JP3801680B2 - 分散処理システムにおけるデータベースの情報収集システム - Google Patents

分散処理システムにおけるデータベースの情報収集システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分散化型コンピュータ処理システム(以下分散処理システムという)におけるデータベースの情報収集システムに係り、特に、分散処理システムの各処理部署(通信ネットワークに接続され、独立に情報処理を行うシステム、以下情報処理ステーションという)で構築されるデータベースを相互に収集・活用する情報収集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、小型コンピュータの性能向上と通信技術の向上に伴い、複数の小型コンピュータを通信回線で接続し、分散的な情報処理と、情報の交換とによって、従来の大型コンピュータによる集中処理以上の情報処理を行う分散処理システムが主流になりつつある。
【0003】
分散化処理システムは、通信ネットワークに接続された複数の情報処理ステーションが参加して一つの処理を行ったり、一つの情報処理ステーションが処理した結果を他の情報処理ステーションが共用したりすることができる。
【0004】
この分散処理システムによれば、従来の集中処理システムに比べて、システムの拡張・縮小、各ユーザーのニーズにあった処理等を容易に行え、システムを柔軟に変更・適応させることができる。また、通信ネットワークによって接続することにより、空間的な距離の制約をなくし、地理的に遠く離れた情報処理ステーションを取り込むことができる。
【0005】
上記分散処理システムの利点により、最近では日本あるいは世界の各地に複数の事業所を有する企業が分散処理システムを取り入れ、各事業所で独自の処理を行う一方、全社共通のデータについては通信ネットワークを介して互いにやり取りするようになった。
【0006】
この分散処理システムにおいて問題となるのはデータベースの情報である。つまり、データベースについては、地理的に遠く離れた情報処理ステーションが通信ネットワークによって接続されているため、共通のデータの他に、各情報処理ステーションが存在している場所や事情に応じて独自の情報を収集・処理する必要が生じるからである。
【0007】
たとえば、事業所が分散している企業では、本社は顧客情報を使用して売り上げ等の集計をするが、各事業所はむしろ顧客情報を使用して、各顧客との取引の進捗状況を管理したいことの方が多い。
【0008】
このような場合に、全社で使用するデータベースシステムに、本社と各事業所の全部が使用できるように種々のデータ項目、情報検索機能等を盛り込むと、データベースシステムの構成が複雑になり、実際には使用し難いデータベースシステムにならざるを得ない。
【0009】
このため、従来の分散処理システムにおけるデータベースシステムは、ハードウェア上の制限やシステムの構成上の制限等から、各情報処理ステーションにとっては不十分な機能のみを備えたものが大部分であった。
【0010】
この機能が不十分なデータベースシステムに対して従来は、全体で使用するデータベースシステムの他に、各情報処理ステーション(企業における事業所等)で独自のデータベースシステムを構築し、全体のシステムと独自に構築したシステム間で必要に応じてデータを抽出あるいは更新していた。
【0011】
また、従来の分散処理システムにおけるデータベースシステムでは、情報処理ステーション相互の情報の活用のために複雑な処理を行っていた。
【0012】
たとえば、所定の情報処理ステーションで収集した情報を他の情報処理ステーションで使用するためには、情報収集される側の情報処理ステーションと同一のデータベースを情報収集する側の情報処理ステーションに構築した上で、そのデータを貰わなければその情報を生かすことはできなかった。
【0013】
企業内のデータベースシステムの例で言えば、各事業所は、全社で共用しているデータベースの他に、独自のデータベースシステムを構築し、全社用データベースから共通データを独自のデータベースシステムに移し換え、独自の情報処理を行い、変更した共通データを定期的に全社用データベースに移し戻していた。
【0014】
