JP3701574B2 - 断熱性紙製積層成型物及びその製造方法 - Google Patents

断熱性紙製積層成型物及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも2層以上の紙基材が、その層間に熱可塑性樹脂からなるフィルムを介在させた状態で接着積層され、3次元形状に成型されている断熱性紙製積層成型物及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱圧成型機によって成型される材料としては、生産性、経済性等の理由から一般に熱可塑性樹脂を主体としたプラスチックからなるシート材料が使用されている。プラスチックシートは、成型時の予熱工程若しくは金型温度で軟化状態になり、3次元曲面の型に追随して容易に様々な形状に成型することが可能であるので、特に製造の容易性、生産性、経済性の点で優れた成型用材料である。
【0003】
しかしながら、プラスチックを使用した成型物は、原料によっては焼却時に有毒ガスを発生する他、その燃焼エネルギーの高さから焼却炉を痛めたり、また自然環境中に廃棄された場合は土中に埋め立てても分解されず、そのまま残留する等、地球環境レベルで廃棄物としての取扱が社会問題になっている。
【0004】
近年では、こうした環境問題や公害問題の観点から天然物由来の材料を主体とした成型物への転換が多く提案されている。中でも、鶏卵パック等に使用されているパルプモールド製の成型物は、パルプスラリーを成型品形状に応じた網型で漉き上げ、脱水、乾燥の工程を経て製造するため、3次元曲面を有するもの等、あらゆる形状に成型することができる。しかし、この成型物は、その製造方法に由来する生産性の観点から高価格になる欠点を有している。
【0005】
また、紙を基材とする一般の紙製成型物は、生産性や経済性の点ではパルプモールド製の成型物より優れているものの、紙は、その坪量の範囲が限定され、特に単体では高坪量化が困難なため、これを基材とした成型物に十分な剛性を付与することが困難であるといった欠点があった。
【0006】
上記の欠点を解消するため、前記一般の紙製成型物において、紙基材の坪量を上げることによって剛性を高めたものとして、例えば板紙、ボール紙のように多層抄紙して得られる高坪量の紙基材を用いたものがある。しかし、かかる紙基材は層間強度が劣るため、これを用いて成型を行うと成型時の変形により層間ずれが起こり、剥離による不具合を生じ美麗な成型物が得られないといった欠点があった。
【0007】
また、前記一般の紙製成型物において、紙基材の坪量を上げることによって剛性を高め、且つ、層間強度も確保したものとして、単層抄紙した紙基材同士を接着剤を用いて接着積層し、或いは押出機によって押し出された溶融した熱可塑性樹脂を介して接着積層して得た材料を用いたものがある。しかし、これは層間強度は得られるものの、成型の工程とは別に紙基材同士を接着積層する工程が必要となり、経済的ではないといった欠点があった。
【0008】
一方、カップ麺丼に代表される紙製容器においては、剛性の他に断熱性も要求される。このため、断熱製を付与する様々な容器構造が提案されているが、その殆どが、基本的には中容器本体と外部分とから構成され、この中容器本体と外部分をその内部に中空構造が存在するように一体化したものである。この場合、中容器本体と外部分は別々に成型されて、一体化されるため、工程が繁雑になり、生産性の観点から高価になる欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した通り、従来の紙製成型物は様々な欠点を有しており、剛性を有し、断熱性を有する紙製成型物を簡単に安価に製造できる製造方法が望まれていた。 本発明の目的は、高坪量で剛性があり、3次元曲面を有し、更に断熱性を有する多層構成の断熱性紙製積層成型物を安価に提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、高坪量で剛性があり、3次元曲面を有し、更に断熱性を有する多層構成の断熱性紙製積層成型物を熱圧成型機で、簡単に安価に製造できる断熱性紙製積層成型物の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の構成を説明すると、次の通りである。
