JP3898561B2 - 立坑掘削機における移動足場装置 - Google Patents

立坑掘削機における移動足場装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3898561B2
JP3898561B2 JP2002124584A JP2002124584A JP3898561B2 JP 3898561 B2 JP3898561 B2 JP 3898561B2 JP 2002124584 A JP2002124584 A JP 2002124584A JP 2002124584 A JP2002124584 A JP 2002124584A JP 3898561 B2 JP3898561 B2 JP 3898561B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excavator
shaft
column
fixed
scaffold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002124584A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003314186A (ja
Inventor
隆義 中山
直則 星野
哲哉 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okumura Corp
Original Assignee
Okumura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okumura Corp filed Critical Okumura Corp
Priority to JP2002124584A priority Critical patent/JP3898561B2/ja
Publication of JP2003314186A publication Critical patent/JP2003314186A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3898561B2 publication Critical patent/JP3898561B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は地下深層部に石油貯蔵所や放射性廃棄物の貯留所等の地下構造物を築造する際に、この計画地下構造物まで垂直な立坑を掘削するのに適した立坑掘削機における移動足場装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、立坑を所定深さまで掘削する手段として、小径の立坑の場合には先端に掘削ビットを装着しているバケットを使用して行い、大径の立坑の場合には発破によって掘り下げていくことが一般に行われているが、いずれの立坑掘削方法においても、所定径の立坑を能率よく掘削することが困難である。そのため、近年、岩盤トンネル掘削機(TBM)を用いてこのトンネル掘削機のカッタ板を直下方向に向けた状態にして立坑を掘削することが実施されつつある。
【0003】
上記トンネル掘削機は、水平坑や斜坑を掘削するのに広く使用され、前面に多数のローラビットを装着しているカッタ板を回転させながら推進してこのカッタ板によって掘削されたズリをベルトコンベアやスクリューコンベア等の搬出手段により後方に搬出するように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記トンネル掘削機を用いて立坑を掘削する場合、掘削壁面は垂直面となっているから該掘削壁面を作業員の足場に利用することができなく、従って、トンネル掘削機の上方側での掘削壁面の点検作業や防水シート張り作業、さらには、この掘削壁面に対する型枠や該型枠内への配筋作業やシート張り作業ができないという問題点がある。
【0005】
このような問題点は、地上側から作業用の足場台や型枠を吊り下げて、この足場台上で上記のような作業を行えば解消することができるが、足場台や型枠を所定の高さ位置までつり下げることは困難であるばかりでなく、足場台と共に型枠を吊り下げると、作業が行い難くなり、その上、立坑が深くなれば地上からの足場台の昇降距離が長大となって作業性、安全性に問題が生じるばかりでなく、足場台を吊り下げるワイヤも大径のものを必要とし、地上に設置する揚重設備も大規模なものになるといった問題点がある。
【0006】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、足場台を地上から吊り下げることなく、立坑掘削機の上方近傍部で上下移動して立坑掘削機により掘削された壁面の点検や該壁面に対する防水シートの張設作業等が比較的安全に且つ能率よく行えるようにすると共にこの足場台を利用した上記作業に平行してその上方で覆工作業等が円滑に行え、また、資材や機材の搬入、搬出も容易に行えるようにした立坑掘削機における移動足場装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の立坑掘削機における移動足場装置は、請求項1に記載したように、掘削機本体の下端に回転自在に配設しているカッタヘッドにより地盤を直下方向に掘削していく立坑掘削機において、掘削機本体の上端部に上方に向かって一定高さの支柱を立設し、この支柱に足場台を上下移動自在に配設した構造としている。
【0008】
このように構成した立坑掘削機における移動足場装置において、上記支柱内に上下端部間に亘って昇降用階段を配設していることを特徴とする。
【0009】
また、請求項に係る発明は、上記支柱の上半部側に移動型枠を配設してあり、この移動型枠を支柱の上端部に固定している固定台枠に上下移動可能に吊支する一方、この支柱の下半部側に上記足場台を上下移動自在に設けていることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
立坑掘削機は、掘削機本体の下端に配設しているカッタ板を下向きに向けた状態で回転させながら下方に推進することによって立坑を掘削する。この立坑掘削機による立坑の掘進に伴って掘削機本体から上方に立設している支柱が掘削機本体と一体的に下方に移動し、該支柱に上下移動自在に配設している足場台が立坑掘削機によって掘削された掘削壁面に対向する。従って、この足場台を支柱をガイドとして上下移動させることにより立坑掘削機によって掘削される掘削壁面を全面的に容易に且つ安全に点検することができると共に、この掘削壁面に足場台を利用してコンクートの吹付作業や防水シートの張設作業等が能率よく行うことができる。
【0011】
また、上記支柱内にこの支柱の上下端部間に亘って昇降用階段を設けておくことにより、足場台に対する作業員の出入りが円滑に行えると共に資材等の搬入、搬出も容易となる。
【0012】
さらに、支柱における上半部側に固定台枠を一体に設けてこの固定台枠からチェーンブロック等により移動型枠を吊支する一方、支柱の下半部側で上記足場台を上下移動自在に配設しておくことによって、この足場台を利用して点検処理等が行われた掘削壁面が、立坑掘削機の掘削に従って上方に相対的に移動して移動型枠の外周方に位置した時に、該移動型枠を拡径させてこの掘削壁面から一定の隙間を存して沿わせ、その隙間にコンクリートを打設することによって覆工作業を能率よく行うことができる。
【0013】
さらにまた、上記覆工作業等を行う際に、上記足場台を移動型枠の下端近傍部にまで上昇させることにより、この足場台上を利用して移動型枠内への配筋や移動型枠の下端開口部への妻型枠の装着作業が容易に行える。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の具体的な実施の形態を図面について説明する。図1は立坑掘削機によって立坑Tを切り下げ掘削している状態を示すもので、掘削機本体Aはその中心部に設けている小径垂直筒部1の下端側にカッタ板2を回転自在に配設していると共に、上記小径垂直筒部1の上端に固定足場台を兼用した水平固定支持台3の下面中央部を一体に固着してあり、この水平固定支持台3の上面中央部に上方に向かって一定高さの支柱4を垂直に立設、固定し、該支柱4に足場台5を上下移動自在に配設している。
【0015】
なお、支柱4は上記水平固定支持台3の上面にその下端を直接、固定して立設してもよいが、図においては、支柱4の下端を平面矩形状支持枠3a上に固定し、この支持枠3aを水平固定支持台3上に4個のレベル調整装置6を介して連結、支持させた構造としている。このように構成することにより、掘削中に掘削機本体Aが傾いた場合でも支柱4を鉛直に維持することができ、従って、足場台5を水平に保つことができ且つ足場台5が掘削壁面tに当接することがない。
【0016】
この支柱4は、上記支持枠3aの四隅部から互いに平行に且つ前後左右に等間隔を存して立設している4本の縦柱材4a、4a、4a、4aと、これらの縦柱材4a、4a間を連結、固定しているトラス状に組み合わせた多数本の斜桁4bと水平桁4cとからなり、4本の縦柱材4aによって囲まれた中空内には上記水平固定台3から上端間に亘って昇降用階段7をジグザグ状に設けていると共にこの昇降用階段7の昇降途中には長さ方向に一定間隔毎に踊り場7aを形成している。
【0017】
支柱4に上下移動自在に配設した上記足場台5は、掘削機本体Aによって掘削された立坑Tよりも小径の水平円板形状に形成されてあり、その中央部に、図2に示すように、支柱4を挿通させている矩形状孔5aを設けていると共に外周端縁部に上方に向かって一定高さの手摺り5bを立設している。なお、この足場台5の外周部複数個所に、水平方向に伸縮する足場板(図示せず)を設けておき、不使用時には足場台5内に収納しておくと共に、使用時には足場台5から立坑Tの掘削壁面tに達するまで引き出して作業を行えるように構成しておくことが望ましい。
【0018】
この足場台5を上記支柱4をガイドとして上下移動させる昇降駆動機構8としては、支柱4の縦柱材4a、4aに固定垂直ラック8aを一体に設ける一方、足場台5の上記矩形状孔5aの隅角部に昇降駆動用モータ8bを装着し、この昇降用駆動モータ8bの回転軸固着しているピニオン8cを上記固定垂直ラック8aに噛合させた構造を採用している。なお、この足場台昇降駆動機構8が故障等した場合における安全性を確保するために、足場台5側に支柱の縦柱材4aに対する掴持機構(図示せず)を配設している。