一方、各事業所で独自に収集した情報を本社が活用したい場合には、本社は各事業所が構築したデータベースと同一のものを本社に設け、事業所からそのデータベースのデータを貰うようにしていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のデータベースシステムでは、各情報処理ステーションごとに重複した労力と時間がかかっていた。
【0016】
すなわち、各情報処理ステーションは、共通のデータベースシステムの他に独自にデータベースシステムを構築しなければならなかった。この場合、各情報処理ステーションは、独自に選択したリレーショナルデータベース用のソフトウェアを使用し、データ項目・表等の定義と、情報検索用プログラムの記述を別々に行っていた。このリレーショナルデータベース構築のため、各情報処理ステーションで多くの時間と労力を費やしていた。
【0017】
また、その使用に際しても、共用しているデータベースとの間で定期的にデータを移し換え等しなければならいので、操作が煩雑であった。
【0018】
データの移し換えミスによって、各情報処理ステーションと共通のデータベースシステムのデータの整合性を維持するのが困難であるという問題もあった。
【0019】
また、各情報処理ステーションで収集した有用な情報を他の情報処理ステーションで活用しようとする場合、その情報を他の情報処理ステーションでそのまま利用することができず、情報資源の無駄ともなっていた。
【0020】
つまり、情報収集する側の情報処理ステーションは、仕様的に統一されていない他の情報処理ステーションのデータベースと同一のデータベースを構築しなければならないので、複数の情報処理ステーションから情報を取り込んで自分のデータベース上で統一的に処理することが事実上できなかった。
【0021】
上記統一的なデータベースシステム上で各情報処理ステーションが独自の情報処理したい要求に対して、本願出願人は、複数のユーザーが使用するデータベースシステムにおいて、共通のデータベースに各ユーザーが独自のデータ項目や検索機能を自由に付加することができるセミカスタム・データベースシステムを先に提案した。
【0022】
このセミカスタム・データベースシステムは、共通のデータ項目の他に、各ユーザーが独自に名前を付けることができるデータ項目の枠(データを格納する容器)を予め用意し、ユーザーが自分が使用したいデータの項目名をデータディクショナリーという辞書に登録すると、そのデータ項目名に所定のデータ項目の枠を自動的に割り当てることができ、それ以降、引数機能を有するデータ処理システムにより、ユーザーが定義したデータ項目と共通のデータ項目とを同一のデータベース上で検索・加工等することができるようにしたものである。
【0023】
上記ユーザーが独自に定義したデータ項目は、共通のデータ項目のデータと全く同一のデータベース上で管理・検索等され、統一したデータベースとしてデータを取り扱うことができる。
【0024】
このため、上記セミカスタム・データベースシステムによれば、各ユーザーは独自にデータベースシステムを構築する必要がなく、独自のデータを収集・加工でき、また、データの移し換え等による共通のデータと独自のデータの整合を図る必要もない。したがって、各ユーザーが重複して費やしていた労力と時間を省くことができる。
【0025】
しかし、このセミカスタム・データベースシステムによっても、各情報処理ステーションで独自に収集した情報を他の情報処理ステーションで活用することについては未解決であった。
【0026】
このような場合として、企業において、各事業所で独自に収集した情報を、本社が活用したい場合等が挙げられる。
【0027】
このようなときに、本社が、簡単な操作によって各事業所で収集した情報を本社のデータベースに取り込むことができるようにすれば、構造がシンプルであって、かつ、情報の活用効率が高いデータベースシステムを得ることができる。
【0028】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、上記要求に対し、複数のユーザーが使用する分散処理システムにおけるデータベースシステムにおいて、一の情報処理ステーションが他の情報処理ステーションが収集したデータを簡単に自分のデータベースに取り込んで活用することができる情報収集システムを提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に係る分散処理システムにおけるデータベースの情報収集システムは、
共通のリレーショナルデータベース用ソフトウェアによって構築されたデータベースを有する複数の情報処理ステーションを通信ネットワークによって接続した分散処理システムにおいて、
