JPH09315110A - 横方向溝を備えた空気入りタイヤおよびその加硫モールド - Google Patents

横方向溝を備えた空気入りタイヤおよびその加硫モールド

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JPH09315110A
JPH09315110A JP9073545A JP7354597A JPH09315110A JP H09315110 A JPH09315110 A JP H09315110A JP 9073545 A JP9073545 A JP 9073545A JP 7354597 A JP7354597 A JP 7354597A JP H09315110 A JPH09315110 A JP H09315110A
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tire
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length
mold
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賢一 柴田
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昌美 滝口
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の横方向溝と多数のブロックとをトレ
ッドに備え、2種類以上のピッチがトレッドの周上に配
列された空気入りタイヤのユニフォーミティー・レベル
を改良し、ひいては振動乗り心地性能を向上させるとと
もに、タイヤ加硫モールドの製造コストを低減すること
によってタイヤの製造コストを低減すること。 【解決手段】 隣接するピッチ間の境界線が横方向溝
とは交差しないようにブロック上に設定され、ピッチ長
短の調整がブロックの周方向長さの調整によっておこな
われ、ピッチ長短とは無関係に横方向溝の形状および寸
法がいずれのピッチにおいても同一であることを特徴と
するトレッド・パターンを備えた空気入りタイヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は横方向溝をトレッド
に備えた空気入りタイヤおよびその加硫モールドに関す
るもので、特に、トレッドを横断する方向に延び、タイ
ヤ周方向に間隔を置いて設けられた多数の横方向溝と、
該横方向溝によってタイヤ周方向に間隔を置いて形成さ
れた多数のブロックとをトレッドに備え、トレッド・パ
ターンを構成する最小単位の模様の周方向長さであるピ
ッチが2種類以上の長さに選定されて、ピッチ・バリエ
ーションの手法に従ってタイヤ・トレッドの周上に連続
的に配列された空気入りタイヤおよびその加硫モールド
に関するものである。
【0002】本明細書において「ピッチ・バリエーショ
ン」とは、周波数変調理論などに基づくタイヤ騒音(パ
ターン・ノイズ)低減の手法であって、パターンを構成
する最小単位の模様の周方向長さ(ピッチ)を2種類以
上の長さにして、適切にタイヤ・トレッドの周上に連続
的に配列することによって、1種類のピッチで配列され
た場合或る周波数に集中して発生する大きな音圧レベル
のピークを、それより低い音圧レベルの多くの側帯波に
分散させて、タイヤ騒音(パターン・ノイズ)を低減す
るタイヤ設計手法を意味する。
【0003】
【従来の技術】一般的に、乗用車用タイヤやトラック・
バス用タイヤでは、タイヤ騒音(パターン・ノイズ)を
低減するために、トレッド・パターンを構成する最小単
位の模様の周方向長さであるピッチが2種類以上の長さ
に選定されて、ピッチ・バリエーションの手法に従って
タイヤ・トレッドの周上に連続的に配列されている。従
来の空気入りタイヤおよびその加硫モールドは、トレッ
ド・パターンにピッチ・バリエーションを施すときに、
隣接するピッチ間の境界線が任意の位置に設定され、か
つ、ピッチ長短の調整がピッチ全体に亙って均一に調整
され、換言すれば、基本ピッチを拡大または縮小して大
きなピッチまたは小さなピッチをつくるときに、トレッ
ド・パターンを構成する溝やブロックなどが同じ割合で
拡大または縮小されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】その結果、従来の空気
入りタイヤおよびその加硫モールドでは、横方向溝が2
つの異なるピッチにまたがって形成され、ジグザグ状と
なりタイヤの外観が悪くなったり、ラジアル・フォース
・バリエーション(ラジアル方向の力の変動)が大きく
なって、タイヤのユニフォーミティー・レベルが悪化し
やすく、タイヤの乗り心地性能に悪影響を及ぼす。ま
た、大きなピッチと小さなピッチが隣接する個所ではブ
ロックの形状や横方向溝の振り角度が不均一になり、タ
イヤの周上でブロックの剛性の不均一が発生し、操縦安
定性能および耐摩耗性能ならびに耐偏摩耗性能に悪影響
を及ぼす。さらに、タイヤのトレッドのそれぞれのピッ
チに相当するタイヤ加硫モールドのトレッド・ピースを
鋳造するためのマスター金型が多数となって、タイヤ製
造コストが高くなるという不具合があった。横方向溝の
他にサイプをトレッドに備えたタイヤでは、従来のよう
に隣接するピッチ間の境界線が任意の位置に設定されて
いると、トレッドにサイプを形成するためのブレードが
多数となって、タイヤ製造コストが高くなるという不具
合があった。
【0005】本発明の目的は、上記のような従来技術の
不具合を解消して、トレッドを横断する方向に延び、タ
イヤ周方向に間隔を置いて設けられた多数の横方向溝
と、該横方向溝によってタイヤ周方向に間隔を置いて形
成された多数のブロックとをトレッドに備え、トレッド
・パターンを構成するピッチが2種類以上の長さに選定
されて、ピッチ・バリエーションの手法に従ってタイヤ
・トレッドの周上に連続的に配列された空気入りタイヤ
のユニフォーミティー・レベルを改良し、ひいては振動
乗り心地性能、操縦安定性能および耐摩耗性能ならびに
耐偏摩耗性能を向上させるとともに、タイヤ加硫モール
ドの製造コストを低減することによってタイヤの製造コ
ストを低減することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の空気入りタイヤは、トレッドを横断する方
向に延び、タイヤ周方向に間隔を置いて設けられた多数
の横方向溝と該横方向溝によってタイヤ周方向に間隔を
置いて形成された多数のブロックとをトレッドに備え、
トレッド・パターンを構成する最小単位の模様の周方向
長さであるピッチが2種類以上の長さに選定されて、ピ
ッチ・バリエーションの手法に従ってタイヤ・トレッド
の周上に連続的に配列された空気入りタイヤにおいて、
(1)隣接するピッチ間の境界線が、該横方向溝と交差
しないように、該ブロック上に設定され、(2)ピッチ
長短の調整が該ブロックの周方向長さの調整によってお
こなわれ、(3)ピッチ長短とは無関係に該横方向溝の
形状および寸法がいずれのピッチにおいても同一である
ことを特徴とするトレッド・パターンを備えた空気入り
タイヤである。
【0007】本発明の空気入りタイヤは、該ブロック上
にサイプが設けられている場合は、隣接するピッチ間の
境界線が該サイプと交差しないように設定され、ピッチ
長短とは無関係に該サイプの形状および寸法がいずれの
ピッチにおいても同一であることが好ましい。
【0008】本発明の空気入りタイヤを加硫するモール
ドは、モールドのタイヤ・トレッド部に相当する部分が
周方向に連続して配置された複数のトレッド・ピースで
形成され、隣接するトレッド・ピース間の境界線がタイ
ヤ・トレッド部の該ピッチ間の境界線に相当する部分に
設定されていることを特徴とするモールドである。
【0009】本発明によるタイヤ加硫モールドの製造方
法は、複数の異なるピッチのうち最大ピッチに相当する
トレッド・ピースを製造するためのマスター金型を製造
し、該マスター金型によって多数のトレッド・ピースを
鋳造し、該鋳造工程によって製造されたトレッド・ピー
スの周方向両端を所定量切断することによって、より小
さなピッチに相当するトレッド・ピースを製造すること
を特徴とするタイヤ加硫モールドの製造方法である。
【0010】本発明の空気入りタイヤは上記のような構
成であり、特に、隣接するピッチ間の境界線が該横方向
溝と交差しないように該ブロック上に設定され、ピッチ
長短の調整が該ブロックの周方向長さの調整によってお
こなわれ、ピッチ長短とは無関係に該横方向溝の形状お
よび寸法が長短いずれのピッチにおいても同一であるの
で、従来技術のような不具合、すなわち、横方向溝が2
つの異なるピッチにまたがって形成され、ジグザグ状と
なりタイヤの外観が悪くなったり、ラジアル・フォース
・バリエーション(ラジアル方向の力の変動)が大きく
なって、タイヤのユニフォーミティー・レベルが悪化
し、その結果タイヤの乗り心地性能に悪影響を及ぼすと
いう不具合が解消される。
【0011】また、本発明の空気入りタイヤを加硫する
モールドは、上記のように、モールドのタイヤ・トレッ
ド部に相当する部分が周方向に連続して配置された複数
のトレッド・ピースで形成され、隣接するトレッド・ピ
ース間の境界線がタイヤ・トレッド部の該ピッチ間の境
界線に相当する部分に設定されていて、複数の異なるピ
ッチのうち最大ピッチに相当するトレッド・ピースを製
造するためのマスター金型を製造し、該マスター金型に
よって多数のトレッド・ピースを鋳造し、該鋳造工程に
よって製造されたトレッド・ピースの周方向両端を所定
量切断することによって、より小さなピッチに相当する
トレッド・ピースを製造することによってタイヤ加硫モ
ールドが製造されるので、従来技術のような不具合、す
なわち、タイヤのそれぞれのピッチに相当するタイヤ加
硫モールドのトレッド・ピースを鋳造するためのマスタ
ー金型が多数となって、タイヤ製造コストが高くなると
いう不具合が解消される。
【0012】さらに、横方向溝の他にサイプをトレッド
に備えたタイヤでは、従来のように隣接するピッチ間の
境界線が任意の位置に設定されていると、トレッドにサ
イプを形成するためのブレードが多数となって、タイヤ
製造コストが高くなるという不具合があった。本発明の
空気入りタイヤでは、上記のように、該ブロック上にサ
イプが設けられている場合は、隣接するピッチ間の境界
線が該サイプと交差しないように設定され、ピッチ長短
とは無関係に該サイプの形状および寸法がいずれのピッ
チにおいても同一であるので、サイプを形成するための
ブレードの種類も必要最小限度に押さえることが可能と
なった。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に従う実施例および従来例
について図面を参照して説明すると、図1は本発明に従
う実施例の乗用車用空気入りタイヤのトレッド・パター
ンの一部拡大正面図で、図2は従来例の乗用車用空気入
りタイヤのトレッド・パターンの一部拡大正面図であっ
て、タイヤ・サイズは、いずれも、185/65 R1
4である。
【0014】図1に示す本発明による実施例のタイヤ
は、トレッドを横断する方向に延び、タイヤ周方向に間
隔を置いて設けられた多数の横方向溝1、2、3と、左
右2本の周方向溝4、5と、横方向溝1、2、3によっ
てタイヤ周方向に間隔を置いて形成された多数のブロッ
ク6、7、8とをトレッドに備えている。トレッド・パ
ターンを構成する最小単位の模様の周方向長さであるピ
ッチPが3種類の長さPa 、Pb 、Pc に選定されて、
ピッチ・バリエーションの手法に従ってタイヤ・トレッ
ドの周上に連続的に配列されている。隣接するピッチ間
の境界線Lが、横方向溝1、2、3と交差しないよう
に、ブロック6、7、8上に設定され、ピッチ長短の調
整がブロック6、7、8の周方向長さの調整によってお
こなわれ、ピッチ長短とは無関係に横方向溝1、2、3
の形状および寸法がいずれのピッチにおいても同一であ
る。ブロック6、7、8上にサイプS(S1 、S2 、S
3 、S4 、S5 )が設けられ、隣接するピッチ間の境界
線LがサイプSと交差しないように設定され、ピッチ長
短とは無関係にサイプS(S1 、S2 、S3 、S4 、S
5 )の形状および寸法がいずれのピッチにおいても同一
である。この空気入りタイヤを製造するための加硫モー
ルドは、モールドのタイヤ・トレッド部に相当する部分
が、周方向に連続して配置された複数のトレッド・ピー
スで形成され、隣接するトレッド・ピース間の境界線
が、タイヤ・トレッド部のピッチ間の境界線Lに相当す
る部分に設定されている。そして、このタイヤ加硫モー
ルドは、図2に示すように、3種類の異なるピッチPa
、Pb 、Pc のうち最大ピッチPc に相当するトレッ
ド・ピースを製造するためのマスター金型を製造し、こ
のマスター金型によって多数のトレッド・ピースを鋳造
し、この鋳造工程によって製造されたトレッド・ピース
の周方向両端を所定量つまりピッチの差だけ切断するこ
とによって、より小さなピッチPa 、Pb に相当するト
レッド・ピースを製造することによって製造される。
【0015】図3に示す従来例の空気入りタイヤは、ト
レッドを横断する方向に延び、タイヤ周方向に間隔を置
いて設けられた多数の横方向溝1、2、3と、左右2本
の周方向溝4、5と、横方向溝1、2、3によってタイ
ヤ周方向に間隔を置いて形成された多数のブロック6、
7、8とをトレッドに備えていること、およびトレッド
・パターンを構成する最小単位の模様の周方向長さであ
るピッチPが3種類の長さPa 、Pb 、Pc に選定され
て、ピッチ・バリエーションの手法に従ってタイヤ・ト
レッドの周上に連続的に配列されていることは上記実施
例の空気入りタイヤと同じである。隣接するピッチ間の
境界線Lが横方向溝1、2、3と交差するようにブロッ
ク6、7、8上に設定され、ピッチ長短の調整がブロッ
ク6、7、8の周方向長さの調整だけでなく、ピッチ全
体によっておこなわれ、その結果、ピッチの長短によっ
て横方向溝1、2、3およびサイプS(S1 、S2 、S
3 、S4 、S5 )の形状および寸法が異なるものとなっ
ていることが、上記実施例の空気入りタイヤとの主要な
相違点である。
【0016】上記本発明に従う実施例の空気入りタイヤ
と上記従来例の空気入りタイヤについて、タイヤの振動
乗り心地性能、操縦安定性能および耐摩耗性能ならびに
耐偏摩耗性能の比較評価試験を実施した。タイヤの振動
乗り心地性能および操縦安定性能の評価試験は、正規内
圧でリム組みしたタイヤをテスト車両に装着し、テスト
・コースを走行して振動乗り心地性能をテスト・ドライ
バーによるフィーリング評価を行った。その結果、上記
従来例の空気入りタイヤでは微振動が感じられたが、上
記実施例の空気入りタイヤではこの微振動が解消されて
いた。操縦安定性能の評価試験は、10点満点で採点し
た結果上記従来例の空気入りタイヤでは6点であった
が、上記実施例の空気入りタイヤでは6.5点であっ
た。耐偏摩耗性能の比較評価試験の結果では、タイヤ軸
方向10カ所のヒールアンドトー摩耗の平均値が、上記
従来例の空気入りタイヤと比べ、上記実施例の空気入り
タイヤは約10%少ない値を示していた。耐摩耗性能の
比較評価試験の結果では、タイヤ軸方向11カ所の平均
値が、上記従来例の空気入りタイヤと比べ、上記実施例
の空気入りタイヤは約50%少ない値を示していた。タ
イヤを製造するための加硫モールドの製造コストを比べ
ると、従来例のコストを100とすると、本発明に基づ
く加硫モールドの製造コストはピッチ個数が3ピッチの
場合88でピッチ個数が5ピッチの場合62であった。
【0017】
【発明の効果】本発明に基づく実施例の空気入りタイヤ
は従来例の空気入りタイヤと比べて、振動乗り心地性
能、操縦安定性能および耐摩耗性能ならびに耐偏摩耗性
能が向上していることが分かる。また、タイヤを製造す
るための加硫モールドの製造コストは、ピッチ個数によ
って若干異なるが、従来例のコストを100とすると、
本発明に基づく加硫モールドの製造コストは60乃至9
0程度である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタイヤのトレッド・パターンの一
部拡大正面図である。
【図2】本発明によるタイヤのトレッド・ピースを製造
するための説明図である。
【図3】従来のタイヤのトレッド・パターンの一部拡大
正面図である。
【符号の説明】
1 横方向溝 2 横方向溝 3 横方向溝 4 周方向溝 5 周方向溝 6 ブロック 7 ブロック 8 ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:24 B29L 30:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッドを横断する方向に延び、タイヤ
    周方向に間隔を置いて設けられた多数の横方向溝と、該
    横方向溝によってタイヤ周方向に間隔を置いて形成され
    た多数のブロックとをトレッドに備え、トレッド・パタ
    ーンを構成する最小単位の模様の周方向長さであるピッ
    チが2種類以上の長さに選定されて、ピッチ・バリエー
    ションの手法に従ってタイヤ・トレッドの周上に連続的
    に配列された空気入りタイヤにおいて、(1)隣接する
    ピッチ間の境界線が、該横方向溝と交差しないように、
    該ブロック上に設定され、(2)ピッチ長短の調整が該
    ブロックの周方向長さの調整によっておこなわれ、
    (3)ピッチ長短とは無関係に該横方向溝の形状および
    寸法がいずれのピッチにおいても同一であることを特徴
    とするトレッド・パターンを備えた空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 該ブロック上にサイプが設けられ、隣接
    するピッチ間の境界線が該サイプと交差しないように設
    定され、ピッチ長短とは無関係に該サイプの形状および
    寸法がいずれのピッチにおいても同一であることを特徴
    とする請求項1記載のトレッド・パターンを備えた空気
    入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 トレッドを横断する方向に延び、タイヤ
    周方向に間隔を置いて設けられた多数の横方向溝と該横
    方向溝によってタイヤ周方向に間隔を置いて形成された
    多数のブロックとをトレッドに備え、トレッド・パター
    ンを構成する最小単位の模様の周方向長さであるピッチ
    が2種類以上の長さに選定され、ピッチ・バリエーショ
    ンの手法に従ってトレッドの周上に連続的に配列され、
    隣接するピッチ間の境界線が該横方向溝と交差しないよ
    うに該ブロック上に設定され、ピッチ長短の調整が該ブ
    ロックの周方向長さの調整によっておこなわれ、ピッチ
    長短とは無関係に該横方向溝の形状および寸法がいずれ
    のピッチにおいても同一であるトレッド・パターンを備
    えた空気入りタイヤを製造するための加硫モールドにお
    いて、(1)該モールドのタイヤ・トレッド部に相当す
    る部分が、周方向に連続して配置された複数のトレッド
    ・ピースで形成され、(2)隣接するトレッド・ピース
    間の境界線が、タイヤ・トレッド部の該ピッチ間の境界
    線に相当する部分に設定されていることを特徴とする加
    硫モールド。
  4. 【請求項4】 トレッドを横断する方向に延び、タイヤ
    周方向に間隔を置いて設けられた多数の横方向溝と、該
    横方向溝によってタイヤ周方向に間隔を置いて形成され
    た多数のブロックと、該ブロック上に設けられたサイプ
    とをトレッドに備え、トレッド・パターンを構成する最
    小単位の模様の周方向長さであるピッチが2種類以上の
    長さに選定され、ピッチ・バリエーションの手法に従っ
    てタイヤ・トレッドの周上に連続的に配列され、隣接す
    るピッチ間の境界線が該横方向溝および該サイプと交差
    しないように該ブロック上に設定され、ピッチ長短の調
    整が該ブロックの該サイプが設けられていない個所の周
    方向長さの調整によっておこなわれ、ピッチ長短とは無
    関係に該横方向溝および該サイプの形状および寸法がい
    ずれのピッチにおいても同一であるトレッド・パターン
    を備えた空気入りタイヤを製造するための加硫モールド
    において、(1)該モールドのタイヤ・トレッド部に相
    当する部分が、周方向に連続して配置された複数のピー
    スで形成され、(2)隣接するピース間の境界線が、タ
    イヤ・トレッド部の該ピッチ間の境界線に相当する部分
    に設定されていることを特徴とする加硫モールド。
  5. 【請求項5】 トレッドを横断する方向に延び、タイヤ
    周方向に間隔を置いて設けられた多数の横方向溝と該横
    方向溝によってタイヤ周方向に間隔を置いて形成された
    多数のブロックとをトレッドに備え、トレッド・パター
    ンを構成する最小単位の模様の周方向長さであるピッチ
    が2種類以上の長さに選定され、ピッチ・バリエーショ
    ンの手法に従ってトレッドの周上に連続的に配列され、
    隣接するピッチ間の境界線が該横方向溝と交差しないよ
    うに該ブロック上に設定され、ピッチ長短の調整が該ブ
    ロックの周方向長さの調整によっておこなわれ、ピッチ
    長短とは無関係に該横方向溝の形状および寸法がいずれ
    のピッチにおいても同一であるトレッド・パターンを備
    えた空気入りタイヤを製造するための加硫モールドであ
    って、該モールドのタイヤ・トレッド部に相当する部分
    が、周方向に連続して配置された複数のピースで形成さ
    れ、隣接するピース間の境界線がタイヤ・トレッド部の
    該ピッチ間の境界線に相当する部分に設定されているタ
    イヤ加硫モールドの製造方法において、複数の異なるピ
    ッチのうち最大ピッチに相当するトレッド・ピースを製
    造するためのマスター金型を製造し、該マスター金型に
    よって多数のトレッド・ピースを鋳造し、該鋳造工程に
    よって製造されたトレッド・ピースの周方向両端を所定
    量切断することによって、より小さなピッチに相当する
    トレッド・ピースを製造することを特徴とするタイヤを
    加硫するモールドの製造方法。
  6. 【請求項6】 トレッドを横断する方向に延び、タイヤ
    周方向に間隔を置いて設けられた多数の横方向溝と該横
    方向溝によってタイヤ周方向に間隔を置いて形成された
    多数のブロックと、該ブロック上に設けられたサイプと
    をトレッドに備え、トレッド・パターンを構成する最小
    単位の模様の周方向長さであるピッチが2種類以上の長
    さに選定され、ピッチ・バリエーションの手法に従って
    トレッドの周上に連続的に配列され、隣接するピッチ間
    の境界線が、該横方向溝および該サイプと交差しないよ
    うに、該ブロック上に設定され、ピッチ長短の調整が、
    該ブロックの該サイプが設けられていない個所の周方向
    長さの調整によっておこなわれ、ピッチ長短とは無関係
    に該横方向溝および該サイプの形状および寸法がいずれ
    のピッチにおいても同一であるトレッド・パターンを備
    えた空気入りタイヤを製造するための加硫モールドであ
    って、該モールドのタイヤ・トレッド部に相当する部分
    が周方向に連続して配置された複数のピースで形成さ
    れ、隣接するピース間の境界線がタイヤ・トレッド部の
    該ピッチ間の境界線に相当する部分に設定されているタ
    イヤ加硫モールドの製造方法において、複数の異なるピ
    ッチのうち最大ピッチに相当するトレッド・ピースを製
    造するためのマスター金型を製造し、該マスター金型に
    よって多数のトレッド・ピースを鋳造し、該鋳造工程に
    よって製造された該トレッド・ピースの周方向両端を所
    定量切断することによって、より小さなピッチに相当す
    るトレッド・ピースを製造することを特徴とするタイヤ
    加硫モールドの製造方法。
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