JPH11184481A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JPH11184481A
JPH11184481A JP9350602A JP35060297A JPH11184481A JP H11184481 A JPH11184481 A JP H11184481A JP 9350602 A JP9350602 A JP 9350602A JP 35060297 A JP35060297 A JP 35060297A JP H11184481 A JPH11184481 A JP H11184481A
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JP
Japan
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music
karaoke
song
requested
data
Prior art date
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Application number
JP9350602A
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English (en)
Inventor
Mayumi Suzuki
まゆみ 鈴木
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リクエストに応じて配信センタからダウンロー
ドするオンデマンド曲の待ち時間を短くする。 【解決手段】ハードディスク17やCD−ROM4に記
憶されていないオンデマンド曲がリクエストされたと
き、配信センタ9に電話を掛けてこのカラオケ曲の楽曲
データをダウンロードしてカラオケ演奏を実行する。そ
して、このカラオケ演奏と並行して、このリクエスト曲
に関連して次にリクエストされそうなカラオケ曲を予測
する。予測の方式としては、同じ歌手の曲,同じ年代の
曲などである。そして、上記演奏中の時間を利用してこ
のリクエスト予測曲のダウンロードを行う。そして、予
測どおりこの曲がリクエストされた場合には、全く待ち
時間なしで次のカラオケ演奏を実行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、楽曲データを配
信センタからダウンロードしてカラオケ演奏を実行する
カラオケ装置に関し、特に、そのダウンロード作業の効
率化に関する。
【0002】
【従来の技術】現在普及している音源タイプのカラオケ
装置は、楽曲データで音源を駆動してカラオケ演奏音を
発生することによってカラオケ演奏を実行する。現在、
カラオケ演奏用の楽曲データは1万曲以上制作されてお
り、今後も月間数十曲程度のペースで新たな楽曲データ
が制作される。
【0003】カラオケ装置は、全ての楽曲データを装置
のハードディスクやCD−ROMなどに記憶しておき、
新たに発表された楽曲データをその都度ダウンロードし
てハードディスクなどに記憶するようにすれば、どの曲
がリクエストされた場合でもその楽曲データを即座に読
み出してカラオケ演奏を実行することができる。
【0004】しかしながら、上記のように楽曲データの
数は膨大であり、今後もさらに増加することが予想され
る。したがって、カラオケ装置に全ての楽曲データを記
憶しておくことは、カラオケ装置の記憶容量の問題から
不可能である。そこで、カラオケ装置が全ての楽曲デー
タを記憶せずに、一部の楽曲データ(あまりリクエスト
されない楽曲データ)については配信センタに記憶して
おき、カラオケ装置でリクエストが発生したとき、カラ
オケ装置が配信センタにアクセスしてその楽曲データを
ダウンロードするオンデマンド曲をとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オンデマンド
曲は、利用者がリクエストしたのち配信センタからダウ
ンロードされるため、リクエストをしてから演奏スター
トまでの時間が長くかかり、利用者の待ち時間が長くな
ってサービスが低下してしまうという問題点があった。
【0006】この発明は、利用者がリクエストしそうな
曲を予めダウンロードしておくことにより、待ち時間を
短くしたカラオケ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、リクエストされたカラオケ曲の楽曲データを配信
センタからダウンロードして演奏するカラオケ装置にお
