JPH01207498A - 抄合せ食品用白板紙 - Google Patents

抄合せ食品用白板紙

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JPH01207498A
JPH01207498A JP2918088A JP2918088A JPH01207498A JP H01207498 A JPH01207498 A JP H01207498A JP 2918088 A JP2918088 A JP 2918088A JP 2918088 A JP2918088 A JP 2918088A JP H01207498 A JPH01207498 A JP H01207498A
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清 小林
Yoshiharu Miyamoto
宮本 芳治
Koichi Suzuki
幸一 鈴木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は抄合せ食品用白板紙に関し、例えば調理直後の
まんじゅう、ドラ焼き、シューマイ、ギョーザ、タコ焼
き等の調理物を店頭より購入し包装紙、持帰り袋等を汚
損することなく且つ内容物の保温性及び味覚を維持する
ことを目的とした食品容器、その他トレーやカップ等の
食品用板紙を提供するものである。
(従来の技術) 従来より調理直後の調理品等の持帰り容器としては、米
坪260g/TIt以上の高級白板紙を組立てたカート
ンを用いる場合が多く、又別にはプラスチックの容器、
更にはそのまま包装紙に包んでポリエチレン等の袋に入
れて持帰る等であった。
(発明が解決しようとする課題〕 しかしながら上記材料を用いた容器の場合、調理直後の
調理品(例えばドラ焼き)から発生する水蒸気が容器内
部で水滴となり、ドラ焼きに再附看して美味を著しく損
なう問題がある。
又、内部に溜った水滴は容器の隙間より漏洩し、カート
ンの強度を損ね、更には包装紙を破損し商品価値を著し
く低下させてしまうことがある。容器の内面に吸湿性シ
ートを重ね又は貼合する方法もあるが工程が複雑となり
且つコスト高となる欠点を有している。
本発明の目的は、高級白板紙の外層に耐水性を持たせて
容器やトレーやカップ(以下単に容器という)の強度を
維持し内層を吸湿性吸水性として内部で発生する水蒸気
を吸着、吸水し且つ該内層を耐油性、離型性として曲物
に対する汚損の回避及び調理品の剥離を良くした食品用
板紙を提供することにある。
(課題を解決するための手段〕 本発明は、前記の如き問題点を解決する為に表層、中層
、内層に各々の機能を持たせて砂金せ抄紙機で抄造した
白板紙を特徴とするもので、その要旨とする所は外層を
耐水性或いははつ水性とし、中層を吸水性とし内層を吸
湿性、耐油性、剥離性としたことを特徴とする砂金せ食
品用白板紙に存する。
以下、本発明について具体的に説明する。本発明に用い
る白板紙は、針葉樹パルプおよび/または広葉樹パルプ
を一般に叩解し適宜配合して抄造することにより製造す
る。その際砂金せの外層には強サイズを施し、これによ
り紙層に耐水性を与えて容器の強度を保たせるが、その
サイズ剤の配合量は外層のパルプ層に対して1〜5重量
%が好ましく、2〜4重量%が好適である。それはサイ
ズ剤の配合量が多ければ耐水性が向上することは当然の
ことであるが、配合量が5重量%を越えても、もはやサ
イズ剤がパルプに定着せずサイズ効果が変わらずコスト
的に損失が大きいからである。他方1重量%未満では耐
水性の効果が少なく、強度的に満足した容器を作ること
が難しいからである。
、中層には、化学パルプを用いても良いが機能性を損な
わない範囲で故紙又はTMPを用いれば保温性の高い白
板紙となり、コスト的にも有利となる。
中層及び内層には吸湿性、吸水性を与えるためにサイズ
剤の配合は行わない。
本発明のもう1つの特徴は内層に耐油性と離型性を持た
せる点にあり、このために内層には耐油剤を配合する。
その配合量は内層のパルプ層に対して0.1〜0.7重
量%程度でよく、それにより耐油はつ油性が著しく向上
し離型効果も促進される。
以上配合された各層のパルプスラリーを抄紙機で抄紙す
るが、抄紙機は丸網式砂金抄紙機でも長網式砂金せ抄紙
でも又、両者を合わせたコンビネーションマシンでもよ
い。
又、板紙は印刷されて使用される場合が多いいので、こ
の場合には印刷適性改善のためのサイズプレス又はキャ
レンダーで外層に対し表面サイズを施しても良い。表面
サイズ剤としては通常の抄紙で使用されるものが何れも
使用可能である。又、塗布装置を用いて表面にクレーコ
ートを塗布すれば一層美麗な印刷が出来る。又、内層の
耐油性及び剥離性を加減する目的で耐油剤を0.1〜1
.0ffiti%、パラフィンエマルジョンを0.1〜
5.0重量%内層表面に塗布すれば、容易に収容すべき
内容物に応じた機能効果を容易に作り出すことが出来る
本発明の白板紙の米坪は容器やトレーやカップの大きざ
及び使用目的によっても変わるが、通常100〜500
9/−rItの範囲である。
又、外層の耐水性を必要に応じより強化するためには更
にその表面に合成樹脂を積層するが、その@層の方法は
常法で良く、例えばエクストルージョンコーティングに
よる方法、又は樹脂フィルムを接着剤を介してラミネー
トする方法によることができる。上記の耐水性を与える
樹脂の例としてはポリエチレンの低密度樹脂が一般的で
あり、その際の耐水性樹脂の積層厚みは通常10〜60
μ、好ましくは15μ〜35μである。
又、上記の如き方法で得られた積層物は、使用目的に応
じてエンボス加工等を施してもよい。
従って本発明の板紙の構成は、外層は耐水性或いははっ
水性を持ち中層は吸湿、吸水性を持ち内層は吸湿、吸水
性、耐油性、離型性を持ち調理物の容器、トレー、カッ
プ用板紙として極めて好適となる。
(実施例〕 以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 NBKP30%、LBKP70%配合パルプをDDRで
400ccに叩解しこの原料を外層、中層、内層各区分
のボーチャーにとる。外層にバーサイズL−750C(
ハリマ化成社製)を2.0 重量%添加し、撹拌後硫酸
バンド(日本軽金属製)4車量%を加え更に撹拌を続け
る。中層、内層は薬品添加は行わない。かくしてjqら
れた原料をバット数5本を有する丸網抄紙機で抄造を行
う。その後サイズプレスで酸化澱粉(日本食品加工製)
6重量%液で表面処理を行い、塗布装置で内層(裏面〉
にアサヒカードA (3−530(旭硝子社製)0.5
重量%を塗布し、乾燥温度100’Cで乾燥させ更にマ
シンカレンダーで仕上処理を行った。
この板紙の米坪は370g/rdで密度は0.70’l
 / mでめった。
実施例2 実施例1のパルプ配合及びサイズ剤配合で、内層のパル
プに定着剤としてAGフィックス(旭硝子社!りを0.
3重量%添加し、よく撹拌した後、アサヒガードAG−
530(旭硝子社製)を0.5重間%添加し、均一に混
合しバット数5本の丸網抄紙機で抄造しマシンカレンダ
ーで外層(表面)にポリビニルアルコール(クラレ社製
)と、パラフィンエマルジョン(互応化学礼装)の5重
1%混合液の塗布を行った。
この板紙の米坪は3759/TIiで密度は0.75’
J / rIiであった。
実施例3 実施例1の原紙を基紙として外面(表面)にコロナ処理
を施し、低密度ポリエチレン(三井石油化学社製)をエ
クストルーダーにより外面に25μの厚みで片面ラミネ
ートをした。得られた板紙の米坪は3839/尻で密度
は0.75y/mであった。
一方、比較例として一般高級白板紙の米坪370!?/
尻密度0.85g/mを使用した。
上記に於ける各板紙の物性的性質を表1に示す。
表  1 吸水度二コツプ法〜2分 次に、得られた板紙を用いてカートン容器を作り、その
中へできたてのドラ焼きを入れ包装紙で包み、更にポリ
エチレンの袋に入れて3時間1変のドラ焼き、包装紙、
ポリエチレン袋の状態を観察し又、内容物の味覚を味わ
った結果を表2に示す。
〔発明の効果〕
以上本発明の白板紙によれば、外層を耐水或いははつ水
性に、中層を吸水性に、内層を吸湿性、耐油性、剥離性
にと外層、中層および内層に耐水性且つ吸水、耐油、剥
離性が機能的に附与されているので、高温調理の油焼き
、蒸し焼き、又は、糖類を含んだ食品の容器更にはトレ
ー等に使用して極めて良好な機能を発揮し、外観上の商
品価値を低下させずに内容物の味覚を保持することが出
来る。従って従来の様に吸湿層等を別途用いる必要もな
く低コストで且つ廃棄の場合の公害的見地からも、無公
害容器用白板紙として有用である。
手続補正書輸魚   ぢτ 昭和63年3月8日 特許庁長官 ノ」\jll’+5大 殿1、事件の表示 昭和63年 特許願 第29180号 2、発明の名称 抄合せ食品用白板紙 4、代理人 住 所  東京都千代田区神田北乗物町16番地〒10
1     英ビル3階 5、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 補正の自答 1、明細書第3頁12〜13行目に 「および/または」とあるを「および」と訂正2、明細
書第4頁19行目に 「丸網式」とあるを「円網式」と訂正 3、明細書箱5頁2〜3行目に 「多いいので」とあるを「多いので」と訂正4、明細書
第7頁3行目に 「ハリマ化成社製」とあるを 「播磨化成社製」と訂正 5、同頁7行目に 「丸網抄紙機」とあるを「円網抄紙機」と訂正6、同頁
8〜9行目に 「日本食品加工製」とあるを 「日本食品化工製」と訂正 7、明細書第8頁2行目に

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外層を耐水性或いははつ水性とし、中層を吸水性
    とし内層を吸湿性、耐油性、剥離性としたことを特徴と
    する抄合せ食品用白板紙。
JP63029180A 1988-02-10 1988-02-10 抄合せ食品用白板紙 Expired - Lifetime JP2784003B2 (ja)

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