【0019】
支柱4に対する足場台5の上下移動範囲は、支柱4の下端から長さ方向の中央部、即ち、支柱4に下半部において行われ、従って、上記垂直ラック8aは支柱4の下端から長さ方向の中間部に達する部分に設けられている。そして、この支柱4の上半部側には移動型枠9が配設されている。
【0020】
この移動型枠9は、掘削壁面tに沿って凸円弧状に湾曲している一定長さの型枠片9aを複数個、互いに径方向に伸縮自在に連結してなり、各型枠片9aの上端を、支柱4の上端部に固着している円板形状の固定台枠10の外周部下面に吊支された複数個のチェーンブロック11によってそれぞれ吊支されている。固定台枠10はその中央部に設けている矩形状の孔10a (図3に示す)に支柱4を挿通させた状態で該支柱4の上端から下方に所定距離を存した部分に固着されてあり、その外周端面を立坑Tの掘削壁面tに近接させていると共に外周部下面に上記複数個のチェーンブロック11を該固定台枠10の径方向に移動可能に支持している。なお、型枠片9aの内周面には足場板を張設した足場枠12を取付けている。
【0021】
さらに、支柱4の上端には上記固定台枠10と略同大、同形の天板13が固定されていてこの天板13上にコンクリートホッパ14が設置されてあり、該コンクリートホッパ14に連結、連通しているコンクリート供給管15の下端を立坑Tの掘削壁面tに先に施工した覆工コンクリートBの下端から下方に臨ませるように形成している。
【0022】
また、この支柱4を一体に設けている上記掘削機本体Aにおけるカッタ板2は、その回転中心部21を小径の水平部分に形成されていて該回転中心部21から外周端に向かって上方に傾斜した逆截頭円錐形状に形成されていると共に下面に多数個のローラビット22を下方に向かって突設してあり、さらに、上下面間に連通した複数個のズリ取込み開口部23を設けていると共にこのズリ取込み開口部23の回転方向に面している側端縁に、掘削ズリを機内側に向かって掻き上げ且つ上記回転中心部21上に設けているズリ貯留凹部20に向かって掻き寄せるように傾斜した傾斜スクレーパ24を固着している。
【0023】
このように構成しているカッタ板2はその外周端に内径方向に向かってアーム部材25を突設してこれらのアーム部材25の内端をリング部材26に一体に固着し、該リング部材26を掘削機本体Aの中心胴部を形成している上記小径垂直筒部1の下端部外周面に一体に固着した円形固定枠16の下端外周部に回転自在に支持させてあり、このリング部材26の内周面に設けている円形ラック27に、円形固定枠16上に設置しているカッタ板駆動用モータ17の回転軸に固着した小歯車18を噛合させてモータ17の駆動によりカッタ板2を回転させるように構成している。
【0024】
さらに、上記円形固定枠16の外周面に、周方向に所定間隔毎に下向きに傾斜した傾斜ジャッキ30と上向きに傾斜した傾斜ジャッキ31との内端部を上下方向に回動可能に連結、支持してあり、これらの傾斜ジャッキ30、31の外端部を周方向に複数分割しているグリッパ32に連結し、該傾斜ジャッキ30、31を伸長させることによってグリッパ32を掘削壁面tに圧着させて掘削機本体Aを支持させながら下方に推進させるように構成している。
【0025】
19は排土手段であって排土管19a と給水管19b とからなり、排口管19a の下端開口部を上記カッタ板2の回転中心部21の上面に集合する掘削ズリCに臨ませていると共に、この排土管19a の下端部に上記給水管19b のV字状に屈折した下端部における上端開口部を連結、連通させてこの給水管19b から排土管19a 内に下端から上方に向かう圧力水を噴出させ、エゼクタ作用によって排土管19a に吸引力を発生させて掘削ズリCを吸入し、上方の適所に設置している貯留タンク(図示せず)にズリを排出し、水を分離させて再び圧力水として使用するように構成している。
【0026】
貯留タンク内に一旦貯留されたズリは、適宜な搬出手段によって地上側に搬出される。なお、上記支柱4に上下移動自在に配設している足場台5や、固定している固定台枠10、天板13には搬出手段を貫通させるための貫通孔40や立坑T内への換気を行うための送気管や排気管の挿通孔41が設けられている。
【0027】
次に、上記のように構成した立坑掘削機の作用を述べると、傾斜ジャッキ30、31によってグリッパ32を掘削壁面tに圧着させることにより、該掘削壁面tに推進反力をとると共に掘削機本体Aの支持を行わせ、円形固定枠16から斜め上方に傾斜している傾斜ジャッキ31を伸長させることにより、掘削機本体Aを垂直下方に推進させながらカッタ板2によって切羽の岩盤を切り下げ掘削していく。なお、円形固定枠16から斜め下方に傾斜している傾斜ジャッキ30は掘削壁面tに対するグリッパ32の下端部の圧着力を調整して掘削機本体Aが必要以上に下動するのを阻止する突張り作用を奏するものである。
【0028】
掘削されたズリは、ズリ取込み開口部23の側端縁に固着しているスクレーパ24によってズリ取込み開口部23を通じてカッタ板2の裏面側、即ち、上面側に掻き上げられると共にカッタ板2の回転中心部21に向かって掻き寄せられながら、カッタ板2の回転中心部21上のズリ貯留凹部20に寄せ集められ、このズリ貯留凹部20から排土手段19や搬出手段によって地上に排出される。
