JP3882827B2 - クロレラ食品 - Google Patents
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株式会社京都栄養化学研究所製造の焙煎玄米胚芽は、酒米(品種:山田錦)の胚芽をガス火力で焙煎し、水分含量5.3%とした後、粉砕し、100メッシュパス品を得ることにより、焙煎玄米胚芽粉末を製造した。
製造例1で製造した焙煎玄米胚芽粉末100重量部に対して、水30重量部を加え、水分含量を27%に調整した。この水分含量を調整した混合物をセラミック摩砕機で摩砕した後、110℃で乾燥した。この乾燥物を粉砕し、粉末状の焙煎玄米胚芽挽臼式粉砕機処理物を得た。
日本製粉株式会社製造の小麦胚芽(国内産小麦の胚芽)をガス火力で焙煎し、水分含量3.3%とした後、100メッシュパス品を得ることにより、焙煎小麦胚芽粉末を製造した。
製造例3で製造した焙煎小麦胚芽粉末100重量部に対して、水30重量部を加え、水分含量を26%に調整した。この水分含量を調整した混合物をセラミック摩砕機で摩砕した後、110℃で乾燥した。この乾燥物を粉砕し、粉末状の焙煎小麦胚芽挽臼式粉砕機処理物を得た。
クロレラに対して、製造例1で得られた焙煎玄米胚芽粉末を1.0重量%添加したクロレラ食品の風味をパネリスト5名により評価した結果、藻類臭はかなり軽減され、また藻類の味もかなり軽減され、風味を改善することができた。
クロレラに対して、製造例2で得られた焙煎玄米胚芽挽臼式粉砕処理物を1.0重量%添加したクロレラ食品の風味をパネリスト5名により評価した結果、実施例1と同様に風味を改善することができた。
クロレラに対して、製造例3で得られた焙煎小麦胚芽粉末を1.0重量%添加したクロレラ食品の風味をパネリスト5名により評価した結果、藻類臭はかなり軽減され、また藻類の味もかなり軽減され、風味を改善することができた。
クロレラに対して、製造例4で得られた焙煎小麦胚芽挽臼式粉砕処理物を1.0重量%添加したクロレラ食品の風味をパネリスト5名により評価した結果、実施例1と同様に風味を改善することができた。
クロレラに対して、製造例1で得られた焙煎玄米胚芽粉末を20.0重量%添加したクロレラ食品の風味をパネリスト5名により評価した結果、藻類特有のまずさはなく、また極弱い胚芽臭があるものの、藻類臭がなく食べやすくなり、風味を改善することができた。
クロレラに対して、製造例1で得られた焙煎玄米胚芽粉末を40.0重量%添加したクロレラ食品の風味をパネリスト5名により評価した結果、胚芽食品の味が強くなり、胚芽臭が若干発生したが、風味を改善することができた。
クロレラそのものについて、パネリスト5名により評価した結果、藻類臭が強く、また藻類の味が強くて食べ難いということが確認された。
クロレラに対して、製造例1で得られた焙煎玄米胚芽粉末を0.5重量%添加したクロレラ食品の風味をパネリスト5名により評価した結果、藻類臭があり、藻類の味が強く食べ難く、風味の改善は不充分であった。
クロレラに対して、製造例1で得られた焙煎玄米胚芽粉末を1.0重量%添加したクロレラ食品に桂皮末0.1重量%添加し、その風味をパネリスト5名により評価した結果、藻類臭および藻類の味は殆どなく、食べやすいものとなり、その風味を改善することができた。
クロレラに対して、製造例1で得られた焙煎玄米胚芽粉末を1.0重量%添加したクロレラ食品に桂皮末1.0重量%添加し、その風味をパネリスト5名により評価した結果、食べやすいものとなり、その風味を改善することができた。
クロレラに対して、製造例1で得られた焙煎玄米胚芽粉末を1.0重量%添加したクロレラ食品に桂皮末5.0重量%添加し、その風味をパネリスト5名により評価した結果、桂皮臭が発生したが、食べやすいものとなり、その風味を改善することができた。
クロレラに対して、製造例1で得られた焙煎玄米胚芽粉末を20.0重量%添加したクロレラ食品に桂皮末0.4重量%添加し、その風味をパネリスト5名により評価した結果、藻類臭および味がなく、食べやすいものとなり、その風味を改善することができた。
クロレラに対して、製造例1で得られた焙煎玄米胚芽粉末を40.0重量%添加したクロレラ食品に桂皮末0.1重量%添加し、その風味をパネリスト5名により評価した結果、胚芽臭が軽減され、食べやすいものとなり、その風味を改善することができた。
クロレラに対して、製造例1で得られた焙煎玄米胚芽粉末を40.0重量%添加したクロレラ食品に桂皮末1.0重量%添加し、その風味をパネリスト5名により評価した結果、胚芽臭が殆ど消失し、食べやすいものとなり、その風味を改善することができた。
