JP3889935B2 - パチンコ機の電飾用表示器及び可変表示器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技盤を含めパチンコ機の前面に装着され、電飾効果を発揮させるための電飾用表示器及び文字、記号、図形などが変動しかつ停止後に所定の組合わせに揃った場合遊技者に有利な所謂大当たり状態となる可変表示器であって、発光色の異なる複数の発光体群を配置すると共にこれら異なる色の光を掛け合わせ多くの異なる色を連続して照らし出すようにして遊技の興趣を高めるようにしたパチンコ機の電飾用表示器及び可変表示器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば遊技盤面には、この盤面に敷設されるガイドレールの内側や外側にLEDなどの発光体を内装したレール飾りやランプ飾りなどの電飾用表示器が装着されており、遊技者が一度に多くの入賞球を得られる所謂大当たり状態になったときなどに、遊技の興趣を高めるべく効果音と共に前記発光体を点灯又は点滅させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記電飾用表示器では、複数の発光体を点灯させたり点滅させたりしているが、色の種類の少ない各発光体をそれぞれ別個に点灯又は点滅しているのみであって、色調の変化に乏しくその動作も単調となり、これらはマンネリ化して遊技の興趣を盛り上げるに十分ではないといった課題があった。そこで、雰囲気の盛り上がりを図るため一度に多くの異なる色を発光できるようにする、例えば、各発光色に対応させて赤、緑、青色の一組のLEDを配置することが考えられるが、このためにはその分多くの発光体を用意する必要があるばかりでなく、その構造が複雑化して成形が面倒になり製作コストも高く付くといった課題があった。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたもので、発光色の異なる二または三種類の発光体群を使用してこれにより多くの発光色を一度に連続して発光できるようにし遊技の興趣を増大すると共に構造が簡単であって成形も容易になるばかりか製作コストも低廉になし得るパチンコ機の電飾用表示器を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明に係るパチンコ機の電飾用表示器は、一側面を開口させて箱枠状の表示器本体を形成し、前記開口に透光性の拡散板を被着し、また、該表示器本体内の他側面に発光色の異なる複数の発光体群を配置すると共にこれら発光体群を他側面から突出する遮蔽部材により区画してなり、前記遮蔽部材の頂部は前記拡散板から離れ前記各発光体群の間では該各発光体群の光が干渉し前記拡散板面に該各発光体群の発光色及び該各発光体群と異なる発光色が連続して照らし出される位置に設けられている構成とする。このように遮蔽部材の頂部が前記拡散板から離れた位置に設けられていることから、前記拡散板には他の発光体群の光の影響を余り受けない部分に各発光体群の発光色がそのまま照らし出され、またその間では前記遮蔽部材の頂部から隣り合う発光体群の光が互いに干渉して各発光体群とは異なり、しかもいずれかの発光体群に近ずくにつれその側の光の影響を強く受ける発光色が照らし出される。これにより、全体には多くの異なる発光色が連続して照らし出されることとなり、斬新であって面白みが増し遊技の興趣を高めることができ、遊技者へのサービス向上にも繋がる。
【0005】
更には、これら各発光体群を点滅させるなどすれば、非常に斬新な光模様が照らし出され遊技の興趣を一段と高めることができる。また、照らし出された発光色の分だけ発光体を必要としないので、構造が簡単となり成形も容易になるばかりか製作コストも低廉になし得る。
【0006】