【0012】
請求項1に記載の断熱性紙製積層成型物は、少なくとも2層以上の紙基材が、その層間に熱可塑性樹脂からなるフィルムを介在させた状態で、非接着部を設けるようにして部分的に接着させ、その接着部で一体に接着積層されされた状態で3次元形状に成型されていることを特徴とする。
【0013】
このように少なくとも2層以上の紙基材を、その層間に熱可塑性樹脂からなるフィルムを介在させた状態で、非接着部を設けるようにして部分的に接着させ、その接着部で一体に接着積層した状態で3次元形状に成型すると、高坪量で剛性があって、強い層間強度もあり、更に断熱性を有する多層構成の断熱性紙製積層成型物を安価に提供することができる。
【0014】
請求項2に記載の断熱性紙製積層成型物は、請求項1に記載の前記紙基材の破断伸びが縦方向15%以上、横方向15%以上であることを特徴とする。
【0015】
このように紙基材の破断伸びが縦方向15%以上、横方向15%以上であると、所要の伸びが得られ、美麗な3次元曲面を容易に成型することができる。紙基材の破断伸びが、縦方向15%未満、横方向15%未満では、成型絞り率を大きくすると成型物の破断等が起こるため、成型絞り率を十分に大きくすることができず、成型デザインが限定されてしまう。
【0016】
また、前記紙基材の繊維成分としては、廃棄処理の観点より、天然パルプ100%からなるものが好ましい。前記天然パルプとは、合成繊維または熱可塑性樹脂から作られる合成パルプ以外のパルプを意味し、例えば、機械パルプ、化学パルプ、脱墨パルプ(DIP)等がこれに含まれる。繊維成分が天然パルプ100%からなる紙で、破断伸びが、縦方向15%以上、横方向15%以上の紙としては、例えば特開平11−509276号に開示された方法によって製造された伸縮可能な紙基材を使用することができる。
【0017】
請求項3に記載の断熱性紙製積層成型物は、請求項1または2に記載の前記接着部の面積は、成型物の表面積の10〜70%の範囲であることを特徴とする。
【0018】
このように接着部の面積が、成型物の表面積の10〜70%の範囲であると、積層体を一体化する際に十分な接着状態を得ることができ、接着部の浮きや剥がれを防止することができる。また、空気層を形成させる非接着部の面積も十分に取ることができ、断熱性を得ることができる。接着部の面積が、成型物の表面積の10%未満では、積層体を一体化する際に十分な接着状態が得られず、成型時に接着部の浮きや剥がれが生じる場合があるので好ましくない。また、接着部の面積が、成型物の表面積の70%を越えると、空気層を形成させる非接着部のする面積が不十分になり、断熱性が劣り、好ましくない。
【0019】
請求項4に記載の断熱性紙製積層成型物は、請求項1、2または3に記載の前記熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アイオノマー樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂のいずれか1種若しくは2種以上の混合物からなることを特徴とする。
【0020】
これらの熱可塑性樹脂は、経済性、汎用性、作業性を備えており、紙基材との接着性もよいため、これらの熱可塑性樹脂を本発明の熱可塑性樹脂として用いることにより、2層以上の紙基材の一体化を容易に行うことができる。
【0021】
請求項5に記載の断熱性紙製積層成型物の製造方法は、少なくとも2層以上の紙基材を、その層間に熱可塑性樹脂からなるフィルムを介在させた状態で、非接着部を設けるようにして部分的に接着させ、その接着部で一体に接着するようにデザインされた雄型と雌型の金型で構成される熱圧成型機で、前記熱可塑性樹脂からなるフィルムの融点温度以上の金型温度で、当該熱可塑性樹脂からなるフィルムを介在させた状態で部分的に接着部で接着積層して一体化すると共に非接着部に空気層を形成して3次元形状に成型することを特徴とする。
【0022】
このように少なくとも2層以上の紙基材を、その層間に熱可塑性樹脂からなるフィルムを介在させた状態で、非接着部を設けるようにして部分的に接着させ、その接着部で一体に接着するようにデザインされた雄型と雌型の金型で構成される熱圧成型機で、熱可塑性樹脂からなるフィルムの融点温度以上の金型温度で、当該熱可塑性樹脂からなるフィルムを介在させた状態で部分的に接着部で接着積層して一体化すると共に非接着部に空気層を形成して3次元形状に成型すると、高坪量で剛性があって、層間強度もあり、更に断熱性を有する多層構成の断熱性紙製積層成型物を、特別な装置を用いずに、安価に簡単に製造することができる。
