JPH08167486A - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents
無電極放電灯点灯装置Info
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- JPH08167486A JPH08167486A JP30728394A JP30728394A JPH08167486A JP H08167486 A JPH08167486 A JP H08167486A JP 30728394 A JP30728394 A JP 30728394A JP 30728394 A JP30728394 A JP 30728394A JP H08167486 A JPH08167486 A JP H08167486A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 長寿命で制御が簡素化できると共に、小型化
可能な無電極放電灯点灯装置を提供する。 【構成】 高周波電源３からインピ−ダンス整合回路４
を介して高周波電力供給用コイルＬ0 に高周波電流を流
すことにより、高周波電力供給用コイルＬ0 の内側に近
接配置した無電極放電灯１ａに、高周波電力を供給して
点灯させ、無電極放電灯１ａが不点灯の場合は、高周波
電力供給用コイルＬ0 の外側に近接配置した無電極放電
灯１ｂに、高周波電力を供給して点灯させる。 【効果】 簡単な構成で見かけ上のランプ寿命を延ばす
ことが可能で、制御が簡素化可能であると共に、小型化
可能な無電極放電灯点灯装置を提供できる。
可能な無電極放電灯点灯装置を提供する。 【構成】 高周波電源３からインピ−ダンス整合回路４
を介して高周波電力供給用コイルＬ0 に高周波電流を流
すことにより、高周波電力供給用コイルＬ0 の内側に近
接配置した無電極放電灯１ａに、高周波電力を供給して
点灯させ、無電極放電灯１ａが不点灯の場合は、高周波
電力供給用コイルＬ0 の外側に近接配置した無電極放電
灯１ｂに、高周波電力を供給して点灯させる。 【効果】 簡単な構成で見かけ上のランプ寿命を延ばす
ことが可能で、制御が簡素化可能であると共に、小型化
可能な無電極放電灯点灯装置を提供できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、無電極放電灯を点灯す
る無電極放電灯点灯装置に関する。
る無電極放電灯点灯装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図８は従来の無電極放電灯点灯装置の一
例を示すもので、使用する無電極放電灯１ａは、石英や
セラミックスなどの透光性材料で気密に形成されたバル
ブの内部に、希ガスあるいは希ガスの放電によって励起
発光する物質などを封入し、内管面には必要に応じて蛍
光体が塗られている。無電極放電灯１ａの外周には、導
電性の良い金属などで形成された高周波電力供給用コイ
ルＬ0 が近接して配設されている。この高周波電力供給
用コイルＬ0 に高周波電力を供給する高周波電源３と、
高周波電力供給用コイルＬ0 及び高周波電源３のインピ
−ダンスを整合させ、反射を無くして無電極放電灯１ａ
に効率よく高周波電力を伝達するインピ−ダンス整合回
路（以下、マッチング回路と呼ぶ。）４とを高周波電力
供給用コイルＬ0 に接続して、無電極放電灯点灯装置が
構成されている。そして、高周波電源３から高周波電力
供給用コイルＬ0 に数ＭＨｚから数１００ＭＨｚの高周
波電流を流すことにより、高周波電力供給用コイルＬ0
に高周波磁界を発生させ、無電極放電灯１ａに高周波電
力を供給し、無電極放電灯１ａ内に高周波プラズマ電流
を発生させて紫外線もしくは可視光を発生する様になっ
ている。（第１従来例） この様な無電極放電灯点灯装置は、バルブ内部に電極を
持たない為に長寿命である。しかし、蛍光体の劣化及び
希ガスなどの放電ガスの劣化などによる始動電圧の上昇
の為に寿命が短くなってしまう、という第１の問題点が
ある。
例を示すもので、使用する無電極放電灯１ａは、石英や
セラミックスなどの透光性材料で気密に形成されたバル
ブの内部に、希ガスあるいは希ガスの放電によって励起
発光する物質などを封入し、内管面には必要に応じて蛍
光体が塗られている。無電極放電灯１ａの外周には、導
電性の良い金属などで形成された高周波電力供給用コイ
ルＬ0 が近接して配設されている。この高周波電力供給
用コイルＬ0 に高周波電力を供給する高周波電源３と、
高周波電力供給用コイルＬ0 及び高周波電源３のインピ
−ダンスを整合させ、反射を無くして無電極放電灯１ａ
に効率よく高周波電力を伝達するインピ−ダンス整合回
路（以下、マッチング回路と呼ぶ。）４とを高周波電力
供給用コイルＬ0 に接続して、無電極放電灯点灯装置が
構成されている。そして、高周波電源３から高周波電力
供給用コイルＬ0 に数ＭＨｚから数１００ＭＨｚの高周
波電流を流すことにより、高周波電力供給用コイルＬ0
に高周波磁界を発生させ、無電極放電灯１ａに高周波電
力を供給し、無電極放電灯１ａ内に高周波プラズマ電流
を発生させて紫外線もしくは可視光を発生する様になっ
ている。（第１従来例） この様な無電極放電灯点灯装置は、バルブ内部に電極を
持たない為に長寿命である。しかし、蛍光体の劣化及び
希ガスなどの放電ガスの劣化などによる始動電圧の上昇
の為に寿命が短くなってしまう、という第１の問題点が
ある。
【０００３】上記第１の問題点を解決する手段として、
特開平５−２３４６８７号公報に示したものがあり、そ
のブロック構成図を図９に示す（第２従来例）。本従来
例は、高周波電源３と、無電極放電灯１ａに近接して配
設された高周波電力供給用コイルＬ01及び始動用コイル
Ｌ02と、高周波電力供給用コイルＬ01及び始動用コイル
Ｌ02に接続されるマッチング回路４１，４２と、マッチ
ング回路４１，４２に高周波電源３の高周波電力を適宜
供給する様に制御する制御手段５とから構成されるもの
である。
特開平５−２３４６８７号公報に示したものがあり、そ
のブロック構成図を図９に示す（第２従来例）。本従来
例は、高周波電源３と、無電極放電灯１ａに近接して配
設された高周波電力供給用コイルＬ01及び始動用コイル
Ｌ02と、高周波電力供給用コイルＬ01及び始動用コイル
Ｌ02に接続されるマッチング回路４１，４２と、マッチ
ング回路４１，４２に高周波電源３の高周波電力を適宜
供給する様に制御する制御手段５とから構成されるもの
である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記第２従来
例に於いては、高周波電力供給用コイルＬ01及び始動用
コイルＬ02の２つのコイルが必要であった為に、制御が
複雑となり、また装置が大型化してしまう、という第２
の問題点が生じる。
例に於いては、高周波電力供給用コイルＬ01及び始動用
コイルＬ02の２つのコイルが必要であった為に、制御が
複雑となり、また装置が大型化してしまう、という第２
の問題点が生じる。
【０００５】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、長寿命で制御が簡素化で
きると共に、小型化可能な無電極放電灯点灯装置を提供
することである。
で、その目的とするところは、長寿命で制御が簡素化で
きると共に、小型化可能な無電極放電灯点灯装置を提供
することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明によ
れば、バルブ内に放電ガスを封入した無電極放電灯と、
無電極放電灯に近接して配置され、高周波電流を流すこ
とにより無電極放電灯に高周波電力を供給する高周波電
力供給用コイルと、高周波電力供給用コイルに高周波電
力を供給する高周波電源とを備えた無電極放電灯点灯装
置に於いて、無電極放電灯を複数備えると共に、無電極
放電灯の一方は、高周波電力供給用コイルとの磁気結合
が密となる様に配設し、無電極放電灯の他方は、高周波
電力供給用コイルとの磁気結合が疎となる様に配設した
ことを特徴とする。
れば、バルブ内に放電ガスを封入した無電極放電灯と、
無電極放電灯に近接して配置され、高周波電流を流すこ
とにより無電極放電灯に高周波電力を供給する高周波電
力供給用コイルと、高周波電力供給用コイルに高周波電
力を供給する高周波電源とを備えた無電極放電灯点灯装
置に於いて、無電極放電灯を複数備えると共に、無電極
放電灯の一方は、高周波電力供給用コイルとの磁気結合
が密となる様に配設し、無電極放電灯の他方は、高周波
電力供給用コイルとの磁気結合が疎となる様に配設した
ことを特徴とする。
【０００７】請求項２記載の発明によれば、高周波電力
供給用コイルとの磁気結合が密となるのは、高周波電力
供給用コイルの内側であり、高周波電力供給用コイルと
の磁気結合が疎となるのは、高周波電力供給用コイルの
外側であることを特徴とする。
供給用コイルとの磁気結合が密となるのは、高周波電力
供給用コイルの内側であり、高周波電力供給用コイルと
の磁気結合が疎となるのは、高周波電力供給用コイルの
外側であることを特徴とする。
【０００８】請求項３記載の発明によれば、複数の無電
極放電灯は、無電極蛍光ランプであることを特徴とす
る。
極放電灯は、無電極蛍光ランプであることを特徴とす
る。
