JP3884821B2 - 分散情報の統合方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分散処理システムにおいてメッセージデータや各処理装置に格納されたデータの集配信方法に係わり、特に複数の処理装置に分散して格納される情報を収集して集約し、まとまった統合データを組み立ててアプリケーションプログラムに提供する分散情報の統合方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アプリケーションプログラムが利用するデータは、メッセージデータとして伝送されたデータもしくは自処理装置又は他の処理装置のメモリやディスクに格納されるデータである。アプリケーションプログラムが処理を開始するタイミングは、他のアプリケーションプログラムからのメッセージ受信によって通知された時点か、またはアプリケーションプログラムが自らその時点を監視するものであった。すなわちメッセージを送信する側のアプリケーションプログラムが受信側アプリケーションプログラムに必要なデータを格納媒体から収集して受信側の必要なデータ項目を揃えてメッセージデータに載せて送信するか、または受信側のアプリケーションプログラムが必要なデータを取得するまで周期的に照会メッセージを送信し、データの格納媒体によって異なるアクセス方法を用いて必要なデータを収集する方式であった。
【0003】
一方アプリケーションプログラムが必要とするデータ項目を抽出して提供する手段として、例えばネットワークコンピューティング(1994年6月号)P.P.9−23「ミドルウェアを使いこなす」に記載されているリレーショナル・データベース(RDB)を管理するデータベース・マネージメント・システム(DBMS)がある。このシステムは実データを格納しているRDBのテーブルからアプリケーションプログラムが必要とするデータ項目を条件指定して抽出する機能を有している。この方法によると、アプリケーションがデータを要求したときに要求したデータ項目の抽出作業が行われ、抽出されたデータがアプリケーションに渡されるというものである。ここでアプリケーションに渡されるデータの形式は、アプリケーションプログラムとの間のインタフェースによって決められており、例えばテキスト形式や独自のオブジェクト形式である。このため抽出されたデータを処理に利用するためにはDBMSの返したデータの形式を判断して書式を適宜変換する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
アプリケーションプログラムは、何らかのタイミングによってデータを取得し、取得したデータを用いてその処理を行う。プログラムごとに必要とするデータは異なるため、このタイミングや入力データはプログラムごとに決められる。入力されるデータは、処理性能や容量に応じてメモリやディスクに蓄えられているものか、メッセージの形式で伝送されたものか、これら両者を組合わせたものである転写メモリの形式をもったものである。これらのデータは複数のデータ項目から構成されており、プログラムは複数の記憶媒体からそれぞれ一部のデータ項目を抽出しかつ複数のデータ項目を統合して利用する。またデータを収集するときのトリガとなるイベントの発生は、プログラムが存在する処理装置で生じる場合もあるが、他の処理装置で発生することも多い。
【0005】
従来技術によれば、自処理装置又は他の処理装置に格納されるデータをアプリケーションプログラムが要求しない限りこれを取得することはできなかった。さらに複数の記憶媒体に格納されているデータは、それぞれ媒体ごとに一部を抽出することしかできなかった。このため処理の起動タイミングとなるメッセージを送信するアプリケーションプログラム、または処理を行うアプリケーションプログラムは、タイミングの検知と通知、データの収集と統合を行う必要があった。タイミングの通知に当っては、イベントを通知する処理をイベント発生側に、このイベントを受信する処理をアプリケーションプログラム側に作成する必要があった。またはアプリケーションプログラムが周期的にポーリングをかける等して自らイベントの発生を検知する必要があった。データの収集と統合においても、転写メモリやディスクのように記憶媒体ごとに異なるアクセス法を介してデータを取得したり、あるいはイベント発生を検知した時点でRDBにアクセスし、必要とする最新データを収集する必要があった。あるいはデータが必要でないときも常時データを収集し、データが必要になったときに収集したデータの中から必要なものを抽出して利用する必要があった。このためアプリケーションプログラムは、本来行ないたい処理の他にイベント検知処理やデータ収集処理のコーディングを備えなければならず、開発工数が増えるという問題があった。
【0006】
またシステムの性能チューニングや改造を行なうと、アプリケーションプログラムの配置を変えたり、データの格納媒体や伝送媒体を変更したりする。アプリケーションプログラム自体を改造する場合は、必要となるデータ項目やイベントが変更されたりする。これらの場合も、従来技術によるとアプリケーションプログラムのソースコードを見直して主たる処理部以外のイベント検知部やデータ収集部を修正する必要がある。イベント送信側のプログラムがデータを収集/統合している場合は、改造対象のプログラムにイベントを送っているプログラムも見直す必要が生じ、改造における工数も大きくなる。
【0007】
さらに制御システムにおいてある制御データについてのイベント発生に連動して関連するデータを収集する場合や異常発生時に関連するデータを収集する場合があるが、イベント発生時の関係するデータが必要であるにも係わらず、イベントを検知した後に1つ1つデータを収集する方法ではデータのリアルタイム性が保証できないといった問題もあった。特に遠隔地から複数の伝送媒体を経由してデータを取得する場合には、伝送路の通信負荷や伝送遅延のためにリアルタイム性の保証は一層困難である。
【0008】
本発明の目的は、上記問題点を解決し、データを格納する処理装置の所在場所に係わらず、要求元の必要とするデータをとり揃えて要求元の必要とするタイミングで提供することにある。併せてデータの格納媒体やデータ収集のために使用する伝送媒体の変更から要求元のアプリケーションプログラムを独立させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも1台の第1の処理装置によってそれぞれイベントの発生をトリガとしてあらかじめ設定された収集条件に従って自処理装置に格納されるデータを収集してデータ要求元の第2の処理装置へ送信し、第2の処理装置によって受信した収集データをあらかじめ設定された統合条件に従って統合する分散情報の統合方法を特徴とする。
【0010】
