JP2001163320A - 紙製成形物及びその製造方法 - Google Patents

紙製成形物及びその製造方法

Info

Publication number
JP2001163320A
JP2001163320A JP34435599A JP34435599A JP2001163320A JP 2001163320 A JP2001163320 A JP 2001163320A JP 34435599 A JP34435599 A JP 34435599A JP 34435599 A JP34435599 A JP 34435599A JP 2001163320 A JP2001163320 A JP 2001163320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
molded product
molded
basis weight
elongation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34435599A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Hado
信弘 羽藤
Tomoaki Nagai
共章 永井
Yutaka Kojima
裕 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paper Industries Co Ltd, Jujo Paper Co Ltd filed Critical Nippon Paper Industries Co Ltd
Priority to JP34435599A priority Critical patent/JP2001163320A/ja
Publication of JP2001163320A publication Critical patent/JP2001163320A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙を用いて所望の成形物が得られる紙製成形
物を提供する。 【解決手段】 秤量が50g/m2 〜300g/m2
で、20℃、湿度65%の環境下での破断伸びが縦方向
15%以上、横方向15%以上の紙3を用い、この紙3
を成形絞り率120%〜180%の範囲で成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙を成形して形成
された紙製成形物及び該紙を雄型と雌型からなるプレス
成形機で熱圧によって成形する紙製成形物の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱圧成形機によって成形される材料とし
ては、一般に熱可塑性樹脂を主体としたプラスチックシ
ートが使用されている。その理由は、成形時の予熱工程
若しくは金型温度でプラスチックシートが軟化状態にな
り、金型に追従して容易に様々な形状に成形することが
可能であるからである。また、プラスチックシートは、
製造の容易性、生産性、経済性等の理由から優れた成形
材料として広く汎用されている。
【0003】一方、近年では、プラスチックの廃棄物に
よる環境問題や公害問題が取り上げられ、紙製成形物へ
の転換が見直されている。その代表例として、鶏卵容器
に使用されているパルプモールドが挙げられるが、その
製造はパルプスラリーを三次元の網型で漉き上げ、脱水
・乾燥工程を経て行なわれる。しかしながら、パルプモ
ールドはその製造方法に由来する生産性の観点から高価
格になる問題点を有している。
【0004】また、紙製コップや紙製ラーメン丼に代表
される成形物は、底板と胴板に打ち抜きしたプランクス
を用いて2ピース成形するため、プランクスのトリミン
グロスによって原紙使用量が多くなり、経済的でない。
更に、紙皿、紙トレー等に代表される絞り込み成形によ
る紙製成形物1は、図5に示すように、紙の変形(伸
び)が少ないため三次元成形する際に口元にグリースを
つけ、均等に絞り皺2がつくようにして成形している。
このためこの紙系成形物1は、絞り皺2によって美観を
損ね美麗な成形物が得られない問題点を有している。
【0005】更に、プレス成形にて成形できる紙系成形
物が提案されているが、その材料はパルプと熱可塑性樹
脂繊維からなる紙系材料であって、天然パルプと合成樹
脂の分離が難しく、回収工程に負荷がかかる問題点があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の紙系成形物は上
記の如き問題点を有しており、プラッチックス同様に一
般的な熱圧成形機で容易にさまざまな形状にプレス成形
した紙製成形物が望まれていた。従来の天然パルプ10
0%からなる成形物は、雄型と雌型で構成されたプレス
成形機で成形しようとすると、紙の伸びが少ないため、
成形時の変形量に追従できず、亀裂を生じたりして良好
な成形物が得られず、また亀裂が入らない範囲で成形す
ると、成形絞り率が制限されているため所望の成形物が
得られず、テザインが限定される問題点があった。
【0007】本発明の目的は、廃棄物による環境問題や
公害問題のない紙を用いて所望の成形物が得られる紙製
成形物を提供することにある。本発明の他の目的は、紙
製成形物をプラスチックと同様に特別な成形機を用いず
に成形できる紙製成形物の製造方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の紙製成
形物は、坪量が50g/m2 〜300g/m2 で、20
℃、湿度65%の環境下での破断伸びが縦方向15%以
上、横方向15%以上の紙が用いられ、該紙が成形絞り
率120%〜180%の範囲で成形されていることを特
徴とする。
【0009】このように、坪量が50g/m2 〜300
g/m2 で、20℃、湿度65%の環境下での破断伸び
が縦方向15%以上、横方向15%以上の紙が用いら
れ、該紙が成形絞り率120%〜180%の範囲で成形
されているので、係る紙製成形物は雄型と雌型で構成さ
れたプレス成形機により容易に三次元曲面に成形するこ
とができて、絞り皺や亀裂のない美麗な紙製成形物を得
ることができる。紙の坪量が50g/m2 より下である
と、成形物の剛性不足によって使用範囲が限定されるの
で好ましくない。また、紙の坪量が300g/m2 を超
えると、プレス成形機の成形負荷が大きくなり好ましく
ない。また、破断伸びが縦方向15%以上、横方向15
%以上の紙は、例えば特表平11−509276号に伸
長可能な紙として開示されている。破断伸びが縦方向1
5%未満、横方向15%未満では、十分な成形絞り率が
得られず、成形デザインが限定されるばかりか、成形時
に亀裂等の不具合が発生し、好ましくない。
【0010】請求項2に記載の紙製成形物は、坪量が5
0g/m2 〜300g/m2 で、20℃、湿度65%の
環境下での破断伸びが縦方向15%以上、横方向15%
以上の紙の少なくとも一方の面に耐水性、耐熱性、耐油
性の少なくとも1つを有する塗工層が設けられている被
覆紙が用いられ、該被覆紙が成形絞り率120%〜18
0%の範囲で成形されていることを特徴とする。
【0011】このように、坪量が50g/m2 〜300
g/m2 で、20℃、湿度65%の環境下での破断伸び
が縦方向15%以上、横方向15%以上の紙が用いら
れ、該紙が成形絞り率120%〜180%の範囲で成形
されているので、係る紙製成形物は雄型と雌型で構成さ
れたプレス成形機により容易に三次元曲面に成形するこ
とができて、絞り皺や亀裂のない美麗な紙製成形物を得
ることができるとともに、前記紙が少なくとも一方の面
に耐水性、耐熱性、耐油性の少なくとも1つを有する塗
工層が設けられている被覆紙が用いられているので、用
途に応じた、耐水性、耐熱性或いは耐油性のある紙製成
形物を得ることができる。
【0012】請求項3に記載の紙製成形物は、坪量が5
0g/m2 〜300g/m2 で、20℃、湿度65%の
環境下での破断伸びが縦方向15%以上、横方向15%
以上の紙で耐水性、耐熱性、耐油性の少なくとも1つを
有する機能紙が用いられ、該機能紙が成形絞り率120
%〜180%の範囲で成形されていることを特徴とす
る。
【0013】このように、坪量が50g/m2 〜300
g/m2 で、20℃、湿度65%の環境下での破断伸び
が縦方向15%以上、横方向15%以上の紙が用いら
れ、該紙が成形絞り率120%〜180%の範囲で成形
されているので、係る紙製成形物は雄型と雌型で構成さ
れたプレス成形機により容易に三次元曲面に成形するこ
とができて、絞り皺や亀裂のない美麗な紙製成形物を得
ることができるとともに、前記紙として耐水性、耐熱
性、耐油性の少なくとも1つを有する機能紙が用いられ
ているので、用途に応じた、耐水性、耐熱性或いは耐油
性のある紙製成形物を得ることができる。
【0014】請求項4に記載の紙製成形物は、請求項
1,2または3において、前記紙が天然パルプ100%
からなるものであることを特徴とする。。
【0015】このように、天然パルプ100%の紙を用
いると、廃棄物による環境問題や公害問題のない紙製成
形物を提供することができる。
【0016】請求項5に記載の紙製成形物の製造方法
は、坪量が50g/m2 〜300g/m2 で、20℃、
湿度65%の環境下での破断伸びが縦方向15%以上、
横方向15%以上の紙を用い、該紙を雄型と雌型からな
るプレス成形機で熱圧によって成形絞り率120%〜1
80%の範囲に成形することを特徴とする。
【0017】このように、坪量が50g/m2 〜300
g/m2 で、20℃、湿度65%の環境下での破断伸び
が縦方向15%以上、横方向15%以上の紙を用い、該
紙を雄型と雌型からなるプレス成形機で熱圧によって絞
り率120%〜180%の範囲に成形するようにしたの
で、絞り皺や亀裂のない美麗な紙製成形物を容易に三次
元曲面に成形することができる。紙の坪量が50g/m
2 より下であると、成形物の剛性不足によって使用範囲
が限定されるので好ましくない。また、紙の坪量が30
0g/m2 を超えると、プレス成形機の成形負荷が大き
くなり好ましくない。また、破断伸びが縦方向15%以
上、横方向15%以上の紙は、例えば特表平11−50
9276号に伸長可能な紙として開示されている。破断
伸びが縦方向15%未満、横方向15%未満では、十分
な成形絞り率が得られず、成形デザインが限定されるば
かりか、成形時に亀裂等の不具合が発生し、好ましくな
い。
【0018】請求項6に記載の紙製成形物の製造方法
は、坪量が50g/m2 〜300g/m2 で、20℃、
湿度65%の環境下での破断伸びが縦方向15%以上、
横方向15%以上の紙の少なくとも一方の面に耐水性、
耐熱性、耐油性の少なくとも1つを有する塗工層が設け
られている被覆紙を用い、該被覆紙を雄型と雌型からな
るプレス成形機で熱圧によって成形絞り率120%〜1
80%の範囲に成形することを特徴とする。
【0019】このように、坪量が50g/m2 〜300
g/m2 で、20℃、湿度65%の環境下での破断伸び
が縦方向15%以上、横方向15%以上の紙を用い、該
被覆紙を雄型と雌型からなるプレス成形機で熱圧によっ
て成形絞り率120%〜180%の範囲に成形するよう
にしたので、絞り皺や亀裂のない美麗な紙製成形物を容
易に三次元曲面に成形することができるとともに、前記
紙が少なくとも一方の面に耐水性、耐熱性、耐油性の少
なくとも1つを有する塗工層が設けられている被覆紙を
用いるので、用途に応じた、耐水性、耐熱性或いは耐油
性のある紙製成形物を得ることができる。
【0020】請求項7に記載の紙製成形物の製造方法
は、坪量が50g/m2 〜300g/m2 で、20℃、
湿度65%の環境下での破断伸びが縦方向15%以上、
横方向15%以上の紙で耐水性、耐熱性、耐油性の少な
くとも1つを有する機能紙を用い、該機能紙を雄型と雌
型からなるプレス成形機で熱圧によって絞り率120%
〜180%の範囲に成形することを特徴とする。
【0021】このように、坪量が50g/m2 〜300
g/m2 で、20℃、湿度65%の環境下での破断伸び
が縦方向15%以上、横方向15%以上の紙を用い、該
被覆紙を雄型と雌型からなるプレス成形機で熱圧によっ
て成形絞り率120%〜180%の範囲に成形するよう
にしたので、絞り皺や亀裂のない美麗な紙製成形物を容
易に三次元曲面に成形することができるとともに、前記
紙として耐水性、耐熱性、耐油性の少なくとも1つを有
する機能紙を用いるので、用途に応じた、耐水性、耐熱
性或いは耐油性のある紙製成形物を得ることができる。
【0022】請求項8に記載の紙製成形物の製造方法
は、請求項5,6または7において、紙が天然パルプ1
00%からなるものであることを特徴とする。
【0023】このように天然パルプ100%の紙を用い
て成形すると、廃棄物による環境問題や公害問題のない
紙製成形物を成形することができる。
【0024】請求項9に記載の紙製成形物の製造方法
は、請求項8において、前記紙が天然パルプ100%か
らなるもののとき、該紙中の水分が6%〜15%の範囲
になっていることを特徴とする。
【0025】このように天然パルプ100%の紙の水分
が6%〜15%の範囲になっていると、プレス成形機に
よる成形を容易に行うことができる。水分が6%より下
では、破断伸びが劣化低減して成形時に亀裂や破断が起
こり、成形不良となり好ましくない。紙中水分が15%
より上では、破断伸びが上昇して成形性には優位である
が、成形物の剛性低下や変形の要因となるので好ましく
ない。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る紙製成形物
の実施の形態の第1例を示したものである。本例では、
坪量が50g/m2 〜300g/m2 で、20℃、湿度
65%の環境下での破断伸びが縦方向15%以上、横方
向15%以上の紙3が用いられ、該紙3が成形絞り率1
20%〜180%の範囲で成形されて紙製成形物4Aが
形成されている。この紙3としては、天然パルプ100
%からなるものが用いられている。
【0027】このような紙製成形物4Aは、前述した紙
3を雄型と雌型からなるプレス成形機で熱圧によって成
形絞り率120%〜180%の範囲に成形することによ
り製造する。この場合、該紙3中の水分は、6%〜15
%の範囲になっている。
【0028】このように坪量が50g/m2 〜300g
/m2 で、20℃、湿度65%の環境下での破断伸びが
縦方向15%以上、横方向15%以上の紙3を用いて、
これら紙3を成形絞り率120%〜180%の範囲で成
形すると、雄型と雌型で構成されたプレス成形機により
容易に三次元曲面に成形することができて、絞り皺や亀
裂のない美麗な紙製成形物4Aを得ることができる。こ
の紙3の坪量が50g/m2 より下であると、成形物の
剛性不足によって使用範囲が限定されるので好ましくな
い。また、この紙3の坪量が300g/m2 を超える
と、プレス成形機の成形負荷が大きくなり好ましくな
い。また、破断伸びが縦方向15%以上、横方向15%
以上の紙3は、例えば特表平11−509276号に伸
長可能な紙として開示されている。破断伸びが縦方向1
5%未満、横方向15%未満では、十分な成形絞り率が
得られず、成形デザインが限定されるばかりか、成形時
に亀裂等の不具合が発生し、好ましくない。また、紙3
の水分が6%〜15%の範囲になっていると、プレス成
形機による成形を容易に行うことができる。水分が6%
より下では、破断伸びが劣化低減して成形時に亀裂や破
断が起こり、成形不良となり好ましくない。紙中水分が
15%より上では、破断伸びが上昇して成形性には優位
であるが、成形物の剛性低下や変形の要因となるので好
ましくない。
【0029】紙製成形物4Aは、図2に示すように底面
と側面とのなす角度が60°のものや、図3に示すよう
に底面と側面とのなす角度が90°のものでも、絞り皺
や亀裂のない美麗な状態で成形することができる。
【0030】図4は、本発明に係る紙製成形物の実施の
形態の第2例を示したものである。本例では、坪量が5
0g/m2 〜300g/m2 で、20℃、湿度65%の
環境下での破断伸びが縦方向15%以上、横方向15%
以上の紙3の一方の面に耐水性、耐熱性、耐油性の少な
くとも1つを有する塗工層5が設けられている被覆紙6
が用いられ、該被覆紙6が成形絞り率120%〜180
%の範囲で成形されて紙製成形物4Bが形成されてい
る。この紙3としては、天然パルプ100%からなるも
のが用いられている。この紙3に対する耐水化剤、耐熱
化剤、耐油剤等の少なくとも1つの塗工は、ロールコー
ト、バーコート、エアーナイフコート、グラビヤコート
等の一般的な塗工方法や印刷方式等で行うことができ
る。更に、必要に応じてポリエチレン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂等の熱可塑性樹脂を押出機にて溶融状態で積層
する押出しラミネーション方式や、フィルムを直接熱圧
で接着させる熱ラミネーション方式で積層一体化するこ
とができる。
【0031】このような紙製成形物4Bは、前述した被
覆紙6を雄型と雌型からなるプレス成形機で熱圧によっ
て成形絞り率120%〜180%の範囲に成形すること
により製造する。この場合、該被覆紙6中の紙3の水分
は、6%〜15%の範囲になっている。
【0032】このように坪量が50g/m2 〜300g
/m2 で、20℃、湿度65%の環境下での破断伸びが
縦方向15%以上、横方向15%以上の紙3の一方の面
に耐水性、耐熱性、耐油性の少なくとも1つを有する塗
工層5が設けられている被覆紙6を用いて、該被覆紙6
を成形絞り率120%〜180%の範囲で成形すると、
絞り皺や亀裂のない美麗で耐水性、耐熱性、耐油性の少
なくとも1つを有する紙製成形物4Bを容易に成形する
ことができる。この紙3の坪量が50g/m2より下で
あると、成形物の剛性不足によって使用範囲が限定され
るので好ましくない。また、この紙3の坪量が300g
/m2 を超えると、プレス成形機の成形負荷が大きくな
り好ましくない。また、破断伸びが縦方向15%以上、
横方向15%以上の紙3は、例えば特表平11−509
276号に伸長可能な紙として開示されている。破断伸
びが縦方向15%未満、横方向15%未満では、十分な
成形絞り率が得られず、成形デザインが限定されるばか
りか、成形時に亀裂等の不具合が発生し、好ましくな
い。また、この紙3の水分が6%〜15%の範囲になっ
ていると、プレス成形機による成形を容易に行うことが
できる。水分が6%より下では、破断伸びが劣化低減し
て成形時に亀裂や破断が起こり、成形不良となり好まし
くない。紙中水分が15%より上では、破断伸びが上昇
して成形性には優位であるが、成形物の剛性低下や変形
の要因となるので好ましくない。
【0033】次に、本発明に係る紙製成形物の実施の形
態の第3例について説明する。本例では、坪量が50g
/m2 〜300g/m2 で、20℃、湿度65%の環境
下での破断伸びが縦方向15%以上、横方向15%以上
の紙で耐水性、耐熱性、耐油性の少なくとも1つを有す
る機能紙が用いられ、該機能紙が成形絞り率120%〜
180%の範囲で成形されて紙製成形物が形成されてい
る。このような機能紙は、例えば耐水化剤、耐熱化剤、
耐油剤等の薬品を予め紙パルプの中に添加することによ
り容易に得ることができる。更に、必要に応じてサイズ
プレス方式等で紙中に含浸させることでも付与すること
ができる。
【0034】このような紙製成形物は、前述した機能紙
をを雄型と雌型からなるプレス成形機で熱圧によって絞
り率120%〜180%の範囲に成形することにより形
成する。
【0035】このように坪量が50g/m2 〜300g
/m2 で、20℃、湿度65%の環境下での破断伸びが
縦方向15%以上、横方向15%以上の紙で耐水性、耐
熱性、耐油性の少なくとも1つを有する機能紙を用い
て、該機能紙を成形絞り率120%〜180%の範囲で
成形すると、絞り皺や亀裂のない美麗で耐水性、耐熱
性、耐油性の少なくとも1つを有する紙製成形物を容易
に成形することができる。この紙の坪量が50g/m2
より下であると、成形物の剛性不足によって使用範囲が
限定されるので好ましくない。また、この紙の坪量が3
00g/m2 を超えると、プレス成形機の成形負荷が大
きくなり好ましくない。また、破断伸びが縦方向15%
以上、横方向15%以上の紙は、例えば特表平11−5
09276号に伸長可能な紙として開示されている。破
断伸びが縦方向15%未満、横方向15%未満では、十
分な成形絞り率が得られず、成形デザインが限定される
ばかりか、成形時に亀裂等の不具合が発生し、好ましく
ない。また、この紙の水分が6%〜15%の範囲になっ
ていると、プレス成形機による成形を容易に行うことが
できる。水分が6%より下では、破断伸びが劣化低減し
て成形時に亀裂や破断が起こり、成形不良となり好まし
くない。紙中水分が15%より上では、破断伸びが上昇
して成形性には優位であるが、成形物の剛性低下や変形
の要因となるので好ましくない。
【0036】このような本発明における成形絞り率は、
成形物の形状から次の方式で算出したものである。
【0037】成形絞り率=成形物の表面積÷成形物の開
口面積×100 ここで言う成形物の開口面積とは、例えば一般的なトレ
ー容器を想定した場合、トレーの開口部の面積を指し、
凹状に成形された部分の全表面積を成形物の表面積とし
た。従って、同じ開口面積では凹状の深さによって全体
の表面積が変わり、深くなるほど成形絞り率は増すこと
になる。
【0038】本発明は、この成形絞り率を120%〜1
80%の範囲に特定したことに特徴があり、120%よ
り下では成形物としてのデザインが限定され、例えばト
レー等の容器を成形すると極めて浅いトレーになって容
器としての機能を損なうので好ましくない上、本発明の
破断伸びを特定した紙の優位性がなくなる。また、成形
絞り率が180%を超えると、天然パルプ100%から
なる紙が成形時に雄型と雌型の型に追随できず、亀裂や
破断が起こり成形不良となるので好ましくない。亀裂や
破断を回避できたとしても、成形品は絞り皺が発生し、
皺によって美観を損ね美麗な成形物を得ることができな
いので好ましくない。
【0039】成形方式は、熱可塑性プラスチックシート
の成形用に用いられている一般的な熱圧成形が使用でき
るが、真空成形方式、圧空成形方式、プラグアシスト方
式等では十分な引き込みができず、型決まりが不十分と
なり、美麗な成形物を得ることが困難である。本発明で
は、特に雄型と雌型の金型で構成されるプレス成形方式
が好ましく、更に金型の温度を調節することによって紙
中水分との関係でアイロン効果が発現し、表面が美麗な
成形物を得ることができるので好ましい。
【0040】
【実施例】以下、本発明を実施例によって詳細に説明す
るが、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0041】実施例1 天然パルプ100%からなる紙として、20℃、湿度6
5%の環境下で坪量が150g/m2 、破断伸びが縦方
向22.7%、横方向17.1%の紙(イタリヤ国カリ
オラーロ社製)を用い、紙中水分9%に調整した。該天
然パルプ100%からなる紙を、雄型と雌型で構成され
た金型を120℃に熱したプレス成形機にてトレー状成
形物(縦辺11cm、横辺21cm、テーパ角度45
°、深さ2.5cmのトレー)を成形した。成形絞り率
は、以下の如く算出した。
【0042】成形物の開口面積:縦辺11cm×横辺2
1cm=231cm2 成形物の表面積:底面積:縦辺6cm×横辺16cm
=96.0cm2 縦辺側面(台形面積):(長辺11cm+短辺6c
m)×高さ2.5√2cm÷2の2面として=60.1
8cm2 横辺側面(台形面積):(長辺21cm+短辺16c
m)×高さ2.5√2cm÷2の2面として=130.
98cm2 で、その合計は287.16cm2 となる。
しかるに、トレー状成形物の成形絞り率は、287.1
6cm2 (表面積)÷231cm2 (開口面積)=12
4.3%となる。
【0043】成形物には、亀裂や破断による成形不良が
全くなく、絞り皺のない美麗なトレー状成形物として成
形することができた。得られたトレー状成形物は、表面
平滑性が優れ、経時後の型戻りや変形がない美麗な成形
物を得ることができた。
【0044】実施例2 実施例1と同様の天然パルプ100%からなる紙を用い
て、実施例1と同様な条件でトレー状成形物(縦辺11
cm、横辺21cm、テーパ角度60°、深さ4cmの
トレー)を成形した。成形絞り率は、以下の如く算出し
た。
【0045】成形物の開口面積:縦辺11cm×横辺2
1cm=231cm2 成形物の表面積:底面積:縦辺6.4cm×横辺1
6.4cm=105.0cm2 縦辺側面(台形面積):(長辺11cm+短辺6.4
cm)×高さ8√3cm÷2の2面として=80.39
cm2 横辺側面(台形面積):(長辺21cm+短辺16.
4cm)×高さ8√3cm÷2の2面として=172.
8cm2 で、その合計は358.19cm2 となる。し
かるに、トレー状成形物の成形絞り率は、358.19
cm2 (表面積)÷231cm2 (開口面積)=15
5.0%となる。
【0046】成形物には、亀裂や破断による成形不良が
全くなく、絞り皺のない美麗なトレー状成形物として成
形することができた。得られたトレー状成形物は、表面
平滑性が優れ、経時後の型戻りや変形がない美麗な成形
物を得ることができた。
【0047】実施例3 実施例1と同様の天然パルプ100%からなる紙にポリ
プロピレン樹脂を溶融押し出ししてラミネートした被覆
紙を用いて、予熱工程で予熱し、雄型と雌型で構成され
た金型を有するプレス成形機にてトレー状成形物(縦辺
11cm、横辺21cm、テーパ角度90°、深さ2c
mのトレー)をポリプロピレン層が内面になるようにし
て成形した。成形絞り率は、以下の如く算出した。
【0048】成形物の開口面積:縦辺11cm×横辺2
1cm=231cm2 成形物の表面積:底面積:縦辺11cm×横辺21c
m=231cm2 縦辺側面:幅11cm×深さ2cmの2面として=4
4cm2 横辺側面:幅21cm×深さ2cmの2面として=8
4cm2 で、その合計は359cm2 となる。しかる
に、トレー状成形物の成形絞り率は、359cm2(表
面積)÷231cm2 (開口面積)=155.4%とな
る。
【0049】成形物には、亀裂や破断による成形不良が
全くなく、絞り皺のない美麗なトレー状成形物として成
形することができた。得られたトレー状成形物は、経時
後の型戻りや変形がなく、耐水性、耐油性、耐熱性に優
れた美麗な成形物として得ることができた。
【0050】比較例1 実施例1と同様の天然パルプ100%からなる紙を用い
て、実施例1と同様な条件でトレー状成形物(縦辺11
cm、横辺21cm、テーパ角度90°、深さ3cmの
トレー)を成形した。成形絞り率は、以下の如く算出し
た。
【0051】成形物の開口面積:縦辺11cm×横辺2
1cm=231cm2 成形物の表面積:底面積:縦辺11cm×横辺21c
m=231cm2 縦辺側面:幅11cm×深さ3cmの2面として=6
6cm2 横辺側面:幅21cm×深さ3cmの2面として=1
26cm2 で、その合計は423cm2 となる。しかる
に、トレー状成形物の成形絞り率は、423cm 2 (表
面積)÷231cm2 (開口面積)=183.1%とな
る。
【0052】成形物には、亀裂や破断による成形不良が
多発し、また部分的に絞り皺が見られ良好な成形ができ
なかった。
【0053】比較例2 天然パルプ100%からなる紙として、20℃、湿度6
5%の環境下で坪量が220g/m2 、破断伸びが縦方
向6.7%、横方向3.1%の紙(日本製紙製カップ原
紙)を用いた以外は、実施例1と同様の条件でトレー状
成形物(縦辺11cm、横辺21cm、テーパ角度45
°、深さ1cmのトレー)を成形した。成形絞り率は、
以下の如く算出した。
【0054】成形物の開口面積:縦辺11cm×横辺2
1cm=231cm2 成形物の表面積:底面積:縦辺9cm×横辺19cm
=171.0cm2 縦辺側面(台形面積):(長辺11cm+短辺9c
m)×高さ√2cm÷2の2面として=28.28cm
2 横辺側面(台形面積):(長辺21cm+短辺19c
m)×高さ√2cm÷2の2面として=56.56cm
2 で、その合計は255.84cm2 となる。しかる
に、トレー状成形物の成形絞り率は、255.84cm
2 (表面積)÷231cm2 (開口面積)=110.8
%となる。
【0055】成形絞り率は少ないにも拘らず成形物に
は、亀裂が全面的に多発し、殆ど成形することができな
かった。
【0056】
【発明の効果】請求項1に記載の紙製成形物は、坪量が
50g/m2 〜300g/m2 で、20℃、湿度65%
の環境下での破断伸びが縦方向15%以上、横方向15
%以上の紙が用いられ、該紙が成形絞り率120%〜1
80%の範囲で成形されているので、係る紙製成形物は
雄型と雌型で構成されたプレス成形機により容易に三次
元曲面に成形することができて、絞り皺や亀裂のない美
麗な紙製成形物を得ることができる。
【0057】請求項2に記載の紙製成形物は、坪量が5
0g/m2 〜300g/m2 で、20℃、湿度65%の
環境下での破断伸びが縦方向15%以上、横方向15%
以上の紙が用いられ、該紙が成形絞り率120%〜18
0%の範囲で成形されているので、係る紙製成形物は雄
型と雌型で構成されたプレス成形機により容易に三次元
曲面に成形することができて、絞り皺や亀裂のない美麗
な紙製成形物を得ることができるとともに、前記紙が少
なくとも一方の面に耐水性、耐熱性、耐油性の少なくと
も1つを有する塗工層が設けられている被覆紙が用いら
れているので、用途に応じた、耐水性、耐熱性或いは耐
油性のある紙製成形物を得ることができる。
【0058】請求項3に記載の紙製成形物は、坪量が5
0g/m2 〜300g/m2 で、20℃、湿度65%の
環境下での破断伸びが縦方向15%以上、横方向15%
以上の紙が用いられ、該紙が成形絞り率120%〜18
0%の範囲で成形されているので、係る紙製成形物は雄
型と雌型で構成されたプレス成形機により容易に三次元
曲面に成形することができて、絞り皺や亀裂のない美麗
な紙製成形物を得ることができるとともに、前記紙とし
て耐水性、耐熱性、耐油性の少なくとも1つを有する機
能紙が用いられているので、用途に応じた、耐水性、耐
熱性或いは耐油性のある紙製成形物を得ることができ
る。
【0059】請求項4に記載の紙製成形物は、請求項
1,2または3において、前記紙が天然パルプ100%
からなるものであるので、廃棄物による環境問題や公害
問題のない紙製成形物を提供することができる。
【0060】請求項5に記載の紙製成形物の製造方法
は、坪量が50g/m2 〜300g/m2 で、20℃、
湿度65%の環境下での破断伸びが縦方向15%以上、
横方向15%以上の紙を用い、該紙を雄型と雌型からな
るプレス成形機で熱圧によって絞り率120%〜180
%の範囲に成形するようにしたので、絞り皺や亀裂のな
い美麗な紙製成形物を容易に三次元曲面に成形すること
ができる。
【0061】請求項6に記載の紙製成形物の製造方法
は、坪量が50g/m2 〜300g/m2 で、20℃、
湿度65%の環境下での破断伸びが縦方向15%以上、
横方向15%以上の紙を用い、該被覆紙を雄型と雌型か
らなるプレス成形機で熱圧によって成形絞り率120%
〜180%の範囲に成形するようにしたので、絞り皺や
亀裂のない美麗な紙製成形物を容易に三次元曲面に成形
することができるとともに、前記紙が少なくとも一方の
面に耐水性、耐熱性、耐油性の少なくとも1つを有する
塗工層が設けられている被覆紙を用いるので、用途に応
じた、耐水性、耐熱性或いは耐油性のある紙製成形物を
得ることができる。
【0062】請求項7に記載の紙製成形物の製造方法
は、坪量が50g/m2 〜300g/m2 で、20℃、
湿度65%の環境下での破断伸びが縦方向15%以上、
横方向15%以上の紙を用い、該被覆紙を雄型と雌型か
らなるプレス成形機で熱圧によって成形絞り率120%
〜180%の範囲に成形するようにしたので、絞り皺や
亀裂のない美麗な紙製成形物を容易に三次元曲面に成形
することができるとともに、前記紙として耐水性、耐熱
性、耐油性の少なくとも1つを有する機能紙を用いるの
で、用途に応じた、耐水性、耐熱性或いは耐油性のある
紙製成形物を得ることができる。
【0063】請求項8に記載の紙製成形物の製造方法
は、請求項5,6または7において、紙が天然パルプ1
00%からなるものであるので、廃棄物による環境問題
や公害問題のない紙製成形物を成形することができる。
【0064】請求項9に記載の紙製成形物の製造方法
は、請求項8において、前記紙が天然パルプ100%か
らなるもののとき、該紙中の水分が6%〜15%の範囲
になっているので、プレス成形機による成形を容易に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙製成形物の実施の形態の第1例
の斜視図である。
【図2】第1例の斜視図の底面と側面とのなす角度が6
0°の場合の縦断面図である。
【図3】第1例の斜視図の底面と側面とのなす角度が9
0°の場合の縦断面図である。
【図4】本発明に係る紙製成形物の実施の形態の第2例
の斜視図である。
【図5】従来の紙製成形物の斜視図である。
【符号の説明】
1 紙製成形物 2 絞り皺 3 紙 4A,4B 紙製成形物 5 塗工層 6 被覆紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 裕 東京都千代田区有楽町1丁目12番1号 日 本製紙株式会社内 Fターム(参考) 3E033 AA10 BA10 BB08 CA07 CA09 DA08 DD01 FA01 3E075 BA30 CA01 DC18 GA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 坪量が50g/m2 〜300g/m2
    で、20℃、湿度65%の環境下での破断伸びが縦方向
    15%以上、横方向15%以上の紙が用いられ、該紙が
    成形絞り率120%〜180%の範囲で成形されている
    ことを特徴とする紙製成形物。
  2. 【請求項2】 坪量が50g/m2 〜300g/m2
    で、20℃、湿度65%の環境下での破断伸びが縦方向
    15%以上、横方向15%以上の紙の少なくとも一方の
    面に耐水性、耐熱性、耐油性の少なくとも1つを有する
    塗工層が設けられている被覆紙が用いられ、該被覆紙が
    成形絞り率120%〜180%の範囲で成形されている
    ことを特徴とする紙製成形物。
  3. 【請求項3】 坪量が50g/m2 〜300g/m2
    で、20℃、湿度65%の環境下での破断伸びが縦方向
    15%以上、横方向15%以上の紙で耐水性、耐熱性、
    耐油性の少なくとも1つを有する機能紙が用いられ、該
    機能紙が成形絞り率120%〜180%の範囲で成形さ
    れていることを特徴とする紙製成形物。
  4. 【請求項4】 前記紙が天然パルプ100%からなるも
    のであることを特徴とする請求項1,2または3に記載
    の紙製成形物。
  5. 【請求項5】 坪量が50g/m2 〜300g/m2
    で、20℃、湿度65%の環境下での破断伸びが縦方向
    15%以上、横方向15%以上の紙を用い、該紙を雄型
    と雌型からなるプレス成形機で熱圧によって成形絞り率
    120%〜180%の範囲に成形することを特徴とする
    紙製成形物の製造方法。
  6. 【請求項6】 坪量が50g/m2 〜300g/m2
    で、20℃、湿度65%の環境下での破断伸びが縦方向
    15%以上、横方向15%以上の紙の少なくとも一方の
    面に耐水性、耐熱性、耐油性の少なくとも1つを有する
    塗工層が設けられている被覆紙を用い、該被覆紙を雄型
    と雌型からなるプレス成形機で熱圧によって成形絞り率
    120%〜180%の範囲に成形することを特徴とする
    紙製成形物の製造方法。
  7. 【請求項7】 坪量が50g/m2 〜300g/m2
    で、20℃、湿度65%の環境下での破断伸びが縦方向
    15%以上、横方向15%以上の紙で耐水性、耐熱性、
    耐油性の少なくとも1つを有する機能紙を用い、該機能
    紙を雄型と雌型からなるプレス成形機で熱圧によって絞
    り率120%〜180%の範囲に成形することを特徴と
    する紙製成形物の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記紙が天然パルプ100%からなるも
    のであることを特徴とする請求項5,6または7に記載
    の紙製成形物の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記紙が天然パルプ100%からなるも
    ののとき、該紙中の水分が6%〜15%の範囲になって
    いることを特徴とする請求項8に記載の紙製成形物の製
    造方法。
JP34435599A 1999-12-03 1999-12-03 紙製成形物及びその製造方法 Pending JP2001163320A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34435599A JP2001163320A (ja) 1999-12-03 1999-12-03 紙製成形物及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34435599A JP2001163320A (ja) 1999-12-03 1999-12-03 紙製成形物及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001163320A true JP2001163320A (ja) 2001-06-19

Family

ID=18368608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34435599A Pending JP2001163320A (ja) 1999-12-03 1999-12-03 紙製成形物及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001163320A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003175925A (ja) * 2001-09-27 2003-06-24 Toyo Aluminium Foil Products Kk 紙容器及びその製造方法
JP2006123982A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Kyoraku Co Ltd 薄いパルプモールド製品
JP2007197090A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Novacart Spa 特に食品のためのコンテナ
JP2015003769A (ja) * 2014-09-30 2015-01-08 中澤函株式会社 食品用トレイ及びその製造方法
CN111453161A (zh) * 2020-04-03 2020-07-28 苏州工业园区明扬彩色包装印刷有限公司 一种纸塑圆角盒及其制造工艺

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003175925A (ja) * 2001-09-27 2003-06-24 Toyo Aluminium Foil Products Kk 紙容器及びその製造方法
JP2006123982A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Kyoraku Co Ltd 薄いパルプモールド製品
JP2007197090A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Novacart Spa 特に食品のためのコンテナ
JP2015003769A (ja) * 2014-09-30 2015-01-08 中澤函株式会社 食品用トレイ及びその製造方法
CN111453161A (zh) * 2020-04-03 2020-07-28 苏州工业园区明扬彩色包装印刷有限公司 一种纸塑圆角盒及其制造工艺
CN111453161B (zh) * 2020-04-03 2023-09-05 苏州工业园区明扬彩色包装印刷有限公司 一种纸塑圆角盒及其制造工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009026256A4 (en) Composites for packaging articles and method of making same
KR20120124472A (ko) 이형 시트, 합성 피혁 및 그의 제조 방법
JP4039006B2 (ja) 絞り成形加工用原紙及びそれを用いた紙製成形容器
JP2001163320A (ja) 紙製成形物及びその製造方法
CN114945460A (zh) 生产纤维素基产品的方法
JP2006327629A (ja) 紙製成形容器
KR102429942B1 (ko) 성형가공을 위한 원지 및 이를 이용한 성형가공품
JP2002266294A (ja) 成形容器用原紙及びそれを用いた成形容器
JPH108394A (ja) プレス成形用紙およびプレス成形による成形品の製造方法
JP6204931B2 (ja) 紙製容器の製造方法
JP2002138400A (ja) パルプモールド容器およびその製造方法
JP2004299748A (ja) 断熱性紙製成型物及びその製造方法
JP4634080B2 (ja) 成形紙
CN107443835A (zh) 一种新型墙布、集成墙面板及其制备方法
JP4644894B2 (ja) 耐水紙
GB2063155A (en) A fibre mat for producing mouldings
JP2008280005A (ja) パルプモウルド製自動車用内装材
JP4415597B2 (ja) 成形加工原紙およびそれを用いた紙製成形容器
US1265132A (en) Moldable paper-board for closures, containers, and the like.
JP2001097351A (ja) パルプモールド容器およびその製造方法
JP2006022439A5 (ja)
CN214777322U (zh) 一种高抗张高强度耐撕模塑包装制品
JP2000265400A (ja) 熱成形可能な板紙およびその製造方法
WO2022077257A1 (en) Composite thermoformed tableware and preparation method thereof
JP3701574B2 (ja) 断熱性紙製積層成型物及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050510

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050913