JP2002266294A - 成形容器用原紙及びそれを用いた成形容器 - Google Patents

成形容器用原紙及びそれを用いた成形容器

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JP2002266294A JP2001056170A JP2001056170A JP2002266294A JP 2002266294 A JP2002266294 A JP 2002266294A JP 2001056170 A JP2001056170 A JP 2001056170A JP 2001056170 A JP2001056170 A JP 2001056170A JP 2002266294 A JP2002266294 A JP 2002266294A
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Yoshiyuki Asayama
良行 浅山
Hideyuki Mikado
秀幸 見門
Hisami Tahira
久美 田平
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度を保ちつつ、より軽量化が可能であり、
形状安定性にも優れ、絞り成形適性に優れて、外観が美
しい成形容器を得ることが可能な成形容器用原紙、及び
成形容器を得る。 【解決手段】少なくとも低密度層及びそれより密度の高
い外層を有する多層紙により構成され、米坪が100〜
500g/m、全体の密度が0.40〜0.70g/
cmであり、少なくとも一方の外層が密度0.70〜
0.90g/cm である基材紙の少なくとも片面に、
顔料を含有する合成樹脂層を形成した成形容器用原紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食肉、野菜、鮮魚
等の生鮮食料品、あるいは、弁当、総菜、冷凍食品、菓
子類、めん類などの各種加工食品等を収容するのに用い
られる紙製トレー等の成形容器に適した成形容器用原
紙、及び成形容器に関する。さらに詳しくは、強度を保
ちつつ、より軽量化が可能であって、形状安定性にも優
れ、絞り成形適性に優れて、しかも外観が美しい成形容
器を得ることが可能な成形容器用原紙、及び成形容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から弁当箱、食品トレーなどの食品
包装用容器、あるいは電気部品など各種工業製品の包装
トレー等のトレー容器として、成形が容易であること、
大量生産できること、安価に製造できることなどから、
プラスチック製成形容器が使用されてきた。従来、これ
らのプラスチック製成形容器としては各種樹脂を原料と
し成形された各種成形容器、例えば発泡ポリスチレンビ
ーズをモウルド成形、または発泡ポリスチレンシートを
プレス成形したEPS(発泡スチロール)容器、その他、PS
(スチレン)容器、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチ
レンテレフタレート)容器等が広く用いられている。そ
の他にも、主にアルミニウム等の薄い金属板をプレス成
形したトレー容器などが存在する。しかし近年、環境問
題、リサイクル問題、省資源を考慮し、前述のプラスチ
ック製、金属製トレー容器に代わるものとして、リサイ
クルが可能で、廃棄された場合の焼却熱も低く、生分解
性能を有する紙パルプを主体とした成形容器が求められ
ている。
【0003】紙パルプ、もしくは紙パルプを主体とする
基材で三次元構造のトレー状に成形された容器として
は、パルプモウルド製の容器が存在する。また、紙基材
シートを罫線で底面と側面とに区画し、該側面部を折り
立てて、さらに側面部のコーナーを折り込むか、重ね合
わせて糊付けする等して成形した容器(本発明では以後
便宜上箱成型容器と呼ぶ)、もしくは、紙基材シートに
予め罫線を入れる等して、さらにプレス成形して製造す
る絞り成形容器等が存在する。
【0004】パルプモウルド製容器は、以前から卵や果
物用の包装容器として広く使用されている。パルプモウ
ルド容器の製造方法は、その目的とする容器形状に対応
