JP2821106B2 - スリット施工部材とその施工方法 - Google Patents

スリット施工部材とその施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート建築物
のコンクリート壁と柱や、壁と梁との境界などに設ける
スリット目地を形成するための新規なスリット施工部材
と施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート建築物において目地とは、
コンクリート壁を打設するときに型枠内側に目地材とい
われる突起物を連続的に設けておくことにより、型枠を
外した際にこの部分の壁に形成される連続的な溝のこと
をいう。このような目地がないと、コンクリート壁など
に必ず発生するヒビ割れ(クラック)が勝手な所から発
生することになる。そしてこのクラックを通して外部か
らの水が建物内部に侵入するため、これを防ぐ目的で壁
等に2〜3mの一定の間隔で目地を設け意図的にこの目
地からクラックが発生するような構造をとっている。こ
のような目地を誘発目地という。しかしこのような目地
がそのまま外部に露出されていると該目地からクラック
を通して水が侵入することになってしまうので目地にシ
ーリング材を充填して(コーキング)防水性を高めるこ
とが行われている。
【0003】他の目地としてはコンクリート壁と柱との
境界部に設けるスリット目地がある。この境界部に目地
がないと柱とコンクリート壁は強固に連結固定されるこ
とになるので、地震の時などに壁と共に柱も同時に崩壊
してしまい建物全体の安全性の面からは好ましくないた
め、壁と柱との境界部の連結強度を下げる目的で施すも
のである。即ち該境界部の壁厚を薄くするため型枠内側
に目地材及びスリット材を設置して形成する欠損スリッ
トと、該境界部の壁を完全に貫通する完全スリットとが
ある。このようなスリット目地の場合もコンクリート打
設後に型枠を外す際に目地材を取り除いた跡に残る溝に
はコーキング処理が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように目地部に
は必ずコーキング処理が行われているが、長期間の使用
により防水性の低下が避けられない。特にスリット目地
の場合は壁厚がかなり薄いか、又はコンクリート壁を貫
通しているので、防水性は特に高めなければならない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
に対処するためになされたもので、防水性、遮水性が良
好で、しかも施工し易いスリット施工部材とこれを用い
た施工方法を開発したものである。
【0006】即ち本発明のスリット施工部材の一つは、
硬質樹脂からなる中空角パイプの一側面の両側縁にそれ
ぞれ連続した立上り壁を形成し、これら立上り壁間の該
中空角パイプの側面に軟質樹脂層を一体に設け、これら
立上り壁のそれぞれの外側面に該立上り壁の先端面に達
する接着防水材層を一体に設け、さらに該中空角パイプ
の立上り壁形成側面に対向する側面にも軟質樹脂層を一
体に設けたスリット形成部材と、硬質樹脂からなる断面
略台形の中空パイプの上面の長手方向に、上記スリット
形成部材の立上り壁のそれぞれの内側側面間に嵌合する
2本のガイド突条を形成し、該上面の幅を上記接着防水
材層を含めた両立上り壁の外側面間のスリット形成部材
の幅と一致させ、該ガイド突条間の中空パイプ上面に軟
質樹脂層を一体に設けた目地材とを、該目地材の2本の
ガイド突条部と上記スリット形成部材の2枚の立上り壁
部を嵌合させてコンクリート型枠に固定してなることを
特徴とするものである。
【0007】次にこのような部材を用いた施工方法は、
上記目地材をコンクリート型枠のスリット形成位置に固
定し、該目地材の2本のガイド突条を上記スリット形成
部材の2枚の立上り壁の内側側面に嵌合させて該スリッ
ト形成部材の立上り壁形成側面に対向する側面の軟質樹
脂層から少なくとも目地材上面に達する頭なし釘を打ち
込むことにより、該スリット形成部材を目地材に固定
し、その後、該型枠内にコンクリートを打設し、しかる
後型枠と共に目地材及び頭なし釘を取り外すか、もしく
は型枠及び目地材を取り外した後頭なし釘を取り外すこ
とを特徴とするものである。
【0008】また本発明の他のスリット施工部材は、硬
質樹脂からなる溝形材の外側底面の両側縁にそれぞれ連
続した立上り壁を形成し、これら立上り壁のそれぞれの
外側面に該立上り壁の先端面に達する接着防水材層を一
体に設けたスリット材支持部材と、硬質樹脂からなる断
面略台形の中空パイプの上面の長手方向に、上記スリッ
ト材支持部材の立上り壁のそれぞれの内側側面間に嵌合
する2本のガイド突条を形成し、該上面の幅を上記接着
防水材層を含めた両立上り壁の外側面間のスリット材支
持部材の幅と一致させ、該ガイド突条間の中空パイプ上
面に軟質樹脂層を一体に設けた目地材と、上記スリット
材支持部材の溝部に嵌合する完全スリット材とからな
り、コンクリート型枠に支持された完全スリット材を溝
部に嵌合したスリット材支持部材の2枚の立上り壁部と
該目地材の2本のガイド突条部とを嵌合させて該目地材
をコンクリート型枠に固定したことを特徴とするもので
ある。
【0009】また上記部材を用いた完全スリット施工方
法は、上記目地材をコンクリート型枠のスリット形成位
置の両側に固定し、少なくとも一方の目地材の2本のガ
イド突条を、コンクリート型枠に支持された完全スリッ
ト材を溝部に嵌合した上記スリット材支持部材の2枚の
立上り壁の内側側面に嵌合し、その後型枠内にコンクリ
ートを打設し、しかる後型枠と共に目地材を取り除くこ
とを特徴とするものである。
【0010】また上記スリット形成部材やスリット材支
持部材に設ける接着防水材としては弾力性があり硬質樹
脂及びコンクリートとの接着性が強く、且つ止水効果の
ある非加硫ブチルゴム等からなるいわゆる定形シールが
良好である。さらにこれらスリット形成部材やスリット
材支持部材の長手方向の一端部に水抜き機構として、立
上り壁形成側面を貫通する水抜きパイプを設けるのも良
い。
【0011】本発明ではスリット形成部材やスリット材
支持部材に形成した2枚の立上り壁の内側側面間に目地
材の2本のガイド突条が嵌合するので、予め型枠に固定
した目地材の上にスリット形成部材やスリット材支持部
材を正しく且つ容易に位置決めすることができる。
【0012】またスリット形成部材の両外側面の接着防
水材層を含めた幅寸法と、目地材の上面の幅寸法を一致
させたので、コンクリート打設後目地材を取り外した後
に形成されるコンクリートの凹溝の底部に埋め込まれた
スリット形成部材の立上り壁側面とコンクリートとの境
界に接着防水材層が介在することになり、このようなコ
ンクリートと硬質樹脂との境界面表面に接着防水材層が
露出していない従来施工法におけるスリット部での防水
性、遮水性の不良の問題を解決することができる。
【0013】さらにスリット形成部材の中空角パイプの
内部やスリット材支持部材の内側に入り込み貯ってしま
う水を抜くために、縦方向のスリットの場合は下端に水
抜きパイプを設置し、横方向のスリットの場合はその一
端側に水抜きパイプを設置すると良い。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。
【0015】(実施例1)図1に示すように硬質塩ビか
らなる断面略台形の中空パイプの上面の両側部に2本の
ガイド突条(1)(1)を形成し、これら2本のガイド
突条(1)(1)間に軟質塩ビ層(2)を設け、さらに
該中空パイプの両側面を下方に延長した形状の目地材
(3)を一体押出成形で製造した。なお軟質塩ビ層
(2)表面のV溝は後述の釘を打つ位置を案内するもの
である。
【0016】次に図2に示すように硬質塩ビからなる中
空角パイプの一側面の両側縁を立上げて両側に連続した
立上り壁(4)(4)を形成し、これら2枚の立上り壁
(4)(4)間に軟質塩ビ層(2')を設け、さらに該塩
ビ層(2')面の対向面にも軟質塩ビ層(2'') を設けた
形状のスリット形成部材(5)を一体押出成形により得
た。なお立上り壁(4)(4)間の軟質塩ビ層(2')の
厚さは立上り壁(4)(4)の高さよりも低くし、該立
上り壁(4)(4)の内壁面間に上記目地材(3)の2
本のガイド突条(1)(1)部が嵌合する大きさとし、
さらに該スリット形成部材(5)の立上り壁(4)
(4)の外側面に定形シールとして非加硫ブチルゴム
(6)(6)層を接着により一体に設けた。なおこのブ
チルゴム(6)(6)層の設置範囲は立上り壁(4)
(4)の先端面と中空角パイプの側面中央部の突条
(7)(7)間である。さらにブチルゴム(6)(6)
を密着させたスリット形成部材(5)の側面間の外幅
は、上記目地材(3)上面の外幅と同一寸法とした。
【0017】これら目地材(3)とスリット形成部材
(5)を用いてコンクリート壁に欠損スリットを設ける
手順について説明する。先ず図3に示すようにコンクリ
ート型枠(10)のスリット形成位置に目地材(3)を当
てて軟質塩ビ層(2)の上面から該型枠(10)に入り込
む通常の釘(11)を長手方向に複数個所を打ち込んで該
目地材(3)を型枠に固定する。なお軟質塩ビ層(2)
はこのように釘を打ち込む際に、釘が貫通する箇所の硬
質塩ビ部分が破損するのを防止するのに有効である。
【0018】次に図4に示すように、スリット形成部材
(5)の立上り壁(4)(4)部を、上記の型枠(10)
に固定した目地材(3)ガイドの突条(1)(1)部に
嵌合させて位置決めし、そして図のように軟質塩ビ層
(2'') 側から型枠(10)に達するか、又は少なくとも
目地材(3)の軟質塩ビ層(2)に達する長さの頭無し
釘(12)を打ち込んで該スリット形成部材(5)を目地
材(3)に固定する。このようにスリット形成部材
(5)を実際の型枠建込時に設置した一例を図5に示
す。図5ではコンクリート壁と柱との境界部の壁厚を薄
くすべく建物の内部及び外部から同じ深さの縦方向のス
リットを形成する例である。
【0019】その後型枠内にコンクリートを打設して該
コンクリートが硬化した後型枠(10)を外すことで、該
型枠(10)と一体に目地材(3)も外れる、又は型枠
(10)を取り外した後で目地材(3)を外す。そして図
6に示すように該目地材(3)を外した跡に断面台形の
溝(13)が形成され同時にスリット形成部材(5)コン
クリート(14)中に埋設されたままとなる。なお、スリ
ット形成部材(5)を固定していた頭無し釘は型枠(1
0)と一緒に抜き取られる場合もあるが、外れない場合
は目地材(3)を外した後に突出している頭無し釘の先
端を引き抜く。そして図7に示すようにこの溝(13)の
底部に不定形シールであるシーリング材(15)をコーキ
ングしてスリット部への水の浸入を防止している。この
水の浸入に対してはスリット形成部材(5)とコンクリ
ートとの間には定形シールであるブチルゴム(6)層が
介在しており、該ブチルゴム(6)層はその先端面が該
スリット形成部材(5)の上端面位置に一致しており、
図6に示すように表に露出しているので、シーリング材
(15)とコンクリート(14)との界面を通って浸入して
くる水は、ブチルゴム(6)とコンクリート(14)との
密着性が良好であるためさらに内部に浸入していくこと
はない。
【0020】また上記スリットが縦方向の場合、図7に
示すように形成された溝(13)の下端部に、スリット形
成部材(5)の中空角パイプの内部に貯った水を外部へ
排出するビニール製水抜きパイプ(16)を設置した。こ
れは通常、頭無し釘(12)を引き抜いた後は軟質塩ビ層
(2')(2'') により該釘(12)の貫通孔はほとんど自
然に塞がれるが、それらのわずかな孔から長期間にわた
って該中空角パイプの内部に浸入してくる水や、中空角
パイプの内部で結露して生ずる水を排出するのに有用で
ある。
【0021】(実施例2)次に壁と柱との連結を完全に
断ち切る本発明による完全スリットについて述べる。本
実施例でも目地材としては図1のものを用い、これと組
み合わせるスリット材支持部材として図8のものを使用
した。即ち硬質塩ビからなる溝形材の外側底面の両側縁
にそれぞれ長手方向に連続した立上り壁(4)(4)を
形成した形状のスリット材支持部材(20)を押出し成形
で得た。
【0022】次に目地材(3)をコンクリート型枠(1
0)の所定位置に図3と同様に固定し、図8及び図9に
示すように完全スリットを形成するポリスチレンフォー
ム(25)と炭酸カルシウム発泡断熱材(26)と連結した
完全スリット材(21)を溝部に挟み込んだスリット材支
持部材(20)の立上り壁(4)(4)部を該目地材
(3)のガイド突条(1)(1)に嵌合する。なおこの
ときスリット材支持部材(20)の両側壁の外面にはその
立上り壁(4)(4)の先端に達する非加硫ブチルゴム
(6)(6)を貼着して、該スリット材支持部材(20)
とコンクリートとの境界での止水性を高めた。
【0023】また図9では完全スリット材(21)の側部
と目地材(3)(3)との間に設置するスリット材支持
部材(20)は建物の外部に面する側のみとした。これは
該スリット材支持部材(20)のブチルゴム(6)による
止水効果の利用は、主に建物の外部からの浸水に対する
ものであるため該スリット材支持部材(20)は一方のみ
とするが、もちろん両側に設置してもよい。また該完全
スリット材(21)は裏面に2本の断面鉤形条(22)(2
2)を有する硬質塩ビ板(23)の表面に固定され、さら
に該鉤形条(22)(22)間にコンクリート型枠(10)に
支持された図10に示すようなV字金具(24)で係止され
ているので、完全スリット材(21)は型枠(10)に保持
固定されていることになる。
【0024】このように完全スリット材を設置してコン
クリートを打設し、硬化させた後型枠(10)及び目地材
(3)を取り去ることで壁の両面に断面略台形の溝を有
するコンクリート壁を貫通した完全スリットが得られ
る。なおこの場合スリット材支持部材(20)の溝の内側
に貯まる水分は図8に示すように該スリット材支持部材
(20)の底面を貫通して設置するビニール製水抜きパイ
プ(16)により排出する。その後壁の両面の溝にシーリ
ング材をコーキングして止水性を高める。
【0025】
【発明の効果】このように本発明によれば、目地材上面
に2本のガイド突条によるガイドがあるためスリット形
成部材やスリット材支持部材の位置決めがし易く且つ位
置がずれることがない。またこれら部材の長手方向両側
面には非加硫ブチルゴム等の樹脂とコンクリートの両方
に接着力の強い定形シールからなる接着防水材層がこれ
ら樹脂とコンクリートとの境界面に設置され、しかも該
境界面で表面に露出しているので、通常は不定形シール
であるシーリング材と一体化して止水効果が大きい。し
かもシーリング材が劣化したりした場合も外部からの浸
入水はブチルゴムで完全に止められる。また各種原因で
万が一スリット形成部材内に水が浸入したり、貯ったり
した際には水抜き機構を設けることにより排水できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る目地材の一例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明に係るスリット形成部材の一例を示す断
面図である。
【図3】上記目地材の型枠への取付例を示す断面図であ
る。
【図4】上記目地材に上記スリット形成部材を取付けた
例を示す断面図である。
【図5】本発明部材による欠損スリットの施工例を示す
断面図である。
【図6】上記欠損スリット部の埋設されたスリット形成
部材を示す説明図である。
【図7】上記欠損スリット部の水抜きパイプ設置状態を
示す説明図である。
【図8】本発明に係るスリット材支持部材の使用例を示
す説明図である。
【図9】本発明部材による完全スリットの施工例を示す
断面図である。
【図10】V字金具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ガイド突条 2 軟質塩ビ層 3 目地材 4 立上り壁 5 スリット形成部材 6 非加硫ブチルゴム 7 中央突条 10 コンクリート型枠 11 釘 12 頭無し釘 13 断面略台形溝 14 コンクリート 15 シーリング材 16 水抜きパイプ 20 スリット材支持部材 21 完全スリット材 22 鉤形条 23 硬質塩ビ板 24 V字金具 25 ポリスチレンフォーム 26 炭酸カルシウム発泡断熱材

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質樹脂からなる中空角パイプの一側面
    の両側縁にそれぞれ連続した立上り壁を形成し、これら
    立上り壁間の該中空角パイプの側面に軟質樹脂層を一体
    に設け、これら立上り壁のそれぞれの外側面に該立上り
    壁の先端面に達する接着防水材層を一体に設け、さらに
    該中空角パイプの立上り壁形成側面に対向する側面にも
    軟質樹脂層を一体に設けたスリット形成部材と、硬質樹
    脂からなる断面略台形の中空パイプの上面の長手方向
    に、上記スリット形成部材の立上り壁のそれぞれの内側
    側面間に嵌合する2本のガイド突条を形成し、該上面の
    幅を上記接着防水材層を含めた両立上り壁の外側面間の
    スリット形成部材の幅と一致させ、該ガイド突条間の中
    空パイプ上面に軟質樹脂層を一体に設けた目地材とを、
    該目地材の2本のガイド突条部と上記スリット形成部材
    の2枚の立上り壁部を嵌合させてコンクリート型枠に固
    定してなることを特徴とするスリット施工部材。
  2. 【請求項2】 長尺のスリット形成部材の一端部に、水
    抜き機構を設けた請求項1記載のスリット施工部材。
  3. 【請求項3】 接着防水材が定形シールである請求項1
    又は2記載のスリット施工部材。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の目地材をコ
    ンクリート型枠のスリット形成位置に固定し、該目地材
    の2本のガイド突条を、請求項1,2又は3に記載のス
    リット形成部材の2枚の立上り壁の内側側面に嵌合させ
    て該スリット形成部材の立上り壁形成側面に対向する側
    面の軟質樹脂層から少なくとも目地材上面に達する頭な
    し釘を打ち込むことにより、該スリット形成部材を目地
    材に固定し、その後、該型枠内にコンクリートを打設
    し、しかる後型枠と共に目地材及び頭なし釘を取り外す
    か、もしくは型枠及び目地材を取り外した後頭なし釘を
    取り外すことを特徴とするスリット施工方法。
  5. 【請求項5】 硬質樹脂からなる溝形材の外側底面の両
    側縁にそれぞれ連続した立上り壁を形成し、これら立上
    り壁のそれぞれの外側面に該立上り壁の先端面に達する
    接着防水材層を一体に設けたスリット材支持部材と、硬
    質樹脂からなる断面略台形の中空パイプの上面の長手方
    向に、上記スリット材支持部材の立上り壁のそれぞれの
    内側側面間に嵌合する2本のガイド突条を形成し、該上
    面の幅を上記接着防水材層を含めた両立上り壁の外側面
    間のスリット材支持部材の幅と一致させ、該ガイド突条
    間の中空パイプ上面に軟質樹脂層を一体に設けた目地材
    と、上記スリット材支持部材の溝部に嵌合する完全スリ
    ット材とからなり、コンクリート型枠に支持された完全
    スリット材を溝部に嵌合したスリット材支持部材の2枚
    の立上り壁部と該目地材の2本のガイド突条部とを嵌合
    させて該目地材をコンクリート型枠に固定したことを特
    徴とする完全スリット施工部材。
  6. 【請求項6】 長尺のスリット材支持部材の一端部に、
    水抜き機構を設けた請求項5記載の完全スリット施工部
    材。
  7. 【請求項7】 接着防水材が定形シールである請求項5
    又は6記載の完全スリット施工部材。
  8. 【請求項8】 請求項5,6又は7に記載の目地材をコ
    ンクリート型枠のスリット形成位置の両側に固定し、少
    なくとも一方の目地材の2本のガイド突条を、コンクリ
    ート型枠に支持された完全スリット材を溝部に嵌合した
    請求項5,6又は7に記載のスリット材支持部材の2枚
    の立上り壁の内側側面に嵌合し、その後型枠内にコンク
    リートを打設し、しかる後型枠と共に目地材を取り除く
    ことを特徴とする完全スリット施工方法。
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