いて、未だリクエストされていない曲で今後リクエスト
される可能性が高い曲を予測するリクエスト予測手段
と、予測されたカラオケ曲の楽曲データを事前にダウン
ロードする事前ダウンロード手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0008】この出願の請求項2の発明は、前記リクエ
スト予測手段は、カラオケ曲がリクエストされたとき、
このリクエストに関連して今後リクエストされる可能性
が高い曲を予測する手段であり、前記事前ダウンロード
手段は、上記リクエストされたカラオケ曲をダウンロー
ドしたのち、該カラオケ曲のの演奏中に上記予測された
カラオケ曲の楽曲データをダウンロードする手段である
ことを特徴とする。
【0009】上記発明において、リクエストされる可能
性が高い曲は、それ以前のリクエスト曲や利用者の性
別,年齢,嗜好などに基づいて予測することができる。
利用者の性別,年齢,嗜好などは利用者が登録している
個人情報などから得ることができる。予測された楽曲デ
ータを事前にダウンロードしておくことにより、この曲
がリクエストされたとき即座にカラオケ演奏をスタート
することができる。
【0010】また、リクエスト曲に関連して次のリクエ
スト曲を予測することにより、上記個人データなど事前
に入力された情報がなくても以後のリクエスト曲を予測
することができる。また、このリクエスト曲のダウンロ
ードに続いて予測された楽曲データをダウンロードする
ことにより新たに通信をする手間を省略することができ
る。さらに、先のリクエスト曲の演奏中に予測曲をダウ
ンロードすることにより、ダウンロード時間の節約にも
つながる。
【0011】なお、この発明は、全ての楽曲データをオ
ンデマンドで配信センタからダウンロードするカラオケ
装置に適用することもでき、一部の楽曲データを装置内
部に記憶しており、他の楽曲データを配信センタからオ
ンデマンドでダウンロードして演奏するカラオケ装置に
適用することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】図面を参照してこの発明の実施形
態であるカラオケ装置について説明する。図1は同カラ
オケ装置のブロック図である。図2は同カラオケ装置の
RAM12およびハードディスク17の構成を示す図で
ある。
【0013】カラオケ曲を演奏するための楽曲データは
1万数千曲あり、このカラオケ装置は、そのうちの数千
曲をハードディスク17やCD−ROMチェンジャ4に
セットされるCD−ROMに記憶している。これらに記
憶されていないカラオケ曲(オンデマンド曲)がリクエ
ストされたときは、配信センタ9に電話を掛けて、該当
の楽曲データをダウンロードして演奏する。
【0014】そして、リクエストされたオンデマンド曲
の楽曲データをダウンロードしたとき、これに関連して
今後リクエストされる可能性が高いオンデマンド曲を予
測して、上記オンデマンド曲の演奏中に予めダウンロー
ドしておき、次のリクエスト時のダウンロード時間を省
略できるようにしている。今後リクエストされる可能性
が高いオンデマンド曲の予測は今回リクエストされた曲
の歌手や年代などに基づき、後述のルールに基づいて行
われる。
【0015】図1において、このカラオケ装置は、カラ
オケ装置本体1,コントロールアンプ2,音声信号処理
装置3,CD−ROMチェンジャ4,スピーカ5,モニ
タ6,マイク7および赤外線のリモコン装置8で構成さ
れている。カラオケ装置本体1はこのカラオケ装置全体
の動作を制御する。該カラオケ装置本体1の制御装置で
あるCPU10には、内部バスを介してROM11,R
AM12,ハードディスク記憶装置17,通信制御部1
6,リモコン受信部13,表示パネル14,パネルスイ
ッチ15,音源装置18,音声データ処理部19,文字
表示部20,表示制御部21が接続されるとともに、上
記外部装置であるコントロールアンプ2,音声信号処理
装置3およびCD−ROMチェンジャ4がインタフェー
スを介して接続されている。
【0016】ROM11にはこの装置を起動するために
必要な起動プログラムなどが記憶されている。装置の動
作を制御するシステムプログラム,カラオケ演奏実行プ
ログラムなどはハードディスク記憶装置17に記憶され
ている。カラオケ装置の電源がオンされると上記起動プ
ログラムによってシステムプログラムやカラオケ演奏プ
ログラムがRAM12に読み込まれる。
【0017】ハードディスク記憶装置17には、上記プ
ログラムを記憶するプログラム記憶エリア170のほ
か、楽曲データを記憶する楽曲データ記憶エリア17
