JPH11185982A - 放電灯照明装置 - Google Patents

放電灯照明装置

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JPH11185982A
JPH11185982A JP35384097A JP35384097A JPH11185982A JP H11185982 A JPH11185982 A JP H11185982A JP 35384097 A JP35384097 A JP 35384097A JP 35384097 A JP35384097 A JP 35384097A JP H11185982 A JPH11185982 A JP H11185982A
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JP
Japan
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discharge lamp
circuit
voltage
lighting
filter circuit
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JP35384097A
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Toshio Kataoka
寿夫 片岡
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電ランプの電磁放射による高周波ノイズの
点灯回路側への伝播を阻止し得るとともに、フィルタ回
路の配置が高電圧回路の出力側に制限されず、またフィ
ルタ回路に対する種々の高電圧対策を不要にする。 【解決手段】 直流電力を供給する直流電源11、直流
電源11からの直流電力を用いて放電灯14に対する点
灯維持用の低電圧を発生させる点灯回路12及び高強度
放電ランプ等の放電灯14の他、高電圧回路13を備え
た。この高電圧回路13は、点灯回路12からの低電圧
を用いて放電灯14に対する点灯開始用の高電圧を発生
させる起動回路131及びトランス132を有するとと
もに、放電灯14に至る両通電ラインPL1,PL2の
各々とグランドラインとの間に接続されたコンデンサC
1,C2によって構成されるフィルタ回路を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両等で使
用され、放電灯、直流電源、点灯回路及び高電圧回路等
を備える放電灯照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、放電灯照明装置は、様々な用
途に使用されているが、例えば放電灯としてのヘッドラ
ンプにガス放電灯が使用され車両に搭載されるものがあ
る。このような放電灯照明装置では、放電灯が点灯の際
に電磁波を周囲に放射することから、この電磁放射によ
るノイズを特に車両内の電気系統に伝播させないための
種々の対策が施されている。
【0003】例えば、特開平7−94291号公報に
は、ガス放電灯と安定器との間のガス放電灯近傍に、ガ
ス放電灯の電磁放射によるノイズを安定器側に伝播させ
ないためのフィルタネットワーク(フィルタ回路)を具
備した車両用ヘッドライトが開示されている。また、特
開平8−264245号公報には、電磁放射によるノイ
ズの伝播阻止用のコンデンサやインダクタンス等のフィ
ルタ回路がコネクタ内に収納されたものが記載されてい
る。
【0004】このような従来の放電灯照明装置では、フ
ィルタ回路は、安定器等(高電圧回路)の出力側におけ
る放電灯近傍に設けられ、これにより、電磁放射による
ノイズの伝播を極力根元で阻止して、大きな効果を得る
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の放電灯照明装置では、フィルタ回路は、い
ずれも高電圧回路外の出力側に設けられていた。また、
上記特開平7−94291号及び特開平8−26424
5号公報記載のものでは、電磁放射によるノイズの伝播
阻止用のフィルタ回路が放電灯近傍に設けられているこ
とから、フィルタ回路のコンデンサ等にも放電灯に印加
される高電圧がそのまま印加されるので、コストアップ
につながる種々の高電圧対策を施す必要が生じてくる。