前記分散処理システムの少なくとも一つの情報処理ステーションは、前記分散処理システムの各情報処理ステーションが収集しているデータ項目名、データ型、データ長を登録したデータ定義テーブルを有し、
情報収集する側の情報処理ステーションは、前記データ定義テーブルを参照してユーザーによって入力されたデータ項目と検索条件の少なくとも一つから前記データ項目あるいは検索条件あるいはその双方を含む検索命令を自動生成する検索項目・条件・命令設定手段と、前記検索項目・条件・命令設定手段によって設定された検索命令を情報収集される側の情報処理ステーションに電子メールで送信し、前記情報収集される側の情報処理ステーションから電子メールで返信データと処理命令とを受信する通信手段と、前記情報収集される側の情報処理ステーションからの返信データと処理命令を処理するデータ処理手段とを有し、
前記情報収集される側の情報処理ステーションは、前記情報収集する側の情報処理ステーションの通信手段が送信した前記検索命令を実行する検索命令実行手段と、前記検索命令実行手段によって検索された検索結果に対するデータベース化、ファイリング化、一次参照を含む処理命令をユーザーに設定させるデータ処理命令設定手段と、前記情報収集する側の情報処理ステーションの通信手段から前記検索命令を電子メールで受信して前記検索命令実行手段に出力し、前記検索命令実行手段によって検索された検索結果と前記データ処理命令設定手段によって設定されたデータ処理命令とを前記情報収集する側の情報処理ステーションに電子メールで返信する通信手段と、を有している
ことを特徴とする。
【0030】
本願請求項2に係る分散処理システムにおけるデータベースの情報収集システムは、前記請求項1の情報収集システムにおいて、
前記情報処理ステーションで稼働している共通のデータベースは、共通のデータ項目と、ユーザーが独自に名前を付けることができるデータ項目の枠と、ユーザーが定義したデータ項目名と既定のデータ項目とを対照させて登録するデータディクショナリーと、引数機能により共通のデータ項目とユーザーが定義したデータ項目とを同一のデータベース上で取り扱うデータ処理システムとを有するセミカスタム・データベースシステムであることを特徴とするものである。
【0032】
本願請求項に係る分散処理システムにおけるデータベースの情報収集システムは、前記請求項1または2の情報収集システムにおいて、
前記情報収集する側の情報処理ステーションは、検索項目と検索条件と検索命令とを含む電子メールを送付することができる複数の情報処理ステーションを登録した配信テーブルを備えていることを特徴とするものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による「分散処理システムにおけるデータベースの情報収集システム」の一実施形態について以下に説明する。なお、本発明の情報収集システムは、分散処理を行うすべてのデータベースシステムに適用可能であるが、理解容易のために以下の実施形態では企業内のデータベースシステムを例にとり、本社が各営業所で収集した情報を収集する場合のシステムについて説明する。
【0034】
図1は、本願発明の構成とその処理の流れを概念的に示したものである。
図1において、本社情報処理ステーション1と営業店情報処理ステーション2は通信ネットワーク(単一の通信回線の場合を含む)によって接続されている。
【0035】
本社情報処理ステーション1と営業店情報処理ステーション2はともに、同一リレーショナルデータベース用ソフトウェアによって構築したデータベースシステムを稼働させており、好ましくは本願出願人が先に開発したセミカスタム・データベースシステムを稼働させているとする。
【0036】
本社が営業店の情報を収集しようとするときは、最初に本社情報処理ステーション1によって収集しようとするデータ項目とその検索条件を設定する(ステップS100)。図1では、顧客の口座情報を検索する検索条件設定の画面を例示しており、ユーザーは空欄部分に基準年月、売買損、評価損等の数値を入力すれば、検索すべきデータの条件が設定される。
【0037】
データ項目と検索条件が設定されると、本社情報処理ステーション1は、データ項目と検索条件に基づいてデータベースを検索せよという実行命令(EXE)を自動的に作成する(ステップS110)。
【0038】