1、予測ルール記憶エリア172、全曲カタログ記憶エ
リア173などが設定されている。楽曲データ記憶エリ
ア171は、数千曲分の楽曲データを記憶することがで
き、配信センタ9が定期的にダウンロードしてくる新曲
の楽曲データと、このカラオケ装置が配信センタ9に電
話を掛けて取得してきたオンデマンド曲(キャッシュ
曲)とが一緒に記憶されている。この楽曲データ記憶エ
リア171が一杯になったとき、演奏されていないキャ
ッシュ曲を消去して空きのスペースを作り新曲や新たな
オンデマンド曲を記憶できるようにする。全曲カタログ
は、全ての楽曲データのジャンル,オリジナル歌手,発
表年月日などを記録したカタログデータであり、リクエ
スト予測の資料として使用される。この全曲カタログお
よび予測ルールも配信センタ9からダウンロードされる
新しいデータによって更新される。なお、予測ルールの
詳細は後述する。カラオケ装置が起動されたとき、上記
プログラムおよび予測ルール,全曲カタログはRAM1
2に読み込まれる。
【0018】前記RAM12には、図2(B)に示すよ
うに、装置の起動時にハードディスク記憶装置17から
プログラムを読み込むプログラム記憶エリア120、リ
クエストされたカラオケ曲の曲番号を登録する予約リス
ト121、演奏されるカラオケ曲の楽曲データを読み込
む実行曲データ記憶エリア122、今回,前回,前々回
など過去のリクエスト曲を記憶する過去データ記憶エリ
ア123、前記ハードディスク17から読み出した予測
ルールおよび全曲カタログを記憶する予測ルール記憶エ
リア124、全曲カタログ記憶エリア125などが設定
される。上記過去データはリクエスト予測の資料データ
として使用される。
【0019】通信制御部16はISDN回線を介して配
信センタ9と接続される。配信センタ9は、定期的にカ
ラオケ装置に対して電話を掛け、新曲の楽曲データやバ
ージョンアップされた制御プログラムなどをダウンロー
ドしてくる。また、カラオケ装置はオンデマンド曲がリ
クエストされたとき配信センタ9に対して電話を掛け該
オンデマンド曲の楽曲データをダウンロードする。
【0020】リモコン装置8は、テンキーなどのキース
イッチを備えており、利用者がこれらのスイッチを操作
するとその操作に応じたコード信号が赤外線で出力され
る。リモコン受信部13はリモコン装置8から送られて
くる赤外線信号を受信して、そのコード信号を復元しC
PU10に入力する。CPU10は、リモコン装置8か
ら曲番号が入力されると、この曲番号を、RAM12に
設定されている予約リスト121(図2参照)に登録す
る。
【0021】表示パネル14はこのカラオケ装置本体1
の前面に設けられており、現在演奏中の曲番号や予約曲
数を表示するマトリクス表示器や、現在設定されている
キーやテンポを表示するLED群などを含んでいる。パ
ネルスイッチ15は、前記リモコン装置8と同様の曲番
号入力用のテンキーやキーチェンジスイッチ、テンポチ
ェンジスイッチを備えている。
【0022】文字表示部20はVRAMを備え、カラオ
ケ曲の歌詞などを文字パターンに展開する。この文字パ
ターンは、映像信号として表示制御部21に入力され
る。また、カラオケ演奏時はCD−ROMチェンジャ4
は背景映像を再生し、この映像信号も表示制御部21に
入力される。表示制御部21は、文字パターンを背景映
像にスーパーインポーズで合成してモニタ6に表示す
る。なお、CD−ROMチェンジャ4にセットには6枚
程度のCD−ROMをセットすることができ、そのうち
数枚には上記背景映像が記録されており、他の数枚には
定番となっているカラオケ曲の楽曲データが記録されて
いる。この定番曲がリクエストされたとき、CD−RO
Mチェンジャ4は、まずその楽曲データを読み出してR
AM12の実行曲データ記憶エリア122(図2参照)
に書き込み、こののち背景映像のCD−ROMを再生す
る。
【0023】音源装置18は、楽曲データ(楽音トラッ
クのイベントデータ)に基づいて楽音信号を形成する。
楽音トラックは、複数のトラックを有しており、音源装
置18はこのデータに基づいて複数パートの楽音信号を
同時に形成する。音声データ処理部19は、楽曲データ
に含まれる音声データに基づき、指定された長さ、指定
された音高の音声信号を形成する。音声データは、バッ
クコーラスなどの人声など電子的に形成しにくい信号波
形をそのままPCM信号として記憶したものである。前
記音源装置18が形成した楽音信号および音声データ処
理部19が再生した音声信号は、コントロールアンプ2
に入力される。コントロールアンプ2には、2本のマイ
