JP3893342B2 - 紙容器の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は紙容器及びその製造方法に関するものであり、特にプレス成形によって形成される紙容器及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は従来の紙容器における紙製蓋の概略形状を示す一部破断の斜視図であり、図11は図1の紙製蓋を形成するための、裏面に合成樹脂がラミネートされた板紙原紙の概略形状を示した図である。
【0003】
これらの図を参照して、紙製蓋61は円形シート形状の上面部63と、上面部63の外周縁から垂直下方に折り曲げられた側壁部64と、側壁部64の端部が内面に折返された折返し部65とから構成されている。折返し部65は側壁部64の内面に対して密着状態に仕上げられている。又、側壁部64及び折返し部65には、図11で示す円形シート形状の板紙原紙67の外周部分に放射状に形成された複数の線条68がその表面に表れている。
【0004】
図12は図11で示した板紙原紙から図10に示す紙製蓋を製造するための絞り加工に関する概略工程を示す図である。
【0005】
図を参照して、円筒状の第1の受け金型70の上方開口部の内周は、上方に向かってその径が広がる傾斜が設けられている。(1)に示す第1絞り加工では、第1の絞り金型71により、第1の受け金型70の上に載置された板紙原紙67を押し込み、板紙原紙67がほぼ円錐台状になるまで絞り加工される。
【0006】
第1の絞り金型71の下端部には、下方に向かってその径が小さくなる傾斜が備えられており、これが第1の受け金型70の上方開口部と共働して第1絞り加工を行っている。
【0007】
次に(2)に示すように、この第1の受け金型70は第2絞り加工の位置に移動し、そこで円柱状の第2の絞り金型72により、板紙原紙67は蓋状になるまで絞り加工される。
【0008】
図13は図12の絞り加工に続く曲げ加工の概略工程を示した図である。
【0009】
絞り加工を終えた板紙原紙67を第2の受け金型74に収めて、まず第1曲げ加工と第2曲げ加工とを行う。この第2の受け金型74は上面開口部に傾斜を設けておらず、且つその高さが低いこと以外は、第1の受け金型70と同じである。
【0010】
(1)に示すように第1曲げ加工で用いる第1の押し金型75は、その厚手円盤状の基台の下面部にほぼ円錐台状の凸部が設けられ、その台縁に半円状の凹部が周回状態で設けられている。第1の押し金型75は、回転しながら第2の受け金型74に向かって緩やかに降下する。このため、絞り加工された板紙原紙67の先端は、(1)に示すように、内側に巻き込むようにして折り曲げられていく。
【0011】
次に、(2)に示すように、第2曲げ加工では、同様にほぼ円錐台状の凸部を設けた厚手円盤状の第2の押し金型76が、回転しながら第2の受け金型74に向かって緩やかに降下する。そして、その台縁を周回して設けたやや深い凹部により、板紙原紙67の周壁をさらに折り曲げて板紙原紙67の裏面と裏面とが相対するまで周壁を折り曲げる。
【0012】
次に(3)に示すように、第2の受け金型74は加熱加工の位置に移動する。ここで加熱部を備えた第3の押し金型77を第2の受け金型74に挿入して折曲げた周壁に当接しながら緩やかに回転させつつ周回させる。これにより、側壁部64と側壁部64の内側面部をなす折返し部65とを形成する。このとき加熱部を高温にしているので、板紙原紙67の裏面にラミネートされたポリエチレン樹脂が溶融して側壁部64及び折返し部65の裏面同士が接着する。このようにして図10に示す紙製蓋が形成される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の製造方法では、折返し部に復元力(スプリングバック)が残っているため、上述のように折返し部と側壁部とを熱融着等によって接着させる必要がある。そのため、板紙原紙に合成樹脂フィルムをラミネートしたり、或いはその部分に接着剤を塗布する必要がある。その結果、紙容器の製造コストが上昇すると共に、接着剤等の付加材料によって紙容器の使用用途が制限されることにもなる。
【0014】
又、従来の製造方法では、一方の金型を回転させて成形しているため、紙容器の形状が円形形状を中心としたものにならざるを得ず、多様な形状の紙容器を製造することは困難であった。
