JP2000182569A - 無電極放電灯装置 - Google Patents

無電極放電灯装置

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JP2000182569A
JP2000182569A JP35614398A JP35614398A JP2000182569A JP 2000182569 A JP2000182569 A JP 2000182569A JP 35614398 A JP35614398 A JP 35614398A JP 35614398 A JP35614398 A JP 35614398A JP 2000182569 A JP2000182569 A JP 2000182569A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】暗所での始動性が良好であり、構造が簡素で安
価な無電極放電灯装置を提供する。 【解決手段】発光管30の近傍に始動補助光源35およ
び、発光管点灯用コイル34と電磁結合した結合素子
と、結合素子に誘起された高周波電力を電源とし始動補
助光源35を点灯するための電源回路部とを有する電源
回路33とからなる始動用補助光源部が備えられてい
る。このとき、発光管点灯用コイル34と、発光管30
内部に生成される高周波プラズマ環32との結合度より
も、電源回路33内の結合素子と、発光管点灯用コイル
34との結合度の方が小さくなるように始動用補助光源
部が配置され、始動時は始動補助光源35が点灯し、発
光管30の点灯時には始動補助光源35が自動的に消灯
するようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無電極放電灯装置
に関し、特に暗所での始動性を改善した無電極放電灯装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蛍光灯等の放電ランプでは、ランプを始
動させるためには、その放電空間の初期電子を利用して
初期放電を発生させる必要がある。一般に、放電ランプ
は明るい場所に放置されている状態では、外部からの光
の影響で放電空間内に初期電子が発生する確率が高く、
また、頻繁に点滅を繰り返している場合も、前回点灯時
の電子が放電空間内に残留して初期電子になるため始動
性の問題は生じない。
【0003】しかしながら、ランプが長期間点灯され
ず、かつ、暗所において最初の始動を行う場合には、初
期電子が始動に必要な量だけ生成されにくいため、始動
時間が長くなるという問題があった。
【0004】このため、有電極型の蛍光灯では、始動時
にフィラメントを加熱して熱電子を放出させ、始動に必
要な量の初期電子を得ているが、無電極放電灯の場合に
は、発光管内部に電極が無いので、同様な手段は採用で
きない。
【0005】そこで、従来の無電極放電灯では、発光管
内部に放射性同位元素気体を封入するか、あるいは、放
射性物質を塗布して初期電子を得るようにしていたが、
安全性などの配慮が必要になるという問題があった。
【0006】この問題を解決するために、特開平8−1
80840号、特開平6−223789号に開示されて
いるように、発光管の近傍に始動補助用の光源を配置し
て、始動時にこの補助光源から主として短波長の光を照
射して、発光管内に初期電子を発生させ、始動時間を短
縮させる提案がなされている。また、始動補助光源によ
り光色が変化しないように、始動補助光源を始動時のみ
点灯する考え方も示されている。
【0007】これらの先行例では、始動補助光源の電源
は、駆動コイルに供給する高周波電力の一部を分岐配線
し、これを整流して電源とするか、あるいは独立した補
助光源用の電源からの配線により電源供給されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た先行例(特開平8−180840号)のように独立し
た始動補助光源用の電源を設けると、補助光源の電源部
およびその電源供給線の引きまわしが余分に必要にな
り、また、主高周波電源との干渉を避けるためのシール
ド構造など、付加的な部材が必要になる。
【0009】また、他の先行例(特開平6−22378
9号)のように、主高周波電源線からの分岐線を設け
て、始動補助光源用の電源を得るようにすると、特に点
灯時において、主高周波電源線の途中に設けた電源分岐
部で発生する損失が問題になり、これを減少させるため
に、切り替え回路手段あるいは結合度可変回路手段が余
分に必要となる。また、主高周波電源線に余分な回路手
段を挿入すると、信頼性が低下する恐れがある。
【0010】また、上述した先行例のいずれにおいて
も、消費電力を節減する、また始動補助光源による混色
を避けるため、始動補助光源を始動時のみ点灯するため
の時限点灯装置が必要であるなど、装置全体の構造が複
雑かつ高価になるという問題があった。
【0011】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は暗所での始動性が良好であり、構造が