【０００９】請求項４記載の発明によれば、複数の無電
極放電灯の少なくとも一方は、無電極ＨＩＤランプであ
ることを特徴とする。
極放電灯の少なくとも一方は、無電極ＨＩＤランプであ
ることを特徴とする。
【００１０】請求項５記載の発明によれば、複数の無電
極放電灯は、無電極ＨＩＤランプであることを特徴とす
る。
極放電灯は、無電極ＨＩＤランプであることを特徴とす
る。
【００１１】請求項６記載の発明によれば、複数の無電
極放電灯は、互いに始動電圧の異なるものであることを
特徴とする。
極放電灯は、互いに始動電圧の異なるものであることを
特徴とする。
【００１２】請求項７記載の発明によれば、複数の無電
極放電灯の少なくとも一方は、高周波電力供給用コイル
との距離を可変するものであることを特徴とする。
極放電灯の少なくとも一方は、高周波電力供給用コイル
との距離を可変するものであることを特徴とする。
【００１３】
【作用】請求項１記載の発明によれば、高周波電源より
高周波電力供給用コイルに高周波電力を供給して、高周
波電力供給用コイルに高周波電流を流すことにより、先
ず、高周波電力供給用コイルと磁気結合が密である無電
極放電灯が点灯する。次に、高周波電力供給用コイルと
磁気結合が密である無電極放電灯が消灯すると、高周波
電力供給用コイルと磁気結合が疎である無電極放電灯が
点灯する。
高周波電力供給用コイルに高周波電力を供給して、高周
波電力供給用コイルに高周波電流を流すことにより、先
ず、高周波電力供給用コイルと磁気結合が密である無電
極放電灯が点灯する。次に、高周波電力供給用コイルと
磁気結合が密である無電極放電灯が消灯すると、高周波
電力供給用コイルと磁気結合が疎である無電極放電灯が
点灯する。
【００１４】請求項２記載の発明によれば、高周波電源
より高周波電力供給用コイルに高周波電力を供給して、
高周波電力供給用コイルに高周波電流を流すことによ
り、先ず、高周波電力供給用コイルの内側に配設された
無電極放電灯が点灯する。次に、高周波電力供給用コイ
ルの内側に配設された無電極放電灯が消灯すると、高周
波電力供給用コイルの外側に配設された無電極放電灯が
点灯する。
より高周波電力供給用コイルに高周波電力を供給して、
高周波電力供給用コイルに高周波電流を流すことによ
り、先ず、高周波電力供給用コイルの内側に配設された
無電極放電灯が点灯する。次に、高周波電力供給用コイ
ルの内側に配設された無電極放電灯が消灯すると、高周
波電力供給用コイルの外側に配設された無電極放電灯が
点灯する。
【００１５】請求項３記載の発明によれば、高周波電源
より高周波電力供給用コイルに高周波電力を供給して、
高周波電力供給用コイルに高周波電流を流すことによ
り、先ず、高周波電力供給用コイルと磁気結合が密であ
る無電極蛍光ランプが点灯する。次に、高周波電力供給
用コイルと磁気結合が密である無電極蛍光ランプが消灯
すると、高周波電力供給用コイルと磁気結合が疎である
無電極蛍光ランプが点灯する。
より高周波電力供給用コイルに高周波電力を供給して、
高周波電力供給用コイルに高周波電流を流すことによ
り、先ず、高周波電力供給用コイルと磁気結合が密であ
る無電極蛍光ランプが点灯する。次に、高周波電力供給
用コイルと磁気結合が密である無電極蛍光ランプが消灯
すると、高周波電力供給用コイルと磁気結合が疎である
無電極蛍光ランプが点灯する。
【００１６】請求項４記載の発明によれば、高周波電源
より高周波電力供給用コイルに高周波電力を供給して、
高周波電力供給用コイルに高周波電流を流すことによ
り、先ず、高周波電力供給用コイルと磁気結合が疎であ
ると共に、無電極ＨＩＤランプよりも光束の立ち上がり
が早い無電極放電灯が点灯する。高周波電力供給用コイ
ルと磁気結合が密である無電極ＨＩＤランプが点灯する
と、高周波電力供給用コイルと磁気結合が疎である無電
極放電灯が消灯する。
より高周波電力供給用コイルに高周波電力を供給して、
高周波電力供給用コイルに高周波電流を流すことによ
り、先ず、高周波電力供給用コイルと磁気結合が疎であ
ると共に、無電極ＨＩＤランプよりも光束の立ち上がり
が早い無電極放電灯が点灯する。高周波電力供給用コイ
ルと磁気結合が密である無電極ＨＩＤランプが点灯する
と、高周波電力供給用コイルと磁気結合が疎である無電
極放電灯が消灯する。
【００１７】請求項５記載の発明によれば、高周波電源
より高周波電力供給用コイルに高周波電力を供給して、
高周波電力供給用コイルに高周波電流を流すことによ
り、先ず、高周波電力供給用コイルと磁気結合が密であ
る無電極ＨＩＤランプが点灯する。次に、高周波電力供
給用コイルと磁気結合が密である無電極ＨＩＤランプが