アプリケーションプログラムが必要とするデータは、すべてとり揃えて提供されるので、アプリケーションプログラムが自処理装置又は他処理装置に問い合わせを行ってデータを収集する必要がない。また必要とするデータがすべて揃わず一部のデータが揃った時点でデータを取得することも可能である。アプリケーションプログラムが受け取るデータは、アプリケーションプログラムが指定したデータ形式になっており、データ源の格納媒体やデータ構造、データを格納する処理装置の存在、データ収集のために利用する伝送媒体の存在を意識する必要はない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明を適用するシステムの構成例を示す図である。システムは、伝送媒体101を介して互いにデータの授受を行なう処理装置111〜113とディスプレイやキーボードを有する端末装置121〜123とを有する。処理装置111〜113には端末装置121〜123が接続されている。ここで端末とは、ディスプレイやキーボード、タッチパネル等のマンマシンインタフェ−スを持ち、このインタフェ−スを介して処理装置上で実行されるプログラムの制御を行ったりプログラムの出力を参照したりする機能を有している。また処理装置111〜113は主記憶装置(メモリ)のようなデータ記憶媒体を持ち、処理装置111〜113に接続されている外部記憶装置131〜133はフロッピーディスクやハードディスク等のデータ記憶媒体を保持している。ただしこれは必須ではなく外部記憶装置を持たない処理装置も可能である。本発明において、処理装置の格納しているデータとは、これら処理装置内の記憶媒体や外部記憶装置に格納されているデータのことをいう。また処理装置111は伝送媒体102を介して処理装置114とデータの授受を行なう。このように処理装置は複数の伝送媒体を接続可能であり、処理装置111が仲介することによって処理装置114と処理装置112,113がデータの授受を行うこともできる。
【0013】
図2は、処理装置111〜114内のソフトウェア構成を示す図である。アプリケーションプログラム211,212は、自処理装置または他処理装置に格納されたデータや伝送媒体101,102を介して受信されるメッセージ中のデータを利用して業務処理を行うプログラムである。データアクセス処理221は、自処理装置に格納されたデータへのアクセスを管理するプログラムであり、メモリ、外部記憶装置、転写メモリのように記憶媒体によらずデータのアクセスを可能とする。ここで転写メモリとは、ユーザがメモリに書き込んだ情報のコピーが自動的に別のメモリに転送されて利用可能となるような方式をいう。通信管理223は、自処理装置内のプログラム間通信及び伝送媒体101,102を介する他の処理装置とのメッセージの送受信を管理するプログラムである。データアクセス管理テーブル231は、自処理装置に格納されているデータの名称とその属性を格納する。イベント連携データテーブル232は、あるイベントに対してどのデータ項目の値を取得してどの要求元に送る必要があるかを設定する。データ統合管理テーブル233は、統合される各データの参照元とデータ名を定義し、統合されたデータをアプリケーションプログラム211,212に渡すときの出力オプションなどを定義する。フィルタリング処理222は、自処理装置内の周期タイマ、データ更新によるイベント発生、他処理装置から受信したメッセージによるイベントなどイベントを検知し、イベント連携データテーブル232、データアクセス管理テーブル231及びデータ統合管理テーブル233を参照し、データアクセス処理221を介する自処理装置内のデータの取得または統合されたデータの取得を行い、通信管理223を介して取得したデータを要求する他処理装置又は自処理装置のデータ統合処理224へ送信するプログラムである。データ統合処理224は、他処理装置又は自処理装置のフィルタリング処理222から送信されたデータを受信し、データ統合管理テーブル233及びデータアクセス管理テーブル231を参照してデータの統合を行ってから統合されたデータをアプリケーションプログラム211,212又はフィルタリング処理222に渡すプログラムである。状態制御テーブル234は、イベント連携データテーブル232に設定されるデータの収集及びデータ統合管理テーブル233に設定されるデータの統合を開始/終了する条件を設定する。状態制御処理225は、メッセージ受信、データ更新などのイベントを検知し、状態制御テーブル234を参照してデータ収集又はデータ統合を開始/終了するタイミングを検知し、イベント連携データテーブル232及びデータ統合管理テーブル233の関連する制御情報を活性化するプログラムである。
【0014】
図3a及び図3bは、データ統合管理テーブル233のデータ構成を示す図である。アプリケーションプログラムが必要とするデータをまとめたものを以後バスケットと呼ぶ。図3a(i)は、バスケット設定テーブル301の構成を示す図である。バスケット設定テーブル301の各レコードは、バスケット名311、収集イベント312、収集項目テーブルインデックス313、出力オプションインデックス314、状態管理テーブルインデックス315及び活性状態316から構成される。バスケット名311はバスケットを識別する名称である。収集イベント312は種別と条件から構成される。種別は収集するイベントの種類を示す。例えばイベントがメッセージ受信であることとそのメッセージの内容を示すコード、イベントがデータ更新であることと更新されたデータテーブルの名称、イベントが周期タイマによるものであることとタイマ割り込みの周期を示す。条件はイベントの発生によってデータを収集するときの条件を示す。例えばイベントがメッセージ受信の場合にはメッセージ中のデータ項目の値につける条件、イベントがデータ更新である場合にはデータテーブル中の更新されたデータ項目の名称である。イベントが周期タイマによるものである場合には条件がない。収集項目テーブルインデックス313は、収集項目テーブルの格納場所を指すインデックスであり、収集項目テーブルのデータ構成は図3a(ii)に示される。出力オプションインデックス314は、出力オプションテーブルの格納場所を指すインデックスであり、同テーブルのデータ構成は図3b(iii)に示される。また状態管理テーブルインデックス315は、状態管理テーブルの格納場所を指すインデックスであり、同テーブルのデータ構成は図3b(iv)に示される。活性状態316はデータ統合処理を行うか否かの状態を示す。
【0015】
図3a(ii)は、収集項目テーブルのデータ構成を示す図である。収集項目テーブルは、イベントの発生に伴って収集するデータ項目と参照元を定義する。収集項目テーブルの各レコードは、バスケット項目名351、型(書式)352、参照元353及び条件354から構成される。バスケット項目名351は、バスケットを構成する項目として定義するデータ項目名である。型(書式)352は、対応するデータ項目の型であり、長整数型、短整数型、文字型などを区別する。参照元353はそのデータ項目を取得する元を定義するものであり、ソース名とデータ項目名から構成される。ソース名は参照元のデータ名であり、たとえばイベントがメッセージ受信である場合のそのメッセージの内容コード、処理装置の識別子とデータテーブルの名称、処理装置の識別子と作成されるバスケットのバスケット名311などである。データ項目名はソース名で示されるデータ中でその値取得の対象とするデータ項目の名称である。本実施形態では、ソースが特定の処理装置内にある場合にその処理装置の識別子と該処理装置内のデータ名によって指定するが、システム内でソースに一意の名称をつけ、この名称を指定してもよい。条件354は参照元353で指定するソースから指定のデータ項目の値を取得するときの条件を指定するものであり、ソース名で指定されるデータ中のデータ項目の値と収集イベント312で指定したイベントによって受け取るデータ項目の値との大小関係によって記述する。例えば「ソースデータ中のデータ項目”ID”が受信メッセージ中のデータ項目”バーコード番号”と等しい」等である。
【0016】