ク7a,7bが接続されており、カラオケ歌唱者の歌唱
音声信号が入力される。コントロールアンプ2はこれら
のオーディオ信号に、それぞれエコーなど所定の効果を
付与したのち増幅してスピーカ5に出力する。音声信号
処理装置3は、コントロールアンプ2から入力された歌
唱音声信号をディジタル処理することにより、音程のず
れを修正したり、他のパートのハーモニー歌唱を作成し
たりする。修正された歌唱音声信号および作成された他
のパートのハーモニー歌唱信号は再度コントロールアン
プ2に入力される。
【0024】図3は同カラオケ装置の動作を示すフロー
チャートである。この動作はリモコン装置8などから曲
番号が入力され、このカラオケ曲を演奏するときの動作
を示している。曲番号が入力され曲が予約されると(s
1)、この曲が配信センタ9からダウンロードするオン
デマンド曲であるかを判断する(s2)。オンデマンド
曲でない場合、すなわち定番曲か新曲の場合にはs4に
進む。オンデマンド曲の場合には既に配信センタ9から
ダウンロード済のキャッシュ曲であるかを判断する(s
3)。キャッシュ曲の場合にはs4に進む。s4では、
このリクエストされた曲の楽曲データをハードディスク
17またはCD−ROMチェンジャ4から読み出して
(s4)、カラオケ曲の演奏を実行する(s5)。
【0025】一方、オンデマンド曲でまだ配信センタか
らダウンロードしていない曲がリクエストされた場合に
は、配信センタ9に電話をかけて通信を開始し(s
7)、このリクエストされた楽曲データの配信を要求す
る(s8)。そしてこの楽曲データを受信して(s
9)、カラオケ曲の演奏を実行する(s5)。このとき
配信センタ9からダウンロードされた楽曲データはRA
M12の実行データ記憶エリア122に記憶されて今回
のカラオケ演奏に用いられるほか、ハードディスク17
の楽曲データ記憶エリア171にもキャッシュ曲として
書き込まれる。
【0026】そして、上記s9からs5に進んだ場合、
このオンデマンドのカラオケ曲の演奏と並行して、以後
のリクエスト曲を予測して事前ダウンロードを実行す
る。まず、まず上記リクエスト曲に関連して以後リクエ
ストされる可能性が高いカラオケ曲を予測する(s1
0)。
【0027】ここで、リクエスト予測のルールとして
は、配信センタ9が過去にカラオケ装置からの要求に応
じてダウンロードしたログに基づいてオンデマンド曲相
互のリクエストの関連性をルール化し、ある曲がリクエ
ストされたときその曲との関連が最も高い曲が次にリク
エストされると予測できるルールを作成して各カラオケ
装置にダウンロードすればよい。
【0028】また、このような資料に基づかない一般的
なルールとしては、前記全曲カタログを用いて、 今回リクエストされた曲と同じ時代の歌 今回リクエストされた曲と同じジャンルの歌 今回リクエストされた曲と同じ歌手の歌 などのルールのうち1または複数を適用して予測曲を抽
出するようにすればよい。
【0029】また、今回リクエストされた曲のみなら
ず、前記過去データに記憶されている前回,前々回のリ
クエスト曲についても上記ルールを適用し、今回のリク
エスト曲と合わせて絞り込むことによって、より精度の
高い予測をすることができる。また、前回,前々回のリ
クエスト曲がオンデマンド曲でなかった場合、これを予
測のためのデータから除外してもよく含めてもよい。
【0030】このようにして割り出されたリクエスト予
測曲を配信センタ9に対して要求し(s11)、この楽
曲データを受信してハードディスク17の楽曲データ記
憶エリア171に記憶する(s12)。この予測曲のダ
ウンロードが完了すると通信を終了する(s13)。こ
の通信の終了がカラオケ曲の演奏終了(s6)より後に
ならないようにダウンロードする曲数を1ないし複数に
設定すればよい。また、リクエストされる可能性が高い
曲が予測されなかった場合には上記ダウンロード動作を
しないで通信を終了してもよい。
【0031】上記図3のフローチャートに示す処理動作
では、演奏スタート時にオンデマンド曲のダウンロード
を行うようにしているが、複数の曲がリクエストされ、
オンデマンド曲が演奏待ちの状態になっている場合に
は、この演奏待ちの状態のときに予めダウンロードして
おけば、待ち時間なく演奏をスタートすることができ
る。このような設定のカラオケ装置の動作を図4〜図6
に示す。
【0032】図4は予約処理動作を示すフローチャート
である。利用者から曲番号の入力があると(s21)、
この曲番号を予約リスト121に登録する(s22)。
そしてこの曲番号で識別される楽曲データが配信センタ