具体的には、例えば一側面を開口させて箱枠状の表示器本体を形成し、前記開口に透光性の拡散板を被着し、また、前記表示器本体内の他側面に赤、緑、青色にそれぞれ発光する三個の発光体群をこの順で3列に並べて配置すると共にこれら発光体群を他側面から突出する遮蔽部材により区画してなり、前記遮蔽部材の頂部は前記拡散板から離れ前記各発光体群の間では該各発光体群の光が干渉し前記拡散板面に該各発光体群の発光色及び該各発光体群と異なる発光色が連続して照らし出される位置に設けられている構成とする。発光体群としてはLEDが好ましい。
【0007】
この際、開口は正面扇形状に形成されると共に赤、緑、青色にそれぞれ発光する三個の発光体群及び遮蔽部材が前記開口と同心円をなす円弧状に配置されるようにすれば、恰も虹を照らし出したように見られ、これにより遊技者に驚きと心の高まりを与え、大いに遊技を盛り上がらせることができる。
【0008】
また、前記パチンコ機の電飾用表示器にあっては、一側面が開口する窪み部を複数個配設して箱枠状の表示器本体を形成し、前記各開口に透光性の拡散板を被着し、また、前記各窪み部内の他側面に発光色の異なる発光体をそれぞれ一個づつ配置すると共にこれら発光体を他側面から突出する遮蔽部材により区画してなり、前記遮蔽部材の頂部は前記拡散板から離れ前記各発光体の間では該各発光体の光が干渉し前記拡散板面に該各発光体の発光色及び該各発光体と異なる発光色が連続して照らし出される位置に設けられている構成としても良い。
【0009】
可変表示器にあっては、一側面が開口する窪み部を所定の位置に複数個配設して箱枠状の表示器本体を形成し、前記各開口に透光性の拡散板を被着し、また、前記各窪み部内の他側面に発光色の異なる複数の発光体群を配置すると共にこれら発光体群を他側面から突出する遮蔽部材により区画してなり、前記遮蔽部材の頂部は前記拡散板から離れ前記各発光体群の間では該各発光体群の光が干渉し前記拡散板面に該各発光体群の発光色及び該各発光体群と異なる発光色が連続して照らし出される位置に設けられている構成とする。
【0010】
また、一側面が開口する窪み部を所定の位置に複数個配設して箱枠状の表示器本体を形成し、前記各開口に透光性の拡散板を被着し、また、前記各窪み部内の他側面に発光色の異なる発光体をそれぞれ一個づつ配置すると共にこれら発光体を他側面から突出する遮蔽部材により区画してなり、前記遮蔽部材の頂部は前記拡散板から離れ前記各発光体の間では該各発光体の光が干渉し前記拡散板面に該各発光体の発光色及び該各発光体と異なる発光色が連続して照らし出される位置に設けられている構成としても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るパチンコ機の電飾用表示器の実施の形態を図面と共に説明する。図1は電飾用表示器の斜視図、図2は同分解斜視図、図3は正面図、図4は同側面断面図、図5は本発明が適用されるパチンコ機の正面図をそれぞれ示す。まず、パチンコ機について説明するが、該パチンコ機は「大当たり」という遊技者に有利な特別遊技状態になったとき、一度に多くの入賞球が得られる所謂フィーバータイプのものである。そして、本発明に係る電飾用表示器は、遊技盤面の中央上部に装着されるが、他の個所、例えば遊技盤面に敷設されるガイドレールの内側にそって装着される所謂レール飾りまたはガイドレールの外側に装着される所謂ランプ飾り、更には前面枠の前面に装着される装飾ランプといった電飾用表示器についても適用でき、またこのタイプのパチンコ機にのみ使用されるものではないこと勿論である。
【0012】
図5において、1はパチンコ機の前面に装着される前面枠、2はその裏側に配置される遊技盤、3は前記前面枠1に開閉自在に装着され遊技盤2の前面を覆うガラス扉枠、4はガラス扉枠3の下側に位置する前板でありその前面に打球供給皿5が装着されている。前記前面枠1の前面下部には余剰球受皿6とその一側に位置して打球操作ハンドル7が装着されている。前記遊技盤2前面のガイドレール8で囲われる遊技部2aにはその中央に3個の図柄がドットとして変動表示される表示部9aと1個の数字が変動表示される表示部9bとを備えた可変表示装置9が装着され、その下方にパチンコ球が入賞することにより前記表示部9aの各図柄を変動させるための始動入賞口10が装着されている。さらに、その下方には前記図柄が停止してその組み合わせが特定の組み合わせ(例えば同じ図柄)になったとき、前面の開閉扉11aが前側に傾動して一定の条件のもとに一度に多くの入賞球を得ることができる大型入賞装置11が装着されている。また、前記可変表示装置9の両側には通過チャッカー12が取り付けられ、パチンコ球が通過することによりこれを検知し前記可変表示装置9の1個の表示部9bの数字を変動させ、該数字が特定の数字(例えば「7」)で停止したとき前記始動入賞口10を数秒の間パチンコ球が入賞し易い状態に変換できるようになっている。そして、前記可変表示装置9の上側に本発明に係る電飾用表示器Aが装着される。
【0013】
次に、電飾用表示器Aについて説明する。該電飾用表示器Aは合成樹脂製であって、図1,図2、図4に示すように本体枠13とその前面に配置される前面枠体14とにより表示器本体15が構成される。前記本体枠13は、横長箱枠状に形成され、前面が開放した正面扇形状の窪み部16を有する。該窪み部16内の後壁16a面には上下一対の凹溝17a,17bが所定の間隔離して設けられ、これらによって仕切られることにより等間隔に列設される複数の通孔群18a,18b,18cが三段に設けられている。各二条の凹溝17a,17bと三段の通孔群18a,18b,18cはそれぞれ前記正面扇形状の窪み部16と同心円をなす円弧状に配置される。19a,19bは、前記各凹溝17a,17bに嵌合固定される円弧状の遮蔽部材であり、断面がほぼ三角形状になるように形成されている。ただ、これら遮蔽部材19a,19bはその先端部が窪み部16の前端面には到達せず、それよりも低く設定されている。
【0014】
前記前面枠体14は、本体枠13とほぼ同じ大きさをなし、前記窪み部16とほぼ同じ形状の開口20が開設されており、裏面には前記開口20の外周縁にそれより一回り大きい嵌合凹部21が形成され、該嵌合凹部21に前記開口20を被うようにして外部からの光があまり入らないスモーク板22、更にはその裏側に乳白色の拡散板23が重ねられるようにして嵌合される。24は、前記本体枠13の裏面に配置される配線基板であり、その前面に前記各三段の通孔群18a,18b,18cに対応位置して臨む三段の発光体群25a,25b,25cが取り付けられる。これら発光体群25a,25b,25cはLEDであり、しかも上段の発光体群25aが赤色に発光し、中段の発光体群25bが緑色に発光し、更に下段の発光体群25cが青色に発光するようになっている。
【0015】
そして、前記本体枠13の前面に前面枠体14を配置し、また裏面に配線基板24を配置し、前記前面枠体14の裏面であって開口20の上下側にそれぞれ一対突設される取付ボス26,26aを本体枠13の窪み部16の上下側に対応させて設けられた取付孔27,27aに嵌入し、配線基板24に対応させて設けた透孔28,28a及び前記取付孔27,27a後端の透孔29を介して前記取付ボス26,26a後端の螺子孔30,30aにビス31を螺締する。これと同時に、前記前面枠体14の裏面であって両側に突設される一対の位置決めボス32が本体枠13の両側に設けられた位置決め孔33に嵌入し、また、本体枠13裏面の両側に突設される位置決めボス34が配線基板24両側の位置決め孔35に嵌入するようになっている。これにより電飾用表示器Aが形成される。
【0016】
本発明は上記構成よりなり、次に図3、図4に基づき作用を説明する。各発光体群25a,25b,25cが発光すると図3,図4に示すように前記拡散板23には他の発光体群25a,25b,25cの光の影響を余り受けない部分に各発光体群25a,25b,25cの発光色がそのまま照らし出され、その間では前記遮蔽部材19a,19bの頂部から隣り合う発光体群25a,25b,25cの光が互いに干渉して各発光体群25a,25b,25cとは異なり、しかもいずれかの発光体群25a,25b,25cに近ずくにつれその側の光の影響を強く受ける発光色が照らし出される。これにより、全体には多くの異なる発光色が連続して照らし出されることとなる。