する凹凸形状を有する網型を作成し、その網型にパルプ
スラリーを吸引抄紙し、乾燥することで、パルプ原料を
所望の形状に成形する方法である。しかしパルプモウル
ドの製造には大型の設備を必要とする。パルプスラリー
を調整する設備をも付設しなくてはならない。またパル
プスラリーのパルプ濃度は1.0%程度であるため、抄
紙後の乾燥に多大な熱エネルギーを要する。また、製造
に時間もかかり生産性に問題があった。さらに、パルプ
モウルド容器には食品用のトレー容器等にはしばしば要
求される十分な耐水性や耐油性を付与することはさらに
困難であり、コスト増加を伴うものであった
【0005】また、箱成形容器は、予め基材に罫線や切
れ目を設けて底面及び側面を区画し、側面を折り立て、
さらに側面のコーナー部を折り込み、または接着して成
形するものであるが、このような容器は、製法上、容器
形状は必然的に基本的には平面の組み合わせで構成され
るため、滑らかな曲面から構成される形状の容器を得る
ことはできない。また、容器のコーナー部の折り込み部
分で隙間を生じ、蓋をつける場合、その隙間から内容物
が漏れるため、さらにその対策を講ずる必要があり、使
用用途が限定されるものであった。
【0006】また、絞り成形容器は、雌雄型の間に予め
罫線を入れた基材紙を装填し、熱圧でプレス成形したも
のである。紙基材をごく浅いプレス成形を行う、いわゆ
る紙皿と呼ばれるものもこの範疇に入り、これらは広く
簡易皿等として使用されている。しかし、樹脂や金属と
異なり、紙は一般に延伸性、延展性、伸縮性に乏しい。
従って、ある程度の深さを持つトレー状容器を成形しよ
うとして深い絞り成形を行うと、紙基材がその延伸に耐
えられず破断する恐れがある。また破断が発生しなくて
も、罫線部分の折れ目部分に段差が生じたり容器表面を
滑らかにすることは難しい。また、容器の口縁部に段差
が生じた場合には、段差分の隙間ができるため、該容器
に蓋をつける場合や、フィルム等でシールをする場合に
密閉性が問題となっていた。さらに、紙の折れ目を起点
とする破断点が成形容器の強度を下げる原因ともなって
いる。つまり、前述した合成樹脂製、アルミニウム製容
器に比較して、紙製成形容器は形状に自由度がないこ
と、強度、密封性、内容物の漏れ等に不安があること、
またコストが高いことなどから、十分には普及していな
いのが現状であった。
【0007】従って、絞り成形容器の各種問題点を改善
して用途を拡大することが特に望まれており、より深く
表面の滑らかな容器を得るための取組みがなされるよう
になった。より深さのある成形を行うため、また、段差
を軽減し、表面が滑らかな容器を得るために、絞り成形
圧力を強めるようになった。また、その圧力に対応する
ため、紙強度を向上させる必要があった。さらに具体的
には、プレス成形性、及び容器強度等を改善する簡単な
方法として、基材紙の単位面積あたりの重量、即ち米坪
を上げる方法である。米坪を上げることで、容器強度を
上げると共に、成形によって生じる紙しわの重なり等に
よる段差を、紙そのものの厚みを増やして厚み方向にフ
リクションを生じさせ、目立たなくすることが可能であ
る。本発明者は、絞り成形に使用する紙製トレー用原紙
として、低密度層及びそれより密度の高い外層を有する
多層紙により構成され、米坪が100〜500g/m
あり、少なくとも一方の外層が密度0.70〜0.90
g/cmであり、かつ、機械パルプ、カールドファイ
バー、及びマーセル化パルプの少なくとも一つから選ば
れるパルプを主体として構成されるものを使用すれば、
より深く、強く、表面のより滑らかな絞り成形容器を得
るという目的が達成されることを見出し出願した。(特
願2000−162890号)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、より高
いプレス圧力で絞り成形を行った場合、容器表面となる
成形加工原紙の折りしわの発生する罫線部分に色ムラが
発生し、美粧性を著しく阻害し、商品価値を損なうとい
う問題が発生した。上記色ムラの発生は、加圧により生
じる成形加工原紙のグラシン化挙動により、原紙の不透
明度が減少することによる。加圧による紙のグラシン化
挙動とは、紙を加圧して潰すことによってその密度が上
昇したとき、紙の繊維間の空隙が密な構造になることに
よって、光の散乱が減少し、光が透過しやすくなる現象
である。ところが、絞り成形容器を製造する場合には、
折りしわが発生して紙同士が重なった部分は、そうでな
い部分よりもより高い圧力が掛けられることになる。そ
の結果、その部分がグラシン化し、その程度によって
は、得られた容器表面に色ムラが発生することになる。
この色ムラは、最外層と中層の白色度の差がある原料を
使用した多層紙を原紙として使用した場合には特に著し
い。従来から用いられていた、例えば紙皿のようにごく
浅い絞り成形容器であれば、その成形にはさほど高いプ
レス圧力は必要としなかった。また、高い圧力をかけて
深く成形加工しようとしても、従来の成形加工原紙であ
れば、紙の破断や紙層破壊が発生して不可能であったた
め、グラシン化による色むらという現象は問題とならな
かった。しかし、より深い絞り成形が可能な成形容器用
原紙が開発され、より深く、かつ、絞り成形時の紙しわ
等紙同士の重なりによって生じる段差を潰して表面の滑
らかな容器を得るために、より高い圧力で加圧成形する
ようになって露呈してきた現象である。従って、絞り成
形によって、より深く、かつ形状の自由度が高く、かつ
表面が滑らかな成形加工容器を得るために、加圧加工時
に発生する容器表面の色ムラを抑え、美粧性を保つ方法
が求められている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
するため、以下の方法をとる。即ち、本発明の第1は、
少なくとも低密度層及びそれより密度の高い外層を有す
る多層紙により構成され、米坪が100〜500g/m
、全体の密度が0.40〜0.70g/cmであ
り、少なくとも一方の外層が密度0.70〜0.90g
/cmである基材紙の少なくとも片面に、顔料を含有
する合成樹脂層を形成した成形容器用原紙である。
【0010】本発明の第2は、紙の低密度層が、機械パ
ルプ、カールドファイバー、及びマーセル化パルプの少
なくとも一つから選ばれるパルプを主体として構成され
た本発明の第1に記載の成形容器用原紙である。
【0011】本発明の第3は、合成樹脂層の米坪が15
〜60g/mで、該合成樹脂中に顔料を3〜40重量
%含有する本発明の第1〜2に記載の成形容器用原紙で
ある。
【0012】本発明の第4は、該合成樹脂がポリオレフ
ィン系樹脂もしくは飽和ポリエステル系樹脂である本発
明の第1〜3に記載の成形容器用原紙である。
【0013】本発明の第5は、顔料が酸化チタンである
本発明の第1〜4に記載の成形容器用原紙である。
【0014】本発明の第6は、本発明の第1〜5記載の
成形容器用原紙を、プレス成形によって成形した成形容
器である。
【0015】
【発明の実施の形態】<米坪について>本発明の成形容
器用原紙の坪量は、100〜500g/m2であり、さ
らに好ましくは200〜400g/m2の範囲である。
坪量100g/m2未満の場合には、プレス成形によっ
て得られる成形容器に、使用に耐える十分な強度が発現
しない。また、坪量500g/m2を越えると、成形時
により高い圧力、長い成形時間を必要とし、不経済であ
るばかりか、折りシワ部分の凹凸が残存し、表面性の優
れた容器を得ることができない。
【0016】<層構成について>本発明の成形容器用原
紙の基材紙は、少なくとも低密度層及びそれより密度の
高い外層を有する多層紙であって、全体の密度が0.4
0〜0.70g/cm3である。全体の密度が0.7g
/cm3を越えた場合、プレス成形により発生する折り
シワ部分の凹凸が残存する。また、密度が0.4g/c
3未満の場合、プレス成形によって得られる成形容器
に、実用上十分な強度が発現しない。
【0017】基材紙の層構成は、低密度層と、0.70
〜0.90g/cmである高密度層を有し、かつ、少
なくとも片方の表面である最外層が高密度層であれば良
いが、表裏の最外層を共に高密度層とし、それらに挟ま
れた中層を、低密度層とする層構成とすることが、嵩高
で剛度の高い原紙を得るためにはさらに好ましい。な
お、基材紙全体の密度を0.40〜0.70g/cm3
の範囲とするためには、低密度層の密度は0.2〜0.
