JP3887776B2 - 除湿装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、除湿装置、特に洗濯機などの電気機器内に組込み可能とする除湿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図14は、従来の除湿装置を示すフロー図である。図において、31は吸着ロータで、吸着ゾーン32と再生ゾーン33に分割されている。34および35は吸着ロータ31を回転駆動する駆動ベルトおよびギアドモータ、36は直交流型の顕熱交換器であり、2つの流通路の間で顕熱交換を行なうものである。37は熱交換器36の下方に設置されたドレンパンであり、熱交換器36内で凝結した水を受けるものである。また、ドレンパン37には必要に応じてドレンパイプ38を接続する。39はヒータユニット、40,41はそれぞれ送風機で、送風機40の吸い込み口は吸着ロータ31の再生ゾーン33の出口に連通し、送風機40の吐き出し口は熱交換器36の流通路に連通している。さらに熱交換器36の一方の流通路はヒータユニット39に連通している。ヒータユニット39は再生ゾーン33と連通し、再生ゾーン33の出口は上記したように送風機40の吸い込み口と連通するということになる。つまり、再生ゾーン33→送風機40→熱交換器36→ヒータユニット39→再生ゾーン33の閉ループが構成されている。
【0003】
次に動作について説明する。ギアドモータ35に通電して吸着ロータ31を回転駆動する。同時に送風機40、41およびヒータユニット39にも通電する。すると周囲空間の被処理空気Fは吸着ゾーン32を通る時に湿分が吸着され、乾燥した被処理空気Gとなって再び周囲空間に供給される。吸着ロータ31に吸着された湿分は、再生ゾーン33を通過する時にヒータユニット39によって加熱された被処理空気Hによって脱着され、高温・高湿の被処理空気Iとなって、熱交換器36の一方の流通路に入り、ここで冷却されて湿分が凝結し、ドレンパン37へ滴下して回収されるというものである。このような湿気の吸着素子を用いた従来の除湿装置としては、例えば特開平11−57384や特公平1−25614などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の除湿装置では、装置の設置空間の効率的な使用の観点、例えば壁掛けタイプの室内空気除湿機や他の容器や機器内に組込む場合のスペース制限など、除湿装置の薄型化が求められている。しかしながら、従来の除湿装置の大きさ・形状は、図15の組立態様図に示すように、吸着ロータ31を箱体42内に回転自在に支持し、その吸着ロータ31に対して直交する位置に送風機40、41および熱交換器36は配置されるため、除湿装置の厚さ方向の寸法は円盤状の吸着ロータ31と送風機40、41と熱交換器36の厚みを合わせたものとなってしまい、除湿装置の薄型化は困難であったという問題点があった。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、除湿効果を落とすことなく装置の薄型化を図った除湿装置を得るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る除湿装置は、内周側から外周側へ空気が通過できる環状の吸着素子からなる吸着素子部を有し、送風手段により前記吸着素子部の内周側から被処理空気を前記吸着素子に送出する除湿装置において、
前記送風手段は被処理空気を放射状に送出できる構造とし、前記吸着素子の中心部に空間部を形成し、前記空間部に前記送風手段を配設し、
前記環状の吸着素子を回転させる回転機構と前記吸着素子の一部に温風を送風する温風発生装置とを備え、前記環状の吸着素子と送風手段の間で前記環状の吸着素子の内周側に沿うように環状の熱交換器を形成し、前記熱交換器内に前記吸着素子の一部を通過した温風を通過させたものである。
【0010】
また、前記回転機構は、前記吸着素子部を前記送風手段の空気流の周方向成分を捉える構造とし、空気流の周方向成分の力により前記吸着素子を回転させる構成としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1と図2(a)(b)はこの発明の実施の形態1である除湿装置を示す外観斜視図と(a)吸着素子部の斜視図(b)送風手段の斜視図である。図において、1は環状に形成された吸着素子部で、中心部に空間部1aを形成する(図2(a)参照)。2は環状の吸着素子部1の空間部1aに配設され、羽根2a(図2(b)参照)を有する遠心ファンタイプの送風手段であり、モータ(図示せず)により回転駆動される。
【0012】
次に、吸着素子部1について詳しく説明する。図3は吸着素子部1内に配置される吸着素子1bの斜視図、図4は図3のA部分の拡大斜視図である。吸着素子部1の内部には、図3に示すように、ブロック状の吸着素子1bを複数個、環形状に配置して環状に形成されている。そして、それぞれの吸着素子1bはハニカム形状のベースに吸着剤を担持し、ハニカム状の空間部分を空気が通過できる構造となっており(図4参照)、この空気の通過する方向が環状の吸着素子部1の半径方向となるように吸着素子1bが配置されている。
【0013】
このように構成された除湿装置における動作について、図5(a)(b)に基づいて説明する。(a)は被処理空気の流れを示す動作説明正面図、(b)は被処理空気の流れを示す動作説明断面図である。まず、モータ(図示せず)により送風手段2を回転する。羽根2aの回転動作により、被処理空気Aは環状の吸着素子部1の空間部1aの中心部の軸方向から吸い込まれ、吸着素子部1の半径方向外側に送出される(矢印A)。そして、その被処理空気Aは半径方向に空気が通過できる構造となっている吸着素子1b内を通過し、その際に吸着素子1bに担持されている吸着剤によって被処理空気Aに含まれている水分が吸着される(矢印B)。このようにして、被処理空気Aは吸着素子部1内を通過して除湿され、除湿された被処理空気Bは、周囲空間に放出される。
【0014】
そして、吸着素子部1は上記のような動作を連続して除湿を行っていくと、水分を吸着して飽和状態になり除湿性能が低下していく。この場合、除湿性能の無くなった吸着素子部1は取り外して新たな吸着素子部と交換し、除湿装置の運転を継続することができる。
【0015】
このように、環状の吸着素子部1の中心部分に遠心ファンタイプの送風手段2を配設することで、従来技術のような厚み方向に寸法をとる必要がなく、吸着素子部1の厚み寸法で除湿を行うことができ、薄型の除湿装置を実現することができる。
【0016】
また、図6に示すように、図1に示す吸着素子部1および送風手段2からなる除湿装置をケーシング3内に収納すれば、吸着素子部1を通過して除湿された被処理空気Bを任意の方向(ここではケーシング3に形成した排出口3a)に集中して放出させることもできる(図7参照)。
【0017】
実施の形態2.
図8と図9は、この発明の実施の形態3を示す除湿装置の外観斜視図と被処理空気の流れを表す動作説明正面図である。図において、1および2は上記実施の形態1と同一であり、その説明は省略する。4は再生手段であるヒータユニットで、送風手段2と吸着素子部1の吸着素子1bとの間に配置される。5は排気風路で、排気ダクト5aを設けており、ヒータユニット4と対向する吸着素子1bの外周部に配置される。6は吸着素子部1の再生ゾーンで、ヒータユニット4と排気風路5とで挟まれた位置(点線で示す範囲)である。7は吸着素子部1の吸着ゾーンで、再生ゾーン6以外の吸着素子1b部分である。8は駆動ローラ、9は支持ローラである。
【0018】
このように構成された除湿装置における動作について説明する。まず、環状に形成された吸着素子部1は駆動ローラ8および支持ローラ9により回転自在に支持される。吸着素子部1が回転することで吸着素子部1の吸着素子1bは吸着ゾーン7から再生ゾーン6へ、そしてまた吸着ゾーン7へと2つのゾーンを繰り返し通過する。そして、モータ(図示せず)により送風手段2が回転し、その回転により被処理空気Aは、吸着素子部1の空間部1aの中心部の軸方向から吸い込まれ、吸着素子部1の半径方向外側に送出される(実施の形態1と同様)。そして、その被処理空気Aは半径方向に空気が通過できる構造となっている吸着ゾーン7の吸着素子1b内を通過し、吸着素子1bの吸着剤により水分を吸着して除湿され(矢印B)、除湿された被処理空気Bは周囲空間に放出される。
【0019】
このようにして吸着ゾーン7の吸着素子部1の吸着素子1bの吸着剤は被処理空気Aに含まれていた水分を吸着し、この水分を吸着した吸着素子1bは、環状の吸着素子部1が回転することにより吸着ゾーン7から再生ゾーン6に入る。再生ゾーン6では、送風手段2により送出される被処理空気Aがヒータユニット4を通過して高温の温風(矢印C)となり、その温風(矢印C)が吸着素子部1内を通過する。その際に、温風が吸着素子1bの吸着剤から水分を脱着して吸着剤を再生させる。吸着剤を再生させて水分を含んだ空気はヒータユニット4と対向する位置にある排気風路5を通って排気ダクト5aから外部へ排出される。このようにして再生された吸着素子部1は再び吸着ゾーン7に入り、被処理空気Aの除湿を行う。
【0020】
このように、環状の吸着素子部1の中心部分の空間部1aに遠心ファンタイプの送風手段2を設けることで、厚み方向に寸法をとる必要がなく、薄型の除湿装置を実現するとともに、1つの送風手段2で被処理空気Aの送出と吸着素子部1の再生を行うための温風の送出とをそれぞれを行えるので、吸着素子部1の再生用の温風のための送風手段を別途設ける必要がなく、部品点数の低減が可能となる。
【0021】
実施の形態3.
図10と図11は、この発明の実施の形態3を示す除湿装置の外観斜視図と被処理空気の流れを表す動作説明正面図である。図において、1、2、4〜7、9は上記実施の形態2と同様であり、その説明は省略する。10は環状の吸着素子部1の吸着素子1bの送風手段2側の内周面に設けられた複数の羽根である。
【0022】
このように構成された除湿装置における動作について説明する。まず、環状に形成された吸着素子部1は駆動ローラ8および支持ローラ9により回転自在に支持される。吸着素子部1が回転することで吸着素子部1の吸着素子1bは吸着ゾーン7から再生ゾーン6へ、そしてまた吸着ゾーン7へと2つのゾーンを繰り返し通過する。そして、モータ(図示せず)により送風手段2が回転し、その回転により被処理空気Aは、吸着素子部1の空間部1aの中心部の軸方向から吸い込まれ、吸着素子部1の半径方向外側に送出される(実施の形態1と同様)。このとき、被処理空気Aの流れの向きは詳細には完全な半径方向ではなく、送風手段2である遠心ファンの特性上、矢印Dのような周方向の成分を持っている。そして、図11の矢印Dの被処理空気Aは羽根10に衝突し、被処理空気Aの空気流はここで完全に半径方向の流れとなり(矢印E)、吸着素子部1を通過する。そして、吸着ゾーン7では、吸着素子1bの吸着剤が被処理空気Aに含まれる水分を吸着して、被処理空気Aを除湿する。このとき、羽根10には空気流の向きの変化に応じて周方向の力(矢印F)が加わり、吸着素子部1は支持ローラ9のみで回転自在に支持されているため、羽根10の受けた周方向の力によって回転する。
【0023】
このようにして吸着素子部1が回転することで、吸着ゾーン7の吸着素子部1の吸着素子1bの吸着剤は、再生ゾーン6へ、そしてまた吸着ゾーン7へと、2つのゾーンを繰り返し通過する。吸着ゾーン7から水分を吸着した吸着素子1bが再生ゾーン6にくると、ヒータユニット4による温風(矢印E)が再生ゾーン6の吸着素子部1内を通過して、吸着剤から水分を脱着して吸着剤を再生させる。そして、このようにして再生された吸着部1は再び吸着ゾーン7に入る。このように吸着剤が水分の吸着と再生を繰り返すことで、連続して被処理空気Aの除湿が行われる。
【0024】
このように、送風手段2による空気流の成分の力を捉えて環状の吸着素子部1を回転するようにしたので、吸着素子部1の回転用のモータなど駆動装置を使用する必要がなく、部品点数を少なくすることができる。
【0025】
なお、上記実施の形態3では、吸着素子部1に羽根10を設けたが、風と吸着素子部1の抵抗が十分に大きい場合は、羽根を設けなくとも空気流の周方向成分を捉えて、吸着素子部1を回転させることができる。
【0026】
実施の形態4.
図12と図13は、この発明の実施の形態4を示す除湿装置の外観斜視図と熱交換器及び循環風路の斜視図である。図において、1、2、4、6〜9は上記実施の形態2と同様であり、その説明は省略する。11は循環風路で、内部に第2の送風手段(図示せず)とヒータ(図示せず)により構成された温風発生装置12を設けている。13は送風手段2と吸着素子1bとの間に環状に形成された熱交換器で、一端を循環風路11の温風発生装置12の吸気側に連通させ、他端は開口部13aとし、この開口部13aと温風発生装置12の排気側とを対向させ、この開口部13aと温風発生装置12の排気側との間に吸着素子1bを配置する。
【0027】
このように構成された除湿装置における動作について説明する。まず、環状に形成された吸着素子部1は、駆動ローラ8および支持ローラ9によって回転自在に支持される。環状の吸着素子部1が回転することで、吸着ゾーン7の吸着素子部1の吸着素子1bの吸着剤は、再生ゾーン6へ、そしてまた吸着ゾーン7へと2つのゾーンを繰り返し通過する。そして、このように回転している吸着素子部1に、モータ(図示せず)による送風手段2の回転によって被処理空気Aが送出される(実施の形態1と同様)。そして、その被処理空気Aは半径方向に空気が通過できる構造となっている吸着ゾーン7の吸着素子1b内を通過し、吸着素子1bの吸着剤により水分を吸着して除湿され、除湿された被処理空気Bは周囲空間に放出される。
【0028】
このように、吸着ゾーン7の吸着素子部1の吸着素子1bの吸着剤は、被処理空気Aに含まれていた水分を吸着する。この水分を吸着した吸着素子1bは環状の吸着素子部1が回転することにより吸着ゾーン7から再生ゾーン6に入る。再生ゾーン6では、温風発生装置12が発生した温風が、再生ゾーン6の吸着素子部1の内部を通過し、吸着素子部1内の吸着剤から水分を脱着して、吸着剤を再生させる。
【0029】
吸着素子部1の内部を通過し、吸着剤を再生した後の温風は、脱着した水分を含んだ空気となり、開口部13aより熱交換器13内に入る。熱交換器13は、送風手段2から送出される被処理空気Aにより冷却されており、熱交換器13内に入った水分を含んだ空気は冷却され、含んでいた水分が結露する。結露した水分はドレンパイプ14から外部に排出される。そして、熱交換器13で冷却されて水分が除去された空気は、循環風路11に戻り、再び温風発生装置12で加熱されて、再生ゾーン6の吸着素子部1の吸着素子1bの吸着剤の再生を行う。このとき、熱交換器11による冷却には、送風手段2から送出される被処理空気Aが用いられる。
【0030】
このように、環状の吸着素子部1の中心の空間に遠心ファンタイプの送風手段2を配置することで、厚み方向に寸法を取らず、さらに、環状の吸着素子部1と遠心ファンタイプの送風手段2の間に環状の熱交換器13を配置することで送風手段2により熱交換器13を冷却することができるので吸着素子1bの除湿を行った空気の除湿を熱交換器で行うことで、薄型の除湿装置を得ることができる。
【0031】
なお、上記実施の形態1〜4は、空気の除湿装置として説明しているが、吸着剤をホルムアルデヒドなどの化学物質を吸着に適したものにすれば、化学物質を除去する装置への適用も可能であり、除湿装置に限定するものではない。
【0032】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下のような効果を奏する。
【0033】
内周側から外周側へ空気が通過できる環状の吸着素子からなる吸着素子部を有し、送風手段により前記吸着素子部の内周側から被処理空気を前記吸着素子に送出させたので、吸着素子の被処理空気の通過部分を厚み方向ではなく内外方向とすることで除湿装置の厚み方向の寸法を薄型化することができる。
【0034】
また、前記送風手段は被処理空気を放射状に送出できる構造とし、前記吸着素子の中心部に空間部を形成し、前記空間部に前記送風手段を配設したので、除湿装置の厚み方向の寸法を薄型化することができる。
【0036】
また、前記環状の吸着素子を回転させる回転機構と前記吸着素子の一部に温風を送風する温風発生装置とを備え、前記環状の吸着素子と送風手段の間で前記環状の吸着素子の内周側に沿うように環状の熱交換器を形成し、前記熱交換器内に前記吸着素子の一部を通過した温風を通過させたので、吸着素子の再生が行える除湿装置の薄型化ならびに吸着素子通過後の被処理空気からの水分除去を部品点数を増やすことなく行うことがきる。
【0037】
また、前記回転機構は、前記吸着素子部を前記送風手段の空気流の周方向成分を捉える構造とし、空気流の周方向成分の力により前記吸着素子を回転させる構成としたので、吸着素子部の回転を駆動装置などを使わずに行うことができ、部品点数を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す除湿装置の外観斜視図である。
【図2】 (a)この発明の実施の形態1を示す除湿装置の吸着素子部の斜視図である。
(b)この発明の実施の形態1を示す除湿装置の送風手段の斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す除湿装置の吸着素子の斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態1を示す除湿装置の図3のA部拡大斜視図である。
【図5】 (a)この発明の実施の形態1を示す除湿装置の動作説明正面図である。
(b)この発明の実施の形態1を示す除湿装置の動作説明断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1を示す除湿装置の外観斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態1を示す除湿装置の動作説明断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態2を示す除湿装置の外観斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態2を示す除湿装置の動作説明正面図である。
【図10】 この発明の実施の形態3を示す除湿装置の外観斜視図である。
【図11】 この発明の実施の形態3を示す除湿装置の動作説明正面図である。
【図12】 この発明の実施の携帯4を示す除湿装置の外観斜視図である。
【図13】 この発明の実施の形態4を示す除湿装置の熱交換器の斜視図である。
【図14】 従来の除湿装置のフロー図である。
【図15】 従来の除湿装置の組立態様図である。
【符号の説明】
1 吸着素子部、1a 空間部、1b 吸着素子、2 送風装置、2a 羽根、3 ケーシング、3a 排出口、4 ヒータユニット、5 排気風路、5a 排気ダクト、6 再生ゾーン、7 吸着ゾーン、8 駆動ローラ、9 支持ローラ、10 羽根、11 循環風路、12 温風発生装置、13 熱交換器、14ドレンパイプ。

Claims (2)

  1. 内周側から外周側へ空気が通過できる環状の吸着素子からなる吸着素子部を有し、送風手段により前記吸着素子部の内周側から被処理空気を前記吸着素子に送出する除湿装置において、
    前記送風手段は被処理空気を放射状に送出できる構造とし、前記吸着素子の中心部に空間部を形成し、前記空間部に前記送風手段を配設し、
    前記環状の吸着素子を回転させる回転機構と前記吸着素子の一部に温風を送風する温風発生装置とを備え、前記環状の吸着素子と送風手段の間で前記環状の吸着素子の内周側に沿うように環状の熱交換器を形成し、前記熱交換器内に前記吸着素子の一部を通過した温風を通過させたことを特徴とする除湿装置。
  2. 前記回転機構は、前記吸着素子部を前記送風手段の空気流の周方向成分を捉える構造とし、空気流の周方向成分の力により前記吸着素子を回転させる構成としたことを特徴とする請求項1記載の除湿装置。
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