JP3128438B2 - 除湿乾燥装置 - Google Patents
除湿乾燥装置Info
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- JP3128438B2 JP3128438B2 JP06182505A JP18250594A JP3128438B2 JP 3128438 B2 JP3128438 B2 JP 3128438B2 JP 06182505 A JP06182505 A JP 06182505A JP 18250594 A JP18250594 A JP 18250594A JP 3128438 B2 JP3128438 B2 JP 3128438B2
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- air
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F3/00—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
- F24F3/12—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
- F24F3/14—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification
- F24F3/1411—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification by absorbing or adsorbing water, e.g. using an hygroscopic desiccant
- F24F3/1423—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification by absorbing or adsorbing water, e.g. using an hygroscopic desiccant with a moving bed of solid desiccants, e.g. a rotary wheel supporting solid desiccants
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F2203/00—Devices or apparatus used for air treatment
- F24F2203/10—Rotary wheel
- F24F2203/1004—Bearings or driving means
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F24F2203/10—Rotary wheel
- F24F2203/1012—Details of the casing or cover
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- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
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- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
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- F24F2203/10—Rotary wheel
- F24F2203/1056—Rotary wheel comprising a reheater
- F24F2203/106—Electrical reheater
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F2203/00—Devices or apparatus used for air treatment
- F24F2203/10—Rotary wheel
- F24F2203/1068—Rotary wheel comprising one rotor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F2203/00—Devices or apparatus used for air treatment
- F24F2203/10—Rotary wheel
- F24F2203/1084—Rotary wheel comprising two flow rotor segments
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Drying Of Gases (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば建屋の浴室、
衣服収納室あるいは地下室などの高湿雰囲気の密閉室内
の除湿及び乾燥に用いられる回転型除湿用素子を備えた
除湿乾燥装置に関する。
衣服収納室あるいは地下室などの高湿雰囲気の密閉室内
の除湿及び乾燥に用いられる回転型除湿用素子を備えた
除湿乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば家庭内における密閉室と
しての浴室などの壁面あるいは天井面には、換気口が化
粧グリルを介して開口し、この換気口に設けた取付枠に
換気扇を室外側に取り付けることにより、室内の換気を
行なっている。
しての浴室などの壁面あるいは天井面には、換気口が化
粧グリルを介して開口し、この換気口に設けた取付枠に
換気扇を室外側に取り付けることにより、室内の換気を
行なっている。
【0003】また、このような室内の除湿・乾燥を行な
う場合には、側壁面または天井面に吸込口及び吹出口を
別途に開口させて設け、室外に設置した除湿乾燥装置に
より室内の湿潤空気を吸込口から吸い込んで除湿し乾燥
するとともに、この除湿後の乾燥空気を吹出口から室内
に吹き出させることにより行なわれ、これによって、浴
室を洗濯物などの衣類の乾燥室として利用するようにな