6g/cm、さらに好ましくは0.3〜0.5g/c
とすることが望ましい。
【0018】<高密度層について>高密度層に用いるパ
ルプ原料の種類には特段の制約はないが、NUKP、N
BKPなどのN材(針葉樹)パルプの叩解度を高くして
剛度を失わないようにしたものが望ましい。本発明を効
果的なものとするためには、高密度層とした外層の坪量
は15〜100g/mであることが好ましい。15g
/m未満では高ヤング率の層を得ることは困難であ
り、また抄紙すること自体が困難である。一方、100
g/m を越えると、相対的に低密度層の坪量が減るた
めに、原紙全体の密度が上がり、0.40〜0.70g
/cmの範囲とすることが困難である。
【0019】<低密度層について>低密度層に用いるパ
ルプ原料の種類には、低密度な紙層を得やすいものであ
れば特段制約はなく、状況に応じて1種、あるいは2種
以上の原料パルプを混合したものが適宜選択されるが、
機械パルプ、カールドファイバー、マーセル化パルプが
特に好適に使用される。機械パルプは、通常は木材、と
りわけN材を機械力で破砕した後、離解して製造したパ
ルプであり、GP、TMP、RGP等があるが、TM
P、RGPがより好ましい。その中でも繊維が剛直で変
形しにくいという特徴を有するラジアータパイン、サザ
ンパイン、ダグラスファー等が、より低密度な紙層を得
られ、また、プレス成形時の基材紙の紙層の密度の低下
も少ないため特に好ましい。また、ケナフや葦、竹、バ
ガス等、各種非木材原料からなる機械パルプを使用する
ことも可能である。なお、本発明においては、機械破砕
する際に化学薬品を添加して得たパルプや、漂白工程を
経たパルプ等、一部化学処理したパルプも機械パルプと
して扱う。
【0020】また、低密度層として用いる紙料として
は、JIS P 8121のカナダ標準形に準じたフリ
ーネスが再離解状態で200〜650mlの範囲となる
ものを用いることが好適である。200ml未満の場
合、パルプ繊維の水切れが悪いため、搾水されたシート
が緻密な構造になりやすく、その結果得られる紙層が低
密度になりにくい。反対にフリーネスが650mlを越
えると、シートが低密度になりすぎて、抄紙時のプレス
工程で層間剥離が発生し、バルーン状の膨れが生じやす
い。なお、再離解状態で200〜650mlのフリーネ
スを示す紙料は、用いられたパルプ原料の如何に関わら
ず、カナダ標準型フリーネスで250〜700mlとす
ることができる。なお、使用されたパルプのフリーネス
を、原紙を再離解して測定することは、良好な操業性を
示した製品から必要なパルプ特性を単時間で把握するの
に有効である。
【0021】<合成樹脂層>基材紙の表面に顔料を含有
する合成樹脂層を形成して、絞り成形によって発生する
基材紙のグラシン化による成形容器表面の色むらを隠蔽
することができる。合成樹脂層の米坪は15〜60g/
の範囲が好適である。15g/m未満では合成樹
脂層の連続皮膜が形成されない恐れがある。連続皮膜が
形成されないと、成形加工原紙表面の美観を損なうばか
りか、耐水、耐油性が得られない。また連続皮膜が形成
されたとしても、絞り成形の前処理として行う罫線加工
時、もしくは絞り成形加工時に、合成樹脂層に割れや破
断が発生する可能性がある。また、60g/mを越え
ると、また、コストアップになるため好ましくないばか
りか、合成樹脂最外層が厚くなると、成形加工時のアー
ル部分の原紙層との曲率差が大きくなり樹脂層と原紙層
で剥離が発生しやすくなるという問題が発生する恐れが
ある。合成樹脂中の顔料の配合量は、3〜40重量%の
範囲が好適である。3重量%未満であると、容器表面の
色むらの隠蔽効果が十分得られない恐れがある。一方、
40重量%以上配合すると、合成樹脂の物理的、化学的
安定性が低下し、安定した合成樹脂層を基材紙上に形成
することが困難となる。例えば、Tダイでの溶融フィル
ムのネックインの発生や、合成樹脂層の延展性の欠如に
よる欠落などが発生する。なお、合成樹脂がポリオレフ
ィン系樹脂、顔料が酸化チタンを使用した場合には、酸