【0015】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、折返し部に接着剤等を用いずに安定した折返し形状を保持する、多様な形状の紙容器の製造方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、1枚の板紙原紙からプレス成形のみによって形成される紙容器の製造方法であって板紙原紙を絞り加工して、平面部と平面部の面に対して一方方向に折曲げられ、全周連続する折曲げ部とを形成する絞り工程と、折曲げ部の外周端部を全周内方に折返し、折曲げ部の内面に重ね合わせる折返し工程と、重ね合わされた折曲げ部の部分を全周同時に圧縮する圧縮工程とを備えたものである。
【0022】
このように構成すると、重ね合わされた折曲げ部の部分は全て全周同時に圧縮される。
【0023】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、圧縮工程における圧縮時のクリアランスTは、絞り加工前の板紙原紙の厚さをtとすると、T=2×t±α(ここでα≦t×0.15)とするものである。
【0024】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の構成において、折曲げ部は、紙容器の側壁部に対応する側壁部分と側壁部の内面に折返される折返し部に対応する折返し部分とからなり、絞り工程において、側壁部分と折返し部分との境界位置において、折返し部分の折返しを容易とするための屈曲部が全周に形成されるものである。
【0025】
このように構成すると、折返し工程における折返し部分の折返し動作が安定する。
【0026】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成において、側壁部分は、平面部に対してやや外方に広がるように形成され、折返し部分は、平面部に対してほぼ直角方向に形成されるものである。
【0027】
このように構成すると、絞り工程において形成される側壁部分と折返し部分とによって屈曲部も合わせて形成されるものである。
【0028】
請求項5記載の発明は、請求項3又は請求項4記載の発明の構成において、板紙原紙には、屈曲部に対応する位置に溝状の折返し用罫線が形成されるものである。
【0029】
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明の構成において、板紙原紙はコーナー部が丸みを帯びた矩形シート形状を有し、コーナー部の各々において内方から外方へ放射状に伸びる複数の溝状の線条が形成されるものである。
【0030】
このように構成すると、絞り工程においてコーナー部に生じる板紙原紙の収縮が線条によって吸収される。
【0031】
請求項7記載の発明は、請求項3の発明の構成において、側壁部分は、平面部に対してほぼ直角に形成され、折返し部分は、平面部に対して内方に狭まるように形成されるものである。
【0032】
このように構成すると、絞り工程において形成される側壁部分と折返し部分とによって屈曲部も合わせて形成されると共に、折返し部分に次の折返し工程で大きく生じる皺の一部が規則的に形成されるものである。
【0033】
請求項8記載の発明は,請求項7の発明の構成において、板紙原紙には、屈曲部に対応する位置に溝状の折返し用罫線が形成されるものである。
【0034】
請求項9記載の発明は、請求項7または8に記載の発明の構成において、板紙原紙はコーナー部が丸みを帯びた矩形シート形状を有し、コーナー部の各々において内方から外方へ放射状に伸びる複数の溝状の線条が形成されるものである。
【0035】
このように構成すると、絞り工程においてコーナー部に生じる板紙原紙の収縮が線条によって吸収される。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明は、重ね合わされた折曲げ部の部分が全周すべて同時に圧縮されるため、折曲げ部の折返し状態が安定した紙容器が製造される。
【0040】
請求項2記載の発明は、折曲げ部の折返し位置における板紙原紙の折返しに対する復元力が消滅する。
【0041】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、折返し部分の折返し動作が安定するため、製造した紙容器の品質が向上する。
【0042】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の効果に加えて、絞り工程において屈曲部も合わせて形成されるため、別途屈曲部を形成する工程の必要がなくなり効率的な製造方法となる。
