JPH06331752A - 地震データ収集システム - Google Patents

地震データ収集システム

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Publication number
JPH06331752A
JPH06331752A JP12383793A JP12383793A JPH06331752A JP H06331752 A JPH06331752 A JP H06331752A JP 12383793 A JP12383793 A JP 12383793A JP 12383793 A JP12383793 A JP 12383793A JP H06331752 A JPH06331752 A JP H06331752A
Authority
JP
Japan
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data
observation
station
earthquake
data collection
Prior art date
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Pending
Application number
JP12383793A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Moroi
孝文 諸井
Tomoshi Suga
知史 菅
Masamitsu Miyamura
正光 宮村
Mitsuharu Nakahara
光春 中原
Hiroaki Yamanaka
浩明 山中
Kenji Ueno
健治 上野
Hiroyoshi Yamatani
博愛 山谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP12383793A priority Critical patent/JPH06331752A/ja
Publication of JPH06331752A publication Critical patent/JPH06331752A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間で多数の観測局からの観測データを回
収し、地震発生の直後に、必要な情報を得るためのデー
タの処理を可能にする。 【構成】 観測局1で、ある設定された大きさ以上の地
震動を観測したときに、その観測データをパケットとし
てまとめ、これをパケット回線3を通じてデータ収集局
2へ送信し、データ収集局2でパケットを収集し、観測
データとして再構成する地震データの収集システムであ
り、パケット回線3を利用して観測データの送受信を行
うことによりデータ収集局2において短時間で多数の観
測局からの観測データを回収し、地震発生の直後に、必
要な情報を得るためのデータの処理を可能にするもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は観測局の地震計で記録
された地震動の内、ある大きさ以上の地震動の観測記録
を収集する、地震データ収集システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】多数の地
点に分散して設置される観測局の地震計で観測された地
震動の内、ある設定された大きさ以上の地震動の観測デ
ータをデータ収集局で収集する作業は従来、特開昭59-9
1386号のように公衆電話回線に接続した自動通報機能付
きの地震計を利用して行われている。
【0003】この自動通報機能付きの地震計を用いたデ
ータ収集方式は設定された大きさ(トリガーレベル)を
超えた地震動を地震計が検知したときに、その、ある継
続時間の観測データを一旦地震計内の記憶装置に保存
し、観測終了後に地震計がデータ収集局の収録装置に自
動で電話をかけ、モデム装置を利用して観測データをデ
ータ収集局へ送信し、データ収集局で回収するもので、
地震直後に観測記録の、最大振幅等の特定の情報を得る
ことが目的の場合には送信データ数が少なく、通信時間
も短時間で済むが、震度や周波数特性等、算出に地震動
の全データを必要とする情報を得るには、観測記録の全
データを送信しなければならないため1観測局当たりの
通話時間が長くなり、これはデータ量とデータの送受信
速度から数分程度になる。
【0004】観測局が多数ある場合、地震が発生した地
域内の各観測局はほぼ同時に地震を観測し、観測終了後
にデータ収集局へ電話をかけることになるが、回線が専
有されるため最初に電話が繋がった観測局以外の観測局
では繋がるまで繰り返し電話をかけることになる。この
ため全観測局で得られた観測データが回収されるまでに
は少なくとも通話時間と観測局数の積に相当する時間を
要し、データ収集局の電話回線は通常1本であるから、
1観測局当たりの通話時間が6分として10観測局で1時
間の計算になる。すなわち、被害の低減上、震度の分布
や地震被害の推定等は地震発生後直ちに知る必要がある
にも拘わらず、これらの情報を求める基礎となる波形デ
ータを回収し終わるまでには地震発生から1時間程度は
待たなければならない。
【0005】この発明は上記背景を踏まえてなされたも
ので、短時間で観測データを回収するシステムを新たに
提案しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では観測局とデー
タ収集局にパケット回線によって送受信を行う送受信部
を与え、パケット回線を利用して観測局からデータ収集
局への観測データの送信を行うことにより、データ収集
局において短時間で多数の観測局からの観測データを回
収し、地震発生の直後に、必要な情報を得るためのデー
タの処理を可能にする。
【0007】観測局ではある設定された大きさ以上の地
震動を観測したときに、その観測データをパケットとし
てまとめ、これをパケット回線を通じてデータ収集局へ
送信する。データ収集局では送られたパケットを収集
し、これを観測データとして再構成する。
【0008】観測データがパケット回線を経てデータ収
集局へ送られることにより回線の専有がなくなる結果、
データ収集局が公衆電話回線のように話し中になること
はなく、各観測局からはパケット単位で逐次観測データ
が送信され、データ収集局では各観測局からの観測デー
タが速やかに回収される。観測局は観測データを観測終
了後にまとめて送るのではなく、観測を継続しながら逐
次パケット毎に送るため、データ収集局では地震発生か
ら僅かな時間差で全観測局からの観測データが得られ、
短時間での、多数の観測局からの観測データの回収とそ
の処理作業が可能になる。
【0009】
【実施例】以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて
説明する。
【0010】この発明は図1に示すように観測局1で、