化チタンの配合量が5〜10重量%、米坪15〜60g
/mが好ましい。
【0022】基材紙表面に層形成する合成樹脂として
は、熱可塑性樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン系樹脂や、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート等の飽和ポリエステル系樹脂、ナイロン等のポリア
ミド樹脂、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリ
スチレン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂等を任意に用
いることが可能である。これらの中でもポリオレフィン
系樹脂、及び飽和ポリエステル系樹脂がコスト、耐水、
耐湿性能の面から好ましい。これらの合成樹脂及び後述
の各種顔料からなる合成樹脂層は、基材紙の少なくとも
片面に形成する。
【0023】合成樹脂層の形成方法は、通常用いられる
ウエットラミネーション、ホットメルトラミネーショ
ン、押出ラミネーション、ドライラミネーション、サー
マルラミネーション等のいずれでも良く、特に限定され
ない。押出しラミネーションについてその製造法の例を
挙げると、押出機において前述の樹脂を基材である紙に
接着させるのに必要な温度にまで溶融し、Tダイより流
出させた後、冷却ロール面上で基材紙と圧着ロールによ
り貼り合わせる。
【0024】なお、ポリマー分子量、分子量分布、鎖の
分岐等によって左右される合成樹脂の各種物性は、加工
適性に影響を与える。例えば接着性は、MFR(メルト
フローレート:溶融指数)が大きい方が良く、また、比
重が小さい方が良い。
【0025】また、合成樹脂層に含有される顔料として
は、タルク、炭酸カルシウム、クレー、マイカ、酸化チ
タン、カーボンブラックなどが任意に用いられる。この
中では隠蔽効率の上では、カーボンブラック及び酸化チ
タンが好ましく、また、成形容器に印刷適性を付与する
意味においては、酸化チタンが最も好ましい。
【0026】<基材紙の製造>本発明の基材紙の製造
は、一般的な板紙を製造するのと同様に多層抄き合わせ
フォーマを用いて行う。例えば、10ステーション程度
の複数のワイヤーパート上に数十g/mの乾燥米坪に
対応するパルプスラリーを順次積層しウエットシートを
形成する。さらに具体的に例示すると、最初に外層とな
る紙層を形成するワイヤーパートに40g/m程度の
パルプ層を形成、脱水したのち毛布に転移させる。次に
中層も別のワイヤーパートで同様に紙層を形成し、前記
の外層上に必要な層数だけ積層する工程を繰り返して中
層を形成する。最後にもう一方の外層となる紙層を形成
して本発明成形容器用原紙の基材紙を得る。
【0027】なお、本発明成形容器用原紙を抄造するた
めに用いられる製紙用薬品としては、通常の抄紙で用い
られるサイズ剤、紙力剤、歩留向上剤等が挙げられる。
例えばサイズ剤としてアルキルケテンダイマー、スチレ
ンアクリル樹脂、ロジン等の内添サイズ剤がある。紙力
剤、歩留まり向上剤としてはポリアクリルアミド系樹
脂、ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂、ポリエチレン
イミン及びその誘導体、ポリエチレンオキサイド、ポリ
アミン、ポリアミド、ポリアミドポリアミン及びその誘
導体、カチオン性及び両性デンプン、酸化デンプン、カ
ルボキシメチル化デンプン、植物ガム、ポリビニルアル
コール等の有機系化合物、及び硫酸バンド、アルミナゾ
ル、コロイダルシリカ、ベントナイト等の無機系化合物
等を適宜組み合わせて使用する。これら各種の添加剤
は、抄造工程中に紙層間にスプレーしたり、抄造中、も
しくは抄造後に基材紙表面に塗工する方法で添加するこ
とが可能である。
【0028】また、填料としてはタルク、カオリン、焼
