JP2006125693A - 浴室暖房換気除湿乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】除湿器の再生能力が高い温水式の浴室暖房換気除湿乾燥装置を提供する。
【解決手段】浴室暖房換気除湿乾燥装置101に、吸気口104から吐出口につながる第1の送風通路115と吸気口から排気口113につながる第2の送風通路116を設ける。第1の送風通路は、吸気口側から順に除湿器105と、第1の熱交換器107と、循環ファン103と、が設けられている。一方、第2の送風通路には、吸気口側から順に第2の熱交換器106と、除湿器105と、排気ファン102とを配置する。第2の送風通路は、風路切替器112を介して第1の送風通路とを接続する。また、第1及び第2の熱交換器は直列に配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴室暖房換気除湿乾燥装置に関し、特に熱交換器の熱源に温水を用いた浴室暖房換気除湿乾燥装置に関する。
浴室の天井や壁などに設置し、温風を吹き出すことによって浴室内を暖房したり、その下に吊した衣類などに温風を吹き付けて乾燥させたりするための浴室暖房換気除湿乾燥装置が従来より用いられている。
このような浴室暖房換気除湿乾燥装置にあっては、除湿をおこなう場合には、水分を吸着する吸着剤を表面にコートしたデシカントローターなどの除湿器を用いて、除湿器を空気が通過するときに吸着剤によって湿気が吸着されることによって、除湿された空気が室内に送り出されている。また、暖房する場合には、熱交換器によって、空気を暖めて室内に送り出している。さらに、除湿と暖房を同時に行うことによって、より衣類などを乾燥させやすくなっている。しかしながら、除湿器の表面にコートされた吸着剤は一定量の湿気を吸着すると飽和して、それ以上水分を吸着しなくなるため、加熱などにより吸着剤に吸着した湿気を除去する必要があった。
従来の電気式ヒーターを用いた浴室暖房換気除湿乾燥装置においては、輻射熱で浴室内を暖房するための暖房用ヒーターの輻射熱を反射板などを用いて除湿器に照射することで吸着剤を加熱し、水分を離脱させて屋外へ排気することによって吸着剤を再生している。しかしながら、電気式ヒーターの代わりに温水式ヒーターを用いた場合、除湿器の再生がうまくできないという問題があった。
特開2003−240263号公報 特開平7−180956号公報 特開平6−114197号公報
本発明は上記のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、除湿器の再生能力が高い温水式の浴室暖房換気除湿乾燥装置を提供する。
請求項1に記載の浴室暖房換気除湿乾燥装置は、浴室内の空気の湿気を取り除くための除湿器と、浴室内の空気を加熱するための温水を用いた第1の加熱手段と、加熱或いは除湿された空気を浴室内に送り出すための循環ファンと、浴室内の空気を浴室外に送り出すための排気ファンと、除湿器を加熱して除湿能力を再生させるための温水を用いた第2の加熱手段とを備え、前記第1の加熱手段と前記第2の加熱手段が直列に接続されていることを特徴としている。
請求項1に記載の浴室暖房換気除湿乾燥装置にあっては、除湿器再生用と暖房用の熱交換器が直列に接続されているので、温水の流れる系統が1系統となり、除湿器再生用と暖房用の熱交換器を別々に設けた場合に比べて、温水流量を増やすことができる。このため熱交換器の温度が安定し、除湿器の再生を効率よく行うことができ、乾燥時間を短縮することができる。また、温水の流れる上流側に除湿器再生用の熱交換器を設けることにより、温度の高い温水を除湿器の再生用に利用できるため、除湿器の再生効率が高くなる。
請求項2に記載の浴室暖房換気除湿乾燥装置は、前記第2の加熱手段が前記除湿器よりも空気の流れの上流側に設置されたことを特徴としている。
請求項2に記載の浴室暖房換気除湿乾燥装置にあっては、除湿器よりも空気の流れの上流側に除湿器再生用の熱交換器を設けたことにより、除湿器へ熱を効率よく伝達でき、除湿器の再生が効率よくできる。
請求項3に記載の浴室暖房換気除湿乾燥装置は、前記第1の加熱手段と並列に温水の流れるバイパス路を設けたことを特徴としている。また、請求項4に記載の浴室暖房換気除湿乾燥装置は、前記第2の加熱手段の温水出口側における温水流路を三方弁を介して前記第1の加熱手段と前記バイパス路とに分岐させたことを特徴としている。
請求項3、請求項4の浴室暖房換気除湿乾燥装置にあっては、三方弁により、温水の流れる経路を暖房用の熱交換器側とバイパス路側に切り替えることが可能となり、除湿器の再生を行いながらの暖房除湿運転と、除湿器の再生を行いながらの除湿のみの運転を切り替えることができる。
請求項5に記載の浴室暖房換気除湿乾燥装置は、前記循環ファンと前記排気ファンよりも空気の流れの上流側に空気の流れる方向を切り替えるための風路切替手段を設けたことを特徴としている。
請求項5に記載の浴室暖房換気除湿乾燥装置にあっては、風路切替手段を設けたことにより、除湿器再生用の熱交換器を通過した空気を浴室外に排出するだけでなく、室内に送り出すことによって除湿器再生用の熱交換器を暖房用の熱交換器として利用することが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものでないことは勿論である。
図1は、実施例1の天井設置型の浴室暖房換気除湿乾燥装置101の断面図である。図2は、図1のX−X’断面図である。図3は、浴室暖房換気除湿乾燥装置101を下面から見た図である。図1及び図2に示すように、浴室暖房換気除湿乾燥装置101は、吸気口104から吐出口114につながる第1の送風通路115と吸気口104から排気口113につながる第2の送風通路116が設けられている。第1の送風通路115は、吸気口104側から順にデシカントローターなどからなる除湿器105と、第1の熱交換器107と、クロスフローファンなどからなる循環ファン103と、が設けられている。一方、第2の送風通路116には、吸気口104側から順に第2の熱交換器106と、除湿器105と、シロッコファンなどからなる排気ファン102と、が配置されている。なお、第2の熱交換器106と除湿器105は、近接して設置されている。また、図2及び図3に示すように、吸気口104と吐出口114は、同一平面内に開口している。さらに、吸気口104には、空気フィルター120が設けられている。
また、第1の送風通路115に設けられた第1の熱交換器107と循環ファン103の間と、第2の送風通路116に設けられた除湿器105と排気ファン102の間で、第1の送風通路115と第2の送風通路116は、風路切替器112で区切られている。さらに、風路切替器112の切り替えにより、第2の送風通路116は、排気ファン102側が開口して循環ファン103側が閉鎖された状態と、排気ファン102側が閉鎖して循環ファン103側が開口した状態の切り替えが可能となっている。つまり、風路切替器112の操作により、吸気口104から第2の送風通路116内へ吸気された空気がそのまま第2の送風通路116を通って屋外へ排気される経路と、除湿器105と排気ファン102の間で向きを変えて第1の送風通路115内へ合流し、吐出口114から吹き出す経路とに切り替えることができる。
次に、第1の熱交換器107と第2の熱交換器106の加熱には、それぞれ温水が使用されている。また、第1及び第2の熱交換器107、106は、直列に接続されており、浴室暖房換気除湿乾燥装置101に設けられた温水の入水口117側(上流側)に第2の熱交換器106が設置され、出水口118側(下流側)に第1の熱交換器107が設置されている。また、第1の熱交換器107と第2の熱交換器106の間と、出水口118の間を第1の熱交換器107と平行にバイパス路119が設けられている。さらに、第1の熱交換器107と第2の熱交換器106の間のバイパス路119が接続された箇所には、三方弁109が設けられ、第2の熱交換器106から流れてくる温水が第1の熱交換器107とバイパス路119のうちどちら側に流れるかを切り替えることができるようになっている。また、第2の熱交換器106と入水口117の間には、熱動弁108が設けられている。この熱動弁108の動作によって入水口117から流れ込む温水の流量を制御し、第1及び第2の熱交換器107、106の放熱量が一定になるようにしている。つまり、入水口117から温度の高い温水が流れ込むと熱動弁108が絞られて温水の流量を少なくし、入水口117から温度の低い温水が流れ込むと熱動弁108が開かれて温水の流量を多くするように制御している。
また、循環ファン103は、循環ファン用モーター110と接続されている。この循環ファン用モーター110を駆動させることにより、循環ファン103を回転させて、吸気口104から浴室内の空気を吸気し、吐出口114から浴室内へ送風される。また、特に図示しないが、排気ファン102についても排気ファン用モーターと接続されている。排気ファン用モーターの駆動により、吸気口104から浴室内の空気が吸気され、排気口113から排気される。
次に、除湿器105は、円筒形をしており、円筒形の一方の円形面が吸気口104と対向するように設置されている。また、吸気口104の円形面のほぼ半分の面が第1の送風通路115に面し、残りの半分の面が第2の送風通路116に面するように設置されている。また、吸気口104と除湿器105の間で、除湿器105の第2の送風通路116と面した側には、除湿器105と対向するようにして第2の熱交換器106が設置されている。また、除湿器105に併設して除湿器用モーター111が設置されている。
また、図4に示すように、除湿器105は、平坦な基板の表面に波形に連続して屈曲した部材を接着して構成された矩形長尺部材を円筒状に巻き込んだものであり、かつその平坦な基板及び波形部材の表面には湿気を吸着する機能を持つ固体吸着剤が付着されている。特に吸着剤に用いる材料に制限はないが、湿気を吸着する性質を持つ素材であればよく、例えば、シリカゲル、ゼオライト、活性炭などのように通常水分吸着用途に用いられるものを任意に使用できる。さらに、除湿器105の円筒形の円周部には、その円周に沿ってギア11が形成されている。
除湿器105は、波形に連続して屈曲した部材を巻き込んだ形状であることから、その円形の端面には波形に連続して屈曲した部材と平坦な部材との隙間によって形成された無数の空気通過孔13が端面全体に形成されている。なお、図4では、省略して一部の空気通過孔13のみを図示している。また、各空気通過孔13の和は、十分な断面積を有し、且つその長さ方向(円筒形の厚さ方向)にはそこを通過する空気との大きな接触面積を有する。従って、湿気を含んだ空気は除湿器105の空気通過孔13中をほとんど圧損なしに通過することができ、同時に、除湿器105の表面部分に付着された吸着剤により湿気が吸着除去される。また、空気通過孔13の形状は、上記形状に限らず空気が通過するときの接触面積が大きく、圧損が発生しにくい構造であればよく、例えば、六角形のハニカム構造に形成したもの等でもよい。
除湿器用モーター111には、ギア12が取り付けられており、除湿器105に形成されたギア11と噛み合うような位置に調整されている。したがって、除湿器用モーター111の回転駆動により、除湿器105も円形面の中心軸15を中心に円形面内で連続的或いは断続的に回転できるようになっている。
以下に、図5〜図9を用いて、実施例1の浴室暖房換気除湿乾燥装置101の4種類の動作について説明する。なお、第1の動作を換気モード、第2の動作を暖房モード、第3の動作を除湿モード、第4の動作を除湿乾燥モードと呼ぶ。
はじめに、吸気口104から空気フィルター120を通して浴室暖房換気除湿乾燥装置101内に吸気され、第2の送風通路116内に設けられた第2の熱交換器106、除湿器105、排気ファン102、排気口113を順次通過して屋外に排気される経路をa、吸気口104から空気フィルター120を通して浴室暖房換気除湿乾燥装置101内に吸気され、第2の送風通路116内に設けられた第2の熱交換器106、除湿器105を順次通過した後、第1の送風通路115へ合流し、循環ファン103を通過して吐出口114から浴室内に再び吹き出す経路をb、吸気口104から空気フィルター120を通して浴室暖房換気除湿乾燥装置101内に吸気され、第1の送風通路115内に設けられた除湿器105、第1の熱交換器107、循環ファン103を順次通過して吐出口114から浴室内に再び吹き出す経路をc、と定義する。また、図5〜図9には各経路a〜cの概略を二点鎖線の矢印で示した。また、第1及び第2の熱交換器107、106、バイパス路119の温水が流れている経路を実線で示し、温水が流れていない経路を一点鎖線で示した。
まず、浴室暖房換気除湿乾燥装置101を換気モードで運転させた場合の動作を図5に示す。この換気モードにあっては、排気ファン102が回転し、循環ファン103は停止している。また、除湿器105の回転は停止し、風路切替器112は、排気ファン102側が開口し、循環ファン103側が閉鎖した位置になっている。さらに、第1及び第2の熱交換器107、106、バイパス路119に温水は流れていない。つまり、この換気モードにおいて、第1及び第2の熱交換器107、106は放熱していない。
この換気モードにおいて、吸気口104から浴室暖房換気除湿乾燥装置101内に吸気された空気は、経路aを流れる。また、第2の熱交換器106には温水が流れていないので、第2の熱交換器106を通過する際に空気が加熱されることはない。このため、空気が除湿器105を通過する際に除湿器105で湿気の吸着および除湿器105の再生はほとんど行なわれない。ただし、運転開始後しばらくは、湿気を吸着することもあるが一定時間が経過すると飽和して吸着しなくなる。したがって、この換気モードでは、浴室内と屋外の空気の入れ換えのみが行なわれる。
次に、浴室暖房換気除湿乾燥装置101を暖房モードで運転させた場合の動作を図6に示す。この暖房モードにあっては、排気ファン102は停止し、循環ファン103が回転している。また、除湿器105の回転は停止し、風路切替器112は、排気ファン102側が閉鎖し、循環ファン103側が開口した位置になっている。さらに、熱動弁108が開き、三方弁109は第1の熱交換器107側に温水が流れるように切り替わっている。つまり、第1及び第2の熱交換器107、106に温水が流れ、バイパス路119に温水は流れていない。
この暖房モードにおいて、吸気口104から浴室暖房換気除湿乾燥装置101内に吸気された空気は、経路bおよび経路cを通って、吐出口114から再び浴室内に吹き出す。第1及び第2の熱交換器107、106に温水が流れているので、経路bを通る空気は、第2の熱交換器106を通過する際に暖められ、経路cを通る空気は、第1の熱交換器107を通過する際に暖められる。つまり、暖かい空気が吐出口114から浴室内に吹き出す。したがって、浴室内が暖房される。このように、この暖房モードでは、第1及び第2の熱交換器107、106の両方を暖房用の熱交換器として有効に利用することができる。なお、除湿器105は回転していないので、浴室暖房換気除湿乾燥装置101の運転直後は、経路cを通る空気が除湿器105を通過する際に湿気を吸着するが、一定時間経過すると飽和して湿気を吸着しなくなる。逆に、経路bを通る空気は、第2の熱交換器107で暖められているため、その熱によって除湿器105の吸着剤に吸着した湿気が放出されるが、一定時間経過するとそれ以上放出しなくなる。つまり、この暖房モードでは、浴室内の暖房のみが行なわれ、浴室内の相対湿度が低下する(絶対湿度は変化しない)。
次に、浴室暖房換気除湿乾燥装置101を除湿モードで運転させた場合の動作を図7に示す。この換気モードにあっては、排気ファン102は回転し、循環ファン103も回転している。また、除湿器105は回転し、風路切替器112は、排気ファン102側が開口し、循環ファン103側が閉鎖した位置になっている。さらに、三方弁109はバイパス路119側に温水が流れるように切り替わっている。つまり、第2の熱交換器106及びバイパス路119に温水が流れ、第1の熱交換器107に温水は流れていない。
この除湿モードにおいて、吸気口104から浴室暖房換気除湿乾燥装置101内に吸気された浴室内の空気は、経路cを通って再び浴室内に吹き出す空気と、経路aを通って屋外に排気される空気の2通りがある。まず、経路cを通る空気は、除湿器105を通過する際に吸着剤によって湿気が吸着されて除湿される。また、第1の熱交換器107には温水が流れていないので、第1の熱交換器107を通過する際に加熱されることはない。つまり、経路cを通る空気は、吸気口104から吸気されたときとほぼ同じ温度で除湿器105で除湿のみが行なわれて、吐出口114から吹き出す。次に、経路aを通る空気は、第2の熱交換器106に温水が流れているので、第2の熱交換器106を通過するときに熱を受け取って暖められる。第2の熱交換器106で暖められた空気は、除湿器105を通過する際に、吸着剤を加熱し吸着剤に吸着した湿気を放出させ、除湿器105を再生する。除湿器105を通過した空気は、吸着剤から放出された湿気を含んで排気口113から屋外に排気される。したがって、この除湿モードにおいては、浴室内の暖房は行なわれず、浴室内の空気の除湿のみが行なわれる(絶対湿度が低下する)。
なお、除湿器105は回転しているので、各空気通過孔13は、第1の送風通路115と第2の送風通路116(第2の熱交換器107が設置されている側)を交互に通過している。故に、空気通過孔13が第1の送風通路115に面しているときには、吸着剤に湿気が吸着され、第2の送風通路116に面しているときには、第2の熱交換器106で暖められた空気によって吸着剤に吸着した湿気が放出されて、吸着能力が再生されている。したがって、経路cを通って再び浴室内に吹き出す空気は除湿器105通過時に除湿され、経路aを通って屋外に排気される空気と共に湿気も屋外へ排気される。
次に、浴室暖房換気除湿乾燥装置101を除湿乾燥モードで運転させた場合の動作を図8に示す。この換気モードにあっては、排気ファン102は回転し、循環ファン103も回転している。また、除湿器105は回転し、風路切替器112は、排気ファン102が開口し、循環ファン103が閉鎖した位置になっている。さらに、三方弁109は第1の熱交換器107側に温水が流れるように切り替わっている。つまり、第1及び第2の熱交換器107、106に温水が流れ、バイパス路119に温水は流れていない。
この除湿乾燥モードにおいて、吸気口104から暖房換気除湿乾燥装置101内に吸気された浴室内の空気は、経路aを通って屋外に排気される空気と、経路cを通って再び浴室内に吹き出す空気の2通りがある。まず、経路aを通る空気は、第2の熱交換器106に温水が流れているので、第2の熱交換器106を通過するときに熱をもらって暖められる。第2の熱交換器106で暖められた空気は、除湿器105を通過する際に、吸着剤を加熱し吸着剤に吸着した湿気を放出させ、除湿器105を再生する。除湿器105を通過した空気は、吸着剤から放出された湿気を含んで排気口113から屋外に排気される。次に経路cを通る空気は、第1の熱交換器107にも温水が流れているので、第1の熱交換器107を通過する際に加熱される。つまり、経路cを通る空気は、除湿器105で除湿された後、第1の熱交換器107で加熱されて、吐出口114から暖かい空気が吹き出す。したがって、浴室内の空気の除湿と暖房および除湿器105の再生が効率よく同時に行なわれる。
なお、除湿器105は回転しているので、各空気通過孔13は、第1の送風通路115と第2の送風通路116(第2の熱交換器107が設置されている側)を交互に通過している。故に、空気通過孔13が第1の送風通路115に面しているときには、吸着剤に湿気が吸着され、第2の送風通路116に面しているときには、第2の熱交換器106で暖められた空気によって吸着剤に吸着した湿気が放出されて、吸着剤の吸着力が再生される。したがって、経路cを通って再び浴室内に吹き出す空気は除湿器105通過時に除湿され、経路aを通って屋外に排気される空気と共に湿気も屋外へ排気される。
以上、本発明の実施例で説明したように、本発明の浴室暖房換気除湿乾燥装置101においては、リモコン等により4つの運転モードを切り替えることができるので、状況に応じた最適な運転モードを選択することで、浴室内の暖房、換気、除湿を効率よく行なうことができる。また、第1の熱交換器107よりも上流側に第2の熱交換器106が設置されているので、高い温度で除湿器105に付着した吸着剤の再生を行なうことができ、吸着剤の湿気の吸着能力を高めることができる。
なお、上記実施例においては、浴室に設置する浴室暖房換気除湿乾燥装置について説明したが、浴室以外の場所に設置する暖房換気除湿乾燥装置にも適用することができることは勿論である。
本発明の実施例1による浴室暖房換気除湿乾燥装置の断面図である。 図1のX−X’断面図である。 図1の下面図である。 図1の浴室暖房換気除湿乾燥装置に用いられている除湿器の平面図である。 換気モードで運転しているときの動作を説明する図である。 暖房モードで運転しているときの動作を説明する図である。 除湿暖房モードで運転しているときの動作を説明する図である。 除湿モードで運転しているときの動作を説明する図である。 図5〜図8の説明を補足するための図である。
符号の説明
101 浴室暖房換気除湿乾燥装置
102 排気ファン
103 循環ファン
104 吸気口
105 除湿器
106 第2の熱交換器
107 第1の熱交換器
108 熱動弁
109 三方弁
112 風路切替器
113 排気口
114 吐出口
115 第1の送風通路
116 第2の送風通路
117 入水口
118 出水口
119 バイパス路
120 空気フィルター

Claims (5)

  1. 浴室内の空気の湿気を取り除くための除湿器と、浴室内の空気を加熱するための温水を用いた第1の加熱手段と、加熱或いは除湿された空気を浴室内に送り出すための循環ファンと、浴室内の空気を浴室外に送り出すための排気ファンと、除湿器を加熱して除湿能力を再生させるための温水を用いた第2の加熱手段とを備え、前記第1の加熱手段と前記第2の加熱手段が直列に接続されていることを特徴とした浴室暖房換気除湿乾燥装置。
  2. 前記第2の加熱手段が前記除湿器よりも空気の流れの上流側に設置されたことを特徴とする、請求項1に記載の浴室暖房換気除湿乾燥装置。
  3. 前記第1の加熱手段と並列に温水の流れるバイパス路を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の浴室暖房換気除湿乾燥装置。
  4. 前記第2の加熱手段の温水出口側における温水流路を三方弁を介して前記第1の加熱手段と前記バイパス路とに分岐させたことを特徴とする、請求項3に記載の浴室暖房換気除湿乾燥装置。
  5. 前記循環ファンと前記排気ファンよりも空気の流れの上流側に空気の流れる方向を切り替えるための風路切替手段を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の浴室暖房換気除湿乾燥装置。
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