図3b(iii)は、出力オプションを定義するテーブルのデータ構成を示す図である。このテーブルは、収集したデータをアプリケーションプログラムに渡すときに選択可能なオプションを設定する。本テーブルの各レコードは、タイムアウト372、データ受渡方法373、AND/OR判定374及びデータ要求元375から構成される。タイムアウト372は、処理装置がバスケットのデータ収集条件となるイベントを検知してから全データを受け取るまでの制限時間を示す。データ受渡方法373はイベント型又はデマンド型を指定する。イベント型の場合はデータが揃うか又はタイムアウトしたとき直ちに揃ったデータをプログラムに渡す。デマンド型の場合は揃ったデータを蓄積しておき、プログラムから要求があったときに渡す。AND/OR判定374は、AND型又はOR型を指定する。AND型の場合はデータが揃うとは、バスケットを構成するすべての項目の値を取得するか又はタイムアウトしたこととみなす。OR型の場合はデータが揃うとは、バスケットを構成するいずれかの項目の値を取得できたこととし、他の構成項目の値はすでに取得している最新の値を用いることとする。データ要求元375はデータを渡す先のアプリケーションプログラムの識別子又はフィルタリング処理222を示す。
【0017】
図3b(iv)は、状態管理テーブルのデータ構成を示す図である。状態管理テーブルは、イベント識別子に対応して収集の対象となるデータ項目の収集状態を示す。状態管理テーブルの各レコードは、イベント識別子391、バッファインデックス392、第1イベント到着時刻393および収集判定マップ394から構成される。イベント識別子391は、AND/OR判定374がAND型の場合に何回目のイベントかを示す番号であり、1つのイベントに対して1つ又は複数の処理装置から送られたデータの同期を取るための番号である。バッファインデックス392は、各イベント識別子391ごとにバスケットの構成項目データを格納するために割り当てられたバッファのアドレスを示す。第1イベント到着時刻393は、イベント識別子391で示されるイベントを検知した時刻又は該イベント識別子に対応する任意のバスケット構成項目を最初に受信した時刻を格納する。第1イベント到着時刻393はタイムアウトか否かを判定するために参照される。収集判定マップ394は、バスケットを構成する各項目ごとにデータを取得したか否かをビットマップで示す。なおバスケット構成項目の値がアプリケーションプログラムまたはフィルタリング処理222に渡され、バッファを解放する時点で該当するレコードが削除される。またAND/OR判定374がOR型の場合には、状態管理テーブルのレコードは1つのみであり、プログラムにデータを渡した後、バッファインデックス392の指すバッファ領域を解放しない。
【0018】
図4は、データアクセス管理テーブル231のデータ構成を示す図である。データアクセス管理テーブル231は、自処理装置がどのようなデータを管理していてそのデータがどのような構造をもつかを示すテーブルである。ここで自処理装置が管理するデータには、他の処理装置と授受するメッセージデータも含まれる。データアクセス管理テーブル231の各エントリは、テーブル名411、媒体412及びデータ構造インデックス413から構成される。テーブル名411はデータテーブルの名称を示す。媒体412はテーブル名411で示されるデータがメッセージか、主記憶(メモリ)に格納されているものか、ディスク上に格納されているものかを示す。データ構造インデックス413は該データの構造を定義するテーブルの格納アドレスを示すインデックスである。データ構造を定義するテーブルは、データ項目431及び型432から構成される。データ項目431は当該データを構成するデータ項目の名称、型432はその型であり、型(書式)352と同じである。
【0019】
図5は、イベント連携データテーブル232のデータ構成を示す図である。イベント連携データテーブル232は、イベントが発生したときに自処理装置内のどのデータを収集して送信すべきかを設定するテーブルである。すなわちこのテーブルは、自処理装置に格納されているデータおよび自処理装置で作成されるバスケットが参照元となっている場合のバスケットをまとめたものである。テーブルの図示する1行が1レコードである。イベント連携データテーブル232の各レコードは、収集イベント451、応答先452、データ名453、収集データ項目454、収集条件455及び活性状態456から構成される。収集イベント451は、データを収集するトリガとなるイベントを設定するものであり、収集イベント312と同様の内容である。応答先452は、収集したデータ項目の値を送る相手処理装置の識別子を指定する。例えば自処理装置のデータ更新イベントを通知する必要のある処理装置の識別子を指定する。データ名453、収集データ項目454及び収集条件455は、参照元353及び条件354と同じである。すなわちイベント連携データテーブル232は、参照元353及び条件354を参照元の処理装置についてまとめたものである。活性状態456は、対応するレコードに指定されたデータ収集と送信を行うか否かの状態を示す。イベント連携データテーブル232は自処理装置が参照元となり得るデータを収集イベントごと、応答先ごとにまとめたものである。
【0020】
図6(a)は、通信管理223が処理装置間や処理装置内で送受信するメッセージのデータ構成を示す図である。メッセージは、通信制御のためのメッセージヘッダ711と、アプリケーションプログラム211、フィルタリング処理222及びデータ統合処理224が参照するユーザデータ部712から構成される。メッセージヘッダ711は、通信用の制御コード721、宛先識別コード722、送信側処理装置を識別するコード723及びイベント識別子724から構成される。イベント識別子724は、処理装置が送信するメッセージを時系列的に識別するための通番であり、例えば処理装置の識別子と該処理装置内の通番の組合せによって表現される。イベント識別子724によって同一処理装置かつ同一プログラムが発行するメッセージであっても発生順序を識別できる。宛先識別コード722として例えば特開昭56−111353号公報に記載されるような内容コードを用いてもよい。ユーザデータ部712は、一般に複数のデータ項目から構成され、各データ項目の値を含む。メッセージを受信した処理装置は、データアクセス管理テーブル231を参照することによって各データ項目の型を取得し、各データ項目の値を切り出すことが可能である。また通信管理223がデータアクセス管理テーブル231を参照して各データ項目の型を認識し、自処理装置で処理できるようにデータ項目値のバイトオーダーを変換することも可能である。
【0021】
図6(b)は、フィルタリング処理222が発生したイベントに関連して収集したデータを要求元に送るときのユーザデータ部712のデータ構成を示す図である。収集イベント種別731は、収集イベント312の種別、すなわち収集イベント451の種別と同じである。収集イベント識別子732は、イベント発生元のイベント識別子を設定する。例えばイベントがメッセージ受信である場合には受信したメッセージのイベント識別子724を設定する。イベントが周期タイマによるものである場合には自処理装置内の通番等を設定する。イベントがデータ更新である場合には、更新されたデータを格納している処理装置の処理装置内通番等を設定する。このデータ更新を通知するメッセージ受信をトリガとして関連するデータを収集する処理装置では、この更新データに付けられた収集イベント識別子732を指定する。応答先733はデータ送信先の相手処理装置の識別子である。ソース名734は、参照元のデータ名であり、例えば処理装置の識別子とデータテーブルの名称などである。収集データ項目リスト735は、収集したデータ項目名のリストを設定する。収集データ736は、収集データ項目リスト735の各データ項目に対応してその値を設定する。図6(b)に示すデータ構成は一例であり、同一イベントに関する複数の収集データを相乗りによってまとめて送信したり、複数の応答先への収集データをまとめて送信するためのデータ構成としてもよい。
