JP3887976B2 - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents
無電極放電灯点灯装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3887976B2 JP3887976B2 JP33474498A JP33474498A JP3887976B2 JP 3887976 B2 JP3887976 B2 JP 3887976B2 JP 33474498 A JP33474498 A JP 33474498A JP 33474498 A JP33474498 A JP 33474498A JP 3887976 B2 JP3887976 B2 JP 3887976B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- metal case
- power supply
- discharge lamp
- electrodeless discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無電極放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の無電極放電灯点灯装置の回路図を図12(a)に示す。この無電極放電灯点灯装置は、商用電源1を整流平滑して所望の直流電圧を発生する降圧チョッパ回路からなる直流電源回路2と、透明または内面に蛍光体が塗布された球状のガラスバルブ内に不活性ガス、金属蒸気などの放電ガス(例えば水銀、希ガスなど)が封入された無電極放電灯5と、無電極放電灯5の外周に沿って近接配置された誘電コイル4と、直流電源回路2の出力から高周波電流を発生して誘導コイル4に供給するための発振器25および増幅回路26と、誘導コイル4および増幅回路26のインピーダンス整合をとり反射を無くして無電極放電灯5に効率よく高周波電力を伝達するマッチング回路6とから構成される。ここに、発振回路25および増幅回路26から高周波電源回路3が構成され、誘導コイル4および無電極放電灯5から負荷回路8が構成される。
【0003】
ここで、直流電源回路2と高周波電源回路3とマッチング回路6とは、導電性を有する金属ケース27内に収納されている。直流電源回路2の入力端子間にはコンデンサC21が接続され、直流電源回路2の一方の入力端子はコンデンサC22を介して金属ケース27に電気的に接続されている。また、高周波電源回路3の入力端子間にはコンデンサC23,C24の直列回路が接続され、コンデンサC23,C24の接続点はコンデンサC25を介して金属ケース27に電気的に接続されている。さらに、負荷回路8の一方の入力端子(すなわちマッチング回路6の出力端子)はコンデンサC26を介して金属ケース27に接続されている。ここに、インピーダンス要素としてのコンデンサC21,C22から第1のアース回路28が構成され、インピーダンス要素としてのコンデンサC23〜C25から第2のアース回路29が構成され、インピーダンス要素としてのコンデンサC26から第3のアース回路30が構成される。
【0004】
図12(b)はこの無電極放電灯点灯装置の概略図を示しており、直流電源回路2で発生する低周波ノイズは、第1のアース回路28と第2のアース回路29とを介して金属ケース27に流れ、図12(b)中に破線C,C′で示すように互いに打ち消し合うため、直流電源回路2で発生する低周波ノイズが低減される。
【0005】
また高周波電源回路3や負荷回路8で発生する高周波ノイズは、第2のアース回路29と第3のアース回路30とを介して金属ケース27に流れ、図12(b)中に破線D,D′で示すように互いに打ち消し合って低減されるため、高周波電源回路3や負荷回路8で発生して金属ケース27の外部に漏れる高周波ノイズを低減することができる。
【0006】
ここで、第2のアース回路29のインピーダンスZ2が、第1のアース回路28のインピーダンスZ1よりも小さく、且つ、第3のアース回路30のインピーダンスZ3よりも大きくなるように設計すれば(Z1>Z2>Z3)、高周波電源回路3や負荷回路8で発生した高周波ノイズが直流電源回路2を伝わって、電源線15に伝導しにくくなり、高周波ノイズをさらに低減できる(例えば特開平10−106777号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、直流電源回路2や高周波電源回路3やマッチング回路6が1つの金属ケース27内に収納されている場合は、各回路2,3,6の入力端および出力端を、第1〜第3のアース回路28〜30を介して金属ケース27に電気的に接続することにより、低周波ノイズや高周波ノイズを低減することができるが、直流電源回路2および高周波電源回路3とマッチング回路6とが別々の金属ケースに収納されている場合、ノイズを十分に低減できない虞がある。
【0008】