簡素で安価な無電極放電灯装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の請求項1の発明は、内部に放電ガスが封入さ
れ、内面に蛍光体が塗布された発光管と、前記発光管に
近接して配置された発光管点灯用コイルと、前記発光管
点灯用コイルに高周波電流を流す高周波電源とを備え、
前記発光管点灯用コイルで発生する高周波電磁界によ
り、前記発光管内部に高周波プラズマ環が生成され、前
記高周波プラズマ環より放出される紫外線が前記蛍光体
を励起発光させてなる無電極放電灯装置において、前記
発光管の近傍に、始動補助用の始動補助光源と、前記発
光管点灯用コイルと電磁結合される結合素子と、前記結
合素子に誘起された高周波電力を電源として前記始動補
助光源を点灯させるための電源回路部を備え、前記高周
波プラズマ環と前記発光管点灯用コイルの結合度より
も、前記結合素子と前記発光管点灯用コイルの結合度の
方が小さくなるように配置されることを特徴とする。
【0013】また、請求項2の発明は、前記結合素子お
よび前記電源回路部の少なくとも一部で、前記高周波電
源の基本波周波数に同調するバンドパスフィルタ回路を
構成したことを特徴とする。
【0014】また、請求項3の発明は、前記結合素子お
よび前記電源回路部の少なくとも一部で、前記高周波電
源の高調波周波数に選択的に同調するバンドパスフィル
タ回路を構成したことを特徴とする。
【0015】また、請求項4の発明は、前記発光管点灯
用コイルを前記発光管の外部に巻き回し、前記結合素子
を前記高周波プラズマ環よりも内側の位置に配置して、
前記結合素子と前記発光管点灯用コイルとの結合度を、
前記高周波プラズマ環と前記発光管点灯用コイルとの結
合度よりも小さくなるようにしたことを特徴とする。
【0016】また、請求項5の発明は、前記結合素子
を、前記発光管点灯用コイルの巻き回し面から、その軸
方向に関して、前記高周波プラズマ環と前記発光管点灯
用コイルとの距離よりも離して配置して、前記結合素子
と前記発光管点灯用コイルとの結合度を、前記高周波プ
ラズマ環と前記発光管点灯用コイルとの結合度よりも小
さくなるようにしたことを特徴とする。
【0017】また、請求項6の発明は、前記結合素子の
主軸を前記発光管点灯用コイルの主軸に対して、所定の
角度傾けて配置して、前記結合素子と前記発光管点灯用
コイルとの結合度を、前記高周波プラズマ環と前記発光
管点灯用コイルとの結合度よりも小さくなるようにした
ことを特徴とする。
【0018】また、請求項7の発明は、前記電源回路部
は、前記結合素子に誘起される高周波電力を整流して直
流電圧に変換すると共に、前記直流電圧のレベルを弁別
する変換弁別回路を備え、前記レベルが所定の電圧レベ
ル以下のときに前記始動補助光源を点灯しないようにし
たことを特徴とする。
【0019】また、請求項8の発明は、前記始動補助光
源、前記結合素子、および前記電源回路部とが同一プリ
ント基板上に配置され、前記結合素子がプリント配線で
構成されることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の実施形態
1に対応する外巻型の無電極放電灯装置の外観を図2に
示す。図2において、1は内部に放電ガスが封入され、
内面に蛍光体が塗布された発光管であり、その外部に発
光管点灯用コイル2が巻回されている。5は、発光管点
灯用コイル2に高周波電流を流す図示せぬ高周波電源お
よび整合回路を収納する収納ケースであり、収納ケース
に収納された図示せぬ高周波電源と発光管点灯用コイル
2とがコイル導線3により接続されている。4は発光管
1の排気チップ保護用のキャップである。
【0021】図3は、高周波電源の周辺回路、および始
動補助光源の周辺回路を示した回路図であり、所定の入
力信号に応じて動作し、高周波電源を構成する直列接続
された出力トランジスタ6a、6bの接続点に結合コン
デンサ7の一端が接続されている。そして、この結合コ
ンデンサ7の他端とグランド間には同調回路の共振コン
デンサ8aが接続されると共に、もう一つの共振コンデ
ンサ8bと図2で示した発光管点灯用コイル2の直列回
路が接続されている。
【0022】また、10は発光管点灯用コイル2で発生
する発光管1の点灯時に、発光管1の内部に生成される
高周波プラズマ環15の等価インダクタンスであり、そ
の両端にはプラズマ環の等価抵抗9が接続される。この
高周波プラズマ環15より放出される紫外線が発光管1
の内面に塗布された蛍光体を励起発光する。
【0023】そしてまた、11は発光管点灯用コイル2
と電磁結合されるループアンテナで構成された結合素子
であり、その両端には同調用コンデンサ12が接続され
ると共に、高周波整流回路を含む始動補助光源の電源部
13を介して始動補助光源14が接続されており、これ
ら結合素子11と、同調用コンデンサ12と電源部13
からなる電源回路部と、始動補助光源14により始動用
補助光源部が構成される。このとき、結合素子11とし
てループアンテナを用いることで、薄型のものを選択し
て装置にコンパクトに組み込むことができるという利点