【0023】
本発明の断熱性紙製積層成型物の製造方法では、熱可塑性プラスチックシートの成型用に用いられる熱圧成型機が使用できるが、雄型、雌型の金型を有し、更に金型温度が熱可塑性樹脂の融点温度以上の温度に調整できるものであることが必要である。
【0024】
本発明において、雄型と雌型で構成される金型は、強押圧部と弱押圧部若しくは非押圧部を有する構造となっており、例えば、これを用いて紙基材が2層で熱可塑性樹脂フィルムが1層の3層構成の成型物を熱圧成型する場合、接着部では3層間に十分に圧力がかかって一体的に接着積層され、非接着部では3層間に殆ど圧力がかからない状態で積層されて成型される。このため、非接着部では空気層が形成され、断熱効果を発現する。接着部の位置、模様、パターンは特に限定されず、任意に設計することができる。また、2層以上の紙基材を部分的に接着部で接着積層して一体化するために、必要層数に見合った紙基材繰出し装置を使用すれば、効率的に本発明の断熱性紙製積層成型物を製造することができる。例えば、紙基材が3層の場合、紙基材繰出し装置を3軸、更に紙基材の間に介在させる熱可塑性樹脂フィルム用繰出し装置を2軸、合計5軸の繰出し装置を使用すればよい。この場合、第1紙/第1熱可塑性樹脂/第2紙/第2熱可塑性樹脂/第3紙の構成になるように順次重ね合せて成型機内に導入し、前記金型を有する熱圧成型機で部分的に接着部で接着積層して一体化すると共に成型する。詳しくは、各紙基材の層間に位置する熱可塑性樹脂層が金型温度によって軟化状態となり、その両側に位置する紙基材同士が強押圧部と弱押圧部若しくは非押圧部を有する金型の圧力が加えられることによって部分的に接着部で接着積層して一体化されると共に成型されるのである。更に、このとき、雄型と雌型とからなる金型の温度によって、金型に接触した面が紙中水分との関係でアイロン効果を発現し、表面が美麗な成型物を得ることができる。
【0025】
さらに、紙基材の紙中の水分は6〜15%の範囲が好ましい。紙基材の紙中の水分が6%未満では、破断伸びが劣化低減して成型時に亀裂や破断が起こり、成型不良となり好ましくない。紙基材の紙中の水分が15%を越えると、破断伸びが上昇し、成型性には優位であるが熱圧成型時の水蒸気によって積層一体化するときに不具合を生じ、接着不良を起こしたり、成型物の変形の要因となるので好ましくない。
【0026】
請求項6に記載の断熱性紙製積層成型物の製造方法は、請求項5に記載の前記紙基材の破断伸びが縦方向15%以上、横方向15%以上であることを特徴とする。
【0027】
このように紙基材の破断伸びが縦方向15%以上、横方向15%以上であると、熱圧成型機でプラスチックと同様の易成型性が得られ、美麗な3次元曲面を容易に成型することができる。紙基材の破断伸びが、縦方向15%未満、横方向15%未満では、成型絞り率を大きくすると成型物の破断等が起こるため、成型絞り率を十分に大きくすることができず、成型デザインが限定されてしまう。
【0028】
また、前記紙基材の繊維成分としては、廃棄処理の観点より、天然パルプ100%からなるものが好ましい。前記天然パルプとは、合成繊維または熱可塑性樹脂から作られる合成パルプ以外のパルプを意味し、例えば、機械パルプ、化学パルプ、脱墨パルプ(DIP)等がこれに含まれる。
【0029】
請求項7に記載の断熱性紙製積層成型物の製造方法は、請求項5または6に記載の前記接着部の面積が、成型物の表面積の10〜70%の範囲であることを特徴とする。
【0030】
このように接着部の面積が、成型物の表面積の10〜70%の範囲であると、積層体を一体化する際に十分な接着状態を得ることができ、接着部の浮きや剥がれを防止することができる。また、空気層を形成させる非接着部の面積も十分に取ることができ、断熱性を得ることができる。接着部の面積が、成型物の表面積の10%未満では、積層体を一体化する際に十分な接着状態が得られず、成型時に接着部の浮きや剥がれが生じる場合があるので好ましくない。また、接着部の面積が、成型物の表面積の70%を越えると、空気層を形成させる非接着部のする面積が不十分になり、断熱性が劣り、好ましくない。