【0017】
更に詳しくは、図3に示すように拡散板23に円弧状の開口20に沿って同じ円弧帯状に異なる色の発光色が照らし出される。すなわち、上端層と中間層と下端層はそれぞれ他の光に干渉されない赤色C(R)、緑色C(G)、青色C(B)となる。そして、上端層と中間層との間ではその上側層が赤色C(R)と緑色C(G)の互いの色が干渉ししかも赤色の影響を強く受けてだいだい色C(O)、また下側層は前記互いの色が干渉ししかも緑色の影響を強く受けて黄色C(Y)となる。中間層と下端層との間ではその上側層が緑色C(G)と青色C(B)の互いの色が干渉ししかも緑色の影響を強く受けて緑青色C(GB)、また下側層は前記互いの色が干渉ししかも青色の影響を強く受けて青緑色C(BG)となる。このように各層の色が連続して照らしだされるのは、遮蔽部材19a,19bの頂部が前記拡散板23から離れた位置に設けられ、その空間を介して互いの発光色が干渉し合うようになっているからである。更に全体に正面扇形状に形成されていることから、恰も虹色に表現されているように見られる。これにより遊技者に驚きと心の高まりを与え、大いに遊技を盛り上げることができ、遊技者へのサービスの向上につながる。また、前記各発光体群25a,25b,25cを点滅させたり、順に点灯させたりすることでより興趣に富んだ変化を与えることができる。
【0018】
このように、各遮蔽部材17a,17bの高さを所定の長さにし、7色の発光色を照らし出すようにしたが、上側に位置する遮蔽部材17aよりも下側に位置する遮蔽部材17bの方を高くしたり、逆に低くなるようにし、更には、各LEDの電流の強さを調節することにより発光色の数や幅を自在に変更することができる。
本発明にあっては、発光体群を三個用いたが、二個または三個以上であってもよく、また、開口の前面形状は扇形状に限ることもなく、自由に選択できるものである。
【0019】
本発明に係る電飾用表示器は、表示器本体内に発光色の異なる複数の発光体群を配置したが、発光色の異なる発光体を一個づつ配置するようにしても良い。例えば、図示は省略するが、前記箱枠状の表示器本体15と同様な表示器本体に一側面(前面)が開口する窪み部を複数個配設し、前記各窪み部の前面の開口に本発明と同様に該開口を被うように外部から光があまり入らないスモーク板、更にはその裏側に乳白色の拡散板を重ねるようにして被着する。一方、前記各窪み部内の後壁面には本実施の形態と同様に一対の凹溝が所定の間隔離して設けられ、これらによって一個の通孔がそれぞれ仕切られる。そして、断面がほぼ三角形状であってかつ先端部が前記窪み部の前端面には到達せずそれよりも低く設定される遮蔽部材を前記各凹溝に嵌合固定する。また、前記表示器の裏面に配線基板を配置すると共にその前面に取り付けられ前記各通孔に対応位置する発光体(それぞれ赤、緑、青に発光するLED)をそれぞれ前記各通孔に臨ませるようにした構成としても良い。
【0020】
上記構成にあっては、各窪み部内に赤、緑、青に発光するLEDがそれぞれ一個づつ収納され、しかも遮蔽部材により区画されており、前記各LEDの光の強さまたは遮蔽部材の高さを調節することにより発光される色を自在に変えることができるようになっている。このような構成であっても本発明の目的・効果が十分達成できることは勿論である。
【0021】
図6乃至図10は本発明に係る主要部を可変表示器に応用した例を示すものであり、図6は可変表示器の斜視図、図7は同分解斜視図、図8は同一部切欠正面図、図9は同側面断面図、図10は可変表示器が使用されるパチンコ機の正面図をそれぞれ示す。まず、パチンコ機について説明するが、該パチンコ機は本発明に係るパチンコ機と同種のものであって、「大当たり」という遊技者に有利な特別遊技状態になったとき、一度に多くの入賞球が得られる所謂フィーバータイプのものである。そして、可変表示器は、遊技盤面の中央に装着される。なお、このパチンコ機は先に説明したパチンコ機と構成がほぼ同一なので、同一部位は同一番号を附すことにより詳しい説明は省略する。