【0043】
請求項5記載の発明は、請求項3又は請求項4記載の発明の効果に加えて、屈曲部がより形成し易くなるため、安定した紙容器の製造が可能となる。
【0044】
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、絞り工程におけるコーナー部の板紙原紙の収縮が吸収されるため、不規則な皺の発生が低減され、紙容器の品質を向上する。
【0045】
請求項7記載の発明は、請求項3記載の発明の効果に加えて、絞り工程において屈曲部も合わせて形成されるため、別途屈曲部を形成する工程の必要がなくなり効率的な製造方法となる。更に、折返し部分に次の折返し工程で大きく生じる皺の一部が規則的に形成されるので、折返し工程による折返し部分の折返し状態がより安定する。
【0046】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明の効果に加えて、屈曲部がより形成しやすくなるため、安定した紙容器の製造が可能となる。
【0047】
請求項9記載の発明は、請求項7または8記載の発明の効果に加えて、絞り工程におけるコーナー部の板紙原紙の収縮が吸収されるため、不規則な皺の発生が低減され、紙容器の品質を向上する。
【0048】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の第1の実施の形態による紙容器の概略形状を示した一部破断の概略斜視図である。
【0049】
図を参照して、紙製蓋として使用される紙容器15は、コーナーが丸みを帯びた矩形シート形状の平面部17と、平面部17の周辺に接続され、平面部17の面に対してほぼ直角方向に折り曲げられた側壁部19と、側壁部19に接続され、側壁部19の内面に対して密接状態となるように側壁部19の外方端において内方側に折返された折返し部20とから構成されている。この折返し部20の存在によって、紙容器15は嵌合蓋としての機能も発揮する。
【0050】
尚、平面部17の中央には外方に突出した凸部18が形成されている。これによって平面部17の強度を向上している。又、側壁部19の外表面や折返し部20の表面には、後述する複数の線条25が表れている。この線条25は紙容器15の形成時の板紙原紙の収縮を吸収して、不規則な皺の発生を防止するために加工前の板紙原紙において形成されるものである。
【0051】
図2は図1で示した紙容器を製造するための板紙原紙の概略形状を示した図である。
【0052】
図を参照して、板紙原紙23はコーナー部22が大きな曲率を有した矩形シート形状を有している。板紙原紙23の秤量は50〜450g/m2であり、紙質としては上質紙、純白紙、クラフト紙、コートボール紙、カード紙、アイボリー紙等を使用することができる。尚、紙容器に耐水性等を付加させたい場合には、耐水性を有する特殊原紙や、種々の樹脂フィルムをラミネートさせたり、印刷、コーティング等をさせた原紙を代わりに使用しても良い。
【0053】
コーナー部22の各々にあっては、内方から外方に伸びる複数の線条25が形成されている。線条25は、図1で示した側壁部19及び折返し部20に相当する部分に多く形成されている。
【0054】
又、板紙原紙23の外周縁から所定距離内方に入った位置で折返し用罫線26が形成されている。この折返し用罫線26は、図1で示した折返し部20の側壁部19に対する折返し位置に対応するものである。
【0055】
図3は図2で示した線条25及び折返し用罫線26の断面形状を示した図である。図を参照して、線条25及び折返し用罫線26は板紙原紙23の面に対して一方向に突出した溝形状を有している。これによって線条25にあっては板紙原紙23の絞り加工等における収縮を吸収し、不規則な皺の発生を防止する。又、折返し用罫線26にあっては、側壁部19に対して折返し部20を折返す際の折返し動作を容易とする。
【0056】
図4は図1に示した紙容器を製造するにあたっての絞り工程に用いられる金型の概略構成を示す断面図である。
【0057】
図を参照して、その下面に凹形状面30が形成された第1の型部材28が台座29に取り付けられる。一方、凹形状面30に対応する凸形状面35がその表面に形成された第2の型部材32が、スプリング34を介して取付台33に取り付けられている。そして取付台33は台座38に固定されている。
【0058】
第2の型部材32の外方には、外枠部材37がスプリング39を介して台座38に取り付けられている。このようにして、第2の型部材32は下方に移動可能とされると共に、その移動位置においてスプリング34によって上方に付勢されている。同様に外枠部材37は下方に移動可能とされると共に、その移動位置においてスプリング39によって上方に付勢されている。又、台座29は台座38に対して近づく方向に移動可能である。
【0059】
絞り工程においては、板紙原紙23は第1の型部材28の凹形状面30と第2の型部材32の凸形状面35との間に配置される。この状態で台座29と共に第1の型部材28は下方に降下する。そして第1の型部材28の外方の下面は、まず板紙原紙23を挟んだ状態で外枠部材37に衝合する。そして更に第1の型部材28が降下すると外枠部材37はスプリング39の付勢力に抗して下方に移動する。
【0060】
更に第1の型部材28が降下すると、板紙原紙23は第1の型部材28の凹形状面30と第2の型部材32の凸形状面35との間でプレスされる状態となり、板紙原紙23の絞り加工が行われる。第1の型部材28が下死点まで降下すると、第1の型部材28の凹形状面30内に板紙原紙23を介して第2の型部材32の凸形状面35が嵌合した状態となり、板紙原紙23の絞り加工が終了する。
【0061】
絞り加工が終了すると、第1の型部材28は上昇して加工開始前の位置に復帰する。これによって、第2の型部材32及び外枠部材37もスプリング34及びスプリング39の付勢力によって、図4に示す絞り加工開始前の位置に復帰する。このようにして、絞り加工が終了した板紙原紙23は金型から取り出され、次の曲げ加工の工程に進むことになる。
【0062】
図5は図4で示した絞り加工がなされた状態の板紙原紙23の断面形状を示した図である。
【0063】
図を参照して、絞り加工された板紙原紙23は、図1で示した紙容器15の平面部17及び凸部18に相当する部分が形成されている。そして、平面部17の外周端から下方に向かった折曲げ部21が併せて形成されている。
【0064】
折曲げ部21は、図1に示した紙容器15の側壁部19に対応した側壁部分24と、側壁部分24の外方端部に接続して紙容器15の折返し部20に対応する折返し部分27とから構成されている。尚、側壁部分24は平面部17の外周端から斜め外方に広がるように絞り加工されており、折返し部分27は平面部17の面に対してほぼ直角方向に伸びるように絞り加工されている。
【0065】
これによって側壁部分24と折返し部分27との接続部は、屈曲部として全周連続的に存在することになる。ここで屈曲部41は、図2で示した板紙原紙23に形成された折返し用罫線26が対応している。すなわち、この絞り加工の工程において板紙原紙23の折返し用罫線26の存在によってその部分が容易に折り曲げられるので、屈曲部41の位置が安定して形成されることになる。
【0066】
図6は図4の絞り加工工程に続く曲げ加工工程に用いられる金型の概略構造を示す断面図である。
【0067】
図を参照して、その下面に凹部51が形成されている第1の外枠部材44は上下方向に移動自在な台座46に取り付けられている。凹部51は開放端が広がった形状を有しており、その中に第1の型部材43がスプリング45を介して取り付けられている。第1の型部材43の下面には、板紙原紙23の平面部17及び凸部18に対応した凹形状面52が形成されている。第1の型部材43は、スプリング45によって第1の外枠部材44の凹部51に対して近づく方向に移動可能であり、この移動位置においてスプリング45によって下方に付勢される。
【0068】
一方、第1の型部材43に対向する位置に、第2の型部材47が台座49に取り付けられている。第2の型部材47の凸形状面53は板紙原紙23の平面部17及び凸部18の形状に対応したものとなっている。すなわち、第1の型部材43の凹形状面52と第2の型部材47の凸形状面53とによって、板紙原紙23の上面は相互に挟まれた状態に保持することが可能である。
【0069】
第2の型部材47の外方には所定間隔を空けて第2の外枠部材48がスプリング50を介して台座49に取り付けられている。これによって第2の外枠部材48は下方に移動することが可能となると共に、その移動位置においてスプリング50によって上方に付勢されることになる。尚、第2の外枠部材48の上面の内方側の角には、後述するように板紙原紙23の端部を折曲げる機能を発揮するカール溝56が全周に形成されている。
【0070】
図7は図6で示した金型を用いて板紙原紙23を曲げ加工する際の概略工程を示す拡大断面図である。
【0071】
