JP3898268B2 - タイヤ加硫モールドの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は横方向溝をトレッドに備えた空気入りタイヤ、特にトレッドを横断する方向に延び、タイヤ周方向に間隔を置いて設けられた多数の横方向溝と、該横方向溝によってタイヤ周方向に間隔を置いて形成された多数のブロックとをトレッドに備え、トレッド・パターンを構成する最小単位の模様の周方向長さであるピッチが2種類以上の長さに選定されて、ピッチ・バリエーションの手法に従ってタイヤ・トレッドの周上に連続的に配列された空気入りタイヤの製造に供する加硫モールドの製造方法に関するものである。
【0002】
本明細書において「ピッチ・バリエーション」とは、周波数変調理論などに基づくタイヤ騒音(パターン・ノイズ)低減の手法であって、パターンを構成する最小単位の模様の周方向長さ(ピッチ)を2種類以上の長さにして、適切にタイヤ・トレッドの周上に連続的に配列することによって、1種類のピッチで配列された場合或る周波数に集中して発生する大きな音圧レベルのピークを、それより低い音圧レベルの多くの側帯波に分散させて、タイヤ騒音(パターン・ノイズ)を低減するタイヤ設計手法を意味する。
【0003】
【従来の技術】
一般的に、乗用車用タイヤやトラック・バス用タイヤでは、タイヤ騒音(パターン・ノイズ)を低減するために、トレッド・パターンを構成する最小単位の模様の周方向長さであるピッチが2種類以上の長さに選定されて、ピッチ・バリエーションの手法に従ってタイヤ・トレッドの周上に連続的に配列されている。
従来の空気入りタイヤおよびその加硫モールドは、トレッド・パターンにピッチ・バリエーションを施すときに、隣接するピッチ間の境界線が任意の位置に設定され、かつ、ピッチ長短の調整がピッチ全体に亙って均一に調整され、換言すれば、基本ピッチを拡大または縮小して大きなピッチまたは小さなピッチをつくるときに、トレッド・パターンを構成する溝やブロックなどが同じ割合で拡大または縮小されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
その結果、従来の空気入りタイヤおよびその加硫モールドでは、横方向溝が2つの異なるピッチにまたがって形成され、ジグザグ状となりタイヤの外観が悪くなったり、ラジアル・フォース・バリエーション(ラジアル方向の力の変動)が大きくなって、タイヤのユニフォーミティー・レベルが悪化しやすく、タイヤの乗り心地性能に悪影響を及ぼす。また、大きなピッチと小さなピッチが隣接する個所ではブロックの形状や横方向溝の振り角度が不均一になり、タイヤの周上でブロックの剛性の不均一が発生し、操縦安定性能および耐摩耗性能ならびに耐偏摩耗性能に悪影響を及ぼす。さらに、タイヤのトレッドのそれぞれのピッチに相当するトレッド・ピースを鋳造するためのマスター金型が多数となって、タイヤ製造コストが高くなるという不具合があった。横方向溝の他にサイプをトレッドに備えたタイヤでは、従来のように隣接するピッチ間の境界線が任意の位置に設定されていると、トレッドにサイプを形成するためのモールドにおけるブレードが多数となって、タイヤ製造コストが高くなるという不具合があった。
【0005】
本発明の目的は、上記のような従来技術の不具合を解消して、トレッドを横断する方向に延び、タイヤ周方向に間隔を置いて設けられた多数の横方向溝と、該横方向溝によってタイヤ周方向に間隔を置いて形成された多数のブロックとをトレッドに備え、トレッド・パターンを構成するピッチが2種類以上の長さに選定されて、ピッチ・バリエーションの手法に従ってタイヤ・トレッドの周上に連続的に配列された空気入りタイヤのユニフォーミティー・レベルを改良し、ひいては振動乗り心地性能、操縦安定性能および耐摩耗性能ならびに耐偏摩耗性能を向上させるために必要となる加硫モールドを、低いコストの下に製造することのできる方法を提供することある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のタイヤ加硫モールドの製造方法は、
トレッドを横断する方向に延び、タイヤ周方向に間隔を置いて設けられた多数の横方向溝と該横方向溝によってタイヤ周方向に間隔を置いて形成された多数のブロックとをトレッドに備え、トレッド・パターンを構成する最小単位の模様の周方向長さであるピッチが2種類以上の長さに選定され、ピッチ・バリエーションの手法に従ってトレッドの周上に連続的に配列され、隣接するピッチ間の境界線が該横方向溝と交差しないように該ブロック上に設定され、ピッチ長短の調整が該ブロックの周方向長さの調整によっておこなわれ、ピッチ長短とは無関係に該横方向溝の形状および寸法がいずれのピッチにおいても同一であるトレッド・パターンを備えた空気入りタイヤを製造するための加硫モールドであって、該モールドのタイヤ・トレッド部に相当する部分が、周方向に連続して配置された複数のピースで形成され、隣接するピース間の境界線がタイヤ・トレッド部の該ピッチ間の境界線に相当する部分に設定されているタイヤ加硫モールドの製造方法において、複数の異なるピッチのうち最大ピッチに相当するトレッド・ピースを製造するためのマスター金型を製造し、該マスター金型によって多数のトレッド・ピースを鋳造し、該鋳造工程によって製造されたトレッド・ピースの周方向両端を所定量切断することによって、より小さなピッチに相当するトレッド・ピースを製造することを特徴とするタイヤ加硫モールドの製造方法および
トレッドを横断する方向に延び、タイヤ周方向に間隔を置いて設けられた多数の横方向溝と該横方向溝によってタイヤ周方向に間隔を置いて形成された多数のブロックと、該ブロック上に設けられたサイプとをトレッドに備え、トレッド・パターンを構成する最小単位の模様の周方向長さであるピッチが2種類以上の長さに選定され、ピッチ・バリエーションの手法に従ってトレッドの周上に連続的に配列され、隣接するピッチ間の境界線が、該横方向溝および該サイプと交差しないように、該ブロック上に設定され、ピッチ長短の調整が、該ブロックの該サイプが設けられていない個所の周方向長さの調整によっておこなわれ、ピッチ長短とは無関係に該横方向溝および該サイプの形状および寸法がいずれのピッチにおいても同一であるトレッド・パターンを備えた空気入りタイヤを製造するための加硫モールドであって、該モールドのタイヤ・トレッド部に相当する部分が周方向に連続して配置された複数のピースで形成され、隣接するピース間の境界線がタイヤ・トレッド部の該ピッチ間の境界線に相当する部分に設定されているタイヤ加硫モールドの製造方法において、複数の異なるピッチのうち最大ピッチに相当するトレッド・ピースを製造するためのマスター金型を製造し、該マスター金型によって多数のトレッド・ピースを鋳造し、該鋳造工程によって製造された該トレッド・ピースの周方向両端を所定量切断することによって、より小さなピッチに相当するトレッド・ピースを製造することを特徴とするタイヤ加硫モールドの製造方法である。
【0010】
本発明によって製造された加硫モールドを用いて得られる空気入りタイヤは、特に、隣接するピッチ間の境界線が該横方向溝と交差しないように該ブロック上に設定され、ピッチ長短の調整が該ブロックの周方向長さの調整によっておこなわれ、ピッチ長短とは無関係に該横方向溝の形状および寸法が長短いずれのピッチにおいても同一であるので、従来技術のような不具合、すなわち、横方向溝が2つの異なるピッチにまたがって形成され、ジグザグ状となりタイヤの外観が悪くなったり、ラジアル・フォース・バリエーション(ラジアル方向の力の変動)が大きくなって、タイヤのユニフォーミティー・レベルが悪化し、その結果タイヤの乗り心地性能に悪影響を及ぼすという不具合が解消される。
【0011】
また、本発明によって製造される加硫モールドは、モールドのタイヤ・トレッド部に相当する部分が周方向に連続して配置された複数のトレッド・ピースで形成され、隣接するトレッド・ピース間の境界線がタイヤ・トレッド部の該ピッチ間の境界線に相当する部分に設定されていて、複数の異なるピッチのうち最大ピッチに相当するトレッド・ピースを製造するためのマスター金型を製造し、該マスター金型によって多数のトレッド・ピースを鋳造し、該鋳造工程によって製造されたトレッド・ピースの周方向両端を所定量切断することによって、より小さなピッチに相当するトレッド・ピースを製造することによってタイヤ加硫モールドが製造されるので、従来技術のような不具合、すなわち、タイヤのそれぞれのピッチに相当するタイヤ加硫モールドのトレッド・ピースを鋳造するためのマスター金型が多数となって、タイヤ製造コストが高くなるという不具合が解消される。
【0012】
さらに、横方向溝の他にサイプをトレッドに備えたタイヤでは、従来のように隣接するピッチ間の境界線が任意の位置に設定されていると、トレッドにサイプを形成するためのブレードが多数となって、タイヤ製造コストが高くなるという不具合があった。しかし、上記のように、該ブロック上にサイプが設けられている場合は、隣接するピッチ間の境界線が該サイプと交差しないように設定され、ピッチ長短とは無関係に該サイプの形状および寸法がいずれのピッチにおいても同一であるので、サイプを形成するためのブレードの種類も必要最小限度に押さえることが可能となった。
【0013】
【発明の実施の形態】
まず、本発明によって製造された加硫モールドを用いて得られるタイヤについて図面を参照して説明すると、図1は本発明が対象とする乗用車用空気入りタイヤ(以下、発明適用タイヤと示す)のトレッド・パターンの一部拡大正面図で、図は従来例の乗用車用空気入りタイヤのトレッド・パターンの一部拡大正面図であって、タイヤ・サイズは、いずれも、185/65 R14である。
【0014】
図1に示す発明適用タイヤは、トレッドを横断する方向に延び、タイヤ周方向に間隔を置いて設けられた多数の横方向溝1、2、3と、左右2本の周方向溝4、5と、横方向溝1、2、3によってタイヤ周方向に間隔を置いて形成された多数のブロック6、7、8とをトレッドに備えている。トレッド・パターンを構成する最小単位の模様の周方向長さであるピッチPが3種類の長さPa 、Pb 、Pc に選定されて、ピッチ・バリエーションの手法に従ってタイヤ・トレッドの周上に連続的に配列されている。隣接するピッチ間の境界線Lが、横方向溝1、2、3と交差しないように、ブロック6、7、8上に設定され、ピッチ長短の調整がブロック6、7、8の周方向長さの調整によっておこなわれ、ピッチ長短とは無関係に横方向溝1、2、3の形状および寸法がいずれのピッチにおいても同一である。ブロック6、7、8上にサイプS(S1 、S2 、S3 、S4 、S5 )が設けられ、隣接するピッチ間の境界線LがサイプSと交差しないように設定され、ピッチ長短とは無関係にサイプS(S1 、S2 、S3 、S4 、S5 )の形状および寸法がいずれのピッチにおいても同一である。
この発明適用タイヤを製造するための加硫モールドは、モールドのタイヤ・トレッド部に相当する部分が、周方向に連続して配置された複数のトレッド・ピースで形成され、隣接するトレッド・ピース間の境界線が、タイヤ・トレッド部のピッチ間の境界線Lに相当する部分に設定されている。そして、このタイヤ加硫モールドは、図2に示すように、3種類の異なるピッチPa 、Pb 、Pc のうち最大ピッチPc に相当するトレッド・ピースを製造するためのマスター金型を製造し、このマスター金型によって多数のトレッド・ピースを鋳造し、この鋳造工程によって製造されたトレッド・ピースの周方向両端を所定量つまりピッチの差だけ切断することによって、より小さなピッチPa 、Pb に相当するトレッド・ピースを製造することによって製造される。
【0015】
図3に示す従来例の空気入りタイヤは、トレッドを横断する方向に延び、タイヤ周方向に間隔を置いて設けられた多数の横方向溝1、2、3と、左右2本の周方向溝4、5と、横方向溝1、2、3によってタイヤ周方向に間隔を置いて形成された多数のブロック6、7、8とをトレッドに備えていること、およびトレッド・パターンを構成する最小単位の模様の周方向長さであるピッチPが3種類の長さPa 、Pb 、Pc に選定されて、ピッチ・バリエーションの手法に従ってタイヤ・トレッドの周上に連続的に配列されていることは上記実施例の空気入りタイヤと同じである。
隣接するピッチ間の境界線Lが横方向溝1、2、3と交差するようにブロック6、7、8上に設定され、ピッチ長短の調整がブロック6、7、8の周方向長さの調整だけでなく、ピッチ全体によっておこなわれ、その結果、ピッチの長短によって横方向溝1、2、3およびサイプS(S1 、S2 、S3 、S4 、S5 )の形状および寸法が異なるものとなっていることが、上記実施例の空気入りタイヤとの主要な相違点である。
【0016】
上記発明適用タイヤと上記従来例の空気入りタイヤについて、タイヤの振動乗り心地性能、操縦安定性能および耐摩耗性能ならびに耐偏摩耗性能の比較評価試験を実施した。タイヤの振動乗り心地性能および操縦安定性能の評価試験は、正規内圧でリム組みしたタイヤをテスト車両に装着し、テスト・コースを走行して振動乗り心地性能をテスト・ドライバーによるフィーリング評価を行った。その結果、上記従来例の空気入りタイヤでは微振動が感じられたが、上記発明適用タイヤではこの微振動が解消されていた。操縦安定性能の評価試験は、10点満点で採点した結果上記従来例の空気入りタイヤでは6点であったが、上記実施例の空気入りタイヤでは6.5点であった。耐偏摩耗性能の比較評価試験の結果では、タイヤ軸方向10カ所のヒールアンドトー摩耗の平均値が、上記従来例の空気入りタイヤと比べ、上記実施例の空気入りタイヤは約10%少ない値を示していた。耐摩耗性能の比較評価試験の結果では、タイヤ軸方向11カ所の平均値が、上記従来例の空気入りタイヤと比べ、上記実施例の空気入りタイヤは約50%少ない値を示していた。タイヤを製造するための加硫モールドの製造コストを比べると、従来例のコストを100とすると、本発明に基づく加硫モールドの製造コストはピッチ個数が3ピッチの場合88でピッチ個数が5ピッチの場合62であった。
【0017】
【発明の効果】
本発明によって製造された加硫モールドを用いて得られるタイヤは従来例の空気入りタイヤと比べて、振動乗り心地性能、操縦安定性能および耐摩耗性能ならびに耐偏摩耗性能が向上していることが分かる。また、タイヤを製造するための加硫モールドの製造コストは、ピッチ個数によって若干異なるが、従来例のコストを100とすると、本発明に基づく加硫モールドの製造コストは60乃至90程度である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタイヤのトレッド・パターンの一部拡大正面図である。
【図2】本発明によるタイヤのトレッド・ピースを製造するための説明図である。
【図3】従来のタイヤのトレッド・パターンの一部拡大正面図である。
【符号の説明】
1 横方向溝
2 横方向溝
3 横方向溝
4 周方向溝
5 周方向溝
6 ブロック
7 ブロック
8 ブロック

Claims (2)

  1. トレッドを横断する方向に延び、タイヤ周方向に間隔を置いて設けられた多数の横方向溝と該横方向溝によってタイヤ周方向に間隔を置いて形成された多数のブロックとをトレッドに備え、トレッド・パターンを構成する最小単位の模様の周方向長さであるピッチが2種類以上の長さに選定され、ピッチ・バリエーションの手法に従ってトレッドの周上に連続的に配列され、隣接するピッチ間の境界線が該横方向溝と交差しないように該ブロック上に設定され、ピッチ長短の調整が該ブロックの周方向長さの調整によっておこなわれ、ピッチ長短とは無関係に該横方向溝の形状および寸法がいずれのピッチにおいても同一であるトレッド・パターンを備えた空気入りタイヤを製造するための加硫モールドであって、該モールドのタイヤ・トレッド部に相当する部分が、周方向に連続して配置された複数のピースで形成され、隣接するピース間の境界線がタイヤ・トレッド部の該ピッチ間の境界線に相当する部分に設定されているタイヤ加硫モールドの製造方法において、複数の異なるピッチのうち最大ピッチに相当するトレッド・ピースを製造するためのマスター金型を製造し、該マスター金型によって多数のトレッド・ピースを鋳造し、該鋳造工程によって製造されたトレッド・ピースの周方向両端を所定量切断することによって、より小さなピッチに相当するトレッド・ピースを製造することを特徴とするタイヤ加硫モールドの製造方法。
  2. トレッドを横断する方向に延び、タイヤ周方向に間隔を置いて設けられた多数の横方向溝と該横方向溝によってタイヤ周方向に間隔を置いて形成された多数のブロックと、該ブロック上に設けられたサイプとをトレッドに備え、トレッド・パターンを構成する最小単位の模様の周方向長さであるピッチが2種類以上の長さに選定され、ピッチ・バリエーションの手法に従ってトレッドの周上に連続的に配列され、隣接するピッチ間の境界線が、該横方向溝および該サイプと交差しないように、該ブロック上に設定され、ピッチ長短の調整が、該ブロックの該サイプが設けられていない個所の周方向長さの調整によっておこなわれ、ピッチ長短とは無関係に該横方向溝および該サイプの形状および寸法がいずれのピッチにおいても同一であるトレッド・パターンを備えた空気入りタイヤを製造するための加硫モールドであって、該モールドのタイヤ・トレッド部に相当する部分が周方向に連続して配置された複数のピースで形成され、隣接するピース間の境界線がタイヤ・トレッド部の該ピッチ間の境界線に相当する部分に設定されているタイヤ加硫モールドの製造方法において、複数の異なるピッチのうち最大ピッチに相当するトレッド・ピースを製造するためのマスター金型を製造し、該マスター金型によって多数のトレッド・ピースを鋳造し、該鋳造工程によって製造された該トレッド・ピースの周方向両端を所定量切断することによって、より小さなピッチに相当するトレッド・ピースを製造することを特徴とするタイヤ加硫モールドの製造方法。
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