9からダウンロードするオンデマンド曲であるかを判断
する(s23)。オンデマンド曲でない場合、すなわち
定番曲か新曲の場合にはそのまま動作を終了する。オン
デマンド曲の場合には既に配信センタ9からダウンロー
ド済のキャッシュ曲であるかを判断する(s24)。キ
ャッシュ曲の場合にはそのまま動作を終了する。一方、
オンデマンド曲でまだ配信センタ9からダウンロードし
ていない曲が予約された場合には、この楽曲データを配
信センタ9からダウンロードするためダウンロード動作
(s25)を実行する。
【0033】図5は上記ダウンロード動作を示すフロー
チャートである。まず、配信センタ9に電話をかけて通
信を開始する(s30)。そして、予約リスト121に
登録された上記オンデマンド曲のダウンロードを要求す
る(s31)。この曲の楽曲データを受信してハードデ
ィスク17の楽曲データ記憶エリア171にキャッシュ
曲として書き込む(s32)。こののち、以後リクエス
トされる可能性が高い曲を予測する(s33)。このリ
クエスト予測は上述したルールに基づいて行えばよい。
このリクエスト予測はオンデマンド曲のみでなく全ての
曲について行われる。この予測曲のうち既にこのカラオ
ケ装置に記憶されているものを除いてオンデマンド曲の
みを抽出して(s34)、予測ダウンロードリストを作
成する(s35)。このダウンロードリストは、リクエ
ストされる可能性の高い順に曲番号が記録されている。
そして、このダウンロードリストを配信センタ9に送信
してダウンロードを要求する(s36)。配信センタ9
はこのダウンロードリストの可能性の高い順に楽曲デー
タを送信する。カラオケ装置はこの順番で楽曲データを
受信する(s37)。この受信中に上記予約処理(図
4)で新たに配信センタ9からダウンロードが必要なオ
ンデマンド曲のリクエストが発生した場合は(s3
8)、現在ダウンロード中の曲が完了した時点で上記ダ
ウンロードリストの曲のダウンロードを終了し(s3
9)、このリクエスト曲をダウンロードするためにs3
1にもどる。もし新たなリクエストが発生しない場合に
は上記ダウンロードリストの曲のリクエストが終了する
のを待って、電話回線を切断して(s41)、動作を終
了する。s38でダウンロードの途中で新たなリクエス
トが発生した場合、このリクエスト曲のダウンロードが
終了したのち、この新たなリクエスト曲を含めて再度今
後のリクエストを予測しなおし、この新たな予測に基づ
く予測曲のダウンロードをスタートすればよい。
【0034】なお、この動作では複数の曲を予測し、可
能性の高い順にリストアップして配信センタ9に対して
ダウンロードを要求しているが、可能性の高い1曲のみ
をダウンロードするようにしてもよい。
【0035】図6はカラオケ演奏処理動作を示すフロー
チャートである。まず、予約リスト121を検索して予
約されたカラオケ曲があるかを判断する(s50)。無
い場合にはCM動作など他の処理動作に進む。
【0036】予約曲がある場合には、先頭の予約曲すな
わち予約リスト121の最上位に記憶されている曲番号
を読み出し(s51)、この曲の楽曲データが何処に記
憶されているかを検索する(s52)。このカラオケ装
置に記憶されている曲(定番曲,新曲,キャッシュ曲)
の場合には、この楽曲データを読み出し(s54)、カ
ラオケ演奏を実行する(s55)。
【0037】一方、先頭の予約曲の楽曲データがこのカ
ラオケ装置に記憶されていない場合、この楽曲データ
は、予約時に実行される図5のダウンロード動作で現在
ダウンロード中である。このため、もうすぐ(10秒程
度で)ダウンロードが終了するかを判断する(s6
0)。もうすぐダウンロードが終了する場合には、この
ダウンロード終了を待って(s63)、ダウンロードに
よって楽曲データ記憶エリア171に書き込まれた楽曲
データを読み出し(s54)、カラオケ演奏を実行する
(s55)。
【0038】一方、ダウンロードが直ぐには終了しない
場合には(s60)、予約リスト121中に既にカラオ
ケ装置に記憶されている曲(定番曲,新曲,キャッシュ
曲)に対するリクエストがあるかを判断する(s6
1)。ない場合には、s63に進んで現在ダウンロード
中の楽曲データのダウンロード終了を待つ。
【0039】予約リスト121に定番曲,新曲またはキ
ャッシュ曲に対するリクエストがある場合には、予約リ
スト121の登録順序を該リクエストが最上位になるよ
うに入れ換え(s62)、s51に戻る。これにより、
ハードディスク17またはCD−ROMから読み出して
すぐに演奏をスタートできるカラオケ曲が先に演奏さ
れ、待ち時間を無くすことができる。この場合、「ダウ