続いて、本社情報処理ステーション1は、上記データ項目と検索条件と実行命令とを含む電子メール3をユーザーが指定する営業店の営業店情報処理ステーション2へ送る(ステップS120)。
【0039】
データ項目と検索条件と実行命令とを含む電子メール3を受け取った営業店の営業店情報処理ステーション2は、電子メール3を開封し(ステップS130)、電子メール3の内容を確認する(ステップS140)。図1の例では、電子メール3の内容は画面に表示され、96年4月基準、売買損100万以上、評価損100万以上の口座情報を検索する旨をユーザーに確認させる。
【0040】
上記検索情報と検索条件が確認されると、営業店の営業店情報処理ステーション2は、電子メール3に含まれた実行命令を実行し、データベースを操作するアプリケーションソフトウェア(APL)を起動し(ステップS150)、「顧客属性」、「取引明細」、「取引状況」等のデータベースを検索し、検索結果を応答画面として表示装置の画面に出力する(ステップS160)。
【0041】
ユーザーによる検索結果の確認後、営業店情報処理ステーション2は、ユーザーの返信操作により、検索結果とデータベース化等の実行命令とを含む電子メール4を本社の本社情報処理ステーション1に返送する(ステップS170)。
【0042】
上記検索結果とデータベース化等の実行命令とを含む電子メール4を受け取った本社の本社情報処理ステーション1は、電子メール4を開封することにより(ステップS180)、電子メール4に含まれるデータベース化、ファイリング化、一時参照等の命令を実行する(ステップS190,S200,S210)。
【0043】
データベース化(ステップS190)は、検索されたデータを本社のデータベースとして取り込む操作(インポート)であり、この操作により本社に営業店と同様の「顧客属性」、「取引明細」、「取引状況」等のデータベースが形成され、それらを使用して情報の検索・加工を行うことができるようになる。
【0044】
また、ファイリング化(ステップS200)は、検索結果をファイルとして保存する操作であり、この操作により、検索結果がファイルとして保存され、業務管理の報告書等に利用される。
【0045】
一時参照(ステップS210)は、検索結果を参照可能に表示する操作であり、この処理により、ユーザーは検索結果を判断し、データとして活用するか否か、あるいはその活用方法等について決定することができる。
【0046】
以上が、本発明の情報収集システムによる情報収集の一連の処理の流れであったが、次に本発明による情報収集システムを構成、作用、効果の面から説明する。
【0047】
図2は、本発明の情報収集システムの構成とその作用・効果を概念的に示したブロック図である。
【0048】
図2において、一つの通信ネットワーク10に複数の情報処理ステーション11,12,13が接続されているとする。情報処理ステーション11,12,13は、それぞれ異なる種類の情報を収集し、別々にデータベースを構築している。
【0049】
図の例では、情報処理ステーション11は、データ項目A,B,C,…についてデータベース14を有しており、情報処理ステーション12は、データ項目ア,イ,ウ,…についてデータベース15を有している。同様に情報処理ステーション13は、別のデータベースを有している。
【0050】
今、情報処理ステーション11が、情報処理ステーション12のデータベース15の情報を取り込んで情報処理を行う場合について考える。
【0051】
この場合、情報処理ステーション11は、情報処理ステーション12のデータベース15のデータ項目、データ型等データの属性を予め知っていることが必要となる。好ましくは、本発明の情報収集システムを稼働させる分散処理システムは、どの情報処理ステーションがどんなデータを収集しているか(データ項目名)、および各データのデータ長、データ型等のデータ属性を登録したデータ定義テーブル16を備えているようにする。
【0052】
情報を収集する側の情報処理ステーション11は、通信手段17と、検索項目・検索・命令設定手段18と、データ処理手段19とを有している。一方、情報を収集される側の情報処理ステーション12は、通信手段20と、検索命令実行手段21と、データ処理命令設定手段22とを有している。上記諸手段18,19,21,22は、好ましくはソフトウェアプログラムによって制御され、それぞれの処理を行うコンピュータである。
【0053】
情報処理ステーション11が情報処理ステーション12から情報を取得するには、情報処理ステーション11は、検索項目・検索・命令設定手段18により、前述したように欲しいデータの項目、条件および検索命令を設定し、設定内容を通信手段17へ送り、通信手段17によってこれを電子メールとして情報処理ステーション12へ送る。
【0054】
上記電子メールを通信手段20によって受け取った情報処理ステーション12は、検索命令実行手段21によってそのデータベース15からデータ項目ア、イ、ウ、…を検索し、この検索結果と、データ処理命令設定手段22によって設定したデータ処理命令とを通信手段20へ送り、通信手段20によってこれを電子メールとして情報処理ステーション11へ返送する。なお、データ処理命令とは、データをデータベース化、ファイリング化等する処理命令であって、ユーザーによって自由に設定することができるものである。
【0055】
上記情報処理ステーション12から返送された電子メールを受け取った情報処理ステーション11は、データ処理手段19によってデータを処理し、自分の情報として活用する。
【0056】
図2の例では、情報処理ステーション11は、情報処理ステーション12からデータ項目ア、イ、ウ、…を取得し、これらのデータをデータベース化し、自分のデータベース14に取り込んでデータ項目A,B,C,…,ア,イ,ウ,…を含むデータベース23を活用して種々の情報処理を行うことができるようになる。
【0057】
情報処理ステーション11が複数の情報処理ステーションから情報を収集する場合も全く同じである。ただし、この場合、各情報処理ステーション11は、好ましくは通信先を登録した配信テーブルを備え、その配信テーブル上の複数の情報処理ステーションを指定することにより、同一の検索項目・検索条件を含む電子メールが一度に指定された複数の情報処理ステーションへ送られ、同一のデータ項目・検索条件の情報を同時に収集できるようにする。
【0058】
本発明の情報収集システムによれば、分散処理システムにおいて、各情報処理ステーションで分散的に情報収集を行い、使用に際しては必要に応じて他の情報処理ステーションで収集した情報を自由に取り込んで情報を活用することができる。
【0059】
すなわち、本発明の「分散処理システムにおけるデータベースの情報収集システム」によれば、分散処理システムに接続された各情報処理ステーションは別々のデータベースを構築する必要がなく、また、他の情報処理ステーションの情報を自分のデータベースに簡単に取り込むことができるようになる。
【0060】
特に、本願出願人が先に提案したセミカスタム・データベースシステムを利用して、各情報処理ステーションがセミカスタム・データベースシステムを稼働させているシステムでは、共通のデータ項目に、各情報処理ステーションが独自のデータ項目を付加でき、かつ、他の情報処理ステーションが独自に収集した情報を簡単に自分のデータベースに取り込んで活用することができる。
【0061】
これにより、共通のデータ項目を必要なものに絞り、この共通のデータ項目に各情報処理ステーション各自必要なデータ項目を設定してそれぞれに適したデータベースを使用でき、かつ、必要に応じて他の情報処理ステーションの情報を取り込んで活用することができる。これにより、各自でデータベースを構築する無駄を省き、かつ、データの入れ換えを行うことなく各自のデータベースで常に最新の共通データを使用することができる。
【0062】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の「分散処理システムにおけるデータベースの情報収集システム」によれば、一つの情報処理ステーションが他の情報処理ステーションの情報を容易に取り込んで、自分のデータベースとして活用することができる。これにより、従来他の情報処理ステーションの情報を入手するために、その情報処理ステーションと同一のデータベースを構築し、データを貰っていたのに比べ、同一のデータベースを構築する手間を省け、かつ、取得したデータを統一的なデータベース上で処理でき、十分な情報処理を行うことができる。
【0063】
特に、本願出願人が先に提案したセミカスタム・データベースシステムを稼働させた情報収集システムでは、共通のデータ項目を必要十分なものに限定し、その共通のデータ項目に各情報処理ステーションが独自のデータ項目を追加し、それぞれに適したデータベースシステムとして使用でき、かつ、他の情報処理ステーションが収集した情報を自分のデータベース内に取り込み、同一のデータベース上で情報処理することができる。これによれば、各情報処理ステーションが独自にデータベースを構築・メンテナンスする必要がなく、シンプルなデータベースでありながら、各情報処理ステーションはそれぞれに適したデータベースを使用することができる。しかも、各情報処理ステーションは、共通データについてデータの整合性を維持するための労力を払うことなく、常に最新なデータを共用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による「分散処理システムにおけるデータベースの情報収集システム」の処理の流れを示したブロック図。
【図2】本発明による「分散処理システムにおけるデータベースの情報収集システム」の構成と作用・効果を概念的に示したブロック図。
【符号の説明】
1 本社情報処理ステーション
2 営業店情報処理ステーション
3 データ項目と検索条件と実行命令とを含む電子メール
4 検索結果とデータベース化等の実行命令とを含む電子メール
10 通信ネットワーク
11 情報処理ステーション
12 情報処理ステーション
13 情報処理ステーション
14 データベース
15 データベース
16 データベース
17 通信手段
18 検索項目・検索・命令設定手段
19 データ処理手段
20 通信手段
21 検索命令実行手段
22 データ処理命令設定手段
23 データベース

Claims (3)

  1. 共通のリレーショナルデータベース用ソフトウェアによって構築されたデータベースを有する複数の情報処理ステーションを通信ネットワークによって接続した分散処理システムにおいて、
    前記分散処理システムの少なくとも一つの情報処理ステーションは、前記分散処理システムの各情報処理ステーションが収集しているデータ項目名、データ型、データ長を登録したデータ定義テーブルを有し、
    情報収集する側の情報処理ステーションは、前記データ定義テーブルを参照してユーザーによって入力されたデータ項目と検索条件の少なくとも一つから前記データ項目あるいは検索条件あるいはその双方を含む検索命令を自動生成する検索項目・条件・命令設定手段と、前記検索項目・条件・命令設定手段によって設定された検索命令を情報収集される側の情報処理ステーションに電子メールで送信し、前記情報収集される側の情報処理ステーションから電子メールで返信データと処理命令とを受信する通信手段と、前記情報収集される側の情報処理ステーションからの返信データと処理命令を処理するデータ処理手段とを有し、
    前記情報収集される側の情報処理ステーションは、前記情報収集する側の情報処理ステーションの通信手段が送信した前記検索命令を実行する検索命令実行手段と、前記検索命令実行手段によって検索された検索結果に対するデータベース化、ファイリング化、一次参照を含む処理命令をユーザーに設定させるデータ処理命令設定手段と、前記情報収集する側の情報処理ステーションの通信手段から前記検索命令を電子メールで受信して前記検索命令実行手段に出力し、前記検索命令実行手段によって検索された検索結果と前記データ処理命令設定手段によって設定されたデータ処理命令とを前記情報収集する側の情報処理ステーションに電子メールで返信する通信手段と、を有している
    ことを特徴とする分散処理システムにおけるデータベースの情報収集システム。
  2. 前記情報処理ステーションが有するリレーショナルデータベースは、共通のデータ項目と、ユーザーが独自に名前を付けることができるデータ項目の枠と、ユーザーが定義したデータ項目名と既定のデータ項目とを対照させて登録するデータディクショナリーと、引数機能により共通のデータ項目とユーザーが定義したデータ項目とを同一のデータベース上で取り扱うデータ処理システムとを有するセミカスタム・データベースシステムであることを特徴とする請求項1に記載の分散処理システムにおけるデータベースの情報収集システム。
  3. 前記情報収集する側の情報処理ステーションは、検索項目と検索条件と検索命令とを含む電子メールを送付することができる複数の情報処理ステーションを登録した配信テーブルを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の分散処理システムにおけるデータベースの情報収集システム。
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