JP2003102670A - 内視鏡カバー - Google Patents

内視鏡カバー

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JP2003102670A
JP2003102670A JP2001300474A JP2001300474A JP2003102670A JP 2003102670 A JP2003102670 A JP 2003102670A JP 2001300474 A JP2001300474 A JP 2001300474A JP 2001300474 A JP2001300474 A JP 2001300474A JP 2003102670 A JP2003102670 A JP 2003102670A
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JP2001300474A
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Naotake Mimori
尚武 三森
Haruo Akiba
治男 秋庭
Hiroyuki Arai
博之 荒井
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Fujinon Corp
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、内視鏡カバーを硬質カバーと軟質カ
バーとで構成し、軟質カバーを硬質カバーに向けて引っ
張り込んで連結することにより、カバー部材以外に大が
かりな部品を必要としないで、内視鏡操作部及び内視鏡
挿入部を確実に被覆することが可能な内視鏡カバーを提
供する。 【解決手段】本発明の内視鏡カバー10によれば、手元
操作部16を硬質カバー30で被覆し、挿入部18を軟
質カバー32で被覆する。次に、連結環52を硬質カバ
ー30に向けて引っ張り込んで、すなわち、軟質カバー
32を軸方向に弾性変成させて、連結環52の係合部5
4を硬質カバー30の係合部48に係合させる。これに
より、硬質カバー30と軟質カバー32とが連結され、
カバー式内視鏡14が内視鏡カバー10によって被覆さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡カバーに係
り、特に内視鏡手元操作及び内視鏡挿入部を被覆する内
視鏡カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、医療分野で使用される内視鏡
は、感染症等を防止するために、使用後は洗浄・消毒・
滅菌処理が施されるが、特に体内に挿入される内視鏡挿
入部には、送気・送水管路や処置具チャンネル等の小径
管路が設けられているため、これらの小径管路を含む内
視鏡全体を完全に洗浄・消毒・滅菌するには非常に手間
がかかる。
【0003】そこで、実開昭62−18101号公報に
は、内視鏡挿入部を使用時に内視鏡カバーで被覆し、使
用後にこの内視鏡カバーを内視鏡挿入部から剥ぎ取るこ
とにより、洗浄・消毒・滅菌処理を簡略化したカバー式
内視鏡が提案されている。
【0004】しかし、実開昭62−18101号公報の
内視鏡カバーは、術者が把持して操作する内視鏡操作部
は被覆されておらず露出しているため、この内視鏡操作
部を洗浄せざるを得ず、簡略化の点で満足のいくもので
はなかった。
【0005】そこで、例えば、特開平5−130968
号公報では内視鏡操作部を被覆するカバーが開示され、
実開平6−68708号公報には複数のカバー部材を重
ね合わせて内視鏡全体を被覆するものや、更に、実開平
6−66602号公報には、複数のカバー部材のうち、
内視鏡操作部を被覆するカバーを硬質に形成することで
操作性の向上を図った内視鏡カバーが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内視鏡
全体を被覆する前記従来の内視鏡カバーは、カバー部材
と内視鏡との固定が不十分であったり、固定するために
カバー部材とは別の大がかりな部品が必要であったり、
若しくは内視鏡本体にそれぞれのカバー部材を直接固定
するしかなかった。
【0007】固定が不十分である場合は、術者が把持し
たカバー部材から内視鏡操作部がずれるので、操作性が
悪化するという欠点があった。また、大がかりな別部品
を用いることは内視鏡の大型化につながり、操作性の悪
化を招くだけではなく、使い捨てが前提の内視鏡カバー
のコストアップを招くという欠点があった。更に、操作
部に何らかの方法で各カバーをそれぞれ別々に直接固定
することは、例えばカバーを取り外す際に、汚染された
カバーと内視鏡との間に貫通孔が形成されていると、貫
通孔を介して内視鏡が汚染される場合がある。また、き
っちりしたはめあいで操作部に固定すると、軟性カバー
の場合は密着性がよすぎるため、実開平6−58901
号公報に開示されているような大がかりなカバー膨張装
置が必要となるし、硬質カバーの場合はローコストで形
成したいカバー部材の形状を操作部に合わせること自体
が困難であった。
【0008】また、実開平6−61201号公報に開示
されているように、カバー部材の硬度を軸方向に変える
ことで、内視鏡軟性部の硬さ(可撓性)を変化させ挿通
性を高めることも提案されているが、コストが高くなる
という欠点があった。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、カバー部材以外に大がかりな部品を必要とし
ないで、内視鏡操作部及び内視鏡挿入部を確実に被覆す
ることが可能な内視鏡カバーを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、内視鏡操作部のうち、少なくとも内視鏡
把持部を被覆し、内視鏡操作部に対する突当面が形成さ
れた硬質カバーと、内視鏡挿入部を被覆し、内視鏡挿入
部側先端部に設けられた観察窓及び照明窓に対設する部
分が透明部材で形成され、又は観察窓及び照明窓に対設
する部分が開口され、該開口部を内視鏡挿入部先端に係
止する手段を有し、内視鏡操作部側基端部に硬質部材が
結合された、弾性部材で形成したチューブ状の軟質カバ
ーと、前記軟質カバーの硬質部材を硬質カバーに対して
引っ張り込んで連結する連結手段と、を備え、前記連結
手段によって硬質部材を硬質カバーに連結することによ
り、軟質カバーの張力を反力として、硬質カバーの前記
突当面を内視鏡操作部に押圧させて固定されることを特
徴としている。
【0011】請求項1に記載の内視鏡カバーによれば、
内視鏡操作部を硬質カバーで被覆し、内視鏡挿入部を軟
質カバーで被覆した後、連結手段によって軟質カバーの
硬質部材を硬質カバーに対して引っ張り込んで、硬質カ
バーと軟質カバーとを連結する。したがって、カバー部
材以外に大がかりな部品を必要としないで、内視鏡操作
部及び内視鏡挿入部を確実に被覆できる。このとき、硬
質カバーは、引っ張り張力の反力を受けて突当面が内視
鏡操作部側に押圧されることにより固定される。よっ
て、本発明によれば、前記突当面以外の部分の操作部と
のマッチングを考慮する必要がないので、簡略な構造で
構成できる。また、軟性カバーは、引っ張り張力によっ
て径方向に収縮され、内視鏡挿入部に密着するので、カ
バー部材自体は挿入部よりも大径に形成することが可能
になり、内視鏡挿入部の挿抜が容易になる。
【0012】請求項2に記載の内視鏡カバーによれば、
連結手段による軟質カバーの張力を調整することで挿入
部の可撓性(硬度)を調整できるので、特にカバー部材
の硬度を変化させるという細工を加えなくても術者の好
みの可撓性を得ることができる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、軟質カバ
ーと硬質カバーとの連結部に、水密を確保するシール部
材を設けたので、内視鏡の汚染を確実に防止できる。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、前記突当
面は、内視鏡操作部に設けられた処置具挿入口部、ライ
トガイド軟性部、湾曲操作機構部、鉗子起立機構部、又
は内視鏡操作部基端部のうち少なくといずれか一つに押
圧される。よって、突当面に付き当てられる部分を、内
視鏡操作部に別途設ける必要がない。
【0015】請求項5に記載の内視鏡カバーによれば、
破損防止の規制手段を有しているので、軟質カバーや硬
質カバー、更に内視鏡の破損を防止できる。これは、挿
入部の可撓性調整時に便利である。
【0016】請求項6に記載の内視鏡カバーによれば、
硬質カバーにライトガイド軟性部、湾曲操作機構部、又
は鉗子起立機構部を挿通するための貫通孔が形成され、
硬質カバーは、その貫通孔を分割するように二つ割り構
造で構成されている。これにより、内視鏡操作部に対す
る硬質カバーの装着が容易になる。また、二つ割りされ
た硬質カバー同士の接合面にはシール部が配置されてい
るので水密を保持できる。
【0017】汚染度の大きい軟質カバーは焼却可能と
し、汚染度の低い硬質カバーはオートクレーブ滅菌可能
でかつリサイクル可能な部品で構成することにより環境
問題にも対応できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る内視鏡カバーの好ましい実施の形態について詳説す
る。
【0019】図1は、第1の実施の形態の内視鏡カバー
10で内視鏡12を被覆したカバー式内視鏡14の断面
模式図を示している。
【0020】カバー用内視鏡12は、術者が把持する把
持部15が形成された手元操作部(把持部を含む)16
を備え、この手元操作部16に挿入部18と、図示しな
い照明装置等に接続されるライトガイド軟性部(ユニバ
ーサルケーブル)20とが連結されている。
【0021】挿入部18は軟性部18A、アングル部1
8B、及び先端硬質部18Cで構成され、大半が軟性部
18Aで構成されている。そして、この軟性部18Aの
先端にアングル部18Bが形成され、さらにそのアング
ル部18Bの先端に先端硬質部18Cが形成されてい
る。
【0022】アングル部18Bは、先端硬質部18Cを
所望の方向に向けるためのものであり、そのアングル操
作は手元操作部16に設けられた、図1上二点鎖線で示
すアングルつまみ(湾曲操作機構部)22を回動操作す
ることによって行われる。
【0023】先端硬質部18Cの先端面19には、観察
窓24と照明窓26とが所定の位置に配置されている。
観察窓24の内側には、図示しないCCD(固体撮像素
子)が配置され、このCCDによって体内の被観察像が
撮像される。また、照明窓26には、それぞれ図示しな
いライトガイドが接続され、このライトガイドによって
伝送された照明光が照明窓26から照射される。
【0024】ライトガイド軟性部20には、先端硬質部
18Cの照明窓26に照明光を伝送するためのライトガ
イド、CCDからの電気信号を伝送するための信号ケー
ブル等が挿通されている。ライトガイドは、図示しない
光源装置に接続され、この光源装置からの照明光を先端
硬質部18Cの照明窓26に伝送する。信号ケーブルは
図示しないプロセッサに接続され、このプロセッサにC
CDからの電気信号を伝送する。プロセッサは入力され
た電気信号を映像信号に処理し、図示しないモニタに出
力する。これにより、CCDで撮像された体腔内の被観
察像がモニタ上に拡大表示される。
【0025】内視鏡カバー10は、把持部15を含む内
視鏡操作部16全体を被覆する硬質カバー30と、内視
鏡挿入部18全体を被覆する軟質カバー32とから構成
される。
【0026】硬質カバー30は、軟質カバー32の材質
(ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリ
コンゴム、又はフッ素ゴム)よりも硬質の材質〔変性P
PO(変性ポリフェニレンオキサイド)、PSU(ポリ
サルフォン)、PEEK(ポリエーテルエーテルケト
ン)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PET
(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレ
ンテレフタレート)、ABS(アクリロニトリルブタジ
エンスチレン)、PC(ポリカーボネイト)、PAI
(ポリエーテルイミド)、又はPPSU(ポリフェニル
サルフォン)〕によって製造されている。
【0027】また、硬質カバー30は図1、図2に示す
ように、内視鏡手元操作部16の基端部17に押圧され
る突当面31が形成される。なお、突当面31は、内視
鏡手元操作部16の基端部17に当接される面に限定さ
れるものではなく、内視鏡操作部16に設けられたライ
トガイド軟性部20、又はアングルつまみ22に当接さ
れる面を突当面としてもよい。また、手元操作部に処置
具挿入口部が形成された内視鏡の場合には、その処置具
挿入口部や鉗子起立機構部に当接される面を突当面とし
てもよい。
【0028】硬質カバー30は、図3に示すようにライ
トガイド軟性部20を挿通するための貫通孔34が形成
される。この貫通孔34は図1〜図4の如く、硬質カバ
ー30の側部に膨出部35を形成することで、形成され
ている。また、硬質カバー30は、図4に示すように貫
通孔34を分割するように、本体部36と開放部38と
からなる二つ割り構造で構成されている。開放部38
は、本体部36にヒンジ部37を介して連結されて開放
可能になっており、開放された時に、手元操作部16が
本体部36側に収納される。この後、開放部38が閉じ
られることにより、手元操作部16全体が硬質カバー3
0に収納される。
【0029】さらに、本体部36と開放部38との接合
面にはシール部40が本体部36に取り付けられるとと
もに、貫通孔34を囲んでライトガイド軟性部20に密
着する半円弧状のシール部42が本体部36側に、半円
弧状のシール部44が開放部38にそれぞれ取り付けら
れている。開放部38が閉じられると、シール部40、
42、44によって硬質カバー30の水密が保持され
る。なお、アングルつまみ22を操作するための貫通孔
が硬質カバー30に形成されている場合には、その貫通
孔を分割するように硬質カバー30を二つ割り構造にし
てもよい。また、手元操作部に鉗子起立機構部が設けら
れた内視鏡の場合であって、鉗子起立機構部を操作する
ための貫通孔が硬質カバー30に形成されている場合に
は、その貫通孔を分割するように硬質カバー30を二つ
割り構造にしてもよい。
【0030】図3に示す硬質カバー30の挿入部18側
開口端46の外周部には、突条の係合部48が形成され
る。この係合部48は、図1の如く軟質カバー32の手
元操作部16側開口端50に連結された、金属製又はプ
ラスチック製の連結環(硬質部材)52の係合部54に
係合される。これにより、硬質カバー30と軟質カバー
32とが連結されて、手元操作部16及び挿入部18と
が内視鏡カバー10によって被覆される。
【0031】また、図1、図2の如く、硬質カバー30
の開口端46の周縁部が付き当てられる連結環52の端
面53には、リンク状シール部材56が取り付けられて
いるので、硬質カバー30と軟質カバー32との連結部
の水密性が確保されている。
【0032】軟質カバー32はチューブ状に形成され、
図1の如く先端硬質部18Cの観察窓24及び照明窓2
6に対向する先端部58が透明部材で形成されている。
なお、透明部材で先端部58を閉塞することなく、観察
窓24及び照明窓26に対設する部分を開口し、この開
口部を先端硬質部18Cに係止する係止部(係止手段)
を軟質カバー32に形成してもよい。
【0033】次に、前記の如く構成された内視鏡カバー
10の被覆方法について説明する。
【0034】まず、内視鏡操作部16を前述の如く硬質
カバー30で被覆し、内視鏡挿入部18を軟質カバー3
2で被覆する。次に、連結環52を硬質カバー30に向
けて引っ張り込んで、すなわち、軟質カバー32を軸方
向に弾性変成させて、連結環52の係合部54を硬質カ
バー30の係合部48に係合させる。これにより、硬質
カバー30と軟質カバー32とが連結され、カバー式内
視鏡14が内視鏡カバー10によって被覆される。
【0035】したがって、実施の形態の内視鏡カバー1
0によれば、カバー部材以外に大がかりな部品を必要と
しないで、手元操作部16及び挿入部18を確実に被覆
できる。
【0036】また、被覆時において、硬質カバー30
は、軟質カバー32に生じている引っ張り張力の反力を
受けて突当面31が手元操作部16の基端部17に押圧
されることにより固定されている。よって、この硬質カ
バー30は、突当面31以外の部分の操作部とのマッチ
ングを考慮する必要がないので、簡略な構造で構成でき
る。また、軟質カバー32は、引っ張り張力によって径
方向に収縮され、挿入部18に密着するので、カバー部
材自体は挿入部18よりも大径に形成することが可能に
なり、挿入部18に対する挿抜が容易になる。
【0037】更に、突当面31は、手元操作部16に形
成された基端部17に押圧されるので、突当面31に付
き当てられる部分を、手元操作部16に別途設ける必要
がない。
【0038】図5は、第2の実施の形態の内視鏡カバー
60を示す断面図であり、図1〜図4に示した第1の実
施の形態の内視鏡カバー10と同一若しくは類似の部材
については同一の符号を付してその説明は省略する。
【0039】内視鏡カバー60は図5、図6に示すよう
に、軟質カバー32の開口端50に口金62を介して連
結環64が固定されている。この連結環64の内周面に
は雌ねじ66が刻設され、雌ねじ66は、硬質カバー3
0の開口端46の外周面に刻設された雄ねじ68に螺合
される。これにより、硬質カバー30と軟質カバー32
とが連結される。
【0040】また、連結環64のねじ込み量を調整する
ことによって、軟質カバー32の張力を調整できる。こ
れにより、挿入部18の可撓性(硬度)を調整できるの
で、軟質カバー32の硬度を変化させるという細工を加
えなくても術者の好みの可撓性を得ることができる。
【0041】更に、連結環64をねじ込むことにより、
その最終移動端位置において、連結環66の硬質カバー
30側端面(規制手段)70が、硬質カバー30の段部
端面(規制手段)72に当接し、それ以上のねじ込み量
が規制されている。規制されたねじ込み量は、軟質カバ
ー32や硬質カバー30、更にはカバー用内視鏡12の
張力過多による損傷を防止する量に設定されている。こ
れにより、軟質カバー32の張力過多によるカバー式内
視鏡14の損傷を防止できる。
【0042】なお、図1、図5に示した内視鏡カバー1
0、60は、汚染度の大きい軟質カバー32は焼却し、
汚染度の低い硬質カバー30をPAI(ポリエーテルイ
ミド)やPPS(ポリフェニルサルフォン)によって製
造することにより、オートクレーブ滅菌が可能となり、
再使用でき、環境問題にも対応できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る内視鏡
カバーによれば、内視鏡操作部を硬質カバーで被覆し、
内視鏡挿入部を軟質カバーで被覆した後、連結手段によ
って軟質カバーの硬質部材を硬質カバーに対して引っ張
り込んで、硬質カバーと軟質カバーとを連結したので、
カバー部材以外に大がかりな部品を必要としないで、内
視鏡操作部及び内視鏡挿入部を確実に被覆できる。ま
た、硬質カバーは、引っ張り張力の反力を受けて突当面
が内視鏡操作部側に押圧されることにより固定されるの
で、突当面以外の部分の操作部とのマッチングを考慮す
る必要がなく、簡略な構造で構成できる。更に、軟性カ
バーは、引っ張り張力によって径方向に収縮され、内視
鏡挿入部に密着するので、カバー部材自体は挿入部より
も大径に形成することが可能になり、内視鏡挿入部の挿
抜が容易になる。
【0044】また、本発明の内視鏡カバーによれば、連
結手段による軟質カバーの張力を調整することで挿入部
の可撓性(硬度)を調整できるので、特にカバー部材の
硬度を変化させるという細工を加えなくても術者の好み
の可撓性を得ることができる。
【0045】更に、本発明に係る内視鏡カバーによれ
ば、破損防止の規制手段を有しているので、軟質カバー
や硬質カバー、更に内視鏡の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の内視鏡カバーの断面図
【図2】図1に示した内視鏡カバーの2−2線に沿う硬
質カバーの断面図
【図3】図1に示した内視鏡カバーの硬質カバーのシー
ル部を示す断面図
【図4】図3に示した硬質カバーの開閉状態を示す断面
【図5】第2の実施の形態の内視鏡カバーの断面図
【図6】図5に示した内視鏡カバーの軟質カバーの張力
調整構造を示す断面図
【符号の説明】
10、60…内視鏡カバー、12…カバー用内視鏡、1
4…カバー式内視鏡、16…手元操作部、18…挿入
部、20…ライトガイド軟性部、22…アングルつまみ
(湾曲操作機構部)、24…観察窓、26…照明窓、3
0…硬質カバー、31…突当面、32…軟質カバー、3
4…貫通孔、36…本体部、38…開放部、40、4
2、44…シール部、48…係合部、52…連結環、5
4…係合部、56…シール部、62…口金、64…連結
環、66…雌ねじ、68…雄ねじ、70、72…端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 博之 埼玉県さいたま市植竹町1丁目324番地 富士写真光機株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA24 DA01 DA11 DA51 4C061 AA00 BB02 CC06 DD03 FF29 GG14 JJ06 JJ13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡操作部のうち、少なくとも内視鏡
    把持部を被覆し、内視鏡操作部に対する突当面が形成さ
    れた硬質カバーと、 内視鏡挿入部を被覆し、内視鏡挿入部側先端部に設けら
    れた観察窓及び照明窓に対設する部分が透明部材で形成
    され、又は観察窓及び照明窓に対設する部分が開口さ
    れ、該開口部を内視鏡挿入部先端に係止する手段を有
    し、内視鏡操作部側基端部に硬質部材が結合された、弾
    性部材で形成したチューブ状の軟質カバーと、 前記軟質カバーの硬質部材を硬質カバーに対して引っ張
    り込んで連結する連結手段と、を備え、 前記連結手段によって硬質部材を硬質カバーに連結する
    ことにより、軟質カバーの張力を反力として、硬質カバ
    ーの前記突当面を内視鏡操作部に押圧させて固定される
    ことを特徴とする内視鏡カバー。
  2. 【請求項2】 前記連結手段は、その張力を調整可能な
    構造に構成され、該張力を調整することにより、内視鏡
    挿入部の可撓性が調節可能であることを特徴とする請求
    項1に記載の内視鏡カバー。
  3. 【請求項3】 前記軟質カバーと前記硬質カバーとの連
    結部には、水密を確保するシール部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡カバー。
  4. 【請求項4】 前記突当面は、前記内視鏡操作部に設け
    られた処置具挿入口部、ライトガイド軟性部、湾曲操作
    機構部、鉗子起立機構部、又は内視鏡操作部基端部の少
    なくともいずれか一つに押圧されることを特徴とする請
    求項1に記載の内視鏡カバー。
  5. 【請求項5】 前記連結手段には、前記軟質カバーが張
    力過大により破損する直前で張力を規制する規制手段が
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の内視
    鏡カバー。
  6. 【請求項6】 前記硬質カバーは、前記内視鏡挿入部に
    設けられたライトガイド軟性部、湾曲操作機構部、又は
    鉗子起立機構部を挿通するための貫通孔が形成されると
    ともに該貫通孔を分割するように二つ割り構造で構成さ
    れ、該二つ割りされた硬質カバー同士の接合面にはシー
    ル部が配置されて水密が保持されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の内視鏡カバー。
JP2001300474A 2001-09-28 2001-09-28 内視鏡カバー Pending JP2003102670A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104411228A (zh) * 2012-12-26 2015-03-11 奥林巴斯医疗株式会社 内窥镜
CN109715035A (zh) * 2016-10-14 2019-05-03 Hoya株式会社 内窥镜用盖子、内窥镜以及内窥镜用盖子的拆卸方法

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