図2に示されるように挿入部11と操作部12との連結部に装着しておく。
【0016】
このように構成された実施例の汚染防止型内視鏡を使用する際には、図3と図4に順に示されるように、弾力性筒状カバー20の先端20aを挿入部11の先端面に当接させた状態で、弾力性筒状カバー20を指先で挿入部11の基端側に繰り上げて挿入部11に被覆していく。
【0017】
そのようにすると、弾力性筒状カバー20は表裏が反転しながら挿入部11に被さっていくが、被覆前に弾力性筒状カバー20の内周面(被覆後は外周面になる面)に潤滑剤を塗布しておけば、その動作を円滑に行うことができる。ただし、挿入部11に対する弾力性筒状カバー20の被覆は他の方法によって行っても差し支えない。
【0018】
弾力性筒状カバー20が挿入部11に完全に被覆されたら、図5に示されるように、弾力性筒状カバー20の基端部分を、カバー取り外し筒30の先側半部外面に覆さるように捲りあげて、例えば緊縛糸31等でカバー取り外し筒30に固定する。ただし、その固定は接着剤その他の手段により行ってもよい。
【0019】
内視鏡10の使用が終わって、外面が汚染された弾力性筒状カバー20を挿入部11から取り外す際には、図6に示されるように、弾力性筒状カバー20の基端が固定されているカバー取り外し筒30を、挿入部11の基端側から先端側に向かって移動させる。
【0020】
図1はその状態の拡大図であり、弾力性筒状カバー20は、カバー取り外し筒30の移動に伴って捲れ返って表裏が反転した状態で挿入部11から剥がされていき、挿入部11の表面に密着している部分と挿入部11から剥がされた部分とが汚染面を挟み込む状態で擦れ合っていく。
【0021】
したがって、弾力性筒状カバー20の外周面(即ち、汚染面)に例えばシリコンオイル、グリセリン或いはキシロカインゼリーその他の潤滑剤29を予め塗布しておけば、挿入部11からの取り外し動作を円滑に行うことができる。
【0022】
このようにしてカバー取り外し筒30を挿入部11の最先端まで移動させれば、汚染面が内側になった状態で弾力性筒状カバー20が挿入部11から取り外される。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、カバー取り外し筒を挿入部の基端側から先端側に移動させることにより、弾力性筒状カバーが捲れ返って表裏が反転した状態で挿入部から剥がされるので、弾力性筒状カバーを着脱するための付加的な設備を必要とせず、しかも周囲を汚染する恐れなく弾力性筒状カバーを挿入部から容易に取り外すことができ、弾力性筒状カバーにピンホール等ができていても何ら支障なく挿入部から取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の汚染防止型内視鏡の弾力性筒状カバーが挿入部から取り外される際の状態の拡大断面図である。
【図2】本発明の実施例の汚染防止型内視鏡の弾力性筒状カバーが挿入部に取り付けられる前の状態の一部を断面で示す側面図である。
【図3】本発明の実施例の汚染防止型内視鏡の弾力性筒状カバーが挿入部に取り付けられる際の状態の一部を断面で示す側面図である。
【図4】本発明の実施例の汚染防止型内視鏡の弾力性筒状カバーが挿入部に取り付けられる際の状態の一部を断面で示す側面図である。
【図5】本発明の実施例の汚染防止型内視鏡の弾力性筒状カバーが挿入部に取り付けられた状態の一部を断面で示す側面図である。
【図6】本発明の実施例の汚染防止型内視鏡の弾力性筒状カバーが挿入部から取り外される際の状態の一部を断面で示す側面図である。
【符号の説明】
11 挿入部
20 弾力性筒状カバー
29 潤滑剤
30 カバー取り外し筒

Claims (1)

  1. 内視鏡の挿入部を外部から遮蔽するように上記挿入部に着脱自在に被覆される弾力性筒状カバーを有する汚染防止型内視鏡において、
    上記挿入部に被覆された状態の上記弾力性筒状カバーの基端部分に係止されて、上記弾力性筒状カバーの外面との間に隙間をあけて上記挿入部の先端方向に向かって移動自在なカバー取り外し筒を設け、上記カバー取り外し筒を上記挿入部の基端側から先端側に移動させることにより、上記弾力性筒状カバーが捲れ返って表裏が反転した状態で上記挿入部から剥がされるようにしたことを特徴とする汚染防止型内視鏡。
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