っている。
う場合には、側壁面または天井面に吸込口及び吹出口を
別途に開口させて設け、室外に設置した除湿乾燥装置に
より室内の湿潤空気を吸込口から吸い込んで除湿し乾燥
するとともに、この除湿後の乾燥空気を吹出口から室内
に吹き出させることにより行なわれ、これによって、浴
室を洗濯物などの衣類の乾燥室として利用するようにな
っている。
【0004】従来、この種の除湿乾燥装置においては、
ケース本体内に設けた回転型除湿用素子に吸込口から吸
込まれた室内の湿潤空気を通過させて水分の吸着作用を
行なわせた後の乾燥空気を吹出口から室内に吹き出させ
るような循環空気の強制循環機構を備えるとともに、水
分の吸着した回転型除湿用素子に高温の空気を送気する
ことにより、回転型除湿用素子に水分の脱着を行なわせ
て、回転型除湿用素子を再生させるようにしてなる構成
を有するものがある。
ケース本体内に設けた回転型除湿用素子に吸込口から吸
込まれた室内の湿潤空気を通過させて水分の吸着作用を
行なわせた後の乾燥空気を吹出口から室内に吹き出させ
るような循環空気の強制循環機構を備えるとともに、水
分の吸着した回転型除湿用素子に高温の空気を送気する
ことにより、回転型除湿用素子に水分の脱着を行なわせ
て、回転型除湿用素子を再生させるようにしてなる構成
を有するものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造の除湿乾燥装置にあっては、室内の湿潤空気
の吸込み及び除湿後の乾燥空気の吹出しを行なう循環空
気の強制循環機構と、再生用空気の取込み及び排出を行
なう送気機能とがそれぞれ別途の送風機構にて行なって
いるために、2基の専用の送風機が必要となり、送風シ
ステムが複雑になって、装置全体が大型化するばかりで
なく、コスト高になる。
た従来構造の除湿乾燥装置にあっては、室内の湿潤空気
の吸込み及び除湿後の乾燥空気の吹出しを行なう循環空
気の強制循環機構と、再生用空気の取込み及び排出を行
なう送気機能とがそれぞれ別途の送風機構にて行なって
いるために、2基の専用の送風機が必要となり、送風シ
ステムが複雑になって、装置全体が大型化するばかりで
なく、コスト高になる。
【0006】しかも、再生用空気を室外から直接取込む
と、屋外空気の温・湿度変化が大きく、ヒータによる加
熱制御が困難で、ヒータの容量も高くする必要があり、
また、屋外空気の汚れも多いために、回転型除湿用素子
の汚れが激しく除湿・乾燥性能や耐久性に悪影響を与え
る。
と、屋外空気の温・湿度変化が大きく、ヒータによる加
熱制御が困難で、ヒータの容量も高くする必要があり、
また、屋外空気の汚れも多いために、回転型除湿用素子
の汚れが激しく除湿・乾燥性能や耐久性に悪影響を与え
る。
【0007】また、回転型除湿用素子に水分の脱着を行
なわせる高温の空気のシール性が劣ると、回転型除湿用
素子に対する水分の脱着効率が低下し、これによって、
湿潤空気の除湿・乾燥が効率良く行なえないという問題
があった。
なわせる高温の空気のシール性が劣ると、回転型除湿用
素子に対する水分の脱着効率が低下し、これによって、
湿潤空気の除湿・乾燥が効率良く行なえないという問題
があった。
【0008】
【発明の目的】この発明の目的は、簡易な送風システム
により回転型除湿用素子による室内の湿潤空気の除湿・
乾燥処理や回転型除湿用素子の再生処理を効率良く行な
えるようにするとともに、装置全体の小型化及びコスト
の低下を図ることができるようにした除湿乾燥装置を提
供することにある。
により回転型除湿用素子による室内の湿潤空気の除湿・
乾燥処理や回転型除湿用素子の再生処理を効率良く行な
えるようにするとともに、装置全体の小型化及びコスト
の低下を図ることができるようにした除湿乾燥装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、室に吸込口と吹出口とを臨ませた
ケース本体内の処理室を回転型除湿用素子を挾んで一次
側と二次側とに分け、前記回転型除湿用素子に前記吸込
口から導入通路を経て前記処理室の一次側に導入された
室内の空気を通過させた後、前記処理室の二次側を経て
前記吹出口より前記室に戻す単一の送風機による強制循
環機構を備え、前記回転型除湿用素子には、除湿処理部
位と再生処理部位と熱回収処理部位とを回転方向に沿っ
て順に対応させ、前記除湿処理部位は、前記処理室の一
次側に導入された前記空気が前記回転型除湿用素子を通
過する際に、前記回転型除湿用素子に水分の吸着を行な
わせ、前記再生処理部位は、前記除湿処理部位で水分を
吸着させられた前記回転型除湿用素子に高温の空気を通
過させて、前記回転型除湿用素子に水分の脱着を行なわ
せ、前記熱回収処理部位は、前記再生処理部位で高温に
なった前記回転型除湿用素子に空気を通過させて、前記
回転型除湿用素子の温度を下げる除湿乾燥装置であっ
て、前記処理室の二次側に、前記熱回収処理部位を通過
した後の空気を加熱して前記回転型除湿用素子の再生処
理部位に通過させる再生チャンバを配置する一方、この
再生チャンバと前記回転型除湿用素子を間に存して相対
向する前記処理室の一次側に、前記回転型除湿用素子の
再生処理部位を通過させた高温の空気を前記ケース本体
外に排気する排気チャンバを配置し、これら排気チャン
バと再生チャンバとを前記回転型除湿用素子の処理面に
密接状態を維持するように弾性的に互いに連結してなる
構成としたものである。
ために、この発明は、室に吸込口と吹出口とを臨ませた
ケース本体内の処理室を回転型除湿用素子を挾んで一次
側と二次側とに分け、前記回転型除湿用素子に前記吸込
口から導入通路を経て前記処理室の一次側に導入された
室内の空気を通過させた後、前記処理室の二次側を経て
前記吹出口より前記室に戻す単一の送風機による強制循
環機構を備え、前記回転型除湿用素子には、除湿処理部
位と再生処理部位と熱回収処理部位とを回転方向に沿っ
て順に対応させ、前記除湿処理部位は、前記処理室の一
次側に導入された前記空気が前記回転型除湿用素子を通
過する際に、前記回転型除湿用素子に水分の吸着を行な
わせ、前記再生処理部位は、前記除湿処理部位で水分を
吸着させられた前記回転型除湿用素子に高温の空気を通
過させて、前記回転型除湿用素子に水分の脱着を行なわ