消灯すると、高周波電力供給用コイルと磁気結合が疎で
ある無電極ＨＩＤランプが点灯する。
より高周波電力供給用コイルに高周波電力を供給して、
高周波電力供給用コイルに高周波電流を流すことによ
り、先ず、高周波電力供給用コイルと磁気結合が密であ
る無電極ＨＩＤランプが点灯する。次に、高周波電力供
給用コイルと磁気結合が密である無電極ＨＩＤランプが
消灯すると、高周波電力供給用コイルと磁気結合が疎で
ある無電極ＨＩＤランプが点灯する。
【００１８】請求項６記載の発明によれば、高周波電源
より高周波電力供給用コイルに高周波電力を供給して、
高周波電力供給用コイルに高周波電流を流すことによ
り、先ず、始動電圧が低い無電極放電灯が点灯する。次
に、高周波電力供給用コイルの両端電圧が上昇すると、
始動電圧が高い無電極放電灯が点灯して、複数の無電極
放電灯が点灯する。
より高周波電力供給用コイルに高周波電力を供給して、
高周波電力供給用コイルに高周波電流を流すことによ
り、先ず、始動電圧が低い無電極放電灯が点灯する。次
に、高周波電力供給用コイルの両端電圧が上昇すると、
始動電圧が高い無電極放電灯が点灯して、複数の無電極
放電灯が点灯する。
【００１９】請求項７記載の発明によれば、高周波電源
より高周波電力供給用コイルに高周波電力を供給して、
高周波電力供給用コイルに高周波電流を流すことによ
り、先ず、高周波電力供給用コイルと磁気結合が密であ
る無電極放電灯が点灯する。高周波電力供給用コイルと
磁気結合が密である無電極放電灯が、高周波電力供給用
コイルより遠ざかるにつれて、高周波電力供給用コイル
と磁気結合が密である無電極放電灯の光束が減少し、高
周波電力供給用コイルと磁気結合が疎である無電極放電
灯の光束が増加する。
より高周波電力供給用コイルに高周波電力を供給して、
高周波電力供給用コイルに高周波電流を流すことによ
り、先ず、高周波電力供給用コイルと磁気結合が密であ
る無電極放電灯が点灯する。高周波電力供給用コイルと
磁気結合が密である無電極放電灯が、高周波電力供給用
コイルより遠ざかるにつれて、高周波電力供給用コイル
と磁気結合が密である無電極放電灯の光束が減少し、高
周波電力供給用コイルと磁気結合が疎である無電極放電
灯の光束が増加する。
【００２０】
（実施例１）本発明に係る第１実施例の模式構成図を図
１に示す。
１に示す。
【００２１】図８に示した従来例と異なる構成は、無電
極放電灯１ａをメインランプとして、無電極放電灯１ａ
の他に高周波電力供給用コイルＬ0 の外側に近接配置し
た無電極放電灯１ｂをサブランプとして設けたことであ
り、高周波電力供給用コイルＬ0 より発生する磁界が、
高周波電力供給用コイルＬ0 の外側の方が内側よりも弱
いことに注目した。
極放電灯１ａをメインランプとして、無電極放電灯１ａ
の他に高周波電力供給用コイルＬ0 の外側に近接配置し
た無電極放電灯１ｂをサブランプとして設けたことであ
り、高周波電力供給用コイルＬ0 より発生する磁界が、
高周波電力供給用コイルＬ0 の外側の方が内側よりも弱
いことに注目した。
【００２２】無電極放電灯１ａ及び無電極放電灯１ｂの
始動電圧は略等しいとして、以下に動作を簡単に説明す
る。先ず、無電極放電灯１ａが正常状態の場合について
動作を簡単に説明する。高周波電源３からマッチング回
路４を介して高周波電力供給用コイルＬ0 に高周波電力
が供給される。この場合、高周波電力供給用コイルＬ 0
の内側の方が磁界が強いので、高周波電力供給用コイル
Ｌ0 と磁気結合が密である無電極放電灯１ａが放電する
と共に、高周波電源３からマッチング回路４を介して高
周波電力供給用コイルＬ0 に供給される高周波電力の殆
どが無電極放電灯１ａの点灯維持の為に消費される。そ
の為に、高周波電力供給用コイルＬ0 と磁気結合が疎な
無電極放電灯１ｂには、殆ど高周波電力が供給されず、
無電極放電灯１ｂは点灯しない。
始動電圧は略等しいとして、以下に動作を簡単に説明す
る。先ず、無電極放電灯１ａが正常状態の場合について
動作を簡単に説明する。高周波電源３からマッチング回
路４を介して高周波電力供給用コイルＬ0 に高周波電力
が供給される。この場合、高周波電力供給用コイルＬ 0
の内側の方が磁界が強いので、高周波電力供給用コイル
Ｌ0 と磁気結合が密である無電極放電灯１ａが放電する
と共に、高周波電源３からマッチング回路４を介して高
周波電力供給用コイルＬ0 に供給される高周波電力の殆
どが無電極放電灯１ａの点灯維持の為に消費される。そ
の為に、高周波電力供給用コイルＬ0 と磁気結合が疎な
無電極放電灯１ｂには、殆ど高周波電力が供給されず、
無電極放電灯１ｂは点灯しない。
【００２３】次に無電極放電灯１ａに於いて、の蛍光体
の劣化及び希ガスなどの放電ガスの劣化などによる始動
電圧の上昇が生じ、高周波電力供給用コイルＬ0 に供給
される高周波電力では無電極放電灯１ａが点灯しない場
合について動作を簡単に説明する。この場合は無電極放
電灯１ａが点灯しないので、高周波電源３からマッチン
グ回路４を介して高周波電力供給用コイルＬ0 に供給さ
れる高周波電力は、無電極放電灯１ａでは消費されな
い。その為に、高周波電力供給用コイルＬ0 に対する磁
気結合が、無電極放電灯１ａの次に密な無電極放電灯１
ｂが放電を開始し、高周波電源３からマッチング回路４
を介して高周波電力供給用コイルＬ0 に供給される高周
波電力は、無電極放電灯１ｂの点灯維持の為に消費され
る。つまり、無電極放電灯１ａが点灯しなくなったと略
同時に無電極放電灯１ｂが点灯する。
の劣化及び希ガスなどの放電ガスの劣化などによる始動
電圧の上昇が生じ、高周波電力供給用コイルＬ0 に供給
される高周波電力では無電極放電灯１ａが点灯しない場
合について動作を簡単に説明する。この場合は無電極放
電灯１ａが点灯しないので、高周波電源３からマッチン
グ回路４を介して高周波電力供給用コイルＬ0 に供給さ
れる高周波電力は、無電極放電灯１ａでは消費されな
い。その為に、高周波電力供給用コイルＬ0 に対する磁
気結合が、無電極放電灯１ａの次に密な無電極放電灯１
ｂが放電を開始し、高周波電源３からマッチング回路４
を介して高周波電力供給用コイルＬ0 に供給される高周
波電力は、無電極放電灯１ｂの点灯維持の為に消費され
る。つまり、無電極放電灯１ａが点灯しなくなったと略
同時に無電極放電灯１ｂが点灯する。
【００２４】この様に構成したことにより、簡単な構成
で見かけ上のランプ寿命を延ばすことができる。なお、
無電極放電灯１ａの発光色と無電極放電灯１ｂ発光色と
を異なるものにすると、例えば無電極放電灯１ｂを無電
極放電灯１ａの不点灯時の非常用にできると共に、無電
極放電灯１ａの交換時期検知用にできる。また、無電極
放電灯１ａ，無電極放電灯１ｂは無電極蛍光ランプとす
ると、無電極放電灯１ａから無電極放電灯１ｂへの点灯
切り換え間隔を小さくすることができると共に、切り換
えの前後の光束を略等しく、もしくは切り換えの後の方
が大きくできる。
で見かけ上のランプ寿命を延ばすことができる。なお、
無電極放電灯１ａの発光色と無電極放電灯１ｂ発光色と
を異なるものにすると、例えば無電極放電灯１ｂを無電
極放電灯１ａの不点灯時の非常用にできると共に、無電
極放電灯１ａの交換時期検知用にできる。また、無電極
放電灯１ａ，無電極放電灯１ｂは無電極蛍光ランプとす
ると、無電極放電灯１ａから無電極放電灯１ｂへの点灯
切り換え間隔を小さくすることができると共に、切り換
えの前後の光束を略等しく、もしくは切り換えの後の方
が大きくできる。
【００２５】（実施例２）本発明に係る第２実施例の模
式構成図を図２に示す。
式構成図を図２に示す。
【００２６】図１に示した第１実施例と異なる点は、無
電極放電灯１ａを無電極ＨＩＤランプとし、無電極放電
灯１ｂを無電極蛍光ランプとすると共に、高周波電力供
給用コイルＬ0 により発生する磁界は、無電極ＨＩＤラ
ンプ１ａの始動直後に於いて無電極蛍光ランプ１ｂを点
灯させるのに十分な強さを有するものとして、無電極Ｈ
ＩＤランプ１ａの光束の立ち上がりの遅さによる光束の
不足を、無電極蛍光ランプ１ｂで補う様にしたことであ
り、その他の第１実施例と同一構成には同一符号を付す
ことにより説明を省略する。
電極放電灯１ａを無電極ＨＩＤランプとし、無電極放電
灯１ｂを無電極蛍光ランプとすると共に、高周波電力供
給用コイルＬ0 により発生する磁界は、無電極ＨＩＤラ
ンプ１ａの始動直後に於いて無電極蛍光ランプ１ｂを点
灯させるのに十分な強さを有するものとして、無電極Ｈ
ＩＤランプ１ａの光束の立ち上がりの遅さによる光束の
不足を、無電極蛍光ランプ１ｂで補う様にしたことであ
り、その他の第１実施例と同一構成には同一符号を付す
ことにより説明を省略する。
【００２７】（実施例３）本発明に係る第３実施例の模
式構成図を図３に示す。
式構成図を図３に示す。
【００２８】図１に示した第１実施例と異なる点は、無
電極放電灯１ａ，１ｂ共を無電極ＨＩＤランプとすると
共に、再始動時に於いて、無電極ＨＩＤランプ１ａの蒸
気圧が高くなっていることによる無電極ＨＩＤランプ１
ａの不点灯を無電極ＨＩＤランプ１ｂで補う様にしたこ
とであり、その他の第１実施例と同一構成には同一符号
を付すことにより説明を省略する。
電極放電灯１ａ，１ｂ共を無電極ＨＩＤランプとすると
共に、再始動時に於いて、無電極ＨＩＤランプ１ａの蒸
気圧が高くなっていることによる無電極ＨＩＤランプ１
ａの不点灯を無電極ＨＩＤランプ１ｂで補う様にしたこ
とであり、その他の第１実施例と同一構成には同一符号
を付すことにより説明を省略する。
【００２９】なお、上記実施例に於いて、一般に無電極
ＨＩＤランプ１ａは、パルス電圧を印加することによっ
て始動するが、このパルス電圧の有無により無電極ＨＩ
Ｄランプ１ａ及び無電極ＨＩＤランプ１ｂのどちらを点
灯するのかという、選択が可能となる。
ＨＩＤランプ１ａは、パルス電圧を印加することによっ
て始動するが、このパルス電圧の有無により無電極ＨＩ
Ｄランプ１ａ及び無電極ＨＩＤランプ１ｂのどちらを点
灯するのかという、選択が可能となる。
【００３０】（実施例４）本発明に係る第４実施例の模
式構成図を図４に示す。
式構成図を図４に示す。
【００３１】図１に示した第１実施例と異なる点は、無
電極放電灯１ａと無電極放電灯１ｂとは始動電圧が異な
るものにして、高周波電源３よりマッチング回路４を介
して高周波電力供給用コイルＬ0 に供給される高周波電
力を可変することにより、１灯もしくは２灯の点灯を行
う様にしたことであり、その他の第１実施例と同一構成
には同一符号を付すことにより説明を省略する。
電極放電灯１ａと無電極放電灯１ｂとは始動電圧が異な
るものにして、高周波電源３よりマッチング回路４を介
して高周波電力供給用コイルＬ0 に供給される高周波電
力を可変することにより、１灯もしくは２灯の点灯を行
う様にしたことであり、その他の第１実施例と同一構成
には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【００３２】次に、動作を簡単に説明する。無電極放電
灯１ａ，１ｂの始動電圧を電圧Ｖ1 ，Ｖ2 （Ｖ1 ＞
Ｖ2 ）し、高周波電源３は、高周波電力供給用コイルＬ
0 の両端電圧を電圧ＶH ，ＶL （ＶH ＞ＶL ）の少なく
とも２段階に可変できるものとする。いま、 Ｖ2 ＜ＶL ＜Ｖ1 ＜ＶH ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・（１） とすると、Ｌ0 ＝ＶL の場合には無電極放電灯１ｂが点
灯し、Ｌ0 ＝ＶH の場合には無電極放電灯１ａ，１ｂが
共に点灯する。
灯１ａ，１ｂの始動電圧を電圧Ｖ1 ，Ｖ2 （Ｖ1 ＞
Ｖ2 ）し、高周波電源３は、高周波電力供給用コイルＬ
0 の両端電圧を電圧ＶH ，ＶL （ＶH ＞ＶL ）の少なく
とも２段階に可変できるものとする。いま、 Ｖ2 ＜ＶL ＜Ｖ1 ＜ＶH ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・（１） とすると、Ｌ0 ＝ＶL の場合には無電極放電灯１ｂが点
灯し、Ｌ0 ＝ＶH の場合には無電極放電灯１ａ，１ｂが
共に点灯する。
【００３３】また、無電極放電灯１ａが暗所始動や低温
始動などの為に単体では始動が困難である場合も、無電
極放電灯１ｂを先ず点灯させてから点灯した無電極放電
灯１ｂを無電極放電灯１ｂのトリガランプとすることに
より、無電極放電灯１ａを点灯させることが可能とな
る。
始動などの為に単体では始動が困難である場合も、無電
極放電灯１ｂを先ず点灯させてから点灯した無電極放電
灯１ｂを無電極放電灯１ｂのトリガランプとすることに
より、無電極放電灯１ａを点灯させることが可能とな
る。
【００３４】（実施例５）本発明に係る第５実施例の、
側面から見た模式構成図を図５（ａ）に、上面から見た
模式模式構成図を図５（ｂ）に、無電極放電灯１ａ，１
ｂの点灯状態を示す模式図を図６に、無電極放電灯１ａ
の移動距離ｘと光束との関係図を図７に示す。
側面から見た模式構成図を図５（ａ）に、上面から見た
模式模式構成図を図５（ｂ）に、無電極放電灯１ａ，１
ｂの点灯状態を示す模式図を図６に、無電極放電灯１ａ
の移動距離ｘと光束との関係図を図７に示す。
【００３５】図１に示した第１実施例と異なる点は、図
５（ａ），図５（ｂ）に示す様に複数の無電極放電灯１
ｂを高周波電力供給用コイルＬ0 の外側に近接配置し、
且つ収納ユニット２に無電極放電灯１ａの収納スペ−ス
５を設けて無電極放電灯１ａが上下に可動することによ
り、１灯点灯と多灯点灯とを切り換える様にしたことで
あり、その他の第１実施例と同一構成には同一符号を付
すことにより説明を省略する。
５（ａ），図５（ｂ）に示す様に複数の無電極放電灯１
ｂを高周波電力供給用コイルＬ0 の外側に近接配置し、
且つ収納ユニット２に無電極放電灯１ａの収納スペ−ス
５を設けて無電極放電灯１ａが上下に可動することによ
り、１灯点灯と多灯点灯とを切り換える様にしたことで
あり、その他の第１実施例と同一構成には同一符号を付
すことにより説明を省略する。
【００３６】以下に、動作を簡単に説明する。先ず無電
極放電灯１ａが高周波電力供給用コイルＬ0 と磁気結合
が密な高周波電力供給用コイルＬ0 の内側に位置する
と、高周波電力供給用コイルＬ0 の内側の方が磁界が強
いので無電極放電灯１ａのみが点灯する。次に無電極放
電灯１ａが、高周波電力供給用コイルＬ0 と磁気結合が
疎な下方へ、距離ｘだけ移動して収納スペ−ス５に収納
されると、無電極放電灯１ａは点灯しないと共に無電極
放電灯１ｂのみが点灯する。距離ｘを可変すると共に無
電極放電灯１ａの移動をスム−ズに行うことにより、図
７に示す様に、無電極放電灯１ａ及び無電極放電灯１ｂ
の演出的な調光を行うことができる。なお、無電極放電
灯１ａの代わりに無電極放電灯１ｂが可動しても、無電
極放電灯１ａ及び無電極放電灯１ｂ共可動してもよい。
また、上記第１実施例から第５実施例に於いて、無電極
放電灯１ａ，１ｂの形状はなんでもよい。
極放電灯１ａが高周波電力供給用コイルＬ0 と磁気結合
が密な高周波電力供給用コイルＬ0 の内側に位置する
と、高周波電力供給用コイルＬ0 の内側の方が磁界が強
いので無電極放電灯１ａのみが点灯する。次に無電極放
電灯１ａが、高周波電力供給用コイルＬ0 と磁気結合が
疎な下方へ、距離ｘだけ移動して収納スペ−ス５に収納
されると、無電極放電灯１ａは点灯しないと共に無電極
放電灯１ｂのみが点灯する。距離ｘを可変すると共に無
電極放電灯１ａの移動をスム−ズに行うことにより、図
７に示す様に、無電極放電灯１ａ及び無電極放電灯１ｂ
の演出的な調光を行うことができる。なお、無電極放電
灯１ａの代わりに無電極放電灯１ｂが可動しても、無電
極放電灯１ａ及び無電極放電灯１ｂ共可動してもよい。
また、上記第１実施例から第５実施例に於いて、無電極
放電灯１ａ，１ｂの形状はなんでもよい。
【００３７】
【発明の効果】請求項１から請求項３記載の発明によれ
ば、簡単な構成で見かけ上のランプ寿命を延ばすことが
可能で、制御が簡素化可能であると共に、小型化可能な
無電極放電灯点灯装置を提供できる。
ば、簡単な構成で見かけ上のランプ寿命を延ばすことが
可能で、制御が簡素化可能であると共に、小型化可能な
無電極放電灯点灯装置を提供できる。
【００３８】請求項４記載の発明によれば、無電極ＨＩ
Ｄランプの始動時の光束不足を簡単な構成で見かけ上補
償可能にし、制御が簡素化可能であると共に、小型化可
能な無電極放電灯点灯装置を提供できる。
Ｄランプの始動時の光束不足を簡単な構成で見かけ上補
償可能にし、制御が簡素化可能であると共に、小型化可
能な無電極放電灯点灯装置を提供できる。
【００３９】請求項５記載の発明によれば、無電極ＨＩ
Ｄランプの再始動を簡単な構成で見かけ上可能にし、制
御が簡素化可能であると共に、小型化可能な無電極放電
灯点灯装置を提供できる。
Ｄランプの再始動を簡単な構成で見かけ上可能にし、制
御が簡素化可能であると共に、小型化可能な無電極放電
灯点灯装置を提供できる。
【００４０】請求項６記載の発明によれば、１灯及び多
灯点灯が簡単な構成で可能にし、制御が簡素化可能であ
ると共に、小型化可能な無電極放電灯点灯装置を提供で
きる。
灯点灯が簡単な構成で可能にし、制御が簡素化可能であ
ると共に、小型化可能な無電極放電灯点灯装置を提供で
きる。
【００４１】請求項７記載の発明によれば、１灯及び多
灯点灯が簡単な構成で可能にし、調光制御が可能である
と共に、小型化可能な無電極放電灯点灯装置を提供でき
る。
灯点灯が簡単な構成で可能にし、調光制御が可能である
と共に、小型化可能な無電極放電灯点灯装置を提供でき
る。
【図１】本発明に係る第１実施例の模式構成図を示す。
【図２】本発明に係る第２実施例の模式構成図を示す。
【図３】本発明に係る第３実施例の模式構成図を示す。
【図４】本発明に係る第４実施例の模式構成図を示す。
【図５】本発明に係る第５実施例の、（ａ）は側面から
見た模式構成図を、（ｂ）は上面から見た模式構成図を
示す。
見た模式構成図を、（ｂ）は上面から見た模式構成図を
示す。
【図６】上記実施例に係る、（ａ）は無電極放電灯１ａ
が点灯、無電極放電灯１ｂが消灯した状態の模式図を示
し、（ｂ）は無電極放電灯１ａが消灯、無電極放電灯１
ｂが点灯した状態の模式図を示す。
が点灯、無電極放電灯１ｂが消灯した状態の模式図を示
し、（ｂ）は無電極放電灯１ａが消灯、無電極放電灯１
ｂが点灯した状態の模式図を示す。
【図７】上記実施例に係る無電極放電灯１ａの移動距離
ｘと光束との関係図を示す。
ｘと光束との関係図を示す。
【図８】本発明に係る第１従来例の回路図を示す。
【図９】本発明に係る第２従来例のブロック構成図を示
す。
す。
１ 無電極放電灯 ３ 高周波電源 Ｌ コイル
Claims (7)
- 【請求項１】 バルブ内に放電ガスを封入した無電極放
電灯と、前記無電極放電灯に近接して配置され、高周波
電流を流すことにより前記無電極放電灯に高周波電力を
供給する高周波電力供給用コイルと、前記高周波電力供
給用コイルに高周波電力を供給する高周波電源とを備え
た無電極放電灯点灯装置に於いて、 前記無電極放電灯を複数備えると共に、前記無電極放電
灯の一方は、前記高周波電力供給用コイルとの磁気結合
が密となる様に配設し、前記無電極放電灯の他方は、前
記高周波電力供給用コイルとの磁気結合が疎となる様に
配設したことを特徴とする無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項２】 前記高周波電力供給用コイルとの磁気結
合が密となるのは、前記高周波電力供給用コイルの内側
であり、前記高周波電力供給用コイルとの磁気結合が疎
となるのは、前記高周波電力供給用コイルの外側である
ことを特徴とする請求項１記載の無電極放電灯点灯装
置。 - 【請求項３】 複数の前記無電極放電灯は、無電極蛍光
ランプであることを特徴とする請求項１または請求項２
記載の無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項４】 複数の前記無電極放電灯の少なくとも一
方は、無電極ＨＩＤランプであることを特徴とする請求
項１または請求項２記載の無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項５】 複数の前記無電極放電灯は、無電極ＨＩ
Ｄランプであることを特徴とする請求項１または請求項
２記載の無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項６】 複数の前記無電極放電灯は、互いに始動
電圧の異なるものであることを特徴とする請求項１また
は請求項２記載の無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項７】 複数の前記無電極放電灯の少なくとも一
方は、前記高周波電力供給用コイルとの距離を可変する
ものであることを特徴とする請求項１または請求項２記
載の無電極放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30728394A JPH08167486A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 無電極放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30728394A JPH08167486A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 無電極放電灯点灯装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08167486A true JPH08167486A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=17967268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30728394A Withdrawn JPH08167486A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 無電極放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08167486A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007220385A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Stanley Electric Co Ltd | 光源システム |
-
1994
- 1994-12-12 JP JP30728394A patent/JPH08167486A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007220385A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Stanley Electric Co Ltd | 光源システム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |