JP3889377B2 - 携帯用灰皿 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯用灰皿に関するものであり、特に、スライド式蓋を備えた携帯用灰皿に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯用灰皿は、大別すると、耐熱加工した樹脂シートをポーチ形に形成した簡易型と、耐熱樹脂または金属にて形成した箱型容器に開閉蓋を設けたものの二種類に分類される。
【0003】
箱型の携帯用灰皿には、タバコの灰や吸殻を投入するための開口部をスライド蓋やヒンジ蓋で覆ったものがあるが、バネによりスライド蓋が自動的に閉鎖状態に戻るようにして操作性を高めたものが知られている(特許文献1)。
【0004】
また、バネによる自動閉鎖機構に加えて、スライド蓋を開放位置でロックできるようにして、操作性をさらに向上させた携帯用灰皿も知られている(特許文献2)。この携帯用灰皿は、スライド蓋の自動閉鎖手段としてつるまきバネを使用し、つるまきバネのコイル部分を携帯用灰皿本体に設けたボスに装着し、スライド蓋に形成した「支持突起」につるまきバネの先端部を係合させている。スライド蓋を開放位置へ向けてスライドさせると、つるまきバネの先端部が携帯用灰皿本体に設けた「ストッパー」に衝突し、さらにスライド蓋をスライドさせることにより、つるまきバネの先端部が撓んでストッパーを乗越え、つるまきバネの先端部がストッパーに引っ掛かってスライド蓋が開放位置に固定される。また、開放位置で固定されているスライド蓋を閉鎖位置へ向けてスライドさせると、つるまきバネの先端部がストッパーを乗越えてスライド蓋の固定が解除され、つるまきバネのバネ力によりスライド蓋は自動的に閉鎖位置へ戻る。
【0005】
【特許文献1】
実公昭58-10472号公報
【特許文献2】
特開平9-308477号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献2記載の携帯用灰皿は、スライド蓋のクリックストップ機構を備えていて便利であるが、スライド蓋のロック/ロック解除の際につるまきバネの先端部がストッパーに当たって撓み、ロック操作を繰返すうちにつるまきバネの先端部が疲労して曲がったり折れたりすることがある。また、つるまきバネの先端部が本体のストッパーを乗越える際の摩擦によりストッパーが磨耗して機能を喪失することもある。そこで、クリックストップ機構の破損の虞を軽減して耐久性を向上するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、箱型の灰皿本体にスライド蓋を設け、スライド蓋をスライドして灰皿の開口を開閉する携帯用灰皿であって、前記スライド蓋にバネを介装して閉鎖位置へ付勢するとともに、開放位置にて前記スライド蓋を固定できるクリックストップ機構を備えた携帯用灰皿において、バネの先端をJ字形或いはV字形に折曲げ加工したクリックバネを灰皿本体と前記スライド蓋のいずれか一方に取付け、他方に前記クリックバネへ係合するストッパーを設けてクリックストップ機構を構成し、前記スライド蓋を開放したときに前記クリックバネと前記ストッパーが係合して前記スライド蓋が開放位置にロックされるように構成したことを特徴とする携帯用灰皿を提供するものである。
【0008】
また、上記クリックバネは、板バネの先端部をJ字形或いはV字形に折曲げ成形したバネであり、折曲げ部の曲面が上記ストッパーに接触してクリックバネが弾性変形することにより、スライド蓋のロック/ロック解除が行われるようした携帯用灰皿を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を図に従って詳述する。図1は携帯用灰皿1を示し、丸みをおびた本体は上ハーフ2と下ハーフ3とを嵌合して形成されていて、上ハーフ2の上面にスライド蓋4が装着され、本体前面に着脱自在な前カバー5が取付けられている。
【0010】
スライド蓋4は、図1(a)中の矢印で示すように後方へスライドさせることができ、後述するクリックストップ機構により、図2に示すように後退端で固定することができる。このとき、上ハーフ2に形成されている開口2aが露出して、タバコの灰や吸殻を携帯用灰皿1内へ投入することができる。また、スライド蓋4を閉鎖する際は、図2中の矢印で示すようにスライド蓋4を前方へ押せば、クリックストップ機構による固定が解除されてバネにより図1の閉鎖位置に戻る。尚、スライド蓋4の上面には指によるスライド操作がしやすいように複数の突起4aが設けられている。
【0011】
図3(a)(b)に示すように、前カバー5は前方へ引っ張ることにより携帯用灰皿1から取り外されて携帯用灰皿1の前面が開放され、携帯用灰皿1内の吸殻や灰を捨てることができる。図3(b)に示すように、携帯用灰皿1本体の前端に形成されている筒状の前カバー嵌合部6の上下両面にはリブ6aが形成されていて、図4(b)に示す前カバー5の内部天面と内部底面の開口縁部近傍に形成した溝5aと本体のリブ6aとが嵌合対偶をなしてスナップ式着脱機構を構成している。
【0012】
次に、スライド蓋4の開閉機構を説明する。図5はスライド蓋4を示し、(b)に示すように裏面の中央に角柱形のガイドポスト7が設けられている。ガイドポスト7には、次に説明するつるまきバネを係合させるための横穴7aと、クリックバネを取付けるためのスリット7bが形成されている。
【0013】
図6はつるまきバネ8を示し、コイル部8aの一端から短い支持端部8bが延び、他端からより長いアーム部8cが延びている。図7はクリックバネ9を示し、J字形に折曲げ成形した板バネであって、波型に成形した基部9aをスライド蓋4のガイドポスト7のスリット7bへ圧入することにより、クリックバネ9がスライド蓋4に固定され、円弧をなす先端部9bが後述する上ハーフ2のストッパーポストに接触するように形成されている。
【0014】
図8は、携帯用灰皿1の上ハーフ2を裏面側から見た図である。上ハーフ2の前半部(図において右)には、タバコの灰や吸殻を投入するための開口2aが形成されており、後半部には前後方向のスライドガイド溝2bが形成されていて、スライド蓋4のガイドポスト7が上ハーフ2のスライドガイド溝2bに係合してスライド蓋4が前後スライド自在に保持される。
【0015】
上ハーフ2の裏面の横縁部近傍には、バネ取付けポスト10とバネ受け部11が設けられていて、つるまきバネ8のコイル部8aをバネ取付けポスト10に装着し、長いアーム部8cをスライド蓋4のガイドポスト7の横穴7aへ挿入し、他方の支持端部8bをバネ受け部11に引っ掛けると、つるまきバネ8のバネ力によりスライド蓋4は閉鎖方向へ付勢されて上ハーフ2の開口2aを遮蔽する。
【0016】
閉鎖位置にあるスライド蓋4を後方へスライドさせ、スライド蓋4が後退端のやや手前に達すると、スライドガイド溝2bの後部の横に配置したストッパーポスト12にJ字形のクリックバネ9の先端部9bが衝突し、さらにスライド蓋4を後方へスライドさせるとクリックバネ9の先端部9bが弾性変形してストッパーポスト12を乗越え、図8(b)に示すようにスライド蓋4は後退端に固定される。
【0017】
スライド蓋4を閉じる際は、前述したようにスライド蓋4を閉鎖方向へ押せば、ストッパーポスト12に係合しているクリックバネ9が押圧力により弾性変形してストッパーポスト12を乗越え、ロックが解除されたスライド蓋4はつるまきバネ8のバネ力により閉鎖位置へスライドして上ハーフ2の開口2aを遮蔽する。
【0018】
このように、スライド蓋開閉用のつるまきバネ8と別体のクリックバネ9を設けたので、スライド蓋のロック/ロック解除を繰り返してもつるまきバネ8が損傷することがない。また、クリックバネ9は板バネであるので、線状のバネとは異なりストッパーポストを削ることがなく、耐久性が向上する。
【0019】
尚、この発明は上記の実施形態に限定するものではなく、図示は省略するが上記実施形態の機構配置とは逆に携帯用灰皿本体側にクリックバネを固定し、スライド蓋にストッパーポストを設けてクリックストップ機構を構成してもよい。また、図9に示す携帯用灰皿21のように、スライド蓋22が携帯用灰皿21本体に対して左右方向へスライドするように構成してもよく、この発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の携帯用灰皿は、スライド蓋の開閉動作を担うバネと、スライド蓋を開放位置でロックするクリックストップ機構のバネとを別体としたので、一つのつるまきバネでスライド蓋の開閉機能とクリックストップ機能を兼用させた従来の携帯用灰皿とは異なり、スライド蓋の開閉を繰り返してもつるまきバネの先端部が疲労して折れ曲がることがなく、クリックストップ機能を喪失する虞が軽減されて耐久性が向上する。また、クリックバネに板バネを用いることにより、つるまきバネをクリックバネに兼用する場合よりもストッパーとクリックバネとの摩擦圧力が低下して、ストッパーの磨耗が殆どなくなり、耐
久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯用灰皿の一形態を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図2】スライド蓋開放状態の携帯用灰皿の平面図。
【図3】 (a)(b)は前カバー取外し手順を示す携帯用灰皿の平面図。
【図4】前カバーを示し、(a)は正面斜視図、(b)は背面斜視図である。
【図5】スライド蓋を示し、(a)は平面斜視図、(b)は裏面斜視図である。
【図6】つるまきバネを示し、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図7】クリックバネを示し、(a)は側面図、(b)は正面図、(b)は底面図である。
【図8】スライド蓋開閉機構を示す上ハーフの底面図であり、(a)はスライド蓋閉鎖状態を示し、(b)はスライド蓋開放ロック状態を示している。
【図9】他の実施形態を示し、携帯用灰皿の平面図である。
【符号の説明】
1 携帯用灰皿
2 上ハーフ
2a 開口
2b スライドガイド溝
3 下ハーフ
4 スライド蓋
5 前カバー
6 前カバー嵌合部
7 ガイドポスト
7a 横穴
7b スリット
8 つるまきバネ
9 クリックバネ
10 バネ取付けポスト
11 バネ受け部
12 ストッパーポスト

Claims (2)

  1. 箱型の灰皿本体にスライド蓋を設け、スライド蓋をスライドして灰皿の開口を開閉する携帯用灰皿であって、前記スライド蓋にバネを介装して閉鎖位置へ付勢するとともに、開放位置にて前記スライド蓋を固定できるクリックストップ機構を備えた携帯用灰皿において、
    バネの先端をJ字形或いはV字形に折曲げ加工したクリックバネを灰皿本体と前記スライド蓋のいずれか一方に取付け、他方に前記クリックバネへ係合するストッパーを設けてクリックストップ機構を構成し、前記スライド蓋を開放したときに前記クリックバネと前記ストッパーが係合して前記スライド蓋が開放位置にロックされるように構成したことを特徴とする携帯用灰皿。
  2. 上記クリックバネは、板バネの先端部をJ字形或いはV字形に折曲げ成形したバネであり、折曲げ部の曲面が上記ストッパーに接触してクリックバネが弾性変形することにより、スライド蓋のロック/ロック解除が行われるようした請求項1記載の携帯用灰皿。
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