せ、前記熱回収処理部位は、前記再生処理部位で高温に
なった前記回転型除湿用素子に空気を通過させて、前記
回転型除湿用素子の温度を下げる除湿乾燥装置であっ
て、前記処理室の二次側に、前記熱回収処理部位を通過
した後の空気を加熱して前記回転型除湿用素子の再生処
理部位に通過させる再生チャンバを配置する一方、この
再生チャンバと前記回転型除湿用素子を間に存して相対
向する前記処理室の一次側に、前記回転型除湿用素子の
再生処理部位を通過させた高温の空気を前記ケース本体
外に排気する排気チャンバを配置し、これら排気チャン
バと再生チャンバとを前記回転型除湿用素子の処理面に
密接状態を維持するように弾性的に互いに連結してなる
構成としたものである。
【0010】また、この発明は、上記の構成において、
前記回転型除湿用素子の処理面と排気チャンバ及び再生
チャンバとの間にシール部材を介在してなる構成とした
ものである。
前記回転型除湿用素子の処理面と排気チャンバ及び再生
チャンバとの間にシール部材を介在してなる構成とした
ものである。
【0011】
【作用】すなわち、この発明は、上記の構成を採用する
ことにより、室に吸込口と吹出口とを臨ませたケース本
体内の処理室を回転型除湿用素子を挾んで一次側と二次
側とに分け、この回転型除湿用素子に吸込口から導入通
路を経て処理室の一次側に導入された室内の空気を通過
させた後、処理室の二次側を経て吹出口より室に戻す単
一の送風機による強制循環機構を備えるとともに、回転
型除湿用素子の回転方向に沿って順に、回転型除湿用素
子を通過する空気から水分の吸着を行なわせる除湿処理
部位と、この除湿処理部位で水分を吸着させられた回転
型除湿用素子に高温の空気を通過させて水分の脱着を行
なわせる再生処理部位と、この再生処理部位で高温にな
った回転型除湿用素子に空気を通過させて、回転型除湿
用素子の温度を下げる熱回収処理部位とを対応させて設
けてなるために、除湿・乾燥運転中、回転型除湿用素子
による室内の湿潤空気の除湿・乾燥と、回転型除湿用素
子の再生処理が同時に連続的に行なえる。
ことにより、室に吸込口と吹出口とを臨ませたケース本
体内の処理室を回転型除湿用素子を挾んで一次側と二次
側とに分け、この回転型除湿用素子に吸込口から導入通
路を経て処理室の一次側に導入された室内の空気を通過
させた後、処理室の二次側を経て吹出口より室に戻す単
一の送風機による強制循環機構を備えるとともに、回転
型除湿用素子の回転方向に沿って順に、回転型除湿用素
子を通過する空気から水分の吸着を行なわせる除湿処理
部位と、この除湿処理部位で水分を吸着させられた回転
型除湿用素子に高温の空気を通過させて水分の脱着を行
なわせる再生処理部位と、この再生処理部位で高温にな
った回転型除湿用素子に空気を通過させて、回転型除湿
用素子の温度を下げる熱回収処理部位とを対応させて設
けてなるために、除湿・乾燥運転中、回転型除湿用素子
による室内の湿潤空気の除湿・乾燥と、回転型除湿用素
子の再生処理が同時に連続的に行なえる。
【0012】しかも、単一の送風機からなる強制循環機
構にて室内空気の循環及び取込みによる再生空気の送気
・排気を同時に行なうようにしてなるために、送風シス
テムの簡易化による軽量化が図れる。
構にて室内空気の循環及び取込みによる再生空気の送気
・排気を同時に行なうようにしてなるために、送風シス
テムの簡易化による軽量化が図れる。
【0013】また、前記処理室の二次側に、熱回収処理
部位を通過した後の空気を加熱して回転型除湿用素子の
再生処理部位に通過させる再生チャンバを配置する一
方、この再生チャンバと回転型除湿用素子を間に存して
相対向する処理室の一次側に、回転型除湿用素子の再生
処理部位を通過させた高温の空気をケース本体外に排気
する排気チャンバを配置し、これら排気チャンバと再生
チャンバとを回転型除湿用素子の処理面に密接状態を維
持するように弾性的に互いに連結してなるために、回転
型除湿用素子に水分の脱着を行なわせる高温の空気のシ
ール性を高める。
部位を通過した後の空気を加熱して回転型除湿用素子の
再生処理部位に通過させる再生チャンバを配置する一
方、この再生チャンバと回転型除湿用素子を間に存して
相対向する処理室の一次側に、回転型除湿用素子の再生
処理部位を通過させた高温の空気をケース本体外に排気
する排気チャンバを配置し、これら排気チャンバと再生
チャンバとを回転型除湿用素子の処理面に密接状態を維
持するように弾性的に互いに連結してなるために、回転
型除湿用素子に水分の脱着を行なわせる高温の空気のシ
ール性を高める。
【0014】すなわち、高温状態になっている排気空気
が再び回転型除湿用素子に導かれるのが防止されため
に、回転型除湿用素子に対する水分の脱着効率の低下が
防止され、これによって、室内空気の除湿・乾燥が効率
良く行なわれる。さらに、前記回転型除湿用素子の処理
面と排気チャンバ及び再生チャンバとの間にシール部材
を介在することにより、高温の空気のシール性の向上が
助長される。
が再び回転型除湿用素子に導かれるのが防止されため
に、回転型除湿用素子に対する水分の脱着効率の低下が
防止され、これによって、室内空気の除湿・乾燥が効率
良く行なわれる。さらに、前記回転型除湿用素子の処理
面と排気チャンバ及び再生チャンバとの間にシール部材
を介在することにより、高温の空気のシール性の向上が
助長される。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明すると、図1はこの発明に係る除湿乾燥装置
の全体構成を概略的に示すもので、図中1はケース本体
である。
詳細に説明すると、図1はこの発明に係る除湿乾燥装置
の全体構成を概略的に示すもので、図中1はケース本体
である。
【0016】このケース本体1の前面部1aには、例え
ば縦・横の外枠寸法を150mm×200mmにした取
付口部2が突出させて設けられ、この取付口部2は、吸
込口3と吹出口4とを上下に隣接させて形成することに
より、同一平面上での空気の吸込み/吹出しが可能な機
能を有する。
ば縦・横の外枠寸法を150mm×200mmにした取
付口部2が突出させて設けられ、この取付口部2は、吸
込口3と吹出口4とを上下に隣接させて形成することに
より、同一平面上での空気の吸込み/吹出しが可能な機
能を有する。
【0017】すなわち、前記ケース本体1は、図2から
図4に示すように、例えば建屋の除湿乾燥室としての浴
室100の壁面101に開口させた換気口の換気口枠1
02に前記取付口部2を室外側から室内側に臨ませて取
り付けられるような寸法になっているもので、前記ケー
ス本体1は、前記浴室100の外壁面側に適宜の固定手
段にて固定された取付基板50で支持され、これによっ
て、前記ケース本体1の吸込口3と吹出口4とが浴室1
00の壁面101の同一平面上に開口させて配置される
ようになっているものである。
図4に示すように、例えば建屋の除湿乾燥室としての浴
室100の壁面101に開口させた換気口の換気口枠1
02に前記取付口部2を室外側から室内側に臨ませて取
り付けられるような寸法になっているもので、前記ケー
ス本体1は、前記浴室100の外壁面側に適宜の固定手
段にて固定された取付基板50で支持され、これによっ
て、前記ケース本体1の吸込口3と吹出口4とが浴室1
00の壁面101の同一平面上に開口させて配置される
ようになっているものである。
【0018】ところで、この取付基板50は、前記ケー
ス本体1の前面部1aの面積よりも小さい鉄板51で形
成され、その中央部付近には、前記換気口枠102に嵌
入可能な筒状部52を突出させた形状を有し、この筒状
部52を前記換気口枠102に嵌入した後、前記鉄板5
1を建屋の梁などの強度が十分に保たれる部位にビス止
め等により固定されるようになっている。
ス本体1の前面部1aの面積よりも小さい鉄板51で形
成され、その中央部付近には、前記換気口枠102に嵌
入可能な筒状部52を突出させた形状を有し、この筒状
部52を前記換気口枠102に嵌入した後、前記鉄板5
1を建屋の梁などの強度が十分に保たれる部位にビス止
め等により固定されるようになっている。
【0019】さらに、前記取付基板50には、フック5
3が複数個所に設けられ、これらのフック53に前記ケ
ース本体1の前面部1aを引掛け支持させた後、前記ケ
ース本体1を前記取付基板50にビスなどで固定してな
るものである。
3が複数個所に設けられ、これらのフック53に前記ケ
ース本体1の前面部1aを引掛け支持させた後、前記ケ
ース本体1を前記取付基板50にビスなどで固定してな
るものである。
【0020】また、図中103は前記換気口枠102の
浴室内側の前面部に取外し可能に設けた化粧グリルで、
その下部吹出口104には、上下・左右方向に回動調整
可能な複数の風向板からなる風向調整機構105が設け
られている。
浴室内側の前面部に取外し可能に設けた化粧グリルで、
その下部吹出口104には、上下・左右方向に回動調整
可能な複数の風向板からなる風向調整機構105が設け
られている。
【0021】そして、前記ケース本体1内は、、前記取
付口部2の吸込口3と連通する導入通路5と、この導入
通路5の風下側に連通口6を介して連通する処理室7と
に区画形成され、この処理室7に連通する連通口6に
は、例えばステップモータで開閉制御されるダンパ8が
設けられ、このダンパ8は、換気運転時に、前記導入通
路5と処理室7との間の連通口6を閉塞するように自動
または手動によって切換え操作することにより、後述す
る強制循環機構にて吸込口3から吸込まれて導入通路5
に導入された浴室100内の湿潤空気Aを、前記処理室
7を通過させることなく、前記導入通路5の端末部側の
側面に開口させた換気口9からケース本体1外に直接排
気する換気機能を有する。
付口部2の吸込口3と連通する導入通路5と、この導入
通路5の風下側に連通口6を介して連通する処理室7と
に区画形成され、この処理室7に連通する連通口6に
は、例えばステップモータで開閉制御されるダンパ8が
設けられ、このダンパ8は、換気運転時に、前記導入通
路5と処理室7との間の連通口6を閉塞するように自動
または手動によって切換え操作することにより、後述す
る強制循環機構にて吸込口3から吸込まれて導入通路5
に導入された浴室100内の湿潤空気Aを、前記処理室
7を通過させることなく、前記導入通路5の端末部側の
側面に開口させた換気口9からケース本体1外に直接排
気する換気機能を有する。
【0022】一方、除湿・乾燥運転時には、前記ダンパ
8は前記換気口9側の導入通路5を遮断し得るようにな
っている。
8は前記換気口9側の導入通路5を遮断し得るようにな
っている。
【0023】また、前記強制循環機構は、例えばシロッ
コファンなどの遠心送風型の単一の送風機10からな
り、この送風機10の吸引口11を前記吸込口3に対応
位置させるとともに、その吐出口12を前記導入通路5
に臨ませ、その押込み送風作用により前記吸込口3から
の室内の湿潤空気Aを前記処理室7に向け送風してなる
構成を有する。
コファンなどの遠心送風型の単一の送風機10からな
り、この送風機10の吸引口11を前記吸込口3に対応
位置させるとともに、その吐出口12を前記導入通路5
に臨ませ、その押込み送風作用により前記吸込口3から
の室内の湿潤空気Aを前記処理室7に向け送風してなる
構成を有する。
【0024】さらに、前記処理室7は、前記導入通路5
に連通する一次側7Aと前記吹出口4に連通する二次側
7Bとに上下区画され、これら一次側7Aと二次側7B
とは、回転型除湿用素子20で分けられるようになって
いるもので、この回転型除湿用素子20は、後述する回
転駆動手段により回転制御されているとともに、その回
転軸Oを前記送風機10による湿潤空気Aの吸込み方向
に対して垂直方向に軸支することにより、時計廻り方向
Xに水平回転するような横置き型に設置されている。
に連通する一次側7Aと前記吹出口4に連通する二次側
7Bとに上下区画され、これら一次側7Aと二次側7B
とは、回転型除湿用素子20で分けられるようになって
いるもので、この回転型除湿用素子20は、後述する回
転駆動手段により回転制御されているとともに、その回
転軸Oを前記送風機10による湿潤空気Aの吸込み方向
に対して垂直方向に軸支することにより、時計廻り方向
Xに水平回転するような横置き型に設置されている。
【0025】そして、前記回転駆動手段は、図5に示す
ように、前記回転型除湿用素子20の外周面に周方向に
適宜の間隔を存して形成された複数の突起21と、これ
らの突起21の少なくとも1つが、駆動モータである減
速モータ22の回転軸に取り付けた歯車に掛け渡された
ドライビィングベルト23の歯部24に常に噛合するよ
うにベルト掛けすることにより、前記回転型除湿用素子
20を所定の回転数で回転駆動制御してなる構成を有す
るもので、前記ドライビィングベルト23は、テンショ
ンスプリング25にてドライビィング中の緊張状態を維
持可能にしている。
ように、前記回転型除湿用素子20の外周面に周方向に
適宜の間隔を存して形成された複数の突起21と、これ
らの突起21の少なくとも1つが、駆動モータである減
速モータ22の回転軸に取り付けた歯車に掛け渡された
ドライビィングベルト23の歯部24に常に噛合するよ
うにベルト掛けすることにより、前記回転型除湿用素子
20を所定の回転数で回転駆動制御してなる構成を有す
るもので、前記ドライビィングベルト23は、テンショ
ンスプリング25にてドライビィング中の緊張状態を維
持可能にしている。
【0026】前記回転型除湿用素子20には、除湿処理
部位20Aと再生処理部位20Bと熱回収処理部位20
Cとが回転方向Xに沿って順に対応するようになってい
て、この熱回収処理部位20Cに相当する前記回転型除
湿用素子20の処理室7の二次側7Bには、前記処理室
7の一次側7Aに導入された湿潤空気Aの一部を取込ん
で分流して、前記再生処理部位20B側にUターンさせ
ることにより、湿潤空気Aと逆向きの向流状態で再生空
気Cを送気可能にしてなる再生チャンバ31が配置さ
れ、この再生チャンバ31内には、加熱手段としての電
気ヒータ(PTCヒータ)32が設けられている。
部位20Aと再生処理部位20Bと熱回収処理部位20
Cとが回転方向Xに沿って順に対応するようになってい
て、この熱回収処理部位20Cに相当する前記回転型除
湿用素子20の処理室7の二次側7Bには、前記処理室
7の一次側7Aに導入された湿潤空気Aの一部を取込ん
で分流して、前記再生処理部位20B側にUターンさせ
ることにより、湿潤空気Aと逆向きの向流状態で再生空
気Cを送気可能にしてなる再生チャンバ31が配置さ
れ、この再生チャンバ31内には、加熱手段としての電
気ヒータ(PTCヒータ)32が設けられている。
【0027】また、図中33は前記再生処理部位20B
に相当する回転型除湿用素子20の処理室7の一次側7
Aに、前記回転型除湿用素子20を間に存して前記再生
チャンバ31と相対向させて配置した排気チャンバで、
この排気チャンバ33には、排気管34が接続され、こ
の排気管34にて、前記再生処理部位20Bにおける回
転型除湿用素子20の加熱再生後の排出空気Dを前記ケ
ース本体1外に排気可能にしてなる構成を有するもの
で、その内部には、雨水等の侵入や外風圧の影響を防止
するための図示しない金網等の通気抵抗部材が必要に応
じて配置される。
に相当する回転型除湿用素子20の処理室7の一次側7
Aに、前記回転型除湿用素子20を間に存して前記再生
チャンバ31と相対向させて配置した排気チャンバで、
この排気チャンバ33には、排気管34が接続され、こ
の排気管34にて、前記再生処理部位20Bにおける回
転型除湿用素子20の加熱再生後の排出空気Dを前記ケ
ース本体1外に排気可能にしてなる構成を有するもの
で、その内部には、雨水等の侵入や外風圧の影響を防止
するための図示しない金網等の通気抵抗部材が必要に応
じて配置される。
【0028】この場合、換気運転時における湿潤空気A
の排気、及び除湿・乾燥運転時における排出空気Dの排
気に伴い、その排気量に相当する空気は、浴室100に
設けたドアギャラリやガラリ等から流入する室外の新し
い空気によって補われる。
の排気、及び除湿・乾燥運転時における排出空気Dの排
気に伴い、その排気量に相当する空気は、浴室100に
設けたドアギャラリやガラリ等から流入する室外の新し
い空気によって補われる。
【0029】すなわち、前記排気チャンバ33は、図7
及び図8に示すように、前記回転型除湿用素子20及び
隔壁13を間に存して前記再生チャンバ31に対向する
ように配置され、これら排気チャンバ33のフランジ部
33aと再生チャンバ31のフランジ部31aとの間に
挿通された3本の長ボルト35にスプリング37を介し
てナット36を螺合させることにより、互いに引き合う
方向に弾性を持たせて連結されているとともに、このス
プリング37の付勢力により、前記回転型除湿用素子2
0が隔壁13に弾性的に押圧されるように、また、前記
回転型除湿用素子20の処理面に排気チャンバ33のフ
ランジ部33aと再生チャンバ31のフランジ部31a
が密接状態を維持するようになっている。
及び図8に示すように、前記回転型除湿用素子20及び
隔壁13を間に存して前記再生チャンバ31に対向する
ように配置され、これら排気チャンバ33のフランジ部
33aと再生チャンバ31のフランジ部31aとの間に
挿通された3本の長ボルト35にスプリング37を介し
てナット36を螺合させることにより、互いに引き合う
方向に弾性を持たせて連結されているとともに、このス
プリング37の付勢力により、前記回転型除湿用素子2
0が隔壁13に弾性的に押圧されるように、また、前記
回転型除湿用素子20の処理面に排気チャンバ33のフ
ランジ部33aと再生チャンバ31のフランジ部31a
が密接状態を維持するようになっている。
【0030】図中38は前記回転型除湿用素子20の処
理面と前記排気チャンバ33のフランジ部33aと再生
チャンバ31のフランジ部31aとの間に介在したシー
ル部材、また、図中41は前記ケース本体1の取付口部
2の吸込口3内に設けたエアーフィルタである。
理面と前記排気チャンバ33のフランジ部33aと再生
チャンバ31のフランジ部31aとの間に介在したシー
ル部材、また、図中41は前記ケース本体1の取付口部
2の吸込口3内に設けたエアーフィルタである。
【0031】上記したこの発明に係る除湿乾燥装置によ
れば、図6に示すように、除湿・乾燥運転時に、吸込口
3から送風機10の駆動によりケース本体1内に吸込ま
れた浴室100内の湿潤空気Aは、導入通路5に案内さ
れて連通口6を通って処理室7の一次側7Aに導入さ
れ、この処理室7の一次側7Aに導入された湿潤空気A
は、前記回転型除湿用素子20を通過する際に、前記回
転型除湿用素子20に水分の吸着を行なわせることによ
り除湿・乾燥されるようになっていて、この除湿・乾燥
空気Bは、前記処理室7の二次側7Bに排出されて吹出
口4から浴室100内に吹き出され、これによって、室
内空気の強制循環機構を構成してなるものである。
れば、図6に示すように、除湿・乾燥運転時に、吸込口
3から送風機10の駆動によりケース本体1内に吸込ま
れた浴室100内の湿潤空気Aは、導入通路5に案内さ
れて連通口6を通って処理室7の一次側7Aに導入さ
れ、この処理室7の一次側7Aに導入された湿潤空気A
は、前記回転型除湿用素子20を通過する際に、前記回
転型除湿用素子20に水分の吸着を行なわせることによ
り除湿・乾燥されるようになっていて、この除湿・乾燥
空気Bは、前記処理室7の二次側7Bに排出されて吹出
口4から浴室100内に吹き出され、これによって、室
内空気の強制循環機構を構成してなるものである。
【0032】すなわち、前記除湿処理部位20Aは、処
理室7の一次側7Aに導入された湿潤空気Aを回転型除
湿用素子20に通過させて水分の吸着を行なわせて除湿
・乾燥処理し、この除湿後の乾燥空気Bを処理室7の二
次側7Bに排出する機能を有し、また、再生処理部位2
0Bは、前記除湿処理部位20Aで水分を吸着させられ
た回転型除湿用素子20に高温の空気(再生空気)Cを
通過させて、回転型除湿用素子20に水分の脱着を行な
わせることにより再生処理する機能を有する。
理室7の一次側7Aに導入された湿潤空気Aを回転型除
湿用素子20に通過させて水分の吸着を行なわせて除湿
・乾燥処理し、この除湿後の乾燥空気Bを処理室7の二
次側7Bに排出する機能を有し、また、再生処理部位2
0Bは、前記除湿処理部位20Aで水分を吸着させられ
た回転型除湿用素子20に高温の空気(再生空気)Cを
通過させて、回転型除湿用素子20に水分の脱着を行な
わせることにより再生処理する機能を有する。
【0033】さらに、前記熱回収処理部位20Cは、前
記再生処理部位20Bで高温になった回転型除湿用素子
20に湿潤空気Aを通過させて、回転型除湿用素子20
の温度を下げるようになっているもので、この場合、前
記処理室7の一次側7Aに導入された湿潤空気Aの一部
を取込んで再生チャンバ31にて分流し、これによっ
て、再生処理部位20Bにて加熱された再生処理後の回
転型除湿用素子20の熱を回収するとともに、この再生
空気Cを電気ヒータ32により加熱昇温して再生処理部
位20Bに送気する機能を有するものである。
記再生処理部位20Bで高温になった回転型除湿用素子
20に湿潤空気Aを通過させて、回転型除湿用素子20
の温度を下げるようになっているもので、この場合、前
記処理室7の一次側7Aに導入された湿潤空気Aの一部
を取込んで再生チャンバ31にて分流し、これによっ
て、再生処理部位20Bにて加熱された再生処理後の回
転型除湿用素子20の熱を回収するとともに、この再生
空気Cを電気ヒータ32により加熱昇温して再生処理部
位20Bに送気する機能を有するものである。
【0034】前記回転型除湿用素子20は、例えばシリ
カゲルにコバルト、鉄、マンガンなどの複数の金属を組
み合わせた金属ケイ酸塩ゲルをセラミックスのハニカム
積層体内に重合反応させ、かつ、水分子に適合するよう
にマイクロポア形状を微調整するとともに、マイクロポ
ア内の水酸基を多く定着させて親水性を増大させること
によって、水分の吸着性及び脱着性を向上させた円筒状
の形態を有し、その円筒の直径は、例えば20cmで、
回転数は、1分間に1/2回転するように設定され制御
されている。
カゲルにコバルト、鉄、マンガンなどの複数の金属を組
み合わせた金属ケイ酸塩ゲルをセラミックスのハニカム
積層体内に重合反応させ、かつ、水分子に適合するよう
にマイクロポア形状を微調整するとともに、マイクロポ
ア内の水酸基を多く定着させて親水性を増大させること
によって、水分の吸着性及び脱着性を向上させた円筒状
の形態を有し、その円筒の直径は、例えば20cmで、
回転数は、1分間に1/2回転するように設定され制御
されている。
【0035】また、前記回転型除湿用素子20の回転方
向Xに沿って順に対応させてなる除湿処理部位20A、
再生処理部位20B、熱回収処理部位20Cのそれぞれ
の面積は、角度比θ1:θ2:θ3(θ1≧θ2≧θ
3)にして、例えば5:2:1に設定されているととも
に、除湿処理部位20Aと再生処理部位20Bとの風量
比は、例えば200(m3 /h):20(m3 /h)に
設定されているものであるが、このような回転型除湿用
素子20の直径、回転数及び除湿処理部位20A、再生
処理部位20B、熱回収処理部位20Cの角度比θ1:
θ2:θ3、あるいは除湿処理部位20Aと再生処理部
位20Bとの風量(m3 /h)比などは、除湿・乾燥能
に応じて変更実施可能なことは云うまでもない。
向Xに沿って順に対応させてなる除湿処理部位20A、
再生処理部位20B、熱回収処理部位20Cのそれぞれ
の面積は、角度比θ1:θ2:θ3(θ1≧θ2≧θ
3)にして、例えば5:2:1に設定されているととも
に、除湿処理部位20Aと再生処理部位20Bとの風量
比は、例えば200(m3 /h):20(m3 /h)に
設定されているものであるが、このような回転型除湿用
素子20の直径、回転数及び除湿処理部位20A、再生
処理部位20B、熱回収処理部位20Cの角度比θ1:
θ2:θ3、あるいは除湿処理部位20Aと再生処理部
位20Bとの風量(m3 /h)比などは、除湿・乾燥能
に応じて変更実施可能なことは云うまでもない。
【0036】さらに、前記熱回収処理部位20Cでの再
生空気Cの加熱手段としての電気ヒータ32の容量は、
例えば450Wに設定され、これによって、除湿・乾燥
後に吹出口4から室内に吹き出される乾燥空気Bは、室
温よりも約6度高い温度となっている。
生空気Cの加熱手段としての電気ヒータ32の容量は、
例えば450Wに設定され、これによって、除湿・乾燥
後に吹出口4から室内に吹き出される乾燥空気Bは、室
温よりも約6度高い温度となっている。
【0037】なお、上記の実施例においては、回転型除
湿用素子20を時計廻り方向Xに水平回転するような横
置き型に設置して説明したが、例えば回転型除湿用素子
20の回転軸Oを送風機10による室内空気Aの吸込み
方向に対して左右水平方向に軸支して時計廻り方向Xに
垂直回転するような縦置き型に設置しても良く、その選
択は、任意である。
湿用素子20を時計廻り方向Xに水平回転するような横
置き型に設置して説明したが、例えば回転型除湿用素子
20の回転軸Oを送風機10による室内空気Aの吸込み
方向に対して左右水平方向に軸支して時計廻り方向Xに
垂直回転するような縦置き型に設置しても良く、その選
択は、任意である。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、室に吸込口と吹出口とを臨ませたケース本体内の
処理室を回転型除湿用素子を挾んで一次側と二次側とに
分け、この回転型除湿用素子に吸込口から導入通路を経
て処理室の一次側に導入された室内の空気を通過させた
後、処理室の二次側を経て吹出口より室に戻す単一の送
風機による強制循環機構を備えるとともに、回転型除湿
用素子の回転方向に沿って順に、回転型除湿用素子を通
過する空気から水分の吸着を行なわせる除湿処理部位
と、この除湿処理部位で水分を吸着させられた回転型除
湿用素子に高温の空気を通過させて水分の脱着を行なわ
せる再生処理部位と、この再生処理部位で高温になった
回転型除湿用素子に空気を通過させて、回転型除湿用素
子の温度を下げる熱回収処理部位とを対応させて設けて
なるために、除湿・乾燥運転中、回転型除湿用素子によ
る室内の湿潤空気の除湿・乾燥と、回転型除湿用素子の
再生処理を同時に連続的に行なうことができる。
明は、室に吸込口と吹出口とを臨ませたケース本体内の
処理室を回転型除湿用素子を挾んで一次側と二次側とに
分け、この回転型除湿用素子に吸込口から導入通路を経
て処理室の一次側に導入された室内の空気を通過させた
後、処理室の二次側を経て吹出口より室に戻す単一の送
風機による強制循環機構を備えるとともに、回転型除湿
用素子の回転方向に沿って順に、回転型除湿用素子を通
過する空気から水分の吸着を行なわせる除湿処理部位
と、この除湿処理部位で水分を吸着させられた回転型除
湿用素子に高温の空気を通過させて水分の脱着を行なわ
せる再生処理部位と、この再生処理部位で高温になった
回転型除湿用素子に空気を通過させて、回転型除湿用素
子の温度を下げる熱回収処理部位とを対応させて設けて
なるために、除湿・乾燥運転中、回転型除湿用素子によ
る室内の湿潤空気の除湿・乾燥と、回転型除湿用素子の
再生処理を同時に連続的に行なうことができる。
【0039】しかも、単一の送風機からなる強制循環機
構にて室内空気の循環及び取込みによる再生空気の送気
・排気を同時に行なうようにしてなるために、送風シス
テムの簡易化による小型化及び軽量化を図ることがで
き、コストの低下を図ることができる。
構にて室内空気の循環及び取込みによる再生空気の送気
・排気を同時に行なうようにしてなるために、送風シス
テムの簡易化による小型化及び軽量化を図ることがで
き、コストの低下を図ることができる。
【0040】また、前記処理室の二次側に、熱回収処理
部位を通過した後の空気を加熱して回転型除湿用素子の
再生処理部位に通過させる再生チャンバを配置する一
方、この再生チャンバと回転型除湿用素子を間に存して
相対向する処理室の一次側に、回転型除湿用素子の再生
処理部位を通過させた高温の空気をケース本体外に排気
する排気チャンバを配置し、これら排気チャンバと再生
チャンバとを回転型除湿用素子の処理面に密接状態を維
持するように弾性的に互いに連結してなるために、回転
型除湿用素子に水分の脱着を行なわせる高温の空気のシ
ール性を高めることができる。
部位を通過した後の空気を加熱して回転型除湿用素子の
再生処理部位に通過させる再生チャンバを配置する一
方、この再生チャンバと回転型除湿用素子を間に存して
相対向する処理室の一次側に、回転型除湿用素子の再生
処理部位を通過させた高温の空気をケース本体外に排気
する排気チャンバを配置し、これら排気チャンバと再生
チャンバとを回転型除湿用素子の処理面に密接状態を維
持するように弾性的に互いに連結してなるために、回転
型除湿用素子に水分の脱着を行なわせる高温の空気のシ
ール性を高めることができる。
【0041】すなわち、高温状態になっている排気空気
が再び回転型除湿用素子に導かれるのを防止することが
でき、回転型除湿用素子に対する水分の脱着効率の低下
を防止することができるために、回転型除湿用素子に対
する水分の脱着効率の低下を防止することができ、これ
によって、室内空気の除湿・乾燥を効率良く行なうこと
ができる。
が再び回転型除湿用素子に導かれるのを防止することが
でき、回転型除湿用素子に対する水分の脱着効率の低下
を防止することができるために、回転型除湿用素子に対
する水分の脱着効率の低下を防止することができ、これ
によって、室内空気の除湿・乾燥を効率良く行なうこと
ができる。
【0042】さらに、請求項2において、回転型除湿用
素子の処理面と排気チャンバ及び再生チャンバとの間に
シール部材を介在することにより、高温の空気のシール
性の向上を助長することができる。
素子の処理面と排気チャンバ及び再生チャンバとの間に
シール部材を介在することにより、高温の空気のシール
性の向上を助長することができる。
【図1】この発明に係る除湿乾燥装置の一実施例を示す
概略的斜視図。
概略的斜視図。
【図2】同じく建屋の浴室への取付状態の全体構成を示
す概略的説明図。
す概略的説明図。
【図3】同じく換気口枠への取付状態を拡大して示す概
略的横断面図。
略的横断面図。
【図4】同じく換気口枠への取付状態を拡大して示す概
略的縦断面図。
略的縦断面図。
【図5】同じく回転型除湿用素子の概略的説明図。
【図6】同じく回転型除湿用素子による除湿・乾燥循環
状態及び回転型除湿用素子の再生空気による再生状態を
原理的に示す説明図。
状態及び回転型除湿用素子の再生空気による再生状態を
原理的に示す説明図。
【図7】同じく回転型除湿用素子に対する再生チャンバ
と排気チャンバとの組付け状態を示す概略的説明図。
と排気チャンバとの組付け状態を示す概略的説明図。
【図8】同じく回転型除湿用素子に対する再生チャンバ
と排気チャンバとの組付け状態を示す概略的要部拡大縦
断面図。
