JP4742560B2 - タイヤ加硫用モールド - Google Patents

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本発明は、タイヤ加硫用モールドに関し、更に詳しくは、新たなモールドを作製することなく、ピッチ配列を変更した空気入りタイヤの作製に対応することができるセクショナル型のタイヤ加硫用モールドに関する。
一般に、セクショナ型のタイヤ加硫用モールドは、上下の金型間にタイヤのトレッドパターンを成形する環状の側型を備えており、この側型を周方向に沿って分割した複数のセクターから構成している。各セクターのトレッド成形面にはトレッドパターンを成形するパターン要素成形部が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、トレッドパターンに起因する騒音(パターンノイズ)を抑制するため、トレッド面にピッチ長の異なる複数のパターン要素からなるトレッドパターンを設けた空気入りタイヤが周知である。このような空気入りタイヤは、各セクターのトレッド成形面にピッチ長の異なる複数のパターン要素を成形するパターン要素成形部を備えたタイヤ加硫用モールドにより加硫成形されるが、周上で略均一な肉厚を有するグリーンタイヤのトレッド部の表面にピッチ長さの異なるパターン要素を成形するため、成形後のトレッド部の肉厚にバラツキが発生することが避けられず、それがユニフォミティを悪化させる一因になっている。
そこで、上記空気入りタイヤを設計する際に、高いパターンノイズ低減効果を得る一方、ユニフォミティへの悪影響を最小限に抑えるように予測して設計がなされるが、必ずしも予測した通りの効果を奏するタイヤが得られるとは限らず、また装着する車両との相性により予測していた効果が得られない場合が生じる。
それを解決するため、パターン要素の並べ替えを行い、ピッチ配列を変更した空気入りタイヤを試作しようとすると、それに応じた新たなモールド(側型)を作り直す必要があり、その結果、モールド費用及びタイヤ開発期間が増加するという問題があった。
特開平9−309114号公報
本発明の目的は、新たなモールドを作製することなく、ピッチ配列を変更した空気入りタイヤの作製に対応することができ、モールド費用の減とタイヤ開発期間の短縮を図ることが可能なタイヤ加硫用モールドを提供することにある。
上記目的を達成する本発明のタイヤ加硫用モールドは、タイヤのトレッド面(4)の幅方向に沿って延在する横溝(5C)内をピッチの境界とし、かつ該ピッチの長さが互いに異なる複数のパターン要素(A、B)を有するトレッドパターン(5)を、前記トレッド面(4)に成形する複数のセクター(6)からなる環状の側型(3)を備えたタイヤ加硫用モールドにおいて、前記セクター(6)を、前記ピッチの境界で分割された互いに入替可能な複数のピース(6A、6B)から構成したことを特徴とする。
上述のようにトレッド面を成形する側型を各パターン要素を成形する複数のピースから構成したので、パターン要素の並べ替えを行い、ピッチ配列を変更した空気入りタイヤの作製が必要になる場合には、ピースを並べ替えるだけで容易に対応することができるため、新たなモールドを作製することなく、ピッチ配列を変更した空気入りタイヤを作製することが可能になる。そのため、モールド費用を低減すると共にタイヤ開発期間を短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明のタイヤ加硫用モールドの実施形態を示し、1,2は空気入りタイヤのサイド部を成形する上型と下型、3は上型1と下型2との間に配置された環状の側型である。側型3の参考例としては、図2に示すように、空気入りタイヤのトレッド面4に異なるピッチ長La,Lb,Lc,Ld,Leを有する複数のパターン要素A,B,C,D,Eからなるトレッドパターン5を成形するものある。
トレッドパターン5は、図示する例では、タイヤ周方向Tに延在する主溝5Aと周方向細溝5B、タイヤ幅方向に延在する横溝5C、ブロック5D、リブ5E、サイプ5Fからなり、各パターン要素A,B,C,D,Eはそれらの部分から構成されている。ピッチの境界はブロック5Dを横断する位置である。
上記側型3は、周方向に沿って複数に分割したセクター6から構成され、各セクター6は、図3に示すように、トレッド成形面7に複数のパターン要素A,B,C,D,Eを成形するパターン要素成形部8を備えている。パターン要素成形部8は、主溝5Aを成形する主溝成形刃9、周方向細溝5Bを成形する周方向細溝成形刃10、横溝5Cを成形する横溝成形刃11、及びサイプ5Fを成形するサイプ成形刃12をトレッド成形面7に突設した構成になっている。
各セクター6は、更に周方向に沿って分割した、各パターン要素A,B,C,D,Eを成形するパターン要素成形部分8A,8B,8C,8D,8Eを備えた複数のピース6A,6B,6C,6D,6Eから構成されている。
このように本発明では、側型3を各パターン要素A,B,C,D,Eを成形する複数のピース6A,6B,6C,6D,6Eから構成することにより、パターン要素A,B,C,D,Eの並べ替えを行い、ピッチ配列を変更した空気入りタイヤの作製が必要になった場合には、図4にその一例を示すように、ピース6A,6B,6C,6D,6Eを並べ替えるだけでよいため、新たなモールドを作製することなく、ピッチ配列を変更した空気入りタイヤの作製に対応することができる。従って、モールド費用の低減とタイヤ開発期間の短縮が可能になる。
また、セクター6を複数のピース6A,6B,6C,6D,6Eから構成することで、セクター6毎に取り付ける既存の加硫機に容易に取り付けることができる。
図5は、本発明のタイヤ加硫用モールドの実施形態におけるセクターのトレッド成形面を示す。この実施形態では、トレッドパターン5が、図6に示すように、トレッド面4に設けたタイヤ幅方向に沿って延在する横溝5C内をピッチの境界とする、ピッチ長La,Lb の異なるパターン要素A,B(パターン要素Aのピッチ長Laの方が長い)を有するものとなる。このような空気入りタイヤを成形する各セクター6は、各パターン要素A,Bを区分する横溝5C内のピッチの境界に対応する横溝成形刃11の位置で区分した複数のピース6A,6Bから構成してある。なお、理解を容易にするため、ピッチの異なる2種類のパターン要素A,Bを例示したが、パターン要素の種類は2種類以上であってもよいことは言うまでもない。
このように横溝5C内のピッチの境界に対応する位置で分割したピース6A,6Bは、パターン要素成形部分8A,8Bの横溝成形刃部分11a、11bの幅がそれぞれ異なるため、隣合うピースを、図7(a)に示すピース6A,6A(横溝成形刃11の幅が最も広くなり、従って横溝5Cが最も広くなる)、図7(b)に示すピース6A,6B(横溝成形刃11の幅が次に広くなり、従って横溝5Cが次に広くなる)、図7(c)に示すピース6B,6B(横溝成形刃11の幅が最も狭くなり、従って横溝5Cが最も狭くなる)の3種類のいずれかに並べ替えることができ、ピッチ種類より多い横溝幅種類のトレッドパターンを作ることができるので、上述した効果に加えて、パターンノイズの低減とユニフォミティへの悪影響を抑えた空気入りタイヤを開発する上で有利となる。
本発明のタイヤ加硫用モールドの実施形態を示す半断面図である。 トレッドパターンの一例を示すトレッド面の左側半分の要部展開図である。 図2のトレッドパターンを成形するためのセクターのトレッド成形面の下側半分の展開図である。 ピースを並べ替えたセクターの一例を示す説明図である。 本発明のタイヤ加硫用モールドの実施形態におけるセクターのトレッド成形面の下側半分の展開図である。 図5のトレッド成形面により成形されるトレッドパターンを示すトレッド面の左側半分の要部展開図である。 (a),(b),(c)は、それぞれピースの並べ替え状態を示す断面説明図である。
符号の説明
1 上型
2 下型
3 側型
4 トレッド面
5 トレッドパターン
5C 横溝
6 セクター
6A,6B,6C,6D,6E ピース
7 トレッド成形面
8 パターン要素成形部
8A,8B,8C,8D,8E パターン要素成形部分
11 横溝成形刃
A,B,C,D,E パターン要素
La,Lb,Lc,Ld,Le ピッチ長
T タイヤ周方向

Claims (3)

  1. タイヤのトレッド面(4)の幅方向に沿って延在する横溝(5C)内をピッチの境界とし、かつ該ピッチの長さが互いに異なる複数のパターン要素(A、B)を有するトレッドパターン(5)を、前記トレッド面(4)に成形する複数のセクター(6)からなる環状の側型(3)を備えたタイヤ加硫用モールドにおいて、
    前記セクター(6)を、前記ピッチの境界で分割された互いに入替可能な複数のピース(6A、6B)から構成したことを特徴とするタイヤ加硫用モールド。
  2. 前記セクター(6)のトレッド成形面(7)に、前記パターン要素(A、B)を成形するパターン要素成形部(8A、8B)を突設した請求項1に記載のタイヤ加硫用モールド。
  3. 前記トレッドパターン(5)が、前記トレッド面(4)の周方向に沿って延在する主溝(5A)とサイプ(5F)とを有する請求項1又は2に記載のタイヤ加硫用モールド。
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