図を参照して、曲げ加工の工程に入ると、(1)に示すように、絞り加工が終了した板紙原紙23は第1の型部材43及び第1の外枠部材44に沿うようにセットされる。すなわち、板紙原紙23の平面部17及び凸部18は第1の型部材43の凹形状面52に沿うように配置され、板紙原紙23の側壁部分24は第1の外枠部材44の傾斜面55に沿うようにセットされる。このとき板紙原紙23の折返し部分27の端部は、第2の外枠部材48のカール溝56に接触しない状態となっている。
【0072】
次に(2)に示すように、この状態から第1の型部材43及び第1の外枠部材44が矢印に示すように降下する。この降下に伴って板紙原紙23の折返し部分27の先端はカール溝56に接触し、カール溝56の形状に沿ってその先端が内方に折曲げられるように変化する。
【0073】
更に第1の外枠部材44が降下すると、(3)に示されているように、第1の外枠部材44の下面が第2の外枠部材48の上面に衝合する。これによって折返し部分27全部が内方に向けて折曲げられることになる。すなわちこの状態では、カール溝56に接している部分が図5で示した屈曲部41となっている。そのため、屈曲部41が折り癖として機能するため、折返し部分27の下端の位置が不規則とならず全周において同一レベルに整列する。
【0074】
更にこの状態から第1の外枠部材44が降下すると(4)に示されているように、第1の外枠部材44に衝合している第2の外枠部材48も同様に矢印に示す方向に移動する。そして第1の型部材43は第1の外枠部材44と共に下方向に移動するが、板紙原紙23を介して第2の型部材47に衝合した時点でその移動は停止する。
【0075】
第1の型部材43が停止した状態であっても、第1の外枠部材44は第1の型部材43に対してスプリング45を介して接続していることから、第1の外枠部材44はその位置から更に下方に降下することが可能となる。この状態にあっては、折返し部分27は第2の型部材47の外方壁面によって側壁部分24に向けて折返される。更に第1の外枠部材44の降下が進むと、側壁部分24及び折返し部分27は密着状態となり、第1の外枠部材44の内周側面と第2の型部材47の外周側面との間で形成されるクリアランスTの幅の平行面によって圧縮されることになる。
【0076】
これによって側壁部分24の内面と折返し部分27の内面とは完全密接状態となり、図1で示した紙容器15の側壁部19及び折返し部20として形成されることになる。この圧縮工程におけるクリアランスTは、絞り加工前の板紙原紙23の厚さをtとすると、
T=2×t±α(ここでα≦t×0.15)
とすることが好ましい。このようなクリアランスTで板紙原紙23の折返し部分を圧縮すると、圧縮状態を解除した後であっても、折返し部20が側壁部19から離れるように復元力が生じることなくその密接状態が保持される。
【0077】
以上のように曲げ加工の工程が終了すると、第1の型部材43、第1の外枠部材44及び第2の外枠部材48は、図6に示した曲げ加工前の位置に復帰する。これによって図1に示した紙容器15の形状となった板紙原紙23は、この金型から排出され、新たな絞り加工後の板紙原紙がセットされて同様に曲げ加工が行われる。
【0078】
図8はこの発明の第2の実施の形態による絞り加工後の板紙原紙の断面形状を示した図である。
【0079】
図を参照して、この実施の形態による板紙原紙23は平面部17及び凸部18の形状は第1の実施の形態によるものと同一であるが、側壁部分24と折返し部分27との屈曲部41の形状が異なっている。すなわち屈曲部41は、側壁部分24に対する折返し部分27による単なる折曲げ形状によるものではなく、側壁部分24に対する小さな段差形状となっている。これによって折返し部分27を側壁部分24に対して折返す際の変形動作をより安定させるものとしている。
【0080】
図9はこの発明の第3の実施の形態による絞り加工後の板紙原紙の断面形状を示した図である。
【0081】
図を参照して、この実施の形態による板紙原紙23は平面部17及び凸部18は先の各実施の形態によるものと同一であるが、側壁部分24が平面部17に対してほぼ直角方向に曲げられている点と、側壁部分24と折返し部分27との間の屈曲部41が側壁部分24に対して小さな段差となるように構成されている点が異なっている。
【0082】
このように構成すると、曲げ加工時において側壁部分24を平面部17に対して直角方向に引き起こす必要がないため、金型の第1の外枠部材44及び第2の外枠部材48のストロークを小さく設定することが可能となる。そして屈曲部41の形状によって、折返し部分27を側壁部分24に対して折返す際の変形動作が安定する。
【0083】
尚、上記の実施の形態では、紙容器として紙製蓋を対象としているが、蓋に嵌合する容器自身等にも紙容器として適用できることは言うまでもない。
【0084】
又、上記の実施の形態では、コーナーが丸みを帯びた矩形形状の紙容器を対象としているが、従来例で示したような円形形状の紙容器にも同様に適用できることは言うまでもない。
【0085】
更に、上記の実施の形態では、平面部17に対して凸部18は外方に突出しているが、これを内方に突出するように構成することも可能である。
【0086】
更に、上記の実施の形態では、折返し用罫線および屈曲部を形成しているが、これらはいずれも折り癖として機能するものであるから、これらのいずれか一方のみを形成するように構成することも可能である。
【0087】
更に、上記の実施の形態では、板紙原紙のコーナー部に線条を形成しているが、これは形成した紙容器において不規則な皺の発生を防止するためのものであり、必ずしも必要なものではない。
【0088】
図14は、この発明の第4の実施の形態による紙容器を製造するにあたっての絞り工程に用いられる金型の概略構成を示す断面図である。尚、この実施の形態の紙容器は図1で示された紙容器と同一の形状を有するものであり、又、この紙容器を製造するために用いる板紙原紙は図2で示されたものと同一である。
【0089】
図を参照して,その下面に凹形状面86が形成された第1の型部材79がスプリング81を介して第1の外枠部材80に取り付けられている。第1の外枠部材80は上下方向に移動可能な台座29に固定されている。
【0090】
一方、凹形状面86に対応する凸形状面87がその表面に形成された第2の型部材82が台座38に取り付けられている。第2の型部材82の側面には、上端の第1ストレート部59と、第1ストレート部59に接続され、上方から下方へ向かうにつれて水平方向の径が狭まるテーパー部89と、テーパー部89の下端に接続され、第1ストレート部59より径の小さい第2ストレート部60とが形成されている。第2の型部材82の第2ストレート部60の外方には、第3の型部材84がエアシリンダー85を介して台座38に取り付けられている。第3の型部材84の内側面の上端には、第2の型部材82のテーパー部89と同じ角度のテーパー部90が形成されている。さらに、第2の型部材82の第1ストレート部59及び第3の型部材84の外方には、第2の外枠部材83がスプリング39を介して台座38に取り付けられている。第2の外枠部材83は下方に移動可能とされると共に、その移動位置においてスプリング39によって上方に付勢されている。また、第3の型部材84はエアシリンダー85の作動によって、第2の型部材82と第2の外枠部材83との間を、任意のタイミングで上下に摺動自在である。
【0091】
図15は図14で示した金型を用いて板紙原紙を絞り加工する際の概略工程の一部を示す拡大断面図であり、図16は図15に続く概略工程の他の一部を示す拡大断面図である。
【0092】
図15を参照して、絞り工程においては、(1)に示すように、板紙原紙23はその中央部が第1の型部材79の凹形状面86と第2の型部材82の凸形状面87との間に配置され、その外周部が第1の外枠部材80と第2の外枠部材83との間に配置される。この状態で台座29と共に第1の外枠部材80は下方に降下する。第1の外枠部材80の下面は、まず板紙原紙23の外周部を挟んだ状態で第2の外枠部材83に衝合する。そして、更に第1の外枠部材80が降下すると、第2の外枠部材83はスプリング39の付勢力に抗して下方に移動する。
【0093】
次に(2)に示すように、更に第1の外枠部材80が降下すると、これに伴って第1の型部材79も下降して、第1の型部材79の凹形状面86と第2の型部材82の凸形状面87との間で板紙原紙23の中央部をプレスした状態となり、第1の型部材79の移動は停止する。
【0094】
第1の型部材79が停止した状態であっても、第1の外枠部材80は第1の型部材79に対してスプリング81を介して接続していることから、第1の外枠部材80は、その位置から更に下方に降下することが可能となる。そしてこれに伴い、板紙原紙23の外周部も下方に折り曲げられるように下降する。
【0095】
そして更に第1の外枠部材80が降下すると、(3)に示すように、スプリング81は最大限に圧縮され、第1の型部材79と第1の外枠部材80とは、密接状態となる。そして、板紙原紙23の外周部はその中央部に対してほぼ直角に折り曲げられて折曲げ部21を形成する。
【0096】
ここで、(4)に示すように、第3の型部材84をエアシリンダー85により上方に摺動すると、第3の型部材84の上端部88が第1の外枠部材80に当接する。
【0097】
図16を参照して、(1)に示すように、第3の型部材84の上端部88と第1の外枠部材80とが接した状態で、第3の型部材84及び第1の外枠部材80が同時に上昇する。このとき板紙原紙23の折曲げ部21の外周端部となる折返し部分27の端部は、第3の型部材84のテーパー部90に沿って内方に折曲げられるように変化する。第3の型部材84のテーパー部90と第2の型部材82のテーパー部89とが、板紙原紙23の折返し部分27を介して密接する状態にまで、第3の型部材84が上昇した状態で、板紙原紙23の絞り加工が終了する。これによって板紙原紙23の折曲げ部21は、板紙原紙23の中央部に対してほぼ直角の側壁部分24と、板紙原紙23の中央部に対して内方に狭まる折返し部分27とに形成される。
【0098】
そして、側壁部分24と折返し部分27との接続部は、屈曲部として全周連続的に存在することになる。ここで屈曲部41は、図2で示した板紙原紙23に形成された折返し用罫線26が対応している。すなわち、この絞り加工の工程において板紙原紙23の折返し用罫線26の存在によってその部分が容易に折り曲げられるので、屈曲部41の位置が安定して形成されることになる。
【0099】
絞り加工が終了すると、(2)に示すように、第3の型部材84はエアシリンダー85により降下する。
【0100】
そして、(3)に示すように、第1の外枠部材80は上昇して加工開始前の位置に復帰する。これによって、第1の型部材79及び第2の外枠部材83もスプリング81及びスプリング39の付勢力によって、図14に示す絞り加工開始前の位置に復帰する。このようにして絞り加工が終了した板紙原紙23は、金型から取り出され、次の曲げ加工の工程に進むことになる。
【0101】
図17は、図14で示した金型による絞り加工後の板紙原紙23の断面形状を示した図である。
【0102】
図を参照して、(1)に示すように、絞り加工時の金型内の板紙原紙23は、平面部17及び凸部18の形状は第1の実施の形態によるものと同一であるが、側壁部分24と折返し部分27の形状が異なっている。すなわち、側壁部分24は平面部17に対してほぼ直角に形成され、折返し部分27は平面部17に対して内方に狭まるように形成されている。これによって、折返し部分27は、次の曲げ加工において大きく生じる皺の一部が規則的に形成されることになる。
【0103】
絞り加工が終了した板紙原紙23は、金型の第2の型部材82から上方に取り出されるため、(2)に示すように、側壁部分24及び折返し部分27がやや開いた状態となる。しかし、折返し部分27の内面には規則的な皺が残った状態が維持される。
【0104】
図17の(2)で示された断面形状となった板紙原紙23は、第1の実施の形態で示された図6の金型とほぼ同様の金型によって曲げ加工が行われる。この曲げ工程における折返し部分27の折返し工程は、第1の実施の形態による図7で示された内容とほぼ同一であるので、ここでの説明は繰り返さない。
【0105】
そして、この折返し工程にあっては、折返し部分27には上述のようにその内面に折返し時に生じる皺の一部が規則的に残っているため、折返す際に不規則な皺の発生による材料あまりが規制される。その結果、安定した折返しが容易になると共に、材料あまりによる不均一な折返しが生じない優れた品質の紙容器が製造される。
【0106】
尚、この発明の第4の実施の形態では、紙容器として紙製蓋を対象としているが、蓋に嵌合する容器自身等にも紙容器として適用できることは言うまでもない。
【0107】
又、この発明の第4の実施の形態では、コーナーが丸みを帯びた矩形形状の紙容器を対象としているが、従来例で示したような円形形状の紙容器にも同様に適用できることは言うまでもない。
【0108】
更に、この発明の第4の実施の形態では、平面部17に対して凸部18は外方に突出しているが、これを内方に突出するように構成することも可能である。
【0109】
更に、この発明の第4の実施の形態では、折返し用罫線および屈曲部を形成しているが、これらはいずれも折り癖として機能するものであるから、これらのいずれか一方のみを形成するように構成することも可能である。
【0110】
更に、この発明の第4の実施の形態では、板紙原紙のコーナー部に線条を形成しているが、これは形成した紙容器において不規則な皺の発生を防止するためのものであり、必ずしも必要なものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態による紙容器の外観形状を示す一部破断の概略斜視図である。
【図2】図1に示した紙容器を製造するための板紙原紙の外観形状を示した図である。
【図3】図2で示した線条及び折返し用罫線の断面形状を示した図である。
【図4】この発明の第1の実施の形態による紙容器を製造する際の絞り加工工程に用いる金型の概略断面図である。
【図5】図4で示した金型によって形成された絞り加工が終了した時点の板紙原紙の断面構造を示した図である。
【図6】図4で示した絞り加工工程の後に続く曲げ加工工程に用いる金型の概略断面図である。
【図7】図6で示した金型を用いた曲げ加工工程の要部構造を示した拡大断面図である。
【図8】この発明の第2の実施の形態による絞り加工終了時点の板紙原紙の断面構造を示した図である。
【図9】この発明の第3の実施の形態による絞り加工終了時点の板紙原紙の断面構造を示した図である。
【図10】従来の紙容器としての紙製蓋の外観形状を示す一部破断の斜視図である。
【図11】図10で示した紙製蓋を製造するための板紙原紙の概略形状を示した図である。
【図12】図10で示した紙製蓋を製造する際の絞り加工工程を示した概略図である。
【図13】図12で示した絞り加工工程に続く曲げ加工工程を示す概略図である。
【図14】この発明の第4実施の形態による紙容器を製造する際の絞り加工工程に用いる金型の概略断面図である。
【図15】図14で示した金型を用いた絞り工程の一部の要部構造を示した拡大断面図である。
【図16】図14で示した金型を用いた絞り工程の他の一部で、図15に続く工程の要部構造を示した拡大断面図である。
【図17】この発明の第4の実施形態による絞り加工が終了した時点と、曲げ加工に入る時点との板紙原紙の断面構造を示した図である。
【符号の説明】
15…紙容器
17…平面部
18…凸部
19…側壁部
20…折返し部
21…折曲げ部
22…コーナー部
23…板紙原紙
24…側壁部分
25…線条
26…折返し用罫線
27…折返し部分
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (9)
- 1枚の板紙原紙からプレス成形のみによって形成される紙容器の製造方法であって、
板紙原紙を絞り加工して、平面部と前記平面部の面に対して一方方向に折曲げられ、全周連続する折曲げ部とを形成する絞り工程と、
前記折曲げ部の外周端部を全周内方に折返し、前記折曲げ部の内面に重ね合わせる折返し工程と、
前記重ね合わされた前記折曲げ部の部分を全周同時に圧縮する圧縮工程とを備えた、紙容器の製造方法。 - 前記圧縮工程における圧縮時のクリアランスTは、絞り加工前の板紙原紙の厚さをtとすると、
T=2×t±α(ここでα≦t×0.15)
である、請求項1記載の紙容器の製造方法。 - 前記折曲げ部は、前記紙容器の側壁部に対応する側壁部分と前記側壁部の内面に折返される折返し部に対応する折返し部分とからなり、
前記絞り工程において、前記側壁部分と前記折返し部分との境界位置において、前記折返し部分の折返しを容易とするための屈曲部が全周に形成される、請求項1又は請求項2記載の紙容器の製造方法。 - 前記側壁部分は、前記平面部に対してやや外方に広がるように形成され、
前記折返し部分は、前記平面部に対してほぼ直角方向に形成される、請求項3記載の紙容器の製造方法。 - 前記板紙原紙には、前記屈曲部分に対応する位置に溝状の折返し用罫線が形成される、請求項3又は請求項4記載の紙容器の製造方法。
- 前記板紙原紙は、コーナー部が丸みを帯びた矩形シート形状を有し、
前記コーナー部の各々において、内方から外方へ放射状に伸びる複数の溝状の線条が形成される、請求項1から請求項5のいずれかに記載の紙容器の製造方法。 - 前記側壁部分は、前記平面部に対してほぼ直角に形成され、
前記折返し部分は、前記平面部に対して内方に狭まるように形成される、請求項3記載の紙容器の製造方法。 - 前記板紙原紙には、前記屈曲部分に対応する位置に溝状の折返し用罫線が形成される、請求項7記載の紙容器の製造方法。
- 前記板紙原紙は、コーナー部が丸みを帯びた矩形シート形状を有し、
前記コーナー部の各々において、内方から外方へ放射状に伸びる複数の溝状の線条が形成される、請求項7又は請求項8記載の紙容器の製造方法。
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