と排気チャンバとの組付け状態を示す概略的要部拡大縦
断面図。
1・・・ケース本体、 1a・・・前面部、 3・・・吸込口、 4・・・吹出口、 7・・・処理室、 7A・・・一次側、 7B・・・二次側、 9・・・換気口、 10・・・強制循環機構(送風機)、 20・・・回転型除湿用素子、 20A・・・除湿処理部位、 20B・・・再生処理部位、 20C・・・熱回収処理部位、 31・・・再生チャンバ、 31a・・・フランジ部、 32・・・加熱手段(電気ヒータ)、 33・・・排気チャンバ、 33a・・・フランジ部、 34・・・排気管、 35・・・長ボルト、 36・・・ナット、 37・・・スプリング、 38・・・シール部材、 100・・・室(浴室)、 A・・・湿潤空気、 B・・・乾燥空気、 C・・・再生空気。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−85837(JP,A) 実開 昭49−87162(JP,U) 米国特許5147420(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/08 101 F24F 1/00 451 F28D 19/04
Claims (2)
- 【請求項1】室に吸込口と吹出口とを臨ませたケース本
体内の処理室を回転型除湿用素子を挾んで一次側と二次
側とに分け、前記回転型除湿用素子に前記吸込口から導
入通路を経て前記処理室の一次側に導入された室内の空
気を通過させた後、前記処理室の二次側を経て前記吹出
口より前記室に戻す単一の送風機による強制循環機構を
備え、前記回転型除湿用素子には、除湿処理部位と再生
処理部位と熱回収処理部位とを回転方向に沿って順に対
応させ、前記除湿処理部位は、前記処理室の一次側に導
入された前記空気が前記回転型除湿用素子を通過する際
に、前記回転型除湿用素子に水分の吸着を行なわせ、前
記再生処理部位は、前記除湿処理部位で水分を吸着させ
られた前記回転型除湿用素子に高温の空気を通過させ
て、前記回転型除湿用素子に水分の脱着を行なわせ、前
記熱回収処理部位は、前記再生処理部位で高温になった
前記回転型除湿用素子に空気を通過させて、前記回転型
除湿用素子の温度を下げる除湿乾燥装置であって、 前記処理室の二次側に、前記熱回収処理部位を通過した
後の空気を加熱して前記回転型除湿用素子の再生処理部
位に通過させる再生チャンバを配置する一方、 この再生チャンバと前記回転型除湿用素子を間に存して
相対向する前記処理室の一次側に、前記回転型除湿用素
子の再生処理部位を通過させた高温の空気を前記ケース
本体外に排気する排気チャンバを配置し、 これら排気チャンバと再生チャンバとを前記回転型除湿
用素子の処理面に密接状態を維持するように弾性的に互
いに連結したことを特徴とする除湿乾燥装置。 - 【請求項2】室に吸込口と吹出口とを臨ませたケース本
体内の処理室を回転型除湿用素子を挾んで一次側と二次
側とに分け、前記回転型除湿用素子に前記吸込口から導
入通路を経て前記処理室の一次側に導入された室内の空
気を通過させた後、前記処理室の二次側を経て前記吹出
口より前記室に戻す単一の送風機による強制循環機構を
備え、前記回転型除湿用素子には、除湿処理部位と再生
処理部位と熱回収処理部位とを回転方向に沿って順に対
応させ、前記除湿処理部位は、前記処理室の一次側に導
入された前記空気が前記回転型除湿用素子を通過する際
に、前記回転型除湿用素子に水分の吸着を行なわせ、前
記再生処理部位は、前記除湿処理部位で水分を吸着させ
られた前記回転型除湿用素子に高温の空気を通過させ
て、前記回転型除湿用素子に水分の脱着を行なわせ、前
記熱回収処理部位は、前記再生処理部位で高温になった
前記回転型除湿用素子に空気を通過させて、前記回転型
除湿用素子の温度を下げる除湿乾燥装置であって、 前記処理室の二次側に、前記熱回収処理部位を通過した
後の空気を加熱して前記回転型除湿用素子の再生処理部
位に通過させる再生チャンバを配置する一方、 この再生チャンバと前記回転型除湿用素子を間に存して
相対向する前記処理室の一次側に、前記回転型除湿用素
子の再生処理部位を通過させた高温の空気を前記ケース
本体外に排気する排気チャンバを配置し、 これら排気チャンバと再生チャンバとを前記回転型除湿
用素子の処理面に密接状態を維持するように弾性的に互
いに連結するとともに、 前記回転型除湿用素子の処理面と前記排気チャンバ及び
再生チャンバとの間にシール部材を介在したことを特徴
とする除湿乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06182505A JP3128438B2 (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 除湿乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06182505A JP3128438B2 (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 除湿乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0849895A JPH0849895A (ja) | 1996-02-20 |
JP3128438B2 true JP3128438B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=16119478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06182505A Expired - Fee Related JP3128438B2 (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 除湿乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3128438B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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