【0022】
フィルタリング処理222が収集したデータを応答先に送るときのメッセージ以外のフィルタリング処理222及びデータ統合処理224が受信するメッセージは、メッセージヘッダ711又はユーザデータ部712の内容によって収集データメッセージと区別される。図6(b)のデータ形式に準じてもよい。例えばイベント識別子724と収集イベント識別子732が同一内容であるメッセージをデータ収集のトリガとするメッセージとして識別するなどである。また処理装置の特定のポートから受信する制御データ又はメッセージは、ポートの識別子によって特定のメッセージと識別することが可能である。
【0023】
図7は、フィルタリング処理222の処理の流れを示す図である。フィルタリング処理222は、イベント発生を待つ(ステップ501)。メッセージ受信イベントの場合には、通信管理223がメッセージを受信してフィルタリング処理222を起動する。自処理装置内のデータ更新イベントの場合には、データアクセス処理221やデータ統合処理224がフィルタリング処理222を起動して更新データを渡す。データ統合処理224が更新データを送る場合とは、データを統合したバスケットをフィルタリング処理222に渡す場合である。他の処理装置のデータ更新イベントの場合には、通信管理223が更新データを含むメッセージを受信してフィルタリング処理222を起動する。また自処理装置に直接又は伝送媒体を介して接続される計測器やセンサから送られる制御データの受信もイベント発生となる。周期イベントの場合には、周期タイマによりタイマ割り込みが発生し、フィルタリング処理222を起動する(ステップ551)。フィルタリング処理222がイベントを検知すると、発生したイベントの種別と付随するデータを取得する(ステップ502)。次にイベント連携データテーブル232を参照して発生したイベントに関連して取得する必要のあるデータ又はバスケットがあるか否かを検索する(ステップ503)。すなわち発生したイベントの種別及び付随するデータと収集イベント451の収集条件とを突き合わせて両者が合致するレコードがあるか否かを判定する。ただしここで検索の対象とするレコードは、活性状態456が活性状態として設定されているレコードである。その結果、放出する(送信する)レコードが見つからない場合(ステップ504N)には、ステップ501に戻る。該当するレコードが見つかった場合(ステップ504Y)には、そのレコードのデータ名453で示されるデータのデータ項目454について収集条件455を満足するデータ項目値を取得する(ステップ505)。収集条件455がなければ無条件である。データ取得に当っては、データアクセス管理テーブル231を参照して該当するデータの媒体412及び該当するデータ項目の型432を取得してからデータアクセス処理221を起動してデータを取得する。取得するデータがバスケットである場合には、データ統合管理テーブル233のバスケット名311及びバスケット項目名351を参照してその型352を取得する。放出すべきデータが複数ある場合にはすべてのデータを同様に取得する。次に取得したデータに基づいて送信データを作成する(ステップ506)。応答先733には該当するレコードの応答先452を、ソース名734にはそのデータ名453を、収集データ項目リスト735には収集データ項目454を格納する。イベント識別子724にはフィルタリング処理222が生成した識別子を格納する。最後に通信管理223を介して他の処理装置又は自処理装置内のデータ統合処理224へデータを送信し(ステップ507)、ステップ501に戻る。
【0024】
図8a、図8b及び図8cは、データ統合処理224の処理の流れを示すフローチャートである。データ統合処理224は、他の処理装置又は自処理装置からのデータ到着を待つ(ステップ601)。通信管理223を介してデータ又はメッセージを受信すると(ステップ602)、データ統合管理テーブル233を参照して受信したデータを要求しているバスケットがあるか否か判断する(ステップ603)。すなわち受信したメッセージが収集データである場合にそのソース名734及び収集データ項目リスト735のデータ項目名とデータ統合管理テーブル233の参照元353とを突き合わせて受信したデータをバスケット構成項目とするバスケットが存在するか否か判断する。このとき収集データ736の型は、バスケット構成項目の型352を参照することによつて得られる。該当するバスケットが存在しない場合(ステップ603N)には、データ統合管理テーブル233を参照して受信したデータを収集イベントとするバスケットがあるか否かを判断する(ステップ621)。すなわち受信したメッセージの収集イベント種別731(及び収集データ736)とデータ統合管理テーブル233の収集イベント312とを突き合わせて収集条件を満足するバスケットが存在するか否かを判断する。このとき収集データ736の型は、データアクセス管理テーブル231のソース名734に対応するデータ名411の収集データ項目リスト735のデータ項目に対応するデータ項目431の型432を参照することによって得られる。該当するバスケットが存在するとき、図8b(ii)に示す収集状態の設定または更新を行う(ステップ605)。その後ステップ601に戻る。該当するバスケットが存在しないときには、ただちにステップ601に戻る。受信したデータを要求しているバスケットが存在する場合(ステップ603Y)には、該バスケットに必要なデータ項目を受信メッセージから抽出する(ステップ604)。すなわち収集データ736から少なくとも1つのデータ項目の値を抽出する。その後図8b(ii)に示す状態管理テーブル上の収集状態の設定または更新を行う(ステップ605)。なおステップ603及びステップ621のデータ統合管理テーブル233検索に当っては、活性状態316が活性状態に設定されているバスケットのみを検索対象とする。この後ステップ604で抽出したデータ項目値を当該バスケットの状態管理テーブルインデックス315によって指される状態管理テーブルのバッファインデックス392の指すバツファ領域の中の当該データ項目値の格納場所に格納する(ステップ606)。
【0025】
次にバスケットの構成項目が揃ったか否かを判断する(ステップ607)。データの収集状態は当該バスケットの状態管理テーブル収集判定マツプ394を参照することによつて判定される。またデータが揃うときの条件は、当該バスケットの出力オプションを設定するテーブルのAND/OR判定374によって決まる。AND/OR判定374がAND型の場合には、すべての構成項目を取得したときが揃った時点である。AND/OR判定374がOR型の場合には、いずれか1つの構成項目を取得したときが揃った時点であり、他の構成項目は、過去に取得した構成項目のうちバッファ上にある最新のデータがその値として用いられる。データが揃ったと判断した場合(ステップ607Y)には、処理632に移り、要求元にデータを渡す。データが揃っていない場合(ステップ607N)には、ステップ601に戻る。処理632では当該バスケットの出力オプションテーブルを参照してデータ受渡方法373がイベント型がデマンド型かを判断する(ステップ608)。イベント型の場合(ステップ608Y)には、当該バスケットのデータ要求元375が指定するアプリケーションプログラム又はフィルタリング処理222にデータを渡す(ステップ609)。デマンド型の場合(ステップ608N)には、バッファインデックス392が指す当該バスケットのバッファ領域の内容をキューに格納する(ステップ625)。アプリケーションプログラムはこのキューからデータを取り出すことができる。ステップ609及び625の処理の後に図8b(iii)に示す状態管理テーブルとバッファの整理を行って(ステップ610)、ステップ601に戻る。
【0026】
図8b(ii)は、状態管理テーブルの設定及び更新処理の流れを示すフローチャートである。当該バスケットの状態管理テーブルを検索して受信したメッセージの収集イベント識別子732をもつレコードがあるか否か判定する(ステップ641)。出力オプションテーブルのAND/OR判定374がAND型の場合には、イベント識別子391によって出力オプションテーブルを検索する。OR型の場合には出力オプションテーブルはただ1つのレコードをもつのでそのレコードのイベント識別子391によって該当するレコードか否かを判定する。該当するレコードが存在しない場合(ステップ641Y)には、テーブルにレコードを追加し(ステップ642)、そのレコードのイベント識別子391に受信したメッセージの収集イベント識別子732を追加し、バッファ領域を確保してそのインデックスをバッファインデックス392に設定する(ステップ643)。またイベントが到着した時刻を第1イベント到着時刻393に設定する(ステップ644)。その後、収集判定マップ394のうち取得したバスケット項目に対応するビットを取得済みに設定する(ステップ645)。該当するレコードが存在する場合(ステップ641N)には、ステップ645の処理だけを行う。
【0027】
図8b(iii)は、状態管理テーブルとバッファの整理を行う処理の流れを示すフローチャートである。まず当該バスケットの出力オプションテーブルのAND/OR判定374がAND型か否かを判定する(ステップ651)。AND型の場合(ステップ651Y)には、当該バスケットの項目値はすべて不要となるため状態管理テーブルのバッファインデックス392によつて指されるバッファ領域をすべて解放し(ステップ652)、当該状態管理テーブルのレコードのうち該当するイベント識別子をもつレコード内容をクリアする(ステップ653)。OR型の場合(ステップ651N)には何もしない。
【0028】
図8c(iv)は、タイムアウト監視処理の流れを示すフローチャートである。本処理のプログラムが周期的に起動されると(ステップ661)、データ統合管理テーブル233のバスケット設定テーブル301に格納されているバスケットのレコードをすべて処理したか否か判定する(ステップ662)。まだ未処理のバスケットがあれば(ステップ662Y)、ポインタを次のバスケットのレコードに位置づけて(ステップ663)、該バスケットの状態管理テーブルのすべてのレコードを処理したか否か判定する(ステップ664)。まだ未処理のレコードがあれば(ステップ664Y)、ポインタを状態管理テーブルの次のレコードに位置づけて現在時刻を取得し(ステップ665)、当該バスケットのタイムアウト設定372に照らして現在時刻と第1イベント到着時刻393との差がタイムアウトとなったか否か判定する(ステップ666)。タイムアウトしたとき(ステップ666Y)、図8aのデータ受渡処理632を実行し(ステップ667)、ステップ664に戻る。当該レコードがタイムアウトしていなければ(ステップ666N)、ステップ664に戻る。状態管理テーブルのすべてのレコードを処理したか又はテーブルがクリアされていれば(ステップ664N)、ステップ662に戻る。すべてのバスケットの処理を終了したとき(ステップ662N)、タイムアウト監視処理を終了する。タイムアウト監視処理によって他処理装置の障害等によりデータ収集が完了しない状態を監視する。
【0029】
図9は、状態制御テーブル234のデータ構成を示す図である。テーブルの図示する1行が1レコードである。イベント1611は、収集イベント312及び収集イベント451と同様である。開始/終了1612は、分散情報統合処理の開始に関するイベントか、終了に関するイベントかを示す。条件回数1613は、イベント1611が何回検知されたら開始/終了1612に示す開始又は終了とするか、その回数を設定する。イベントカウンタ1614は、現在の検知回数を示す。制御対象1615は、開始/終了制御の対象がバスケットか収集データかを示す。制御対象インデックス1616は、制御対象の設定されているレコードへのポインタを示す。バスケットの場合はバスケット設定テーブル301のレコードを指し、収集データの場合はイベント連携データテーブル232のレコードを指す。
【0030】
図10は、状態制御処理225の処理の流れを示すフローチャートである。イベントの受信を待ち(ステップ1701)、イベントを受信したとき、イベント種別と付随するデータを取得する(ステップ1702)。次に状態制御テーブル234を検索してこのイベントで状態制御するよう設定されているレコードがあるか否か判定する(ステップ1703)。検索はイベント種別と付随データを満足するイベント1611をもつレコードを探す処理である。該当するレコードがなければ(ステップ1703N)、ステップ1701に戻る。該当するレコードがあれば(ステップ1703Y)、そのレコードのイベントカウンタ1614に1を加えることによってこれを更新し(ステップ1704)、条件回数1613と更新されたイベントカウンタ1614とを比較する(ステップ1705)。両者が等しくない(条件を満たさない)場合(ステップ1706N)には、ステップ1703に戻る。条件を満たす場合(ステップ1706Y)には、制御対象1615及び制御対象インデックス1616が指すレコードの活性状態316又は活性状態456を更新する(ステップ1707)。すなわち状態制御テーブル234の現在処理中のレコードの開始/終了1612が開始を指定していれば、制御対象インデックス1616が指すレコードの活性状態316又は活性状態456を活性状態にする。開始/終了1612が終了を指定していれば、制御対象インデックス1616が指すレコードの活性状態316又は活性状態456を非活性状態にする。最後に処理中のレコードのイベントカウンタ1614をリセットし(ステップ1708)、ステップ1703に戻る。状態制御処理225によってデータ収集の開始/終了がイベントの発生回数又はデータ収集回数によって制御でき、きめ細かなデータ収集制御が可能である。例えば異常発生イベントに連動して装置状態などのデータを収集し始め、無人運転中の状態トレンドについての情報を収集するといった応用も可能である。
【0031】
以上説明した方式及び構成を利用して分散情報を統合化する適用例について以下説明する。
【0032】
図11は、メッセージ受信をイベントとする適用例を示す図である。システムは共通の伝送媒体に接続された処理装置801,802及び803から構成される。伝送媒体を介してブロードキャストされるメッセージ831をトリガイベントとして、処理装置802のフィルタリング処理222は、その外部記憶装置(ディスク)811に格納されているテーブルデータ821中のデータを収集し、処理装置803のフィルタリング処理222は、その内部記憶装置(メモリ)に格納されているテーブルデータ822を収集し、それぞれメッセージ841及び842として処理装置801に送信する。処理装置801のデータ統合処理224は、メッセージ831,841及び842を統合してバスケットを構成するデータ843を作成し、アプリケーションプログラム211に渡す。
【0033】
図12a(i)は、メッセージ831のユーザデータ部712に含まれるデータ項目のリストを示す図である。図12a(ii)は、処理装置802が保有するテーブルデータ821のデータ構成を示し、各レコードは部品IDをキーとする図示のようなデータ項目から構成される。図12a(iii)は、処理装置803が格納するテーブルデータ822のデータ構成を示し、ロット番号(Lot No.)をキーとする図示のようなデータ項目から構成される。
【0034】
図12bは、処理装置801のデータ統合管理テーブル233の設定例を示す図である。データ統合されるバスケットは、レコード921及びこれからリンクされるテーブルで定義されている。バスケット名は「生産指示」である。収集するイベントは、宛先識別コード722が「ライン進入」であるメッセージ(Msg)のうち部品IDが1000より大きいものである。収集イベントの収集条件を満足するメッセージを受信したとき及び収集データを受信したとき収集する項目は、収集項目テーブルのレコード941〜945に設定されている。レコード941及び942に定義する項目値は収集イベントとなる受信メッセージから取得するデータである。レコード943及び944に定義する項目値は、処理装置802(S2)の「製造条件」というテーブルデータ821のそれぞれ「条件値1」および「条件値2」というデータ項目の値である。ただし「条件値1」は「製造条件」の部品IDが収集イベントメッセージの部品IDに等しいという条件を満たすものであり、「条件値2」は「条件値1」の条件に加えて質基準が収集イベントメッセージの品質基準値より大きいか等しいという条件を満たすものである。同様にレコード945に定義する項目値は、処理装置803(S3)の「製造実績」というテーブルデータ822の「ロツト実績値」というデータ項目の値である。ただし「ロツト実績値」はテーブルデータ822のレコードのうち「ロット番号」が収集イベントメッセージのロット番号に等しいようなレコードのロツト実績値である。各バスケット構成項目は、型(書式)のフィールドに示すように長整数型又は6バイト文字型としてデータ要求元375に示すプログラムに渡される。
【0035】
図12c(vi)は、処理装置S2のイベント連携データデータテーブル232の設定例を示す図である。レコード951及び952は、それぞれデータ統合管理テーブル233の収集項目テーブルのうち処理装置S2に関するレコード943及び944を抽出したものである。収集イベントの収集条件は、処理装置S1の収集イベントの収集条件と同じである。収集したデータの応答先は、要求元の処理装置S1である。図12c(vii)は、処理装置S3のイベント連携データテーブル232の設定例を示す図である。レコード961は同様にデータ統合管理テーブル233の収集項目テーブルのうち処理装置S3に関するレコード945を抽出したものである。
【0036】
図13は、本適用例についてのイベントシーケンスの例を示す図である。図は収集イベントのメッセージ831を受信した後の処理装置S1,S2及びS3の動作を示す。始めにイベント識別子1の「ライン進入」メッセージ1001が伝送媒体を流れると、処理装置S1はデータ格納領域を確保し、このメッセージからデータ項目「部品ID」及び「ロット番号」を取得し、そのデータ格納領域に格納する(1011)。同時に処理装置S2はデータ項目「条件値1」及び「条件値2」の取得を開始し(1021)、処理装置S3はデータ項目「ロット実績値」の取得を開始する(1031)。処理装置S3はデータの取得を終了し、処理装置S1に対してデータ送信する(1032)。処理装置S1はこのデータを受信し、1011で確保したイベント識別子1用のデータ格納領域に格納する。続いてイベント識別子2の「ライン進入」メッセージ1002が流れ(1002)、受信した処理装置S1は、イベント識別子1に対する収集処理は終了していないが、新たにイベント識別子2用のデータ格納領域を確保する(1013)。処理装置S2,S3ではメッセージ1002をトリガとするデータ取得を開始する(1022,1033)。続いて処理装置S3がイベント識別子1に関連するデータ取得処理を終了し(1023)、処理装置S1に送信する。処理装置S1はこれを受信し(1014)、AND/OR判定374がAND型で指定されている場合はデータが揃ったと判断して、アプリケーションプログラム211に渡す(1017)。以下同様に処理装置S3の取得データ(1034)を受信して確保したデータ格納領域に格納し(1015)、処理装置S2の取得データ(1024)を受信して格納し(1016)、アプリケーションプログラム211に渡す(1018)。アプリケーションプログラム211がOR型でデータを受けるよう設定されている場合は、1011〜1016すべての時点で、受信した最新データ項目の値がアプリケーションプログラム211に渡される。
【0037】
以上説明したように、本適用例によれば、アプリケーションプログラム211は、メッセージ831が発生した時点の処理装置S2,S3に分散して格納されているデータを取得できる。アプリケーションプログラム211は、データがどの処理装置にどのようなデータ構造によつて格納されているかを意識することなく、必要なデータ項目の値のみを取得できる。またメッセージ831の発生に連動するデータのみが渡されるため、不要なデータまで取得して内容判別して取捨選択する必要がない。またデータテーブル821及び822のデータ構造が変更されてもデータアクセス管理テーブル231、データ統合管理テーブル233など関連するテーブルの設定値を変更するだけでよく、アプリケーションプログラム211のソースコードを見直す必要がない。
【0038】
図14は、データ更新をイベントとする適用例を示す図である。システムは共通の伝送媒体に接続された処理装置1101(S1),1102(S3)及び1104(S4)から構成される。処理装置S3のフィルタリング処理222は、データテーブル1111の更新をトリガイベントとして、イベント連携データテーブル232を参照してデータテーブル1111のデータをメッセージ1121として他の処理装置S1及びS4へ送信する。処理装置S4のフィルタリング処理222は、このメッセージを他処理装置のデータ更新イベントとして受信し、イベント連携データテーブル232を参照してデータテーブル1112から関連するデータを収集してメッセージ1122を応答先の処理装置S1へ送信する。処理装置S1のデータ統合処理224は、データ統合管理テーブル233を参照して受信したデータを統合してアプリケーションプログラム211に渡す。この適用例のように、データテーブル1111の更新イベントをトリガとして関連するデータを処理装置S1へ送ることができる。データテーブル1111を更新したプログラムが処理装置S1へ更新イベントを送ったり、処理装置S1のアプリケーションプログラム211がデータテーブル1111の更新を監視したりする必要はなく、必要なデータが到着するのを待っているだけでよく、到着したデータを用いる処理に専念できる。
【0039】
図15(a)は、処理装置S1のデータ統合管理テーブル233の設定例を示す図である。データ統合されるバスケットは、レコード1211及びこれからリンクされるテーブルで定義される。バスケット名は「進捗」である。収集するイベントは、処理装置S3の「製造実績」というデータテーブル1111中のデータ項目「ロット実績値」の更新である。収集イベント及び収集データを受信したとき収集する項目は、収集項目テーブルのレコード1231〜1233に設定されている。レコード1231及び1232に定義する項目値は、処理装置S3の「製造実績」というデータテーブル1111中のそれぞれ「ロット番号」及び「ロット実績値」というデータ項目から取得するデータであり、これらの項目値はメッセージ1121に含まれている。レコード1233に定義する項目値は、処理装置S4の「製造計画」というデータテーブル1112の「計画量」というデータ項目の値である。
【0040】
図15(b)は、処理装置S3のイベント連携データテーブル232の設定例を示す図である。レコード1241及び1242は、それぞれデータ統合管理テーブル233の収集項目テーブルのうち処理装置S3に関するレコード1231及び1232を抽出したものである。収集したデータの応答先は要求元の処理装置S1及びS4である。図15(c)は、処理装置S4のイベント連携データテーブル232の設定例を示す図である。レコード1251は同様にデータ統合管理テーブル233の収集項目テーブルのうち処理装置S4に関するレコード1233を抽出したものである。
【0041】
以上メッセージをイベントとする場合の適用例及びデータ更新をイベントとする場合の適用例を示した。周期イベントの場合も同様にしてデータの収集が行なわれる。このようにしてイベント連携データテーブル232やデータ統合管理テーブル233を設定し、複数の処理装置に格納されているデータやメッセージデータを複合的に収集することができる。これらのテーブルの設定によつてアプリケーションプログラム211がデータを受け取ることができるため、媒体や処理装置を意識したりデータを逐次問い合わせて収集したり、メッセージやデータテーブルのデータ構造変更によってプログラムを見直しする必要がなくなり、開発の手間が大幅に軽減される。またイベントを検知してからデータを集めるのでなく、イベント発生によって複数の処理装置側が連携して指定したデータを送信してくれるため、リアルタイムのデータを取得でき、処理性能も向上する。
【0042】
図16は、データ統合処理を多段に用いる場合の適用例を示す図である。これは処理装置1301(S1)上のアプリケーションプログラム211が処理装置1302(S2)〜1308(S8)のデータを収集する場合の適用例である。処理装置S4のデータテーブル1314上のデータ及び処理装置S3のデータテーブル1313がそれぞれメッセージ1321,1322によって処理装置S2に送られ、処理装置S2のデータテーブル1312からもデータ項目の値を取得し、処理装置S2のデータ統合処理224によって統合される。収集されたデータをまとめたバスケットが1341である。バスケット1341は、処理装置S2のフィルタリング処理222に送られ、このバスケットを要求している処理装置S1にメッセージ1325として送られる。一方処理装置S7のデータテーブル1317上のデータ及び処理装置S8のデータテーブル1318上のデータは、転写メモリ1326により処理装置S6のデータテーブル1316に周期的に写像されている。このデータが処理装置S6のフィルタリング処理222を介してメッセージ1328として処理装置S1に送られ、バスケット1342として収集される。処理装置S1は、メッセージ1325によって処理装置S2から取得したバスケット1341とバスケット1342とを統合してバスケット1343を作成し、アプリケーションプログラム211に渡す。ここでバスケット1343はバスケット1341及び1342から作成されており、バスケットが処理装置内/外で多段に用いられている。処理装置S1から伝送媒体が直接繋がっていない処理装置S3,S4及びS7,S8のデータを通信が可能であれば直接取得するよう設定することも可能ではあるが、本適用例のように構成することによってバスケット1341及び1342を異なるイベントで収集し、バスケット1343で単一のバスケットとしてデータ統合できる。また処理装置S2〜S4の情報を処理装置S2がゲートウェイとして収集することによって処理装置S1のデータ統合管理テーブル233の設定を局所化できる。
【0043】
図17(a)は、処理装置S1が保持するデータ統合管理テーブル233の設定例を示す図である。レコード1411はバスケット1343を定義するものである。レコード1411は収集イベントの設定がない。すなわちバスケットの構成項目は自処理装置又は他の処理装置から送信されてくるものを受け取るものだけである。バスケット1343の構成項目は、収集項目テーブルのレコード1421及び1422によつて定義される。バスケット1343は「N2状態」というバスケット1341と「N3状態」というバスケット1342を統合したものである。バスケット「N2状態」のソースは、処理装置S2の「状態バスケット」という名称のバスケットであり、バスケット「N3状態」のソースは自処理装置のバスケット「Net3状態」である。レコード1412はバスケット1342、すなわちバスケット「Net3状態」を定義する。バスケット「Net3状態」は処理装置S6の「状態テーブル」というデータテーブル1316が更新されたとき収集されるデータで構成される。バスケット「Net3状態」の構成項目は、収集項目テーブルのレコード1431によって定義される。すなわち処理装置S6の「状態テーブル」の全項目である。レコード1421,1422及び1431において構成項目の型は、複数のデータ項目の集合である構造体を指定している。
【0044】
図17(b)は、処理装置S2が保持するイベント連携データテーブル232の設定例を示す図である。レコード1441は、自処理装置の「状態バスケット」という名称のバスケット1341が更新されたときその全データ項目を処理装置S1に送信するよう設定する。ここで「状態バスケット」は、処理装置S2,S3及びS4から周期、更新等のイベントによって収集したデータを統合したバスケット1341であり、その構成項目の詳細は処理装置S2が保持するデータ統合管理テーブル233で定義される。
【0045】
以上データ収集のいくつかの形態と収集したデータを統合した処理装置がバスケットをすぐにアプリケーションプログラムに渡す場合の適用例を示した。図18は、プログラムの要求した時点で収集統合したデータを渡す場合のシステム構成を示す図である。処理装置1501は、処理装置1502及び処理装置1503からデータを収集し統合する。統合されたデータは処理装置1504のアプリケーションプログラム211や処理装置1505のアプリケーションプログラム211が利用するものである。ここで、処理装置1501と処理装置1504はそれぞれ伝送媒体1511、1512と接続しており、伝送媒体1511,1512はゲートウェイとなる処理装置やWANにより繋がっている。処理装置1505は通信装置1522を介して伝送媒体1513と繋がり、処理装置1501は通信装置1521を介して伝送媒体1513と繋がっている。伝送媒体1513が公衆回線であって通信装置1521,1522がモデム、伝送媒体1513が無線LANであって通信装置1521,1522が無線LANインタフェースである場合等である。処理装置1505は携帯情報端末などである。この場合、
(a)伝送路が不安定
(b)伝送路上の通信負荷や通信性能の制約
(c)処理装置1504や1505を別の作業に利用中で、処理装置1501からのデータを常時受信できない
等の理由で、処理装置1501で統合したデータをすぐに送信できない場合、または意図的にすぐには受信せず後から一括して収集した結果を受信したい場合がある。このような場合は本適用例のようにメッセージ1541及び1542によって処理装置1502及び1503からデータを収集し、統合してデータ1544としてバッファから退避する。このとき処理装置1501のデータ統合管理テーブル233では、収集したバスケットのデータ受渡方法373としてデマンド型を指定する。退避されたデータは、処理装置1504や処理装置1505が都合のよいときにメッセージとして送信され、各々のアプリケーションプログラム211が利用する。
【0046】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、データが存在する処理装置の所在場所に係わらず、アプリケーションプログラムの必要とするデータをとり揃えてアプリケーションの必要とする時点に提供するので、アプリケーションプログラムがデータ収集のための問い合わせを行うなどのコーディングを備える必要がなくプログラム開発が容易になる。またデータ源の格納媒体やデータ構造、データを格納する処理装置、データ収集に利用する伝送媒体を変更してもそれによってアプリケーションプログラムを修正する必要がない。
【0047】
さらにデータ収集の開始や終了のタイミングを指定したイベントの発生で制御することによって、きめ細かなデータ収集タイミングの制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の分散処理システムのハードウェア構成図である。
【図2】実施形態の分散処理システムのソフトウェア構成図である。
【図3a】実施形態のデータ統合管理テーブル233のデータ構成を示す図である。
【図3b】実施形態のデータ統合管理テーブル233のデータ構成を示す図(続き)である。
【図4】実施形態のデータアクセス管理テーブル231のデータ構成を示す図である。
【図5】実施形態のイベント連携データテーブル232のデータ構成を示す図である。
【図6】実施形態の送受信メッセージのデータ構成を示す図である。
【図7】実施形態のフィルタリング処理222の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8a】実施形態のデータ統合処理224の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8b】実施形態のデータ統合処理224の処理の流れを示すフローチャート(続き)である。
【図8c】実施形態のデータ統合処理224の処理の流れを示すフローチャート(続き)である。
【図9】実施形態の状態制御テーブル234のデータ構成を示す図である。
【図10】実施形態の状態制御処理225の処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】メッセージ受信をイベントとする適用例の構成図である。
【図12a】適用例のメッセージ831のユーザデータ部712に含まれるデータ項目を示す図である。
【図12b】適用例のデータ統合管理テーブル233の設定情報を示す図である。
【図12c】適用例の処理装置802,803のイベント連携データテーブル232の設定情報を示す図である。
【図13】適用例についてのイベントシーケンスの例を示す図である。
【図14】データ更新をイベントとする適用例の構成図である。
【図15】適用例の処理装置1101のデータ統合管理テーブル233の設定情報を示す図である。
【図16】データ統合処理を多段に用いる場合の適用例の構成図である。
【図17】適用例のデータ統合管理テーブル233及びイベント連携データテーブル232の設定情報を示す図である。
【図18】プログラムが要求した時点で統合したデータを渡す場合の例を説明する図である。
【符号の説明】
111〜114:処理装置、211,212:アプリケーションプログラム、222:フィルタリング処理、224:データ統合処理、225:状態制御処理、232:イベント連携データテーブル、233:データ統合管理テーブル、234:状態制御テーブル

Claims (6)

  1. 複数の処理装置が伝送媒体を介して互いに接続され一連の処理を分散して行う分散処理システムにおいて複数の処理装置に分散して格納される情報をいずれかの処理装置によって統合する方法であって、
    前記処理装置の備える第1の処理手段が、自処理装置について発生するイベント及び該伝送媒体を介して受信するメッセージイベントに応答して、前記処理装置の備える第1のテーブルであって発生するイベントに対応して収集するデータの名称及び収集データの送信先を格納する第1のテーブルを参照し自処理装置に格納されるデータを収集して該送信先に送信し、
    前記処理装置の備える第2の処理手段が、他の処理装置又は前記第1の処理手段から収集データを受信し、前記処理装置の備える第2のテーブルであって統合されるデータの内訳を収集データのデータ名称ごとに分けて設定する第2のテーブルの設定に従って収集データを統合して前記処理装置内の要求元に渡すことを特徴とする分散情報の統合方法。
  2. 該要求元は第1の処理手段であることを特徴とする請求項1記載の分散情報の統合方法。
  3. 複数の処理装置が伝送媒体を介して互いに接続され一連の処理を分散して行う分散処理システムにおいて複数の処理装置に分散して格納される情報を収集する処理装置であって、
    発生するイベントに対応して収集するデータの名称及び収集データの送信先を格納するテーブル手段と、
    自処理装置について発生するイベント及び該伝送媒体を介して受信するメッセージイベントに応答して前記テーブル手段を参照し自処理装置に格納されるデータを収集して該送信先の他の処理装置に送信する処理手段とを有し、
    前記他の処理装置は、統合されるデータの内訳を収集データのデータ名称ごとに分けて設定するテーブルを有し、前記処理装置から収集データを受信し自処理装置の有する前記テーブルの設定に従って収集データを統合して自処理装置内の要求元に渡すことを特徴とする分散情報を収集する処理装置。
  4. 複数の処理装置が伝送媒体を介して互いに接続され一連の処理を分散して行う分散処理システムにおいて複数の処理装置に分散して格納される情報を収集するとともに統合する処理装置であって、
    発生するイベントに対応して収集するデータの名称及び収集データの送信先を格納する第1のテーブル手段と、
    自処理装置について発生するイベント及び該伝送媒体を介して受信するメッセージイベントに応答して第1のテーブル手段を参照し自処理装置に格納されるデータを収集して該送信先に送信する第1の処理手段と、
    統合されるデータの内訳を収集データのデータ名称ごとに分けて設定する第2のテーブル手段と、
    他の処理装置又は第1の処理手段から収集データを受信し第2のテーブル手段の設定に従って収集データを統合して処理装置内の要求元に渡す第2の処理手段とを有することを特徴とする分散情報を統合する処理装置。
  5. 該要求元は第1の処理手段であることを特徴とする請求項4記載の分散情報を統合する処理装置。
  6. 複数の処理装置が伝送媒体を介して互いに接続され一連の処理を分散して行う分散処理システムにおいて複数の処理装置に分散して格納される情報を統合する処理装置であって、
    統合されるデータの内訳を収集データのデータ名称ごとに分けて設定するテーブル手段と、
    他の処理装置によって収集された収集データを前記他の処理装置から受信し前記テーブル手段の設定に従って収集データを統合して自処理装置内の要求元に渡す処理手段とを有し、
    前記他の処理装置は、発生するイベントに対応して収集するデータの名称及び収集データの送信先を格納するテーブルを有し、自処理装置について発生するイベント及び該伝送媒体を介して受信するメッセージイベントに応答して自処理装置の有する前記テーブルを参照し自処理装置に格納されるデータを収集して該送信先の前記処理装置に送信することを特徴とする分散情報を統合する処理装置。
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