JP3881703B2 - 抄紙機へ適用する織物様外側表面を有している樹脂含浸ベルト - Google Patents
抄紙機へ適用する織物様外側表面を有している樹脂含浸ベルト Download PDFInfo
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Description
【0001】
(発明の属する技術分野)
本発明は原料の巻取り紙から、より詳しくは抄紙機上で紙生産中に処理されている繊維質巻取り紙から水分を抽出する機構に関する。明確には、本発明は織物様の外側表面を持っており且つ抄紙機上のシュータイプの長尺ニッププレス用に設計された樹脂含浸エンドレスベルト構造を製造する方法、及びその方法に従って製造されたベルト構造である。
【0002】
(従来の技術)
製紙工程中に、セルローズ繊維の繊維質巻取り紙は抄紙機の形成部において繊維性スラリーをその上に沈殿させることにより形成抄き網上に形成される。多量の水分が形成部においてスラリーから排出され、その後新しく形成された巻取り紙はプレス部に導かれる。プレス部は繊維質巻取り紙がそこから水分を除去するために加えられる圧縮力を受ける、一連のプレスニップを含んでいる。最後に巻取り紙はその周りに巻取り紙が案内される加熱された乾燥機ドラムを含む乾燥部に導かれる。加熱された乾燥機ドラムは紙製品を産出するのに望ましいレベルにまで蒸発によって巻取り紙の含水量を減少させる。
【0003】
高騰するエネルギー価格は巻取り紙が乾燥機部に入る前にできるだけ多くの水分を除去することがますます望まれるようになっている。乾燥機ドラムは屡々蒸気によって内部から加熱されているので、蒸気生産に掛かる費用は、特に多量の水分を巻取り紙から除く必要がある時にはかなりのものになり得る。
【0004】
従来は、プレス部は隣接する円筒形プレスローラーの対によって形成される一連のニップを含んでいた。近年は、シュータイプの長尺プレスニップの使用が隣接するプレスローラーの対により形成されるニップの使用よりも有利であることが見出されている。これはより長い時間巻取り紙がニップ中で圧力を受けることが出来、より多くの水分がそこから除かれることが出来、且つ従ってより少ない水分が乾燥機部で蒸発による除去のために巻取り紙中に残るであろうことによる。
【0005】
本発明はシュータイプの長尺ニッププレスに関する。この種の長尺ニッププレスでは、ニップは円筒形プレスローラーとアーチ形圧力シューの間で形成される。後者は円筒形プレスローラーのそれに近い曲率半径を持っている円筒状に凹んだ表面を持つ。ローラーとシューが互いに物理的に近接する関係になった時には、機械方向、即ち巻取り紙が抄紙機を通って移動する方向に、二つのプレスローラーの間に形成されるものよりも5乃至10倍長くできるニップが形成される。長尺ニップは従来の2ローラープレスにおけるそれよりも5乃至10倍長いから、長尺ニップ中の繊維質巻取り紙の所謂滞留時間は2ローラープレスで用いられるプレス力で平方インチ当たり同じレベルの圧力の下ではそれに対応して長くなる。この新しい長尺ニップ技術の結果は抄紙機上の従来のニップと比較した時に長尺ニップ中の繊維質巻取り紙の脱水の劇的な増加であった。
【0006】
シュータイプの長尺ニッププレスは米国特許No.5,238,537で示されるような特殊なベルトを必要とする。このベルトは固定された圧力シューの上の直接滑り接触から結果するであろう加速された摩耗から繊維質巻取り紙を支持し、搬送し且つ脱水するプレス布を保護するように設計される。斯かるベルトは潤滑油膜で固定されたシューの上に乗る、又は滑る、滑らかで不透性の内側表面を備えねばならない。ベルトはプレス布と略同じ速度でニップを通って動く、それによりプレス布はベルトの表面に対して最小量の擦りで済む。
【0007】
米国特許No.5,238,537で示される種類のベルトはエンドレスループの形をとる織られた基礎布に合成重合樹脂を含浸させることにより作られる。なるべくなら、樹脂は少なくともベルトの内側表面にある予め決められた厚さのコーティングを形作り、それで基礎布が織られている糸は長尺ニッププレスのアーチ形圧力シュー部品との直接接触から保護される。潤滑されたシューの上を容易に滑り且つプレス布や繊維質巻取り紙を汚染するどんな潤滑油もベルトの構造に浸透するのを防ぐことは明らかに滑らかで不透性の表面を持たねばならないこのコーティングである。
【0008】
米国特許No.5,238,537で示されるベルトの基礎布は一重又は多層織に単繊維糸から織られており、又含浸材が織物に完全に含浸するのを許すように充分に粗く織られている。これは最終ベルトにどんな隙間を形成する可能性も除去する。斯かる隙間はベルトとシューの間に使用される潤滑油がベルトを通過して且つプレス布や繊維質巻取り紙を汚染することを許すかも知れない。基礎布は平織であって続いてエンドレスの形に継ぎ合わされるか、又は筒状の形にエンドレス織りされてもよい。
【0009】
含浸材が固形状態に硬化されるとき、それは硬化した含浸材が基礎布の糸を取巻くように、機械的噛み合わせによって基礎布に先ず結合される。更に、硬化した含浸材と基礎布の糸の材質との間にある種の化学結合又は接着があるかも知れない。
【0010】
米国特許No.5,238,537で示されるもののようなそれらが取付けられる長尺ニッププレスのサイズの条件に依存している長尺ニッププレスベルトは、それらエンドレスループの形の周りを縦に測って、略13乃至35フィート(近似的に4乃至11メートル)の長さ、及びそれらの形を横に測って、略100乃至450インチ(近似的に250乃至1125センチメートル)の幅を有する。斯かるベルトの製造は基礎布が合成重合樹脂の含浸に先だってエンドレスであると云う必要条件によって複雑にされることは理解されるであろう。
【0011】
その内側表面ばかりでなく外側表面にもある予め決められた厚さの樹脂コーティングを持つベルトを提供することは屡々望ましい。ベルトの両側のコーティングによって、その織られた基礎布はベルトの曲げの中性軸に例え一致しなくても、より近付くであろう。斯かる情況で、ベルトが抄紙機上のローラー又は類似物の周りを通過の際に曲げられる時に起る内部応力がコーティングをベルトのどちらの側からか剥がすことを少なくするであろう。
【0012】
更に、ベルトの外側表面がある予め決められた厚さの樹脂コーティングを持つ場合、それは織られた基礎布のどの部分も露出させずにその表面上に溝、盲穴又はその他の空洞を形成することを可能にする。これらの特徴はプレスニップ中の巻取り紙からプレスされた水の一時的貯蔵を提供する。
【0013】