がある。
【0024】図3において、共振コンデンサ8a、8b
と発光管点灯用コイル2とで形成される共振回路の同調
周波数は、発光管1の点灯時に高周波電源の周波数に等
しくなるように設定されている。従って、始動時にはイ
ンダクタンス10と抵抗9より成る2次回路が形成され
ていないため、同調周波数は点灯時に比べて低くなり、
同調回路のQは高くなる。
【0025】発光管1の点灯時には高周波プラズマ環が
生成されて、インダクタンス10と抵抗9より成る2次
回路が形成され、共振回路の同調周波数は、発光管1の
点灯時に高周波電源の周波数に等しくなると共に、同調
回路のQは大幅に低下する。高周波電源の周波数が1
3.56MHzの場合の一例を挙げると、発光管1の点
灯時の同調回路のQは、始動時のQの1/8に低下す
る。ただし、前述のように、始動時は離調状態にあるた
め、結合素子の同調回路の同調周波数を高周波電源の周
波数に一致させても、結合素子部への誘起電圧は数倍程
度しか変化しない。
【0026】また、後述するように、高周波プラズマ環
15と発光管点灯用コイル2の結合度よりも、結合素子
11と発光管点灯用コイル2の結合度の方が小さくなる
ような配置にする。これにより、始動時は始動補助光源
14が点灯し、発光管1の点灯時には、高周波プラズマ
環が新たに介在することにより、結合素子11への高周
波電源の結合量が減少して、始動補助光源14が自動的
に消灯する。
【0027】ここで、結合素子11と同調用コンデンサ
12は発光管点灯用コイル2を駆動する高周波電源の基
本波周波数(F0)に同調したバンドパスフィルタ回路
を構成するようにする。これにより、勢力の強い基本波
成分により始動補助光源を点灯すると共に、発光管1の
点灯時には、高周波プラズマ環が新たに介在することに
より、結合素子11への高周波電源の結合量が減少し
て、始動補助光源14が自動的に消灯する。
【0028】このとき、結合素子11と同調用コンデン
サ12は発光管点灯用コイル2を駆動する高周波電源の
高調波周波数(F0×n:nは整数)に選択的に同調す
るようなバンドパスフィルタ回路を構成するようにして
もよい。これにより、始動時には離調状態にある発光管
点灯用コイル2から高勢力で輻射される高次高調波によ
り始動補助光源14を点灯し、発光管1の点灯時は発光
管点灯用コイル2が基本波成分に同調するため、高次高
調波の勢力が大幅に減少して、始動補助光源が自動的に
消灯する。
【0029】図4は、基本波周波数が13.56MHz
の場合について、発光管点灯用コイル2から輻射される
基本波、第2次高調波、第3次高調波成分の相対レベル
を、始動時と発光管1の点灯時について実測したデータ
の例である。図4において、基本波では6dBのレベル
差があり、第2次高調波、第3次高調波では10dBの
差があるので、このレベル差を利用して、始動補助光源
を点滅させることができる。また、高次高調波のみを利
用すれば、基本波のみを利用する場合に比べてレベル差
が大きいので、発光管1の点灯時に始動補助光源を確実
に消灯することができる。
【0030】尚、このとき始動補助光源14の代わりに
電子スイッチを接続して、この電子スイッチの出力を検
出端子とすれば、光学的手段によらず、ランプ破損、そ
の他による発光管1すなわち無電極放電灯の不点灯状態
を検出することができ、他用途への展開が可能になる。
【0031】図5は、図3で示した始動用補助光源部の
詳細を示す回路図であり、図3と同じものには同じ符号
を付している。図3での結合素子11として磁界結合用
のループアンテナ21を使用し、その両端には同調用コ
ンデンサ12が接続される。また、同調用コンデンサ1
2の両端には、整流ダイオード22と平滑用コンデンサ
23が直列接続され、平滑コンデンサ23の両端には電
流制限抵抗24と発光ダイオード25が直列接続され
る。
【0032】このとき、ループアンテナ21のインダク
タ成分と同調用コンデンサ12のキャパシタンスとで同
調周波数が決定され、ループアンテナ21に誘起される
高周波電力が整流ダイオード22で整流され、平滑コン
デンサ23で平滑されて発生する直流電圧が、電流制限
抵抗24を介して発光ダイオード25へ供給される。
【0033】尚、発光ダイオード25は、点灯する一定
のスレショールド電圧(約2V)を有しているので、ル
ープアンテナ21に誘起される電圧レベルの判定手段を
設けなくても、このスレショールド電圧を始動時と、発
光管1の点灯時の判定に利用すれば、始動補助光源の自
動点滅が可能になる。
【0034】図6は図5のループアンテナ21を電界結
合用のダイポールアンテナ27としたときの始動用補助
光源部の構成を示した回路図を示したものであり、ダイ
ポールアンテナ27の電気長が短い場合は延長コイル2
8が追加される。図6で図5と同じものには同じ符号を
付している。このダイポールアンテナ型の結合素子は薄
型を選択することができ、装置をコンパクトに組み込む
ことができるという利点がある。
【0035】次に、図1の断面図にて無電極放電灯の一
例を示す。外側に発光管点灯用コイル34が巻回された
