JP3886421B2 - 光ファイバ素線の被覆除去方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ素線から紫外線硬化樹脂などの樹脂被覆を除去する光ファイバ素線の被覆除去方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通信用光ファイバケーブルには、一般にガラスファイバ上に一次被覆層(プライマリーコート層)、緩衝層(バッファコート層)、二次被覆層の3層の保護層を設けたものが心線として用いられている。ところで、通信用光ファイバケーブルなどの光伝送路に用いられる光ファイバグレーテイングや光ファイバカプラを作製する際などに、この光ファイバ心線から外部被覆層を除去し、さらにプライマリーコート層、バッファコート層などのコーティング層を除去することが必要になる。
【0003】
このうち二次被覆層はカッタ等で容易に除去できるが、ガラスファイバ上にコーティング層を施した所謂光ファイバ素線からコーテイング層(以下単に「被覆」という)を除去する際には種々の問題が生じる。
例えば、光ファイバ素線の被覆を除去する方法として、次のような各種の方法が用いられてきた。
▲1▼ カッタや剃刀などを使って被覆を切削して除去する機械的方法、
▲2▼ 硫酸等の液体に浸漬し、被覆を溶解して除去する化学的方法、
▲3▼ 加熱により被覆を溶融して除去する熱的方法などである。
【0004】
▲1▼の機械的方法は、カッタや剃刀の刃がガラスファイバ表面に達し、掻き傷や微細な亀裂を生じ、ガラスファイバの強度を低下させることが多く、かなり熟練した作業者でも不良率をゼロにすることはかなり困難である。また、光ファイバカプラ等の光ファイバデバイス又はその半製品の端部から露出した光ファイバ素線の所望部分の被覆を除去する場合、光ファイバカプラ等の基体を固定し、光ファイバ素線に一定の張力をかけてカッタ等で剥ぎ取るが、このように張力をかけるとことは光ファイバデバイスにとってこれは好ましくない。また、被覆除去部分の長さはフェルール等を介して他のデバイスと接続する関係上精度を求められるが、このような手作業で精度よく除去することも困難であった。
▲2▼の化学的方法は、ガラスファイバを傷つけることはないが、ガラスファイバ表面に残留物を残すことがあり、これがガラスファイバの強度を低下させ、次の処理ステップの妨げとなる。また、液体に浸漬する際の光ファイバ素線の把持のしかたによって、被覆除去端部が不均一になる。そして、不均一をなくすために光ファイバ把持装置も提案されている(特開2000−193828号)が、装置が大がかりとなる。
▲3▼の熱的方法は、被覆の加熱によって炭化残留物を生じ、追加の被覆除去ステップが必要になること、さらには被覆の熱分解中にガラスファイバが熱を吸収するのでファイバの脆化をもたらすおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点を解消するためになされたもので、
▲1▼ 特別な熟練度を必要とせず、
▲2▼ ガラスファイバ表面に残留物を残したり被覆除去端部が不均一になることがなく、しかも
▲3▼ ガラスファイバ表面を傷つけたり、脆化させたりすることがなく、
▲4▼ 光ファイバデバイス又はその半製品の端部から露出した光ファイバ素線の被覆を除去する場合にも、光ファイバデバイスに悪影響を及ぼすことがなく、所望部分の所定長さの被覆を精度よく除去することができる光ファイバ素線の被覆除去方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、請求項1記載の発明は1以上の光ファイバ素線を、光ファイバ素線の被覆と融着しない2枚の超音波振動によって生じる熱に耐える耐熱性を有するプラスチック製加振板間に挟持し、加振板を介して超音波振動を印加する超音波振動印加工程と、超音波振動による発熱と押圧力とにより超音波振動印加部分の被覆を光ファイバから剥離する工程と、前記超音波振動を印加した光ファイバ素線を取り出し、超音波振動印加部分の被覆残滓を溶剤を含浸させた軟質部材で清拭する清拭工程とを含むことを特徴とする光ファイバ素線の被覆除去方法である。
【0007】