【0029】
こうして掘削機本体Aによって立坑Tを掘進するに従って、掘削機本体Aから上方に立設している支柱4も立坑T内を一体に下動し、この支柱4の下端外周方に掘削された壁面tが露出する。一定長の立坑Tが掘削されると、支柱4の下半部に上下移動自在に配設している足場台5上に作業員が乗って足場台5を支柱4に沿って上下昇降させなることにより掘削壁面tの点検を行うと共に該掘削壁面tに防水シートDを張設する。また、掘削壁面の状態によってはコンクリートを吹き付けておく。
【0030】
さらに、掘削機本体Aが支柱4の上半部側に設けている移動型枠9の長さに相当した長さの立坑Tを掘削すると、固定台枠10から吊支している該移動型枠9が先に施工した覆工コンクリートBの下端にその上端を対向させた位置に達し、この型枠片9aを吊支しているチェーンブロック11を固定台枠10の外周端側に向かって移動させることにより型枠片9aを拡径させて円筒形状に組み立てる。
【0031】
チェーンブロック11を適宜作動させて移動型枠9を上下移動させることにより、その上端面を先に施工した上記覆工コンクリートBの下端に合わせておくと共に外径方向に拡大させて移動型枠9の上端部と掘削壁面tとの間の隙間にコンクリート供給管15の下端を臨ませておく。
【0032】
一方、支柱4の下半部側において、上記足場台5を移動型枠9の下端部近傍にまで上昇させ、この足場台5に足場板を外方に向かって突設可能に設けている場合にはこの足場板を利用して、足場台上で移動型枠9と掘削壁面tとの間の隙間に鉄筋(図示せず)を配筋する作業や配筋後の妻型枠9bの装着、固定作業を行い、しかるのち、支柱4の上端に固着している天板13上に設置したコンクリートホッパ14にコンクリートを投入して、上記供給管15を通じて移動型枠9と掘削壁面tとの間の隙間にコンクリートを打設し、先に施工した覆工コンクリートBの下端にその上端部を連設させた覆工コンクリートBを施工する。
【0033】
この覆工コンクリートBの施工後、チェーンブロック11を固定台枠10の内側に移動させることにより移動型枠9を内径方向に縮小させて折り畳み、次の覆工作業に備える。
【0034】
以下、同様にして掘削機本体Aによって下方に向かって一定長さの立坑部分が掘削される毎に、支柱4の下半部側においては足場台5を利用した掘削壁面tの点検や該掘削壁面tに対する防水シートDの張設作業等を行うと共に、支柱4の上半部側においては移動型枠9による覆工コンクリートBの施工作業を並行して行うものである。また、支柱4内に設けている昇降用階段7を利用して資材の供給や足場台5等に対する作業員の出入りを行う。さらに、移動型枠9は、所定位置にて外径方向に拡大されて妻型枠9bが設置されると、チェーンブロック11の吊支を解除でき、足場台5を利用した上記作業と、覆工コンクリートBの打設作業と、立坑掘削機による掘削作業とを並行して行うことも可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上のように本発明の立坑掘削機における移動足場装置によれば、請求項1に記載したように、掘削機本体の下端に回転自在に配設しているカッタヘッドによって地盤を直下方向に掘削していく立坑掘削機において、掘削機本体の上端部に上方に向かって一定高さの支柱を立設し、この支柱に足場台を上下移動自在に配設した構造としているので、支柱は掘削機本体の上端部に上方に向かって一体に立設しているから、掘削機本体による立坑の切り下げ掘削に従って、掘削機本体と一体的に下動させることができ、この支柱に足場台を上下移動自在に配設しているので、掘削機本体によって掘削されてこの掘削機本体から上方に露出する掘削壁面に直接、対向させることができ、従って、この足場台を立坑掘削機の上方近傍部で支柱に沿って上下移動させながら掘削壁面を全面的に容易に且つ安全に点検することができると共に、該足場台を利用して掘削壁面に対する防水シートの張設作業等が能率よく行うことができる。
【0036】
上記移動足場装置において、上記支柱内に上下端部間に亘って昇降用階段を配設しているので、この昇降用階段を利用して足場台に対する作業員の出入りが円滑に行えると共に資材等の搬入、搬出も容易となる。
【0037】
また、請求項に係る発明によれば、上記支柱の下半部側に上記足場台を上下移動自在に設けている一方、この支柱の上半部側に移動型枠を配設し、該移動型枠を支柱の上端部に固定している固定台枠に上下移動可能に吊支しているので、掘削機本体の立坑の切り下げ掘削によって支柱が該掘削機本体と一体に下動するに従って、この支柱の上半部に配設している上記移動型枠を上記足場台を利用して点検された次に施工すべきコンクリート覆工位置にまで自動的に降下させることができ、掘削壁面に対する覆工作業が円滑に且つ能率良く行うことができる。
【0038】
さらに、この覆工作業を行うに際して、移動型枠の下方において上記足場台をこの移動型枠の下端近傍部にまで上昇させることにより、この足場台上を利用して移動型枠内への配筋や移動型枠の下端開口部への妻型枠の装着作業が容易に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】立坑掘削機の簡略縦断側面図、
【図2】足場台部分の簡略平面図、
【図3】固定台枠部分の簡略平面図。
【符号の説明】
1 小径垂直筒部
2 カッタ板
4 支柱
5 足場台
7 昇降用階段
9 移動型枠
10 固定台枠
11 チェーンブロック
A 掘削機本体
B 覆工コンクリート
C 掘削ズリ
T 立坑
t 掘削壁面

Claims (2)

  1. 掘削機本体の下端に回転自在に配設しているカッタヘッドによって地盤を直下方向に掘削していく立坑掘削機において、掘削機本体の上端部に上方に向かって一定高さの支柱を立設し、この支柱に足場台を上下移動自在に配設していると共に該支柱内に上下端部間に亘って昇降用階段を配設していることを特徴とする立坑掘削機における移動足場装置。
  2. 掘削機本体の下端に回転自在に配設しているカッタヘッドによって地盤を直下方向に掘削していく立坑掘削機において、掘削機本体の上端部に上方に向かって一定高さの支柱を立設し、この支柱の上半部側に移動型枠を配設して、この移動型枠を支柱の上端部に固定している固定台枠に上下移動可能に吊支し、さらに、支柱の下半部側に足場台を上下移動自在に設けていることを特徴とする立坑掘削機における移動足場装置。
JP2002124584A 2002-04-25 2002-04-25 立坑掘削機における移動足場装置 Expired - Fee Related JP3898561B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002124584A JP3898561B2 (ja) 2002-04-25 2002-04-25 立坑掘削機における移動足場装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002124584A JP3898561B2 (ja) 2002-04-25 2002-04-25 立坑掘削機における移動足場装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003314186A JP2003314186A (ja) 2003-11-06
JP3898561B2 true JP3898561B2 (ja) 2007-03-28

Family

ID=29539589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002124584A Expired - Fee Related JP3898561B2 (ja) 2002-04-25 2002-04-25 立坑掘削機における移動足場装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3898561B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5308886B2 (ja) * 2009-03-25 2013-10-09 大成建設株式会社 立坑防水構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003314186A (ja) 2003-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111894596A (zh) 竖井反井施工方法
JP6971170B2 (ja) 地下構造物の構築方法
JP3898561B2 (ja) 立坑掘削機における移動足場装置
JP3898562B2 (ja) 立坑掘削機における移動型枠装置
JP2797244B2 (ja) 立坑掘削装置及び、立坑の構築方法
JP2018024988A (ja) 土砂の掘削方法及び掘削機
JP4040003B2 (ja) 立坑掘削壁面のコンクリート覆工用型枠装置およびコンクリート覆工方法
JP2005226295A (ja) 筒状構造物の解体方法およびその解体装置
CN113047843B (zh) 大直径桩或竖井成孔土体开挖装置
CN210529685U (zh) 一种空心钻杆开挖机
JP3303115B2 (ja) 深礎立坑施工装置
JP4039978B2 (ja) 立坑掘削壁面のコンクリート覆工の築造方法
JPH06316929A (ja) 場所打ち杭工法におけるスライム処理方法及びその装置
CN112211638B (zh) 天井掘进用支护装置及天井掘进方法
JP2633154B2 (ja) 立穴掘削工法
JPH0534475B2 (ja)
JP6173771B2 (ja) 建築物の解体工法およびそれに用いる建築物解体用支持装置
JP2000213183A (ja) 塔状構造物の解体工法
JPH06346681A (ja) 竪坑構築工法及び坑道構築用装置
JPH0436952B2 (ja)
JPS62276192A (ja) 立坑の構築方法
CN114508355A (zh) 一种井壁浇灌器及反井钻井壁支护施工方法
CN116104121A (zh) 锚杆基础施工方法
JP5809397B2 (ja) 孔掘削装置
CN117266861A (zh) 箕斗井延伸改造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060815

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees