JP3204367U - 内視鏡用感染防止シース - Google Patents
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Abstract
【課題】内視鏡挿入部の外面と感染防止シースの内面が固着した場合でも、空気または水を送ることで固着が無くなり、容易に抜去可能となる感染防止シースを提供する。【解決手段】医療用内視鏡の挿入部16を覆う感染防止シース2において、可とう性のある薄肉チューブ21と、そのチューブ先端内腔を閉じる先端封止部材22、内視鏡挿入部16を入れる為の開口部23からなり、先端封止部材22から開口部23の間に薄肉チューブ21の内面に通じる送気・送水ポート24を有している。【選択図】図1
Description
この発明は、医療用内視鏡の挿入部を覆う感染防止シースに関する。
従来の内視鏡用感染防止シースは図2に示すように、内視鏡の挿入部を覆うように設けられたものである。
しかしながら、以上の技術によれば、内視鏡検査終了後に感染防止シースを取り外す際に、内視鏡の本体を把持する一人目の手と、紐状の部材を把持し、引く操作をする二人目の両手が必要となる。つまり、感染防止シースを抜去する為には2人以上の人手が必須となる課題があった。また、構想的にも紐をシースの内腔の最先端に紐の引っぱり力に耐えうるだけの固定機構を有する必要があり、構造的にも複雑、かつ、高価になる問題があった。また、2本の紐の分だけ感染防止シースを太く設計する必要があり、外径の太い内視鏡を挿入する事で、患者への苦痛に繋がっていた。
一方で上記先行技術の様に紐を設けない構造では、使用後に感染防止シースを取り外す際に感染防止シースの先端部を把持して取り外す事となるが、感染防止シースの内面と内視鏡挿入部外面が樹脂どうしであるため、抵抗が大きく固着した状態になる事が少なくなかった。固着した状態で無理に取り外すと、内視鏡の挿入部自体を破損してしまい、高額な修理代が必要となっていた。また、使用後の感染防止シースは菌が付着しており、グローブ越しであっても汚染部を握る事は感染を助長することにも繋がる。
そこで、この発明は、1人で感染防止シースの抜去操作が行え、かつ、外径を犠牲にせず、安価な感染防止シースを提供することを課題とする。
尚、類似の技術として内視鏡の挿入部に被せるオーバーチューブが存在するが、これらは処置具の挿入を補助する事が目的であり、構造的にも先端は封止されておらず、感染防止の効果はない。
尚、類似の技術として内視鏡の挿入部に被せるオーバーチューブが存在するが、これらは処置具の挿入を補助する事が目的であり、構造的にも先端は封止されておらず、感染防止の効果はない。
以上の課題を解決するために、感染防止シースの内視鏡挿入口とシース先端部の間に内視鏡挿入部の外面と感染防止シースの内面をシリンジ等で送気もしくは送水が可能なポートを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、内視鏡挿入部の外面と感染防止シースの内面が固着した場合でも、空気もしくは水を送る事で固着が無くなり、容易に感染防止シースが抜去可能となる。
この発明の一実施形態を、図1に示す。
感染防止シースは、樹脂性(ポリエチレン、ポリウレタン、フッ素樹脂等)の可能性のある薄肉チューブ21と、その先端を封止する形で覆う透明度の高い先端封止部材22(PET、TPX、シリコン等)、内視鏡挿入部16を入れる為の開口部23からなり、先端封止部材22と開口部33の間に、薄肉チューブ21の内面に通じる送気・送液ポート24を有している。開口部33の内腔には、内視鏡挿入部16もしくは折れ止め部15との水密・気密を保つ、シール部25が備わっている。
感染防止シースは、樹脂性(ポリエチレン、ポリウレタン、フッ素樹脂等)の可能性のある薄肉チューブ21と、その先端を封止する形で覆う透明度の高い先端封止部材22(PET、TPX、シリコン等)、内視鏡挿入部16を入れる為の開口部23からなり、先端封止部材22と開口部33の間に、薄肉チューブ21の内面に通じる送気・送液ポート24を有している。開口部33の内腔には、内視鏡挿入部16もしくは折れ止め部15との水密・気密を保つ、シール部25が備わっている。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、内視鏡検査終了後に内視鏡挿入部16と感染防止シース2が固着した際にも、シリンジ3を送気・送水ポート24に接続し、送気または送水することで、容易に固着を解除する事が出来る。また、内視鏡本体1を片手で握った状態でも、もう一方の手でその送気、送水操作が可能となり、固着が解除されているため開口部23を把持知る事で、術者一人でも感染防止シース2の抜去操作が可能となる。構造的にもシンプルであり、コストダウンにも貢献する。更に開口部23を把持することで、菌が付着した感染防止シースの先端部を手で触る事無く、感染防止シースを抜去する事が可能となり、感染の拡大を予防する効果もある。
この実施形態によれば、内視鏡検査終了後に内視鏡挿入部16と感染防止シース2が固着した際にも、シリンジ3を送気・送水ポート24に接続し、送気または送水することで、容易に固着を解除する事が出来る。また、内視鏡本体1を片手で握った状態でも、もう一方の手でその送気、送水操作が可能となり、固着が解除されているため開口部23を把持知る事で、術者一人でも感染防止シース2の抜去操作が可能となる。構造的にもシンプルであり、コストダウンにも貢献する。更に開口部23を把持することで、菌が付着した感染防止シースの先端部を手で触る事無く、感染防止シースを抜去する事が可能となり、感染の拡大を予防する効果もある。
「他の実施形態」
他の実施形態では、内視鏡挿入部を入れる為の開口部23に内視鏡挿入部16もしくは折れ止め部15と気密、水密性を保つためのシール構造25を設けたものでも良い。また、開口部23と送気・送水ポート24を一体としたものでもよく、薄肉チューブ21自体に気密、水密性を保つためのシール構造25を設けた物でも構わない。シール性能は完全なシール能力が必要ではなく、薄肉チューブ21の内径と内視鏡挿入部16の外径、もしくは折れ止め部15との外径とのクリアランスを0.1mmから2mm程度とするレベルでも充分に機能する。
他の実施形態では、内視鏡挿入部を入れる為の開口部23に内視鏡挿入部16もしくは折れ止め部15と気密、水密性を保つためのシール構造25を設けたものでも良い。また、開口部23と送気・送水ポート24を一体としたものでもよく、薄肉チューブ21自体に気密、水密性を保つためのシール構造25を設けた物でも構わない。シール性能は完全なシール能力が必要ではなく、薄肉チューブ21の内径と内視鏡挿入部16の外径、もしくは折れ止め部15との外径とのクリアランスを0.1mmから2mm程度とするレベルでも充分に機能する。
1・・・内視鏡本体
2・・・感染防止シース
3・・・送気・送液用シリンジ
11・・・内視鏡本体
12・・・光源
13・・・接眼部
14・・・挿入部
15・・・折れ止め部
16・・・内視鏡挿入部
21・・・可能性薄肉チューブ
22・・・先端封止部材
23・・・開口部
24・・・送気・送液ポート
25・・・シール部
2・・・感染防止シース
3・・・送気・送液用シリンジ
11・・・内視鏡本体
12・・・光源
13・・・接眼部
14・・・挿入部
15・・・折れ止め部
16・・・内視鏡挿入部
21・・・可能性薄肉チューブ
22・・・先端封止部材
23・・・開口部
24・・・送気・送液ポート
25・・・シール部
Claims (2)
- 医療用内視鏡の挿入部を覆う感染防止シースにおいて、可能性のある薄肉チューブと、そのチューブ先端内腔を閉じる先端封止部材、内視鏡挿入部を入れる為の開口部からなり、先端封止部材から開口部の間に薄肉チューブの内面に通じる送気・送水ポートを有していることを特徴とする。
- 感染防止シースの内腔と内視鏡挿入部の外面もしくは折れ止め部との外面との気密、水密効果を有するシール機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の感染防止シース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016000519U JP3204367U (ja) | 2016-02-04 | 2016-02-04 | 内視鏡用感染防止シース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016000519U JP3204367U (ja) | 2016-02-04 | 2016-02-04 | 内視鏡用感染防止シース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3204367U true JP3204367U (ja) | 2016-06-02 |
Family
ID=56089899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016000519U Expired - Fee Related JP3204367U (ja) | 2016-02-04 | 2016-02-04 | 内視鏡用感染防止シース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3204367U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022181200A1 (ja) * | 2021-02-25 | 2022-09-01 | 富士フイルム株式会社 | 医療器具用案内装置及び内視鏡装置 |
-
2016
- 2016-02-04 JP JP2016000519U patent/JP3204367U/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
WO2022181200A1 (ja) * | 2021-02-25 | 2022-09-01 | 富士フイルム株式会社 | 医療器具用案内装置及び内視鏡装置 |
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