JP3891673B2 - 排水用ドレンの取付構造 - Google Patents

排水用ドレンの取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ビルの屋上や、ベランダ等の排水用に設けられる排水用ドレンの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8及び図9(a)に示すように、ビルの屋上や、ベランダ等には排水用にドレン(1)が設けられる。排水用ドレン(1)は、所定長さの管体(1a)と、管体(1a)の上端外周に設けられた取付フランジ(1b)とを具備しており、このドレン(1)の管体(1a)が、軽量気泡コンクリート(ALC等)板、プレキャストコンクリート(PC)板、鉄筋コンクリート(RC)板等からなる屋外側の床スラブ等の躯体(2)のドレン取付孔(2a)に挿通配置された状態で、取付フランジ(1b)が開脚プラグ等の固定ビス(3)によって躯体(2)に固定される。更にドレン(1)のフランジ(1b)に対し水勾配を形成するようにして、フランジ(1b)の外周縁部を含む躯体(2)上に、モルタル(4)等の外装仕上材が塗工される。また固定ビス(3)がモルタル(4)に覆われないタイプの構造においては、図10(a)に示すように、フランジ(1b)の外周にモルタル(4)が塗工される。
【0003】
なお、図8において、(5)は押え部材、(6)はストレーナである。
【0004】
このようなドレン取付構造において、例えば改修や補修のために、ドレン(1)を交換する場合、図9(b)及び図10(b)に示すように、ドレン(1)のフランジ(1b)外周縁部のモルタル(4)を適当な工具を用いて破壊し、そして固定ビス(3)を取り除いてドレン(1)を取り外す。その後、新たなドレン(1)を設置して、固定ビス(3)により躯体(2)に固定した後、フランジ外周縁部のモルタル除去部に、再びモルタル(4)等の外装仕上材を塗工するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のドレン取付構造において、固定ビス(3)がモルタル((4)に覆われていようとも、覆われていなくとも、モルタル(4)は硬質部材でフランジ(1b)に強固に接しているため、ドレン交換時に、ドレン周辺の所定領域のみのモルタル(4)を破壊するのが困難であり、場合によっては、図9(b)及び図10(b)に示すようにモルタル破壊作業時の多大な力が躯体(2)に加わって躯体(2)を破損させて、破損部(10)が形成される等の問題が発生していた。またモルタル除去部に再塗工する材料を別途、しかも少量用意しなければならず、再塗工した材料が定着硬化するのに時間を要し、その間養生のため次の作業に移れないという問題も発生していた。
【0006】
この発明は、上記従来技術の問題を解消し、ドレン交換作業を間単に行えて、しかもドレン交換作業時に躯体を破損してしまうような恐れもない排水用ドレンの取付構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明は、管体の一端外周に取付フランジが設けられた排水用ドレンの前記管体が建造物の躯体に貫通配置された状態で、前記取付フランジが躯体表面に固定されるとともに、前記躯体表面上における前記取付フランジの外側にモルタル等の外装仕上材が塗工される排水用ドレンの取付構造において、シール性を有する切除可能な軟質部材からなる分離帯部材が、前記取付フランジの外周縁部にそのフランジと前記外装仕上材との間に介在される態様に設けられてなるものを要旨としている。
【0008】
本発明においては、排水用ドレンのフランジ外周縁部に、そのフランジとモルタル等の外装仕上材との間に介在させる態様に、シール性を有する切除可能な軟質部材からなる分離帯部材を設けるものであるため、その分離帯部材をカッターナイフ等により切り込んで除去することにより、排水用ドレンを外装仕上材から分離することができる。
【0009】
なお本発明において、切除可能な部材とは、カッターナイフ等の汎用工具によって切除することができる部材を言い、また軟質部材とは、外装仕上材よりも柔らかい部材を言い、半硬質の部材も含まれる。
【0010】
また本発明においては、前記分離帯部材を、合成樹脂の発泡体により構成するのが好ましい。
【0011】
更に本発明においては、前記分離帯部材を構成する合成樹脂として、ポリウレタン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂の中から選択されるものを使用するのが良い。
【0012】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>
図1はこの発明の第1の実施形態である排水用ドレンの取付構造を示す斜視図、図2は断面図である。両図に示すように、本実施形態に適用されるドレン(1)は、所定長さの管体(1a)と、管体(1a)の上端外周に設けられた取付フランジ(1b)とを具備している。
【0013】
一方、建造物のビル屋上やベランダ等、ドレン(1)が取り付けられる箇所には、ALC板や、PC板、RC板等からなる屋上側躯体(2)が設けられており、この躯体(2)は、ドレン取付用の貫通孔(ドレン取付孔)(2a)が穿設されている。
【0014】
そして本実施形態においては、排水用ドレン(1)の管体(1a)が躯体(2)のドレン取付孔(2a)内に挿通配置されるとともに、取付フランジ(1b)が、躯体(2)上におけるドレン取付孔(2a)周辺に配置された状態で、開脚プラグ等の固定ビス(3)が取付フランジ(1b)の縁部に貫通されて躯体(2)に固定される。
【0015】
一方、本実施形態の特徴部である分離帯部材(7)は、上記取付フランジ(1b)の外周に配置可能な環状に形成されており、図3(a)に示すように、内周側には、取付フランジ(1b)の外周縁部に適合するように内周端面(7c)及び段部(7d)が形成されている。
【0016】
この分離帯部材(7)が、躯体(2)上において、取付フランジ(1b)の外周に取り付けられる。すなわち分離帯部材(7)の内周端面(7c)及び段部(7d)を、取付フランジ(1b)の外周縁部に適合させた状態で、分離帯部材(7)及び取付フランジ(1b)が、両者間に配設した接着剤によって互いに密着固定される。
【0017】
更に、その分離帯部材(7)の外周端面(7a)と密着させるようにして、分離帯部材(7)の外周に、水勾配形成用のモルタル(4)等の外装仕上材が塗工される。
【0018】
本実施形態において、上記分離帯部材(7)は、シール性を有する切除可能な軟質部材からなるものにより構成する必要がある。ここで、切除可能な部材と言うのは、カッターナイフ等の汎用工具によって切除することができる部材、すなわち外装仕上材よりも切除し易い部材を言う。またここで言う軟質部材は、外装仕上材よりも軟かい部材であって、半硬質の部材も含まれる。
【0019】
具体的に分離帯部材(7)を構成する材料としては、合成樹脂、合成ゴム、接着剤及びそれらの複合材料(例えばコーキング材、パテ)等からなるものを使用することができる。この中でも、合成樹脂からなるもの、特に合成樹脂の発泡体(合成樹脂発泡体)からなるものは、適度な軟質性を付与できるので、好適に使用することができる。
【0020】
分離帯部材(7)を合成樹脂により構成する場合、その材料として、ポリウレタン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等を好適に使用することができ、中でも特に、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂を使用するのが、より一層好ましい。なお、本発明において、上記の好適例として例示した樹脂は、これらの各ポリマーを主成分とする共重合体、例えばエチレン共重合体(EPDM)等も含むものである。
【0021】
またこれらの樹脂を発泡させるための発泡剤は、特に限定されるものではなく、無機系及び有機系のいずれの発泡剤でも使用することができる。
【0022】
ここで分離帯部材(7)として、合成樹脂発泡体等の乾式タイプのものを使用する場合には、あらかじめ所定形状に成形された分離帯部材(7)を、モルタル塗工前にフランジ(1b)外周縁部に接着剤により取り付けるのが通例である。もっともあらかじめ成形された分離帯部材(7)を、モルタル塗工後にフランジ(1b)とモルタル(4)との間に嵌着するようにして取り付けることも可能である。
【0023】
なお、後述の第2及び第3実施形態で説明するように、分離帯部材(7)を、工場側であらかじめドレン(1)に接着剤により取り付けておいて、その分離帯部材付きのドレン(1)を現場で施工するようにしても良い。
【0024】
またプラスチック製の分離帯部材(7)を、ドレン(1)に接着するための接着剤としては、ニトリルゴム系、アクリル系、エポキシ系、シリコン系、ウレタン系等のものを好適に使用することができる。
【0025】
一方、分離帯部材(7)として、パテやコーキング材等の湿式タイプのものを使用する場合には、現場において、モルタル塗工前にフランジ(1b)外周縁部に塗布するのが一般的であるが、もちろん、モルタル塗工後に、フランジ(1b)とモルタル(4)との間に、モルタル止め等の処置をした後、分離帯部材(7)を充填するようにしても良い。
【0026】
なお本発明においては、分離帯部材(7)として合成樹脂発泡体のような乾式タイプのものを使用するのが望ましい。すなわち、乾式タイプの分離帯部材(7)の場合には、現場での乾燥硬化時間を省略できて施工期間の短縮を図ることができるとともに、乾燥中の降雨等の悪影響もなく品質の向上を図ることができる。
【0027】
また図3(a)に示すように分離帯部材(7)の躯体(2)との当接面(7b)の水平方向の幅(W)は、1mm〜50mmに設定するのが良く、望ましくはその下限値を2mm以上、上限値を20mm以下に設定するのが良い。すなわちこの分離帯部材(7)の幅が小さ過ぎると、後述するように分離帯部材(7)のカッターナイフによる切り込みが困難になって、ドレン交換作業が困難になる恐れがある。逆に分離帯部材(7)の幅が大き過ぎると、ドレン周辺において軟質部材である分離帯部材(7)の占有割合が大きくなるので、ドレン周辺の強度が低下し、また分離帯部材(7)の配設領域に水溜りが発生する恐れがある。
【0028】
なお上記の実施形態においては、図3(b)に示すように、ドレン(1)の固定ビス(3)がドレンフランジ(1b)の上面に配置されるタイプの構造においては、分離帯部材(7)の内周端面(7c)に、段部等は形成されないが、このタイプの構造においても、分離帯部材(7)の躯体(2)との当接面(7b)の水平方向の幅(W)は、上記と同様の規定値に設定するのが好ましい。
【0029】
本実施形態のドレン取付構造は、以上のように構成されており、例えば改修や補修のために、ドレン(1)を交換する場合には、図1(b)に示すように、カッターナイフ等を用いて、分離帯部材(7)の外周端面(7a)とモルタル(4)との境界部、及び分離帯部材(7)の内周端面(7c)と取付フランジ(1b)との境界部を切り込んで、これらを分離して分離帯部材(7)を除去する。なお分離帯部材(7)を除去する場合、適当な工具により、分離帯部材(7)を崩壊させるようにしても良い。
【0030】
続いて、固定ビス(3)を取り外してから、図1(c)に示すようにドレン(1)を躯体(2)から取り外す。
【0031】
その後、例えば上記と同様にして、新たなドレンを施工する。
【0032】
以上のように、本実施形態のドレン取付構造によれば、ドレン(1)のフランジ(1b)外周縁部にそのフランジ(1b)とモルタル(4)との間に、所定の間隔(W)をあけて介在させる態様に、カッターナイフ等を用いて切除可能な分離帯部材(7)を介在させるものであるため、分離帯部材(7)をカッターナイフにより切り込んで除去するだけで、ドレン(1)をモルタル(4)から分離できて、簡単にドレン(1)を取り外すことができ、ドレン交換作業を容易に行うことができる。更にドレン(1)を取り外す場合、例えば硬質のモルタル(4)等を破壊する必要がなく、その破壊作業時の多大な力が躯体(2)に加わることもないので、躯体(2)が破損するような不具合も確実に防止することができる。
【0033】
<第2の実施形態>
図4及び図5はこの発明の第2の実施形態である排水用ドレンの取付構造を示す図である。両図に示すように、本実施形態に適用されたドレン(11)は、ビルの屋上やベランダ等において、垂直壁(2c)近傍に配置されるものであって、所定長さの管体(11a)と、取付フランジ(11b)とを具備している。取付フランジ(11b)は、管体(11a)の外周に設けられた矩形状の水平フランジ(11c)と、水平フランジ(11c)の一辺に設けられ、上記垂直壁(2c)の表面に沿い得る垂直フランジ(11d)とで構成されており、水平フランジ(11c)の残り三辺には、下方に伸びる側板(11e)が設けられている。更に水平フランジ(11c)の下面側における3つの側板(11e)によって囲まれる空隙部には、断熱材(11f)が設けられている。
【0034】
またこのドレン(11)には、あらかじめ取付フランジ(11b)の外周縁部における側板(11e)外面に、所定厚さの分離帯部材(17)が固定されている。この分離帯部材(17)は、上記第1の実施形態と同様な構成で、例えば合成樹脂発泡体からなるものであり、上記したような接着剤により接着固定されている。
【0035】
そしてこの排水用ドレン(11)は、管体(11a)が躯体(2)のドレン取付孔(2a)内に挿通配置され、更に垂直フランジ(11d)が垂直壁(2c)の表面に沿うようにして、側板(11e)下端が躯体(2)の表面に設置された状態で、開脚プラグ等の固定ビス(3)が水平フランジ(11c)の四隅に貫通されて躯体(2)に固定されるとともに、同様な固定ビス(3)が垂直フランジ(11d)の上側二隅に貫通されて垂直壁(2c)に固定されている。
【0036】
更に躯体(2)上における分離帯部材(17)の外側には、その分離帯部材(17)の外周面と密着する態様に、モルタル(4)等の外装仕上材が塗工される。
【0037】
なお図4及び図5において、(6)はストレーナである。
【0038】
このドレン取付構造においても、上記第1実施形態と同様に、図4(b)に示すように分離帯部材(17)のモルタル(4)との境界部をカッターナイフ等の工具により切り込んで、固定ビス(3)を取り外すだけで、簡単にドレン(11)を取り外すことができ、ドレン交換作業を容易に行える。しかも本実施形態においては、固定ビス(3)が分離帯部材(17)により隠蔽されていないので、分離帯部材(17)をモルタル(4)から分離させるだけで、分離帯部材(17)と共にドレン(11)を取り外すことができる。このため、分離帯部材(17)とドレン(11)との分離作業を行う必要がなく、その分、ドレン取り外し作業を簡単に行える。
【0039】
なおこの第2の実施形態においては、図6に示すように、ドレン(11)として、水平フランジ(11c)の周辺に設けられる側板が省略されたものを使用し、そしてその水平フランジ(11c)の下面側に、フランジ(11c)外周縁部よりも外側へ張り出すように断熱材(11f)を取り付け、これにより断熱材(11f)の外側張り出し部を、分離帯部材(17)として使用するようにした構造のものを採用しても良い。
【0040】
<第3の実施形態>
図7はこの発明の第3の実施形態である排水用ドレンの取付構造を示す斜視図である。同図に示すように本実施形態に適用されるドレン(21)は、横抜きタイプのものであって、管体(21a)と、取付フランジ(21b)とを具備している。取付フランジ(21b)は、管体(21a)の一端外周に設けられ、パラペット等の垂直壁(2c)の表面に沿い得る矩形状の垂直フランジ(21d)と、その垂直フランジ(21d)の下辺に設けられ水平前方に伸びる水平フランジ(21c)とで構成されており、水平フランジ(21c)の前辺及び左右両側辺には、上記第2実施形態と同様に、下方に伸びる側板が設けられるとともに、その側板の内側には断熱材が設けられている。更に側板の外面には、上記第2実施形態と同様に、分離帯部材(27)が接着剤等によりあらかじめ固定されている。
【0041】
そしてこのドレン(21)は、管体(21a)が、垂直壁(2c)に設けられた水平方向のドレン取付孔内に挿通配置され、更に垂直フランジ(21d)が垂直壁(2c)の表面に沿うようにして,水平フランジ(21c)の側板下端が躯体(2)の表面に設置された状態で、固定ビス(3)が垂直フランジ(21d)の上側二隅に貫通されて垂直壁(2c)に固定されるとともに、同様な固定ビス(3)が、水平フランジ(21c)の四隅に貫通されて躯体(2)に固定されている。
【0042】
更に躯体(2)上における分離帯部材(27)の外側には、分離帯部材(27)の外周面と密着する態様に、モルタル(4)等の外装仕上材が塗工される。
【0043】
この実施形態においても、上記と同様で、ドレン(21)を簡単に取り外すことができ、ドレン交換作業を容易に行えるとともに、躯体(2)が破損する等の不具合も防止することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、この発明の排水用ドレンの取付構造によれば、ドレンのフランジ外周縁部にそのフランジとモルタル等の外装仕上材との間に介在させる態様に、シール性を有する切除可能な軟質部材からなる分離帯部材を設けるものであるため、分離帯部材をカッターナイフ等により切り込んで切除するだけで、ドレンをモルタルから分離できて簡単にドレンを取り外すことができ、ドレン交換作業を容易に行うことができる。更にこのドレン取り外し作業において、例えばドレン周辺の硬質のモルタル等を破壊する必要がなく、その破壊作業時の多大な力が躯体に加わることもないので、躯体が破損するような不具合も確実に防止することができるという効果が得られる。
【0045】
また本発明において、分離帯部材として、特定のものを使用する場合には、上記の効果をより確実に得ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態である排水用ドレンの取付構造を示す断面図であって、同図(a)は施工状態を示す断面図、同図(b)は分離帯部材取外し状態を示す断面図、同図(c)はドレン取外し状態を示す断面図である。
【図2】第1の実施形態の排水用ドレンの取付構造を示す分解斜視図である。
【図3】図3(a)は第1の実施形態における取付構造において分離帯部材周辺を拡大して示す断面図、図3(b)は第1の実施形態に対する変形例である取付構造の分離帯部材周辺を拡大して示す断面図である。
【図4】この発明の第2の実施形態である排水用ドレンの取付構造を示す断面図であって、同図(a)は施工状態を示す断面図、同図(b)は分解状態を示す断面図である。
【図5】第2の実施形態に適用された排水用ドレンを示す斜視図である。
【図6】第2の実施形態の排水用ドレンの変形例を示す断面図である。
【図7】この発明の第3の実施形態である排水用ドレンの取付構造を示す斜視図である。
【図8】従来の排水用ドレンの取付構造を示す斜視図である。
【図9】従来の排水用ドレンの取付構造を示す断面図であって、同図(a)は施工状態を示す断面図、同図(b)はドレン取外し状態を示す断面図である。
【図10】他の従来の排水用ドレンの取付構造を示す断面図であって、同図(a)は施工状態を示す断面図、同図(b)はドレン取外し状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1、11、21…排水用ドレン
1a、11a、21a…管体
1b、11b、21b…フランジ
2…躯体
4…モルタル
7、17、27…分離帯部材

Claims (3)

  1. 管体の一端外周に取付フランジが設けられた排水用ドレンの前記管体が建造物の躯体に貫通配置された状態で、前記取付フランジが躯体表面に固定されるとともに、前記躯体表面上における前記取付フランジの外側にモルタル等の外装仕上材が塗工される排水用ドレンの取付構造において、
    シール性を有する切除可能な軟質部材からなる分離帯部材が、前記取付フランジの外周縁部にそのフランジと前記外装仕上材との間に介在される態様に設けられてなることを特徴とする排水用ドレンの取付構造。
  2. 前記分離帯部材が、合成樹脂の発泡体により構成されてなる請求項1記載の排水用ドレンの取付構造。
  3. 前記分離帯部材を構成する合成樹脂として、ポリウレタン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂の中から選択されるものが使用されてなる請求項2記載の排水用ドレンの取付構造。
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