成カオリン、クレー、ケイソウ土、重質炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、二酸化チ
タン、硫酸マグネシウム、シリカ、アルミノ珪酸塩、ベ
ントナイト等の鉱物質填料やポリスチレン粒子、尿素ホ
ルマリン樹脂粒子等の有機合成填料等も適宜選択して併
用が可能である。さらに、染料、pH調製剤、スライム
コントロール剤、消泡剤、粘剤等の抄紙用添加助剤も用
途に応じ適宜使用できる。
【0029】上記材料からなる原料、薬品のスラリーを
常法により抄紙する。本発明で使用する抄紙機は、多層
抄き合せが可能であれば、どのようなものでも良く、長
網抄紙機、円網抄紙機、短網抄紙機、傾斜抄紙機、各種
コンビネーション抄紙機等が適宜使用可能である。また
乾燥は、通常の多筒ドライヤー、ヤンキードライヤー、
スルードライヤー等が適宜利用可能である。
【0030】<表面塗工について>また、本発明におい
ては、基材紙表面に、必要に応じて、各種耐水化塗料、
各種表面サイズ剤、顔料等からなる塗工層を設けること
が可能である。シート表面に耐水性を付与する耐水化塗
料としては、マイクロクリスタリンワックス、パラフィ
ンワックス等のワックス類のエマルジョン、SBRラテ
ックス、ポリ塩化ビニリデンラテックス等のラテックス
類、アクリルエマルジョン類、自己乳化型ポリオレフィ
ン類、ポリエチレン系共重合樹脂エマルジョン等の各合
成樹脂エマルジョンがあげられる。また、シート表面に
印刷適性を付与するために顔料とバインダーからなる顔
料塗工層を設けることができる。前記顔料塗工層に用い
る顔料としては、炭酸カルシウム、カオリン、クレー、
タルク、酸化チタン、プラスチックピグメント等既知の
ものが任意に使用できる。また、バインダーとしては、
澱粉、カゼイン、SBRラテックス、ポリビニルアルコ
ール等既知のものが任意に使用できる。顔料塗工層は、
単層、あるいは多層に形成することができる。またその
塗工量は全体で20〜30g/m程度が望ましい。こ
れら塗料の塗工設備としては、通常用いられるバーコー
ター、エアナイフコーター、ロールコーター、ブレード
コーター、ゲートロール、サイズプレス等のいずれでも
良く、特に限定されるものではない。
【0031】基材紙にさらに印刷層を設ける場合には、
予め上記顔料塗工層を設け、その上に印刷することがよ
り好適である。また、このような顔料塗工層を設ける場
合は、塗工層直下の層は、叩解度を高め、表面をより平
滑にしておくことがさらに好ましい。
【0032】<成形について>絞り成形について、一般
に、成形前に成形容器用原紙を所定の形状に打ち抜いて
ブランクシートを形成する。絞り成形では、このブラン
クシートをプレスして成形容器を得るが、特に成形容器
が歪みの大きな曲面部を有する場合、予めブランクシー
トに罫線を形成しておく必要がある。絞り成形時、この
罫線を中心として折り皺を形成させ、曲面部の歪みを吸
収させる。罫線の形成には、一般の紙器箱と同様に、厚
さ1mm前後の金属刃を複数装着した木板あるいは金属
板(罫線型)を使用し、この罫線型の金属刃を成形容器
用原紙に押し付けて罫線を形成する。こうした罫線の形
成はブランクシートの打ち抜きと同時に行うことができ
る。このようにして得られたブランクシートは1枚ある
いは2枚以上重ねてプレス成形することができる。
【0033】絞り成形で使用するプレス成形装置は、特
に限定されないが、一般的なプレス成形に用いられる雄
型と雌型からなる金属製の成形型を使用することができ
る。絞り成形時の温度は成形性、パルプ繊維の劣化など
の点から、100〜200℃の範囲が好ましく、より好
ましくは110〜150℃の範囲である。成形温度が1
00℃よりも低いとパルプ繊維が十分に軟化しないため
良好な成形性が得られず、200℃を越えるとパルプ繊
維が劣化するため好ましくない。このときの加熱方法は
作業性の点から、成形用金属型を加熱して行うのが良
い。成形用金属型を加熱する手段としては、電気ヒータ
ーによる加熱方式、蒸気加熱方式、熱風加熱方式、オイ
ル循環方式などが挙げられるが、装置が簡便な電気加熱
方式が好ましい。
【0034】絞り成形時のプレス圧力については、成形
性、紙層破壊の点から10〜100kgf/cm2の範
囲が好ましい。プレス圧力が10kgf/cm2より低
いと罫線部分の圧縮変形が不十分となり、100kgf
/cm2を越えると折り皺部分の紙層が破壊されるため
好ましくない。絞り成形時のプレス時間については、成
形性、作業性の点から2〜10秒の範囲が好ましい。
【0035】
【実施例】以下の実施例により、本発明をさらに詳しく
記載する。本発明は下記の実施例の範囲に限定されるも
のではない。なお、特に断りのない限り、濃度や配合
量、塗布量などを示す数値は、固型分または有効成分の
重量基準の数値である。
【0036】<実施例1>以下の〜に示す三種類の
パルプを、実験用配向性抄紙機(熊谷理機工業製)を用
い、ワイヤースピード300m/minでこの順に抄き
合わせ抄紙を行った。 市販NBKP、450mlcsf、50g/m ラジアータパインTMP、350mlcsf、150
g/m 市販NBKP、450mlcsf、50g/m (各紙料は熊谷理機工業製KRK高濃度ディスクリファ
イナー型叩解機で所定フリーネスに叩解)なお抄き合わ
せ抄紙の際は、各層の表側(フェルトサイド)へ、澱粉
(ONL510:王子コーンスターチ製)を澱粉濃度
2.0%の水分散液とし、固型分付着量が1.0g/m
となるようにスプレーした後、抄き合わせた。次い
で、前記で得た湿紙状の抄き合わせシートをキャレンダ
ー(由利ロール機械製)で、ニップ圧10kg/cm、
速度30m/minで、モノプラスチックカンバスシー
ト(敷島カンバス製)に挟み加圧処理を行った。次い
で、該シートをフエロタイプの円筒加熱ドライヤー型乾
燥機により乾燥した。次いで、該シートを20℃・65
%RHで調湿し、キャレンダー(由利ロール機械製)
で、ニップ圧20kg/cm、速度20m/minでキ
ャレンダー処理した後、濃度8.0%のPVA(クラレ
ポバールPVA−KL118:クラレ製)を手塗りで
2.0g/m塗工、さらにキャレンダー(由利ロール
機械製)でニップ圧40kg/cm、速度20m/mi
n、120℃で熱キャレンダー処理したものを基材紙と
した。該基材紙を、20℃・65%RHで調湿後、坪
量、厚さ、全体密度、外層密度を測定した。
【0037】[外層密度の測定]JIS P 8139
の板紙の抄き合わせ層の剥離強さ試験法記載された層間
剥離方法で各層の層間を剥離し、厚さ(mm)、坪量(g
/m2)を求める。尚、剥離した各層の厚さは剥離によっ
て毛羽立っており、実際の厚さより厚くなってしまうた
め、以下の方法で補正ファクター値を算出して、剥離後
の各層の厚さ値を補正し、各層の密度を算出する。 補正ファクター値=剥離前の全層厚さ/剥離後の各層厚
さの合計値 各層の剥離が上記のJIS P 8139の板紙の抄き
合わせ層の剥離強さ試験法記載の層間剥離方法で困難な
場合は、多層抄合わせシート試料を60℃の温水に1時
間含漬した上で表層と中層、裏層にそれぞれ剥ぎ分け
る。剥ぎ取ったそれぞれの層を乾燥して厚さ(mm)、坪
量(g/m2)を求める。その後、上記の補正ファクター
値を同様に算出して剥離した各層の厚さを補正して、各
層の密度を算出する。
【0038】 [押し出しラミネート方法]ラボプラストミ
ルD2020(東洋精機製作所製)を用いて、酸化チタ
ンとポリプロピレン(サンアロマー:MSS製)を、酸
化チタンが10重量%となるように配合し、溶融押出法
により、該基材紙のオモテ面に厚さ30μmの合成樹脂
層を形成し、成形容器用原紙を得た。該成形容器用原紙
を小判型に打ち抜き、中心から放射状に罫線を刻印し
て、ブランクシートとした(図1参照)。該ブランクシ
ートを、雄雌の凹凸形状の小判型の紙製トレー型を用い
て、テストプレス成形機(第一工機製)により130
℃、35kg/cmで加熱加圧処理し、長径約20c
m、短径約14cm、高さ約4cmの、成形容器を得た
(図2参照)。
【0039】<実施例2>以下の〜に示す三種のパ
ルプを使用し、酸化チタンを8重量%とし、厚さ40μ
mの合成樹脂層を形成したこと以外は、実施例1と全く同
様にして、成形容器用原紙、及び該成形容器用原紙を用
いた成形容器を得た。 市販NBKP、450mlcsf、50g/m ラジアータパインTMP300mlcsf/市販NB
KP、150mlcsf品=70/30で配合、配合後
フリーネス280mlcsf、200g/m 市販NBKP450mlcsf、50g/m
【0040】<比較例1>酸化チタンを配合せず、ポリ
プロピレン(サンアロマー:MSS製)のみを用いて、
厚さ30μmの合成樹脂層を設けた以外は、実施例1と
全く同様にして、成形容器用原紙、及び該成形容器用原
紙を用いた成形容器を得た。
【0041】<比較例2>実施例2と同様にして得た基
材紙を、合成樹脂層を積層することなくそのまま成形容
器用原紙として使用し、成形容器を得た。
【0042】上記実施例及び比較例で得た成形容器を以
下の方法で評価した。<表面性評価方法>成形容器のフ
ランジ部分をサンプリングし、微小色差計R−30(日
本電色工業製)を用い、長さ方向に20mmで測定スポ
ット径0.6mmφで10点、色差値(WB値)を測定
し、そのR値(最大値と最小値の差)が10ポイント以
上あるものを×、10ポイント未満のものを○とした。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明により、強度を保ちつつ軽量化が
可能で形状安定性に優れ、絞り成形適性に優れ、かつ、
絞り成形によるグラシン化によって生じる色むらを隠蔽
可能であって、中層と表層との白色度差がある原料とし
て抄造した多層紙を基材紙として用いた場合でも、十分
に外観が美しい成形容器を得ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレス成形容器ブランクシートの平面図
【図2】プレス成形した成形容器の斜視図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E033 AA10 BA10 BA14 BA17 BB08 CA06 CA09 EA11 FA01 GA03 4L055 AA02 AC01 AC03 AC06 AF09 AF44 AJ01 AJ02 BD18 BE13 EA08 EA14 FA30 GA05 GA50

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも低密度層及びそれより密度の
    高い外層を有する多層紙により構成され、米坪が100
    〜500g/m、全体の密度が0.40〜0.70g
    /cmであり、少なくとも一方の外層が密度0.70
    〜0.90g/cmである基材紙の少なくとも片面
    に、顔料を含有する合成樹脂層を形成したことを特徴と
    する成形容器用原紙。
  2. 【請求項2】 基材紙の低密度層が、機械パルプ、カー
    ルドファイバー、及びマーセル化パルプの少なくとも一
    つから選ばれるパルプを主体として構成されたことを特
    徴とする請求項1記載の成形容器用原紙。
  3. 【請求項3】 合成樹脂層の米坪が15〜60g/m
    で、該合成樹脂中に顔料を3〜40重量%含有すること
    を特徴とする請求項1〜2に記載の成形容器用原紙。
  4. 【請求項4】 該合成樹脂がポリオレフィン系樹脂、も
    しくは飽和ポリエステル系樹脂であることを特徴とする
    請求項1〜3に記載の成形容器用原紙。
  5. 【請求項5】 顔料が酸化チタンであることを特徴とす
    る請求項1〜4に記載の成形容器用原紙。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5記載の成形容器用原紙を、
    プレス成形により成形したことを特徴とする成形容器。
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