すなわち、図13に示すように直流電源回路2および高周波電源回路3が第1の金属ケース9内に収納されるとともに、マッチング回路6が第2の金属ケース10内に収納され、高周波電源回路3とマッチング回路6との間が同軸ケーブル31を介して電気的に接続されており、直流電源回路2の一方の入力端子は第1のアース回路28を介して第1の金属ケース9に電気的に接続され、マッチング回路6の一方の出力端子は第3のアース回路30を介して第2の金属ケースに接続されている場合、第1の金属ケース9内で発生した高周波ノイズは、図13中に破線E′で示すように第1のアース回路28を介して第1の金属ケース9に流れるとともに、高周波電源回路3の出力側から第1の金属ケース9に帰還する径路(図13中の破線E)と、同軸ケーブル31を介して第2の金属ケース10に伝達される径路(図13中の破線E″)とで伝導される。同様に第2の金属ケース10内で発生した高周波ノイズは、図13中に破線F′で示すように第3のアース回路30を介して第2の金属ケース10に流れるとともに、高周波電源回路3の出力側から第2の金属ケース10に帰還する径路(図13中の破線F)と、同軸ケーブル31を介して第1の金属ケース9に伝達される径路(図13中の破線F″)とで伝導される。
【0009】
ここで、第1の金属ケース9内においては、第2の金属ケース10から伝達された径路F″で流れるノイズ成分が、第1の金属ケース9内で発生した破線E,E′に示す径路のノイズ成分と異なる場合、径路F″で流れるノイズと径路E,E′で流れるノイズとが互いに打ち消し合われずに、ノイズを大幅に低減することができず、外部にノイズが漏れる虞があった。また、第2の金属ケース9内においても、第1の金属ケース9から伝達された径路E″で流れるノイズ成分が、第2の金属ケース10内で発生した破線F,F′に示す径路のノイズ成分と異なる場合、上述と同様に径路E″で流れるノイズと径路F,F′で流れるノイズとが互いに打ち消し合われずに、ノイズを大幅に低減することができず、外部にノイズが漏れる虞があった。
【0010】
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、外部に漏れるノイズを低減した無電極放電灯点灯装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する直流電源回路と、ガラスバルブ内に放電ガスが封入された無電極放電灯と、無電極放電灯に近接配置された誘導コイルと、直流電源回路の出力から高周波電流を発生して誘導コイルに供給する高周波電源回路と、誘導コイルと高周波電源回路のインピーダンスを整合させるマッチング回路とを備え、直流電源回路及び高周波電源回路を第1の金属ケースに収納するとともに、マッチング回路を第2の金属ケースに収納し、第1および第2の金属ケースにそれぞれ電気的に接続された導電体が外部導体の外周に設けられた2重シールド同軸ケーブルで高周波電源回路とマッチング回路との間を電気的に接続し、直流電源回路又は高周波電源回路の何れか一方と第1の金属ケースとの間をインピーダンス要素からなる第1のアース回路を介して電気的に接続するとともに、マッチング回路と第2の金属ケースとの間をインピーダンス要素からなる第2のアース回路を介して電気的に接続し、且つ、第1および第2の金属ケースを照明器具本体の内部に収納し、第1の金属ケースと照明器具本体とをアース線を介して電気的に接続し、第1の金属ケースの内部に上記アース線を挿通するための溝を設け、上記アース線は、第1の金属ケースとの間に浮遊容量が発生する程度に第1の金属ケースの内面に近接させて配置されたことを特徴とし、2重シールド同軸ケーブルの外部導体と導電体との間には浮遊容量が同軸ケーブルの全範囲にわたって発生するので、第1および第2の金属ケース内で発生したノイズはこの浮遊容量を介してそれぞれ第1および第2の金属ケースに帰還し、第1の金属ケース内で発生したノイズが2重シールド同軸ケーブルを介して第2の金属ケースに伝達されたり、第2の金属ケース内で発生したノイズが2重シールド同軸ケーブルを介して第1の金属ケースに伝達されることはなく、したがって第1の金属ケース内で発生したノイズはこの浮遊容量を介して第1の金属ケースに流れるとともに、第1のアース回路を介して第1の金属ケースに流れるから、この2つの径路で第1の金属ケースに流れたノイズが互いに打ち消し合って低減され、且つ、第2の金属ケースで発生したノイズは上述の浮遊容量を介して第2の金属ケースに流れるとともに、第2のアース回路を介して第2の金属ケースに流れるから、この2つの径路で第2の金属ケースに流れたノイズが互いに打ち消し合って低減されるため、第1および第2の金属ケースから外部に漏れるノイズを低減できる。しかも、アース線は第1の金属ケースのケース内面に近接して配置されているので、アース線と第1の金属ケースとの間に浮遊容量を発生させることができ、第1の金属ケース内に収納されている直流電源回路や高周波電源回路から空間に放射されたノイズがアース線に伝搬されると、アース線に伝搬されたノイズが、アース線と第1の金属ケースとの間に発生した浮遊容量を介して第1の金属ケースに帰還されるから、第1の金属ケースの外部に漏れるノイズを更に低減することができる。そのうえ、アース線が溝内に挿通されるので、アース線をケース内面に確実に近接させて配線することができ、アース線と第1の金属ケースとの間に確実に浮遊容量を発生させることができる。
