JP3894156B2 - 楽音信号形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、音楽教習システム等における電子楽器などの楽音信号形成装置に対する各種ユーザ設定を可搬性記録媒体のユーザ利用データを用いて容易に行うことができるユーザ利用データ処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
音楽教室等で電子楽器を複数のユーザが共用する場合、当該電子楽器にユーザに合った設定を行うことは、例えば、特許文献1により知られている。特許文献1では、電子楽器にユーザ別の設定情報を保持させるようにしている。また、このほかにも、音色情報、レジストレーション、楽曲データ等を可搬性記憶媒体に記憶させ、他の楽器で利用できるようにしたものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−58160公報
【0004】
しかしながら、従来技術では、電子楽器の設定に用いられる情報源となる媒体はあくまでも単一であり、所定の媒体(通信、記録媒体)が利用できない場合にはこれらの情報の再利用はできない。また、媒体から取得する情報を適用するためには、場合によっては所望の媒体自体を探し出した上、媒体へのアクセスを実行するコマンド操作を行い、媒体から取得される情報のうち適切なものを探し出し、これをロードすべく指示するという手間が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の主たる目的は、楽音信号形成装置の利用に関してユーザ毎に設定されるユーザ利用データを記憶した可搬性記憶媒体を用い、簡単な操作を行うだけで、いつでもどの装置でもユーザ利用データに基づいて各ユーザ用に容易に設定することができるユーザ利用データ処理システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の主たる特徴に従うと、サーバ(SV)との通信が可能であり、演奏情報入力手段(3)からの演奏情報に応じた楽音信号を形成する音源手段(4)を有する楽音信号形成装置(CLa)であって、楽音信号形成装置(CL:CLa,CLb)の利用に関するユーザ毎のユーザ利用データ(UDc)を記憶する可搬性の記憶媒体(Cd)を駆動するための駆動手段(2)と、この記憶媒体(Cd)が駆動手段(2)から離脱されることに応じて、サーバ(SV)に蓄積されているユーザ利用データ(UDs)を記憶媒体(Cd)のユーザ利用データ(UDc)と同一内容のものに更新するように要求するリクエストを送信する更新手段(A13)とを具備する楽音信号形成装置〔請求項1〕が提供される。なお、括弧書きは、対応する実施例中の参照記号、用語乃至箇所を表わし、以下においても同様である。
【0007】
この発明による楽音信号形成装置(CLa)は、さらに、記憶媒体(Cd)が駆動手段(2)に装着されたことに応じて(A3→YES)、サーバ(SV)に蓄積されているユーザ利用データ(UDs)及び記憶媒体(Cd)に記憶されているユーザ利用データ(UDc)の新旧を対比する比較手段(A6)と、この対比の結果、新しいユーザ利用データを記憶媒体(Cd)又はサーバ(SV)からロードし、ロードされたユーザ利用データに基づいてこの楽音信号形成装置(CLa)をセッティングする設定手段(A7〜A9)と、この楽音信号形成装置(CLa)の利用状況に応じてセッティングされた内容から変更されるユーザ利用データを保持する保持手段(RAM部)とを具備し、更新手段(A13)は、駆動手段(2)に装着された記憶媒体(Cd)に記憶されているユーザ利用データ(UDc)を保持手段(RAM部)に保持されている利用データの内容にて更新する〔請求項2〕ように構成することができる。
【0008】
〔発明の作用〕
この発明による楽音信号形成装置(CLa)においては、ICカード、フラッシュメモリカード等の可搬性の記憶媒体(Cd)に、音色パラメータやレジストレーション等楽器の設定(Ms)や、楽器教習進度などの学習履歴(Lh)、コンテンツの購買記録(Su)など、楽音信号形成装置の利用に関するユーザ自身のセッティング内容を表わすユーザ利用データ(UDc)を記憶しておく。
【0009】
この発明の主たる特徴による楽音信号形成装置では〔請求項1〕、取り外し可能な記憶媒体(Cd)がカードリーダ等の記録媒体駆動手段から離脱(アンマウント)されたことを検出した場合は(A12→YES)、サーバ(SV)上のユーザ利用データ(UDs)を記憶媒体(Cd)上のユーザ利用データ(UDc)と同一のものに自動的に更新する(A13)。従って、この発明によれば、ユーザは、記憶媒体(Cd)の離脱(アンマウント)という単純な操作を指令するだけで、サーバ(SV)上のユーザ利用データ(UDs)を、記憶媒体上のユーザ利用データ(UDc)が表わすユーザ自身の設定状態と同一内容のものに更新しておくことができる。それ故、記憶媒体のユーザ利用データが利用できない場合には、サーバから取得したユーザ利用データに基づいて楽音信号形成装置を所望の設定状態とすることが可能となり、ユーザは、いつでもどの楽音信号形成装置についても「自分用」に容易に設定することができる。
【0010】
この楽音信号形成装置においては、さらに、このように取り外し可能な記憶媒体(Cd)が記録媒体駆動手段に装着(マウント)された際に、記憶媒体(Cd)に記憶されているユーザ利用データ(UDc)と、サーバ(SV)に蓄積されているユーザ利用データ(UDs)との新旧を対比し(A6)、新しい方を自動的に有効と見なして、自動的にユーザ利用データ(UDc)のロードを行い、ロードされたユーザ利用データに基づいて楽音信号形成装置をセッティングすると共に(A7〜A9)、楽音信号形成装置の利用状況に応じてセッティング時の内容から変更されるユーザ利用データをRAM等に保持し(A11)、保持されている利用データの内容にて記憶媒体(Cd)上のユーザ利用データ(UDc)を更新する(A13)〔請求項2〕。従って、この発明によれば、ユーザは、記憶媒体(Cd)の装着(マウント)及び離脱(アンマウント)といった単純な操作を指令するだけで、ユーザ利用データ(UD:UDc,UDs)が表わすユーザ自身の設定状態を楽音信号形成装置上に反映させることができ、しかも、記憶媒体上のユーザ利用データ(UDc)が利用できない場合であっても、サーバ(SV)からユーザ利用データ(UDs)を取得して楽音信号形成装置を所望の設定状態とすることができる。それ故、ユーザは、いつでもどの楽音信号形成装置についても「自分用」に容易に設定することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔システムの概要〕
図1は、この発明の一実施例による配信サーバ及びクライアント端末を含むユーザ利用データ処理システム全体の構成の概要を表わす図である。このシステムは、図1(1)の全体図に示すように、ユーザ利用データ提供機能を有する1乃至複数の配信サーバ(図示の例では1つであるが、複数あっても構わない)SVと、複数のクライアント端末CL1,CL2,…,CLnから成る。
【0012】
各クライアント端末CL1〜CLnは、楽音信号形成に特化した専用の電子楽器或いはこのような電子楽器と同等の楽音信号形成機能を備えたパーソナルコンピュータなどの情報処理装置で構成されるシステムであり、ここでは、何れの装置も、「楽器」、「楽器端末」又は「端末」と呼ばれる。クライアント端末CL1〜CLnには、「カード」と呼ばれる可搬性記録媒体Cdの挿脱が可能であり配信サーバSVに常に接続可能な第1タイプのクライアント端末CLaと、カード(可搬性記録媒体)Cdの装着が可能であるが配信サーバSVに接続されない第2タイプのクライアント端末CLbと、カードCdの読取りが不能であるが配信サーバSVに接続可能な第3タイプのクライアント端末CLcが含まれる。
【0013】
これらの配信サーバSV及び第1タイプ及び第3タイプのクライアント端末CLa,CLcは通信ネットワークCNを介して相互に通信可能に接続され、配信サーバSVとクライアント端末CLa,CLc(或いは、各端末CLa,CLcが実際に交信する基地局)とを接続する通信ネットワークCNには、LAN及びインターネット或いは電話回線網等の広域通信網が含まれる。なお、各クライアント端末CLa,CLcが専用の電子楽器の場合、当該電子楽器自体がネットワークCNに直結されてもよいし、通信機能を有する別のパーソナルコンピュータ等を介してネットワークに接続するようなシステムであってもよい。
【0014】
配信サーバSVには、パーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータが使用され、ユーザ情報データベース(DB)が設けられる。このユーザ情報DBには、楽器(クライアント端末)CL1〜CLnの使用に関するユーザ利用データ(UDs)がユーザ毎に蓄積される。このユーザ利用データは各楽器端末CLa,CLcからのアクセスにより、個々のユーザ利用データがユーザ情報DBに蓄積され、或いは、既に蓄積されたユーザ利用データが新たな内容に更新される。また、楽器端末CLa,CLcからのリクエストに応じて、必要なユーザ利用データを当該楽器端末に供給することができる。
【0015】
第1タイプの各クライアント端末CLaは、図1(2)の内部構成ブロック図に例示されるように、中央処理装置(CPU)1、記憶手段2、入力手段3、出力手段4、通信手段5などが設けられ、これらの手段1〜5は、バス6を介して互いに接続される。CPU1は、所定の制御プログラムに従い楽音信号形成やユーザ利用データ(UD)の取得・更新・送信などに関する処理を実行する。
【0016】
記憶手段2は、制御プログラムや制御用データを記憶した読出専用メモリ(ROM)部、処理のために必要なデータ等を一時的にロードするランダムアクセスメモリ(RAM)部、種々のデータやプログラムを記憶する外部記憶部などから成り、これらの記憶部は、フラッシュメモリ等の半導体メモリや、フレキシブルディスク(FD)、テープデバイス、ハードディスク(HD)等の磁気記録媒体、CD、DVD、MO等の光記憶媒体で、適宜、構成することができる。
【0017】
外部記憶部については、前述のように「カード」と呼ばれる可搬性記録媒体Cdが、当該楽器端末CLaの利用に関するユーザ毎の設定内容を表わすセッティングデータ(Sd)を含むユーザ利用データ(UD)を記憶するのに用いられ、例えば、ICカード或いはフラッシュメモリカード等、必要に応じて任意に選択されるカード状記録媒体で構成される。つまり、各クライアント端末CLaはカードリーダを有し、このカードリーダは、カードCdに記憶されているユーザ利用データを読み取り、或いは、このユーザ利用データを当該端末CLaの利用状況の変更に応じて書き換えたり配信サーバSVからの最新のユーザ利用データに従って更新するためのカード駆動手段として機能する。
【0018】
入力手段3は、鍵盤等の演奏情報入力用操作子や、文字キーボードやスイッチ等のキーデバイス或いはマウス・タブレット等のポインティングデバイス等の各種パネル設定用操作子を備え、端末の種類によっては、更にマイクロフォンやカメラ等の音波形乃至画像データ入力装置などを含む。また、出力手段4は、入力演奏情報に応じた楽音信号を形成する音源部やこれを音響で出力するアンプ・スピーカ等を含む音響出力部や、CRT・LCD等のディスプレイを含む可視表示部などの外、更にはプリンタ等の印刷部などをも備えることができる。
【0019】
通信手段5は、通信ネットワークCNを介して配信サーバSV或いは他のクライアント端末と通信するための手段であり、モデムやイーサ[Ether]ネット(登録商標)インターフェース等を備え、好適には、インターネットを経由して配信サーバ(以下、単にサーバという)SVと通信を行う。例えば、配信サーバSVに対して、随時、当該楽器端末CLaのユーザ利用データ(UDc)を送信したり、配信サーバSVのユーザ利用データ(UDs)がカードCdの内容より新しい場合は、配信サーバSVから当該データを取り込むことができる。