例えば、フィルタ回路用の素子やソケット等の形状を大
きくせざるを得ないばかりか、フィルタ回路の素子やラ
インに対して、安全規格上の特別な対策、例えば絶縁距
離の確保や充填等による絶縁対策が必要になる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、放電ランプの電磁放射による高周波ノイズの点
灯回路側への伝播を阻止し得るとともに、フィルタ回路
の配置が高電圧回路外の出力側に制限されない放電灯照
明装置を提供することを目的とする。また、本発明は、
フィルタ回路に対する種々の高電圧対策を不要にし得る
放電灯照明装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、放電灯と、直流電力を供給する直流電源
と、前記直流電源からの直流電力を利用して前記放電灯
に対する点灯維持用の低電圧を発生させる点灯回路と、
前記低電圧を利用して前記放電灯に対する点灯開始用の
高電圧を発生させる高電圧回路とを備えた放電灯照明装
置において、前記高電圧回路は、当該回路内の前記放電
灯に至る両通電ラインの少なくとも1方とグランドライ
ンとの間に接続されたコンデンサによって構成されるフ
ィルタ回路を有し、前記点灯回路と前記高電圧回路とは
分離構造になっているものである。
【0008】この構成では、フィルタ回路が高電圧回路
内に設けられているので、放電ランプの電磁放射による
高周波ノイズの点灯回路側への伝播が阻止されるように
なる他、フィルタ回路の配置が高電圧回路外の出力側に
制限されなくなる。なお、前記フィルタ回路が有するコ
ンデンサが、前記高電圧回路内における前記点灯回路に
よる低電圧側に位置していると、コンデンサに高電圧が
印加されることがないので、フィルタ回路に対する種々
の高電圧対策が不要となり、より好ましいものとなる。
【0009】また、前記フィルタ回路は、前記両通電ラ
インの少なくとも1方に介在するインダクタを有するも
のでもよい。この構成では、放電ランプから点灯回路側
への高周波ノイズの伝播が、コンデンサによって阻止さ
れる他、通電ラインに介在するインダクタによってさら
に阻止されるようになる。また、前記フィルタ回路は、
前記両通電ラインの一方に介在するインダクタを有し、
前記両通電ラインの他方には、前記高電圧を発生させる
ためのトランスの高圧側巻線部が介在していてもよい。
この構成では、放電ランプから点灯回路側への高周波ノ
イズの伝播が、コンデンサによって阻止される他、両通
電ラインの各々に介在するインダクタ及び高圧側巻線部
によってさらに阻止されるようになる。
【0010】また、前記点灯回路は、所定の駆動周波数
で動作するインバータであり、前記フィルタ回路を構成
する素子の共振周波数は、前記駆動周波数に応じて設定
されていてもよい。この構成によれば、放電ランプから
点灯回路側への高周波ノイズの伝播がより好適に阻止さ
れるようになる。また、前記共振周波数は、前記駆動周
波数の3.2×105 倍以上であってもよい。この構成
によれば、放電ランプから点灯回路側への高周波ノイズ
の伝播がより好適に阻止されるようになる。
【0011】さらに、前記コンデンサは、80〜200
MHz以上の共振周波数を有し、前記インダクタは、1
00MHz以上の共振周波数を有するものでもよい。こ
の構成によれば、放電ランプから点灯回路側への高周波
ノイズの伝播がより好適に阻止されるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施形態を
示す概略構成図である。放電灯照明装置10は、例えば
ヘッドランプに放電灯14が使用され図略の車両に搭載
されるもので、従来と同様、直流電力を供給する直流電
源11、直流電源11からの直流電力を利用して放電灯
14に対する点灯維持用の低電圧を発生させる点灯回路
12及び高強度放電ランプ(High-Intensity Discharge
Lamp )等の放電灯14を有する他、本第1実施形態で
は、図1に示す構成の高電圧回路13を具備している。
なお、点灯回路12は、所定の駆動周波数で動作するイ
ンバータである。また、点灯回路12と高電圧回路13
とは、分離構造になっている。
【0013】この高電圧回路13は、点灯回路12から
の低電圧を利用して放電灯14に対する点灯開始用の高
電圧を発生させる起動回路131及びトランス132を
有するとともに、当該高電圧回路13内の放電灯14に
至る両通電ラインPL1,PL2の各々と電源のグラン
ドライン(車両のフレームやシャーシ等を含む。)との
間に接続されたコンデンサC1,C2によって構成され
るフィルタ回路を具備している。このフィルタ回路は、
起動回路131及びトランス132に対して点灯回路1
2側に設けられ、また、高電圧を発生させるためのトラ
ンス132の高圧側巻線部132aは、両通電ラインP
L1,PL2のうちの通電ラインPL1に介在し、点灯
回路12からの低電圧に高電圧を重畳させる構成になっ
ている。
【0014】次に、本実施形態の作用について説明する
と、放電灯14から両通電ラインPL1,PL2に伝播
してくる電磁放射によるノイズ信号は、一方のみの通電
ラインPL1上のノイズ信号の高周波成分がトランス1
32の高圧側巻線部132aによって減衰される。次い
で、起動回路131の入力端を通過してコンデンサC
1,C2に伝播してきたノイズ信号は、高周波成分がコ
ンデンサC1,C2を経由してグランドラインに落とさ
れる。これにより、放電灯14の電磁放射によるノイズ
の点灯回路12への伝播が阻止されることとなる。
【0015】以上、本実施形態によれば、上記フィルタ
回路を構成する素子のうち、電圧が印可される回路配置
のコンデンサC1,C2は、起動回路131及びトラン
ス132に対して点灯回路12の低電圧側に設けられて
おり、起動回路131及びトランス132で得られる高
電圧が印可されることがないので、フィルタ回路に対す
る種々の高電圧対策は不要となる。この結果、フィルタ
回路に小型で低コストの素子が利用可能となる。
【0016】図2は、本発明の第2実施形態を示す概略
構成図である。放電灯照明装置20は、第1実施形態と
同様に、直流電源11、点灯回路12及び放電灯14を
有する他、第1実施形態と構成が異なる高電圧回路23
を具備している。そこで、第1実施形態と同様のブロッ
クの説明は省略し、異なるブロックについて説明する
と、高電圧回路23は、起動回路131及びトランス1
32を有するとともに、第1実施形態と同じ回路配置の
コンデンサC1,C2と、コンデンサC1から図外の点
灯回路12側に至る通電ラインPL1に介設されたイン
ダクタL1と、コンデンサC2から点灯回路12側に至
る通電ラインPL2に介設されたインダクタL2とによ
って構成されるフィルタ回路を具備している。
【0017】次に、本第2実施形態の作用について説明
すると、放電灯14から両通電ラインPL1,PL2に
伝播してくる電磁放射によるノイズ信号は、一方のみの
通電ラインPL1上のノイズ信号の高周波成分がトラン
ス132の高圧側巻線部132aによって減衰される。
次いで、起動回路131の入力端を通過してコンデンサ
C1,C2に伝播してきたノイズ信号は、高周波成分が
コンデンサC1,C2を経由してグランドラインに落と
される。さらにこれらのコンデンサC1,C2を通過し
て点灯回路12に向かって両通電ラインPL1,PL2
を伝播するノイズ信号は、それぞれ高周波成分がインダ
クタL1,L2によって減衰される。これにより、放電
灯14の電磁放射によるノイズの点灯回路12への伝播
が阻止されることとなる。
【0018】以上、本実施形態によれば、放電灯14か
らの電磁放射の伝播をより好適に阻止することができ
る。図3は、本発明の第3実施形態を示す概略構成図で
ある。放電灯照明装置30は、第1実施形態と同様に、
直流電源11、点灯回路12及び放電灯14を有する
他、第1実施形態と構成が異なる高電圧回路33を具備
している。
【0019】そこで、異なるブロックについて説明する
と、高電圧回路33は、起動回路131及びトランス1
32を有するとともに、第1実施形態と同じ回路配置の
コンデンサC1,C2と、コンデンサC1から起動回路
131側に至る通電ラインPL1に介設されたインダク
タL1と、コンデンサC2から起動回路131側に至る
通電ラインPL2に介設されたインダクタL2とによっ
て構成されるフィルタ回路を具備している。
【0020】次に、本第3実施形態の作用について説明
すると、放電灯14から両通電ラインPL1,PL2に
伝播してくる電磁放射によるノイズ信号は、一方のみの
通電ラインPL1上のノイズ信号の高周波成分がトラン
ス132の高圧側巻線部132aによって減衰される。
次いで、起動回路131の入力端を通過して両通電ライ
ンPL1,PL2を伝播するノイズ信号は、それぞれ高
周波成分がインダクタL1,L2によって減衰される。
さらにコンデンサC1,C2に伝播してきたノイズ信号
は、高周波成分がコンデンサC1,C2を経由してグラ
ンドラインに落とされる。これにより、放電灯14の電
磁放射によるノイズの点灯回路12への伝播が阻止され
ることとなる。
【0021】以上、本実施形態によれば、放電灯14か
らの電磁放射の伝播をより好適に阻止することができ
る。図4は、本発明の第4実施形態を示す概略構成図で
ある。放電灯照明装置40は、第1実施形態と同様に、
直流電源11、点灯回路12及び放電灯14を有する
他、第1実施形態と構成が異なる高電圧回路43を具備
している。
【0022】そこで、異なるブロックについて説明する
と、高電圧回路43は、起動回路131及びトランス1
32を有するとともに、第1実施形態と同じ回路配置の
コンデンサC1,C2と、起動回路131及びトランス
132に対して放電灯14側の両通電ラインPL1,P
L2にそれぞれ介設されたインダクタL1,L2とによ
って構成されるフィルタ回路を具備している。
【0023】次に、本第4実施形態の作用について説明
すると、放電灯14から両通電ラインPL1,PL2に
伝播してくる電磁放射によるノイズ信号は、それぞれ高
周波成分がインダクタL1,L2により減衰される。こ
の後、一方のみの通電ラインPL1上のノイズ信号の高
周波成分がトランス132の高圧側巻線部132aによ
り減衰される。次いで、起動回路131の入力端を通過
してコンデンサC1,C2に伝播してきたノイズ信号
は、高周波成分がコンデンサC1,C2を経由してグラ
ンドラインに落とされる。これにより、放電灯14の電
磁放射によるノイズの点灯回路12への伝播が阻止され
ることとなる。
【0024】以上、本実施形態によれば、放電灯14か
らの電磁放射の伝播をより好適に阻止することができ
る。図5は、本発明の第5実施形態を示す概略構成図で
ある。放電灯照明装置50は、第1実施形態と同様に、
直流電源11、点灯回路12及び放電灯14を有する
他、第1実施形態と構成が異なる高電圧回路53を具備
している。
【0025】そこで、異なるブロックについて説明する
と、高電圧回路53は、起動回路131及びトランス1
32を有するとともに、第1実施形態と同じ回路配置の
コンデンサC1,C2と、起動回路131及びトランス
132に対して放電灯14側の通電ラインPL2に介設
されたインダクタL2とによって構成されるフィルタ回
路を具備している。
【0026】次に、本第5実施形態の作用について説明
すると、放電灯14から両通電ラインPL1,PL2に
伝播してくる電磁放射によるノイズ信号は、それぞれ高
周波成分がトランス132の高圧側巻線部132a及び
インダクタL2により減衰される。次いで、起動回路1
31の入力端を通過してコンデンサC1,C2に伝播し
てきたノイズ信号は、高周波成分がコンデンサC1,C
2を経由してグランドラインに落とされる。これによ
り、放電灯14の電磁放射によるノイズの点灯回路12
への伝播が阻止されることとなる。
【0027】以上、本実施形態によれば、トランス13
2の高圧側巻線部132aを利用しつつ、放電灯14か
らの電磁放射の伝播をより好適に阻止することができ
る。図6は、本発明の第6実施形態を示す概略構成図で
ある。放電灯照明装置60は、第4実施形態と同様、直
流電源11、点灯回路12、高電圧回路43及び放電灯
14を有する他、後述する好適条件が、高電圧回路43
のフィルタ回路内の素子に対して付加されたものであ
る。
【0028】すなわち、好適条件は、上記フィルタ回路
を構成する素子の周波数特性に着目し、この周波数特性
と電磁放射の伝播阻止効果との関連性を評価して得られ
たものであり、評価結果について説明すると、素子の共
振周波数が、点灯回路12の駆動周波数(放電灯14の
特性を含む。)の3.2×105 倍以上であれば、放電
灯14からの電磁放射の伝播がより好適に阻止されるこ
とが分かった。
【0029】これを高電圧回路43のフィルタ回路に適
用すると、コンデンサC1,C2が80〜200MHz
以上、インダクタL1,L2が100MHz以上の共振
周波数を有するものであれば、放電灯14からの電磁放
射の伝播がより好適に阻止されることとなる。これによ
り、20MHz以上の電磁妨害波が低減されるようにな
った。
【0030】次に、上記第1〜第6実施形態のいずれに
も適用可能な電磁放射の伝播を阻止するための他の構造
について説明する。図7は、電磁放射の伝播阻止用のシ
ールド構造を示す図で、ここでは、高電圧回路(図7で
は便宜上、高電圧回路43を示す。)及びこの高電圧回
路から放電灯14に至るワイヤハーネスを覆うシールド
構造が新たに設けられている。これは、ワイヤハーネス
及び高電圧回路が、他の電気系統よりも放電灯14に近
い場所に位置し、放電灯14の電磁放射によるノイズの
影響を受け易いためで、図7のようにシールドされるこ
とで、放電灯14の電磁放射による余分なノイズがワイ
ヤハーネスや高電圧回路のいたる所から信号として飛び
込まなくなり、放電灯14からの電磁放射の伝播がより
好適に阻止されるようにしている。
【0031】なお、上記第1〜第6実施形態では、高電
圧回路と放電灯14との離間距離を十分確保することが
できれば、上記シールド構造は必ずしも必要でないが、
例えば構造的な制限から高電圧回路の設置場所が放電灯
14に近くなるような場合には、図7のシールド構造に
するのがより好ましいものとなる。図8は、電磁放射の
伝播阻止用の別のシールド構造を示す図で、ここでは、
放電灯14とともに、高電圧回路(図8では高電圧回路
43)及びこの高電圧回路から放電灯14に至るワイヤ
ハーネスを一括して覆うシールド構造が設けられてい
る。これにより、放電灯14の電磁放射によるノイズ信
号の点灯回路12への伝播が阻止される他、放電灯14
からの電磁波がシールド外の点灯回路12に向かって放
射しなくなる。なお、高電圧回路を収納するケースを利
用して上記シールド構造を実現するようにしてもよい。
【0032】図9は、高電圧回路をバルブの口金内に設
置した様子を示す図で、ここでは、高電圧回路(図9で
は高電圧回路13)及び放電灯14を一括してバルブの
口金15内に設置する一方、高電圧回路の入力側に接続
されるソケット16をバルブの口金15外に設けて、ソ
ケット16を介して点灯回路12の出力とを高電圧回路
の入力とを接続する構造になっている。これにより、バ
ルブの口金15のシールド効果により、放電灯14から
の電磁波がバルブの口金15外の点灯回路12に向かっ
て放射しなくなる。
【0033】図10は、高電圧回路をソケットに内蔵し
た様子を示す図で、ここでは、高電圧回路(図では高電
圧回路13)を内蔵するソケット17が設けられてい
る。これにより、組付作業が容易となる。なお、ソケッ
ト17の外面をシールド構造にするようにしてもよい。
図11は、高電圧回路を灯体内に内蔵した様子を示す図
で、ここでは、高電圧回路(図では高電圧回路13)
が、シールドされた灯体18内に収納される構造になっ
ている。これにより、放電灯14の電磁放射によるノイ
ズ信号の点灯回路12への伝播が阻止される他、放電灯
14からの電磁波が灯体18外の点灯回路12に向かっ
て放射しなくなる。
【0034】なお、上記第1〜第6実施形態では、コン
デンサC1,C2が低電圧側に設けられているが高電圧
側でもよい。ただし、コンデンサC1,C2を低電圧側
に設けるほうが、高電圧対策が不要になってより好まし
いものとなる。また、上記第1〜第6実施形態では、コ
ンデンサC1,C2の双方が使用されているが、一方の
省略が可能である場合がある。例えば、通電ラインPL
1に対して、トランス131の高圧側巻線部132aの
みで十分である場合には、コンデンサC1の省略が可能
になる。或いは、インダクタL2を使用する場合に、こ
のインダクタL2で十分であれば、コンデンサC1の省
略が可能になる。
【0035】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、放電ランプの電磁放射による高
周波ノイズの点灯回路側への伝播を阻止することが可能
で、フィルタ回路の配置が高電圧回路外の出力側に制限
されない放電灯照明装置の提供が実現できる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、放電ランプ
の電磁放射による高周波ノイズの点灯回路側への伝播を
阻止することが可能であるとともに、フィルタ回路に対
する種々の高電圧対策を不要にすることができる。請求
項3及び4記載の発明によれば、放電ランプから点灯回
路側への高周波ノイズの伝播をより効果的に阻止するこ
とが可能になる。
【0037】請求項5〜7記載の発明によれば、放電ラ
ンプから点灯回路側への高周波ノイズの伝播をより好適
に阻止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図2】本発明の第2実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図3】本発明の第3実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図4】本発明の第4実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図5】本発明の第5実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図6】本発明の第6実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図7】電磁放射の伝播阻止用のシールド構造を示す図
である。
【図8】電磁放射の伝播阻止用の別のシールド構造を示
す図である。
【図9】高電圧回路をバルブの口金内に設置した様子を
示す図である。
【図10】高電圧回路をソケットに内蔵した様子を示す
図である。
【図11】高電圧回路を灯体内に内蔵した様子を示す図
である。
【符号の説明】 10,20,30,40,50,60 放電灯照明装置 11 直流電源 12 点灯回路 13,23,33,43,53 高電圧回路 14 放電灯 C1,C2 コンデンサ L1,L2 インダクタ 131 起動回路 132 トランス 132a 高圧側巻線部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電灯と、直流電力を供給する直流電源
    と、前記直流電源からの直流電力を利用して前記放電灯
    に対する点灯維持用の低電圧を発生させる点灯回路と、
    前記低電圧を利用して前記放電灯に対する点灯開始用の
    高電圧を発生させる高電圧回路とを備えた放電灯照明装
    置において、 前記高電圧回路は、当該回路内の前記放電灯に至る両通
    電ラインの少なくとも1方とグランドラインとの間に接
    続されたコンデンサによって構成されるフィルタ回路を
    有し、 前記点灯回路と前記高電圧回路とは分離構造になってい
    ること特徴とする放電灯照明装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ回路が有するコンデンサ
    は、前記高電圧回路内における前記点灯回路による低電
    圧側に位置していること特徴とする請求項1記載の放電
    灯照明装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ回路は、前記両通電ライン
    の少なくとも1方に介在するインダクタを有すること特
    徴とする請求項1又は2記載の放電灯照明装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ回路は、前記両通電ライン
    の一方に介在するインダクタを有し、前記両通電ライン
    の他方には、前記高電圧を発生させるためのトランスの
    高圧側巻線部が介在すること特徴とする請求項1又は2
    記載の放電灯照明装置。
  5. 【請求項5】 前記点灯回路は、所定の駆動周波数で動
    作するインバータであり、前記フィルタ回路を構成する
    素子の共振周波数は、前記駆動周波数に応じて設定され
    ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の放電灯照明装置。
  6. 【請求項6】 前記共振周波数は、前記駆動周波数の
    3.2×105 倍以上であることを特徴とする請求項5
    記載の放電灯照明装置。
  7. 【請求項7】 前記コンデンサは、80〜200MHz
    以上の共振周波数を有し、前記インダクタは、100M
    Hz以上の共振周波数を有すること特徴とする請求項5
    記載の放電灯照明装置。
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