【0031】
請求項8に記載の断熱性紙製積層成型物の製造方法は、請求項5、6または7に記載の前記熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アイオノマー樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂のいずれか1種若しくは2種以上の混合物からなることを特徴とする。
【0032】
これらの熱可塑性樹脂は、経済性、汎用性、作業性を備えており、紙基材との接着性もよいため、これらの熱可塑性樹脂を本発明の熱可塑性樹脂として用いることにより、2層以上の紙基材の一体化を容易に行うことができる。
【0033】
熱可塑性樹脂層の厚さは、接着性が維持できる範囲であれば特に限定されるものではないが、熱圧成型機での操作性、強度、価格等を考慮すると5〜30μm程度が好ましい。
【0034】
かかる紙基材により成型する成型物の成型絞り率は120%〜200%の範囲であることが好ましい。成型絞り率が120%未満の場合は、成型物のデザインが限定されるので、かかる紙基材を用いた優位性がなくなり、成型絞り率が200%超の場合は、熱圧成型時に成型物の亀裂・破断等が生じるおそれがある。
【0035】
本発明における成型絞り率は、成型物の形状から次の方式で算出したものである。
成型物の表面積÷成型物の開口面積×100=成型絞り率
ここで言う成型物の開口面積とは、例えば一般的なトレー容器を想定した場合、トレーの開口部の面積を指し、凹状に成型された部分の全表面積を成型物の表面積とした。従って、同じ開口面積では、凹状の深さによって全体の表面積が変わり、深くなるほど成型絞り率は増すことになる。
【0036】
本発明の紙基材としては、坪量50g/m〜300g/mの範囲のものを使用するのが、得られる効果とコストとのバランス上、望ましい。50g/m未満の紙基材を用いると、必要な剛性を確保するため積層する層の数が多くなり、コストが大きくなるからであり、300g/mを超える紙基材は、単層でもある程度の剛性を備えているため、これを多層化することは、必要な剛性付与という観点から見合わないからである。
【0037】
また、本発明の紙基材は、適宜、耐水性、耐油性、隠蔽性等、用途上必要な特性を付与することができる。この特性付与は、本発明の積層成型物を構成する層のうち、当該特性を必要とされる層のみを対象とすればよく、他の層には特に必要ない。付与方法は、耐水化剤、耐油剤、着色剤等、必要に応じた薬品を樹脂に練り込んだり、紙基材に添加したり、またはロールコート、バーコート、エアーナイフコート、グラビヤコート、サイズプレス方式等の公知の塗工方式で樹脂層や紙基材に塗布することにより行うことができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4は本発明に係る断熱性紙製積層成型物の実施の形態の一例を示したもので、図1は本例の断熱性紙製積層成型物の斜視図、図2は図1のA−A線拡大断面図、図3は図2のA部の拡大図、図4は本例の断熱性紙製積層成型物の展開図である。
【0039】
図示のように、本例では繊維成分が天然パルプ100%からなり、坪量50〜300g/mで破断伸びが縦方向15%以上、横方向15%以上の第1、第2の紙基材1a、1bが用いられ、これら第1、第2の紙基材1a、1bの層間に熱可塑性樹脂フィルム2を接着層として介在させ、これらの積層体が部分的に接着部で接着するようにデザインされた雄型、雌型の金型で構成された熱圧成型機にて、熱可塑性樹脂フィルム2の融点温度+20℃以上の金型温度でかつ、成型絞り率が120〜200%の範囲でこれらの積層体を熱圧成型して、図3及び図4に示すように接着部3で接着積層されて一体化され、非接着部4に空気層5を有する断熱性紙製積層成型物6を得ている。
【0040】
このように紙基材1a、1bを、その層間に熱可塑性樹脂フィルム2を介在させた状態で、非接着部4を設けるようにして部分的に接着部3で一体に接着積層した状態で3次元形状に成型すると、高坪量で剛性があって、層間強度もあり、更に断熱性を有する多層構成の断熱性紙製積層成型物6を安価に提供することができる。
【0041】
また、紙基材1a、1bが破断伸びが縦方向15%以上、横方向15%以上のものであると、所要の伸びが得られ、美麗な3次元曲面を容易に成型することができる。紙基材1a、1bの破断伸びが、縦方向15%未満、横方向15%未満では、成型絞り率を大きくすると断熱性紙製積層成型物6の破断等が起こるため、成型絞り率を十分に大きくすることができず、成型デザインが限定されてしまう。
【0042】
また、接着部の面積が、成型物の表面積の10〜70%の範囲であると、積層体を一体化する際に十分な接着状態を得ることができ、接着部の浮きや剥がれを防止することができる。また、空気層を形成させる非接着部の面積も十分に取ることができ、断熱性を得ることができる。接着部の面積が、成型物の表面積の10%未満では、積層体を一体化する際に十分な接着状態が得られず、成型時に接着部の浮きや剥がれが生じる場合があるので好ましくない。また、接着部の面積が、成型物の表面積の70%を越えると、空気層を形成させる非接着部のする面積が不十分になり、断熱性が劣り、好ましくない。
【0043】
また、熱可塑性樹脂フィルム2を形成する熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アイオノマー樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂のいずれか1種若しくは2種以上の混合物からなると、経済性、汎用性、作業性、紙基材1a、1bとの接着性の点からも有利であり、2層以上の紙基材の一体化を容易に行うことができる。
【0044】
図5は本発明に係る断熱性紙製積層成型物の製造方法の実施の形態の一例を示した斜視図である。
本例では、第1、第2の紙基材繰り出し装置1A、1Bから紙中の水分が6〜15%の範囲の第1、第2の紙基材1a、1bを繰り出し、熱可塑性樹脂フィルム繰り出し装置2Aから熱可塑性樹脂フィルム2を第1、第2の紙基材1a、1bの間に繰り出し、これらをロール7a、7b間に通して上下に重ね合わせる。この合計3層のシート状物8をピン付き搬送用チェーン装置9で搬送して、雄型10aと雌型10bとからなる金型を有し、金型温度が熱可塑性樹脂フィルム2の融点温度以上の温度に調整できる熱圧成型機11の雄型10aと雌型10bとの間に入れ、成型絞り率が120〜200%の範囲、好ましくは120〜180%の範囲で成型する。雄型10aと雌型10bとは、図4に展開図として示した断熱性紙製積層成型物6の接着部3と非接着部4が得られるように、3層のシート状物8を部分的に線状に接着する凸型の強押圧部と、該3層のシート状物8を接着しない凹型の非押圧部を有するようにデザインされた構造になっている。このため3層のシート状物8を成型すると、凸型の強押圧部で加圧された部分が接着部3となり、凹型の非押圧部で加圧されない部分が非接着部4となり、この非接着部4は内部に空気層5を有する構造になっている。
しかる後、裁断装置12で裁断し、断熱性紙製積層成型物6を得る。
【0045】
このように紙基材1a、1bを、その層間に熱可塑性樹脂からなるフィルム2を介在させた状態で、非接着部を設けるようにして部分的に接着させ、その接着部で一体に接着するようにデザインされた雄型10aと雌型10bの金型で構成される熱圧成型機11で、熱可塑性樹脂からなるフィルム2の融点温度以上の金型温度で、当該熱可塑性樹脂からなるフィルム2を介在させた状態で部分的に接着部3で接着積層して一体化すると共に非接着部4に空気層5を形成して3次元形状に成型すると、高坪量で剛性があって、層間強度もあり、更に断熱性を有する多層構成の断熱性紙製積層成型物6を、特別な装置を用いずに、安価に簡単に製造することができる。
【0046】
また、紙基材1a、1bの破断伸びが縦方向15%以上、横方向15%以上であると、熱圧成型機11でプラスチックと同様の易成型性が得られ、美麗な3次元曲面を容易に成型することができる。紙基材1a、1bの破断伸びが、縦方向15%未満、横方向15%未満では、成型絞り率を大きくすると断熱性紙製積層成型物6の破断等が起こるため、成型絞り率を十分に大きくすることができず、成型デザインが限定されてしまう。
【0047】
また、接着部の面積が、成型物の表面積の10〜70%の範囲であると、積層体を一体化する際に十分な接着状態を得ることができ、接着部の浮きや剥がれを防止することができる。また、空気層を形成させる非接着部の面積も十分に取ることができ、断熱性を得ることができる。接着部の面積が、成型物の表面積の10%未満では、積層体を一体化する際に十分な接着状態が得られず、成型時に接着部の浮きや剥がれが生じる場合があるので好ましくない。また、接着部の面積が、成型物の表面積の70%を越えると、空気層を形成させる非接着部のする面積が不十分になり、断熱性が劣り、好ましくない。
【0048】
熱可塑性樹脂フィルム2を構成する熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アイオノマー樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂のいずれか1種若しくは2種以上の混合物からなると、経済性、汎用性、作業性、紙基材1a、1bとの接着性の点からも有利であり、2層以上の紙基材の一体化を容易に行うことができる。
【0049】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0050】
[実施例1]
紙基材として20℃、湿度65%の環境下で坪量100g/m、破断伸びが縦方向26.5%、横方向19.3%の紙(イタリヤ国カリオラーロ社製)を用い、紙中の水分を9%に調整した。熱可塑性樹脂フィルムとして低密度ポリエチレンフィルムを予め15μmの厚さに製膜したフィルムを用いた。紙基材を2層分、ポリエチレン樹脂フィルムを1層分それぞれ準備し、熱圧成型機の繰り出し装置の第1の軸、第2の軸に紙基材、第3の軸に熱可塑性樹脂フィルムを掛けて繰り出し、紙基材/ポリエチレン樹脂フィルム/紙基材の順に重ね合わせ、この合計3層分のシート状物を雄型、雌型からなる金型で構成された熱圧成型機の成型ゾーンに導入し、金型温度170℃、6ショット/分の速度で成型した。金型のデザインはトレー状(縦辺11cm、横辺21cm、テーパ角度45°、深さ2.5cm)で成型絞り率は以下の如く算出した。
【0051】
成型物の開口面積:縦辺11cm×横辺21cm=231cm
成型物の表面積 :▲1▼底面積:縦辺6cm×横辺16cm=96.0cm
▲2▼縦辺側面(台形面積):(長辺11cm+短辺6cm)×高さ2.5√2cm÷2の2面として=60.18cm
▲3▼横辺側面(台形面積):(長辺21cm+短辺16cm)×高さ2.5√2cm÷2の2面として=130.98cm
で、その合計は287.16cmとなる。
従って、トレー状成型物の成型絞り率は、287.16cm(表面積)÷231cm(開口面積)=124.3%となる。
【0052】
金型に設けられた接着部は幅約1cmで、図4に成型物の展開図を示した通りのデザインで設けた。接着面積は173cmであり、上述した成型物表面積(287.16cm)から接着部面積を算出すると約60%で、非接着面積は40%であった。得られた成型物は亀裂や破断による成型不良が全くなく、絞り皺のない美麗なトレー状成型物で、表面平滑性が優れ、経時後の型戻りや変形がなく、接着部は剥離や浮きのない状態で十分に接着され且つ非接着部は空気層によってやや膨れが見られるものの十分に積層一体化された剛性の高い成型物であった。また、得られた成型物に95℃のお湯を入れ、外底面を持ったところ熱は感じるものの十分に持ち続けることができ、目的の断熱性が付与できた。
【0053】
[実施例2]
接着部の幅を5mmとした以外は全て実施例1と同様にして実施した。なお、接着面積は87cmとなり、接着部分は約30%で、非接着部分は70%の成型物を得た。得られた成型物は亀裂や破断による成型不良が全くなく、絞り皺のない美麗なトレー状成型物で、表面平滑性が優れ、経時後の型戻りや変形がなく、接着部は剥離や浮きのない状態で十分に接着され且つ非接着部は空気層によってやや膨れが見られるものの十分に積層一体化された剛性の高い成型物であった。また、得られた成型物に95℃のお湯を入れ、外底面を持ったところ熱は感じるものの十分に持ち続けることができ、目的の断熱性が付与できた。
【0054】
[比較例1]
非接着部を設けず、2層の紙基材を低密度ポリエチレンフィルムを介在させた状態で全面接着とした以外は全て実施例1と同様にして実施した。得られた成型物は亀裂や破断による成型不良が全くなく、絞り皺のない美麗なトレー状成型物で、表面平滑性が優れ、経時後の型戻りや変形がなく積層一体化された剛性の高い成型物であった。しかし、得られた成型物に95℃のお湯を入れ、外底面を持ったところ断熱性が全くなく、熱くて持つことができなかった。
【0055】
上記例では、紙基材が2層、熱可塑性樹脂からなるフィルムが1層の場合について示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、紙基材がn層、熱可塑性樹脂からなるフィルムが(n−1)層の場合にも同様に適用できるものである。
【0056】
【発明の効果】
請求項1に記載の断熱性紙製積層成型物では、少なくとも2層以上の紙基材が、その層間に熱可塑性樹脂からなるフィルムを介在させた状態で、非接着部を設けるようにして部分的に接着され、その接着部で一体に接着積層されされた状態で3次元形状に成型されているので、高坪量で剛性があって、層間強度もあり、更に断熱性を有する多層構成の断熱性紙製積層成型物を安価に提供することができる。
【0057】
請求項2に記載の断熱性紙製積層成型物では、紙基材の破断伸びを縦方向15%以上、横方向15%以上にしているので、所要の伸びが得られ、美麗な3次元曲面を容易に成型することができる。紙基材の破断伸びが、縦方向15%未満、横方向15%未満では、成型絞り率を大きくすると成型物の破断等が起こるため、成型絞り率を十分に大きくすることができず、成型デザインが限定されてしまう。
【0058】
請求項3に記載の断熱性紙製積層成型物では、接着部の面積が、成型物の表面積の10〜70%の範囲であるので、積層体を一体化する際に十分な接着状態を得ることができ、接着部の浮きや剥がれを防止することができる。また、空気層を形成させる非接着部の面積も十分に取ることができ、断熱性を得ることができる。接着部の面積が、成型物の表面積の10%未満では、積層体を一体化する際に十分な接着状態が得られず、成型時に接着部の浮きや剥がれが生じる場合があるので好ましくない。また、接着部の面積が、成型物の表面積の70%を越えると、空気層を形成させる非接着部のする面積が不十分になり、断熱性が劣り、好ましくない。
【0059】
請求項4に記載の断熱性紙製積層成型物では、熱可塑性樹脂としてポリオレフィン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アイオノマー樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂のいずれか1種若しくは2種以上の混合物を用いているので、経済性、汎用性、作業性、紙基材との接着性の点から有利であり、2層以上の紙基材の一体化を容易に行うことができる。
【0060】
請求項5に記載の断熱性紙製積層成型物の製造方法では、少なくとも2層以上の紙基材を、その層間に熱可塑性樹脂からなるフィルムを介在させた状態で、非接着部を設けるようにして部分的に接着させ、その接着部で一体に接着するようにデザインされた雄型と雌型の金型で構成される熱圧成型機で、熱可塑性樹脂からなるフィルムの融点温度以上の金型温度で、当該熱可塑性樹脂からなるフィルムを介在させた状態で部分的に接着部で接着積層して一体化すると共に非接着部に空気層を形成して3次元形状に成型するので、高坪量で剛性があって、層間強度もあり、更に断熱性を有する多層構成の断熱性紙製積層成型物を、特別な装置を用いずに、安価に簡単に製造することができる。
【0061】
請求項6に記載の断熱性紙製積層成型物の製造方法では、紙基材の破断伸びが縦方向15%以上、横方向15%以上であるので、熱圧成型機でプラスチックと同様の易成型性が得られ、美麗な3次元曲面を容易に成型することができる。紙基材の破断伸びが、縦方向15%未満、横方向15%未満では、成型絞り率を大きくすると成型物の破断等が起こるため、成型絞り率を十分に大きくすることができず、成型デザインが限定されてしまう。
【0062】
請求項7に記載の断熱性紙製積層成型物の製造方法では、接着部の面積が、成型物の表面積の10〜70%の範囲であるので、積層体を一体化する際に十分な接着状態を得ることができ、接着部の浮きや剥がれを防止することができる。また、空気層を形成させる非接着部の面積も十分に取ることができ、断熱性を得ることができる。接着部の面積が、成型物の表面積の10%未満では、積層体を一体化する際に十分な接着状態が得られず、成型時に接着部の浮きや剥がれが生じる場合があるので好ましくない。また、接着部の面積が、成型物の表面積の70%を越えると、空気層を形成させる非接着部のする面積が不十分になり、断熱性が劣り、好ましくない。
【0063】
請求項8に記載の断熱性紙製積層成型物の製造方法では、熱可塑性樹脂としてポリオレフィン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アイオノマー樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂のいずれか1種若しくは2種以上の混合物を用いているので、経済性、汎用性、作業性、紙基材との接着性の点から有利であり、2層以上の紙基材の一体化を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る断熱性紙製積層成型物の実施の形態の一例を示した斜視図。
【図2】図1のA−A線拡大断面図。
【図3】図2のA部の拡大図。
【図4】本例の断熱性紙製積層成型物の展開図。
【図5】本発明に係る断熱性紙製積層成型物の製造方法の実施の形態の一例を示した斜視図。
【符号の説明】
1a、1b 第1、第2の紙基材
1A、1B 第1、第2の紙基材繰り出し装置
2A 熱可塑性樹脂フィルム繰り出し装置
2 熱可塑性樹脂フィルム
3 接着部
4 非接着部
5 空気層
6 断熱性紙製積層成型物
7a、7b ロール
8 シート状物
9 ピン付き搬送用チェーン装置
10a 雄型
10b 雌型
11 熱圧成型機
12 裁断装置

Claims (8)

  1. 少なくとも2層以上の紙基材が、その層間に熱可塑性樹脂からなるフィルムを介在させた状態で、非接着部を設けるようにして部分的に接着させ、その接着部で一体に接着積層された状態で3次元形状に成型されていることを特徴とする断熱性紙製積層成型物。
  2. 前記紙基材は破断伸びが縦方向15%以上、横方向15%以上を有していることを特徴とする請求項1に記載の断熱性紙製積層成型物。
  3. 前記接着部の面積は、成型物の表面積の10〜70%の範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の断熱性紙製積層成型物。
  4. 前記熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アイオノマー樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂のいずれか1種若しくは2種以上の混合物からなることを特徴とする請求項1、2または3に記載の断熱性紙製積層成型物。
  5. 少なくとも2層以上の紙基材を、その層間に熱可塑性樹脂からなるフィルムを介在させた状態で、非接着部を設けるようにして部分的に接着させ、その接着部で一体に接着するようにデザインされた雄型と雌型の金型で構成される熱圧成型機で、前記熱可塑性樹脂からなるフィルムの融点温度以上の金型温度で、当該熱可塑性樹脂からなるフィルムを介在させた状態で部分的に接着部で接着積層して一体化すると共に非接着部に空気層を形成して3次元形状に成型することを特徴とする断熱性紙製積層成型物の製造方法。
  6. 前記紙基材は破断伸びが縦方向15%以上、横方向15%以上を有していることを特徴とする請求項5に記載の断熱性紙製積層成型物の製造方法。
  7. 前記接着部の面積は、成型物の表面積の10〜70%の範囲であることを特徴とする請求項5または6に記載の断熱性紙製積層成型物の製造方法。
  8. 前記熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アイオノマー樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂のいずれか1種若しくは2種以上の混合物からなることを特徴とする請求項5、6または7に記載の断熱性紙製積層成型物の製造方法。
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