この方法によれば、加振板を介して伝達される超音波振動により、光ファイバ素線の被覆がガラスファイバ表面からこすり落とされる。また、耐熱性プラスチック製加振板が被覆と融着せず、耐熱性がよいから超音波振動によりそれ自体が変形したりせず、超音波振動は主として被覆に伝達され、残留物が残らない。また、ガラスファイバ表面には直接加振板が接触することはないので、ガラスファイバを傷つけることもない。超音波振動工程でこすり落とされガラスファイバ上に残った被覆残滓も清拭工程で清拭される。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の光ファイバの被覆除去方法において、前記超音波振動印加工程で用いる前記プラスチック製加振板は、テフロン(duPont社の商標)製の平板であることを特徴とする。
【0009】
テフロン製加振板は、耐熱性がよくコーティング層とくっつかないうえ適度の軟らかさを有するので、ガラスファイバを傷つけることがない。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の光ファイバ素線の被覆除去方法において、
前記超音波振動印加工程で用いる前記プラスチック製加振板は、片面に粘着性を有する耐熱性プラスチックフィルムからなり、超音波振動印加装置の前記超音波振動を印加する面に着脱可能に形成してなることを特徴とする。
【0011】
超音波振動印加装置の超音波振動印加面にテフロン製フィルムを貼着して光ファイバ素線に超音波振動を印加すると、超音波振動が光ファイバ素線に効率よく伝わる。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の2枚のプラスチック製加振板のうち1枚は、片面に複数の光ファイバ素線を配設する溝を設けてなり、溝の間隔は光ファイバ素線の外径の2倍以上であることを特徴とする。
【0013】
加振板に溝を設けてあるので、光ファイバ素線を配設するのが容易であり、溝の間隔が光ファイバ素線の外径の2倍以上であると加振したとき隣接する光ファイバ素線の被覆が接触し融着したりすることがない。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の光ファイバ素線の被覆除去方法において、
前記清拭工程で用いる前記溶剤はアルコールであり、前記軟質部材は紙であることを特徴とする。
【0015】
溶剤がアルコールであり、軟質部材が紙であるから、取り扱いが容易であり、安価である。
【0016】
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の光ファイバ素線の被覆除去方法において、
前記2枚の耐熱性プラスチック製加振板の長さを前記光ファイバ素線の被覆除去対象部分の長さLと一致させ、その対向面間に前記光ファイバ素線の被覆除去対象部分を挟持して超音波振動を印加することを特徴とする。
【0017】
耐熱性プラスチック製加振板を介して超音波振動を印加された光ファイバ素線の被覆は、加振板に挟持された部分だけが正確に除去されるので、加振板の長さを被覆除去対象部分の長さLと一致させることにより、光ファイバ素線の被覆除去所望部分である被覆除去対象部分だけを精度よく除去することができる。
【0018】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の光ファイバ素線の被覆除去方法において、前記超音波振動印加装置のホーンの長さ方向の片端の光ファイバ素線挟持面側に突起部を設け、前記突起部の光ファイバ素線挟持面側先端は、前記光ファイバ素線挟持面からの突出長さをδとし、前記光ファイバ素線被覆の厚さをτとするとき、0<δ<τとなるように設けることを特徴とする。
【0019】
このようにすると、超音波振動は、光ファイバ素線の被覆除去対象部分の先端、すなわち加振板に添設された金属板に加わり金属板添設面で正確に切断される。
【0020】
請求項8記載の発明は、請求項7に記載の光ファイバ素線の被覆除去方法において、前記突起部が金属板からなることを特徴とする。
【0021】
このようにすると、超音波振動がホーンの突起部から確実に光ファイバ素線の被覆除去対象部分の先端に加わり、確実に切断される。
【0022】
請求項9記載の発明は、請求項6乃至8のいずれかに記載の光ファイバ素線の被覆除去方法において、
前記光ファイバ素線は、光ファイバデバイス又はその半製品の筺体の端部から露出した光ファイバ素線であることを特徴とする。
【0023】
このようにすると、光ファイバデバイス又はその半製品に悪影響を及ぼすことなく、露出した光ファイバ素線の被覆対象部分の被覆を正確に除去するとともに、その先端で正確に光ファイバ素線を切断することができる。
【0024】
請求項10記載の発明は、請求項9記載の光ファイバ素線の被覆除去方法において、前記筺体の端部から露出した光ファイバ素線の所定の長さL0 の被覆を残し、その先の所定長Lの被覆除去対象部分の被覆を除去するとともにその先端で光ファイバを切断するに際し、前記筺体の端部と前記加振板との間に長さL0 のスペーサーを配して、先端に突起部を設けた前記超音波振動印加装置の長さLの前記加振板で前記光ファイバ素子の被覆除去対象部分を挟持して超音波振動を印加することを特徴とする。
【0025】
このようにすると、光ファイバデバイス又はその半製品に悪影響を及ぼすことなく所定長L0 の被覆を残し、所定長Lの被覆除去対象部分の被覆を除去し、しかもその先端で光ファイバを切断することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面にもとづいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の概要の説明図、図2は、その超音波印加工程と、それに用いる耐熱性プラスチック製加振板の例の説明図、図3は、第2実施形態の説明図、図4は、第3実施形態の説明図、図5は第4実施形態の説明図である。
【0027】
図1(a)、図1(b)は、超音波振動印加工程の説明図であり、1は、被覆を除去しようとする光ファイバ素線であって、ガラスファイバ2の上にプライマリーコート層、バッファ層からなる被覆3が施されている。図1(a)は被覆を除去したい部分(以下、「被覆除去対象部分」という)1aを覆うように長さLの2枚の耐熱性プラスチック板11,12間に挟持して超音波振動印加装置10により超音波振動を印加する状態の模式図であり、光ファイバ素線1の側面からみた図である。
【0028】
図2は、それを正面から見た図であり、幅Wの超音波加振板間に5本の光ファイバ素線1がほぼ等間隔に配設されている。
5本の光ファイバ素線1を耐熱性プラスチック板11、12間に挟持する手順は、耐熱性プラスチック板12(受け側)を平面台上に載置し、その上に光ファイバ素線1を適宜のピッチpで配設し、その上に耐熱性プラスチック板11(加振側)を被せて適宜の固定手段で固定するとよい。
【0029】
このように、光ファイバ素線1を耐熱性加振板11、12間に挟持し、超音波振動Sを印加すると、超音波振動Sが耐熱性加振板11,12を介して光ファイバ素線1の被覆除去対象部分1aに伝達され、超音波振動Sによる発熱や押圧力で、図1(b)に示すように、被覆除去対象部分の被覆3aが押しつぶされた状態になり、除去対象部分のガラスファイバ2aから剥離される。
【0030】
超音波振動印加装置10は、例えば磁歪振動子と振動速度変成用固体ホーンとからなる。超音波振動の圧力は、2kg/cm2 以上、印加時間は0.1秒以上とするのが好ましい。圧力が2kg/cm2 未満又は印加時間が0.1秒未満であると、被覆が充分に剥離されないおそれがある。また、圧力が大きすぎたり、印加時間が長すぎると、ガラスファイバが傷ついたり、劣化を招くおそれがあるが、その限度は被覆の種類に応じて適宜選択しなければならない。また、印加時間は、加振板の厚さが厚い場合や同時に処理する光ファイバ素線の本数が多い場合は、後述する実施例1,2のように0.2秒以上印加しないと被覆が充分剥離しないことがあり、加振板の厚さや光ファイバ素線の本数に応じて適宜選択する必要がある。
【0031】
耐熱性プラスチック製加振板11,12は,超音波振動を伝達するものであることはいうまでもないが、上記超音波振動によって生じる熱に耐える耐熱性を有するものであることが望ましく、また超音波振動印加工程において、被覆除去対象部分の被覆3aと融着するおそれがなく、さらに耐熱性プラスチック製加振板11,12相互も融着しないものであることが好ましい。
例えば、ポリ4ふっ化エチレン(duPont社の商標:テフロン)が最も好ましい一例である。
【0032】
耐熱性プラスチック製加振板11,12の形状は、矩形または正方形の板状であることが好ましく、その長さLは、被覆除去対象部分の長さと同一とし、その幅Wは、一度に被覆除去するn本の光ファイバ素線1を間隔pで配設しうる幅が必要である。また、間隔pは、ファイバ素線1本分の間隔が空く程度、すなわち、光ファイバ素線の直径をdとすると、p≒2×dとするのが好ましい。間隔pを光ファイバ素線1の外径dの2倍以上にしておくと、超音波振動装置10により加振板11,13を介して超音波振動Sが印加され、光ファイバ素線1の被覆3が押しつぶされても、隣接する光ファイバの被覆が相互に融着したりするおそれがない。加振側の耐熱性プラスチック製加振板11の厚さt1 は材質がテフロンの場合0.1乃至5mm程度が好ましく、厚過ぎると超音波振動の伝達効率が悪く、薄すぎるとガラスファイバ2を損傷するおそれがある。受け側の耐熱性プラスチック製加振板12の厚さt2 は、ガラスファイバ2に悪影響を及ぼさない程度の厚さがあればよく、テフロン製の場合はやはり0.1mm以上が望ましい。
【0033】
図1(c),図1(d)は、清拭工程の説明図である。超音波振動Sを印加した光ファイバ素線1を取り出すと、前述のように被覆除去対象部分の被覆3aは、除去対象部分のガラスファイバ2aから剥離された状態で辛うじてその残滓がガラスファイバ2a上に付着している。超音波振動Sを印加していない部分を適宜の手段で把持し、溶剤を含ませた軟質部材で、被覆除去対象部分1aを清拭し、被覆3aの残滓を除去すると、図1(d)に示すように、耐熱性加振板11,12の長さL分だけ被覆3aがきれいに除去される。
溶剤としてはアルコールが取り扱い容易であり、軟質部材として紙を用いるもちいれば安価である。そのほか溶剤としてアセトンなど、軟質部材として、フェルトなどが用いられる。
【0034】
図3は、第2実施の形態の説明図である。前述の第1実施形態と異なる点は、超音波振動印加工程において用いる耐熱性プラスチック製加振板のうち、平面台上に載置する加振板13を光ファイバ素線1を挟持する面に光ファイバ素線を配設する溝14を設けた点にある。図示例では、溝の間隔pはほぼ等間隔とし、光ファイバ素線の外径dの2倍程度としている。加振板11の厚さt1 及び加振板13の厚さt3 については、図2の例の加振板11、12の厚さと同様である。
【0035】
このように、溝14が設けてあると、光ファイバ素線1を配設するのが容易になる。また、溝14の間隔pを光ファイバ素線1の外径dの2倍以上にしておくと超音波振動装置10により加振板11,13を介して超音波振動Sが印加され、光ファイバ素線1の被覆3が押しつぶされても、隣接する光ファイバの被覆が相互に融着したりするおそれがない。
【0036】
以上の実施形態では、2枚の加振板は両方とも被覆除去対象部分の長さLと一致させ、その対向面間に、光ファイバ素線の被覆除去対象部分を挟持して超音波振動を印加するものとしたが、片方の長さをL、他方の長さをL以上として、その対向面の長さLで光ファイバ素線の被覆対象除去部分を挟持するようにしてもよい。つまり、挟持された部分だけが精度よく除去される。片方の長さをL,他方の長さをLより小さいL′とすると、被覆は、挟持される対向面の長さL′の部分のみ除去される。
【0037】
次に、図4に基づいて、本発明の第3の実施形態について説明する。
第1の実施形態と異なるところは、加振板21,22をテフロン製のフィルムとした点と、超音波振動印加装置のホーン20を図4(a)、(b)のようにホーン20の端部に突起部20aを設けたものとするか、同図(d)のように、ホーン20の片端に金属板20bを下部先端が突出するように添設し突起部20b1 を形成した点にある。
【0038】
いずれの場合もホーン20の下面20L に加振側加振フィルム21を貼着し、その加振フィルムの下面からさらにδだけ突出するようにする。すなわち、加振側の加振フィルム21の厚さをtとするとき、ホーン20の下面20L からt+δだけ突出するようにする。そして、光ファイバ素線の直径をd、被覆の厚さをτとするとき、0<δ<τとするのが望ましい。
同じく受け側の加振フィルム22も、プラスチック製のホルダ23に貼着しておけばよいが、厚さはガラスファイバを傷つけないためには0.1mm以上あるのが望ましい。
また、加振フィルムは、ホーンの下面やホルダーの上面にテフロンなどの耐熱性プラスチックをコーティングすることにより形成してもよい。
【0039】
超音波振動印加工程は、次のようになる。
まず、図4(a)のようにこの受け側の加振フィルム22上に光ファイバ素線1の被覆除去対象部分が一致するように載置する。次に、超音波振動印加装置のホーン20の下面20L に貼着された加振側の加振フィルム21が受け側の加振フィルム22に対向するように、したがって受け側の加振フィルム22上に載置された光ファイバ素線1の被覆除去対象部分1aに一致するように光ファイバ素線1を挟持する。次いで、同図(b)に示すように超音波振動Sを印加すると、加振板21,22の端部にホーンの突起部20a(同図bのように金属板20bを貼説した場合は突起部20b1 )から光ファイバ素線1に超音波振動Sが伝わり、光ファイバ素線の被覆除去対象部分1aから先の切除対象部分1bが切除される。
また、被覆除去対象部分1aの被覆3aは超音波振動によってこすり落とされ、第1の実施形態と同様の清拭工程で清拭され、同図(c)に示すように長さLのガラスファイバー2aが露出した光ファイバ素線が得られる。
【0040】
加振フィルム21,22の長さがともにLであり、被覆除去対象部分1aの長さに一致しているから、正確に長さLの被覆除去対象部分1aの被覆3aが除去される。なお、加振フィルムの長さはともに被覆除去対象部分1aの長さに一致させることが望ましいが、片方がそれ以上あってもかまわない。
突起部20a(又は20b1 )の突出長δが加振フィルム21の厚さt以上であると、ガラスファイバ2aの先端を損傷するおそれがあり、また、突出長δがゼロ以下では切除が確実に行なわれない。
【0041】
次に、図5に基づいて、第4の実施形態として、光ファイバ素線が光ファイバデバイス又はその半製品の筺体の端部から露出した光ファイバ素線である場合の光ファイバ素線の被覆除去方法について説明する。
【0042】
光ファイバデバイス、すなわち光ファイバを用いた光デバイスとしては、光ファイバカプラとそれを用いたラインモニタなどの応用製品がある。
図5は、光ファイバカプラを用いてラインモニタを作製するときの超音波振動印加工程の説明図である。
【0043】
図5は、分岐光ファイバ素線31の軸方向をY軸方向、分岐光ファイバ素線31とライン光ファイバ素線34の各軸を含む面をX−Y平面、X−Y平面内のY軸と直交する方向をX軸方向とし、X−Y平面に直交する方向をZ軸方向として描かれた断面図である。そして、図5(a)、(b)はY−Z面できった断面図であり、図5(c)はX−Y平面できった断面図である。
【0044】
図5(c)に示されるように、30は、分岐光ファイバ素線31とライン光ファイバ素線34とからなり、融着部37で双方のガラスファイバ32、35を融着させた光ファイバカプラである。分岐光ファイバ素線31及びライン光ファイバ素線34は半割状のガラス基板39に接着剤38により固定され、このガラス基板39は、筒状の筺体40内に挿通されシール在40aによって固定される。この光ファイバカプラは、ラインモニタの中子をなすものであり、分岐光ファイバ素線31の先端の被覆は除去されて、図示しないフェルールを取り付けた上、前記筺体40とともに図示しない外部筺体で固定される。こうして、分岐光ファイバの先端に取り付けられたフェルールに受光素子を取り付けることにより、ライン光ファイバに正常に光が伝送されているかどうかがモニタリングされる。
【0045】
このような光ファイバデバイスの筺体40の端部から露出した分岐光ファイバ素線31の被覆除去対象部分31aの被覆を除去する場合、従来の方法、例えばカッタや剃刀を用いて除去する方法では、刃がガラスファイバ表面に達し、掻き傷や微細な亀裂を生じ、ガラスファイバの強度を低下させることや、一定の張力をかけてカッタ等で剥ぎ取るため、融着部37等に張力がかかり、光ファイバカプラとしての分岐比等の特性に悪影響を及ぼすので好ましくない。また、筺体40の端部から、被覆除去部分までの長さL0 及び被覆除去対象部分の長さLは完成品であるラインモニタの構成上決められているのでその長さは精度よく残し、また除去しなければならない。
【0046】
そこで、この実施形態においては、筺体40の端部をシールするシール材40aの形状にフィットするスペーサ41を用意する。分岐光ファイバ素線31にこのスペーサ41を挿通した時、そのY軸方向後面41aはシール材40aにフィットし、筺体40の端部に当接したときその当接面からY軸方向前面41bまでの長さをL0 としておく。
【0047】
しかる後、第3の実施形態と同様、超音波振動印加装置のホーン20の下面20L に貼着した加振フィルム21と、ホルダー23に貼着した加振フィルム22との間に、スペーサー41から露出した分岐光ファイバ素線31の被覆除去対象部分31aを挟持する。そうして、超音波振動Sを印加すると、被覆除去対象部分31aの被覆を除去し、切除対象部分31bを切除して同図(b)のように、ガラスファイバー32が露出した状態となり、一方筺体端部から長さL0 までの部分は被覆が残される。
【0048】
【実施例】
<実施例1>
耐熱性プラスチック製加振板として、長さL20mm、幅8mm、厚さ3mmのテフロン製矩形板2枚を用い、その間に、2本の光ファイバ素線を挟み、超音波振動印加装置により圧力2.0kg/cm2 ,発振時間0.2秒の超音波振動を印加した。印加後取り出してアルコールを含浸させた紙で被覆除去対象部分をワイプしたところ、被覆除去対象部分の被覆がきれいに除去され、被覆残滓も、熱による劣化物も残らず、石英ガラスファイバ上には傷の発生も認められなかった。
【0049】
<実施例2>
耐熱性プラスチック製加振板として実施例1と同じ大きさのテフロン製矩形板を用い、その間に、5本の光ファイバ素線を挟み、超音波振動印加装置により圧力3.0kg/cm2 ,発振時間0.6秒の超音波振動を印加し、印加後取り出してアセトンを含浸させたフェルトで被覆除去対象部分をワイプした。この場合も被覆除去対象部分の被覆がきれいに除去され、被覆残滓も、熱による劣化物も残らず、石英ガラスファイバ上には傷の発生も認められなかった。
<実施例3>
第3実施形態で説明した突起部を有するホーンの下面20L に厚さ0.2mm、長さ2cmのテフロンテープを貼着し、ホルダ22に貼着した厚さ0.2mm,長さ2cmのテフロンテープを貼着して、これらのテフロンテープの間に1本の光ファイバ素線を挟み、超音波振動印加装置により、圧力2.0kg/cm2 ,発振時間0.1秒の超音波振動を印加した。突起部のホーンの下面に貼着されたテフロンテープからの突出高さδは0.05mmとした。光ファイバ素線の先端部はきれいに切除され、この先端を切除された光ファイバ素線を取り出してアセトンを含浸させたフェルトで被覆除去対象部分をワイプした。この場合も被覆除去対象部分2cmの被覆がきれいに除去され、被覆残滓も、熱による劣化物も残らず、石英ガラスファイバ上には傷の発生も認められなかった。
【0050】
<比較例1>
耐熱性プラスチック製加振板として、長さL20mm、幅8mm、厚さ3mmのテフロン製矩形板2枚を用い、その間に、2本の光ファイバ素線を挟み、超音波振動印加装置により圧力1.0kg/cm2 ,発振時間0.4秒の超音波振動を印加した。印加後取り出してアルコールを含浸させた紙で被覆除去対象部分をワイプしたところ、被覆除去対象部分の被覆が充分に剥離されておらず、ワイプしても被覆部分を除去することができなかった。
【0051】
<比較例2>
耐熱性プラスチック製加振板として、長さL20mm、幅8mm、厚さ3mmのテフロン製矩形板2枚を用い、その間に、2本の光ファイバ素線を挟み、超音波振動印加装置により圧力2.0kg/cm2 ,発振時間0.1秒の超音波振動を印加した。印加後取り出してアルコールを含浸させた紙で被覆除去対象部分をワイプしたところ、被覆除去対象部分の被覆は一応剥離されるが、小さな付着物が残り、ワイプしても除去することができなかった。
【0052】
以上のように、比較例2では圧力2.0kg/cm2 ,発振時間0.1秒の超音波振動を印加しても、アルコール含浸紙でワイプしても小さな付着物が残ったが、実施例3では同じ圧力2.0kg/cm2 ,発振時間0.1秒の超音波振動で小さな付着物も残さずきれいに除去できたのは、比較例2の場合加振板であるテフロン板の厚さが3mmであるのに対し、実施例3の場合テフロンテープの厚さが0.2mmと薄くしたことにより、超音波エネルギーの伝達効率が良くなったためと思われる。
【0053】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、
耐熱性プラスチック製加振板を介して伝達される超音波振動により、光ファイバ素線の被覆がガラスファイバ表面からこすり落とされる。また、耐熱性プラスチック製加振板が光ファイバ素線の被覆と融着せず耐熱性がよいから超音波振動によりそれ自体が変形したりせず、超音波振動は主として光ファイバ素線の被覆に伝達され、残留物が残らない。また、ガラスファイバ表面には直接加振板が接触することはないので、ガラスファイバを傷つけることもない。超音波振動工程でこすり落とされガラスファイバ上に残った被覆残滓も清拭工程で清拭される。したがって、特別な熟練を必要とせず、ガラスファイバ表面を傷つけることなく、ガラスファイバ表面がきれいに清拭され、被覆除去端部もがきれいな端面となる。
【0054】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、
超音波振動印加工程で用いるテフロン製加振板は、耐熱性がよく被覆と融着しないうえ適度の軟らかさを有するので、ガラスファイバに多少触れることがあってもそれを傷つけることがない。
【0055】
請求項3記載の発明によれば、テフロン製加振板が、片面に粘着性を有するテフロン製フィルムであるから、超音波振動印加装置の超音波振動印加面への装着が容易であり、超音波振動が光ファイバ素線に効率よく伝達される。
【0056】
請求項4記載の発明によれば、
請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、
2枚のプラスチック製加振板のうち1枚は、片面に複数の光ファイバ素線を配設する溝を設けてなり、溝の間隔は光ファイバ素線の外径の2倍以上あるので、、光ファイバ素線を配設するのが容易であり、加振により押しつぶされた光ファイバ素線の被覆相互が融着するおそれもない。
【0057】
請求項5記載の発明によれば、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
溶剤がアルコールであり、軟質部材が紙であるから、取り扱いが容易であり、安価である。
【0058】
請求項6記載の発明によれば、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
耐熱性プラスチック製加振板を介して超音波振動を印加された光ファイバ素線の被覆は、加振板に挟持された部分だけが正確に除去されるので、加振板の長さを被覆除去対象部分の長さLと一致させることにより、光ファイバ素線の被覆除去所望部分である被覆除去対象部分だけを精度よく除去することができる。
【0059】
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の発明の効果に加えて、
超音波振動は、光ファイバ素線の被覆除去対象部分の先端、すなわち加振板に添設された金属板に加わり金属板添設面で正確に切断され、除去される。
【0060】
請求項8記載の発明によれば、請求項6又は7に記載の発明の効果に加えて、超音波振動がホーンの突起部から確実に光ファイバ素線の被覆除去対象部分の先端に加わり、正確に切断され、除去される。
【0061】
請求項9記載の発明によれば、請求項6乃至8のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
光ファイバデバイス又はその半製品に悪影響を及ぼすことなく、露出した光ファイバ素線の被覆対象部分の被覆を正確に除去するとともに、その先端の切除対象部分を正確に切除することができる。
【0062】
請求項10記載の発明によれば、請求項6乃至9のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
光ファイバデバイス又はその半製品に悪影響を及ぼすことなく所定長L0 の被覆を残し、所定長Lの被覆除去対象部分の被覆を除去し、しかもその先端の切除対象部分を切除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の概要の説明図である。
【図2】本発明の第1実施形態の超音波振動印加工程と、それに用いる耐熱性プラスチック製加振板の説明図である。
【図3】本発明の第2実施形態の超音波振動印加工程に用いる耐熱性プラスチック製加振板の説明図である。
【図4】本発明の第3実施形態の超音波振動印加工程の説明図である。
【図5】本発明の第4実施形態の超音波振動印加工程の説明図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ素線
1a 光ファイバ素線の被覆除去対象部分
2 ガラスファイバ
2a 光ファイバ素線の被覆除去対象部分のガラスファイバ
3 被覆
3a 光ファイバ素線の被覆除去対象部分の被覆
10 超音波振動印加装置
11 耐熱性プラスチック製加振板(加振側)
12,13 耐熱性プラスチック製加振板(受け側)
20 超音波振動印加装置
20a 超音波振動印加装置のホーンの突起部
21 テフロンフィルム(加振側)
22 テフロンフィルム(受け側)
23 プラスチック製ホルダ
30 光ファイバカプラ
31、34 光ファイバ素線
40 筺体

Claims (10)

  1. 1以上の光ファイバ素線を、光ファイバ素線の被覆と融着しない2枚の超音波振動によって生じる熱に耐える耐熱性を有するプラスチック製加振板間に挟持し、加振板を介して超音波振動を印加する超音波振動印加工程と、
    超音波振動による発熱と押圧力とにより超音波振動印加部分の被覆を光ファイバから剥離する工程と、前記超音波振動を印加した光ファイバ素線を取り出し、超音波振動印加部分の被覆残滓を溶剤を含浸させた軟質部材で清拭する清拭工程とを含むことを特徴とする光ファイバ素線の被覆除去方法。
  2. 請求項1記載の光ファイバ素線の被覆除去方法において、
    前記超音波振動印加工程で用いる前記プラスチック製加振板は、テフロン製の平板であることを特徴とする光ファイバの被覆除去方法。
  3. 請求項1記載の光ファイバ素線の被覆除去方法において、
    前記超音波振動印加工程で用いる前記プラスチック製加振板は、片面に粘着性を有する耐熱性プラスチックフィルムからなり、超音波振動印加装置の前記超音波振動を印加する面に着脱可能に形成してなることを特徴とする光ファイバ素線の被覆除去方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の光ファイバ素線の被覆除去方法において、前記2枚のプラスチック製加振板のうち1枚は、片面に複数の光ファイバ素線を配設する溝を設けてなり、溝の間隔は光ファイバ素線の外径の2倍以上であることを特徴とする光ファイバ素線の被覆除去方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の光ファイバ素線の被覆除去方法において、前記清拭工程で用いる前記溶剤はアルコールであり、前記軟質部材は紙であることを特徴とする光ファイバの被覆除去方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の光ファイバ素線の被覆除去方法において、前記2枚の耐熱性プラスチック製加振板のうち少なくとも片方の長さを前記光ファイバ素線の被覆除去対象部分の長さLと一致させ、その対向面間に前記光ファイバ素線の被覆除去対象部分を挟持して超音波振動を印加することを特徴とする光ファイバの被覆除去方法。
  7. 請求項6記載の光ファイバ素線の被覆除去方法において、
    前記超音波振動印加装置のホーンの長さ方向の片端の光ファイバ素線挟持面側に突起部を設け、前記突起部の光ファイバ素線挟持面側先端は、前記光ファイバ素線挟持面からの突出長さをδとし、前記光ファイバ素線の被覆の厚さをτとするとき、0<δ<τとなるように設けることを特徴とする光ファイバ素線の被覆除去方法。
  8. 請求項に記載の光ファイバ素線の被覆除去方法において、
    前記突起部が金属板からなることを特徴とする光ファイバ素線の被覆除去方法。
  9. 請求項6乃至8のいずれかに記載の光ファイバ素線の被覆除去方法において、前記光ファイバ素線は、光ファイバデバイス又はその半製品の筺体の端部から露出した光ファイバ素線であることを特徴とする光ファイバ素線の被覆除去方法。
  10. 請求項9記載の光ファイバ素線の被覆除去方法において、
    前記筺体の端部から露出した光ファイバ素線の所定の長さL0 の被覆を残し、その先の所定長Lの被覆除去対象部分の被覆を除去するとともにその先端で光ファイバを切断するに際し、前記筺体の端部と前記加振板との間に長さL0 のスペーサーを配して、先端に突起 部を設けた前記超音波振動印加装置の長さLの前記加振板で前記光ファイバ素子の被覆除去対象部分を挟持して超音波振動を印加することを特徴とする光ファイバ素線の被覆除去方法。
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