クロレラに対して、製造例1で得られた焙煎玄米胚芽粉末を40.0重量%添加したクロレラ食品に桂皮末5.0重量%添加し、その風味をパネリスト5名により評価した結果、桂皮臭が発生したが、食べやすいものとなり、その風味を改善することができた。
クロレラに対して、桂皮末5.0重量%を添加し、その風味をパネリスト5名により評価した結果、藻類臭および味が強く、桂皮の効果は認められなかった。
クロレラに対して、製造例1で得られた焙煎玄米胚芽粉末を1.0重量%添加したクロレラ食品に桂皮末0.1重量%添加したクロレラ含有食品100gをビーカーに入れ、バインダーとしてのキサンタンガムを溶かした水溶液100mlを加え、撹拌した。これを篩に通して造粒後、ステンレスのトレーに広げ、115℃で一夜乾燥し、造粒前後の色調およびフェオフォルバイトの含有量を測定した。造粒前には綺麗な緑色を示していたが、造粒後は僅かに黒変した程度であり、造粒後のフェオフォルバイトの含有量は40.11mg%であった。
クロレラに対して、製造例1で得られた焙煎玄米胚芽粉末を20.0重量%添加したクロレラ食品に桂皮末0.4重量%添加したクロレラ含有食品100gをビーカーに入れ、バインダーとしてのキサンタンガムを溶かした水溶液100mlを加え、撹拌した。これを篩に通して造粒後、ステンレスのトレーに広げ、115℃で一夜乾燥し、造粒前後の色調およびフェオフォルバイトの含有量を測定した。造粒前には綺麗な緑色を示していたが、造粒後は僅かに黒変した程度であり、造粒後のフェオフォルバイトの含有量は18.00mg%であった。
クロレラ100gをビーカーに入れ、バインダーとしてのキサンタンガムを溶かした水溶液100mlを加え、撹拌した。これを篩に通して造粒後、ステンレスのトレーに広げ、115℃で一夜乾燥し、造粒前後の色調およびフェオフォルバイトの含有量を測定した。造粒前には綺麗な緑色を示していたが、造粒後は緑色が黒変し、造粒後のフェオフォルバイトの含有量は45.81mg%であった。
クロレラに製造例1で得られた焙煎玄米胚芽粉末20.0重量%、桂皮末0.4重量%を加え、撹拌、混合した。この混合物は、クロレラ風味が改善され食べやすいものとなった。この混合物30kgを、吹き上げ造粒機により、バインダーとしてキサンタンガムを使用して顆粒を製造した。この顆粒は、造粒前に比べ更に風味が改善され、食べやすくなっていた。また、色調も僅かに黒変している程度で、フェオフォルバイトの著しい上昇はなかった。
クロレラに製造例2で得られた焙煎玄米胚芽挽臼式粉砕機処理物1.0重量%、桂皮末0.1重量%を加え、撹拌、混合した。この混合物は、クロレラ風味が改善され食べやすいものとなった。この混合物30kgを、吹き上げ造粒機により、バインダーとしてキサンタンガムを使用して顆粒を製造した。この顆粒は、造粒前に比べ更に風味が改善され、食べやすくなっていた。また、色調も僅かに黒変している程度で、フェオフォルバイトの著しい上昇はなかった。これを打錠機にて成型し、200mgの円形の錠菓を製造した。
クロレラに製造例3で得られた焙煎小麦胚芽粉末40.0重量%、桂皮末1.0重量%を加え、撹拌、混合した。この混合物は、クロレラ風味が改善され食べやすいものとなった。この混合物30kgを、吹き上げ造粒機により、バインダーとしてキサンタンガムを使用して顆粒を製造した。この顆粒は、造粒前に比べ更に風味が改善され、食べやすくなっていた。また、色調も僅かに黒変している程度で、フェオフォルバイトの著しい上昇はなかった。
クロレラに製造例4で得られた焙煎小麦胚芽挽臼式粉砕機処理物1.0重量%、桂皮末0.1重量%を加え、撹拌、混合した。この混合物は、クロレラ風味が改善され食べやすいものとなった。これを打錠機にて成型し、200mgの円形の錠菓を製造した。また、打錠する前の混合物30kgを、吹き上げ造粒機により、バインダーとしてキサンタンガムを使用して顆粒を製造した。この顆粒は、造粒前に比べ更に風味が改善され、食べやすくなっていた。また、色調も僅かに黒変している程度で、フェオフォルバイトの著しい上昇はなかった。
Claims (3)
- クロレラと焙煎玄米胚芽の粉末及び焙煎小麦胚芽の粉末のいずれか1種とからなり、クロレラに対して前記粉末を1重量%〜40重量%添加することを特徴とするクロレラ食品。
- 請求項1に記載のクロレラ食品に桂皮末を0.1重量%〜5.0重量%添加することを特徴とするクロレラ含有食品。
- 請求項1に記載のクロレラ食品または請求項2に記載のクロレラ含有食品を造粒してなることを特徴とするクロレラ含有顆粒。
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