斯かる溝又は盲穴は樹脂コーティングの硬化に続く別の製造段階で彫り込み又は穴明けにより通常作製されることは理解されるであろう。
【0014】
本発明はこの独特な問題、即ち、これらの外側表面上に溝、盲穴及び同様な形の空隙容量を有している樹脂含浸エンドレスベルト構造を製造する従来技術の方法を特徴付ける、別の製造段階の必要性に対する一つの解答を与える。
【0015】
(発明の概要)
従って、本発明の目的はプレスニップ中の巻取り紙からプレスされた水の一時的貯蔵のための空隙容量を持つベルト構造の外側表面を備えた、織物様外側表面を有している樹脂含浸エンドレスベルト構造を製造する方法を提供するにある。織物様外側表面は従来技術の溝、盲穴及び同様なものを越えた改良を表現している。
【0016】
それ故、本発明は樹脂含浸エンドレスベルト構造を製造する方法、及び水、油及びその他の流体に不透性で、且つ巻取り紙からプレスされた水の一時的貯蔵のための多数のギザギザを持つ織物様外側表面を有しているエンドレスベルトが望ましい、抄紙工程で使用のための上記方法の結果としての製品である。
【0017】
本方法の第一の実施例では、内側と外側を有していて、エンドレスで重合樹脂材料浸透性のある基礎構造が支持構造の周りに置かれる。支持構造は織物様表面を持ち、又基礎構造を、その縦方向の張力下で設置するように適合させられる。“織物様”表面は互いに分離した別個の多数の突起要素を持つ。支持構造は一つの円筒形心棒か又は一対の搬送ローラーかのどちらでもよい。
【0018】
支持構造上にある間に、基礎構造は重合樹脂材料で完全に含浸させられる。重合樹脂材料は、基礎構造の外側の上に施工され、そして支持構造の織物様表面に接触し且つ基礎構造の内側上の重合樹脂材料に織物様表面の押印を与えるべくそこを完全に通過する。重合樹脂材料は又基礎構造の外側に一つの層も形成する。重合樹脂材料はそこで硬化させられ滑らかで一様な表面をそれに与えるよう研磨され、得られたベルトは支持構造から外される。ベルトは最後にベルトの外側に支持構造の織物様表面の押印が位置するよう内側を外にひっくり返される。
【0019】
本方法の第二の実施例では、内側と外側を有していて、エンドレスで重合樹脂材料浸透性のある基礎構造は支持構造の周りに置かれる。この実施例では、支持構造は滑らかで研磨された表面を持ち、又基礎構造を、その縦方向の張力下で設置するように適合させられる。支持構造は一つの円筒形心棒か又は一対の搬送ローラーかのどちらでもよい。
【0020】
支持構造上にある間に、基礎構造は重合樹脂材料で完全に含浸させられる。重合樹脂材料は、基礎構造の外側の上に施工され、そこを通って支持構造の滑らかで研磨された表面に接触するべく完全に通過し、且つ基礎構造の外側に一つの層も形成する。重合樹脂材料はそこで硬化させられ滑らかで一様な表面をそれに与えるよう研磨される。
【0021】
今一つの側にコートされた基礎構造はそこで支持構造から外され;その内側表面にコーティングが来るよう裏返され(内側を外にひっくり返す);そして支持構造の周りに据付けられる。重合樹脂材料が基礎構造の上に施工され、そこに一つの層を形成する。織られた布ベルトのような織物様表面を有している媒材が基礎構造の外側上の重合樹脂材料の層に対応する織物様表面を押印するのにそこで使用される。
【0022】
重合樹脂材料はそこで硬化させられ、そして得られたベルトは支持構造から外される。
【0023】
結局何れの方法に従って製造された時でも、製品のベルトは外側と内側を有しているエンドレスループの形の基礎構造より成る。重合樹脂材料は基礎構造に含浸して基礎構造に油及び水のような流体に対する不透性を与える。重合樹脂材料は又基礎構造の内側の上に内層を形成する。内層は滑らかな表面を持つ。基礎構造の外側の上には、重合樹脂材料は織物様表面を持っている支持構造によるか又は斯かる表面を持っているベルトによるかのどちらかで、その上に押印された織物様表面を持つ外層を形成する。
【0024】
本発明の幾つかの実施例が今、より完全な詳細を説明するであろう。以下の記述において、すぐ後で確認される図面類を屡々参照するであろう。
【0025】
(好ましい実施例の詳細説明)
抄紙機で紙生産中に加工されている繊維質巻取り紙を脱水する長尺ニッププレスが図1で側断面図で示されている。プレスニップ10は滑らかな円筒形プレスローラー12とアーチ形圧力シュー14により規定される。アーチ形圧力シュー14は円筒形プレスローラー12と略同じ曲率半径を持つ。円筒形プレスローラー12とアーチ形圧力シュー14の間の距離はニップ10の荷重を制御するためアーチ形圧力シュー14に効果的に付属している水力手段により調整できる。滑らかな円筒形プレスローラー12は水平なニップ断面を得るようにアーチ形圧力シュー14にマッチして抑制されたクラウンローラーである。
【0026】
エンドレスベルト構造16はアーチ形圧力シュー14からプレスローラー12を分離しながら、ニップ10を通って閉じたループで延びている。濡れたプレス布18と紙シートに加工されつつある繊維質巻取り紙20は図1の矢印で指示されたようにニップ10を一緒に通過する。繊維質巻取り紙20は濡れたプレス布18によって支えられニップ10で滑らかな円筒形プレスローラー12と直接接触に入る。繊維質巻取り紙20と濡れたプレス布18は矢印で指示されるようにニップ10を通って進む。エンドレスベルト構造16も又矢印、即ち図1で描かれたように反時計方向、に指示されたように動き、アーチ形圧力シュー14に対する直接滑り接触から濡れたプレス布18を保護し、且つ潤滑油膜の上を滑動する。従って、エンドレスベルト構造16は油に対して不透性であらねばならず、それ故に濡れたプレス布18と繊維質巻取り紙20はそれによって汚染されることはないであろう。
【0027】
ベルト16の透視図は図2で与えられる。ベルト16は内側表面28と外側表面30を持つ。内側表面28は滑らかであるが、一方外側表面30は織物仕立てされてプレスニップ10の中の繊維質巻取り紙20からプレスされた水分の一時貯蔵用に多数の表面ギザギザを持つ。
【0028】
図3は図2の3−3線で示されたベルトの断面図である。断面はベルト16の横方向、即ち機械に直交する方向にとられている。外側表面30は多数の表面ギザギザ32を持ち、それにより外側表面30は織物様になっている。
【0029】
ベルト16は基礎構造40を含む。基礎構造40は図3で側面から見て横、即ち機械に直交する方向の糸42と、図3で断面で見られる縦、即ち機械方向の糸44から織られている。基礎構造40はエンドレスに織られたものとして描かれ、又横方向の糸42は、縦方向の糸44、二重織でエンドレス織り工程では横糸、の重なった対の上、下及び間を織っている縦糸として描かれている。然し、基礎構造40は平織で、続いて継ぎ目でエンドレスの形に連結されても良いことは理解されるべきである。更に基礎構造40は単層織、又は抄紙機布類の製造に使用されるどんな他の織りで織られても良いことも理解されるべきである。
【0030】
基礎構造40は他の手段として相互の交差点で共に結合した横と縦の糸の集合形の不織布であっても良い。更に、基礎構造40は編んだ又はより合わせた布、又はゴーチエ社の米国特許No.4,567,077で示された螺旋状に連結したベルトであっても良く、その教示はここで参照に組み入れた。基礎構造40はまたシート又は膜の形に重合樹脂材料から押出成型されても良く、それは続いて孔又はミシン目を開けられてもよい。尚代案として、基礎構造40はジョンソン社に一般譲渡された米国特許No.4,427,734に示されたような、網状布より成っても良く、その教示はここで参照に組み入れた。
【0031】
更に、基礎構造40はレックスフェルト社などに一般譲渡された米国特許No.5,360,656で示された方法に従って織られた、不織の、編んだ、より合わせた、押出成型された又は網状材料の帯を螺旋状に巻くことによって製造されても良く、その教示はここで参照に組み入れた。従って基礎構造40は螺旋状に巻かれた帯より成り、そこで各螺旋のターンは縦方向にエンドレスな基礎構造40を作っている連続継目により隣と連結される。
【0032】
ベルト16の内側表面28と外側表面30は、基礎構造40に含浸してベルト16に油と水に対する不透性を与える重合樹脂材料50により形成される。重合樹脂材料50はなるべくなら化学的に触媒で架橋結合されるか又は熱の印加で架橋結合されるかどちらかの反応性タイプでもよい。100%固形成分を持っている、即ち溶媒を欠いている、重合樹脂材料50が溶媒は硬化工程の間に気泡を発生する傾向があるので好まれる。100%固形成分を持っているポリウレタン樹脂が好まれる。
【0033】
図4は本発明のベルトを製造するのに使用される装置60の概略図である。装置60は、縦方向の張力下に基礎構造40を設置するため互いに相対的に運動できる、第一搬送ローラー62と第二搬送ローラー64から成る。第一搬送ローラー62と第二搬送ローラー64は共に基礎構造40が重合樹脂材料により含浸させられてコートされるような工程の間配置させられる支持構造を構成する。搬送ローラー62、64に代って、基礎構造40の長さに実質的に等しい外周を有している円筒形心棒が支持構造として使用されても良い。
【0034】
搬送ローラー62、64の一つ、又は円筒形心棒は多数の表面不規則性又は絶対滑らかさからの逸脱から成っている織物様表面を有する。
【0035】
いったん基礎構造40が第一と第二搬送ローラー62、64の周りに配置され、縦方向の張力下に置かれると、それは重合樹脂材料66でコートされる。これは図4の矢印で示されるように基礎構造40を動かすことにより、且つコーティング棒68から上流に重合樹脂材料66を施工することにより達成され、それで重合樹脂材料66の一様な厚さの層が基礎構造40の外側に塗布されるであろう。
【0036】
重合樹脂材料66は基礎構造40に完全に含浸し、そしてそこに通って基礎構造40の内側まで通過する、そこでそれは織物様表面を有している二つの搬送ローラー62、64の一つの織物様表面と接触する。この接触は基礎構造40の内側の重合樹脂材料66上に織物様表面の押印を作る。
【0037】
それで重合樹脂材料66は基礎構造40が支持構造上に残っている間に硬化させられる。支持構造からベルト16の最後の取外しを容易にするため、支持構造はポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)又はシリコーンのような物質でコートされる、それはその上の硬化された重合樹脂材料を容易に解放するであろう。
【0038】
そうして形成されたベルト16を支持構造から取外す前に、外側表面はそこに配置された重合樹脂材料の層に滑らかで一様な表面を与えるために研磨されてバフ掛けをされる。いったん支持構造から外されたベルト16はそこで、抄紙機への使用のため、滑らかな表面を内側に且つ織物様表面を外側にしつつ内側を外にひっくり返される。
【0039】
円筒形心棒、又は搬送ローラー62、64の少なくとも一つは織られた布の形のスリーブ様カバーにより織物様表面を与えられ、そのナックルはそこの上で製造されているベルト16の重合樹脂材料66のコーティングの上に織物様表面を押印するであろう。一つの斯かる布が以下に説明される。
【0040】
図5は本発明のベルトを製造する別の装置の概略図である。装置70は、縦方向の張力下に基礎構造40を設置するため互いに相対的に運動できる、第一搬送ローラー72と第二搬送ローラー74から成る。更に、第一搬送ローラー72と第二搬送ローラー74はコーティング工程の間基礎構造40のための支持構造を構成する。代案として、基礎構造40の長さに実質的に等しい外周を有している円筒形心棒が支持構造として使用されても良い。
【0041】
搬送ローラー72、74の両方とも、又は円筒形心棒は滑らかで研磨された表面を持つ。上記と同じく、これらはそれの上で硬化した重合樹脂材料を容易に解放するであろう物質でコートされる。
【0042】
いったん基礎構造40が第一と第二搬送ローラー72、74の周りに配置され、縦方向の張力下に置かれると、それは重合樹脂材料76でコートされる。上記の如く、これは図5の矢印で示されるように基礎構造40を動かすことにより、且つコーティング棒78から上流に重合樹脂材料76を施工することにより達成され、それで重合樹脂材料76の一様な厚さの層が基礎構造40の外側に塗布されるであろう。
【0043】
重合樹脂材料76は基礎構造40に完全に含浸し、そしてそこを通って基礎構造40の内側まで通過する、そこでそれは搬送ローラー72、74(又は円筒形心棒)の滑らかな表面と接触する。重合樹脂材料76は又基礎構造40の外側にも層を形成する。
【0044】
重合樹脂材料76はそれで基礎構造40が支持構造上に残っている間に硬化させられる。硬化後、重合樹脂材料76はそれに滑らかで一様な表面を与えるために研磨してバフ掛けさせられる。その後、重合樹脂材料76のコーティングを持つ基礎構造40は支持構造から取外され、裏返され(内側を外にひっくり返す)、そしてその内側の滑らかにコートされた表面で支持構造上に再び設置される。
【0045】
今はその内側表面にコーティングを有している基礎構造40は再び第一と第二搬送ローラー72、74により縦方向の張力下に置かれて、重合樹脂材料76でコートされる。上記の如く、これは図5の矢印で示される方法でその内側表面にコーティングを持っている基礎構造40を動かすことにより、且つコーティング棒78から上流に重合樹脂材料76を施工することにより達成され、それで重合樹脂材料76の一様な厚さの層が基礎構造40の外側に塗布されるであろう。重合樹脂材料76は基礎構造40の外側に層を形成する。
【0046】
織物仕立てのベルト80のような織物様表面を有している媒質が基礎構造40の外側の重合樹脂材料76の層にその織物様表面の模様を押印するようその外周の一部について二つの搬送ローラー72、74の一つ(又は円筒形心棒)の周りを包むように配置させられる。織物仕立てのベルト80は織られた布であり、そのナックルは基礎構造40上の重合樹脂材料76のコーティングに織物様表面を押印するであろう。
【0047】
重合樹脂材料76は基礎構造40が支持構造上に残っている間に硬化させられ、そして最後に、得られたベルト16は抄紙機上での使用のため支持構造から外される。
【0048】
図6は本発明の実行で使用され得る織物仕立てのベルト80の断面図である。織物仕立てのベルト80は縦糸と横糸の両方向とも重ゲージの木綿紐から織られている。図示されている織は交互に配列した二つの縦糸システムを用いた簡単な平織である。換言すれば、一つの縦糸82は一つの織機の巻軸から引出され、別の縦糸84は第二の織機の巻軸から引出される。織っている時、一つの巻軸はそれが機織り工程中に殆ど又は全く曲がらないように極度に高い張力でセットされる。第二の縦糸巻軸はそれが充分に曲がるように非常に小さな縦糸張力でセットされる。これは縦糸82のシステムが織物仕立てのベルト80の真ん中に直線で横たわる構造を作り出し、又縦糸84の第二のシステムは織物仕立てのベルト80の両側に突起86を作り出す。これらはコートされたベルトに望ましい織物地感を分与するのに使用される。横糸方向の糸88は縦糸82の上下どちらにもある。織られた構造のどちらの側もコートされた布表面に織物地感を分与するのに使用できるけれども、織物仕立てのベルト80は安定性を加えた織物仕立てのベルト80を提供するためその厚さの一部を通して重合樹脂材料90を含浸させられる。
【0049】
上記に対する修正は当業者には明白であろうが、当請求の範囲を越えて修正された発明をもたらすものではないであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】長尺ニッププレスの側断面図。
【図2】本発明の方法に従って作られたベルトの透視図。
【図3】図2の3−3で切り取ったベルトの断面図。
【図4】本発明のベルトを製造するのに使用される装置の概略図。
【図5】同じ目的で使用される別の装置の概略図。
【図6】本発明の実行で使用され得る織物仕立てのベルトの断面図。
(発明の属する技術分野)
本発明は原料の巻取り紙から、より詳しくは抄紙機上で紙生産中に処理されている繊維質巻取り紙から水分を抽出する機構に関する。明確には、本発明は織物様の外側表面を持っており且つ抄紙機上のシュータイプの長尺ニッププレス用に設計された樹脂含浸エンドレスベルト構造を製造する方法、及びその方法に従って製造されたベルト構造である。
【0002】
(従来の技術)
製紙工程中に、セルローズ繊維の繊維質巻取り紙は抄紙機の形成部において繊維性スラリーをその上に沈殿させることにより形成抄き網上に形成される。多量の水分が形成部においてスラリーから排出され、その後新しく形成された巻取り紙はプレス部に導かれる。プレス部は繊維質巻取り紙がそこから水分を除去するために加えられる圧縮力を受ける、一連のプレスニップを含んでいる。最後に巻取り紙はその周りに巻取り紙が案内される加熱された乾燥機ドラムを含む乾燥部に導かれる。加熱された乾燥機ドラムは紙製品を産出するのに望ましいレベルにまで蒸発によって巻取り紙の含水量を減少させる。
【0003】
高騰するエネルギー価格は巻取り紙が乾燥機部に入る前にできるだけ多くの水分を除去することがますます望まれるようになっている。乾燥機ドラムは屡々蒸気によって内部から加熱されているので、蒸気生産に掛かる費用は、特に多量の水分を巻取り紙から除く必要がある時にはかなりのものになり得る。
【0004】
従来は、プレス部は隣接する円筒形プレスローラーの対によって形成される一連のニップを含んでいた。近年は、シュータイプの長尺プレスニップの使用が隣接するプレスローラーの対により形成されるニップの使用よりも有利であることが見出されている。これはより長い時間巻取り紙がニップ中で圧力を受けることが出来、より多くの水分がそこから除かれることが出来、且つ従ってより少ない水分が乾燥機部で蒸発による除去のために巻取り紙中に残るであろうことによる。
【0005】
本発明はシュータイプの長尺ニッププレスに関する。この種の長尺ニッププレスでは、ニップは円筒形プレスローラーとアーチ形圧力シューの間で形成される。後者は円筒形プレスローラーのそれに近い曲率半径を持っている円筒状に凹んだ表面を持つ。ローラーとシューが互いに物理的に近接する関係になった時には、機械方向、即ち巻取り紙が抄紙機を通って移動する方向に、二つのプレスローラーの間に形成されるものよりも5乃至10倍長くできるニップが形成される。長尺ニップは従来の2ローラープレスにおけるそれよりも5乃至10倍長いから、長尺ニップ中の繊維質巻取り紙の所謂滞留時間は2ローラープレスで用いられるプレス力で平方インチ当たり同じレベルの圧力の下ではそれに対応して長くなる。この新しい長尺ニップ技術の結果は抄紙機上の従来のニップと比較した時に長尺ニップ中の繊維質巻取り紙の脱水の劇的な増加であった。
【0006】
シュータイプの長尺ニッププレスは米国特許No.5,238,537で示されるような特殊なベルトを必要とする。このベルトは固定された圧力シューの上の直接滑り接触から結果するであろう加速された摩耗から繊維質巻取り紙を支持し、搬送し且つ脱水するプレス布を保護するように設計される。斯かるベルトは潤滑油膜で固定されたシューの上に乗る、又は滑る、滑らかで不透性の内側表面を備えねばならない。ベルトはプレス布と略同じ速度でニップを通って動く、それによりプレス布はベルトの表面に対して最小量の擦りで済む。
【0007】
米国特許No.5,238,537で示される種類のベルトはエンドレスループの形をとる織られた基礎布に合成重合樹脂を含浸させることにより作られる。なるべくなら、樹脂は少なくともベルトの内側表面にある予め決められた厚さのコーティングを形作り、それで基礎布が織られている糸は長尺ニッププレスのアーチ形圧力シュー部品との直接接触から保護される。潤滑されたシューの上を容易に滑り且つプレス布や繊維質巻取り紙を汚染するどんな潤滑油もベルトの構造に浸透するのを防ぐことは明らかに滑らかで不透性の表面を持たねばならないこのコーティングである。
【0008】
米国特許No.5,238,537で示されるベルトの基礎布は一重又は多層織に単繊維糸から織られており、又含浸材が織物に完全に含浸するのを許すように充分に粗く織られている。これは最終ベルトにどんな隙間を形成する可能性も除去する。斯かる隙間はベルトとシューの間に使用される潤滑油がベルトを通過して且つプレス布や繊維質巻取り紙を汚染することを許すかも知れない。基礎布は平織であって続いてエンドレスの形に継ぎ合わされるか、又は筒状の形にエンドレス織りされてもよい。
【0009】
含浸材が固形状態に硬化されるとき、それは硬化した含浸材が基礎布の糸を取巻くように、機械的噛み合わせによって基礎布に先ず結合される。更に、硬化した含浸材と基礎布の糸の材質との間にある種の化学結合又は接着があるかも知れない。
【0010】
米国特許No.5,238,537で示されるもののようなそれらが取付けられる長尺ニッププレスのサイズの条件に依存している長尺ニッププレスベルトは、それらエンドレスループの形の周りを縦に測って、略13乃至35フィート(近似的に4乃至11メートル)の長さ、及びそれらの形を横に測って、略100乃至450インチ(近似的に250乃至1125センチメートル)の幅を有する。斯かるベルトの製造は基礎布が合成重合樹脂の含浸に先だってエンドレスであると云う必要条件によって複雑にされることは理解されるであろう。
【0011】
その内側表面ばかりでなく外側表面にもある予め決められた厚さの樹脂コーティングを持つベルトを提供することは屡々望ましい。ベルトの両側のコーティングによって、その織られた基礎布はベルトの曲げの中性軸に例え一致しなくても、より近付くであろう。斯かる情況で、ベルトが抄紙機上のローラー又は類似物の周りを通過の際に曲げられる時に起る内部応力がコーティングをベルトのどちらの側からか剥がすことを少なくするであろう。
【0012】
更に、ベルトの外側表面がある予め決められた厚さの樹脂コーティングを持つ場合、それは織られた基礎布のどの部分も露出させずにその表面上に溝、盲穴又はその他の空洞を形成することを可能にする。これらの特徴はプレスニップ中の巻取り紙からプレスされた水の一時的貯蔵を提供する。
【0013】
斯かる溝又は盲穴は樹脂コーティングの硬化に続く別の製造段階で彫り込み又は穴明けにより通常作製されることは理解されるであろう。
【0014】
本発明はこの独特な問題、即ち、これらの外側表面上に溝、盲穴及び同様な形の空隙容量を有している樹脂含浸エンドレスベルト構造を製造する従来技術の方法を特徴付ける、別の製造段階の必要性に対する一つの解答を与える。
【0015】
(発明の概要)
従って、本発明の目的はプレスニップ中の巻取り紙からプレスされた水の一時的貯蔵のための空隙容量を持つベルト構造の外側表面を備えた、織物様外側表面を有している樹脂含浸エンドレスベルト構造を製造する方法を提供するにある。織物様外側表面は従来技術の溝、盲穴及び同様なものを越えた改良を表現している。
【0016】
それ故、本発明は樹脂含浸エンドレスベルト構造を製造する方法、及び水、油及びその他の流体に不透性で、且つ巻取り紙からプレスされた水の一時的貯蔵のための多数のギザギザを持つ織物様外側表面を有しているエンドレスベルトが望ましい、抄紙工程で使用のための上記方法の結果としての製品である。
【0017】
本方法の第一の実施例では、内側と外側を有していて、エンドレスで重合樹脂材料浸透性のある基礎構造が支持構造の周りに置かれる。支持構造は織物様表面を持ち、又基礎構造を、その縦方向の張力下で設置するように適合させられる。“織物様”表面は互いに分離した別個の多数の突起要素を持つ。支持構造は一つの円筒形心棒か又は一対の搬送ローラーかのどちらでもよい。
【0018】
支持構造上にある間に、基礎構造は重合樹脂材料で完全に含浸させられる。重合樹脂材料は、基礎構造の外側の上に施工され、そして支持構造の織物様表面に接触し且つ基礎構造の内側上の重合樹脂材料に織物様表面の押印を与えるべくそこを完全に通過する。重合樹脂材料は又基礎構造の外側に一つの層も形成する。重合樹脂材料はそこで硬化させられ滑らかで一様な表面をそれに与えるよう研磨され、得られたベルトは支持構造から外される。ベルトは最後にベルトの外側に支持構造の織物様表面の押印が位置するよう内側を外にひっくり返される。
【0019】
本方法の第二の実施例では、内側と外側を有していて、エンドレスで重合樹脂材料浸透性のある基礎構造は支持構造の周りに置かれる。この実施例では、支持構造は滑らかで研磨された表面を持ち、又基礎構造を、その縦方向の張力下で設置するように適合させられる。支持構造は一つの円筒形心棒か又は一対の搬送ローラーかのどちらでもよい。
【0020】
支持構造上にある間に、基礎構造は重合樹脂材料で完全に含浸させられる。重合樹脂材料は、基礎構造の外側の上に施工され、そこを通って支持構造の滑らかで研磨された表面に接触するべく完全に通過し、且つ基礎構造の外側に一つの層も形成する。重合樹脂材料はそこで硬化させられ滑らかで一様な表面をそれに与えるよう研磨される。
【0021】
今一つの側にコートされた基礎構造はそこで支持構造から外され;その内側表面にコーティングが来るよう裏返され(内側を外にひっくり返す);そして支持構造の周りに据付けられる。重合樹脂材料が基礎構造の上に施工され、そこに一つの層を形成する。織られた布ベルトのような織物様表面を有している媒材が基礎構造の外側上の重合樹脂材料の層に対応する織物様表面を押印するのにそこで使用される。
【0022】
重合樹脂材料はそこで硬化させられ、そして得られたベルトは支持構造から外される。
【0023】
結局何れの方法に従って製造された時でも、製品のベルトは外側と内側を有しているエンドレスループの形の基礎構造より成る。重合樹脂材料は基礎構造に含浸して基礎構造に油及び水のような流体に対する不透性を与える。重合樹脂材料は又基礎構造の内側の上に内層を形成する。内層は滑らかな表面を持つ。基礎構造の外側の上には、重合樹脂材料は織物様表面を持っている支持構造によるか又は斯かる表面を持っているベルトによるかのどちらかで、その上に押印された織物様表面を持つ外層を形成する。
【0024】
本発明の幾つかの実施例が今、より完全な詳細を説明するであろう。以下の記述において、すぐ後で確認される図面類を屡々参照するであろう。
【0025】
(好ましい実施例の詳細説明)
抄紙機で紙生産中に加工されている繊維質巻取り紙を脱水する長尺ニッププレスが図1で側断面図で示されている。プレスニップ10は滑らかな円筒形プレスローラー12とアーチ形圧力シュー14により規定される。アーチ形圧力シュー14は円筒形プレスローラー12と略同じ曲率半径を持つ。円筒形プレスローラー12とアーチ形圧力シュー14の間の距離はニップ10の荷重を制御するためアーチ形圧力シュー14に効果的に付属している水力手段により調整できる。滑らかな円筒形プレスローラー12は水平なニップ断面を得るようにアーチ形圧力シュー14にマッチして抑制されたクラウンローラーである。
【0026】
エンドレスベルト構造16はアーチ形圧力シュー14からプレスローラー12を分離しながら、ニップ10を通って閉じたループで延びている。濡れたプレス布18と紙シートに加工されつつある繊維質巻取り紙20は図1の矢印で指示されたようにニップ10を一緒に通過する。繊維質巻取り紙20は濡れたプレス布18によって支えられニップ10で滑らかな円筒形プレスローラー12と直接接触に入る。繊維質巻取り紙20と濡れたプレス布18は矢印で指示されるようにニップ10を通って進む。エンドレスベルト構造16も又矢印、即ち図1で描かれたように反時計方向、に指示されたように動き、アーチ形圧力シュー14に対する直接滑り接触から濡れたプレス布18を保護し、且つ潤滑油膜の上を滑動する。従って、エンドレスベルト構造16は油に対して不透性であらねばならず、それ故に濡れたプレス布18と繊維質巻取り紙20はそれによって汚染されることはないであろう。
【0027】
ベルト16の透視図は図2で与えられる。ベルト16は内側表面28と外側表面30を持つ。内側表面28は滑らかであるが、一方外側表面30は織物仕立てされてプレスニップ10の中の繊維質巻取り紙20からプレスされた水分の一時貯蔵用に多数の表面ギザギザを持つ。
【0028】
図3は図2の3−3線で示されたベルトの断面図である。断面はベルト16の横方向、即ち機械に直交する方向にとられている。外側表面30は多数の表面ギザギザ32を持ち、それにより外側表面30は織物様になっている。
【0029】
ベルト16は基礎構造40を含む。基礎構造40は図3で側面から見て横、即ち機械に直交する方向の糸42と、図3で断面で見られる縦、即ち機械方向の糸44から織られている。基礎構造40はエンドレスに織られたものとして描かれ、又横方向の糸42は、縦方向の糸44、二重織でエンドレス織り工程では横糸、の重なった対の上、下及び間を織っている縦糸として描かれている。然し、基礎構造40は平織で、続いて継ぎ目でエンドレスの形に連結されても良いことは理解されるべきである。更に基礎構造40は単層織、又は抄紙機布類の製造に使用されるどんな他の織りで織られても良いことも理解されるべきである。
【0030】
基礎構造40は他の手段として相互の交差点で共に結合した横と縦の糸の集合形の不織布であっても良い。更に、基礎構造40は編んだ又はより合わせた布、又はゴーチエ社の米国特許No.4,567,077で示された螺旋状に連結したベルトであっても良く、その教示はここで参照に組み入れた。基礎構造40はまたシート又は膜の形に重合樹脂材料から押出成型されても良く、それは続いて孔又はミシン目を開けられてもよい。尚代案として、基礎構造40はジョンソン社に一般譲渡された米国特許No.4,427,734に示されたような、網状布より成っても良く、その教示はここで参照に組み入れた。
【0031】
更に、基礎構造40はレックスフェルト社などに一般譲渡された米国特許No.5,360,656で示された方法に従って織られた、不織の、編んだ、より合わせた、押出成型された又は網状材料の帯を螺旋状に巻くことによって製造されても良く、その教示はここで参照に組み入れた。従って基礎構造40は螺旋状に巻かれた帯より成り、そこで各螺旋のターンは縦方向にエンドレスな基礎構造40を作っている連続継目により隣と連結される。
【0032】
ベルト16の内側表面28と外側表面30は、基礎構造40に含浸してベルト16に油と水に対する不透性を与える重合樹脂材料50により形成される。重合樹脂材料50はなるべくなら化学的に触媒で架橋結合されるか又は熱の印加で架橋結合されるかどちらかの反応性タイプでもよい。100%固形成分を持っている、即ち溶媒を欠いている、重合樹脂材料50が溶媒は硬化工程の間に気泡を発生する傾向があるので好まれる。100%固形成分を持っているポリウレタン樹脂が好まれる。
【0033】
図4は本発明のベルトを製造するのに使用される装置60の概略図である。装置60は、縦方向の張力下に基礎構造40を設置するため互いに相対的に運動できる、第一搬送ローラー62と第二搬送ローラー64から成る。第一搬送ローラー62と第二搬送ローラー64は共に基礎構造40が重合樹脂材料により含浸させられてコートされるような工程の間配置させられる支持構造を構成する。搬送ローラー62、64に代って、基礎構造40の長さに実質的に等しい外周を有している円筒形心棒が支持構造として使用されても良い。
【0034】
搬送ローラー62、64の一つ、又は円筒形心棒は多数の表面不規則性又は絶対滑らかさからの逸脱から成っている織物様表面を有する。
【0035】
いったん基礎構造40が第一と第二搬送ローラー62、64の周りに配置され、縦方向の張力下に置かれると、それは重合樹脂材料66でコートされる。これは図4の矢印で示されるように基礎構造40を動かすことにより、且つコーティング棒68から上流に重合樹脂材料66を施工することにより達成され、それで重合樹脂材料66の一様な厚さの層が基礎構造40の外側に塗布されるであろう。
【0036】
重合樹脂材料66は基礎構造40に完全に含浸し、そしてそこに通って基礎構造40の内側まで通過する、そこでそれは織物様表面を有している二つの搬送ローラー62、64の一つの織物様表面と接触する。この接触は基礎構造40の内側の重合樹脂材料66上に織物様表面の押印を作る。
【0037】
それで重合樹脂材料66は基礎構造40が支持構造上に残っている間に硬化させられる。支持構造からベルト16の最後の取外しを容易にするため、支持構造はポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)又はシリコーンのような物質でコートされる、それはその上の硬化された重合樹脂材料を容易に解放するであろう。
【0038】
そうして形成されたベルト16を支持構造から取外す前に、外側表面はそこに配置された重合樹脂材料の層に滑らかで一様な表面を与えるために研磨されてバフ掛けをされる。いったん支持構造から外されたベルト16はそこで、抄紙機への使用のため、滑らかな表面を内側に且つ織物様表面を外側にしつつ内側を外にひっくり返される。
【0039】
円筒形心棒、又は搬送ローラー62、64の少なくとも一つは織られた布の形のスリーブ様カバーにより織物様表面を与えられ、そのナックルはそこの上で製造されているベルト16の重合樹脂材料66のコーティングの上に織物様表面を押印するであろう。一つの斯かる布が以下に説明される。
【0040】
図5は本発明のベルトを製造する別の装置の概略図である。装置70は、縦方向の張力下に基礎構造40を設置するため互いに相対的に運動できる、第一搬送ローラー72と第二搬送ローラー74から成る。更に、第一搬送ローラー72と第二搬送ローラー74はコーティング工程の間基礎構造40のための支持構造を構成する。代案として、基礎構造40の長さに実質的に等しい外周を有している円筒形心棒が支持構造として使用されても良い。
【0041】
搬送ローラー72、74の両方とも、又は円筒形心棒は滑らかで研磨された表面を持つ。上記と同じく、これらはそれの上で硬化した重合樹脂材料を容易に解放するであろう物質でコートされる。
【0042】
いったん基礎構造40が第一と第二搬送ローラー72、74の周りに配置され、縦方向の張力下に置かれると、それは重合樹脂材料76でコートされる。上記の如く、これは図5の矢印で示されるように基礎構造40を動かすことにより、且つコーティング棒78から上流に重合樹脂材料76を施工することにより達成され、それで重合樹脂材料76の一様な厚さの層が基礎構造40の外側に塗布されるであろう。
【0043】
重合樹脂材料76は基礎構造40に完全に含浸し、そしてそこを通って基礎構造40の内側まで通過する、そこでそれは搬送ローラー72、74(又は円筒形心棒)の滑らかな表面と接触する。重合樹脂材料76は又基礎構造40の外側にも層を形成する。
【0044】
重合樹脂材料76はそれで基礎構造40が支持構造上に残っている間に硬化させられる。硬化後、重合樹脂材料76はそれに滑らかで一様な表面を与えるために研磨してバフ掛けさせられる。その後、重合樹脂材料76のコーティングを持つ基礎構造40は支持構造から取外され、裏返され(内側を外にひっくり返す)、そしてその内側の滑らかにコートされた表面で支持構造上に再び設置される。
【0045】
今はその内側表面にコーティングを有している基礎構造40は再び第一と第二搬送ローラー72、74により縦方向の張力下に置かれて、重合樹脂材料76でコートされる。上記の如く、これは図5の矢印で示される方法でその内側表面にコーティングを持っている基礎構造40を動かすことにより、且つコーティング棒78から上流に重合樹脂材料76を施工することにより達成され、それで重合樹脂材料76の一様な厚さの層が基礎構造40の外側に塗布されるであろう。重合樹脂材料76は基礎構造40の外側に層を形成する。
【0046】
織物仕立てのベルト80のような織物様表面を有している媒質が基礎構造40の外側の重合樹脂材料76の層にその織物様表面の模様を押印するようその外周の一部について二つの搬送ローラー72、74の一つ(又は円筒形心棒)の周りを包むように配置させられる。織物仕立てのベルト80は織られた布であり、そのナックルは基礎構造40上の重合樹脂材料76のコーティングに織物様表面を押印するであろう。
【0047】
重合樹脂材料76は基礎構造40が支持構造上に残っている間に硬化させられ、そして最後に、得られたベルト16は抄紙機上での使用のため支持構造から外される。
【0048】
図6は本発明の実行で使用され得る織物仕立てのベルト80の断面図である。織物仕立てのベルト80は縦糸と横糸の両方向とも重ゲージの木綿紐から織られている。図示されている織は交互に配列した二つの縦糸システムを用いた簡単な平織である。換言すれば、一つの縦糸82は一つの織機の巻軸から引出され、別の縦糸84は第二の織機の巻軸から引出される。織っている時、一つの巻軸はそれが機織り工程中に殆ど又は全く曲がらないように極度に高い張力でセットされる。第二の縦糸巻軸はそれが充分に曲がるように非常に小さな縦糸張力でセットされる。これは縦糸82のシステムが織物仕立てのベルト80の真ん中に直線で横たわる構造を作り出し、又縦糸84の第二のシステムは織物仕立てのベルト80の両側に突起86を作り出す。これらはコートされたベルトに望ましい織物地感を分与するのに使用される。横糸方向の糸88は縦糸82の上下どちらにもある。織られた構造のどちらの側もコートされた布表面に織物地感を分与するのに使用できるけれども、織物仕立てのベルト80は安定性を加えた織物仕立てのベルト80を提供するためその厚さの一部を通して重合樹脂材料90を含浸させられる。
【0049】
上記に対する修正は当業者には明白であろうが、当請求の範囲を越えて修正された発明をもたらすものではないであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】長尺ニッププレスの側断面図。
【図2】本発明の方法に従って作られたベルトの透視図。
【図3】図2の3−3で切り取ったベルトの断面図。
【図4】本発明のベルトを製造するのに使用される装置の概略図。
【図5】同じ目的で使用される別の装置の概略図。
【図6】本発明の実行で使用され得る織物仕立てのベルトの断面図。
Claims (22)
- 織物様外側表面を有している樹脂含浸エンドレスベルトを製造する方法において、前記方法は:
a) エンドレスで重合樹脂材料浸透性のある基礎構造を準備すること、前記基礎構造は内側と外側を有しており;
b) 織物様表面を有している支持構造を準備すること、前記支持構造は、前記基礎構造を、その縦方向の張力下で設置するのに適合しており;
c) 前記支持構造の周りに前記基礎構造を設置すること、前記支持構造は前記基礎構造の縦方向に前記張力を与えており、前記基礎構造の前記内側は前記支持構造の前記織物様表面と接触しており;
d) 前記支持構造上の前記基礎構造の前記外側の上に重合樹脂材料を施工すること、前記重合樹脂材料は、前記基礎構造を完全に含浸してそこを通過し、それにより前記重合樹脂材料に前記織物様表面の押印を与えるよう前記支持構造の前記織物様表面と接触し、前記重合樹脂材料は前記基礎構造の前記外側上に層を形成しており;
e) 前記重合樹脂材料を硬化させてベルトを得ること;
f) 前記支持構造から得られた前記ベルトを取外すこと;及び
g) 前記ベルトの内側を外にひっくり返し、それにより前記ベルトの外側に前記織物様表面の押印を位置させること;
の上記各段階から成る方法。 - 更に段階e)とf)の間で、それに滑らかで一様な表面を与えるよう重合樹脂材料の前記層を研磨する段階より成っている請求項1に記載の方法。
- 織物様表面を有している前記支持構造が円筒形心棒であり、前記円筒形心棒が前記基礎構造の縦方向の長さと等しい外周を有しており、それ故前記基礎構造がその上に置かれた時縦方向の張力下にある、請求項1に記載の方法。
- 前記円筒形心棒がスリーブでカバーされており、前記スリーブが前記円筒形心棒に織物様表面を与える織られた布である、請求項3に記載の方法。
- 織物様表面を有している前記支持構造が一対の搬送ローラーであり、前記搬送ローラーの一つは前記織物様表面を有しており、前記搬送ローラーは互いに平行であって且つその周りに設置される前記基礎構造がその縦方向の張力下で設置されるように互いに離間できる、請求項1に記載の方法。
- 前記一対の搬送ローラーの一つがスリーブでカバーされており、前記スリーブが前記搬送ローラーに織物様表面を与える織られた布である、請求項5に記載の方法。
- 織物様外側表面を有している樹脂を含浸したエンドレスベルトを製造する方法において、前記方法は:
a) エンドレスで重合樹脂材料浸透性の基礎構造を準備すること、前記基礎構造は内側と外側を有しており;
b) 滑らかで研磨された表面を有している支持構造を準備すること、前記支持構造は、前記基礎構造を、その縦方向の張力下で設置するのに適合しており;
c) 前記支持構造の周りに前記基礎構造を設置すること、前記支持構造は前記基礎構造の縦方向に前記張力を与えており、前記基礎構造の前記内側は前記支持構造の前記滑らかで研磨された表面と接触しており;
d) 前記支持構造上の前記基礎構造の前記外側の上に重合樹脂材料を施工すること、前記重合樹脂材料は、前記基礎構造に完全に含浸してそこを通過し、前記重合樹脂材料は前記基礎構造の前記外側上に層を形成しており;
e) 前記重合樹脂材料を硬化させて構造体を得ること;
f) 前記支持構造から得られた構造体を取外すこと;
g) 前記重合樹脂材料の前記層がそれの内側に位置するように、得られた構造体の内側を外にひっくり返すこと;
h) 前記支持構造の周りに前記ひっくり返した構造体を戻すこと、前記支持構造は前記ひっくり返した構造体にそれの縦方向に前記張力を与え、前記基礎構造のひっくり返した後の内側となった前記重合樹脂材料の前記層は前記支持構造の前記滑らかで研磨された表面と接触しており;
i) 織物様表面を有している媒体を準備すること;
j) 前記基礎構造の外側となった面上に重合樹脂材料を施工することにより、重合樹脂材料は前記基礎構造のこの外側となった面上に層を形成しており;
k) 前記層に織物様表面を与えるよう前記基礎構造の前記外側となった面上の前記重合樹脂材料の前記層に織物様表面を持っている前記媒体を押しつけること;
l) 前記重合樹脂材料を硬化させて樹脂を含浸したエンドレスベルトを得ること;及び
m) 得られた前記エンドレスベルトを前記支持構造から取外すこと;
の上記各段階から成る方法。 - 更に段階e)とf)の間で、それに滑らかで一様な表面を与えるよう重合樹脂材料の前記層を研磨する段階より成っている請求項7に記載の方法。
- 滑らかで研磨された表面を有している前記支持構造が円筒形心棒であり、前記円筒形心棒が前記基礎構造の縦方向の長さと等しい外周を有しており、それ故前記基礎構造がその上に置かれた時縦方向の張力下にある、請求項7に記載の方法。
- 前記支持構造が滑らかで研磨された表面を有している一対の搬送ローラーであり、前記搬送ローラーは互いに平行であって且つその周りに設置される前記基礎構造がその縦方向の張力下で設置されるように互いに離間できる、請求項7に記載の方法。
- 織物様表面を有している前記媒体が織物仕立てのベルトである請求項7に記載の方法。
- 織物様表面を有している前記媒体が織物仕立てのベルトであって、前記織物仕立てのベルトが前記重合樹脂材料の層に織物様表面を与えるよう前記円筒形心棒の外周の一部の周りを包んでいる、請求項9に記載の方法。
- 織物様表面を有している前記媒体が織物仕立てのベルトであって、前記織物仕立てのベルトが前記重合樹脂材料の層に織物様表面を与えるよう前記一対の搬送ローラーの一つの外周の一部の周りを包んでいる、請求項10に記載の方法。
- シュータイプのニッププレス用の樹脂含浸エンドレスベルトにおいて、前記樹脂含浸エンドレスベルトが:
(1)基礎構造、前記基礎構造はエンドレスループの形で且つ外側と内側を有している;及び
(2)前記基礎構造に含浸して前記基礎構造に流体に対する不透性を与えている重合樹脂材料からなり;前記重合樹脂材料は前記基礎構造の前記内側に内層を形成して、前記内層は滑らかな表面を有しており;且つ前記重合樹脂材料は前記基礎構造の前記外側に外層を形成して、前記外層の表面が織られた布の押印より成っており、前記布はその片側に多数のナックル形成用突起を作り出す糸から織られ、前記突起により前記外層の前記表面上には多数の凹みが形成されており、前記凹みは前記外層において互いに別個に間隔を置いたナックル形状の押印である;
ことからなる上記ベルト。 - 前記基礎構造が織られた布である請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。
- 前記基礎構造が不織布である請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。
- 前記基礎構造が編まれた布である請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。
- 前記基礎構造が重合樹脂材料の押出成型されたシートである請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。
- 前記基礎構造が押出成型された網状布である請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。
- 前記基礎構造が、螺旋体が連結して得られた布である請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。
- 前記基礎構造が、螺旋状に巻かれた帯材料から形成され、前記基礎構造は縦方向にエンドレスになっており、前記帯材料は織られた布、不織布、編まれた布、重合体材料の押出成型されたシート及び押出成型された網状布より成っているグループから選択されている、請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。
- 前記重合樹脂材料がポリウレタンである請求項14に記載の樹脂含浸エンドレスベルト。
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