【0020】
なお、第2タイプの楽器(クライアント端末)CLbについては、通信手段5の機能を有さない点、また、第3タイプの楽器(クライアント端末)CLcについては、記憶手段4にカードCdの読取り機能が無い点で、第1タイプの楽器端末CLaと異なるだけである。
【0021】
サーバSVは、システム的には、図1(2)と同様の内部構成を有する。サーバSVの外部記憶部には、前述したユーザ情報DBなどの各種データベースが構築され、制御プログラムやセッティングデータ(Sd)を含む各種データを第1及び第3タイプの各楽器端末CLa,CLcに提供することができる。また、セッティングデータ(Sd)については、第1タイプの楽器端末CLaからカードCdを媒介して第2タイプの楽器端末CLbに提供することができる。
【0022】
〔ユーザ利用データの構造例〕
この発明の一実施例によるユーザ利用データ処理システムでは、楽器の使用に関するセッティングデータ(Sd)を含むユーザ毎のユーザ利用データ(UDs)をサーバSVのユーザ情報DBに蓄積すると共に、各ユーザに、ICカード、フラッシュメモリカード等のカード(可搬性記憶媒体)Cdを保有させる。このカードCdにはユーザ自身のユーザ利用データ(UDc)が記憶されており、ユーザは、このユーザ利用データ(UDc)中のセッティングデータ(Sd)を用いて、任意の時期に任意の楽器端末にユーザ自身の設定を行うことができる。図2(1)は、このシステムで取り扱われるユーザ利用データの構造例を表わす。
【0023】
各ユーザのユーザ利用データUDは、図2(1)の例では、ユーザID等のユーザ識別情報Ui、版情報Ed、当該ユーザの楽器使用に関するセッティングデータSdから成り、このようなユーザ利用データUDは、サーバSVのユーザ情報DBに全ユーザ分蓄積され、ここに蓄積されているユーザ利用データUDについては、必要に応じて参照記号(UD,Ed等)に添字記号“s”を付記する。また、各ユーザのカードCdには、当該ユーザに係るユーザ利用データUDの全データ又は必要な一部データが記憶され、ここに記憶されるユーザ利用データUDについては、必要に応じて参照記号に添字記号“c”を付記する。
【0024】
さて、図2(1)において、版情報Edは、新たにユーザ利用データUDが更新される度に、例えば、“+1”ずつ更新されるシーケンシャルな番号や、更新日時(秒精度)に相当する数値データで表わされ、当該ユーザ利用データUDの版(バージョン)を表わすバージョン情報であり、カードCd及びユーザ情報DBに保持されている両ユーザ利用データUDc,UDsについて、データの新旧を比較するために用いられる。なお、ユーザのカードCd上に記憶されているユーザ利用データUDcの版情報Edcは「データ更新ID」ともいう。
【0025】
セッティングデータSdには、学習履歴情報Lh、楽器設定情報Ms、課金情報Su、…、等々があり、これらの情報Lh,Ms,Su,…は、対応する保持エリアに夫々記録される。例えば、学習履歴情報保持エリアに記録される学習履歴情報Lhは、当該ユーザが教習サービスを利用する場合において、当該教習サービスを受けるカリキュラムの種別や、課題曲に関する情報、評点などの学習進度を表わす情報から成る。楽器設定情報保持エリアに記録される楽器設定情報Msは、ユーザ定義による音色設定や、楽器の種々の設定状態を定義するレジストレーションデータなどから成る。課金情報保持エリアに記録される課金情報Suは、当該ユーザのクレジット決済情報や、購入したコンデンツ(教習サービスでの利用データや、楽曲データ、楽譜データ等)の履歴情報などから成る。
【0026】
〔第1実施形態〕
この発明の一実施例によるユーザ利用データ処理システムは、第1タイプの楽器(クライアント端末)CLaのように、常時、楽器端末がサーバSVに接続される第1実施形態で動作することができる。図2(2)は、この発明の第1実施形態における動作を表わすフローチャートである。ここで、このユーザ利用データ処理システムの概要を説明しておく。このシステムでは、学習履歴情報Lh、楽器設定情報Ms、課金情報SuなどのセッティングデータSdを含み、楽器端末の利用に関するユーザ自身のセッティング内容を表わすユーザ利用データUDが、カードCd及びサーバSVのユーザ情報DBに記憶及び蓄積される。楽器端末CLaは、カードの装着(CA1)に応じて、自動的に、カードCd及びサーバSVのユーザ利用データUDc,UDsの新旧を対比し、新しい方を有効と見なしてロードする。例えば、サーバ側データUDsの方が新しいときはカード側データUDcをサーバ側データUDsで更新する(CA3)。また、カードの取出し指令(CA5)に応じて、自動的に、サーバSV上のユーザ利用データUDsをカードCdのデータUDcと同一の内容に更新する(CA6,S14)。
【0027】
以下、図2(2)の第1実施形態をより詳細に説明する。第1タイプの任意の楽器端末CLaにて、或るユーザがカードCdを記憶手段2のカードリーダに挿入(マウント・装着)すると、CPU1は、このカード挿入を認識し、カードCdに記憶されているユーザ利用データUDcを記憶手段2のRAM部に読み出し(ステップCA1)、次いで、読み出されたユーザ利用データUDc中のユーザ識別情報Ui及びデータ更新IDをサーバに送信する(ステップCA2)。なお、以下においては、ステップ記号“CA…”,“CB…”,…のみで処理又は動作ステップを表記するものとする。
【0028】
これに対して、サーバSVは、受け取ったユーザ識別情報Uiに基づいて送信元のユーザを特定し、ユーザ情報DBから当該ユーザに係るユーザ利用データUDsの版情報Edsを取り出す(S11)。次いで、版情報Edsが表わす“ユーザ情報DB上データの版”と、データ更新ID(カードCd上に記憶されているユーザ利用データUDcの版情報Edc)が表わす“カードデータの版”とを比較し、版の新旧を決定する(S12)。そして、この比較で決定された結果に基づき、必要に応じて、ユーザ情報DB上のユーザ利用データUDsを更新する(S13)。例えば、“カードデータの版”の方が新しい場合、ユーザ情報DB上に保持されているユーザ利用データUDsの内容を、楽器端末CLaに装着されているカードCd上のユーザ利用データUDcに従って更新する。
【0029】
また、楽器端末CLaにおいても、“ユーザ情報DB上データの版”を取得し、この版と“カードデータの版”との新旧比較が行われ、この比較結果に基づき、必要に応じて、RAM部に読み出されているカード内容即ちユーザ利用データUDcを更新する(CA3)。例えば、“ユーザ情報DB上データの版”の方が新しい場合、RAM部に保持されているユーザ利用データUDcをサーバSVからのユーザ利用データUDsに従って更新する。
【0030】
この後、楽器端末CLaでは、ユーザは、入力手段3による各種パネル設定や演奏情報の入力などにより出力手段(音源やディスプレイ)4から所望の楽音や表示を出力させるなど、RAM部にカード内容として保持されているユーザ利用データUDcに従って、任意所望の態様で当該端末を利用する。この際、利用状況を変更した場合は、変更された利用状況に応じて、CPU1は、このユーザ利用データUDcの内容を更新する(CA4)。例えば、ユーザ利用データUDc中のセッティングデータSdcについては、当該ユーザが受ける教習サービスが進級した場合には、学習履歴情報Lhcを進級後のカリキュラム種別や課題曲の情報に更新する。また、当該楽器端末CLaについて音色パラメータなどの楽器設定を変更したのであれば、楽器設定情報Mscを変更後の値に更新し、新たな楽曲データを購入したときは、課金情報Sucを対応する情報値に更新する。
【0031】
ユーザが、楽器端末CLaでカードCdを用いた利用を終了して、カードCdを記憶手段2のカードリーダから取り出す(アンマウント/排出する)指示を入力した際には、CPU1は、このカード取出し指示を認識する(CA5)。このとき、RAM部上のカード内容(ユーザ利用データUDc)は、利用終了時の利用状況に対応する最新のセッティングデータSdcになっており、取出し認識により、その版情報Edcを更新(“+1”)して最新のユーザ利用データUDcとし、最新のユーザ利用データUDcをカードCd上の旧データに上書きする。なお、ユーザ利用データUDcのセッティング内容Sdcが更新される度に版情報Edc(例えば、更新日時)を更新するようにしてもよい。そして、この最新カード内容UDcをサーバに送信し(CA6)、カード取出しが完了すると、カードCdを用いた楽器端末CLaの利用が終了する。
【0032】
これに対して、サーバSVは、必要に応じて、ユーザ情報DBに保持されている当該ユーザ利用データUdsの内容を、楽器端末CLaからのデータUDcに従って更新し(S14)、当該楽器端末CLaからのアクセスに対する動作を終了する。例えば、ユーザ利用データUdsのセッティングデータSdsについては、前述した教習サービスや新たな楽曲データがサーバSVから提供されたものであれば、サーバSVにおいて、対応する学習履歴情報Lhcや課金情報Sucは、サービスやデータの提供と同時に既にその内容値が更新されているので、更新し直す必要はないが、当該楽器端末CLaで楽器設定情報Mscが独自に変更された場合には、送信されてきた楽器設定情報Mscに従って、対応するサーバSV側の楽器設定情報Mssを更新する。或いは、受信したユーザ利用データUdcでユーザ情報DB上のユーザ利用データUdsを上書きしてもよい。
【0033】
〔第2実施形態〕
この発明の一実施例によるユーザ利用データ処理システムは、サーバSVに接続されない第2タイプの楽器端末CLbがある場合でも、第2実施形態で動作し、常時サーバSVに接続される第1タイプの楽器端末CLaの機能を用いて、カードCdを有効に利用することができる。図3は、この発明の第2実施形態における動作を表わすフローチャートである。
【0034】
第2実施形態では、図3に示すように、サーバと接続しない第2タイプの楽器端末CLbが存在する。この端末CLbにおいて、ユーザがカードCdを挿入すると、CPU1は、このカード挿入を認識する(ステップCB1)。次いで、図2(2)における第1タイプの楽器端末CLaの利用と同様に、カードCd上のユーザ利用データUDcに従って任意所望の態様で楽器端末CLbを利用する。この際、この楽器端末CLbの利用状況を変更した場合は、変更に応じて、CPU1は、ユーザ利用データUDc内の対応する情報及び版情報Edcの内容を更新する(CB2)。そして、当該端末CLbの利用を終了しカードCdを排出すると、CPU1は、このカード排出を認識する(CB3)。
【0035】
第2タイプの楽器端末CLbを利用してカードCdの内容が変更された後、ユーザは、随時、図3の左側の動作フロー(CA1〜CA6,S21〜S24)に示されるように、常時サーバSVに接続される第1タイプの楽器端末CLaにカードCdを装填して、サーバSVのユーザ情報DBにおける当該ユーザのユーザ利用データUDsの内容をカードCd上のユーザ利用データUDcに従って更新することができる。図3において、楽器端末CLaの動作ステップCA1〜CA6は図2(2)と同一の参照記号で表わされるステップに対応し、サーバSVのステップS21〜S24は図2(2)のステップS11〜S14に対応する。つまり、カードCdを用いて第2タイプの楽器端末CLbを利用した後に第1タイプの楽器端末CLaを利用した場合、図2(2)で説明した第1実施形態の場合と同様に、ユーザ利用データUDsの更新などの動作が行われる。
【0036】