【0012】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、第2のアース回路を構成するインピーダンス要素は、第2の金属ケース内で誘導コイル寄りの位置に配置されたことを特徴とし、請求項3の発明では、第2のアース回路を構成するインピーダンス要素は、誘導コイルの一端と第2の金属ケースとの間に接続されたことを特徴とし、請求項1の発明と同様の作用を得ることができる。
【0013】
請求項4の発明では、請求項1の発明において、第2のアース回路は、誘導コイルの両端間に接続された複数のインピーダンス要素の直列回路を有し、上記複数のインピーダンス要素の内の何れか2つの接続点と第2の金属ケースとの間を電気的に接続したことを特徴とし、請求項5の発明では、請求項4の発明において、上記複数のインピーダンス要素の内の何れか2つの接続点と第2の金属ケースとの間をインピーダンス要素を介して電気的に接続したことを特徴とし、請求項1の発明と同様の作用を得ることができる。
【0014】
請求項6の発明では、請求項1乃至5の発明において、上記第2のアース回路は、コンデンサおよびインダクタの直列回路を有することを特徴とし、請求項1の発明と同様の作用を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0018】
(基本構成)
本発明に係る無電極放電灯点灯装置の基本構成を図1の回路図に基づいて説明する。本回路は、商用電源1と、商用電源1から供給される交流電圧を直流電圧に変換する直流電源回路2と、透明または内部に蛍光体が塗布された球状のガラスバルブ内に不活性ガスや金属蒸気などの放電ガス(例えば水銀、希ガスなど)が封入された無電極放電灯5と、無電極放電灯5の外周に沿って近接配置された誘電コイル4と、直流電源回路1の出力を高周波電流に変換して誘導コイル4に供給する高周波電源回路3と、高周波電源回路3と誘導コイル4のインピーダンス整合をとり反射を無くして無電極放電灯5に効率良く高周波電力を伝達するコンデンサC3〜C5よりなるマッチング回路6とを備えている。
【0019】
直流電源回路1は、入力フィルタFと、入力フィルタFを介して入力された商用電源1の交流電圧を整流する整流器DBと、整流器DBの出力電圧を平滑して電源電圧を昇圧した直流電圧を発生する昇圧チョッパ回路7とで構成される。
【0020】
昇圧チョッパ回路7は、整流器DBの直流出力端子間にインダクタL1を介して接続されたMOS型電界効果トランジスタよりなるスイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q1の両端間にダイオードD1を介して接続された平滑コンデンサC1と、スイッチング素子Q1のオンオフを制御する制御回路7aとで構成され、制御回路7aがスイッチング素子Q1のオンデューティやスイッチング周波数を制御することにより、平滑コンデンサC1の両端間に所望の直流電圧を発生させることができる。
【0021】
高周波電源回路3は、平滑コンデンサC1の両端間に接続されたMOS型電界効果トランジスタよりなるスイッチング素子Q2,Q3の直列回路と、所定周波数の信号を発生する発振回路3aと、スイッチング素子Q4および駆動トランスT1などからなり発振回路3aの信号に応じてスイッチング素子Q2,Q3を交互にオンオフさせる駆動回路3bとを備えており、ローサイドのスイッチング素子Q4と並列にインダクタL2およびコンデンサC5の直列回路を介して、マッチング回路6および誘導コイル4からなる負荷回路8が接続されている。高周波電源回路3では、直流電源回路2の出力電圧をスイッチング素子Q2,Q3でスイッチングすることにより高周波電流に変換し、マッチング回路6を介して誘導コイル4に印加しており、誘導コイル4に高周波電磁界を発生させて、無電極放電灯5を点灯させる。
【0022】
ここで、直流電源回路2および高周波電源回路3とマッチング回路6とは別々の金属ケースに収納されている。すなわち、直流電源回路2および高周波電源回路3は第1の金属ケース9に収納され、マッチング回路6は第2の金属ケース10に収納されており、高周波電源回路3とマッチング回路6との間は2重シールド同軸ケーブル11により電気的に接続されている。ここに2重シールド同軸ケーブル11とは、図2(a)(b)に示すように、高周波電源回路3およびマッチング回路6の高電位側の端子にそれぞれ接続される中心導体11aと、高周波電源回路3およびマッチング回路6の低電位側の端子にそれぞれ接続される外部導体11bとを有する同軸ケーブルの外周に、第1および第2の金属ケース9,10にそれぞれ電気的に接続された導電体(アース線)11cが設けられたようなケーブルのことをいう。なお、第1および第2の金属ケース9,10はそれぞれ接地されている。
【0023】
直流電源回路2およびマッチング回路6は、それぞれ、第1および第2のアース回路12,13を介して第1および第2の金属ケース9,10に電気的に接続されている。第1のアース回路12は、入力フィルタFの入力端子間に接続されたインピーダンス要素としてのコンデンサC10,C11の直列回路と、コンデンサC10,C11の接続点と第1の金属ケース9との間に接続されたインピーダンス要素としてのコンデンサC12から構成される。一方、第2のアース回路13は、マッチング回路6の低電位側の出力端子および誘導コイル4の接続点と第2の金属ケース10との間に接続されたインピーダンス要素としてのコンデンサC13から構成される。而して、直流電源回路2や高周波電源回路3で発生した低周波ノイズや高周波ノイズは、図1に破線Aで示すように第1のアース回路12を介して第1の金属ケース9に流れるとともに、マッチング回路6で発生した高周波ノイズは、図1に破線Bで示すように第2のアース回路13を介して第2の金属ケース10に流れる。
【0024】
ところで、同軸ケーブル11としては、第1および第2の金属ケース9,10にそれぞれ電気的に接続された導電体11cが外周に設けられた二重シールドタイプのケーブルを用いているので、図2(a)(b)に示すように中心導体11aおよび外部導体11bと導電体11cとの間にはそれぞれ浮遊容量C0が、同軸ケーブル11の全長にわたって発生する。したがって、第1の金属ケース9で発生したノイズは、同軸ケーブル11を介して第2の金属ケース10側に流れることはなく、浮遊容量C0を介して図1に破線A′で示す径路で第1の金属ケース9に帰還する。同様に、第2の金属ケース10で発生したノイズは、同軸ケーブル11を介して第1の金属ケース9側に流れることはなく、浮遊容量C0を介して図1に破線B′で示す径路で第2の金属ケース10に帰還する。
【0025】
而して、第1の金属ケース9においては、直流電源回路2および高周波電源回路3から第1のアース回路12を介して第1の金属ケース9に流れたノイズと、同軸ケーブル11の浮遊容量C0を介して第1の金属ケース9に帰還したノイズとが互いに打ち消し合って、ノイズを低減することができる。一方、第2の金属ケース10においては、マッチング回路6から第2のアース回路13を介して第2の金属ケース10に流れたノイズと、同軸ケーブル11の浮遊容量C0を介して第2の金属ケース10に帰還したノイズとが互いに打ち消し合って、ノイズを低減することができる。ここで、第2のアース回路13は誘導コイル4の近傍に配置するのが望ましく、第2のアース回路13を誘導コイル4の近傍に配置することによって、マッチング回路4で発生するノイズをさらに低減することができる。
【0026】
ところで、本回路では第2のアース回路13を、マッチング回路6の低電位側の出力端子および誘導コイル4の接続点と、第2の金属ケース10との間に接続されたコンデンサC13から構成しているが、マッチング回路6の端子と第2の金属ケース10との間の高周波インピーダンスを小さくするような構成であれば良く、図3に示すように、第2のアース回路13を、マッチング回路6の高電位側の出力端子および誘導コイル4の接続点と、第2の金属ケース10との間に接続されたコンデンサC13’から構成しても良い。また、図4に示すように、第2のアース回路13を、誘導コイル4の両端間に接続されたコンデンサC14,C15の直列回路から構成し、コンデンサC14,C15の接続点と第2の金属ケース10とを電気的に接続するようにしても良いし、図5に示すように、第2のアース回路13を、誘導コイル4の両端間に接続されたコンデンサC14,C15の直列回路と、コンデンサC14,C15の接続点と第2の金属ケース10との間に接続されたコンデンサC16とで構成するようにしても良い。さらに、図6に示すように、第2のアース回路13を、誘導コイル4の両端間に接続されたコンデンサC14,C15の直列回路と、コンデンサC14,C15の接続点と第2の金属ケース10との間に接続されたインダクタL3およびコンデンサC16の直列回路とで構成するようにしても良い。
【0027】
尚、図4および図5に示す第2のアース回路13では、誘導コイル4の両端間にインピーダンス要素たるコンデンサC14,C15の直列回路を接続し、コンデンサC14,C15の接続点を第2の金属ケース10に電気的に接続しているが、誘導コイル4の両端間に接続されるインピーダンス要素の個数を2個に限定する趣旨のものではなく、誘導コイル4の両端間に複数のインピーダンス要素の直列回路を接続し、複数のインピーダンス要素の内の何れか2個の接続点と第2の金属ケース10との間を電気的に接続するようにしても良く、上述と同様にノイズの低減を図ることができる。
【0028】
また、本回路では第1のアース回路12を直流電源回路2の入力端子間に接続されたコンデンサC10,C11の直列回路と、コンデンサC10,C11の接続点と第1の金属ケース9との間に接続されたコンデンサC12とで構成しているが、直流電源回路2および高周波電源回路3と第1の金属ケース9との間の高周波インピーダンスを小さくするような構成であれば、どのような構成でも良い。
【0029】
(実施形態)
図7に本実施形態の無電極放電灯点灯装置の回路図を示し、図8にこの無電極放電灯点灯装置の要部分解斜視図を示す。なお、図7では回路を省略して図示しており、基本構成で説明した無電極放電灯点灯装置と共通する構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0030】
本実施形態では、直流電源回路2および高周波電源回路3を収納した第1の金属ケース9と、マッチング回路6を収納した第2の金属ケース10とを、導電材料から形成された照明器具本体14の内部に収納している。ここで、第1の金属ケース9内に収納された直流電源回路2には電源線15を介して商用電源1が供給されている。また、第1のアース回路12および第1の金属ケース9の接続点はアース線16を介して照明器具本体14に電気的に接続されている。また、第2の金属ケース10は照明器具本体14とともに接地されている。
【0031】
図8に示すように、第1の金属ケース9の内部には、直流電源回路2や高周波電源回路3や第1のアース回路12を構成する回路素子が実装されたプリント基板17が収納されており、プリント基板17は固定ねじ18を用いて第1の金属ケース9にねじ止めされている。
【0032】
ここで、第1のアース回路12および第1の金属ケース9の接続点と、照明器具本体14との間を電気的に接続するアース線16は、照明器具本体14の内面に近接させて配線されている。このアース線16が第1の金属ケース9の内面に近接して配線されていない場合、第1の金属ケース9内に収納されたプリント基板17から空間に放射されたノイズがアース線16に伝搬されると、電源線15などを介して第1の金属ケース9の外部にノイズが伝達される虞があるが、本実施形態ではアース線16を第1の金属ケース9の内面に近接させて配線しているので、第1の金属ケース9とアース線16との間に浮遊容量が発生する。したがって、第1の金属ケース9内のプリント基板17から空間に放射されてアース線16に伝搬されたノイズは、第1の金属ケース9とアース線16との間に発生した浮遊容量を介して第1の金属ケース9に帰還されることになり、第1の金属ケース9の外部に電源線15などを介して伝達されるノイズや輻射ノイズを低減することができる。
【0033】
ところで、本実施形態ではアース線16が第1の金属ケース9の内面に近接して配線されているだけであるが、図9に示すように、第1の金属ケース9の内側面に、内側面に沿って走る挿通孔19aが設けられた筒部19を第1の金属ケース9と一体に設け、この挿通孔19a内にアース線16を挿通するようにしても良い。このようにアース線16は挿通孔19a内に挿通されているので、アース線16を第1の金属ケース9の内側面に確実に近接させて配線することができる。したがって、第1の金属ケース9とアース線16との間に浮遊容量を確実に発生させることができ、第1の金属ケース9内のプリント基板17から空間を伝搬してアース線16に伝達されたノイズは、第1の金属ケース9とアース線16との間に発生した浮遊容量を介して第1の金属ケース9に帰還されるから、第1の金属ケース9の外部に電源線15などを介して伝達されるノイズや輻射ノイズを確実に低減することができる。ここに、挿通孔19aからアース線16を挿通するための溝が構成される。
【0034】
また、図10(a)(b)に示すように、第1の金属ケース9の内側面の近傍に、第1の金属ケース9の内側面と略平行な隔壁20を第1の金属ケース9の底面から立設し、この隔壁20と第1の金属ケース9の内側面との間に形成される溝21にアース線16を配線するようにしても良い。ここで、アース線16は溝21内に配線されるので、アース線16を第1の金属ケース9の内側面に確実に近接させて配線することができる。したがって、第1の金属ケース9とアース線16との間に浮遊容量を確実に発生させることができ、上述と同様に、第1の金属ケース9の外部に電源線15などを介して伝達されるノイズや輻射ノイズを確実に低減することができる。
【0035】
ところで、図9および図10に示す無電極放電灯点灯装置では、第1の金属ケース9と一体に筒部19や隔壁20を設け、筒部19の挿通孔19aや、第1の金属ケース9の内側面と隔壁20との間の溝21にアース線16を配線しているが、図11に示すように、溝22aが形成された断面略U字状の保持部材22の両端部に、それぞれ、ねじ孔23aが形成された固定片23,23を突設し、この保持部材22を固定ねじ24,24を用いて第1の金属ケース9の内側面に固定して、保持部材22の溝22a内にアース線16を挿通するようにしても良く、アース線16は溝22a内に配線されているので、アース線16を第1の金属ケース9の内側面に確実に近接させて配線することができる。而して、第1の金属ケース9とアース線16との間に浮遊容量を確実に発生させることができ、上述と同様に、第1の金属ケース9の外部に電源線15などを介して伝達されるノイズや輻射ノイズを確実に低減することができる。
【0036】
【発明の効果】
上述のように請求項1の発明は、商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する直流電源回路と、ガラスバルブ内に放電ガスが封入された無電極放電灯と、無電極放電灯に近接配置された誘導コイルと、直流電源回路の出力から高周波電流を発生して誘導コイルに供給する高周波電源回路と、誘導コイルと高周波電源回路のインピーダンスを整合させるマッチング回路とを備え、直流電源回路及び高周波電源回路を第1の金属ケースに収納するとともに、マッチング回路を第2の金属ケースに収納し、第1および第2の金属ケースにそれぞれ電気的に接続された導電体が外部導体の外周に設けられた2重シールド同軸ケーブルで高周波電源回路とマッチング回路との間を電気的に接続し、直流電源回路又は高周波電源回路の何れか一方と第1の金属ケースとの間をインピーダンス要素からなる第1のアース回路を介して電気的に接続するとともに、マッチング回路と第2の金属ケースとの間をインピーダンス要素からなる第2のアース回路を介して電気的に接続し、且つ、第1および第2の金属ケースを照明器具本体の内部に収納し、第1の金属ケースと照明器具本体とをアース線を介して電気的に接続し、第1の金属ケースの内部に上記アース線を挿通するための溝を設け、上記アース線は、第1の金属ケースとの間に浮遊容量が発生する程度に第1の金属ケースの内面に近接させて配置されたことを特徴とし、2重シールド同軸ケーブルの外部導体と導電体との間には浮遊容量が同軸ケーブルの全範囲にわたって発生するので、第1および第2の金属ケース内で発生したノイズはこの浮遊容量を介してそれぞれ第1および第2の金属ケースに帰還し、第1の金属ケース内で発生したノイズが2重シールド同軸ケーブルを介して第2の金属ケースに伝達されたり、第2の金属ケース内で発生したノイズが2重シールド同軸ケーブルを介して第1の金属ケースに伝達されることはなく、したがって第1の金属ケース内で発生したノイズはこの浮遊容量を介して第1の金属ケースに流れるとともに、第1のアース回路を介して第1の金属ケースに流れるから、この2つの径路で第1の金属ケースに流れたノイズが互いに打ち消し合って低減され、且つ、第2の金属ケースで発生したノイズは上述の浮遊容量を介して第2の金属ケースに流れるとともに、第2のアース回路を介して第2の金属ケースに流れるから、この2つの径路で第2の金属ケースに流れたノイズが互いに打ち消し合って低減されるため、第1および第2の金属ケースから外部に漏れるノイズを低減できるという効果がある。しかも、アース線は第1の金属ケースのケース内面に近接して配置されているので、アース線と第1の金属ケースとの間に浮遊容量を発生させることができ、第1の金属ケース内に収納されている直流電源回路や高周波電源回路から空間に放射されたノイズがアース線に伝搬されると、アース線に伝搬されたノイズが、アース線と第1の金属ケースとの間に発生した浮遊容量を介して第1の金属ケースに帰還されるから、第1の金属ケースの外部に漏れるノイズを更に低減できるという効果がある。そのうえ、アース線が溝内に挿通されるので、アース線をケース内面に確実に近接させて配線することができ、アース線と第1の金属ケースとの間に確実に浮遊容量を発生させることができる。
【0037】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、第2のアース回路を構成するインピーダンス要素は、第2の金属ケース内で誘導コイル寄りの位置に配置されたことを特徴とし、請求項3の発明は、第2のアース回路を構成するインピーダンス要素は、誘導コイルの一端と第2の金属ケースとの間に接続されたことを特徴とし、請求項1の発明と同様の効果がある。
【0038】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、第2のアース回路は、誘導コイルの両端間に接続された複数のインピーダンス要素の直列回路を有し、上記複数のインピーダンス要素の内の何れか2つの接続点と第2の金属ケースとの間を電気的に接続したことを特徴とし、請求項5の発明は、請求項4の発明において、上記複数のインピーダンス要素の内の何れか2つの接続点と第2の金属ケースとの間をインピーダンス要素を介して電気的に接続したことを特徴とし、請求項1の発明と同様の効果がある。
【0039】
請求項6の発明は、請求項1乃至5の発明において、上記第2のアース回路は、コンデンサおよびインダクタの直列回路を有することを特徴とし、請求項1の発明と同様の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 無電極放電灯点灯装置の基本構成を示す回路図である。
【図2】(a)(b)は同上に用いる2重シールド同軸ケーブルの説明図である。
【図3】 同上の別の無電極放電灯点灯装置を示す要部回路図である。
【図4】 同上のまた別の無電極放電灯点灯装置を示す要部回路図である。
【図5】 同上のさらに別の無電極放電灯点灯装置を示す要部回路図である。
【図6】 同上のまた更に別の無電極放電灯点灯装置を示す要部回路図である。
【図7】 無電極放電灯点灯装置の一実施形態を示す回路図である。
【図8】 同上の要部分解斜視図である。
【図9】 同上の別の無電極放電灯点灯装置を示す要部斜視図である。
【図10】 同上のまた別の無電極放電灯点灯装置を示し、(a)は一部省略せる平面図、(b)は要部斜視図である。
【図11】 同上のさらに別の無電極放電灯点灯装置を示す要部斜視図である。
【図12】(a)従来の無電極放電灯点灯装置を示す回路図である。
(b)同上の概略図である。
【図13】 同上の別の無電極放電灯点灯装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1 商用電源
2 直流電源回路
3 高周波電源回路
4 誘導コイル
5 無電極放電灯
6 マッチング回路
9 第1の金属ケース
10 第2の金属ケース
11 2重シールド同軸ケーブル
11c 導電体
Claims (6)
- 商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する直流電源回路と、ガラスバルブ内に放電ガスが封入された無電極放電灯と、無電極放電灯に近接配置された誘導コイルと、直流電源回路の出力から高周波電流を発生して誘導コイルに供給する高周波電源回路と、誘導コイルと高周波電源回路のインピーダンスを整合させるマッチング回路とを備え、直流電源回路及び高周波電源回路を第1の金属ケースに収納するとともに、マッチング回路を第2の金属ケースに収納し、第1および第2の金属ケースにそれぞれ電気的に接続された導電体が外部導体の外周に設けられた2重シールド同軸ケーブルで高周波電源回路とマッチング回路との間を電気的に接続し、直流電源回路又は高周波電源回路の何れか一方と第1の金属ケースとの間をインピーダンス要素からなる第1のアース回路を介して電気的に接続するとともに、マッチング回路と第2の金属ケースとの間をインピーダンス要素からなる第2のアース回路を介して電気的に接続し、且つ、第1および第2の金属ケースを照明器具本体の内部に収納し、第1の金属ケースと照明器具本体とをアース線を介して電気的に接続し、第1の金属ケースの内部に上記アース線を挿通するための溝を設け、上記アース線は、第1の金属ケースとの間に浮遊容量が発生する程度に第1の金属ケースの内面に近接させて配置されたことを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
- 第2のアース回路を構成するインピーダンス要素は、第2の金属ケース内で誘導コイル寄りの位置に配置されたことを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
- 第2のアース回路を構成するインピーダンス要素は、誘導コイルの一端と第2の金属ケースとの間に接続されたことを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
- 第2のアース回路は、誘導コイルの両端間に接続された複数のインピーダンス要素の直列回路を有し、上記複数のインピーダンス要素の内の何れか2つの接続点と第2の金属ケースとの間を電気的に接続したことを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
- 上記複数のインピーダンス要素の内の何れか2つの接続点と第2の金属ケースとの間をインピーダンス要素を介して電気的に接続したことを特徴とする請求項4記載の無電極放電灯点灯装置。
- 上記第2のアース回路は、コンデンサおよびインダクタの直列回路を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の無電極放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33474498A JP3887976B2 (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 無電極放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33474498A JP3887976B2 (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 無電極放電灯点灯装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000164379A JP2000164379A (ja) | 2000-06-16 |
JP3887976B2 true JP3887976B2 (ja) | 2007-02-28 |
Family
ID=18280749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33474498A Expired - Fee Related JP3887976B2 (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 無電極放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3887976B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002002335A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-09 | Shinko Electric Co Ltd | 非接触給電装置 |
JP4585663B2 (ja) * | 2000-08-04 | 2010-11-24 | 東芝ライテック株式会社 | フィルタ回路、フィルタ装置および放電灯点灯装置 |
JP4730185B2 (ja) * | 2006-04-19 | 2011-07-20 | パナソニック電工株式会社 | 無電極放電灯点灯装置及びそれを用いる照明器具 |
FR2922714B1 (fr) | 2007-10-19 | 2010-03-12 | Valeo Vision | Dispositif d'alimentation electrique pour une lampe a decharge comportant un blindage de ballast et un blindage de faisceau raccordes en parllele a un potentiel commun |
JP5802424B2 (ja) * | 2011-04-22 | 2015-10-28 | 矢崎総業株式会社 | 共鳴式非接触給電システム |
JP5732307B2 (ja) * | 2011-04-22 | 2015-06-10 | 矢崎総業株式会社 | 共鳴式非接触給電システム |
JP5740200B2 (ja) * | 2011-04-22 | 2015-06-24 | 矢崎総業株式会社 | 共鳴式非接触給電システム、受電側装置及び送電側装置 |
JP2013120669A (ja) * | 2011-12-07 | 2013-06-17 | Acorn Logic Technology Co Ltd | 電磁誘導型放電ランプシステム |
JP7147179B2 (ja) * | 2018-02-28 | 2022-10-05 | 東芝ライテック株式会社 | 電源装置 |
-
1998
- 1998-11-25 JP JP33474498A patent/JP3887976B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000164379A (ja) | 2000-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5541482A (en) | Electrodeless discharge lamp including impedance matching and filter network | |
JP3887976B2 (ja) | 無電極放電灯点灯装置 | |
US7511431B2 (en) | Gas discharge lamp | |
JP3226331B2 (ja) | 無電極放電灯点灯装置 | |
JP6530455B2 (ja) | 電源装置 | |
EP0641510B1 (en) | Electrodeless discharge lamp including impedance matching and filter network | |
JP3463482B2 (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JP2000287454A (ja) | 電源装置 | |
JP4241341B2 (ja) | 無電極放電灯装置 | |
JP2002063994A (ja) | 無電極放電灯点灯装置 | |
JP3812234B2 (ja) | 無電極放電灯点灯装置 | |
JP3797076B2 (ja) | 無電極放電灯点灯装置 | |
JP2000182569A (ja) | 無電極放電灯装置 | |
JP2001284071A (ja) | 放電灯点灯装置及び照明器具 | |
JP3690205B2 (ja) | 電源装置 | |
JP4730185B2 (ja) | 無電極放電灯点灯装置及びそれを用いる照明器具 | |
JPH11185982A (ja) | 放電灯照明装置 | |
JP2000041383A (ja) | 系統連系インバータ | |
JPH11111479A (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JPH06310291A (ja) | 無電極放電灯点灯装置 | |
JPH11102794A (ja) | 無電極放電灯装置 | |
JPH07326484A (ja) | 無電極放電灯点灯装置 | |
JPH0328038B2 (ja) | ||
Chandra | Mitigation of electromagnetic interference in low power compact electrodeless lamps | |
JP2007242638A (ja) | 放電灯装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060403 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061107 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061120 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |