JP3881156B2 - 180度分配器 - Google Patents
180度分配器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3881156B2 JP3881156B2 JP2000146785A JP2000146785A JP3881156B2 JP 3881156 B2 JP3881156 B2 JP 3881156B2 JP 2000146785 A JP2000146785 A JP 2000146785A JP 2000146785 A JP2000146785 A JP 2000146785A JP 3881156 B2 JP3881156 B2 JP 3881156B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main surface
- substrate
- main
- slot line
- ground conductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Waveguides (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は180度分配器、特に半導体素子で構成された180度分配器の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の携帯機器、無線装置等の急増により、実装基板の小形軽量化及び高周波における信号の減衰防止、低ノイズ化等の要求が急速に強まり、特にミリ波帯においてはこれらの実現が急務となっている。そこで、ICチップの実装方法も従来のワイヤボンディングからフリップチップ方式に変わりつつある。このフリップチップ方式は最小限の接続用金属(バンプ)を介して、チップと基板を直接実装する実装方式である。
【0003】
このフリップチップでは基板との接続部がチップの下にあるため、余分な面積を必要としない。また、フリップチップでは面状にバンプを配置することができるので、同一面積に対して大幅な多ピン化が可能である。さらにバンプ接続することで、接続長が大幅に短縮されるため、従来のワイヤボンディングにおけるインダクタンス成分の影響を抑え、かつ工作時のばらつきを抑制することができる。
【0004】
これらは例えば、高密度実装の最新動向(株式会社東レリサーチセンタ、1998年2月1日発行)に記載されている。
【0005】
次に分布定数線路を用いた180度分配器について述べる。分布定数線路を用いた180度分配器には、図16に示すような基板の表裏にそれぞれにパターン化されたマイクロストリップ線路6とそのマイクロストリップ線路に直交するスロット線路4の立体結合形のものがある。図17は図16のA−A線に沿った断面図である。図において、4は基板の裏面に設けられたスロット線路であり、6は基板の表面に設けられたマイクロストリップ線路である。マイクロストリップ線路6の磁界と、マイクロストリップ線路に直交する方向のスロット線路4の磁界は互いに同じ向きになり、互いの磁界最大点で結合する。
【0006】
端子T1からのスロット線路4への入力波は、磁界結合によりマイクロストリップ線路6に結合する。そして入力波は等振幅かつ180度の位相差で2つの端子T2、T3に分配される。これらは電子情報通信学会信学技報MW97−71(1997−07)51〜56頁に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の180度分配器では、基板裏面をスロット線路にするため、基板を実装する金属パッケージにくぼみを設け、スロット部分と金属が接しないようにする必要があった。このため、基板裏面全体を金属パッケージに接触させて固定する場合に比べて接触面積が小さくなり、パッケージの金属と基板の熱膨張係数の違い等により、実装及び電気特性への信頼性が低くなる問題がある。
【0008】
この発明はかかる課題を解決するためになされたもので、従来の基板表裏の結合ではなく、主基板上に配置した線路と、フリップチップ実装した小基板に配置した線路との結合により180度分配器を構成し、製造が簡易で、また低価格でかつ高信頼性を有する180度分配器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的に鑑み、この発明は、入力用および分配用の2本のマイクロストリップ線路とこれらのそれぞれに直交するスロット線路により構成される180度分配器であって、一方の主面に上記入力用および分配用の2本のマイクロストリップ線路を設け、上記一方の主面と反対側の他方の主面にグランド導体を設け、さらに上記グランド導体に電気的に接続されると共に上記一方の主面と他方の主面の間を電気的に接続する複数のバイアホールを設けた主基板と、一方の主面に上記スロット線路を設けた小基板と、上記スロット線路と上記2本のマイクロストリップ線路とが各々の磁界が最大になる点で直交するように、かつ上記小基板の一方の主面が上記主基板の一方の主面と対向するように上記小基板を上記主基板上にフリップチップ実装するための、上記主基板の一方の主面に現れた上記バイアホールを上記小基板の一方の主面のスロット線路のグランド導体に接続するバンプと、を備えたことを特徴とする180度分配器にある。
【0010】
また、入力用および分配用の2本のマイクロストリップ線路とこれらのそれぞれに直交するスロット線路により構成される180度分配器であって、一方の主面に上記入力用および分配用の2本のマイクロストリップ線路を設け、上記一方の主面と反対側の他方の主面にグランド導体を設け、さらに上記グランド導体に電気的に接続されると共に上記一方の主面と他方の主面の間を電気的に接続する複数のバイアホールを設けた主基板と、一方の主面に上記スロット線路を設け、さらに上記スロット線路のグランド導体に電気的に接続されると共に上記一方の主面とこの一方の主面と反対側の他方の主面の間を電気的に接続する複数のバイアホールを設けた小基板と、上記スロット線路と上記2本のマイクロストリップ線路とが各々の磁界が最大になる点で直交するように、かつ上記小基板の他方の主面が上記主基板の一方の主面と対向するように上記小基板を上記主基板上にフリップチップ実装するための、上記小基板の他方の主面に現れた上記バイアホールと上記主基板の一方の主面に現れた上記バイアホールとを接続するバンプと、を備えたことを特徴とする180度分配器にある。
【0011】
また、2本のマイクロストリップ線路と直交するスロット線路の結合部近傍におけるスロット線路のグランド導体の一部にグランド導体削除部を設けたことを特徴とする。
【0012】
また、入力用および分配用の2本のコプレナ線路とこれらのそれぞれに直交するスロット線路により構成される180度分配器であって、一方の主面に上記入力用および分配用の2本のコプレナ線路を設けた主基板と、一方の主面に上記スロット線路を設けた小基板と、上記スロット線路と上記2本のコプレナ線路とが各々の磁界が最大になる点で交差するように、かつ上記小基板の一方の主面が上記主基板の一方の主面と対向するように上記小基板を上記主基板上にフリップチップ実装するための、上記スロット線路のグランド導体と上記コプレナ線路のグランド導体を接続するバンプを含む電気的接続手段と、を備えたことを特徴とする180度分配器にある。
【0013】
また、入力用および分配用の2本のコプレナ線路とこれらのそれぞれに直交するスロット線路により構成される180度分配器であって、一方の主面に上記入力用および分配用の2本のコプレナ線路を設けた主基板と、一方の主面に上記スロット線路を設け、さらに上記スロット線路のグランド導体に電気的に接続されると共に上記一方の主面とこの一方の主面と反対側の他方の主面の間を電気的に接続する複数のバイアホールを設けた小基板と、上記スロット線路と上記2本のコプレナ線路とが各々の磁界が最大になる点で交差するように、かつ上記小基板の一方の主面と反対側の他方の主面が上記主基板の一方の主面と対向するように上記小基板を上記主基板上にフリップチップ実装するための、上記小基板の他方の主面に現れた上記バイアホールを上記主基板の一方の主面のコプレナ線路のグランド導体に接続するバンプと、を備えたことを特徴とする180度分配器にある。
【0014】
また、2本のコプレナ線路と直交するスロット線路の結合部近傍におけるスロット線路のグランド導体の一部にグランド導体削除部を設けたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図3はこの発明の実施の形態1による180度分配器の図である。図1はフリップチップ実装する小基板の下面図である。100は小基板、1は小基板の下面、4はスロット線路、4Aはグランド導体、9はバンプである。また図2は主基板の上面図であり、200は主基板、3は主基板の上面、5は入力用マイクロストリップ線路、6は180度分配用の分配用マイクロストリップ線路である。
【0017】
図3は図1及び図2で示した2つの基板をフリップチップ実装した図であり、(a)は両基板の線路の位置関係を示す図、(b)は全体の側面断面図である。ここでスロット線路4とマイクロストリップ線路5、6とが各々の磁界が最大になる点で交差するように小基板100を主基板200上に実装する。また、スロット線路4のグランド導体4Aは主基板200の下面のグランド導体GとバイアホールHを介して同電位としている。なお、各実施の形態で同一もしくは相当部分は同一符号で示す。
【0018】
次に動作を説明する。入力用マイクロストリップ線路5から信号を入力すると、スロット線路4との交差部X1(図3の(b)参照)で磁界結合する。次にスロット線路4と分配用マイクロストリップ線路6との交差部X2で再び磁界結合し、入力波は等振幅かつ180度の位相差で2つの端子T2、T3に分配される。
【0019】
ここで主基板200と小基板100の重なり合う部分では、図4に示すトリプレート線路(TR部参照)のモードが生じてしまう。そこで、グランド用のバンプ9を多数配置し、不要モードの抑制を図っている。
【0020】
この180度分配器の構成では、実装する金属パッケージの特別な加工や多層基板を用いることなく、平面回路に他のアクティブ素子と同じ実装法により実装できるため、製造が簡易で、低価格で、かつ特性が安定した高信頼性を得ることが可能である。
【0021】
実施の形態2.
図5〜図7はこの発明の実施の形態2による180度分配器の図である。図5はフリップチップ実装する小基板の上面図である。2は小基板の上面ある。また、図6は主基板の上面図である。図7は図5及び図6で示した2つの基板をフリップチップ実装した図であり、(a)は両基板の線路の位置関係を示す図、(b)は全体の側面断面図である。ここでスロット線路4とマイクロストリップ線路5、6とが各々の磁界が最大になる点で交差するように小基板100を主基板200上に実装する。また、スロット線路4のグランド導体4Aは主基板200の下面のグランド導体GとバイアホールHを介して同電位としている。
【0022】
動作は実施の形態1と同様であるが、実施の形態1に加えて、小基板100に設けたスロット線路4が上面にあるため、組立後に特性の調整が可能であるというさらなる特徴がある。
【0023】
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3による180度分配器を構成する小基板の図である。動作は上記実施の形態と同様である。ただし、前述したように主基板と小基板の重なり合う部分では、図4で説明したようにトリプレート線路のモードが生じてしまう。そこで、グランド用のバンプを多数配置するとともに、図8に示すように、マイクロストリップ線路5、6と直交するスロット線路4の結合部近傍におけるスロット線路4のグランド導体4Aの一部にグランド導体削除部10を設けることで不要モードの抑制を図っている。これは上記実施の形態1、2いずれにも適用可能である。
【0024】
この180度分配器の構成では、上記実施の形態に加えて、トリプレート線路の不要モードをよりよく抑制できるという特徴がある。
【0025】
実施の形態4.
図9〜図11はこの発明の実施の形態4による180度分配器の図である。図9はフリップチップ実装する小基板の下面図である。100は小基板、1は小基板の下面、4はスロット線路、4Aはグランド導体、9はバンプである。また図10は主基板の上面図であり、200は主基板、3は主基板の上面、7は入力用コプレナ線路、8は180度分配用の分配用コプレナ線路である。
【0026】
図11は図9及び図10で示した2つの基板をフリップチップ実装した図であり、(a)は両基板の線路の位置関係を示す図、(b)は全体の側面断面図である。ここでスロット線路4とコプレナ線路7、8とが各々の磁界が最大になる点で交差するように小基板100を主基板200上に実装する。また、スロット線路4のグランド導体4Aは主基板200の上面のコプレナ線路7,8のグランド導体78とバンプ9を介して同電位としている。
【0027】
次に動作を説明する。入力用コプレナ線路7から信号を入力すると、スロット線路4との交差部X1(図11の(b)参照)で磁界結合する。次にスロット線路4と分配用コプレナ線路8との交差部X2で再び磁界結合し、入力波は等振幅かつ180度の位相差で2つの端子T2、T3に分配される。
【0028】
この主基板200と小基板100の重なり合う部分では、グランド用のバンプ9を多数配置するとともに、コプレナ線路7、8を用いることで図4で説明したようなトリプレートのような不要なモードの抑制を図っている。
【0029】
この180度分配器の構成では、上記実施の形態と同様に実装する金属パッケージの特別な加工や多層基板を用いることなく、平面回路に他のアクティブ素子と同じ実装法により実装できるため、製造が簡易で、低価格で、かつ特性が安定した高信頼性を得ることが可能であると共に、コプレナ線路を用いることでトリプレートのような不要なモードをさらに抑制でき、なおかつ両方の基板のクランドを接続するための構造が簡単になる。
【0030】
実施の形態5.
図12〜図14はこの発明の実施の形態5による180度分配器の図である。図12はフリップチップ実装する小基板の上面図である。2は小基板の上面ある。また、図13は主基板の上面図である。図14は図12及び図13で示した2つの基板をフリップチップ実装した図であり、(a)は両基板の線路の位置関係を示す図、(b)は全体の側面断面図である。ここでスロット線路4とコプレナ線路7、8とが各々の磁界が最大になる点で交差するように小基板100を主基板200上に実装する。また、スロット線路4のグランド導体4Aは主基板200の上面のグランド導体78とバイアホールHを介して同電位としている。
【0031】
動作は実施の形態4と同様であるが、実施の形態4に加えて、小基板100に設けたスロット線路4が上面にあるため、組立後に特性の調整が可能であるというさらなる特徴がある。
【0032】
実施の形態6.
図15はこの発明の実施の形態6による180度分配器を構成する小基板の図である。動作は上記実施の形態4、5と同様である。ただし、前述したように主基板と小基板の重なり合う部分では、図4で説明したようにトリプレート線路のモードが生じてしまう。そこで、グランド用のバンプを多数配置するとともに、図15に示すように、コプレナ線路7、8と直交するスロット線路4の結合部近傍におけるスロット線路4のグランド導体4Aの一部にグランド導体削除部10を設けることで不要モードの抑制を図っている。これは上記実施の形態4、5いずれにも適用可能である。
【0033】
この180度分配器の構成では、上記実施の形態に加えて、トリプレート線路の不要モードをよりよく抑制できるという特徴がある。
【0034】
実施の形態7.
上記実施の形態1〜6では特に主基板200及び小基板100の基板材料については言及していないが、小基板100を誘電率のより高い材料で形成することで波長短縮率が大きくなり、等価的にスロット線路4の線路長を短くすることができる。これにより、小基板100のサイズを小さくすることができる。主基板200と小基板100の材料を異にすることは、従来の同一基板の表裏を用いた分配器では実現できない構成である。
【0035】
この180度分配器の構成では、小基板100を誘電率のより高い材料で形成することで、これの小型化が可能である。
【0036】
なお、上記各実施の形態において、バンプ9、バイアホールH等が小基板100を主基板200上にフリップチップ実装するための電気的接続手段を構成する。
【0037】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、入力用および分配用の2本のマイクロストリップ線路とこれらのそれぞれに直交するスロット線路により構成される180度分配器であって、上面に上記入力用および分配用の2本のマイクロストリップ線路を設けた主基板と、下面に上記スロット線路を設けた小基板と、この小基板を上記主基板上にフリップチップ実装するための電気的接続手段と、を備えたことを特徴とする180度分配器としたので、実装する金属パッケージの特別な加工や多層基板を用いることなく、平面回路に他のアクティブ素子と同じ実装法により実装できるため、製造が簡易で、低価格で、かつ特性が安定した高信頼性を得ることが可能である。
【0038】
また上記180度分配器において、小基板の上面にスロット線路を設けたので、さらに装置の組立後に特性の調整等が可能である。
【0039】
また上記180度分配器において、2本のマイクロストリップ線路と直交するスロット線路の結合部近傍におけるスロット線路のグランド導体の一部にグランド導体削除部を設けたので、さらにトリプレート線路の不要モードをよりよく抑制できる。
【0040】
また、入力用および分配用の2本のコプレナ線路とこれらのそれぞれに直交するスロット線路により構成される180度分配器であって、上面に上記入力用および分配用の2本のコプレナ線路を設けた主基板と、下面に上記スロット線路を設けた小基板と、この小基板を上記主基板上にフリップチップ実装するための電気的接続手段と、を備えたことを特徴とする180度分配器としたので、実装する金属パッケージの特別な加工や多層基板を用いることなく、平面回路に他のアクティブ素子と同じ実装法により実装できるため、製造が簡易で、低価格で、かつ特性が安定した高信頼性を得ることが可能であると共に、コプレナ線路を用いることでトリプレートのような不要なモードをさらに抑制でき、なおかつ両方の基板のクランドを接続するための構造が簡単になる。
【0041】
また上記180度分配器において、小基板の上面にスロット線路を設けたので、さらに装置の組立後に特性の調整等が可能である。
【0042】
また上記180度分配器において、2本のコプレナ線路と直交するスロット線路の結合部近傍におけるスロット線路のグランド導体の一部にグランド導体削除部を設けたので、さらにトリプレート線路の不要モードをよりよく抑制できる。
【0043】
また上記全ての各180度分配器において、小基板を誘電率がより高い材料で形成するようにしたので、小基板の小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による180度分配器のフリップチップ実装する小基板の下面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による180度分配器の主基板の上面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による180度分配器の基板をフリップチップ実装した状態を説明するための図である。
【図4】 トリプレートモード部を説明するための図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による180度分配器のフリップチップ実装する小基板の上面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による180度分配器の主基板の上面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2による180度分配器の基板をフリップチップ実装した状態を説明するための図である。
【図8】 この発明の実施の形態3による180度分配器のフリップチップ実装する小基板の下面または上面図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による180度分配器のフリップチップ実装する小基板の下面図である。
【図10】 この発明の実施の形態4による180度分配器の主基板の上面図である。
【図11】 この発明の実施の形態4による180度分配器の基板をフリップチップ実装した状態を説明するための図である。
【図12】 この発明の実施の形態5による180度分配器のフリップチップ実装する小基板の上面図である。
【図13】 この発明の実施の形態5による180度分配器の主基板の上面図である。
【図14】 この発明の実施の形態5による180度分配器の基板をフリップチップ実装した状態を説明するための図である。
【図15】 この発明の実施の形態6による180度分配器のフリップチップ実装する小基板の下面または上面図である。
【図16】 従来の180度分配器の表面と裏面に形成された線路の位置関係を示す図である。
【図17】 図16のA−A線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 下面、2,3上面、4 スロット線路、4A,78,G グランド導体、5 入力用マイクロストリップ線路、6 分配用マイクロストリップ線路、7 入力用コプレナ線路、8 分配用コプレナ線路、9 バンプ、10 グランド導体削除部、H バイアホール、TR トリプレート部、X1,X2 交差部、100 小基板、200 主基板。
Claims (6)
- 入力用および分配用の2本のマイクロストリップ線路とこれらのそれぞれに直交するスロット線路により構成される180度分配器であって、
一方の主面に上記入力用および分配用の2本のマイクロストリップ線路を設け、上記一方の主面と反対側の他方の主面にグランド導体を設け、さらに上記グランド導体に電気的に接続されると共に上記一方の主面と他方の主面の間を電気的に接続する複数のバイアホールを設けた主基板と、
一方の主面に上記スロット線路を設けた小基板と、
上記スロット線路と上記2本のマイクロストリップ線路とが各々の磁界が最大になる点で直交するように、かつ上記小基板の一方の主面が上記主基板の一方の主面と対向するように上記小基板を上記主基板上にフリップチップ実装するための、上記主基板の一方の主面に現れた上記バイアホールを上記小基板の一方の主面のスロット線路のグランド導体に接続するバンプと、
を備えたことを特徴とする180度分配器。 - 入力用および分配用の2本のマイクロストリップ線路とこれらのそれぞれに直交するスロット線路により構成される180度分配器であって、
一方の主面に上記入力用および分配用の2本のマイクロストリップ線路を設け、上記一方の主面と反対側の他方の主面にグランド導体を設け、さらに上記グランド導体に電気的に接続されると共に上記一方の主面と他方の主面の間を電気的に接続する複数のバイアホールを設けた主基板と、
一方の主面に上記スロット線路を設け、さらに上記スロット線路のグランド導体に電気的に接続されると共に上記一方の主面とこの一方の主面と反対側の他方の主面の間を電気的に接続する複数のバイアホールを設けた小基板と、
上記スロット線路と上記2本のマイクロストリップ線路とが各々の磁界が最大になる点で直交するように、かつ上記小基板の他方の主面が上記主基板の一方の主面と対向するように上記小基板を上記主基板上にフリップチップ実装するための、上記小基板の他方の主面に現れた上記バイアホールと上記主基板の一方の主面に現れた上記バイアホールとを接続するバンプと、
を備えたことを特徴とする180度分配器。 - 2本のマイクロストリップ線路と直交するスロット線路の結合部近傍におけるスロット線路のグランド導体の一部にグランド導体削除部を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の180度分配器。
- 入力用および分配用の2本のコプレナ線路とこれらのそれぞれに直交するスロット線路により構成される180度分配器であって、
一方の主面に上記入力用および分配用の2本のコプレナ線路を設けた主基板と、
一方の主面に上記スロット線路を設けた小基板と、
上記スロット線路と上記2本のコプレナ線路とが各々の磁界が最大になる点で交差するように、かつ上記小基板の一方の主面が上記主基板の一方の主面と対向するように上記小基板を上記主基板上にフリップチップ実装するための、上記スロット線路のグランド導体と上記コプレナ線路のグランド導体を接続するバンプを含む電気的接続手段と、
を備えたことを特徴とする180度分配器。 - 入力用および分配用の2本のコプレナ線路とこれらのそれぞれに直交するスロット線路により構成される180度分配器であって、
一方の主面に上記入力用および分配用の2本のコプレナ線路を設けた主基板と、
一方の主面に上記スロット線路を設け、さらに上記スロット線路のグランド導体に電気的に接続されると共に上記一方の主面とこの一方の主面と反対側の他方の主面の間を電気的に接続する複数のバイアホールを設けた小基板と、
上記スロット線路と上記2本のコプレナ線路とが各々の磁界が最大になる点で交差するように、かつ上記小基板の一方の主面と反対側の他方の主面が上記主基板の一方の主面と対向するように上記小基板を上記主基板上にフリップチップ実装するための、上記小基板 の他方の主面に現れた上記バイアホールを上記主基板の一方の主面のコプレナ線路のグランド導体に接続するバンプと、
を備えたことを特徴とする180度分配器。 - 2本のコプレナ線路と直交するスロット線路の結合部近傍におけるスロット線路のグランド導体の一部にグランド導体削除部を設けたことを特徴とする請求項4または5に記載の180度分配器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000146785A JP3881156B2 (ja) | 2000-05-18 | 2000-05-18 | 180度分配器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000146785A JP3881156B2 (ja) | 2000-05-18 | 2000-05-18 | 180度分配器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001326508A JP2001326508A (ja) | 2001-11-22 |
JP3881156B2 true JP3881156B2 (ja) | 2007-02-14 |
Family
ID=18653069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000146785A Expired - Fee Related JP3881156B2 (ja) | 2000-05-18 | 2000-05-18 | 180度分配器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3881156B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007013809A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 高周波用のバラン |
JP2007088864A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Anten Corp | アンテナ |
FR2904481A1 (fr) * | 2006-07-31 | 2008-02-01 | Thomson Licensing Sas | Antenne de type fente a amplificateurs integres |
JP5217947B2 (ja) * | 2008-11-19 | 2013-06-19 | 日本電気株式会社 | 高周波機能素子構造及び高周波機能部品 |
GB2503226A (en) * | 2012-06-19 | 2013-12-25 | Bae Systems Plc | A Balun for dividing an input electrical signal wherein the width of at least one of the input line, slotline and output line varies over the length |
GB2503225B (en) | 2012-06-19 | 2020-04-22 | Bae Systems Plc | Balun |
-
2000
- 2000-05-18 JP JP2000146785A patent/JP3881156B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001326508A (ja) | 2001-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7649499B2 (en) | High-frequency module | |
US11424196B2 (en) | Matching circuit for integrated circuit die | |
JP2008010859A (ja) | 半導体装置 | |
US11742311B2 (en) | Integrated circuit and electronic device comprising a plurality of integrated circuits electrically coupled through a synchronization signal | |
JPH1131784A (ja) | 非接触icカード | |
US20230162080A1 (en) | Quantum device | |
JP2020043537A (ja) | オンチップアンテナ | |
JP3881156B2 (ja) | 180度分配器 | |
US7109583B2 (en) | Mounting with auxiliary bumps | |
CN215299243U (zh) | 具有耦合面的集成电路、电子设备以及具有印刷电路板的设备 | |
US20140179127A1 (en) | Interconnection device for electronic circuits, notably microwave electronic circuits | |
US7098531B2 (en) | Jumper chip component and mounting structure therefor | |
KR20040030509A (ko) | 초박형 고속 플립칩 패키지 | |
US20180103541A1 (en) | Electrical interface for package and die | |
JP6465451B1 (ja) | 電子回路 | |
JP4171218B2 (ja) | 表面実装モジュール | |
CN102074555A (zh) | 倒装芯片构造中的器件和互连 | |
JP3580173B2 (ja) | 高周波無線用フリップチップ実装体 | |
JP2002299501A (ja) | モノリシックミリ波集積回路およびその製造方法 | |
CN220173721U (zh) | 一种超导量子芯片 | |
JP3913937B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP3470052B2 (ja) | 高周波用部品の接続構造 | |
JP3889210B2 (ja) | バトラーマトリクス | |
JP2661570B2 (ja) | 高周波装置 | |
JPH06140462A (ja) | 半導体装置のパッケージ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040624 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060425 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060626 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060725 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060921 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061107 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061109 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |