JP3889894B2 - 抗アレルギー剤、美白剤および皮膚化粧料 - Google Patents
抗アレルギー剤、美白剤および皮膚化粧料 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、皮膚化粧料に配合するのに適した抗アレルギー剤、美白剤、およびこれら皮膚の炎症や黒化の予防と改善に有効な成分を配合してなる皮膚化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
皮膚のかぶれ、湿疹、アトピー症など、アレルギーによる皮膚の各種炎症は、体内におけるヒスタミン遊離、血小板凝集などのほか、スーパーオキサイド、一重項酸素、ヒドロキシラジカル等の活性酸素が原因となって発症する。
【0003】
ヒスタミン遊離は、I型アレルギー反応に伴って肥満細胞内のヒスタミンが細胞外に遊離する現象で、遊離されたヒスタミンがアレルギー症状の起炎物質となる。このヒスタミンの遊離を阻害することによりアレルギー症の一部を抑制するのに有効な物質としては、トラニラスト、クロモグリク酸ナトリウム、バイカリン、バイカレイン、塩酸プロメタジン等がある。しかしながら、これらの物質は必ずといってよいほど副作用があり、一般的な皮膚化粧料に配合するには安全性の点で問題があった。
【0004】
血小板凝集はアラキドン酸カスケードのホスホリパーゼA2の活性化を招き、それによりロイコトリエンBやプロスタグランジンE2等が放出されて起炎物質となる。
【0005】
活性酸素は、体内で過剰に産生されたり分解酵素・SODによる消去が不十分であったりして濃度が高くなると、アレルギー性炎症を生じさせるだけでなく、様々な組織障害の原因となる。皮膚は紫外線など環境因子の刺激を直接受けるため活性酸素が発生しやすい器官であるから、しばしば活性酸素濃度が上昇し、過酸化脂質が生成してシミ、ソバカス、小ジワ等を増やす。
【0006】
そこで、上述の障害を回避するため、活性酸素の濃度が過大になるのを防ぐのに有効な活性酸素消去性物質を皮膚化粧料に配合すること、および、そのための活性酸素消去性物質を安全性の点で有利な天然物から得る試みがなされ、その結果、ウワミズザクラのプルヌソールA、ユーカリ等のエラグ酸、大麦、黒米、黒インゲン等の穀類のフラボノイド類、茶のカテキン、ゴマのセサミン類、セージ、ローズマリー等のハーブ類に含まれるカルノソールやロズマノール等の有効性が確認されている。
【0007】
活性酸素が生じさせた過酸化脂質が原因のシミ、ソバカス、その他全般的な皮膚黒化は、過酸化脂質によって活性化されたメラノサイトがチロシナーゼを異常産生させ、そのチロシナーゼが黒色色素・メラニンを多量に生じさせることによって起こる。したがって、シミ、ソバカス、全般的な皮膚黒化等の発生と進行を防ぐには、上述のような活性酸素対策のほかに、異常に産生されたチロシナーゼによるメラニンの産生をなんらかの手段により抑制するのも有効である。そのために使用可能な物質としては、アスコルビン酸、ハイドロキノン、コウジ酸等が知られている。しかしながら、これらの薬剤は皮膚刺激性、安定性等に問題があったり効果が少なかったりして、皮膚化粧料に含有させる生理活性成分とするには不十分なものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、抗アレルギー作用を有し皮膚化粧料構成成分としての適性も備えた物質を植物体から見いだし、抗アレルギー剤として提供することにある。
本発明の他の目的は、メラニン産生阻害に基づく美白作用を有し皮膚化粧料構成成分としての適性も備えた物質を植物体から見いだし、新規な美白剤として提供することにある。
【0009】
本発明のさらに別の目的は、安全性の高い天然物系の抗アレルギー作用物質およびメラニンの産生を阻害する物質を配合することにより抗炎症作用および美白作用を強化した皮膚化粧料を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成することに成功した本発明は、メタノール、エタノール、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール等の親水性有機溶媒、水、またはこれらの混合物を抽出溶媒とする抽出によりチレッタセンブリより得られる抽出物を有効成分とする抗アレルギー剤および美白剤、ならびにこれらを配合することにより抗炎症作用および美白作用を強化したことを特徴とする皮膚化粧料を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
チレッタセンブリ(Sweritia chirata)はヒマラヤ地方の標高1200〜1500メートル付近の山麓地帯に自生するりんどう科の植物であって、利用されるのは主としてその地上部である。古代ヒンズー教徒の医学・アユルベーダでは胃痛、下痢などに有効であるとされている。しかしながら、その場合の有効成分や薬理作用の詳細は解明されていない。チレッタセンブリに抗アレルギー作用や美白作用を有する物質が含まれていることももちろん知られていなかった。
【0012】
チレッタセンブリに含まれていて抗アレルギー作用および(または)美白作用を示す物質は、水溶性であり、また多くの化粧料に配合しても安定であり、さらに経皮的に人体内によく吸収される性質のものである。しかも、皮膚に塗布しても皮膚を刺激したり炎症を起こさせたりすることがない。したがって、皮膚化粧料に配合してその有用作用を活用するのにきわめて好都合な性質を備えている。
【0013】
チレッタセンブリから上記有用作用を示す物質を抽出するには各種の親水性有機溶媒、水、またはこれらの混合物を使用することができるが、特に好ましい抽出溶媒はメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等、炭素数1〜4の脂肪族アルコール;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;水;またはこれらの混合物である。
【0014】
抽出条件および抽出に用いる装置は特に限定されないが、好適には重量比で5〜15倍量の抽出溶媒にチレッタセンブリの粉砕物を浸漬し、常温ないし100℃程度の加熱下にゆるやかに撹拌しながら可溶性成分を溶出させる。濾過または遠心分離して得られた抽出液から溶媒を留去するとペースト状の濃縮物が得られ、さらに乾燥すれば約5〜10数%の収率で淡褐色の抽出物が得られるが、抗アレルギー剤または(および)美白剤として利用するチレッタセンブリ抽出物は固形の抽出物である必要はなく、上記抽出液またはその濃縮液の状態のものであってもよい。また、その有用作用を損なわない限り、活性炭処理、吸着樹脂処理、イオン交換樹脂処理、液−液向流分配等により精製してから用いてもよい。
【0015】
製剤化する場合は、上述の抽出物またはその精製物を、必要に応じて任意の助剤と混合して、錠剤、散剤、液剤等、任意の剤形のものとする。
【0016】
本発明による抗アレルギー剤および美白剤を配合した皮膚化粧料を製造するのに特別の配慮は不要であって、化粧料製造に通常使用される原料を常法により処理して乳液、ローション、クリーム、ゼリー、パック等各種形態の化粧品を製造する工程の任意の段階でこれを添加すればよい。
【0017】
皮膚化粧料に対する好適配合率は、皮膚化粧料の種類によっても異なるが、標準的なチレッタセンブリ抽出物としておおむね0.001〜10重量%(特に好ましくは0.05〜2重量%)である。
【0018】
添加対象となる皮膚化粧料の基本的な構成成分の選択が制限されることはなく、たとえばアボガド油、コメヌカ油、コメ胚芽油、ラノリン、蜜ロウ、スクワラン、ワセリン、流動パラフィン等の油性成分;グリセリン、1,3−ブチレングリコール、コラーゲン、ヒアルロン酸およびその塩、コンドロイチン硫酸およびその塩、キトサン、キチン等の保湿剤;グリセロリン脂質、スフィンゴ脂質、グリセロ糖脂質、スフィンゴ糖脂質等の複合脂質;SOD、カタラーゼ、β−カロチン、イチョウ葉抽出物、ビタミンCおよびその誘導体、ビタミンEおよびその誘導体、オウゴン抽出物、クジン抽出物等の活性酸素消去作用物質;グアイアズレン、カマアズレンおよびその誘導体;グリチルリチン酸、グリチルレチン酸およびその塩、グリチルレチン酸誘導体、酸化亜鉛等の抗炎症剤;その他各種植物抽出物、増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、香料、酸化防止剤、水、アルコール等、皮膚化粧料製造に通常使用される成分を任意に使用することができる。
【0019】
【実施例】
チレッタセンブリ抽出例
乾燥したチレッタセンブリの地上部500gを抽出溶媒3000mlに投入し、70℃に加熱しながら2時間撹拌する。その後、濾過して得られた抽出液を減圧下に濃縮し、さらに減圧乾燥機で乾燥して抽出物を得る。
抽出溶媒を種々変更して上記抽出を行なった場合の抽出物収率は表1のとおりであった。
【0020】
【表1】
【0021】
試験例1
上記各抽出例で得られたチレッタセンブリ抽出物について、スーパーオキサイド消去作用およびDPPH(ジフェニルピクリルヒドロラジカル)に対するラジカル消去作用を試験した。試験法は次のとおりである。
【0022】
スーパーオキサイド消去作用(NBT法):3mMキサンチン、0.05M Na2CO3緩衝液(pH10.2)、3mM EDTA、BSA溶液および0.75mM NBT 0.1mlを試験管にとり、これに試料溶液0.1mlを添加し、25℃で10分間放置する。次いでキサンチンオキシダーゼ溶液を加えて素早く撹拌し、25℃で20分間静置する。その後6mM塩化銅を加えて反応を停止させ、560nmにおける吸光度を測定する。同様の操作と吸光度測定を、酵素溶液を添加せずに行う。さらに、試料溶液を添加せずに蒸留水を添加した場合についても同様の測定を行い、次式によりスーパーオキサイド消去率を求める。
【0023】
消去率(%)=〔1−(St−So)/(Bt−Bo)〕×100
但し
St:試料溶液添加,酵素溶液添加時の吸光度
So:試料溶液添加,酵素溶液無添加時の吸光度
Bt:試料溶液無添加,酵素溶液添加時の吸光度
Bo:試料溶液無添加,酵素溶液無添加時の吸光度
【0024】
試料溶液の試料濃度を段階的に変更して上記抑制率の測定を行い、活性酸素産生の抑制率が50%になる試料溶液の濃度を内挿法により求める。
【0025】
DPPHに対するラジカル消去作用:1.5×10−4M DPPHメタノール溶液3mlに試料溶液3mlを加え、直ちに容器を密栓して振り混ぜ、30分間静置する。その後、520nmの吸光度を測定する。対照試験として、試料溶液の代わりにその溶媒を用いて同様に操作し、520nmの吸光度を測定する。また、空試験として、メタノールに試料溶液3mlを加えたのち直ちに520nmの吸光度を測定する。測定された各吸光度より、次式によりラジカル消去率を算出する。
【0026】
消去率(%)=〔1−(B−C)/A〕×100
但し
A:対照試験の吸光度
B:試料溶液を添加した場合の吸光度
C:空試験の吸光度
【0027】
試料溶液の試料濃度を段階的に変更して上記消去率の測定を行い、DPPHラジカルの消去率が50%になる試料溶液の濃度を内挿法により求める。
試験結果を表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】
試験例2
前記抽出例1〜5による各抽出物について下記の方法によりヒスタミン遊離抑制作用を調べた(細胞内のヒスタミンが遊離されると同時にヘキソサミニダーゼも遊離されることから、ヘキソサミニダーゼ遊離を指標にヒスタミン遊離抑制作用を評価する方法である。)。
【0030】
試験法:25mlのフラスコに入れた15%FBS添加MEM培地にRBL−2H3細胞1.0×106個を播種し、5%CO2下、37℃で4日間培養する。その後トリプシン処理および遠心処理(1000rpm,2分間)を行なって細胞を沈殿物として得る。これを上記培地と同じ培地に4.0×105cell/ml懸濁させ、そこにマウスモノクロナール抗ジニトロフェニル基IgE(DNP−specific IgE)を5μl添加し、濃度を0.5μg/mlとする。得られた細胞浮遊液を96穴プレートに80μl播種し、5%CO2下37℃で24時間培養する。培養終了後、各穴中の培地を除去し、シリガリアン緩衝液で洗浄する。次に上記緩衝液30μlおよび試料溶液10μlを加え、37℃で10分間インキュベートする。次にジニトロフェニル化ウシ血清アルブミン(DNP−BSA)10μlを加え、さらに37℃で15分間インキュベートする。その後、氷冷下で上清液10μlを新たな96穴プレートに移し替え、これに1mM p−ニトロフェニル−N−アセチル−β−D−グルコサミド溶液10μlを加え、37℃で1時間インキュベートする。反応終了後、0.1M Na2CO3・NaHCO3溶液250μlを加え、マイクロプレートリーダーにて415nmにおける吸光度Aを測定する。試料溶液を添加しない細胞浮遊液についても同様の処理と吸光度測定を行う(このとき測定される吸光度をBとする)。また、細胞浮遊液のかわりに上記緩衝液を用いて同様の処理と吸光度測定を行う(このとき測定される吸光度をCとする)。そして、次式によりヘキソサミニダーゼ遊離抑制率を算出する。
ヘキソサミニダーゼ遊離抑制率(%)=〔1−(A−C)/(B−C)〕×100
【0031】
試料溶液の濃度を段階的に変更して上記方法により抑制率を測定し、抑制率が50%になる試料溶液の濃度を内挿法により求める。
試験結果は表3のとおりであった。
【0032】
【表3】
抽出物 50%抑制濃度(ppm)
抽出例1 64.5
抽出例2 58.7
抽出例3 55.5
抽出例4 60.5
抽出例5 59.4
【0033】
試験例3
前記抽出例1〜5による各抽出物について、下記の方法でメラニン産生抑制作用を試験した。
【0034】
試験法: 培地(10%FBS添加DURBECCO培地;以下同じ)5mlを入れた25mlのフラスコにB−16メラノーマ細胞1.0×106個を播種し、CO2濃度を5%に調整した37℃のインキュベーターで5日間前培養する。次いでトリプシン処理し、遠心分離して細胞を集める。得られた細胞4×106個を、培地5mlを入れた直径60mmのシャーレに播種し、24時間培養する。その後、培地だけを吸引して除去し、替わりに所定の濃度に試料を溶解した1mMテオフィリン添加培地を加えて3日間培養する(別に、試料無添加の培地を用いる同様の培養も行い、以下、同様に操作する)。培養後、トリプシン処理しさらに遠心分離して細胞を集め、培地2mlを加えて細胞浮遊液を得る。得られた細胞浮遊液中の細胞数を血球計算盤を用いて測定し、試料無添加時の細胞数を基準として試料添加時の細胞生存率を算出する。また、細胞数を測定した細胞浮遊液より5×106個の細胞を採取し、10%DMSO添加1N−NaOH溶液3mlを加えて超音波処理および遠心分離を行なった後、上清について470nmにおける吸光度を測定し、下記の計算式によりメラニン産生抑制率を算出する。
【0035】
抑制率(%)=〔(A−B)/A〕×100
但しAは試料無添加培養区の吸光度、Bは試料添加培養区の吸光度である。
【0036】
試験結果は表4に示したとおりであって、すべての試料がB−16メラノーマ細胞に対するメラニン産生抑制作用を示し、また、細胞に対する毒性は見られなかった。
【0037】
【表4】
抽出物 50%抑制濃度(ppm)
抽出例1 182.6
抽出例2 148.8
抽出例3 156.5
抽出例4 179.5
抽出例5 200.6
【0038】
実施例1
抽出例1のチレッタセンブリ水抽出物を配合した下記組成の乳液を乳液製造の常法に従い製造した(「部」は重量部を意味する。以下の各例において同じ。)。
【0039】
ステアリン酸 2部
スクワラン 2部
オリーブ油 2部
セタノール 7部
ホホバ油 2部
ポリオキシエチレン(40EO)硬化ひまし油 1部
グリセリン 10部
チレッタセンブリ抽出物 3部
精製水 残部(全量を100部とする)
【0040】
実施例2
抽出例2のチレッタセンブリ80%エタノール抽出物を配合した下記組成の化粧水を、化粧水製造の常法により製造した。
【0041】
グリセリン 3部
1,3−ブチレングリコール 3部
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20EO) 3部
パラオキシ安息香酸メチル 0.5部
クエン酸 0.1部
クエン酸ソーダ 1部
香料 0.05部
チレッタセンブリ抽出物 3部
精製水 残部(全量を100部とする)
【0042】
実施例3
抽出例5によるチレッタセンブリ1,3−ブチレングリコール抽出物を配合した下記組成のクリームを、クリーム製造の常法により製造した。
【0043】
流動パラフィン 5部
サラシミツロウ 4部
セタノール 3部
スクワラン 10部
ラノリン 2部
ステアリン酸 1部
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20EO) 3部
モノステアリン酸グリセリル 3部
1,3−ブチレングリコール 5部
パラオキシ安息香酸メチル 0.5部
香料 0.05部
チレッタセンブリ抽出物 3部
精製水 残部(全量を100部とする)
【0044】
試験例4
実施例2の化粧水について、下記の塗布試験を行なった。
試験法:肌荒れ状態の女性10名(年齢29〜48歳)からなる被験者群2群の一方に実施例2の化粧水を、他方にはチレッタセンブリ抽出物を含まないほかは実施例2と同じ組成の比較例化粧水を、それぞれ1日2回、朝夕に、3カ月間、顔面頬部に塗布させる。
【0045】
使用開始前と使用3カ月後の肌の状態について各被験者に感想を述べさせた結果は表5,6のとおりで、チレッタセンブリ抽出物を含有させることにより乳液の使用効果が顕著に向上することが確認された。
【0046】
【表5】
【0047】
【表6】
Claims (3)
- 水、メタノール、エタノール、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコールまたはこれらの混合物を抽出溶媒とする抽出により得られたチレッタセンブリの抽出物を有効成分としてなる抗アレルギー剤。
- 水、メタノール、エタノール、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコールまたはこれらの混合物を抽出溶媒とする抽出により得られたチレッタセンブリの抽出物を有効成分としてなる美白剤。
- 請求項1記載の抗アレルギー剤または(および)請求項2記載の美白剤を含有することを特徴とする皮膚化粧料。
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