【0022】
このパチンコ機にあっては、遊技盤2の略中央に可変表示器A1が装着されている。該可変表示器A1は7セグメントタイプのもので、その下方の始動入賞口10にパチンコ球が入賞することにより可変表示器A1の表示部9bの三桁の数字が変動し、一定時間経過後に停止したとき所定の組合わせ(例えば「7、7、7」)に揃うと、遊技者に有利な特別遊技状態となり、遊技部2a下部の大型入賞装置11の開閉扉11aが一定の条件のもとに前側に傾動して一度に多くの入賞球を得ることができるようになっている。
【0023】
次に、可変表示器A1について説明する。この可変表示器A1は合成樹脂製であって、図6乃至図9に示すように本体枠40とその前面に配置される前面枠体41とにより表示器本体42が構成される。前記本体枠40は、正面横長長方形状に形成され、正面略弧状をなす7個の窪み部43が8の字状に配列され、しかもこれが横に3個並設されてなる。該各窪み部43内の後壁43a面には窪み部43とほぼ同じ大きさの通孔44が開設され、しかも図8に示すように対向する両側壁43b,43b間に窪み部43内を三分割するように円弧状の遮蔽部材45が設けられている。これにより、前記通孔44も三等分され、各分割される通孔44に後記する発光体51a,51b,51cが一個づつ臨むことになる。前記遮蔽部材45は先端部断面が鋭角となる三角形状に形成されている。ただ、これら遮蔽部材45はその先端部が窪み部43の前端面には到達せず、それよりも低く設定されている。なお、前記窪み部43の内、中央の窪み部43のみ四枚の遮蔽部材45により五分割されている。
【0024】
前記前面枠体41は、本体枠40とほぼ同じ大きさをなし、前記3個の8の字状の窪み部43をすべて含む大きさをなす横長長方形状の開口46が開設されており、裏面には前記開口46の外周縁にそれより一回り大きい嵌合凹部47が形成され、該嵌合凹部47に前記開口46を被うようにして外部からの光があまり入らないスモーク板48、更にはその裏側に乳白色の拡散板49が重ねられるようにして嵌合される。この拡散板49は前記各窪み部43に対応する部位を除いた部分は黒塗りされている。
【0025】
50は前記本体枠40の裏面に配置される配線基板であり、その前面に前記各窪み部43の通孔44、更に詳しくは、分割された通孔44に対応位置してそれぞれ臨む3個の発光体51a,51b,51cを一組とする発光体が取り付けられる。これら発光体51a,51b,51cはLEDであり、しかも外側の発光体51aが赤色に発光し、中側の発光体51bが緑色に発光し、更に内側の発光体51cが青色に発光するようになっている。なお、中央の窪み部43にあっては、両外側に位置する発光体51aが赤色に発光し、その各内側に位置する発光体51bが緑色に発光し、更に中央の発光体51が青色にそれぞれ発光するようになっている。
【0026】
そこで、前記本体枠40の前面に前面枠体41を配置し、また裏面に配線基板50を配置し、前記前面枠体41の裏面であって開口46の外側上下位置にそれぞれ三対突設される取付ボス52を本体枠40の前面上下側にそれぞれ対応させて設けられた取付孔53に嵌入する。そして、前記各取付孔53に対応させて配線基板50に設けた透孔54及び前記各取付孔53後端の透孔55を介して前記各取付ボス52後端の螺子孔56にビス57を螺締する。これと同時に、前記本体枠40の裏面であって略中央の上下部に突設される一対の位置決めボス58が配線基板50の上下部に設けられた位置決め孔59に嵌入し位置決めが簡単におこなえるようになっている。これにより可変表示器A1が形成される。
【0027】
次に図9に基づき作用を説明する。可変表示器A1が電気的に作動すると、各窪み部43内の発光体51a,51b,51cが発光し、前記拡散板49には他の発光体51a,51b,51cの光の影響を余り受けない部分に各発光体51a,51b,51cの発光色がそのまま照らし出され、その間では前記遮蔽部材45の頂部から隣り合う発光体51a,51b,51cの光が互いに干渉して各発光体51a,51b,51cとは異なり、しかもいずれかの発光体51a,51b,51cに近ずくにつれその側の光の影響を強く受ける発光色が照らし出される。これにより、各窪み部43について異なる色の発光色が連続して照らし出されることとなる。
【0028】
更に詳しくは、図8に示すように拡散板49に円弧帯状の異なる色の発光色が照らし出される。すなわち、外端層と中間層と内端層はそれぞれ他の光に干渉されない赤色C(R)、緑色C(G)、青色C(B)となる。そして、外端層と中間層との間ではその外側層が赤色C(R)と緑色C(G)の互いの色が干渉ししかも赤色の影響を強く受けてだいだい色C(O)、また内側層は前記互いの色が干渉ししかも緑色の影響を強く受けて黄色C(Y)となる。中間層と内端層との間ではその外側層が緑色C(G)と青色C(B)の互いの色が干渉ししかも緑色の影響を強く受けて緑青色C(GB)、また内側層は前記互いの色が干渉ししかも青色の影響を強く受けて青緑色C(BG)となる。このように各層の色が連続して照らしだされるのは、遮蔽部材45の頂部が前記拡散板49から離れた位置に設けられ、その空間を介して互いの発光色が干渉し合うようになっているからである。
【0029】
そこで、各窪み部43にあっては、各発光体51a,51b,51cがそれぞれ異なった色に発光し、一つの窪み部43をとっても一定時間経過後にさまざまな発光色を照らして停止するが、この内、所定の窪み部43が同じ配色に照らし出され3桁の同じ数字に揃うと、遊技者に特別な遊技状態になったことを知らせることとなる。このように、各窪み部43は縞模様状にしかもバラエティーに富んだ種々の発光色で照らし出されることから、非常に斬新な光模様となって視認でき遊技者には驚きと心の高まりを与え、大いに遊技を盛り上げることができることとなり、遊技者へのサービスの向上にもつながる。また、前記各発光体51a,51b,51cを点滅させたり順に点灯させたりした場合は、更に興趣に富んだ変化を与えることができる。
【0030】
前記可変表示器A1にあっては、各窪み部43にそれぞれ発光色の異なる発光体51a,51b,51cを一個づつ配置した構成を示したが、これに限らず同じ発光色毎に発光体51a,51b,51cをそれぞれ複数個配置し発光体群として使用するようにしても良い。また、可変表示器A1は7セグメントタイプのものの他に、例えば11セグメント又はドットマトリックスタイプのものであっても良い。
【0031】
このように、各遮蔽部材45の高さを所定の長さにし、7色の発光色を照らし出すようにしたが、外側に位置する遮蔽部材45よりも内側に位置する遮蔽部材45の方を高く、または逆に低くなるようにし、更には、各LEDの電流の強さを調節することにより発光色の色合い、数またはその幅を自在に変更することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明に係るパチンコ機の電飾用表示器及び可変表示器は、一側面の開口を透光性の拡散板で被い他側面に発光色の異なる複数の発光体又は発光体群を配置すると共にこれら発光体又は発光体群を他側面から突出する遮蔽部材により区画してなり、該遮蔽部材はその頂部が前記拡散板から離れた位置に設けるようにしたので、前記拡散板には各発光体又は発光体群の発光色と各発光体又は発光体群の発光色が干渉しあった発光色が順番にしかも連続して照らしだされることとなり、これにより非常に斬新な光模様が表され面白みが増し遊技の興趣を一段と高めることができ、遊技者へのサービスの向上につながる。また、照らし出された発光色の分だけ発光体又は発光体群を必要としないので、発光体群が少なくて済みこれにより構造が簡単となり成形も容易になるばかりか製作コストも低廉になし得る。
【0033】
電飾表示器では、この際、開口は正面扇形状に形成されると共に赤、緑、青色にそれぞれ発光する三個の発光体群及び遮蔽部材が前記開口と同心円をなす円弧状に配置されているようにすれば、恰も虹が映し出されたように見られ、これにより遊技者に驚きと心の高まりを与え、大いに遊技を盛り上げることができ、商品価値も高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電飾用表示器の斜視図。
【図2】同分解斜視図。
【図3】同正面図。
【図4】同側面断面図。
【図5】本発明の電飾表示器が使用されるパチンコ機の正面図。
【図6】本発明に係る可変表示器の斜視図。
【図7】同分解斜視図。
【図8】同正面図。
【図9】同側面断面図。
【図10】本発明の可変表示器が使用されるパチンコ機の正面図。
【符号の説明】
15 表示器本体
16a 他側面(後壁)
19a,19b 遮蔽部材
20 開口
23 拡散板
25a,25b,25c 発光体群
42 表示器本体
43a 他側面(後壁)
45 遮蔽部材
46 開口
49 拡散板
51a,51b,51c 発光体
A 電飾用表示器
A1 可変表示器
Claims (6)
- 一側面を開口させて箱枠状の表示器本体を形成し、前記開口に透光性の拡散板を被着し、また、前記表示器本体内の他側面に発光色の異なる複数の発光体群を配置すると共にこれら発光体群を他側面から突出する遮蔽部材により区画してなり、前記遮蔽部材の頂部は前記拡散板から離れ前記各発光体群の間では該各発光体群の光が干渉し前記拡散板面に該各発光体群の発光色及び該各発光体群と異なる発光色が連続して照らし出される位置に設けられていることを特徴とするパチンコ機の電飾用表示器。
- 一側面を開口させて箱枠状の表示器本体を形成し、前記開口に透光性の拡散板を被着し、また、前記表示器本体内の他側面に赤、緑、青色にそれぞれ発光する三個の発光体群をこの順で3列に並べて配置すると共にこれら発光体群を他側面から突出する遮蔽部材により区画してなり、前記遮蔽部材の頂部は前記拡散板から離れ前記各発光体群の間では該各発光体群の光が干渉し前記拡散板面に該各発光体群の発光色及び該各発光体群と異なる発光色が連続して照らし出される位置に設けられていることを特徴とするパチンコ機の電飾用表示器。
- 前記開口は正面扇形状に形成されると共に三個の前記発光体群及び前記遮蔽部材が前記開口と同心円をなす円弧状に配置されている請求項2記載のパチンコ機の電飾用表示器。
- 一側面が開口する窪み部を複数個配設して箱枠状の表示器本体を形成し、前記各開口に透光性の拡散板を被着し、また、前記各窪み部内の他側面に発光色の異なる発光体をそれぞれ一個づつ配置すると共にこれら発光体を他側面から突出する遮蔽部材により区画してなり、前記遮蔽部材の頂部は前記拡散板から離れ前記各発光体の間では該各発光体の光が干渉し前記拡散板面に該各発光体の発光色及び該各発光体と異なる発光色が連続して照らし出される位置に設けられていることを特徴とするパチンコ機の電飾用表示器。
- 一側面が開口する窪み部を所定の位置に複数個配設して箱枠状の表示器本体を形成し、前記各開口に透光性の拡散板を被着し、また、前記各窪み部内の他側面に発光色の異なる複数の発光体群を配置すると共にこれら発光体群を他側面から突出する遮蔽部材により区画してなり、前記遮蔽部材の頂部は前記拡散板から離れ前記各発光体群の間では該各発光体群の光が干渉し前記拡散板面に該各発光体群の発光色及び該各発光体群と異なる発光色が連続して照らし出される位置に設けられていることを特徴とするパチンコ機の可変表示器。
- 一側面が開口する窪み部を所定の位置に複数個配設して箱枠状の表示器本体を形成し、前記各開口に透光性の拡散板を被着し、また、前記各窪み部内の他側面に発光色の異なる発光体をそれぞれ一個づつ配置すると共にこれら発光体を他側面から突出する遮蔽部材により区画してなり、前記遮蔽部材の頂部は前記拡散板から離れ前記各発光体の間では該各発光体の光が干渉し前記拡散板面に該各発光体の発光色及び該各発光体と異なる発光色が連続して照らし出される位置に設けられていることを特徴とするパチンコ機の可変表示器。
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