ンロードに時間がかかるので演奏順序を入れ換えまし
た。」などの文言をモニタ6に表示して利用者に告知す
るようにすればよい。
【0040】なお、予測ダウンロードされた曲がリクエ
ストされなかった場合でも、そのままキャッシュ曲とし
て残るため、以後この曲がリクエストされたとき即座に
演奏をスタートすることができる。また、このような予
測外れの曲は一度も演奏されないままキャッシュされて
いるため、楽曲データ記憶エリア171が一杯になった
ときは、最劣位の曲として最初に消去される曲とすれば
よい。
【0041】また、上記予測ダウンロードは、利用者の
好みに合わせて予測された楽曲データをダウンロードし
たのであるから、単に事前にダウンロードするのみでな
く、「○○という曲をダウンロードしました。」と告知
(表示またはアナウンス)して、リクエストを促すよう
にしてもよい。
【0042】また、利用者の個人データをリクエスト予
測の参考にしてもよい。個人データは、たとえば、デー
タベースをローカルまたは配信センタ9に記憶してお
き、利用者がカラオケ装置に個人IDを入力したときこ
のデータベースから個人データを読み出すようにしても
よく、利用者が個人データを登録したICカードなどを
所持し、このカードをカラオケ装置にセットしたとき個
人データがカラオケ装置に転送されるようにしてもよ
い。個人データとしては、性別,年齢のほか、ジャンル
や歌手の嗜好,普段歌唱している曲などカラオケに関す
る種々のデータを含めることができる。このようなデー
タを知ることができれば、より正確なリクエスト予測が
可能になる。
【0043】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、利用者
がリクエストする可能性が高い曲を予めダウンロードし
ておくことにより、利用者がリクエストしたとき即座に
カラオケ演奏をスタートすることができ、装置の機能向
上,利用者のサービス向上に寄与することができる。
【0044】請求項2の発明によれば、リクエスト曲に
関連して次のリクエスト曲を予測することにより、個人
データがなくてもリクエスト曲を予測することができ
る。また、このリクエスト曲のダウンロードに続いて上
記予測された楽曲データをダウンロードすることにより
新たに通信をする手間を省略することができる。さら
に、先のリクエスト曲の演奏中に予測曲をダウンロード
することにより、ダウンロード時間の節約にもつなが
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカラオケ装置のブロ
ック図
【図2】同カラオケ装置のRAMおよびハードディスク
の構成を示す図
【図3】同カラオケ装置の基本的な動作を示すフローチ
ャート
【図4】同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図5】同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図6】同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
9…配信センタ、17…ハードディスク、171…楽曲
データ記憶エリア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リクエストされたカラオケ曲の楽曲デー
    タを配信センタからダウンロードして演奏するカラオケ
    装置において、 未だリクエストされていない曲で今後リクエストされる
    可能性が高い曲を予測するリクエスト予測手段と、 予測されたカラオケ曲の楽曲データを事前にダウンロー
    ドする事前ダウンロード手段と、 を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 前記リクエスト予測手段は、カラオケ曲
    がリクエストされたとき、このリクエストに関連して今
    後リクエストされる可能性が高い曲を予測する手段であ
    り、 前記事前ダウンロード手段は、上記リクエストされたカ
    ラオケ曲をダウンロードしたのち、該カラオケ曲のの演
    奏中に上記予測されたカラオケ曲の楽曲データをダウン
    ロードする手段である請求項1に記載のカラオケ装置。
JP9350602A 1997-12-19 1997-12-19 カラオケ装置 Pending JPH11184481A (ja)

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