JP3895504B2 - 液体吐出容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポンプ式の液体吐出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポンプ式の液体吐出容器として、容器体内へ垂設させたシリンダ内から上方付勢させて作動部材を起立させ、該作動部材上端のノズル付き押下げヘッドを介して作動部材を上下動させることで容器体内液体をシリンダ内へ吸上げ、又該シリンダ内液体を上記ノズルから吐出可能に設けた液体吐出容器が広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記容器体内液体で例えばパフ状の塗付用布を濡らし、該布を用いて液体を使うと便利な場合があるが、このような場合、従来は一方の手でノズル先端に布を当て、他方の手でポンプ操作を行うこととなるため両手を使用することが必要となり、よって一方の手に鏡等を持っていると、上記操作が出来ず、よってその鏡等を一旦手から離した後に上記操作を行うこととなる不便があった。
【0004】
本発明はそのような場合に便利であって、片手操作でポンプ操作を行い、同時に布を液体に浸すことが出来るよう設けたものである。
【0005】
【発明を解決するための手段】
第1の手段として、容器体内へ垂設されたシリンダ内から、ステム下端に筒状ピストンを有しかつステム上端にノズル付き押下げヘッドを嵌着させた作動部材を上方付勢させて起立するポンプ式の液体吐出容器において、
上記押下げヘッド8を上下二部材で形成し、
下部材11は、ステム5上部へ嵌着させたステム嵌合筒12の上端から上外方へ起立させて外向きフランジ状の受皿状部13を突出させて形成し、
又上部材21は、上記ステム嵌合筒12の上端部内面へ、頂板22から垂設した縦筒23の下部を水密に嵌合させると共に、該縦筒上部内へ基端を開口させかつ頂板22下面へ付設させて受皿状部13前方までノズル7を突出し、又頂板22から垂設した周壁24を受皿状部の外周部上面へ載置させると共に、該周壁後部下端を上記受皿状部の後部へ屈折可能にヒンジ連結させ、該連結部を中心とする上部材21の回動で縦筒23下部がステム嵌合筒12に対して着脱自在に、かつ上部材を下部材後方へ倒すことが可能に形成した。
【0006】
第2の手段として、上記第1の手段を有すると共に、上記下部材11と上部材21とのヒンジ連結を、受皿状部13の状部後面へ縦設した縦溝15内へ、上部材周壁の後部下端面から垂設した係合板25を嵌合させ、該係合板下端部と縦溝側壁部とをピン26で枢着させて行った。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下図面について説明する。まず従来公知の部分について説明すると、1は容器体、2はその容器体内へ垂設したポンプで3はシリンダ、4はそのシリンダ内から上方付勢させて起立する作動部材で、該作動部材はステム5下端に筒状ピストン6を有し、かつステム上端にノズル7付きの押下げヘッド8を嵌合させている。上記ポンプはシリンダ内から押下げヘッドを上端に有する作動部材を起立させ、該作動部材の上下動で容器体内液体をシリンダ内へ、又該シリンダ内液体を押下げヘッドが有するノズルから噴出可能に設けたものであればどのようなものでもよい。
【0008】
本発明は上記のような液体吐出容器において、上記押下げヘッド8を上下二部材で形成した。
【0009】
その下部材11は、ステム5上部外面へ嵌着させたステム嵌合筒12の上端から上外方へ起立させて外向きフランジ状の受皿状部13を突出させて形成する。そのステム嵌合筒の上端よりもやや下方部分は小内径部14としており、ステム5上端面は、その小内径部14の下端面へ係合させている。受皿状部13の後部外面には後面および上下両端面開口の縦溝15を縦設するとよい。又ステム嵌合筒12の上端部外面へは適当数の突条16を付設させている。
【0010】
上部材21は、既述ステム嵌合筒12の上端部内面へ、頂板22から垂設した縦筒23の下部を水密に嵌合させると共に該縦筒上部内へ基端を開口させて頂板前部下面へノズル7を付設し、該ノズルおよび頂板前部を既述受皿状部13の前方まで突出させている。又頂板22からは周壁24を垂下させて該周壁下端面を受皿状部13の上面へ載置させている。周壁24後部の下面からは既述縦溝15内へ嵌合させて係合板25を垂下し、該係合板下端部と縦溝の側壁部とをピン26で枢着させ、そのピンを中心として上部材21は回動し、下部材11後方へ倒すことが可能としている。
【0011】
上記下部材11と上部材21との各後部の枢着は肉薄ヒンジ等で行ってもよい。
【0012】
31は作動部材押下げ防止用のストッパで、後面開放C字形状の弯曲板32の前面から摘み板33を前方突出したもので、その弯曲板をステム嵌合筒12の上部外面へ着脱自在に嵌合させ、容器体口頸部外面へ嵌合させたキャップ状部材41の内向きフランジ状頂壁内周から起立するガイド筒42上端面と、既述突条16との間で挾持させている。
【0013】
上記構成において、塗付用布を使用する場合は、図3が示すように上部材21を開き、受皿状部13上面を上記布で塞ぎ、該状態で作動部材4を押下げる。すると作動部材下降によりシリンダ内液体はステム5内を上昇してステム嵌合筒上端を塞いでいる上記布を濡らすから、そのまま上方付勢されている作動部材4を上昇させると共に布を外し、上部材21を閉塞させて縦筒23下部をステム嵌合筒上部内へ嵌合させればよい。
【0014】
尚通常に使用する場合は上部材21閉塞のままで押下げヘッド8を押下げればよく、するとノズル7から液体を噴出する。
【0015】
【発明の効果】
本発明は既述構成としたから、通常のポンプ式液体吐出容器として作動部材4の上下動でノズル7から液体を吐出させることが出来るほか、上部材21を開き、塗付用布で下部材11の受皿状部13上面を塞ぎそのまま作動部材を押下げることで上記布を濡らすことを片手操作で行うことが出来る便利がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明容器の半側面図である。
【図2】図1容器の平面図である。
【図3】上部材開放状態で示す、図1容器の半断面図である。
【符号の説明】
11…下部材 12…ステム嵌合筒
13…受皿状部 21…上部材
23…縦筒
Claims (2)
- 容器体内へ垂設されたシリンダ内から、ステム下端に筒状ピストンを有しかつステム上端にノズル付き押下げヘッドを嵌着させた作動部材を上方付勢させて起立するポンプ式の液体吐出容器において、
上記押下げヘッド8を上下二部材で形成し、
下部材11は、ステム5上部へ嵌着させたステム嵌合筒12の上端から上外方へ起立させて外向きフランジ状の受皿状部13を突出させて形成し、
又上部材21は、上記ステム嵌合筒12の上端部内面へ、頂板22から垂設した縦筒23の下部を水密に嵌合させると共に、該縦筒上部内へ基端を開口させかつ頂板22下面へ付設させて受皿状部13前方までノズル7を突出し、又頂板22から垂設した周壁24を受皿状部の外周部上面へ載置させると共に、該周壁後部下端を上記受皿状部の後部へ屈折可能にヒンジ連結させ、該連結部を中心とする上部材21の回動で縦筒23下部がステム嵌合筒12に対して着脱自在に、かつ上部材を下部材後方へ倒すことが可能に形成したことを特徴とする液体吐出容器。 - 上記下部材11と上部材21とのヒンジ連結を、受皿状部13の上部後面へ縦設した縦溝15内へ、上部材周壁の後部下端面から垂設した係合板25を嵌合させ、該係合板下端部と縦溝側壁部とをピン26で枢着させて行ったことを特徴とする請求項1記載の液体吐出容器。
Priority Applications (1)
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JP21647699A JP3895504B2 (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 液体吐出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP21647699A JP3895504B2 (ja) | 1999-07-30 | 1999-07-30 | 液体吐出容器 |
Publications (2)
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JP2001048257A JP2001048257A (ja) | 2001-02-20 |
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ID=16689049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP5946129B2 (ja) * | 2012-06-29 | 2016-07-05 | 株式会社吉野工業所 | 受皿付きポンプ |
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1999
- 1999-07-30 JP JP21647699A patent/JP3895504B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001048257A (ja) | 2001-02-20 |
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