動作フローを簡単に説明する。第1タイプの楽器端末CLaに、第2タイプの楽器端末CLbを利用した後のカードCdを挿入し、カード挿入が認識されると(CA1)、このカードCdの内容であるユーザ利用データUDsがRAM部に読み出されると共に、そのユーザ識別情報Uiとデータ更新ID(Edc)がサーバSVに送信される(CA2)。サーバSVは、ユーザ識別情報Uiからユーザを特定し(S21)、ユーザ情報DBから取り出したユーザ利用データUDsの版情報Edsによる“ユーザ情報DB上データの版”と、データ更新ID(Edc)による“カードデータの版”との新旧を比較する(S22)。
【0037】
この比較結果に基づき、必要に応じてユーザ情報DB又はカードCdのユーザ利用データUDs,Udcを更新することになる(S23,CA3)。例えば、上述のように、第2タイプの楽器端末CLbを利用してカードCdの内容が変更され、カードデータ版の方が新しい場合には、ユーザ情報DB上のユーザ利用データUDsをカードデータUdcで更新する(S23)。
【0038】
その後、当該楽器端末CLaでは、ユーザが更なる利用を行い、例えば、当初のカード上ユーザ利用データUdcのセッティング状態から利用状況を変更した場合は、第1実施形態と同様に、RAM部上のカード内容(Sdc)を更新する(CA4)などの処理を行う。カードCdを用いた楽器端末CLaの利用を終了する際には、カード取出し認識が行われ(CA5)、カードCd自体の記憶内容をRAM部上の最新データUdcで更新し、最新のカード内容Udcをサーバに送信する(CA6)。サーバSVは、必要に応じて、ユーザ情報DBのユーザ利用データUdsの内容を最新カード内容Udcに従って更新する(S24)。
【0039】
〔第3実施形態〕
この発明の一実施例によるユーザ利用データ処理システムは、カードCdを読めない第3タイプの楽器端末CLcがある場合でも、第3実施形態で動作し、カードCdの使用が可能な第1タイプの楽器端末CLaの機能を用いて、カードCdを有効に利用することができる。図4は、この発明の第3実施形態における動作を表わすフローチャートである。
【0040】
第3実施形態では、図4に示すように、カードCdを利用することができない第3タイプの楽器端末CLcが存在する。このような楽器端末CLcを利用する場合は、ユーザが自身のユーザIDを入力するとこのユーザIDはサーバSVに送信される(CC1)。サーバSVは、送られてきたユーザIDからユーザを特定し(S31)、ユーザ情報DBに登録されてきる当該ユーザのユーザ利用データUDsからセッティングデータSdsなどの情報を取り出して楽器端末CLcに送信する(S32)。
【0041】
楽器端末CLcでは、CPU1により、サーバSVから送られてきたセッティングデータSdなどの情報がダウンロードされ(CC2)、ユーザは、ダウンロードされたセッティングデータSdsなどに従って任意所望の態様で楽器端末CLbを利用することができる。この際、この楽器端末CLbの利用状況を変更した場合は、CPU1により、サーバSVからダウンロードされたセッティングデータSdsなどの内容が変更され、変更されたセッティングデータなどの情報はサーバSVにアップロードされる(CC3)。また、サーバSVは、このセッティングデータなどの情報に従って、ユーザ情報DBに登録されている当該ユーザ利用データUDsをその版情報Edsと共に更新する(S33)。
【0042】
第3タイプの楽器端末CLcの利用によりサーバSvのユーザ利用データUDsが変更された後、同ユーザがカードCdを用いて第1タイプの楽器端末CLaを利用した場合、図4の下側の動作フロー(CA1〜CA6,S34〜S37)に示されるように、ユーザ利用データUDsに従って当該楽器端末CLaを利用すると共に、カードCd上のユーザ利用データUDcをサーバSvのユーザ利用データUDsに従って更新すことができる。図4において、楽器端末CLaの動作ステップCA1〜CA6は図2(2)と同一の参照記号で表わされるステップに対応し、サーバSVのステップS34〜S37は図2(2)のステップS11〜S14に対応する。即ち、第3タイプの楽器端末CLcの利用後、第1タイプの楽器端末CLaを利用した場合、カードCd上のユーザ利用データUDcの更新などの動作は、図2(2)で説明した第1実施形態の場合と同様に行われる。
【0043】
簡単に動作フローを説明する。第3タイプの楽器端末CLcを利用した後、第1タイプの楽器端末CLaにカードCdを挿入し、カード挿入が認識されると(CA1)、カードCdの内容であるユーザ利用データUDsがRAM部に読み出され、そのユーザ識別情報Uiとデータ更新ID(Edc)がサーバSVに送信される(CA2)。サーバSVは、ユーザ識別情報Uiからユーザを特定し(S34)、ユーザ情報DBから取り出したユーザ利用データUDsの版情報Edsが表わす“ユーザ情報DB上データの版”と、データ更新ID(Edc)が表わす“カードデータの版”との新旧を比較する(S35)。
【0044】
この比較結果に基づき、必要に応じてユーザ情報DB又はカードCdのユーザ利用データUDs,Udcを更新することになる(S36,CA3)。例えば、上述のように、第3タイプの楽器端末CLcを利用してユーザ情報DB上におけるユーザ利用データUDsの内容が変更され、ユーザ情報DB上データ版の方が新しい場合は、カードCd上のユーザ利用データUDcを更新する(CA3)。
【0045】
その後は、当該楽器端末CLaで、ユーザが更なる利用を行い、例えば、現在RAM部に保持されているカードCdのユーザ利用データUdcの設定状態から利用状況を変更した場合は、第1及び第2実施形態と同様に、RAM部のカード内容を更新する(CA4)などの処理を行い、利用が終了すれば、カード取出し認識が行われ(CA5)、カードCdの内容はRAM部上の最新のユーザ利用データUdcに書き換えられると共に、この最新のカード内容Udcはサーバに送信される(CA6)。サーバSVは、必要に応じて、ユーザ情報DBのユーザ利用データUdsの内容を最新のカード内容Udcで更新する(S37)。
【0046】
〔各装置のメイン動作フロー〕
図5及び図6は、この発明の一実施例による第1及び第3タイプのクライアント端末における第1及び第3タイプ端末プログラムに基づくメイン動作を表わすフローチャートであり、図7は、この発明の一実施例によるサーバにおけるサーバプログラムに基づくメイン動作を表わすフローチャートである。
【0047】
〔1〕第1タイプ端末プログラムフロー
この発明の一実施例による第1タイプの楽器端末CLaは、第1タイプ端末プログラムに基づき図5のようなフローチャートに従って動作する。第1タイプ端末プログラムがスタートすると、まず、第1タイプの楽器端末CLaの初期設定等を行い(A1)、次いで、第1タイプの楽器端末CLaを利用して「その他の処理」を行う(A2)。ここで、「その他の処理」は、以下に説明する動作ステップ(A3〜A13)での処理動作に含まれない処理を指す。
【0048】
その他の処理は、一般的に、当該楽器端末CLaを通常に利用するための通常処理を表わし、これには、例えば、入力手段(演奏操作子)3の演奏操作に応じた演奏情報に基づいて出力手段(音源)4に楽音信号を形成させる楽音形成処理や、入力手段(パネル操作子)3による設定操作に応じた各種設定処理、出力手段(ディスプレイ)4の表示処理、各種教習サービス上の処理、等々があり、ユーザの終了指示に基づくプログラム終了処理も含まれる。さらに、その他の処理には、当該楽器端末CLaの利用状況の変更に伴うユーザ利用データUDc中のセッティングデータSdcの変更が含まれ、これにより、通常処理を行うための各種条件を設定変更することができる。つまり、初期設定(A1)、その他の処理ステップ(A2)で変更されたセッティングデータSdcに基づく設定、或いは、後述するユーザ利用データ適用(A9)で適用されるセッティングデータSdcに基づく設定などに従って、上述した通常処理が行われる。
【0049】
次に、カードCdが挿入されたか否かを判定し(A3)、カード挿入があったときは(A3→YES)、当該カードCd上に記憶されているユーザ利用データUDcを記憶手段2のRAM部に読み出し、そのユーザ識別情報(ユーザID)Ui及び版情報EdcサーバSVに送信する(A4)。続いて、ユーザ情報DB内の当該ユーザ識別情報Uiに対応するユーザ利用データUDsの版情報EdsをサーバSVから受信すると(A5)、版情報Edcによる“カードデータの版”が、版情報Edsによる“ユーザ情報DB上データの版”よりも新しいか否かを比較する(A6)。
【0050】
ここで、カードの版の方が新しいときは(A6→YES)、カードのユーザ利用データUDcをサーバSVにアップロードする(A7)。また、ユーザ情報DB上データの版の方が新しいときは(A6→NO)、サーバSVにユーザ情報DBのユーザ利用データUDs(セッティングデータSds)の送信を要求し、当該ユーザ利用データUDsをサーバSVから記憶手段のRAM部にダウンロードしてRAM部上のユーザ利用データUDcをサーバデータUDsで更新する(A8)。このようにアップ又はダウンロードした後は、記憶手段2のRAM部には、最新版のユーザ利用データUDcがカード内容としてロードされており、この最新版データに基づく設定内容を当該楽器端末CLaに適用する(A9)。
【0051】
次に、カードCdが挿入されなかったと判定されたとき(A3→NO)、或いは、最新版ユーザ利用データUDcの適用処理(A9)の後は、カードCdが当該楽器端末CLaに装着されているか否かを判定する(A10)。ここで、カードCdが挿入されていないときは(A10→NO)、その他の処理(A2)に戻る。一方、カードCdが装填されているときは(A10→YES)、当該楽器端末CLaの利用状況に応じて、適宜、カードCd内のユーザ利用データUDcを更新する(A11)。例えば、端末CLaの利用状況の変更に伴ってRAM部のユーザ利用データUDc(特にセッティングデータSdc)の内容を変更した場合、カードCd内の旧データをRAM部のデータで更新することができる。この後、カードCdの排出を指示する操作があったか否かを判断する(A12)。
【0052】
ここで、楽器端末CLaからカードCdの取出し操作がないときは(A12→NO)その他の処理(A2)に戻る。また、カードCdの取出し操作を検出すると(A12→YES)、更に、ユーザ利用データUDcの版情報Edcを更新して、先のカードデータ更新ステップ(A11)におけるカードCd上のユーザ利用データUDcの更新を確定し、確定された更新内容をサーバSVにアップロードした後(A13)、その他の処理(A2)に戻る。なお、カードデータ更新ステップ(A11)をステップA13の直前に設けて、カードCdの排出を指示した時に、版情報Edcを含む全ユーザ利用データUDcにつき一括してカードCdに対するデータ更新を行ってもよい。
【0053】
〔2〕第2タイプ端末プログラムフロー
この発明の一実施例による第2タイプの楽器端末CLbは、第2タイプ端末プログラムに基づいて動作する。第2タイプ端末プログラムは、図5に示されるフローチャートから、サーバSVとの間で通信を行い、この通信に伴ってユーザ利用データUDc,UDsをアップ又はダウンロードで更新する処理〔A4〜A8,A13(サーバへのアップロード処理のみ)〕を省略したものに相当する。すなわち、図5において、ステップA4〜A8を削除し(A3→YESから直ちにA9に進む)、ステップA13の内容を「版情報を更新」に変更したものに相当する。以下、図5をこのように変更しステップ参照記号“A…”を“B…”と言い換えて、第2タイプ端末プログラムによる動作フローを簡単に説明する。
【0054】
第2タイプ端末プログラムがスタートすると、まず、第2タイプの楽器端末CLbの初期設定等を行い(B1)、第1タイプ端末プログラムと同様に、当該楽器端末CLbを利用して「その他の処理」を行う(B2)。次に、カードCdが挿入されたか否かを判定し(B3)、カード挿入があったときは(B3→YES)、当該カードCd上に記憶されたユーザ利用データUDcに基づく設定内容を当該楽器端末CLbに適用する(B9)。次に、カードCdが挿入されていないと判定されたとき(B3→NO)、及び、カードCdのユーザ利用データUDcの適用処理(B9)の後は、カードCdが当該楽器端末CLaに装着されているか否かを判定し(B10)、カードCdが装着されていなければ(B10→NO)その他の処理(B2)に戻る。
【0055】
一方、カードCdが装填されているときは(B10→YES)、当該楽器端末CLaの利用状況に応じて、カードCdのユーザ利用データUDc中の利用状況の変更に対応するセッティングデータSdcの内容を更新した上(B11)、さらに、カードCdを排出するための操作があったか否かを判断する(B12)。ここで、カードCdの取出し操作がないときは(B12→NO)その他の処理(B2)に戻る。また、カードCdの取出し操作があるときは(B12→YES)、ユーザ利用データUDcの版情報Edcを更新した後(B13)、その他の処理(B2)に戻る。
【0056】
〔3〕第3タイプ端末プログラムフロー
この発明の一実施例による第3タイプの楽器端末CLcは、第3タイプ端末プログラムに基づき図6のようなフローチャートに従って動作する。第3タイプ端末プログラムがスタートすると、まず、第3タイプの楽器端末CLcの初期設定等を行う(C1)。この初期設定には、カードCd上のユーザ利用データUDcのユーザ識別情報Uiに相当するユーザIDを入力手段3のユーザによるパネル操作に従って楽器端末CLcに入力する処理が含まれる。初期設定等を行った後は、入力されたユーザIDをサーバSVに送信する(C2)。
【0057】
次に、サーバSVから応答があったか否かを判定し(C3)、サーバSVから応答があると(C3→YES)、ユーザ情報DB内の当該ユーザに対応するユーザ利用データUDsのセッティングデータSdsなどを当該楽器端末CLcにダウンロードし(C4)、ダウンロードされたユーザ利用データUDsに基づく設定内容を当該楽器端末CLcに適用する(C5)。
【0058】
サーバ応答判定ステップ(C3)において、ユーザIDの送信後、所定時間内にサーバSVからの応答がなかったり、或いは、サーバSVから当該ユーザに関するデータが無い旨の情報が送られてきた場合のように、「応答なし」と判断されたとき(C3→NO)、或いは、ユーザ利用データUDsの適用処理(C5)の後は、その他の処理(C6)進む。
【0059】
その他の処理(C6)は、第1及び第2タイプ端末プログラムによるその他の処理(A2,B2)と同様に、初期設定(C1)、サーバSVからのユーザ利用データUDsの適用(C5)による設定、或いは、当該その他の処理(C6)での利用状況変更に伴う新たな楽器端末CLcの設定などに従って、当該楽器端末CLaを通常に利用するための通常処理を表わし、演奏操作に応じた発音処理等、種々の処理を含む。
【0060】
次いで、楽器端末CLcの利用状況変更に伴い、サーバSVのユーザ情報DBに格納されているユーザ利用データUDsについて情報を更新する指示がなされたか否かを判定する(C7)。ここで、ユーザ利用データUDsの情報更新が指示されていないときは(C7→NO)、その他の処理(C6)に戻る。また、情報更新が指示されたときは(C7→YES)、当該楽器端末CLaの利用状況に応じてセットされている当該端末CLaの現設定内容(ユーザ利用データUDcのセッティングデータSdcなどに相当する)をサーバSVにアップロードした後(C8)、その他の処理(C6)に戻る。
【0061】
〔4〕サーバプログラムフロー
この発明の一実施例によるサーバSVは、サーバプログラムに基づき図7のようなフローチャートに従って動作する。このサーバプログラムが第1又は第3タイプの楽器端末CLa,CLcからサーバSVへのリクエストによってスタートすると、まず、当該リクエストがサーバアクセス当初の認証要求であるか否かを判定し(D1)、認証要求であれば(D1→YES)、さらに、ユーザ利用データUDcの版情報Edcを受信したか否かを判定する(D2)。
【0062】
ここで、第1タイプの楽器端末CLaは、サーバSVへのアクセス当初に、リクエストを発信したユーザのカードCd上に記憶されたユーザ利用データUDcに従って、ユーザIDと共に当該版情報Edcをも送って来る。このように、楽器端末CLaから当該版情報Edcを受信したときは(D2→YES)、ユーザ情報DBに登録されているユーザ情報DBをユーザIDで検索し、当該ユーザのサーバ側ユーザ利用データUDsについて版情報Edsを返信する(D3)。
【0063】
また、このような版情報Edcを受信しないとき、つまり、版情報を送ることができない第3タイプの楽器端末CLcからの認証要求であれば(D2→NO)、ユーザIDに従って、ユーザ情報DBに登録されている当該ユーザのユーザ利用データUDsのセッティングデータSdを返信する(D3)。そして、版情報Eds又はセッティングデータSdを楽器端末CLa,CLcに送信した後は(D3,D4)、リクエスト待機状態にリターンする。
【0064】
また、リクエストが認証要求でないときは(D1→NO)、データ送信の要求であるか否かを判定する(D5)。ここで、リクエストが第1タイプの楽器端末CLaからのセッティングデータSds等のデータ送信の要求であるときは(D5→YES)、ユーザ利用データUDsのセッティングデータSdsを返信した後(D3)、リクエスト待機状態にリターンする。また、リクエストがセッティングデータSds等のデータ送信の要求でないときには(D5→NO)、さらに、データアップロードの要求であるか否かを判定する(D6)。
【0065】
ここで、データアップロードの要求であれば(D6→YES)、当該ユーザ利用データUDsの版情報EdsやセッティングデータSdを更新する(D7)。一方、データアップロードの要求でなければ(D6→NO)その他のサーバ処理を行う(D8)。その他のサーバ処理(D8)には、教習サービス用の各種データやコンテンツを実際に提供する処理や、未登録の楽器端末からの新規ユーザを受け付ける新規ユーザ登録処理などが含まれる。そして、ユーザ利用データUDsの更新(D7)やその他のサーバ処理(D8)の終了後は、次のリクエストを待機する状態にリターンする。
【0066】
〔種々の実施態様〕
以上、図面を参照しつつ、この発明を一実施例について説明したが、これは単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、種々の態様で発明を実施することができる。例えば、実施例においては、カードCdに用いられる記憶媒体は、ICカードやフラッシュメモリーを有するメモリーカード等が望ましいとしたが、フレキシブルディスク(FD)や、MO、MD、DVD−R、CD−RW等、繰り返し記憶が可能な記憶媒体であれば何でもよい。かかる記録媒体の利用形態については、例えば、携帯用電話機や、PDA等のように、記憶媒体自体が1つの独立した機器として構成されるものとしてもよい。
【0067】
また、ユーザ利用データ(UD)の各情報については、例えば、音楽教習サービスに用いる教材などのように、サーバ上で管理し得る情報は、サーバ側で更新してもよい。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、可搬性の記憶媒体に楽音信号形成装置の利用に関するユーザ自身のセッティング内容を表わすユーザ利用データを記憶しておき、記憶媒体を離脱するときには、サーバ上のユーザ利用データを記憶媒体と同一のデータ内容に自動的に更新するようにしているので、ユーザは、記憶媒体の離脱指令という単純な操作をするだけで、サーバ上のユーザ利用データを、記憶媒体上のユーザ利用データ(UDc)が表わすユーザ自身の設定状態と同一内容のものに更新しておくことができ、記憶媒体上のユーザ利用データが利用できない場合には、サーバから取得したユーザ利用データに基づいて所望の設定状態とすることが可能となる。従って、ユーザは、いつでもどの楽音信号形成装置に対しても「自分用」に容易に設定することができる。
この発明では、さらに、記憶媒体の装着に応じて、自動的に、サーバに蓄積されているユーザ利用データと記録媒体上のユーザ利用データとについて新旧の比較を行い、新しい方を自動的に有効と見なしてロードし、ロードされたユーザ利用データに基づいてこの楽音信号形成装置をセッティングすると共に、この楽音信号形成装置の利用状況に応じてセッティング時の内容から変更されるユーザ利用データをRAM等に保持し、保持されている利用データの内容にて記憶媒体上のユーザ利用データを更新するようにしているので、ユーザは、記憶媒体の装着及び離脱指令という単純な操作をするだけで、ユーザ利用データで表わされるユーザ自身の設定状態を楽音信号形成装置上に反映させ、しかも、記憶媒体上のユーザ利用データが利用できない場合であっても、サーバから取得したユーザ利用データに基づいて楽音信号形成装置を所望の設定状態とすることができ、ユーザは、いつでもどの楽音信号形成装置に対しても「自分用」に容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例によるユーザ利用データ処理システムの構成の概要を表わす図である。
【図2】図2(1)は、この発明の一実施例によるユーザ利用データの構造例を示し、図2(2)は、この発明の第1実施形態による概略的な動作を表わすフローチャートである。
【図3】図3は、この発明の第2実施形態による概略的な動作を表わすフローチャートである。
【図4】図4は、この発明の第3実施形態による概略的な動作を表わすフローチャートである。
【図5】図5は、この発明の一実施例による第1タイプのクライアント端末のメイン動作を表わすフローチャートである。
【図6】図6は、この発明の一実施例による第3タイプのクライアント端末のメイン動作を表わすフローチャートである。
【図7】図7は、この発明の一実施例によるサーバのメイン動作を表わすフローチャートである。
【符号の説明】
SV サーバ
CL:CL1〜CLn クライアント端末(電子楽器等の楽音信号形成装置)、
CLa,CLb,CLc 第1〜3タイプのクライアント端末(楽器端末)、
Cd カード、
UD ユーザ利用データ、
Sd 学習履歴情報Lh、楽器設定情報Ms、課金情報Suなどから成るセッティングデータ。

Claims (2)

  1. サーバとの通信が可能であり、演奏情報入力手段からの演奏情報に応じた楽音信号を形成する音源手段を有する楽音信号形成装置であって、
    楽音信号形成装置の利用に関するユーザ毎のユーザ利用データを記憶する可搬性の記憶媒体を駆動するための駆動手段と、
    この記憶媒体が上記駆動手段から離脱されることに応じて、上記サーバに蓄積されているユーザ利用データを上記記憶媒体のユーザ利用データと同一内容のものに更新するように要求するリクエストを送信する更新手段と
    を具備することを特徴とする楽音信号形成装置。
  2. さらに、
    前記記憶媒体が前記駆動手段に装着されたことに応じて、前記サーバに蓄積されているユーザ利用データ及び前記記憶媒体に記憶されているユーザ利用データの新旧を対比する比較手段と、
    この対比の結果、新しいユーザ利用データを前記記憶媒体又は前記サーバからロードし、ロードされたユーザ利用データに基づいてこの楽音信号形成装置をセッティングする設定手段と、
    この楽音信号形成装置の利用状況に応じて上記セッティングされた内容から変更されるユーザ利用データを保持する保持手段と
    を具備し、
    前記更新手段は、前記駆動手段に装着された記憶媒体に記憶されているユーザ利用データを上記保持手段に保持されているユーザ利用データの内容にて更新する
    ことを特徴とする請求項1に記載の楽音信号形成装置。
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