発光管30の内側に凹部を設けて内管31とし、例えば
青色の発光ダイオードを用いた始動補助光源35と始動
補助光源35用の電源回路33が配置される。このと
き、電源回路33には図3で示した結合素子11も含ま
れている。すなわち、電源回路33は結合素子11、同
調用コンデンサ12、電源部13により構成される。
【0036】また、32は発光管1の点灯時に発光管3
0内部に生成される高周波プラズマ環である。このよう
に、結合素子11を高周波プラズマ環32よりも内側に
配置して、結合素子11と発光管点灯用コイル34との
結合度を、高周波プラズマ環32と発光管点灯用コイル
34との結合度よりも小さくしている。
【0037】また、図1に示した配置によれば、始動補
助光源35、電源回路33を有する前述した始動用補助
光源部、すなわち始動補助光源一式が発光管30の内管
31、つまり内部に収納されるため、始動補助光源一式
が発光管30の発光面を遮蔽することがなく高効率とな
り、また外観も優美になる。
【0038】図7は、図1に示した無電極放電灯の発光
管点灯用コイルと結合素子の配置を示す配置図であり、
図1と同じものには同じ符号を付している。図7では図
1の電源回路33内に含まれる結合素子としてループア
ンテナ37を用いており、その主軸39は発光管点灯用
コイル34の主軸と一致し、さらにループアンテナ37
と発光管点灯用コイル34のそれぞれのコイルの巻き回
し面は、略同一平面内にある。そのため、それぞれのコ
イルの結合度が大きくなるという利点がある。
【0039】また、38は始動補助光源35用の電源回
路部であり、結合素子であるループアンテナ37を含ん
でいない点が図1で示した電源回路33と異なる。そし
て、36は発光管点灯用コイル2の高周波電源端子であ
る。
【0040】図8は図1に示した無電極放電灯の結合素
子をダイポールアンテナとしたときの構造を示す断面図
であり、図1と同じものには同じ符号を付しその説明を
省略する。図8では発光管30の内側に設けられた内管
41に細型のダイポールアンテナ42が設けられ、ダイ
ポールアンテナ42から導出された導出線43が、内管
41の外部で始動補助光源35の電源回路用の電源回路
基板44と接続されている。この無電極放電灯は内管4
1の内径が細くなっているため、発光管30の製作は容
易であり、細型のダイポールアンテナ42を用いている
ので収納は容易である。また、図8における無電極放電
灯においても、ダイポールアンテナ42を高周波プラズ
マ環32よりも内側の位置に配置して、結合素子である
ダイポールアンテナ42と発光管点灯用コイル34との
結合度を、高周波プラズマ環32と発光管点灯用コイル
34との結合度よりも小さくなるようにしている。ま
た、図8の無電極放電灯においても、ダイポールアンテ
ナ42、導出線43、電源回路基板44、始動補助光源
35からなる始動補助光源一式が発光管30の発光面を
遮蔽していない。
【0041】また、図9は図1に示した無電極放電灯の
内管がない場合の各構成部品の配置を示した断面図であ
り、図1と同じものには同じ符号を付しその説明を省略
する。図1と異なる点は、始動補助光源35とその電源
回路部33からなる始動補助光源一式が、発光管30の
下部に設けられた保護キャップ48の内部に収納される
点である。
【0042】図10は図9で示した無電極放電灯の発光
管点灯用コイルと結合素子の配置を示す配置図であり、
図9と同じものには同じ符号を付している。図10では
図9の電源回路33内に含まれる結合素子としてループ
アンテナ50を用いており、その主軸は発光管点灯用コ
イル34の主軸53と略一致しており、さらに両者は主
軸53の軸方向に隔離して配置されている。尚、52
は、発光管点灯用コイル34の高周波電源端子である。
【0043】このとき、ループアンテナ50を発光管点
灯用コイル34の巻き回し面から主軸53方向に、図9
で示す高周波プラズマ環32と発光管点灯用コイル34
の距離よりも大きい距離だけ離して配置し、ループアン
テナ50と発光管点灯用コイル34との結合度を、高周
波プラズマ環32と発光管点灯用コイル34との結合度
よりも小さくなるようにしている。また、図9、図10
に示したように、始動補助光源35、電源回路部33か
らなる始動補助光源一式は発光管30の下部に配置され
るので、始動補助光源一式が発光管30の発光面を遮蔽
することがないという利点がある。
【0044】次に図11に、図5のループアンテナ21
をコアに巻回した例を示す。図11において図5と同じ
ものには同じ符号を付している。コア57に巻回された
ループアンテナ21の両端には同調用コンデンサ12が
接続されており、その両端には電流制限抵抗24と発光
ダイオード25の直列回路が接続されている。このと
き、発光ダイオード25は整流ダイオードを兼ねてお
り、部品点数の削減が図られている。また、ループアン
テナ21がコア57に巻回されており、インダクタンス
が増大され、低周波数帯にも対応できる。
【0045】また、図12は図5で始動補助光源として
使用される発光ダイオードを白熱電球にしたときの回路
図であり、図5と同じものには同じ符号を付し、その説
明を省略する。図5と異なる点は、平滑コンデンサ23
の両端に並列に接続されている電流制限抵抗24と発光
ダイオード25の直列回路にかえて、図12ではツェナ
ーダイオード60と電流制限抵抗24と白熱電球61か
らなる直列回路が接続されている。
【0046】ここで、ループアンテナ21に誘起された
高周波電力が、整流ダイオード22で整流され、平滑用
コンデンサ23で平滑されて直流電圧に変換される。こ
の直流電圧がツェナーダイオード60のツェナー電圧以
下のときは、始動補助光源である白熱電球61は点灯し
ない。すなわち、白熱電球61は発光ダイオード25と
は違い、点灯するための一定のスレショールド電圧を有
しておらず、ツェナーダイオード60を介在させること
で、スレショールド電圧を与えている。これにより、発
光管の点灯時にループアンテナ21への前述した結合量
が減少したとき、確実に始動補助光源が消灯するように
できる。またこのとき、整流ダイオード22、平滑コン
デンサ23、ツェナーダイオード60により変換弁別回
路が構成される。
【0047】(実施形態2)次に、発光管点灯用コイル
が発光管の内側に巻かれた場合(以下、内巻型と呼ぶ)
の無電極放電灯の外観を図13の斜視図にて示す。発光
管の内側に図示せぬ発光管点灯用コイルが巻回された発
光管65の下部に保護キャップ66を介して、高周波電
源などを収納する収納ケース67が配置されている。本
図の無電極放電灯では、発光管65の外部に発光管点灯
用コイルが露出していないので外観が優美である。
【0048】次に、内巻型の場合の無電極放電灯の構造
を図14の断面図を用いて説明する。発光管70の内側
に設けられた内管73に発光管70の発光管点灯用コイ
ル74が設けられており、発光管点灯用コイル74から
内管73の外部に導出線71が導出されている。また、
発光管点灯用コイル74が配置されている内管73の上
部には始動補助光源76とその電源回路75が配置され
る。このとき、電源回路75は図3に示す結合素子1
1、同調用コンデンサ12、電源部13により構成され
る。
【0049】また、72は発光管70の点灯時に生成さ
れる高周波プラズマ環である。本図の無電極放電灯にお
いて、始動補助光源76と電源回路75からなる始動補
助光源一式が内管73の上部に配置されており、外部へ
露出していないので、外観が優美であり、また発光管7
0の発光面を遮蔽することもない。
【0050】そして次に、内巻型の場合の無電極放電灯
の第2の構造を図15の断面図に示す。図15において
図14と同じものには同じ符号を付しその説明を省略す
る。図15において図14と異なる点は、図15では内
管73に配置された発光管点灯用コイル74がコア79
に巻回されている点である。またコア79を通じての発
光管点灯用コイル74の放熱作用を妨げないようにする
ため、結合素子であるループアンテナ80がコア79の
一部に巻回されて、始動補助光源81の電源を搭載した
プリント基板82と内管73の外部で接続されている点
も異なる。
【0051】このとき、ループアンテナ80、始動補助
光源81、プリント基板82からなる始動補助光源一式
は、発光管70の下部に設けられる図示せぬ保護キャッ
プに収納されるので、外観は優美であり、発光管70の
発光面を遮蔽することもない。また、発光管点灯用コイ
ル74をコア79に巻回しているので、インダクタンス
が増大し、高周波電源の周波数が低い場合でも対応でき
る。
【0052】そして次に、内巻型の場合の無電極放電灯
の第3の構造を図16の断面図に示す。図16において
図15と同じものには同じ符号を付しその説明を省略す
る。図16において図15と異なる点は、結合素子とし
てループアンテナを用いるかわりに、図16ではダイポ
ールアンテナ85を用いており、プリント基板82を中
心にダイポールアンテナ85が表と裏に対称的に配置さ
れている。このとき、コア79を通じての発光管点灯用
コイル74の放熱作用を妨げないようにするために、発
光管点灯用コイル74を巻き回したコア79の表面にダ
イポールアンテナ85を沿わせて配置している。
【0053】本図においても図15と同様に始動補助光
源一式は、発光管70の下部に設けられた図示せぬ保護
キャップ内部に収納されるので、外観は優美であり、発
光管70の発光面を遮蔽することもない。しかし、発光
管70の下部への突出量が図15の場合に比べて大きく
なるので、プリント基板82の下部に展長したダイポー
ルアンテナ85の片側の素子線の代わりに、プリント基
板82の裏面(下部)をグランド面としたモノポールア
ンテナを用いれば、図15と同様の寸法の保護キャップ
内に始動補助光源一式が収納でき、外観が優美になる。
【0054】そしてまた、図17は内巻型の無電極放電
灯の第4の構造を示す断面図であり、図14の結合素子
としてダイポールアンテナを用いたものであり、図14
と同じものには同じ符号を付しその説明を省略する。8
9は結合素子であるダイポールアンテナであり、発光管
70の下部にその長手方向が、内管73内に設けられた
点灯用コイル74の主軸方向に略一致するよう設けられ
ている。
【0055】また、88は始動補助光源76の電源回路
部であり、図3に示す同調用コンデンサ12、電源部1
3により構成される。本図においても始動補助光源7
6、電源回路部88、ダイポールアンテナ89からなる
始動補助光源一式は、発光管70の下部に設けられる図
示せぬ保護キャップ内に収納されるが、コアを用いてい
ない点が図16と異なりプリント基板の表裏に対称的に
ダイポールアンテナが配置される構成でないため、収納
する保護キャップの寸法を大きくすることもなく、外観
が優美であり、発光管70の発光面を遮蔽することもな
い。
【0056】また、図18は内巻型の無電極放電灯の第
5の構造を示す断面図であり、図14の結合素子として
ループアンテナを用い、その主軸を発光管点灯用コイル
の主軸に対して一定の角度傾けた例であり、図14と同
じものには同じ符号を付しその説明を省略する。93は
コアに巻回されたループアンテナであり、ループアンテ
ナ93、始動補助光源76、始動補助光源76の電源回
路部92を有する始動補助光源一式は、発光管70の内
管73に設けられた発光管点灯用コイル74の上部に配
置されている。このとき、電源回路部92は図3の同調
用コンデンサ12、電源部13から構成される。
【0057】ここで、ループアンテナ93の主軸95は
発光管点灯用コイル74の主軸94から一定の角度傾け
られるように構成される。これにより、始動補助光源一
式の収納部が発光管点灯用コイル74に近接している場
合に、結合素子であるループアンテナ93の発光管点灯
用コイル74に対する結合度を低減させる効果がある。
このとき、主軸94と主軸95の角度を調整すること
で、発光管点灯用コイル74とループアンテナ93の結
合度を調整でき、発光管点灯用コイル74とループアン
テナ93との結合度を、高周波プラズマ環72と発光管
点灯用コイル74との結合度よりも小さくなるようにで
きる。
【0058】また、図14から図18に示した無電極放
電灯において、ループアンテナやダイポールアンテナな
どの結合素子を、発光管点灯用コイル74の巻き回し面
から軸方向に関して、発光管点灯用コイル74と高周波
プラズマ環72との距離よりも大きな距離だけ離すよう
に配置することで、結合素子と発光管点灯用コイル74
との結合度を、高周波プラズマ環72と発光管点灯用コ
イル74との結合度よりも小さくなるようにできる。
【0059】次に、上述した始動補助光源、結合素子、
電源回路部からなる始動用補助光源部である始動補助光
源一式を1枚のプリント基板上に配置した例を図19に
示す。102はプリント基板101上にプリント配線で
構成されたループアンテナであり、103はプリント基
板101上に配置された始動補助光源である。この始動
補助光源103は、前述したプリント基板101上に配
置された電源回路部を構成する電子部品104を介して
ループアンテナ102に接続される。このように、始動
補助光源一式がプリント基板101上に配置されること
で小型にまとまるため、無電極放電灯の組立が容易にな
るという利点がある。
【0060】また、図20に始動補助光源一式を1枚の
プリント基板上に配置した他の例を示す。112はプリ
ント基板111上にプリント配線で構成されたダイポー
ルアンテナであり、プリント基板111上に配置された
始動補助光源113と電源回路部を構成する電子部品1
14を介して接続されている。このとき、ダイポールア
ンテナ112の長手方向を、発光管点灯用コイルの主軸
方向と略一致させる必要があるため、発光管点灯用コイ
ルの平面と直交する方向にプリント基板111を配置す
る。この場合も、始動補助光源一式がプリント基板11
1上に配置されることで小型にまとまるため、無電極放
電灯の組立が容易になるという利点がある。
【0061】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の無電極放電灯点
灯装置においては、内部に放電ガスが封入され、内面に
蛍光体が塗布された発光管と、前記発光管に近接して配
置された発光管点灯用コイルと、前記発光管点灯用コイ
ルに高周波電流を流す高周波電源とを備え、前記発光管
点灯用コイルで発生する高周波電磁界により、前記発光
管内部に高周波プラズマ環が生成され、前記高周波プラ
ズマ環より放出される紫外線が前記蛍光体を励起発光さ
せてなる無電極放電灯装置において、前記発光管の近傍
に、始動補助用の始動補助光源と、前記発光管点灯用コ
イルと電磁結合される結合素子と、前記結合素子に誘起
された高周波電力を電源として前記始動補助光源を点灯
させるための電源回路部を備え、前記高周波プラズマ環
と前記発光管点灯用コイルの結合度よりも、前記結合素
子と前記発光管点灯用コイルの結合度の方が小さくなる
ように配置されるため、前記高周波電源から分岐線を引
き出すことなく、前記始動補助光源、結合素子、電源回
路部を設けることができるので、配線および引き回しが
簡単になり、また高周波電源との干渉を避けるためのシ
ールド構造が不用となるため、小型かつ安価に始動特性
を改善できる。また、高周波電源の電源線からの分岐線
を設けていないので、発光管の点灯時において分岐部で
発生する損失がなく、損失を減少させるために切り替え
回路手段や結合度可変回路手段を設ける必要がなく、信
頼性が向上するという効果があり、発光管点灯時には始
動補助光源が自動的に消灯するため、余分な時限点灯装
置を必要としない。
【0062】また、本発明の請求項2記載の発明におい
ては、前記結合素子および前記電源回路部の少なくとも
一部で、前記高周波電源の基本周波数に同調するバンド
パスフィルタ回路を構成したため、請求項1と同様の効
果が得られる。
【0063】また、本発明の請求項3記載の発明におい
ては、前記結合素子および前記電源回路部の少なくとも
一部で、前記高周波電源の高調波周波数に選択的に同調
するバンドパスフィルタ回路を構成したため、基本波に
同調する場合に比べて同調回路定数が小さくてよく、部
品が小型、軽量、安価になるという効果がある。また、
発光管点灯用コイルから輻射される高調波周波数成分の
始動時と発光管点灯時のレベル差が基本波に比べて大き
いので、始動補助光源を発光管点灯時に確実に消灯する
ことができる。
【0064】また、本発明の請求項4記載の発明におい
ては、前記発光管点灯用コイルを前記発光管の外部に巻
き回し、前記結合素子を前記高周波プラズマ環よりも内
側の位置に配置して、前記結合素子と前記発光管点灯用
コイルとの結合度を、前記高周波プラズマ環と前記発光
管点灯用コイルとの結合度よりも小さくなるようにした
ため、始動補助光源を点滅させるための余分な時限点灯
装置を必要としないので、装置全体の構造が簡易かつ安
価になる効果があり、また発光管の外部発光面を遮蔽す
ることなく、結合素子を配置することができ効率が向上
する。
【0065】また、本発明の請求項5記載の発明におい
ては、前記結合素子を、前記発光管点灯用コイルの巻き
回し面から、その軸方向に関して、前記高周波プラズマ
環と前記発光管点灯用コイルとの距離よりも離して配置
して、前記結合素子と前記発光管点灯用コイルとの結合
度を、前記高周波プラズマ環と前記発光管点灯用コイル
との結合度よりも小さくなるようにしたため、始動補助
光源を点滅させるための余分な時限点灯装置を必要とし
ないので、装置全体の構造が簡易かつ安価になる効果が
ある。
【0066】また、本発明の請求項6記載の発明におい
ては、前記結合素子の主軸を前記発光管点灯用コイルの
主軸に対して、一定の角度傾けて配置して、前記結合素
子と前記発光管点灯用コイルとの結合度を、前記高周波
プラズマ環と前記発光管点灯用コイルとの結合度よりも
小さくなるようにしたため、始動補助光源を点滅させる
ための余分な時限点灯装置を必要としないので、装置全
体の構造が簡易かつ安価になる効果がある。また、本発
明の請求項7記載の発明においては、前記電源回路部
は、前記結合素子に誘起される高周波電力を整流して直
流電圧に変換すると共に、前記直流電圧のレベルを弁別
する変換弁別回路を備え、前記レベルが所定の電圧レベ
ル以下のときに前記始動補助光源を点灯しないようにし
たため、発光管が点灯した際には、始動補助光源を自動
的かつ確実に始動補助光源を消灯させることができる。
【0067】また、本発明の請求項8記載の発明におい
ては、前記始動補助光源、前記結合素子、および前記電
源回路部とが同一プリント基板上に配置され、前記結合
素子がプリント配線で構成されるため、プリント基板を
利用して結合素子を始動補助光源及び電源回路手段と共
に一体に小型に構成できるので、製造が容易で、安価な
装置を実現でき、また他の回路部とは完全に切り離され
独立した構成であるため、感電などの恐れもないという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に対応する外巻型の無電極
放電灯の構造を示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態1に対応する外巻型の無電極
放電灯装置の外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態1、2に対応する高周波電
源、始動補助光源の周辺回路を示す回路図である。
【図4】始動時と発光管の点灯時のそれぞれにおける発
光管点灯用コイルから輻射される各周波数成分の相対レ
ベルを示した関係図である。
【図5】本発明の実施形態1、2に対応する始動用補助
光源部の詳細を示す回路図である。
【図6】本発明の実施形態1、2に対応する他の始動用
補助光源部の詳細を示す回路図である。
【図7】図1における無電極放電灯の発光管点灯用コイ
ルと結合素子の配置を示す配置図である。
【図8】本発明の実施形態1に対応する外巻型の無電極
放電灯の他の構造を示す断面図である。
【図9】本発明の実施形態1に対応する外巻型の無電極
放電灯の更に他の構造を示す断面図である。
【図10】図9における無電極放電灯の発光管点灯用コ
イルと結合素子の配置を示す配置図である。
【図11】図5におけるループアンテナをコアに巻回し
た例を示す回路図である。
【図12】本発明の実施形態1、2に対応する始動用補
助光源部の詳細を示す他の回路図である。
【図13】本発明の実施形態2に対応する内巻型の無電
極放電灯装置の外観を示す斜視図である。
【図14】本発明の実施形態2に対応する内巻型の無電
極放電灯の構造を示す断面図である。
【図15】本発明の実施形態2に対応する内巻型の無電
極放電灯の第2の構造を示す断面図である。
【図16】本発明の実施形態2に対応する内巻型の無電
極放電灯の第3の構造を示す断面図である。
【図17】本発明の実施形態2に対応する内巻型の無電
極放電灯の第4の構造を示す断面図である。
【図18】本発明の実施形態2に対応する内巻型の無電
極放電灯の第5の構造を示す断面図である。
【図19】本発明の実施形態1、2に対応する始動用補
助光源部をプリント基板に配置した斜視図である。
【図20】本発明の実施形態1、2に対応する始動用補
助光源部をプリント基板に配置した他の斜視図である。
【符号の説明】
30 発光管 31 内管 32 高周波プラズマ環 33 電源回路 34 発光管点灯用コイル 35 始動補助光源

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に放電ガスが封入され、内面に蛍光
    体が塗布された発光管と、前記発光管に近接して配置さ
    れた発光管点灯用コイルと、前記発光管点灯用コイルに
    高周波電流を流す高周波電源とを備え、前記発光管点灯
    用コイルで発生する高周波電磁界により、前記発光管内
    部に高周波プラズマ環が生成され、前記高周波プラズマ
    環より放出される紫外線が前記蛍光体を励起発光させて
    なる無電極放電灯装置において、 前記発光管の近傍に、始動補助用の始動補助光源と、前
    記発光管点灯用コイルと電磁結合される結合素子と、前
    記結合素子に誘起された高周波電力を電源として前記始
    動補助光源を点灯させるための電源回路部を備え、前記
    高周波プラズマ環と前記発光管点灯用コイルの結合度よ
    りも、前記結合素子と前記発光管点灯用コイルの結合度
    の方が小さくなるように配置されることを特徴とする無
    電極放電灯装置。
  2. 【請求項2】 前記結合素子および前記電源回路部の少
    なくとも一部で、前記高周波電源の基本波周波数に同調
    するバンドパスフィルタ回路を構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の無電極放電灯装置。
  3. 【請求項3】 前記結合素子および前記電源回路部の少
    なくとも一部で、前記高周波電源の高調波周波数に選択
    的に同調するバンドパスフィルタ回路を構成したことを
    特徴とする請求項1記載の無電極放電灯装置。
  4. 【請求項4】 前記発光管点灯用コイルを前記発光管の
    外部に巻き回し、前記結合素子を前記高周波プラズマ環
    よりも内側の位置に配置して、前記結合素子と前記発光
    管点灯用コイルとの結合度を、前記高周波プラズマ環と
    前記発光管点灯用コイルとの結合度よりも小さくなるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯
    装置。
  5. 【請求項5】 前記結合素子を、前記発光管点灯用コイ
    ルの巻き回し面から、その軸方向に関して、前記高周波
    プラズマ環と前記発光管点灯用コイルとの距離よりも離
    して配置して、前記結合素子と前記発光管点灯用コイル
    との結合度を、前記高周波プラズマ環と前記発光管点灯
    用コイルとの結合度よりも小さくなるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の無電極放電灯装置。
  6. 【請求項6】 前記結合素子の主軸を前記発光管点灯用
    コイルの主軸に対して、所定の角度傾けて配置して、前
    記結合素子と前記発光管点灯用コイルとの結合度を、前
    記高周波プラズマ環と前記発光管点灯用コイルとの結合
    度よりも小さくなるようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の無電極放電灯装置。
  7. 【請求項7】 前記電源回路部は、前記結合素子に誘起
    される高周波電力を整流して直流電圧に変換すると共
    に、前記直流電圧のレベルを弁別する変換弁別回路を備
    え、前記レベルが所定の電圧レベル以下のときに前記始
    動補助光源を点灯しないようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の無電極放電灯装置。
  8. 【請求項8】 前記始動補助光源、前記結合素子、およ
    び前記電源回路部とが同一プリント基板上に配置され、
    前記結合素子がプリント配線で構成されることを特徴と
    する請求項1記載の無電極放電灯装置。
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