JPH0337652Y2 - - Google Patents

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JPH0337652Y2
JPH0337652Y2 JP94384U JP94384U JPH0337652Y2 JP H0337652 Y2 JPH0337652 Y2 JP H0337652Y2 JP 94384 U JP94384 U JP 94384U JP 94384 U JP94384 U JP 94384U JP H0337652 Y2 JPH0337652 Y2 JP H0337652Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、別遊技に関連してゲーム態様を可
視表示するゲーム用表示装置を設けたパチンコ機
に関する。
パチンコ遊技と別遊技を組合せたパチンコ機と
して種々のものが提案されていたが、従来のパチ
ンコ機は別遊技のゲーム態様が複雑になると、遊
技者がそのゲーム態様を理解することが困難であ
つた。特に別遊技の結果、遊技者に利益状態とな
つたときは、遊技者は直ちに利益状態に対応する
遊技にしなければならないが、利益状態が判別し
難く、このため遊技者の切換動作が遅れ、遊技者
に不利益となつていた。また、いずれの表示装置
もランプの点滅によりケース或いはプレートの模
様や図形が点滅するだけであるから変化が少く、
装飾的効果も少いばかりでなく、ランプの点灯、
消灯の2態様しか変化できないので、ゲーム態様
ごとに、別遊技の進行を明確に表示することが困
難であつた。
本考案は上記に鑑み提案されたもので、複数の
色彩表示が可能なゲーム用表示装置を設け、別遊
技でのゲーム態様を表示したり、遊技者に利益状
態となつたことを表示するようにしたパチンコ機
を提供するものである。
以下に本考案を図示の実施例について説明する
と、パチンコ機1の遊技盤2表面には打球のガイ
ドレール3で囲まれる遊技部4を有し、該遊技部
4には無数の障害釘(図示せず)やソレノイドの
作動で打球が入り難い状態から入り易い状態に変
換する複数の変動入賞装置5…、別遊技を開始す
る特定入賞口5′及び遊技部4内の特別領域で別
遊技を行なうゲーム装置6などが有る。
本案のゲーム用表示装置7はゲーム装置6の内
部に組込まれているものであつて、例えば光透過
性プレート(透明な合成樹脂板、ガラス等)8の
表面に濃色処理層9を設け、プレート8の裏面に
第1着色層10と第2着色層11とを形成し、該
プレート8の裏側に発光具(ランプ、発光ダイオ
ードなど)12を配置してプレート8と発光具1
2との対向間隔に着色シート13を出入自在に設
けてなるものである。上記した濃色処理層9は例
えば黒色、濃茶色をプレート8の表面にスモツグ
処理又はブラツクアウト処理して構成するもの
で、また第1着色層10は濃色処理層9と異なつ
た色彩(例えば緑色)の塗料で模様や図形として
形成し、第2着色層11は濃色処理層9とほゞ同
一色彩の塗料で第1着色層10以外の全面に形成
する。
したがつてプレート8の全表面にはスモツグ処
理による濃色処理層9が有り、全裏面には色彩が
異なつた第1着色層10と第2着色層11とが有
つて第1着色層10が模様や図形となつている。
そしてプレート8の裏側に配置した発光具12が
消灯していると、プレート8の表側からは濃色処
理層9しか観察できなくて、第1着色層10の模
様や図形の表示が判別し難く、また第2着色層1
1を見ることができない。しかし発光具12が点
灯すると、プレート8の表側からは裏側からの光
により第1着色層10が浮き上るようにして観察
することができる。したがつて、プレート8の表
面には濃色下地に第1着色層10による着色模
様、図形が明瞭に現われる。なお発光具12を筒
材12′で被い、筒材12′の開放先端部をプレー
ト8の第1着色層10に向けると、ゲーム用表示
装置を並列した場合に点灯する光が他のゲーム用
表示装置に影響しない。
一方、前記した着色シート13は作動源14
(例えば電磁石)の作用によりプレート8と発光
具12との対向間隔以外の第1位置(第2図実
線)と、プレート8と発光具12との対向間隔内
の第2位置(第2図鎖線)とに変換することがで
きる光透過性で、第1着色層10とは異つた色彩
(例えば赤色)が施されている。そして図面の実
施例では作動源14が電磁石15で、着色シート
13は該電磁石15の励磁杆16に取付けてあ
り、電磁石15の消磁状態では第1位置で、電磁
石15の励磁状態では第2位置となつている。電
磁石15は常には消磁状態なので着色シート13
が第1位置となり、発光具12の消灯又は点灯に
より表面から2態様を観察することができる。そ
して発光具12が点灯している時に電磁石15が
励磁して着色シート13が第2位置に変換する
と、プレートの表側からは着色シート13の介在
により第1着色層10の模様などの色彩が変化し
て浮き上るように見えるので、上記2態様とは別
の態様を観察することができる。
したがつて本考案によれば、ゲーム用表示装置
は発光具消灯時の態様と、発光具点灯時に色彩が
変化する2態様との合計3態様に変化させること
ができ、遊技の興趣を惹起するばかりでなくパチ
ンコ遊技に別のゲームを取り入れる場合にも利用
することができ、また装飾的効果を高めることが
できる。
更に、第3図以下を用いて上記した本案のゲー
ム用表示装置7をゲーム装置6に組込んだ場合を
詳細に説明する。
このゲーム装置6は遊技盤2に設けた基枠17
に構成されている。基枠17は前後面開放の枠部
18と、枠部18の前面に設けた鍔部19とから
なり、鍔部19を遊技盤2の表面に固定して取付
けることにより遊技部4内に別遊技を行なう特別
領域を形成している。鍔部19の表面上方には上
下端開放の打球用通過枠20を3個並設し、各通
過枠20に打球の通過を検知する検出器21を臨
ませる。そして枠部18の前面には内部に打球が
入るのを防ぐ透明板22を設けて塞ぎ、後面には
前記ゲーム用表示装置の構成部品の一部であるプ
レート8を設ける。このプレート8には濃色処理
層、第1着色層及び第2着色層が有るが、特に第
1着色層は縦3行、横5列に形成してある。また
プレート8の後方にはブラケツト枠23を設け、
該ブラケツト枠23には縦3行、横5列の筒材1
2′を前向きに突設し、ブラケツト枠23の裏面
に設けた基盤24に縦3行、横5列の発光具12
を設けて各々筒材12′内に収納する。ブラケツ
ト枠23の表面には発光具12の横列ごとに作動
源としての電磁石15を設け、各電磁石15の励
磁杆16に接続した横方向に移動できる作動杆1
6′に発光具12ごとの着色シート13を設け、
電磁石15の消磁状態では着色シート13をプレ
ート8と発光具12との対向間隔から外れた第1
位置に、電磁石15の励磁状態では着色シート1
3をプレート8と発光具12との対向間隔内の第
2位置になるように設定する。
したがつてゲーム装置6には光透過性プレート
8、発光具12及び着色シート13からなるゲー
ム用表示装置7が縦3行、横5列の15個組込ま
れ、各ゲーム用表示装置のプレート8が枠部18
の後面に設けたプレートで共用している。また作
動源としての電磁石はゲーム用表示装置の横列ご
とに共用され、電磁石が励磁、消磁すると横に並
ぶ各ゲーム用表示装置が同時に色彩変化する。
上記したゲーム装置6において、プレート8の
第1着色層を緑色、着色シート13を赤色とした
場合のゲーム状態は次のようである。即ち、通常
の状態では15個のゲーム用表示装置のうち、各表
示装置の発光具12がランダムに点灯移動し、点
灯したゲーム用表示装置の第1着色層の模様が緑
色に浮き上る。そしてパチンコ遊技中に打球が特
定入賞口5′に入ると点灯していた表示装置の発
光具が消え、プレート8は全面黒色となり、この
状態が一定時間(例えば15秒間)継続して別遊技
の開始を表示する。
この一定時間の継続中にも遊技者は順次打球を
弾発するのであるが、打球が通過枠20を通ると
検出器21が検知し、該通過枠20の下側に位置
する縦行のゲーム用表示装置のうち、上方のゲー
ム用表示装置から点灯させて緑色模様を表示させ
る。例えば一定時間中に1の通過枠に4個の打球
が通過すれば、相当する縦行のゲーム用表示装置
のうち上から4個が表示される。そして横列のゲ
ーム用表示装置も点灯して緑色模様が表示したと
き、即ち各通過枠に少くとも1個の打球が通過し
たとき最上段の電磁石が励磁して第1位置だつた
着色シートを第2位置に変換し、横列すべてのゲ
ーム用表示装置を赤色模様に変化させる。したが
つて一定時間内に各通過枠に等分に打球が通過す
れば赤色模様に変化する横列のゲーム用表示装置
が多くなる。例えば左端の通過枠に4個、中央の
通過枠に5個、右端の通過枠に4個の打球が通つ
たとすれば、横4列のゲーム用表示装置が赤色模
様を表示し、中央縦行の最下段の表示装置が緑色
模様を表示している。
一定時間が終了したとき、赤色模様に変化して
いる横列のゲーム用表示装置の数だけ、上記の列
なら4個の変動入賞装置5が打球を受け入れ易い
状態に変換させるとともに、各ゲーム用表示装置
がランダムに緑色模様を表示する通常の状態に戻
る。なお一定時間が終了したときゲーム用表示装
置のみを通常の状態に戻し、遊技者が外部のスイ
ツチを操作したとき変動入賞装置を変換させるよ
うにしてもよい。この方がパチンコ遊技以外のゲ
ームとして興趣に富む。
上記したゲーム装置はパチンコ機の裏面に設け
た電気的制御装置により作動するもので、打球の
通過検出、発光具の点灯、消灯、作動源の作動な
どはすべて電気的に処理される。
上記したゲーム装置は本案のゲーム用表示装置
の一実施状態であつて、多種のゲーム装置や表示
機能にゲーム用表示装置を応用することができ
る。また着色シートは上下又は左右方向の移動ば
かりでなく、軸を支点に回動させることにより第
1位置と第2位置とに変化させることができるの
で、作動源としては電磁石ばかりでなくカム、リ
ンク機構などを使用することができる。また光透
過性プレートとしては両面を濃色処理層とし、該
処理層の厚さの範囲内の一部に第1着色層を設け
るようにしてもよい。
以上、要するに本案によれば、別遊技に関連付
けて複数の色彩表示が可能なゲーム用表示装置を
設けているので、別遊技でのゲーム態様を一目瞭
然に判別できるばかりでなく、ゲーム用表示装置
が色彩変化するので装飾的効果が高く、変化に富
むパチンコ機を提供できる。更に、別遊技の結果
により遊技者に利益状態となつたことをゲーム用
表示装置で表示しているので、遊技者に別遊技の
結果が理解し易く、変動入賞装置を狙う遊技に迅
速に切換えることができ多くの入賞球を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はパチンコ機の概略正面図、第2図は本
案のゲーム用表示装置の一例を示す側面図、第3
図はゲーム用表示装置を組込んだゲーム装置の縦
断面図、第4図は同上の分解斜視図、第5図は基
枠を除いた同上の正面図である。 1……パチンコ機、4……遊技部、5……変動
入賞装置、5′……特定入賞口、7……ゲーム用
表示装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 遊技部内に別遊技を開始する特定入賞口と、別
    遊技を行なう特別領域と、別遊技のゲーム態様を
    可視表示するゲーム用表示装置と、別遊技の結果
    により遊技者に利益状態をもたらす変動入賞装置
    とからなり、前記ゲーム用表示装置は複数の色彩
    表示が可能であつて、特別領域でのゲームの進行
    に関連して色彩表示を変化させ別遊技でのゲーム
    態様を表示すると共に、遊技者に利益状態となつ
    たことを表示するようにしたことを特徴とするパ
    チンコ機。
JP94384U 1984-01-10 1984-01-10 パチンコ機 Granted JPS59145979U (ja)

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JP94384U JPS59145979U (ja) 1984-01-10 1984-01-10 パチンコ機

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JP94384U JPS59145979U (ja) 1984-01-10 1984-01-10 パチンコ機

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JPS59145979U JPS59145979U (ja) 1984-09-29
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