ある設定された大きさ以上の地震動を観測したときに、
その観測データをパケットとしてまとめ、これをパケッ
ト回線3を通じてデータ収集局2へ送信し、データ収集
局2でパケットを収集し、観測データとして再構成する
システムである。
【0011】観測局(地震計)1は図2に示すように計
測部4と制御部5及び送受信部6から構成され、計測部
4は更に地震動を検知するセンサ7と、観測波形を増幅
するアンプ8と、増幅された波形をデジタル信号に変換
するA/D変換器9とからなり、地震波の水平2成分と
上下成分の3成分の振動を計測し、そのデータをデジタ
ル値として制御部5へ送る。
【0012】制御部5は演算部(CPU)10と一時記憶
装置(RAM)11と時計部12を持ち、計測部4から送ら
れるデータを一時記憶装置11に一旦格納する一方、振動
が予め設定されたトリガーレベルを超えるか否かの、デ
ータのトリガー判定を逐次行い、トリガーレベルを超え
たときに一時記録装置11に格納されている、トリガーレ
ベルを超えた時点より振動の発生時まで遡った時間分の
データを含め、全データを送受信部6に送る。このと
き、時計部12から得られる時刻を基に、最初のデータの
時刻データも併せて送受信部6に送る。
【0013】送受信部6は制御部5と並行して処理を行
うために、実施例では独立した演算部(CPU)10と一
時記憶装置(RAM)11を持ち、パケット回線3を利用
するにはデータをパケット単位にまとめる必要があるこ
とから、制御部5から送られたデータを一時記憶装置11
に一旦蓄積する。パケット化に必要なデータ量が蓄積さ
れたところで、これらのデータにデータ収集局2の局番
号等のヘッダを付加し、パケットとしてパケット回線3
へ送出する。水平2成分と上下成分を 100ヘルツサンプ
リング(毎秒 100サンプルのデジタル化)し、2バイト
のデジタル化を行う一般的な地震計の例では、パケット
を1秒毎に送信すれば1パケットは約 600バイトの大き
さとなる。
【0014】データ収集局2は図3に示すように観測局
1から送られるパケットを受け取る送受信部6と、デー
タとして保存するデータ記憶装置13を持ち、各観測局1
からのパケットを各観測局1の各センサ7毎に一連の観
測データとして再構成し、このデータをハードディスク
等のデータ記憶装置13に保存する。また再構成されたデ
ータを逐次表示装置14に表示する、あるいは地震動の波
形データの処理をデータ処理装置15によって逐次行うこ
とにより、地震発生から僅かな時間差で多数の観測局1
の観測データを処理し、地震発生直後に震度の算出や地
震被害の推定等を行うことが可能になる。上記のサンプ
リングとデジタル化の例では発生から1秒遅れ程度で各
観測局1からの観測データを得ることができ、実質的に
リアルタイムの地震観測,波形処理が行える。
【0015】
【発明の効果】この発明は以上の通りであり、回線の専
有がないパケット回線を利用し、パケット単位で観測局
からデータ収集局への観測データの送信を行うものであ
るためデータ収集局では短時間で多数の観測局からの観
測データを回収することができ、地震発生から僅かな時
間差で必要な情報を得るためのデータの処理を行うこと
ができる。
【0016】また迅速に波形データを収集し、分析した
い場合、従来は地震計を専用電話回線でデータ収集局に
直結しなければならないが、本発明ではそれを要するこ
となく迅速なデータの収集が可能であり、また専用電話
回線の場合より利用コストも低減される。
【0017】更に公衆電話回線では観測局数が増える程
話し中の確率が高まり、データの回収に長時間を要する
ため1回線当たりの観測局数が限られるが、パケット回
線では受信側で論理多重チャンネルを用いることにより
送信データを錯綜させることなく観測網を拡大すること
ができる。論理多重チャンネルの使用による観測網の拡
大に要する費用は専用電話回線の場合より かに低く抑
えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本システムを示した概念図である。
【図2】観測局装置の構成例を示したブロック図であ
る。
【図3】データ収集局装置の構成例を示したブロック図
である。
【符号の説明】
1……観測局、2……データ収集局、3……パケット回
線、4……計測部、5……制御部、6……送受信部、7
……センサ、8……アンプ、9……A/D変換器、10…
…演算部、11……一時記憶装置、12……時計部、13……
データ記憶装置、14……表示装置、15……データ処理装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中原 光春 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 山中 浩明 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 上野 健治 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 山谷 博愛 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観測局で、ある設定された大きさ以上の
    地震動を観測したときに、その観測データをパケットと
    してまとめ、これをパケット回線を通じてデータ収集局
    へ送信し、データ収集局でパケットを収集し、観測デー
    タとして再構成する地震データ収集システム。
JP12383793A 1993-05-26 1993-05-26 地震データ収集システム Pending JPH06331752A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12383793A JPH06331752A (ja) 1993-05-26 1993-05-26 地震データ収集システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12383793A JPH06331752A (ja) 1993-05-26 1993-05-26 地震データ収集システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06331752A true JPH06331752A (ja) 1994-12-02

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ID=14870612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12383793A Pending JPH06331752A (ja) 1993-05-26 1993-05-26 地震データ収集システム

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970114