JP4010252B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、遊技機の一種として、遊技盤に各種中央装置(例えば表示装置等)が配設されたパチンコ機が知られている。このようなパチンコ機では、遊技盤面上を流下する遊技球を中央装置に設けられたステージ等の球転動部上へ案内し、当該球転動部上における遊技球の挙動を遊技者に視認させ、遊技者の興趣の向上が図られている。
【0003】
近年、遊技球を球転動部上へ案内するための球案内流路を中央装置に備えたパチンコ機も見受けられる。しかし、こられの球案内流路は、単に遊技球を球転動部上へ案内する役割を果たしているだけのものが多く、そこを流下する遊技球を目で追う遊技者にとっては、他の遊技演出を見る機会が減り、結果として、遊技者にとっての興趣が低減されるおそれがあった。
【0004】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、球案内流路を構成する部分において演出を行い、遊技者にとっての興趣の飛躍的な向上を図ることのできる遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記の目的を達成するために有効な手段を以下に示す。なお、必要に応じてその作用等についても説明する。
【0006】
手段1.遊技盤に、遊技球を流下させつつ所定部位まで案内可能な球案内流路を備えてなる遊技機であって、
前記球案内流路の少なくとも一部が、特定構成部と、当該特定構成部に連なる連接構成部とにより構成され、
前記特定構成部には、所定の第1の絵柄が付され、
前記連接構成部には、所定の第2の絵柄が付され、
前記第2の絵柄の付された部分に対応するように所定の発光手段を備えるとともに、
少なくとも前記第2の絵柄の付された部分が、前記発光手段の発光を透過できるよう透光性を有する樹脂により形成され、
前記第2の絵柄を、主体となる前記第1の絵柄に従属的なものとし、
前記発光手段の発光態様に基づき、前記球案内流路を構成する部分において、前記第1の絵柄と第2の絵柄とを関連させた動的演出を行うよう構成したことを特徴とする遊技機。
【0007】
上記手段1によれば、球案内流路を構成する部分において、第1の絵柄と第2の絵柄とを関連させた動的演出が行われるよう構成されているため、遊技者は球案内流路を流下する遊技球を目で追いつつも、遊技演出を見る機会が増え、結果として、遊技者にとっての興趣の飛躍的な向上を図ることができる。また、球案内流路を構成する部材や発光手段等を利用して動的演出を行っているため、新たに部材や駆動機構等を設けずともよく、部品点数の増大や遊技機の構成の複雑化等を極力防止できる。なお、前記絵柄が付されることには、絵柄を象った凹凸形状が形成されることが含まれる(以下の手段について同様とする)。
【0008】
手段2.手段1において、前記発光手段は、複数の発光体から構成され、
前記複数の発光体は、前記球案内流路に沿って列状に配設され、前記特定構成部側のものより順に発光するよう構成したことを特徴とする遊技機。
【0009】
上記手段2によれば、上記発光手段の発光態様を動的なものとしやすく、手段1による効果がさらに高められる。さらに、主体となる上記第1の絵柄から上記第2の絵柄が出現するかのような印象を遊技者に対して与えることができ、上記動的演出をより能動的なものとし、さらなる興趣の向上を図ることができる。
【0010】
手段3.手段1又は手段2において、前記球案内流路の少なくとも一部に設けられ、当該球案内流路を流下する遊技球を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づき、前記発光手段の発光態様を制御する発光制御手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
【0011】
上記手段3によれば、検出手段が遊技球を検出する毎に、発光手段の発光態様が制御されるため、上記演出にめりはりがでて、演出効果がさらに高められる。さらに、上記構成により、球案内流路へ遊技球が導入されたことを遊技者に報知することができ、さらなる興趣の向上を図ることができる。
【0012】
手段4.手段1乃至手段3のいずれかにおいて、前記第1の絵柄は、所定の放出体を模したものであって、前記第2の絵柄は、前記放出体より出現する出現体を模したものであることを特徴とする遊技機。
【0013】
上記手段4によれば、前記放出体より前記出現体が出現するような態様で上記動的演出が行われることにより、より躍動感のある演出となり、さらなる興趣の向上を図ることができる。なお、前記放出体には「龍の頭部」が含まれ、前記出現体には「炎」が含まれる。
【0014】
手段5.遊技盤に、遊技球を流下させつつ所定部位まで案内可能な球案内流路を備えてなる遊技機であって、
前記球案内流路の少なくとも一部が、特定構成部と、当該特定構成部の下流側に連なる下流構成部とにより構成され、
前記特定構成部には、所定の生物又は物の頭部を模した絵柄が付され、
前記下流構成部には、前記頭部に連なる胴部を模した絵柄が付され、
少なくとも前記胴部を模した絵柄の付された部分が、流下する遊技球を遊技者が視認可能となるよう視認性を有する樹脂により形成され、
前記球案内流路を構成する部分において、遊技球が前記特定構成部及び下流構成部を通過することに基づき、前記頭部より飲み込まれた遊技球が前記胴部を通っていくように遊技者に視認可能となるよう構成したことを特徴とする遊技機。
【0015】
上記手段5によれば、球案内流路を構成する部分において、所定の生物又は物の頭部より飲み込まれた遊技球が、当該生物又は物の胴部を通っていくように遊技者に視認させる演出が行われる。このため、遊技者は球案内流路を流下する遊技球を目で追いつつも、上記遊技演出を見ることができ、結果として、遊技者にとっての興趣の飛躍的な向上を図ることができる。また、球案内流路を構成する部材等を利用して上記演出を行っているため、新たに部材等を設けずともよく、部品点数の増大や遊技機の構成の複雑化等を極力防止できる。なお、前記生物又は物の頭部を模した絵柄には「龍の頭部」が含まれ、前記頭部に連なる胴部を模した絵柄には「龍の胴部」が含まれる。
【0016】
手段6.手段5において、前記下流構成部の少なくとも一部を湾曲又は屈曲させたことを特徴とする遊技機。
【0017】
上記手段6によれば、上記構成とすることにより、下流構成部が略直線状に形成されている場合に比べて、遊技球の流下速度をより一定に保ちつつ、遊技球を比較的低速で流下させることができる。このため、遊技球が上記胴部を通っていく様子を遊技者により視認しやすくし、上記演出をより堪能させることができ、結果として、手段5による効果をさらに高めることができる。なお、「少なくとも一部を湾曲又は屈曲させたこと」には、「蛇行させたこと」が含まれる。
【0018】
手段7.手段5又は手段6において、前記胴部を模した絵柄が付された部分に対応するように所定の発光手段を備えたことを特徴とする遊技機。
【0019】
上記手段7によれば、発光手段を備えることにより、遊技球の視認性を高めることができ、手段5又は手段6による効果をさらに高めることができる。
【0020】
手段8.遊技盤に特定遊技部材を備え、
前記特定遊技部材は、遊技球を流下させつつ所定部位まで案内可能な球案内流路を当該特定遊技部材の周辺部に沿って備えてなる遊技機であって、
球案内流路は、特定構成部と、当該特定構成部の上流側に位置する上流構成部と、当該特定構成部の下流側に位置する下流構成部とを備え、
前記特定構成部には、所定の生物又は物の頭部を模した絵柄が付され、
前記上流構成部には、前記頭部より出現する所定の出現体を模した絵柄が付され、
前記下流構成部には、前記頭部に連なる胴部を模した絵柄が付され、
前記上流構成部における絵柄の付された部分に対応するように所定の発光手段を備えるとともに、
少なくとも前記上流構成部における絵柄の付された部分が、前記発光手段の発光を透過できるよう透光性を有する樹脂により形成され、
前記発光手段の発光態様に基づき、前記球案内流路を構成する部分において、前記頭部より前記出現体が出現する又は出現しているように遊技者が視認できるよう構成したことを特徴とする遊技機。
【0021】
上記手段8によれば、球案内流路を構成する部分において、生物又は物の頭部を模した絵柄より前記出現体が出現する又は出現しているように遊技者に視認させる演出が行われるよう構成されているため、遊技者は球案内流路を流下する遊技球を目で追いつつも、遊技演出を見る機会が増え、結果として、遊技者にとっての興趣の飛躍的な向上を図ることができる。また、球案内流路を構成する部材や発光手段等を利用して上記演出を行っているため、新たに部材や駆動機構等を設けずともよく、部品点数の増大や遊技機の構成の複雑化等を極力防止できる。なお、前記生物又は物の頭部を模した絵柄には「龍の頭部」が含まれ、前記出現体には「炎」が含まれる。
【0022】
手段9.手段8において、前記発光手段は、複数の発光体から構成され、
前記複数の発光体は、前記球案内流路に沿って列状に配設され、前記特定構成部側のものより順に発光するよう構成したことを特徴とする遊技機。
【0023】
上記手段9によれば、上記発光手段の発光態様を動的なものとしやすく、手段8による効果がさらに高められる。
【0024】
手段10.手段8又は手段9において、前記球案内流路の少なくとも一部に設けられ、当該球案内流路を流下する遊技球を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づき、前記発光手段の発光態様を制御する発光制御手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
【0025】
上記手段10によれば、検出手段が遊技球を検出する毎に、発光手段の発光態様が制御されるため、上記演出にめりはりがでて、演出効果がさらに高められる。さらに、上記構成により、球案内流路へ遊技球が導入されたことを遊技者に報知することができ、さらなる興趣の向上を図ることができる。
【0026】
手段11.手段8乃至手段10のいずれかにおいて、前記下流構成部における前記胴部を模した絵柄の付された部分が、流下する遊技球を遊技者が視認可能となるよう視認性を有する樹脂により形成され、
前記球案内流路を構成する部分において、遊技球が前記特定構成部及び下流構成部を通過することに基づき、前記頭部より飲み込まれた遊技球が前記胴部を通っていくように遊技者に視認可能となるよう構成したことを特徴とする遊技機。
【0027】
上記手段11によれば、球案内流路を構成する部分において、所定の生物又は物の頭部より飲み込まれた遊技球が、当該生物又は物の胴部を通っていくように遊技者に視認させる演出が行われる。このため、遊技者は球案内流路を流下する遊技球を目で追いつつも、前記遊技演出を見ることができ、結果として、遊技者にとっての興趣の飛躍的な向上を図ることができる。なお、前記生物又は物の頭部を模した絵柄には「龍の頭部」が含まれ、前記頭部に連なる胴部を模した絵柄には「龍の胴部」が含まれる。
【0028】
手段12.手段11において、前記下流構成部の少なくとも一部を湾曲又は屈曲させたことを特徴とする遊技機。
【0029】
上記手段12によれば、上記構成とすることにより、下流構成部が略直線状に形成されている場合に比べて、遊技球の流下速度をより一定に保ちつつ、遊技球を比較的低速で流下させることができる。このため、遊技球が上記胴部を通っていく様子を遊技者により視認しやすくし、上記演出をより堪能させることができる。結果として、手段11による効果をさらに高めることができる。なお、「少なくとも一部を湾曲又は屈曲させたこと」には、「蛇行させたこと」が含まれる。
【0030】
手段13.手段11又は手段12において、前記胴部を模した絵柄が付された部分に対応するように所定の発光手段を備えたことを特徴とする遊技機。
【0031】
上記手段13によれば、発光手段を備えることにより、遊技球の視認性を高めることができ、手段11又は手段12による効果をさらに高めることができる。
【0032】
手段14.遊技盤に特定遊技部材を備え、
前記特定遊技部材は、遊技球を流下させつつ所定部位まで案内可能な球案内流路を備えてなる遊技機であって、
前記特定遊技部材は、所定の発光手段を備えるとともに、当該発光手段の発光を透過可能なように少なくとも特定部位が透光性を有する樹脂により形成され、
前記球案内流路を流下する遊技球を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づき、前記発光手段の発光態様を制御する発光制御手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
【0033】
上記手段14によれば、検出手段が遊技球を検出する毎に、特定遊技部材において発光手段よる発光演出を行うことができる。従って、遊技者は球案内流路を流下する遊技球を目で追いつつも、遊技演出を見る機会が増える。結果として遊技者にとっての興趣の飛躍的な向上を図ることができる。さらに、上記構成により、球案内流路へ遊技球が導入されたことを遊技者に報知することができる。
【0034】
手段15.手段14において、前記発光手段は、複数の発光体から構成され、前記複数の発光体は、所定方向に沿って列状に配設され、当該列の所定端部側のものより順に発光するよう構成したことを特徴とする遊技機。
【0035】
上記手段15によれば、上記発光手段の発光態様を動的なものとしやすく、演出効果がさらに高められる。例えば、遊技球の流下方向に向かって各発光体を発光させていくような演出を行い、遊技球の流下方向を遊技者に示すとともに、球案内流路へ遊技球が導入されたことを遊技者に報知することができる。
【0036】
手段16.手段14又は手段15において、前記特定部位に連接される所定部位において、所定の放出体を模した第1の絵柄が付され、前記特定部位において、前記放出体より出現する出現体を模した第2の絵柄が付されていることを特徴とする遊技機。
【0037】
上記手段16によれば、前記放出体より前記出現体が出現するような態様の演出が行われることにより、さらなる興趣の向上を図ることができる。なお、前記放出体には「龍の頭部」が含まれ、前記出現体には「炎」が含まれる。
【0038】
手段17.手段1乃至手段7のいずれかにおいて、前記遊技盤に、識別情報を変動表示可能な可変表示装置を備え、前記可変表示装置はその周囲を囲むセンターフレームを備え、
前記球案内流路は、前記センターフレームの一部として、その周辺部に設けられたものであることを特徴とする遊技機。
【0039】
手段18.手段8乃至手段16のいずれかにおいて、前記特定遊技部材は、識別情報を変動表示可能な可変表示装置の周囲を囲むセンターフレームであって、前記球案内流路は、前記センターフレームの一部として、その周辺部に設けられたものであることを特徴とする遊技機。
【0040】
手段19.手段1乃至手段18のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機であること。中でも、パチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備えておりそのハンドル操作に応じて遊技球を遊技盤面上に発射させ、遊技球が遊技盤を流下し、遊技盤に配設された入賞手段に入賞することに基づいて、所定条件が成立した場合には特別遊技価値が付与される。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、パチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)の一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0042】
図1に示すように、パチンコ機1は、外枠2と、該外枠2の前部に設けられ外枠2の一側部にて開閉可能に支持された前面枠3とを備えている。
【0043】
前面枠3の前面側には、一対のガラス板G(図5参照)のはめ込まれたガラス扉枠4が開閉自在に設けられている。前面枠3の後側(ガラス扉枠4の奥、外枠2の内側)には、遊技盤5が着脱可能に装着されている。
【0044】
ガラス扉枠4の下方には、遊技球Bを貯留するための球受皿としての上皿6が設けられている。また、前面枠3の前面下部には、ほぼ中央部において球受皿としての下皿7が設けられている。下皿7の側方には、遊技球発射用ハンドル8が設けられている。ハンドル8は図示しない遊技球発射装置に連結されており、遊技者がハンドル8を回転させることにより、遊技球Bが遊技球発射装置から発射される。
【0045】
遊技盤5には、ルータ加工が施されることによって複数の開口部が形成されており、各開口部には、普通入賞チャッカー11、可変入賞装置12、作動チャッカー13、可変表示装置14、スルーチャッカー15等が配設されている。
【0046】
遊技盤5の一側部には、遊技球発射装置によって発射される遊技球Bを遊技盤5の上部に案内する内レール16a及び外レール16bが設けられている。内レール16aの下端部付近において、遊技盤5には遊技球Bを導出するアウト口17が形成されている。そして、遊技盤5の下部に流下した遊技球Bの多くは、このアウト口17を通って図示しない球排出路へと案内される。本実施の形態では、遊技盤5のうち内レール16a及び外レール16bによって囲まれ、可変表示装置14等が配設された部分が、遊技球Bが流下可能な遊技領域となっている。
【0047】
さて、可変表示装置14は、液晶表示部20と、該液晶表示部20を囲むように設けられた特定遊技部材としてのセンターフレーム21とを備えている。
【0048】
液晶表示部20には、例えば左図柄列、中図柄列及び右図柄列の3つの表示列が表示される。各図柄列は識別情報としての複数の図柄によって構成されており、これら図柄が各図柄列毎にスクロールするように可変表示される。
【0049】
より詳しくは、可変表示装置14の下方に設けられた作動チャッカー13に遊技球Bが入賞することに基づいて、可変表示装置14の液晶表示部20の図柄が可変表示される。そして、停止された図柄の組合せが予め設定した特定の組合せとなった場合には特別遊技価値が付与される。すなわち、大当たり状態が発生し、可変入賞装置12の大入賞口が所定の開放状態となり(具体的には所定時間、所定回数だけ開く)、遊技球Bが入賞しやすい状態になる。なお、可変入賞装置12は、通常、遊技球Bが入賞できない状態又は入賞し難い状態になっている。
【0050】
また、周知のとおり、前記普通入賞チャッカー11、可変入賞装置12、作動チャッカー13に遊技球Bが入賞することに基づいて、上皿6又は下皿7に対し所定数の景品球(遊技球B)が払い出される。また、遊技盤5には、遊技球Bの流下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘K(図1,5参照、但し便宜上、図1では符号を省略する)が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。上記釘や風車等によって本実施の形態における案内手段が構成される。
【0051】
また、パチンコ機1の背面側には、図示しない各種制御装置(制御基板)が取着されている。例えば、図示しない主基板やランプ制御基板等が設けられている。なお、ランプ制御基板は、後述するLED等の電飾部材を制御するものである。従って、当該ランプ制御基板により、前記電飾部材は、遊技状態の変化に応じて点灯、点滅のようにその発光態様が変更制御され遊技中の演出効果を高める役割を果たすようになっている。
【0052】
次に、上述した可変表示装置14のセンターフレーム21について説明する。図2乃至図5に示すように、センターフレーム21は、遊技盤5の前面側に配設される前ベース枠22と、遊技盤5の背面側に配設される後ベース枠23とを備えている。
【0053】
前ベース枠22及び後ベース枠23はそれぞれ中央部が開口した枠体形状をなし、両ベース枠22,23が組付けられることによって、センターフレーム21は全体として前後方向に貫通した枠体形状となっている。
【0054】
前ベース枠22の背面側には背壁部24が形成され、その中央部には略矩形状の窓部25が形成されている。後ベース枠23の背面側にも、背壁部26が形成され、その中央部には液晶表示部20に対応した略矩形状の窓部27が形成されている。窓部27周辺となるセンターフレーム21の背面側(前ベース枠22及び後ベース部23の背面側)より、後述する各種電飾部材が各種基板とともに取着されている。
【0055】
後ベース枠23の前面側の開口周面部28は、下辺部を除き、前記窓部25と略同一形状に形成され、両ベース枠22,23が組付けられた状態では、窓部25及び開口周面部28の上辺部及び左右両側辺部がそれぞれ面一となる。なお、本実施の形態では、開口周面部28の下辺部が窓部25の下辺部より低位置となるように構成されている。これは後述する後方ステージ部材71を組付け易くするためであって、両下辺部が略同一形状となるように構成してもよい。
【0056】
前ベース枠22の上梁部30は、その上周縁部が略円弧状となっており、その左右方向の中央部が左右両端部より高くなっている。また、上周縁部の左右両側には、当該上周縁部より前面側に向けて突出する一対の左右天井部31,32がそれぞれ一体的に設けられている。なお、前ベース枠22の上梁部30、下梁部66、及び、左右両側辺部34,35の周縁部によって、遊技盤5の前面側に当接する基部としてのいわゆるフランジ部が構成される。
【0057】
上梁部30の前面側には上部流路部材36が取着されている。上部流路部材36は前ベース枠22の背面側よりネジ200,201により固定されている。上部流路部材36は、透光性を有する樹脂(但し、本実施の形態では赤色に着色されている。)により形成され、全体として上に凸となる略円弧形状をなし、その左右方向の中央部が左右両側部より高くなっている。上部流路部材36は、左右天井部31,32にほぼ並行するように形成された底部37と、底部37の前面側端部より上方へ延設された前面壁38とを有している。前面壁38には、「炎」を模した絵柄D1が付されている。但し、本実施の形態では、「炎」を模した絵柄D1は、上部流路部材36の成型時に前面壁38に「炎」を象った凹凸形状が形成されることにより付される。「炎」を模した絵柄D1は、本実施の形態における第2の絵柄又は出現体を模した絵柄を構成する。
【0058】
底部37の左右方向の中央部には、当該底部37を左右に仕切る仕切部39が設けられている。左右両天井部31,32と底部37との間隔、及び、上梁部30の前面と前面壁38との間隔は少なくとも遊技球Bが通過可能な大きさに構成されている。これにより、センターフレーム21の上部には、遊技盤5上を流下してくる遊技球Bを上梁部30の略中央部から導入し、左又は右側方へ案内することのできる上部流路40が形成される(図4参照)。上部流路40は、本実施の形態における球案内流路の一区間を構成し、前面壁38は連接構成部又は上流構成部を構成する。
【0059】
なお、底部37は、左右天井部31,32とほぼ並行するように形成されているとはいっても、中央部から左右方向に向けて徐々にその傾斜角度が変化していくようには形成されておらず、その傾斜角度が段階的に変化していくように構成されている。従って、傾斜の緩やかな部分が比較的多くなり、上部流路40へ導入された遊技球Bは、その転動速度が比較的速くならないように左右方向へと案内される。
【0060】
上梁部30の前面側には、上部流路部材36の下方において、図示しないLED用の第1レンズ41が設けられている。第1レンズ41の本体部は、上辺部の左右方向の長さより下辺部の長さが短くなった正面略台形状に形成されている。また、第1レンズ41の上部周辺の形状と、上部流路部材36の中央下部の形状とが略同一となっており、第1レンズ41は上部流路部材36の中央下部に背面側より嵌入されている。第1レンズ41の左右両端部に突起部41aが形成されるとともに、上部流路部材36の背面側には突起部41aに対応する図示しない受部が形成されている。従って、上部流路部材36により第1レンズ41が係止され、これにより第1レンズ41の前方及び下方への抜け落ちが防止されている。
【0061】
また、上記背壁部24の上辺部の前面側には、第1レンズ41の下方においてLED用の第2レンズ42が設けられている。第2レンズ42は、取付枠43とともに組付けられている。第2レンズ42は、複数のLED等に対応するように複数の箱形レンズ44(本実施の形態では4つ)が連接された構成となっている。取付枠43には各箱形レンズ44の形状に対応した複数の貫通孔45が形成されており、各箱形レンズ44が各貫通孔45に対し、取付枠43の背面側より嵌入されている。
【0062】
第2レンズ42の左右両端部に突起部42aが形成され、取付枠43の背面側には突起部42aに対応する図示しない受部が形成されている。これにより、取付枠43により第2レンズ42が係止される。さらに、取付枠43の左右両端部近傍に突起部43aがそれぞれ形成され、上梁部30には、突起部43aに対応するように前後方向に延びる溝46が設けられている。そして、突起部43aにが溝46へそれぞれ前面側より差し込まれることにより、取付枠43及び第2レンズ42が前ベース枠22に組付けられている。これにより、取付枠43ひいては第2レンズ42の下方への抜け落ちが防止されている。
【0063】
また、上部流路部材36の背面側に突起部43aに対応する図示しない受部が形成されている。これにより、上部流路部材36により取付枠43が係止され、取付枠43ひいては第2レンズ42の前方への抜け落ちが防止されている。
【0064】
さて、上記左右両側辺部34,35の内周面側には、一対の側部流路部材50,51がそれぞれ設けられている。側部流路部材50,51は、視認性を有する樹脂(但し、本実施の形態では所定色に着色されている。)により形成され、横方向の断面形状が凹型であって、左右両側辺部34,35の内周面に沿って上下方向に延びた形状となっている。側部流路部材50,51は、それぞれ凹型開口部が背面側を向いている。なお、左右両側辺部34,35の内周面には上下方向に沿って起伏が設けられており、当該起伏に対応するように側部流路部材50,51は波形に曲折した形状(少なくとも一部が湾曲又は屈曲した形状)となっている。
【0065】
側部流路部材50,51には、上端部においてそれぞれ突片50a,51aが形成され、下端部において突片50b,51bがそれぞれ形成されている。また、上記上梁部30には、突片50a,51aに対応するように前後方向に延びる溝52が設けられ、同様に上記左右両側辺部34,35の下端部には突片50b,51bに対応する溝54が設けられている。そして、突片50a,51aが溝52へ、及び、突片50b,51bが溝54へそれぞれ前面側より差し込まれることにより、側部流路部材50,51が前ベース枠22に組付けられている。
【0066】
左右両側辺部34,35の前面側と側部流路部材50,51の前面側とが面一となっている。また、側部流路部材50,51の前面部には、「龍の胴部」を模した絵柄D2(鱗模様)が付されている。側部流路部材50,51の前面部は、本実施の形態における下流構成部を構成し、「龍の胴部」を模した絵柄D2は、「生物又は物の頭部に連なる胴部を模した絵柄」を構成する。但し、本実施の形態では、「龍の胴部」を模した絵柄D2は、側部流路部材50,51の成型時にその前面部に「龍の胴部」を象った凹凸形状が形成されることにより付される。
【0067】
側部流路部材50,51の内側は、少なくとも遊技球Bが通過可能な大きさに構成されている。側部流路部材50,51は、その凹型開口部の端部が上記背壁部24の左右両側辺部にそれぞれ当接している。これにより、側部流路部材50,51及び背壁部24の左右両側部によって、遊技球Bを流下させる側部流路53がセンターフレーム21の左右両側部に形成される(図4、5参照)。側部流路53は、本実施の形態における球案内流路の一区間を構成し、側部流路部材50,51の構成により蛇行した構成となる。また、上述してきた構成により、上記上部流路40と側部流路53とは、パチンコ機1に対して、前後方向の位置関係が異なるよう構成されていると言える。
【0068】
側部流路部材50,51の上端部の前面側にはそれぞれ上開口部60が形成されている。上梁部30の前面側には、各上開口部60に対応するように、左右両端部近傍において傾斜部61が設けられている。各傾斜部61は、上部流路部材36の左右両端部から前記各上開口部60に向けて傾斜している。
【0069】
側部流路部材50,51の前面側上部には肩カバー63,64がそれぞれ取着されている。各肩カバー63,64は、それぞれ各開口部60の前方、上部流路部材36の左右両端部、及び、傾斜部61を覆っている。なお、各肩カバー63,64には、それぞれ上部流路部材36側において、突起部63a,64aが形成され、上部流路部材36の背面側には各突起部63a,64aに対応する図示しない受部が形成されている。これにより、上部流路部材36により各肩カバー63,64が係止され、肩カバー63,64の前方への抜け落ちが防止される。各肩カバー63,64の背面側には、それぞれ図示しない係合部が形成され、当該各係合部はそれぞれ各上開口部60に係合されるようになっている。
【0070】
なお、各肩カバー63,64の前面部には、「龍の頭部」を模した絵柄D3が付されている。各肩カバー63,64における「龍の頭部」を模した絵柄D3は、それぞれ「龍の頭部」が上部流路部材36に向けて口を開けた態様の絵柄となっている。但し、本実施の形態では、「龍の頭部」を模した絵柄D3は、各肩カバー63,64の成型時にその前面部に「龍の頭部」を象った凹凸形状が形成されることにより付される。肩カバー63,64の前面部は、本実施の形態における特定構成部を構成し、「龍の頭部」を模した絵柄D3は、「放出体を模した絵柄」又は「生物又は物の頭部を模した絵柄」を構成する。
【0071】
各肩カバー63,64の背面側には遊技球Bが通過可能な流路63b,64bが形成されている(図4参照)。流路63b,64bは本実施の形態における球案内流路の一区間を構成する。この流路63b,64bの前面側の壁面は、上記傾斜部61とほぼ並行するように形成されている。つまり、流路63b,64bは、少なくとも上記上部流路40の前面側壁部から、上記側部流路53の前面壁へと傾斜する内壁部を有する。従って、流路63b,64bによって上部流路40と側部流路53とが、遊技球Bが通過可能に連通する。上部流路40、側部流路53、及び、流路63b,64bによって本実施の形態における球案内流路が構成される。
【0072】
また、上梁部30には、上部流路40に沿って、複数の取付孔440を介して複数のLED400a,400b,400c(図6参照)が列状に取着されている。LED400a,400b,400cは、上記「炎」を模した絵柄D1の部分を介して遊技者がその発光を視認可能となるように配設されている。
【0073】
背壁部24の左右両側辺部には、側部流路53に沿って、複数の取付孔450を介して複数のLED500a,500b,500c,500d(図6参照)が列状に取着されている。LED500a,500b,500c,500dは、「龍の胴部」を模した絵柄D2の部分を介して遊技者がその発光を視認可能となるように配設されている。
【0074】
複数のLED400a,400b,400c、及び、複数のLED500a,500b,500c,500dはそれぞれ本実施の形態における発光手段を構成し、各LED400a〜400c及び500a〜500dはそれぞれ本実施の形態における発光体を構成する。
【0075】
本実施の形態では、上記ランプ制御基板により、複数のLED400a,400b,400c、及び、複数のLED500a,500b,500c,500dが、常時、点灯や点滅を繰り返すように制御されている。
【0076】
一方、側部流路部材50,51の下部には、相対向する面において、下開口部65が形成されている。これにより、前ベース枠22の下梁部66の上面部67へ側部流路53から遊技球Bが排出されるようになっている。上面部67は本実施の形態における所定部位を構成する。
【0077】
上面部67は、左右方向に沿って湾曲しており、凹型の(下に凸となる)略円弧状となっている。その左右方向の略中央部には、遊技球Bを上記作動チャッカー13の方へ誘導可能な誘導溝68が形成されている。誘導溝68の左右両側部には前方へ傾斜した排出傾斜部69が形成されいる。
【0078】
下梁部66の上方には後方ステージ部材71が設けられている。後方ステージ部材71は、半透明の樹脂等により成形され、遊技球Bの転動を許容する後方ステージ部72と、上記上面部67上の遊技球Bを視認可能とする視認部73とを有する。
【0079】
後方ステージ部72は、左右方向に沿って湾曲しており、パチンコ機1の正面から見て凹型の略円弧状となっている。後方ステージ部72は、その左右両端部がそれぞれ上記左右両側辺部34,35に達するまで左右方向に拡がっている。また、後方ステージ部72の後端部は上記背壁部24の前面に当接している。
【0080】
なお、後方ステージ部72の左右両端部にはそれぞれ突片72aが形成され、これに対応するように、前ベース枠22においては、窓部25の左右両側辺の下端部に溝75がそれぞれ設けられ、後ベース枠23においては、開口周面部28の左右両側辺の下端部に溝76がそれぞれ設けられている。さらに、後方ステージ部72の後端部の略中央部には突片72bが形成され、これに対応するように、背壁部26には嵌入孔77が形成されている。そして、各突片72aがそれぞれ溝75,76へ前面側より差し込まれるとともに、突片72bが嵌入孔77に嵌合されることにより、後方ステージ部72が両ベース枠22,23に組付けられている。
【0081】
後方ステージ部72の左右方向の中央部には、前方に向けて下方へ比較的緩やかに傾斜した傾斜面78が設けられている。傾斜面78は比較的左右の幅が広く、その中央部には上記作動チャッカー13の方へ遊技球Bを誘導可能な誘導路79が形成されている。誘導路79の上流側の端部近傍には、その左右両側において一対の傾斜突部80,81が誘導路79に沿って設けられている。各傾斜突部80,81は、それぞれ誘導路79側に向けて上方へ傾斜している。各傾斜突部80,81の前後方向の幅は少なくとも遊技球Bの径より広くなっている。
【0082】
後方ステージ部72の左右両側部には、左右方向へ延在する一対のリブ82,83が設けられている。各リブ82,83の前後方向の位置は傾斜突部80,81の前面側端部に対応している。すなわち、背壁部26と各リブ82,83との間隔が遊技球Bの径より広くなっている。また、各リブ82,83の高さは、遊技球Bの転動速度によっては、遊技球Bが当該リブ82,83を乗り越えることができるような比較的低くなっている。
【0083】
さて、上記視認部73は、後方ステージ部72の前面側端部より下方へ延設されている。視認部73の前面は、下梁部66及び両側部流路部材50,51と略面一となるように構成されている。視認部73の下端部は、少なくとも左右両端部近傍において下梁部66と当接している。また、下端部の略中央部には誘導溝68及び排出傾斜部69に対応するように凹部85が形成されており、誘導溝68又は排出傾斜部69からの遊技球Bの導出又は排出を可能とする。
【0084】
後方ステージ部材71の前方には前方ステージ部材90が連接されている。前方ステージ部材90は、その上面に前方ステージ部93を有する。
【0085】
前方ステージ部材90は、左右方向に沿って湾曲しており、全体として下に凸となる略円弧形状となっている。なお、本実施の形態では、前方ステージ部材90は樹脂により形成されている。
【0086】
前方ステージ部材90の前後方向の幅は少なくとも遊技球Bの径より広くなっている。前方ステージ部材90の左右両端部は、その左右方向における位置が上記左右両側辺部34,35の各左右端部とほぼ同じ位置となっている(若干、外方へ突出している)。本実施の形態では、上記視認部73の前後方向の位置が、遊技盤5の前面とほぼ同じ位置となっている。従って、前方ステージ部材90は、そのほぼ全体が遊技盤5面より前方へ突出した状態となっている。前方ステージ部材90の前端部は、前後方向に対して上記複数の釘Kの前端部とほぼ同位置まで達している。
【0087】
前方ステージ部材90の左右両端部には、それぞれ中空状のクッション部91,92が設けられている。クッション部91,92の中空部はその左右方向の断面形状が略平行四辺形状となっており、その上面部は当該前方ステージ部材90の中央部に向けて下方へ傾斜している。また、前方ステージ部材90の左右両端部は遊技盤5に対して開放されており、ここからクッション部91,92へ遊技球Bが導入可能となっている。
【0088】
両クッション部91,92に挟まれた前方ステージ部93は上記後方ステージ部72と略面一となっている。前方ステージ部93には、各クッション部91,92の左右方向の内側において誘導部としての一対の誘導リブ94,95が設けられている。誘導リブ94,95は、各クッション部91,92の前面側端部より前方ステージ部材90の背面方向に向けて湾曲し、その先端部近傍は後方ステージ部72の略対角線上にある上記リブ82,83の先端部近傍に向けて略直線状に延びている。
【0089】
さらに、前方ステージ部93には、その左右方向の中央部において落下孔97が設けられている。落下孔97の左右方向の長さは上記傾斜面78の左右方向の長さに対応している。なお、これらの左右方向の長さは、遊技球Bの複数個分の長さ又はそれ以上となるように構成されている。
【0090】
落下孔97の左右方向の中央部には、上下方向に沿って一対の仕切板98,99が上記誘導路79に対応して設けられている。一対の仕切板98,99によって、作動チャッカー13の直上方に誘導孔100が形成される。
【0091】
なお、前方ステージ部材90の背面側には図示しない一対の突起部が形成され、これに対応するように、上記視認部73には前記突起部が嵌入される一対の嵌入孔101,102が形成されている。これにより、前方ステージ部材90は後方ステージ部材71に組付けられている。また、前方ステージ部材90は前ベース部材22の背面側より上ネジ203,下ネジ204により固定されている。
【0092】
ここで、センターフレーム21の組付け順序について説明する。但し、センターフレーム21の背面側におけるLED400a等の組付けについては便宜上その説明を省略する。
【0093】
まず、第2レンズ42を取付枠43に組付けるとともに、この取付枠43を上梁部30下部に組付ける。また、下梁部66に後方ステージ部材71を組付ける。続いて、側部流路部材50,51を左右両側辺部34,35にそれぞれ組付ける。
【0094】
次に、肩カバー63,64をそれぞれ組付ける。そして、予め第1レンズ41を組付けた上部流路部材36を組付け、前ベース枠22の背面側からネジ止めする。また、前方ステージ部材90を後方ステージ部材71に組付け、前ベース部材22の背面側よりネジ止めする。そして最後に、前ベース枠22と後ベース枠23とを組付ける。
【0095】
次に、上記のように構成されてなる本実施の形態の作用及び効果について説明する。
【0096】
本実施の形態によれば、遊技者の操作により、遊技盤5上部に打ち込まれた遊技球Bは、センターフレーム21上部から上部流路40へ案内される場合がある。この遊技球Bは、当該上部流路40に沿って流路63a(64a)へと流下する。この際、流下する遊技球Bを目で追う遊技者等には、LED400a,400b,400cの発光が上記「炎」を模した絵柄D1の部分を介して視認される。つまり、遊技者には、「龍の頭部」を模した絵柄D3の口の部分から「炎」を模した絵柄D1が放出される(出現する)又は放出されている(出現している)かのように視認されることとなる。なお、LED400a,400b,400cの発光態様は、周期的に、肩カバー63,64側のものより順に(400c、400b、400aの順に)発光する態様となっている。これにより、龍の口から炎が吐かれるように視認させる演出によりリアリティを与えることができる。
【0097】
流路63a(64a)へと流下した遊技球Bは側部流路53へと導かれ、当該側部流路53を通って、下梁部66の上面部67へ案内される。
【0098】
この際、流下する遊技球Bを目で追う遊技者等には、「龍」の口より飲み込まれた遊技球Bが、「龍の胴部」内を通っていくように遊技者に視認されることとなる。
【0099】
そして、上面部67へ案内された遊技球Bは上面部67に沿って転動し、誘導溝68又は排出傾斜部69から遊技盤5へと導出される。このうち誘導溝68に沿って導出される遊技球Bは比較的高い確率で作動チャッカー13へと導かれる。なお、遊技者は、上面部67における遊技球Bの挙動を、視認部73を介して視認することができる。
【0100】
さて、遊技盤5を流下する一部の遊技球Bは、上記釘K等によって、前方ステージ部材90へ案内される場合がある。詳しくは、センターフレーム21の左側(又は右側)を流下する遊技球Bが、前方ステージ部材90の左側(右側)端部よりクッション部91(92)へと案内される。この遊技球Bの流下してきた勢いは、ある程度クッション部91(92)によって吸収される。
【0101】
そして、この遊技球Bはクッション部91(92)の傾斜に沿って転動する。クッション部91(92)を通過すると、遊技球Bは前方ステージ部93を下りつつ、誘導リブ94(95)に沿って転動する。
【0102】
遊技球Bは、誘導リブ94(95)の上記形状に基づいて転動方向を変化させていき、当該誘導リブ94(95)を通過すると、後方ステージ部72の略対角線上にあるリブ83(82)の先端部近傍に向けて転動していく。
【0103】
ここで、遊技球Bは、クッション部91(92)及び前方ステージ部93の傾斜によって十分に加速されているため、傾斜面78及び誘導路79において、その緩やかな傾斜に沿って手前側に転動することがほとんどなく、傾斜面78及び誘導路79を通過することができる。
【0104】
遊技球Bは、傾斜面78及び誘導路79を通過すると、リブ83(82)の先端部の先から背壁部26へと到達する。また、遊技球Bは、傾斜面78及び誘導路79の形状によって、その転動方向を若干変えられてリブ83(82)に向かって転動していったとしても、リブ83(82)を乗り越え背壁部26へと到達することができることもある。
【0105】
背壁部26へと到達した遊技球Bは、当該背壁部26によって転動方向を後方ステージ部72の外方へと変化させられ、当該背壁部26に沿って開口周面部28の右側辺部(左側辺部)へと転動する。ここで、勢い余って背壁部26から前面側へ跳ね返ってくる遊技球Bも、リブ83(82)によって前面側への動きを規制されつつ、前記右側辺部(左側辺部)へと転動する。
【0106】
遊技球Bは、前記右側辺部(左側辺部)へと到達すると、当該右側辺部(左側辺部)で跳ね返ることによって(又は転動を停止させられ、後方ステージ部72の傾斜によって)、その転動方向を反転させる。
【0107】
そして、遊技球Bは、リブ83(82)によって前面側への動きを規制されつつ、後方ステージ部72の傾斜に沿って傾斜突部81(80)へ向けて転動する。
【0108】
遊技球Bは、傾斜突部81(80)へ到達すると、当該傾斜突部81(80)の傾斜によってその転動速度が減速されつつ、傾斜突部81(80)を上っていく。
【0109】
傾斜突部81(80)を上りきった遊技球Bは、誘導路79へ落下する。そして、遊技球Bは誘導路79に沿って転動し、誘導孔100を通過し、作動チャッカー13の方へと導かれる。上述したように誘導孔100が作動チャッカー13の直上方に設けられているため、遊技球Bは比較的高い確率で作動チャッカー13に入賞する。
【0110】
一方、傾斜突部81(80)を上りきらない遊技球Bは、傾斜面78に沿って前面側へ転動し、落下孔97を通って遊技盤5上へ排出される。
【0111】
以上詳述したように、 上部流路40に沿って流路63a(64a)へと流下する遊技球Bを目で追う遊技者等には、「龍の頭部」を模した絵柄D3の口の部分から「炎」を模した絵柄D1が放出される(出現する)かのような、上記発光手段の発光態様に基づいた動的演出が視認される。
【0112】
また、流路63a(64a)及び側部流路53を流下する遊技球Bを目で追う遊技者等には、龍の口より飲み込まれた遊技球Bが、当該龍の胴部内を通っていくような、遊技球の流下に基づいた動的演出が視認される。
【0113】
従って、上記球案内流路を構成する部分において、遊技者は球案内流路を流下する遊技球Bを目で追いつつも、遊技演出を見る機会が増え、結果として、遊技者にとっての興趣の飛躍的な向上を図ることができる。また、球案内流路を構成する部材や発光手段等を利用して上記動的演出を行っているため、新たに部材や駆動機構等を設けずともよく、部品点数の増大や遊技機の構成の複雑化等を極力防止できる。
【0114】
さらに、側部流路53が蛇行するよう構成されているため、遊技球Bの流下速度をより一定に保ちつつ、遊技球Bを比較的低速で流下させることができる。このため、遊技球Bが龍の胴部を通っていく様子を遊技者により視認しやすくし、上記演出をより堪能させることができる。さらに側部流路53に沿って、LED500a〜500dが配設されていることから、遊技球Bの視認性が高められている。
【0115】
尚、上述した実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
【0116】
(a)上記実施の形態に限らず、上記球案内流路の少なくとも一部に設けられ、当該球案内流路を流下する遊技球Bを検出する検出手段を備え、当該検出手段の検出結果に基づき、上記ランプ制御基板が上記発光手段の発光態様を制御する構成としてもよい。例えば、前記検出手段が遊技球Bを検出する毎に、LED400a,400b,400cの発光態様を制御するようにすれば、上記演出にめりはりがでて、演出効果がさらに高められる。さらに、上記構成とすることにより、球案内流路へ遊技球Bが導入されたことを遊技者に報知することができ、さらなる興趣の向上を図ることができる。
【0117】
(b)上記実施の形態において、前面壁38、肩カバー63,64、及び、側部流路部材50,51に付されている絵柄D1〜D3は、「龍」に関連する絵柄となっているが、これに限らず、絵柄D2,D3に代わるものとして「カメレオン」の頭部,胴部を模した絵柄を、絵柄D1に代わるものとして「カメレオン」の舌を模した絵柄をそれぞれ採用するようにしてもよい。また、生物に関連したものではなく、「物」に関連した絵柄例えばロボット等の絵柄を採用してもよい。
【0119】
(d)上部流路40、流路63a(64a)及び側部流路53のうち少なくとも1つを省略した構成としてもよい。また、上部流路40、流路63a(64a)及び側部流路53を一体形成した構成としてもよい。
【0120】
(e)上記実施の形態では、液晶表示部20の周囲を囲むセンターフレーム21を特定遊技部材としたが、他の役物を囲むものを特定遊技部材としてもよい。また、上記球案内流路だけが遊技盤5に設けられた構成としてもよい。
【0121】
(f)上記実施の形態では、可変表示装置14の表示部として液晶表示部20を採用している。しかし、これに限らず、他にも、CRT、ドットマトリックス、LED(エレクトロルミネッセンス)、蛍光表示管等を可変表示装置14の表示部として用いてもよい。
【0122】
(g)上記実施の形態とは異なるタイプのパチンコ機にも適用してもよい。従って、可変表示装置14のないパチンコ機にも応用できる。また、本発明は、パチンコ機以外にも雀球、アレンジボール等の遊技機にも応用可能である。
【0123】
(h)上記実施の形態では、球案内流路(上部流路40、流路63a(64a)及び側部流路53)に沿った部分において、LED400a等による演出が行われるように構成されている。これに限らず、上記球案内流路から離れた特定部位においてLED等の発光手段を備えるとともに、前記球案内流路を流下する遊技球Bを検出する検出手段を備え、当該検出手段の検出結果に基づき、上記ランプ制御基板が上記発光手段の発光態様を制御するよう構成し、上記球案内流路から離れた部位において発光演出を行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるパチンコ機を示す正面図である。
【図2】センターフレームを示す斜視図である。
【図3】センターフレームを示す分解斜視図である。
【図4】センターフレームを示す正面図である。
【図5】前方ステージ部,後方ステージ部等を説明するための図1におけるA−A線部分断面図である。
【図6】上部流路部材、肩カバー、側部流路部材等を説明するためのセンターフレームの部分拡大図である。
【符号の説明】
1…遊技機としてのパチンコ機、5…遊技盤、13…作動チャッカー、14…可変表示装置、20…液晶表示部、21…特定遊技部材としてのセンターフレーム、22…前ベース枠、23…後ベース枠、30…上梁部、31,32…左右両天井部、36…上部流路部材、37…底部、38…連接構成部又は上流構成部を構成する前面壁、39…仕切部、40…球案内流路の一区間を構成する上部流路、41…第1レンズ、42…第2レンズ、34,35…左右両側辺部、50,51…下流構成部を構成する側部流路部材、53…球案内流路の一区間を構成する側部流路、63,64…特定構成部を構成する肩カバー、63a,64a…球案内流路の一区間を構成する流路、66…下梁部、68…誘導溝、69…排出傾斜部、71…後方ステージ部材、72…後方ステージ部、73…視認部、78…傾斜面、79…誘導路、80,81…傾斜突部、82,83…リブ、90…前方ステージ部材、91,92…クッション部、93…前方ステージ部、94,95…誘導リブ、97…落下孔、98,99…仕切板、100…誘導孔、400a,400b,400c…発光手段,発光体を構成するLED、500a,500b,500c…発光手段,発光体を構成するLED、B…遊技球、D1〜D3…絵柄。

Claims (2)

  1. 発射装置により発射された遊技球が案内される遊技領域を有した遊技盤に、識別情報を変動表示可能な表示部と当該表示部の周囲を囲むセンターフレームとを有した可変表示装置を備えるとともに、当該可変表示装置の下方に入賞手段を備え、
    前記入賞手段に遊技球が入賞することに基づいて、所定条件が成立した場合には特別遊技価値が付与される遊技機であって、
    前記センターフレームは、その下梁部の上面部を遊技球が転動可能に構成されるとともに、前記下梁部の上方において遊技球の転動を許容するステージ部材を備えることによって、遊技球の導入部及び導出部がそれぞれ異なる上下2層の球転動部を備え、
    下層の球転動部である前記下梁部の上面部への遊技球の導入部として、当該センターフレームの周辺部に沿って遊技球を流下させつつ当該遊技球を前記下梁部の上面部へ案内可能な球案内流路を備え、
    前記下梁部の上面部は、下に凸となるよう左右方向に沿って湾曲しその左右方向略中央部において、当該下梁部の上面部からの遊技球の導出部として、遊技球を前記入賞手段の方へ誘導可能な誘導溝及び当該誘導溝の左右両側部において前方に向けて傾斜した排出傾斜部を備え、
    上層の球転動部である前記ステージ部材の上面部への遊技球の導入部として、前記遊技盤面より前方へ突出した前方ステージ部を備え、
    前記ステージ部材は、当該ステージ部材の上面部からの遊技球の導出部として、前方に向けて傾斜した傾斜面及び当該傾斜面の中央部において遊技球を前記入賞手段の方へ誘導可能な誘導路を備え、
    前記ステージ部材から下方へ延設され、その下端部が少なくとも左右両端部近傍において前記下梁部と当接することによって前記下梁部の前側を塞ぎ、かつ、その下端部の左右方向略中央部に前記誘導溝及び排出傾斜部に対応した凹部を有することによって当該誘導溝及び排出傾斜部からの遊技球の導出を許容するとともに、前記下梁部の上面部上の遊技球を視認可能とする視認部を備え、
    前記球案内流路を流下する遊技球を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づき、所定の発光手段の発光態様を制御する発光制御手段とを備え、前記球案内流路へ遊技球が導入されたことを遊技者に報知することを特徴とする遊技機。
  2. 前記球案内流路を構成する部材の少なくとも特定部位が透光性を有する樹脂により形成され、
    前記特定部位に対応して前記発光手段を設置したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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