JPH11318816A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH11318816A
JPH11318816A JP10133213A JP13321398A JPH11318816A JP H11318816 A JPH11318816 A JP H11318816A JP 10133213 A JP10133213 A JP 10133213A JP 13321398 A JP13321398 A JP 13321398A JP H11318816 A JPH11318816 A JP H11318816A
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JP
Japan
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endoscope
prevention member
curved
rupture prevention
rupture
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JP10133213A
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English (en)
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Yousuke Yoshimoto
羊介 吉本
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】陰圧工程を有するETOガスやオートクレーブ
等の滅菌時に湾曲部の外皮の破裂および内視鏡内部への
水蒸気の侵入を防止できるとともに、破裂防止部材の付
け忘れや紛失および破裂防止部材装着時の湾曲部の損傷
を防止できる内視鏡の提供を目的としている。 【解決手段】本発明は、湾曲動作可能な湾曲部6bを有
する挿入部6を備えた内視鏡1において、湾曲部6bに
被装されることにより湾曲部6bの外皮の膨張を規制し
て外皮の破裂を防止する破裂防止部材12を有し、破裂
防止部材12は、挿入部6から離脱しないように設けら
れるとともに、挿入部6の基端側と湾曲部6bとの間で
移動可能であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、医療用内視鏡は、操作部と、操
作部に連結され且つ生体内に挿入される挿入部とによっ
てその本体が構成されている。挿入部は、例えば長尺な
可撓管部と、可撓管部に連結され且つ操作部に設けられ
た例えば湾曲操作ノブの回動操作によって湾曲動作され
る湾曲部とを有している。また、湾曲部は、例えば湾曲
管から成る本体の外周にゴム状の外皮が被覆されて構成
されている。
【0003】また、医療用内視鏡は使用後に洗浄消毒さ
れる。そのため、一般に、医療用内視鏡は、洗滌液や消
毒液に浸漬できるように水密構造になっている。また、
医療用内視鏡は、使用後に滅菌用のチャンバ内でETO
ガスやオートクレーブ等により滅菌される場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ETOガス
やオートクレーブによる滅菌では、滅菌用のチャンバ内
を陰圧にする工程がある。したがって、ETOガスやオ
ートクレーブによって内視鏡を滅菌する場合に、水密構
造の内視鏡をそのままチャンバ内に入れてしまうと、陰
圧工程により内視鏡内の圧力が相対的に増加し、湾曲部
の外皮が膨張して破裂する虞がある。したがって、この
ような事態が生じないよう、内視鏡に通気口金を設け
て、チャンバ内に内視鏡を入れる前に通気口金を開放し
て内視鏡の内外を連通させることが一般的に行なわれ
る。しかし、このような手法は、ETOガスによる滅菌
時には効果を発揮するが、オートクレーブによる滅菌時
においては、通気口金を通じて水蒸気が内視鏡の内部に
大量に侵入する結果となるため、内視鏡の耐性を著しく
低下させてしまう。
【0005】一方、実公昭63−37921号公報で
は、内視鏡の挿入部に破裂防止管体を被装することによ
り、滅菌用のチャンバ内が急激に陰圧になった場合で
も、湾曲部の外皮が膨張して破裂しないようにしてい
る。この方法によれば、オートクレーブによって内視鏡
を滅菌しても、内視鏡の内部に大量の水蒸気が侵入する
ことがない。
【0006】しかし、前記公報による手法では、内視鏡
とは別体の破裂防止管体を内視鏡の挿入部の先端側から
被装して取り付けるため、破裂防止管体を付け忘れたり
紛失したりするといった問題がある。また、破裂防止管
体を挿入部の先端側から被装して取り付ける際に、破裂
防止管体の弾性体からなる止口(前記公報の第4図参
照)が湾曲部の外皮をしごくため、これによって外皮が
痛んでしまうという問題がある。
【0007】本発明は前記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、陰圧工程を有するE
TOガスやオートクレーブ等の滅菌時に湾曲部の外皮の
破裂および内視鏡内部への水蒸気の侵入を防止できると
ともに、破裂防止部材の付け忘れや紛失および破裂防止
部材装着時の湾曲部の損傷を防止できる内視鏡を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、湾曲動作可能な湾曲部を有する挿入部を
備えた内視鏡において、前記湾曲部に被装されることに
より湾曲部の外皮の膨張を規制して外皮の破裂を防止す
る破裂防止部材を有し、前記破裂防止部材は、挿入部か
ら離脱しないように設けられるとともに、挿入部の基端
側と湾曲部との間で移動可能であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施形態について説明する。図1〜図3は本発明の第1
の実施形態を示している。図1に示すように、本実施形
態の内視鏡1は、操作部5と、操作部5に連結された長
尺の挿入部6とからその本体が構成されている。また、
内視鏡1は、その内部が外部に対して水密状態に維持さ
れている(水密構造を成している)。操作部5にはユニ
バーサルコード7が接続され、ユニバーサルコード7の
先端には光源装置2に接続される光源コネクタ30が設
けられている。また、光源コネクタ30には接続ケーブ
ル33が接続されており、この接続ケーブル33の先端
にはビデオプロセッサ3に接続される電気コネクタ34
が設けられている。なお、ビデオプロセッサ3にはリモ
ートスイッチ4が着脱自在に接続されており、各種の遠
隔操作を行なうことができるようになっている。
【0010】図2の(a)に示されるように、挿入部6
は、硬性パイプから成る長尺の挿入部本体6aと、挿入
部本体6aの先端に連結され且つ操作部5に設けられた
アングルレバー10の回動操作によって湾曲動作される
湾曲部6bと、湾曲部6bの先端に設けられた先端硬質
部6cとから成る。なお、アングルレバー10は、操作
部5に設けられたアングルロックレバー11よって任意
の回動角度に固定されるようになっている。すなわち、
このアングルロックレバー11によって湾曲部6bの湾
曲角度を任意の角度に保持できる。
【0011】先端硬質部6cには、図示しない対物レン
ズと、この対物レンズの後方に配置されたCCD等の固
体撮像素子(図示せず)とが内蔵されている。固体撮像
素子用の信号ケーブルは、ユニバーサルコード7および
接続ケーブル33を介して、ビデオプロセッサ3に接続
される。また、先端硬質部6cには、図示しない照明レ
ンズとライトガイドファイバ(図示せず)の先端部とが
配置されている。光源装置2からの照明光をライトガイ
ドファイバによって伝送して挿入部6の先端から照射で
きるように、ライトガイドファイバはユニバーサルコー
ド7を介して光源装置2に接続される。
【0012】また、挿入部6(挿入部本体6a)の基端
部外周には、湾曲部6bの後述する湾曲ゴム18(図3
参照)の破裂を防止する管状の破裂防止部材12が着脱
自在に装着されている。この破裂防止部材12は、耐熱
性を有するポリサルフォン、PEEK、PPS等のプラ
スチックによって形成されている。
【0013】図2の(b)に詳しく示されるように、挿
入部本体6aに対する破裂防止部材12の装着は凹凸係
合によって行なわれる。すなわち、破裂防止部材12の
基端部内面には環状の凹部13が形成されており、この
凹部13は挿入部本体6aの基端外周面に形成された環
状の凸部14と係合できるようになっている。なお、破
裂防止部材12には、その基端縁から軸方向に沿って所
定の長さのすり割り15が形成されている。このすり割
り15は、破裂防止部材12の基端側の内径の拡大を可
能とし、凹部13と凸部14との係脱を容易にする。す
なわち、すり割り15の存在によって、挿入部本体6a
に対する破裂防止部材12の装着および取り外しが容易
となる。また、破裂防止部材12の長さは、少なくとも
湾曲部6bの長さをカバーできるように設定されてい
る。
【0014】図3は破裂防止部材12を湾曲部6bに装
着した状態を示している。図示のように、湾曲部6bに
対する破裂防止部材12の装着も凹凸係合によって行な
われる。すなわち、破裂防止部材12の基端部内面に形
成された前記凹部13は、湾曲部6bと挿入部本体6a
とを接続する接続口金20の基端外周面に形成された環
状の凸部23と係合できるようになっている。
【0015】なお、湾曲部6bは、複数の湾曲駒16…
をリベット32を介して回動可能に連結して成る本体
と、この本体の外周に被装されたブレード17と、ブレ
ードの外周に被覆された湾曲ゴム(外皮)18とから成
る。湾曲ゴム18の先端部内面には、凸部を形成するよ
うに環状のゴム部材19Aが接着固定されている。ま
た、湾曲ゴム18の基端部内面には、凸部を形成するよ
うに環状のゴム部材19Bが接着固定されている。先端
側のゴム部材19Aは、先端硬質部6cの外周面に形成
された環状の凹部21Aに係合固定され、また、基端側
のゴム部材19Bは、接続口金20の外周面に形成され
た環状の凹部21Bに係合固定されている。また、ゴム
部材19A,19Bと凹部21A,21Bとの係合状態
は、これら係合部を外側から覆うように被着された熱収
縮チューブ22によって強固に保持されている。
【0016】また、上記構成において、ゴム部材19
A,19Bは湾曲ゴム18に対して接着により固定され
ているが、溶剤による固定、あるいは、熱融着や超音波
溶着によって固定されても良い。また、湾曲ゴム18と
ゴム部材19A,19Bとを熱融着によって固定する場
合には、両方のゴム18,19A(19B)をポリウレ
タンによって形成しても良い。このように、湾曲ゴム1
8と別体であるゴム部材19A,19Bを湾曲ゴム18
に後から取付ける構成では、湾曲ゴム18の製作におい
てアンダーカットが形成されず、湾曲ゴム18の成形が
容易となる。
【0017】上記構成の内視鏡1は、通常の観察や医療
処置に使用される場合には、図2に示すように破裂防止
部材12が挿入部6(挿入部本体6a)の基端側に固定
される。そして、内視鏡1を洗浄してETOガスもしく
はオートクレーブによって滅菌する場合には、破裂防止
部材12の凹部13と挿入部本体6aの凸部14との係
合を解除して破裂防止部材12を挿入部本体6aから取
り外すとともに、破裂防止部材12を挿入部6に沿って
先端側へスライドさせて破裂防止部材12の凹部13を
接続口金20の凸部23に係合させる(図3参照)。こ
れにより、湾曲部6bは、その全体が破裂防止部材12
によって覆われる。この状態で、内視鏡1をオートクレ
ーブもしくはETOガス滅菌用のチャンバ内に導入し、
オートクレーブもしくはETOガスによる滅菌を行な
う。
【0018】オートクレーブもしくはETOガスによる
滅菌工程ではチャンバ内が陰圧に設定されるが、内視鏡
1は、湾曲部6bが破裂防止部材12によって覆われて
いるため、陰圧による湾曲ゴム18の膨張が規制されて
湾曲ゴム18の破裂が防止される。なお、滅菌が終了し
たら、次の使用に備えて、破裂防止部材12を再び挿入
部6の基端側へずらして挿入部本体6aに装着固定すれ
ば良い。
【0019】以上説明したように、本実施形態の内視鏡
1は、湾曲ゴム18の膨張を規制して破裂を防止する破
裂防止部材12が挿入部6の基端側に常時一体的に取り
付けられており、必要に応じて破裂防止部材12を湾曲
部6a側に移動させて装着できるように構成されてい
る。
【0020】このように、破裂防止部材12が挿入部6
と一体的に設けられていれば、破裂防止部材12を紛失
してしまうことがなく、また、オートクレーブやETO
ガスによる滅菌時に破裂防止部材12を湾曲部6bに装
着し忘れる可能性も低くなる。
【0021】また、オートクレーブやETOガスによる
滅菌時に破裂防止部材12を湾曲部6bに装着すれば、
破裂防止部材12によって陰圧による湾曲ゴム18の膨
張を規制して湾曲ゴム18の破裂を防止することができ
る。また、内視鏡1の内部を水密状態に保持した状態で
滅菌を行なうことができるため、オートクレーブの際に
水蒸気が内視鏡1の内部に侵入することもない。したが
って、内視鏡1の内蔵物を劣化させることもない。
【0022】また、湾曲部6bに対する破裂防止部材1
2の装着は、破裂防止部材12の基端部に形成された凹
部13を接続口金20の凸部23に係合させることによ
り成されるため、すなわち、湾曲部6bの湾曲ゴム18
に破裂防止部材12の係止部が触れることなく破裂防止
部材12の装着を行なえるため、破裂防止部材12によ
って湾曲ゴム18にダメージを与えてしまうこともな
い。
【0023】図4は、湾曲ゴム18の基端側と接続口金
20との固定形態の第1の変形例を示している。図示の
ように、湾曲ゴム18の基端部内面に設けられた環状の
ゴム部材19Bは楔状に形成されており、このゴム部材
19Bは、接続口金20の外周面に形成され且つゴム部
材19Bの楔形状に対応する形状を有する環状の凹部2
1Bに係止されている。また、湾曲ゴム18の基端部外
周面には、湾曲ゴム18に被着される熱収縮チューブ2
2のずれを防止する環状の突起40が設けられている。
【0024】このような構成によれば、湾曲ゴム18を
接続口金20に対して楔係合により強固に固定すること
ができ、また、突起40の存在によって湾曲ゴム18に
対する熱収縮チューブ22のずれを確実に防止すること
ができる。なお、このような固定形態は、湾曲ゴム18
の先端側と先端硬質部6cとの間にも適用することがで
きる。
【0025】図5は、湾曲ゴム18の基端側と接続口金
20との固定形態の第2の変形例を示している。図示の
ように、湾曲ゴム18のゴム部材19Bが係合する接続
口金20の凹部21Bの先端側には、凸部41が設けら
れている。この構成によれば、接続口金20に対する湾
曲ゴム18のずれが凸部41によって防止される。な
お、このような固定形態は、湾曲ゴム18の先端側と先
端硬質部6cとの間にも適用することができる。
【0026】図6は、湾曲ゴム18の先端側と先端硬質
部6cとの固定形態の変形例を示している。前述した第
1の実施形態では、湾曲ゴム18の先端部内面に環状の
ゴム部材19Aが設けられ(湾曲ゴム18の内面全周に
わたって凸部が形成され)、先端硬質部6cの外面全周
にわたって環状の凹部21Aが形成されていたが、この
変形例では、先端硬質部6cの外面の2ヶ所に凹部21
A,21Aが形成され、これら凹部21A,21Aと係
合する2つの凸部19A,19A(ゴムによって形成さ
れている)が湾曲ゴム18の内面に設けられている。
【0027】図7の(a)は本発明の第2の実施形態を
示している。本実施形態の内視鏡は、挿入部本体6aお
よび湾曲部6bに対する破裂防止部材12の係合形態の
みが第1の実施形態と異なる。すなわち、本実施形態で
は、破裂防止部材12がプラスチック等によって形成さ
れ、破裂防止部材12の基端部内面に磁性金属体49が
取り付けられている。また、湾曲部6bよりも基端側の
挿入部6の部位、例えば接続口金20の外周面には磁石
50が設けられている。さらに、挿入部本体6aの基端
外周面にも磁石51が設けられている。
【0028】このような構成によれば、磁性金属体49
が磁石50,51に吸着されることにより破裂防止部材
12が挿入部本体6aおよび湾曲部6bに装着される。
したがって、破裂防止部材12の装着作業が容易である
という利点がある。
【0029】図7の(b)は本発明の第3の実施形態を
示している。本実施形態の内視鏡も、挿入部本体6aお
よび湾曲部6bに対する破裂防止部材12の係合形態の
みが第1の実施形態と異なる。すなわち、本実施形態で
は、まず、破裂防止部材12の基端部外面に環状の突起
52が形成されており、この突起52は操作部5の内面
に形成された環状の凹部53と係合し得るようになって
いる。また、破裂防止部材12の基端部内面には環状の
凹部54が形成されており、この凹部54は、湾曲部6
bよりも基端側の挿入部6の太径部位、例えば接続口金
20の外周面に形成された環状の凸部55と係合し得る
ようになっている。さらに、凸部55と凹部54との係
脱を破裂防止部材12の回転によって行なえるように、
破裂防止部材12の基端部内面には所定の湾曲形状を有
するカム面を形成する係合凸部57が形成され、また、
湾曲部6bよりも基端側の挿入部6の太径部位、例えば
接続口金20の基端縁は係合凸部57と同一形状のカム
面56を形成している。
【0030】上記構成では、破裂防止部材12を挿入部
6(挿入部本体6a)の基端側に配置する場合には、破
裂防止部材12の突起52を操作部6側の凹部53に係
合させれば良い。また、その状態から破裂防止部材12
を湾曲部6bに装着する場合には、破裂防止部材を12
を挿入部6に沿って先端側へスライドさせて凸部57を
カム面56に突き当てるとともに、破裂防止部材12を
回転させれば良い。破裂防止部材12を回転させて凸部
57とカム面56とが噛み合えば、凸部55と凹部54
とが係合し、破裂防止部材12が湾曲部6bに装着され
る。なお、破裂防止部材12を湾曲部6bから取り外す
場合には、破裂防止部材12を回転させて、凸部55と
凹部54との係合を解除すれば良い。
【0031】このように、本実施形態の構成によれば、
破裂防止部材12の取付け取り外しが簡単になる。な
お、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であ
る。例えば、破裂防止部材12を湾曲部6bや挿入部本
体6aに固定する方法が係合固定でなく摩擦固定であっ
ても良く、また、挿入部本体6aが硬性ではなく軟性で
あっても良い。
【0032】また、以上説明したきた技術内容によれ
ば、以下に示すような各種の構成が得られる。 1.湾曲動作可能な湾曲部を有する挿入部を備えた内視
鏡において、前記湾曲部に被装されることにより湾曲部
の外皮の膨張を規制して外皮の破裂を防止する破裂防止
部材を有し、前記破裂防止部材は、挿入部から離脱しな
いように設けられるとともに、挿入部の基端側と湾曲部
との間で移動可能であることを特徴とする内視鏡。
【0033】2.前記破裂防止部材は、内視鏡滅菌時の
陰圧雰囲気で湾曲部の外皮が膨張して破裂することを防
止することを特徴とする第1項に記載の内視鏡。 3.その内部が外部に対して水密に保持されていること
を特徴とする第1項に記載の内視鏡。 4.前記破裂防止部材は、湾曲部の全長をほぼカバーす
る長さに設定されていることを特徴とする第1項に記載
の内視鏡。
【0034】5.前記破裂防止部材を湾曲部および挿入
部の基端部に対して着脱自在に固定する固定手段が設け
られていることを特徴とする第1項に記載の内視鏡。 6.前記固定手段は、湾曲部よりも基端側の挿入部の部
位に設けられていることを特徴とする第5項に記載の内
視鏡。
【0035】7.前記固定手段は、破裂防止部材を湾曲
部および挿入部の基端部に対して凹凸係合によって固定
することを特徴とする第5項に記載の内視鏡。 8.前記固定手段は、破裂防止部材を湾曲部および挿入
部の基端部に対して磁力によって固定することを特徴と
する第5項に記載の内視鏡。 9.前記固定手段は、破裂防止部材を湾曲部および挿入
部の基端部に対して摩擦力によって固定することを特徴
とする第5項に記載の内視鏡。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内視鏡に
よれば、陰圧工程を有するETOガスやオートクレーブ
等の滅菌時に湾曲部の外皮の破裂および内視鏡内部への
水蒸気の侵入を防止できるとともに、破裂防止部材の付
け忘れや紛失および破裂防止部材装着時の湾曲部の損傷
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内視鏡を有する内視鏡システムの斜視
図である。
【図2】(a)は本発明の第1の実施形態に係る内視鏡
の斜視図、(b)は(a)の内視鏡の要部断面図であ
り、破裂防止部材を挿入部の基端側に装着した状態を示
す図である。
【図3】図2の内視鏡において、破裂防止部材を湾曲部
に装着した状態を示す断面図である。
【図4】湾曲ゴムと接続口金との固定形態の第1の変形
例を示す断面図である。
【図5】湾曲ゴムと接続口金との固定形態の第2の変形
例を示す断面図である。
【図6】湾曲ゴムと先端硬質部との固定形態の変形例を
示す斜視図である。
【図7】(a)は本発明の第2の実施形態に係る内視鏡
の一部断面を付した側面図、(b)は本発明の第3の実
施形態に係る内視鏡の一部断面を付した側面図である。
【符号の説明】
1…内視鏡 6…挿入部 6b…湾曲部 12…破裂防止部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲動作可能な湾曲部を有する挿入部を
    備えた内視鏡において、 前記湾曲部に被装されることにより湾曲部の外皮の膨張
    を規制して外皮の破裂を防止する破裂防止部材を有し、 前記破裂防止部材は、挿入部から離脱しないように設け
    られるとともに、挿入部の基端側と湾曲部との間で移動
    可能であることを特徴とする内視鏡。
JP10133213A 1998-05-15 1998-05-15 内視鏡 Pending JPH11318816A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159854A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Pentax Corp 挿入部および内視鏡
JP2010179153A (ja) * 2010-05-14 2010-08-19 Fujifilm Corp 内視鏡の挿入部の製造方法
WO2012008492A1 (ja) 2010-07-13 2012-01-19 株式会社テレシステムズ X線断層像撮影装置
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